JP2662501B2 - 離散的コサイン変換及び逆変換のための集積回路プロセッサ - Google Patents

離散的コサイン変換及び逆変換のための集積回路プロセッサ

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JP2662501B2
JP2662501B2 JP2123894A JP2123894A JP2662501B2 JP 2662501 B2 JP2662501 B2 JP 2662501B2 JP 2123894 A JP2123894 A JP 2123894A JP 2123894 A JP2123894 A JP 2123894A JP 2662501 B2 JP2662501 B2 JP 2662501B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路プロセッサに
関し、特に、正逆順演算可能な離散的コサイン変換用の
集積回路プロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】離散的コサイン変換 ( Discrete Cosine
Transform、以下「DCT」という)及びその逆変換
( Inverse Discrete Cosine Transform、以下「IDC
T」という)は、それぞれデジタル画像の圧縮過程や復
元過程で用いられる。デジタル画像の圧縮過程におい
て、通常、画像は多数の8×8画素のブロックに細分さ
れた後、各ブロックに毎に逐一DCT変換が行われて周
波数領域のデータに変換される。また復元過程において
は、周波数領域のデータがIDCTをへて画像データに
復元される。
【0003】因みに二次元DCT/IDCTを実行する
場合、先ず一回の一次元の行(または列)の変換が行な
われ、その後、更に一回の一次元の列(または行)の変
換が行なわれる。例えば、8×8のブロックの任意の行
又は列の一次元DCTは、次式のように表わすことがで
きる。
【数1】
【0004】上記関係式は、一連の乗法と累計とから構
成されており、そのうちのS(m)は空間領域の画像デ
ータで、F(k)は変換後の領域のデータである。この
関係式から一連の高速アルゴリズムを導き出すことがで
き、一次元DCTを13回の乗法と29回の加減法で実
行することができ、そのプロセスは図6の通りである。
【0005】このプロセスには、特に3種類の演算が定
義されており、図7の(a)乃至(d)に示すように、
単純乗法演算 ( Intrinsic Multiplication ) 、バタフ
ライ演算 ( Butterfly Operation )、前置加算乗法 ( P
re-added Multiplication )が含まれる。図7に示した
もう1つの組合せ演算は、事後減算乗法 ( Post-subtra
cted Multiplication )と呼ばれ、IDCT側の処理プ
ロセスに用いられる。したがって、一次元DCTのプロ
セスから12回のバタフライ演算,5回の前置加算乗
法,及び8回の単純乗法が実行されたと帰納することが
でき、これらの演算は、更に6つの操作ステップに分か
れて順に行われる。その順序は、第1の操作ステップ:
4回のバタフライ演算の実行、第2の操作ステップ:2
回の前置加算乗法演算の実行、第3の操作ステップ:再
び4回のバタフライ演算の実行、第4の操作ステップ:
3回の前置加算乗法演算の実行、第5の操作ステップ:
さらに4回のバタフライ演算の実行、第6の操作ステッ
プ:8回の単純乗法演算の実行、であり、このようにし
て一次元のDCTが完成される。もしも、この一次元の
操作ステップを逆の順にすると、図8に示すような一次
元IDCTを得ることができる。この一次元IDCT
は、同様に6つの操作ステップの順番に演算が行われる
が、第1の操作ステップでは単純乗法演算、第2,第4
及び第6の操作ステップではバタフライ演算、第3及び
第5の操作ステップでは事後減算乗法の演算が実行され
る。
【0006】本発明は、上記高速演算法を基礎として設
計されたDCT/IDCT集積回路プロセッサに関する
ものであり、その特有なハードウェア構成により、例え
ば8×8ブロックデータを上記6つの操作ステップで順
次に演算でき、一次元のDCT/IDCTを完成した
後、さらに順序を転置 ( Transpose )してもう1回の一
次元DCT/IDCTを行って二次元変換を完成させ得
るものである。一方、従来のDCT/IDCTプロセッ
サは、ほとんどが膨大なハードワイヤード論理 (Hardwi
red Logic )を用いることにより、緊密なパイプライン
作業を達成させるよう処理速度を向上させており、それ
故、コストが甚だ高いのであるが、事実上、一般の応用
環境においてはこのような緊密且つ高速なタイミングを
必要としなくても、即時応答の変換処理を達成すること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
従来のDCT/IDCTプロセッサの欠点に鑑み、ハー
ドウエアの構造が簡単ながらも正逆順演算可能であり、
且つ大幅に集積回路の占用空間を縮小してコストを下げ
ることができ、しかも一般の使用環境にマッチしたリア
ルタイム処理の要求に応じることができ、処理速度を倍
増し得るより高いビットレートにも適用される正逆順演
算可能なDCT/IDCT用集積回路プロセッサ及びそ
の処理方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、外部からのデータが入力される入力ユニッ
トと、バタフライ演算を実行するバタフライ演算ユニッ
トと、単純乗法演算を実行する乗法演算ユニットと、こ
の乗法演算ユニットと結合して前置加算乗法演算又は事
後減算乗法演算を実行する補助加減算ユニットと、4つ
のピンにより書込/読出ポートを構成して演算過程の中
間結果をアクセスするデータレジスタとを組合せること
により、正逆二回の一次元DCT/IDCT演算ができ
るようにすると共に、各回の一次元DCT/IDCT演
算を3ステップのバタフライ演算と1ステップの単純な
乗法演算、及び2ステップの補助加減をへた乗法演算を
含む6つの演算ステップにより構成する。本発明におい
ては、入力ユニット(1),バタフライ演算ユニット
(2),乗法演算ユニット(3),データレジスタ
(4),出力ユニット(5),及び制御ユニット(9)
を具備する離散的コサイン変換(DCT)及び逆離散的
コサイン変換(IDCT)用の集積回路プロセッサであ
って、前記入力ユニット(1)が外部からの入力データ
を接収し;前記バタフライ演算ユニット(2)が、前記
入力ユニット(1)及びデータレジスタ(4)からのデ
ータを選択出力する第1の前置マルチプレクサ(72
1)と、該第1の前置マルチプレクサからの出力データ
を受けて加算及び減算のバタフライ演算を実行するバタ
フライ演算器(722)とを含み;前記乗法演算ユニッ
ト(3)が、前記入力ユニット及びデータレジスタから
のデータを選択出力する第2の前置マルチプレクサ(7
31)と、該第2の前置マルチプレクサに連接されて前
置加算演算の加算部分及び事後減算演算の減算部分を実
行する補助加減算器(732)と、前記第2の前置マル
チプレクサと該補助加減算器に連接されて単純乗法,前
置加算乗法及び事後減算乗法の乗法部分を実行する掛算
器(733)と、該掛算器に連接されており、乗法演算
の係数部分としてアクセスされて該掛算器のもう一つの
演算入力を与える係数ROM(734)と、前記補助加
減算器及び掛算器に連接されており、該補助加減算器及
び掛算器の出力を選択して前記データレジスタ(4)に
送る出力セレクタ(735)とを含み、前記データレジ
スタ(4)が、前記バタフライ演算ユニット (2)及び
乗法演算ユニット(3)に連接されており、演算過程の
中間結果をアクセスし、前記出力ユニット(5)が、前
記バタフライ演算ユニット(2)及び乗法演算ユニット
(3)に連接されており、該バタフライ演算ユニット及
び乗法演算ユニットの出力データを選択して外部に送り
出し、前記制御ユニット(9)が、前記各ユニットの作
動順序を制御シーケンスにより制御するように構成され
た離散的コサイン変換及び逆変換用の集積回路プロセッ
サ、が提供される。 本発明においてはまた、離散的コサ
イン変換(DCT)を行うときに、6ステップのDCT
高速演算法により一連の画素データブロックの入力デー
タを処理して一連の変換データを生成し、かつ該DCT
高速演算法が、それぞれ複数のバタフライ演算を含む第
1,第3及び第5のステップと、それぞれ複数の前置加
算乗法演算を含む第2及び第4のステップと、単純乗法
演算を含む第6のステップとを備えて構成されるDCT
/IDCT集積回路プロセッサを使用する方法であっ
て、該方法が、 (a)前記入力データを入力ユニット(1)から取り出
す段階と; (b)該入力ユニット(1)を制御して該入力データを
バタフライ演算ユニット(2)に送り、かつ該バタフラ
イ演算ユニットを起動して前記第1のステップのDCT
高速演算を実行させる段階と; (c)前記バタフライ演算ユニット(2)の第1のステ
ップの出力データをデータレジスタ(4)に貯存する段
階と; (d)前記データレジスタを制御して前記第1のステッ
プの出力データを乗法演算ユニット(3)に送り、かつ
該乗法演算ユニットを起動して前記第2のステップのD
CT高速演算を実行させる段階と; (e)前記データレジスタを制御して前記乗法演算ユニ
ット(3)の第2のステップの出力データを貯存する段
階と; (f)前記データレジスタを制御して前記第1及び第2
のステップの出力データを前記バタフライ演算ユニット
(2)に提供し、該バタフライ演算ユニットで第1のス
テップのDCT高速演算を実行完了した後、該バタフラ
イ演算ユニットにより前記第3のステップのDCT高速
演算を実行させる段階と; (g)前記データレジスタを制御して、前記バタフライ
演算ユニットの第3の ステップの出力データを貯存する
段階と; (h)前記データレジスタを制御して前記第3のステッ
プの出力データを前記乗法演算ユニット(3)に提供
し、該第3のステップの出力データが前記データレジス
タ(4)に貯存された後、該乗法演算ユニットを起動し
て前記第4のステップのDCT高速演算を実行させる段
階と; (i)前記データレジスタを制御して前記乗法演算ユニ
ット(3)の第4のステップの出力データを貯存する段
階と; (j)前記データレジスタを制御して前記第3及び第4
のステップの出力データを前記バタフライ演算ユニット
(2)に提供し、該バタフライ演算ユニットで第3のス
テップのDCT高速演算を実行させた後、該バタフライ
演算ユニットを起動して前記第5のステップのDCT高
速演算を実行させる段階と; (k)前記データレジスタを制御して前記バタフライ演
算ユニット(2)の出力データを貯存する段階と; (l)前記データレジスタを制御して前記第5の出力デ
ータを前記乗法演算ユニット(3)に提供し、該乗法演
算ユニットを起動して前記第6のステップのDCT高速
演算を実行させる段階と; (m)前記乗法演算ユニット(3)の第6のステップの
出力データを出力ユニット(5)から取り出す段階と; を具備し、且つ上記(a)乃至(m)の段階の順序でデ
ータ処理を行うDCT/IDCT集積回路プロセッサを
使用する方法が提供される。
【0009】
【作用】本発明は、上記各演算構成により正逆二回の一
次元DCT/IDCT演算を実行することができると同
時に、それそれバタフライ演算ユニットと乗法演算ユニ
ットとによりパイプライン作業方式の並列処理をするこ
とができるので、正逆順演算可能なプロセッサの集積回
路の容積を大幅に縮小することができ、且つ一般のリア
ルタイム処理の要求に答えることができる。また、この
プロセッサを互いに二つ直列すると、両者のパイプライ
ン作業方式からそれぞれがブロックデータの第1及び第
2の一次元DCT/IDCT演算を行なえるので、処理
速度を一層向上させることができ、より高いビットレー
トの応用に適合され得る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係る集積回路プロセッサの
実施例である。本集積回路プロセッサは、入力ユニット
1,バタフライ演算ユニット2,乗法演算ユニット3,
データレジスタ4,出力ユニット5,及び制御ユニット
6を備えている。そのうちの入力ユニット1は、デマル
チプレクサで構成されており、外部からのデータDinを
DCT演算又はIDCT演算かに応じて選択し、バタフ
ライ演算ユニット2又は乗法演算ユニット3に送る。
【0011】バタフライ演算ユニット2は、第1の前置
マルチプレクサ21及びバタフライ演算器22を含んで
いる。バタフライ演算器22は、一対の加算器及び減算
器によって構成される。バタフライ演算ユニット2は、
前置マルチプレクサ21により入力ユニット1又はデー
タレジスタ4からの出力データを選択し、バタフライ演
算器22にてバタフライ演算を行ない、その演算結果を
データレジスタ4に書込んだり出力ユニット5から外部
に出力する。
【0012】乗法演算ユニット3は、第2の前置マルチ
プレクサ31,補助加減算器32,掛算器33,係数R
OM34,及び出力セレクタ35を備えている。係数R
OM34は、乗法演算の係数部分を貯存するものであ
り、ここに貯存されているデータは、掛算器33のオペ
ランドとして用いられる。乗法演算ユニット3は、単純
乗法,前置加算乗法,及び事後減算乗法の演算を担当
し、その入力データは入力ユニット1又はデータレジス
タ4から送られ、各演算に応じて第2の前置マルチプレ
クサ31又は補助加減算器32に送られ、演算結果は、
出力セレクタ35を介してデータレジスタ4に書き戻さ
れたり、掛算器33の出力が出力ユニット5経由で外部
に送られる。また、乗法演算ユニット3が単純乗法演算
を実行している場合、入力データが前置マルチプレクサ
31の選択により掛算器33に与えられ、これに係数R
OM34からの対応アドレスの係数が相乗されることに
より、単純乗法演算が完成される。また、前置加算乗法
演算の場合は、データレジスタ4から出力される両デー
タが補助加減算器32に送られ、両者が加算された後、
その結果が掛算器33に送られて係数ROM34からの
対応アドレスの係数と相乗されることにより、前置加算
乗法演算が完了される。更に、事後減算乗法演算の場合
は、同様にデータレジスタ4から出力される両データ
が、1つは第2の前置マルチプレクサ31、もう1つは
補助加減算器32にそれぞれ送られ、前置マルチプレク
サ31に送られたデータは、掛算器33に入力されて単
純乗法演算が実行され、その演算結果が補助加減算器3
2に送られ、以前に入力されているもう1つのデータと
減算されることにより、両者の差が事後減算乗法演算の
結果とされる。
【0013】データレジスタ4は、4ポートのレジスタ
ユニットで構成されており、RAM等により演算過程の
中間結果データを貯存する。その4ポート構造は二対の
書込/読出( WP1−RP1 , WP2−RP2 )に分けることが
でき、それぞれバタフライ演算ユニット2及び乗法演算
ユニット3のデータアクセス経路とする。
【0014】出力ユニット5は、マルチプレクサを備え
て構成されており、IDCT演算又はDCT演算である
かに応じて、バタフライ演算器22又は掛算器33から
の出力を選択して外部への出力データとする。また、制
御ユニット6は、制御シーケンスを生じさせるために用
いられ、上記各ユニットの操作手順を制御するものであ
る。
【0015】図2及び図3は、上記構成を基に本プロセ
ッサがDCT/IDCT演算を行なう順序について示し
ている。図において、ブロックNに対し前後2回の一次
元変換(「1st 1-D DCT/IDCT」及び「2nd 1-D DCT/IDC
T」)が実行され、且つ各回の一次元変換において、6
つの操作ステップにおけるバタフライ演算と乗法演算と
が順に行なわれ、それぞれバタフライ演算ユニット2及
び乗法演算ユニット3によりパイプライン作業方式で並
列処理される。図2で示されるDCTにおいて、第1,
第3,第5のステップではバタフライ演算が行なわれ、
第2及び第4のステップでは前置加算乗法演算、第6の
ステップでは単純乗法演算が行われる。また、図3で示
されるIDCTにおいて、第1のステップでは単純乗法
演算が行なわれ、第3,第5のステップでは事後減算乗
法演算、そして第2,第4,第6のステップではバタフ
ライ演算が行なわれる。また、第1の一次元変換(つま
り「1st 1-D DCT/IDCT」)の第1のステップの演算と同
時にDinからデータが入力され、第2の一次元変換(つ
まり「2nd 1-D DCT/IDCT」)の第6のステップの演算が
実行されている時にその結果が外部Dout から出力され
る。
【0016】そして各ステップの演算データは、外部と
の入力及び出力を除き、全てデータレジスタ4をソース
またはデスティネーションとされており、前回の順巡り
ステップの結果が後続の順巡りステップに由来されてて
おり、データレジスタ4のアクセス方式は、同一ブロッ
クにおける2回の一次元変換が互いに順序を転置するこ
とを要し、例えば、第1の一次元変換が行の順序でアク
セスされたすれば、第2の一次元変換は必ず列の順序で
アクセスされる。尚、ぞの逆の場合も然りである。しか
し、互いに隣接する両ブロック間、すなわち、前のブロ
ックの第2の一次元変換と次のブロックの第1の一次元
変換とのアクセス順序は不変である。また、バタフライ
乗法演算ユニット2及び乗法演算ユニット3は、データ
レジスタ4の個別の書込/読出ポートから同時にデータ
レジスタ4に対してデータアクセスを行なうことがで
き、したがって、上記両演算ユニット2,3を用いてパ
イプライン作業方式で並列処理をさせることができると
共に、同類の演算ステップが逐次に同一演算ユニットの
中で次々に実行されるのである。
【0017】以下、これを実施例とともに説明すると、 (1)DCTを実行する場合、例えば8×8の画素ブロ
ックが、64個の画素データとして行(又は列)の順序
でDinから入力され、入力ユニット1の選択をへてバタ
フライ乗法演算ユニット2に送られて第1のステップ演
算が実行される。これはバタフライ演算であり、その結
果は書き込みポートWP1 からデータレジスタ4に書き込
まれ、次に読み出しポートRP1 から読み出されて乗法演
算ユニット3に送られて第2のステップの演算が進めら
れる。これが前置加算乗法演算である。続いて、前置加
算乗法演算の結果がもう一つの書き込みポートWP2 から
データレジスタ4に書き戻され、かつ第1のステップの
演算が完成するのを待ってから、もう一つの読み出しポ
ートRP2 から前の2回のステップ演算の結果が読み取ら
れてバタフライ乗法演算ユニット2に送られ、第3のス
テップ演算が進められる。その演算結果は書き込みポー
トWP1 によりデータレジスタ4に書き戻される。同様な
見地から、第4のステップの演算が第2のステップの演
算後に続いて乗法演算ユニット3にて行われ、第5のス
テップの演算が第3のステップの演算後に続いてバタフ
ライ乗法演算ユニット2にて行われる。第6のステップ
演算は、第4のステップの演算後に乗法演算ユニット3
において単純乗法演算が実行され、これらの結果が共に
データレジスタ4に書き戻される。そして第6のステッ
プの演算が終了すると第1の一次元DCTが完了され
る。
【0018】しかる後、順序を反対にして、すなわち列
(又は行)の順序でRP1 によりデータレジスタ4からデ
ータを読み取ってバタフライ乗法演算ユニット2に送
り、第2の一次元DCTの第1のステップの演算を開始
する。その後の各ステップの演算方式は、第1の一次元
DCTと同じであるが、異なる所は、最後における第6
のステップの演算結果がデータレジスタ4に書き戻され
ずに直接乗法演算ユニット3の掛算器33から出力さ
れ、出力ユニット5を介して外部Dout に出力されるこ
とにある。この最後的な出力は、ブロック画素に関する
DCT演算された周波数領域データである。
【0019】(2)IDCTを実行する場合は、64個
の周波数領域データが行(または列)の順序でDinから
入力ユニット1に入力され、その選択により乗法演算ユ
ニット3に送られて第1のステップの演算が行なわれ
る。これは単純乗法演算であり、その結果は、書き込み
ポートWP2 によりデータレジスタ4に書き込まれ、次に
読取りポートRP1 から読み取られてバタフライ乗法演算
ユニット2に送られ、これにより第2のステップ演算が
行なわれる。これはバタフライ演算に属し、その結果
は、もう一つの書込みポートWP1 によりデータレジスタ
4に書き戻される。第3のステップは事後減算乗法演算
であり、これは読み出しポートRP2 により第2のステッ
プ演算の結果が読み取られて乗法演算ユニット3に送ら
れ、第1のステップ演算の後に続いて実行される。その
演算結果は、WP2 によりデータレジスタ4に書き戻され
る。同様な見地から第4のステップの演算は、第2のス
テップの演算後にバタフライ乗法演算ユニット2にて実
行され、第5のステップの演算は、第3のステップの演
算後に乗法演算ユニット3にて実行される。そして第6
のステップの演算は、第4のステップ演算後に続いてバ
タフライ乗法演算ユニット2にて実行され、これによる
演算結果は共にデータレジスタ4に書き戻され、このよ
うに第6のステップ演算が終了することにより第1の一
次元IDCTが完了する。
【0020】続いて RP2では列(または行)の順序でデ
ータレジスタ4からデータを読み取り、乗法演算ユニッ
ト3に送り、これにより第2の一次元IDCTにおける
第1のステップの演算が開始される。その後の各ステッ
プの演算は、全て第1の一次元IDCTと同様である
が、異なるところは、最終的な第6のステップの演算結
果がデータレジスタ4に書き戻されることなく出力ユニ
ット5を介して外部Dout に出力されることにある。こ
の最終的な出力は、IDCT復元をへた画素データであ
る。
【0021】図4は、本発明に係るプロセッサの他の実
施例を示しており、これは図1で示した両基本モジュー
ルを直列したものであり、パイプライン作業によりブロ
ックデータの2回の一次元DCT/IDCTを処理し、
すなわち両モジュールがそれぞれ1回の一次元変換の6
ステップの演算を順巡り実行するのである。
【0022】このプロセッサは、主として第1の一次元
処理ユニット7,第2の一次元処理ユニット8,及び制
御ユニット9を備えている。第1の一次元処理ユニット
7は、入力ユニット71と、前置マルチプレクサ721
及びバタフライ演算器722を有する第1のバタフライ
演算ユニット72と、前置マルチプレクサ731,補助
加減算器732,掛算器733,係数ROM734,及
び出力セレクタ735を有する第1の乗法演算ユニット
73と、ブロックデータの入力や第1の一次元変換を実
行する第1のデータレジスタ74とを備えている。第1
のデータレジスタ74は、転置メモリ ( Transpose Mem
ory ) を兼ねており、第2の一次元処理ユニット8の入
力データの出所となる。
【0023】一方、第2の一次元処理ユニット8は、前
置マルチプレクサ811及びバタフライ演算器812を
有する第2のバタフライ演算ユニット81と、前置マル
チプレクサ821,補助加減算器822,掛算器82
3,及び出力セレクタ824を有する第2の乗法演算ユ
ニット82と、第2のデータレジスタ83と、出力ユニ
ット84とを備えている。第2の乗法演算ユニット82
の掛算器823の演算入力端は、第1の乗法演算ユニッ
ト73に連接されており、第1の乗法演算ユニット73
の係数ROM734と共用できるようにされている。第
2の一次元処理ユニット8は、ブロックデータの第2の
一次元変換及び最終結果の出力を行う。制御ユニット9
は、これら第1及び第2の一次元処理ユニット7,8の
実行プロセスを制御するために用いられる。
【0024】上記構成によれば、DCT/IDCT演算
の実行順序は、図5に示すように、一次元処理ユニット
7,8のパイプライン作業によりブロックデータのDC
T/IDCT演算が実行され、ブロックNの入力データ
がDinから第1の一次元処理ユニット7に入ると同時
に、前ブロックN−1の第1の一次元変換をへた結果が
第1のデータレジスタ74の読出ポートRP1A(DCT実
行時)又は RP2A (IDCT実行時)から第2の一次元
処理ユニット8に送られ、一次元処理ユニット7,8が
それぞれ1回の一次元変換の6ステップ演算を順巡り実
行し、前ブロックN−1の最後の結果が出力ユニット8
4の出力端から外部Dout に送り出される。ブロックN
の第1の一次元変換された結果は、第1のデータレジス
タ74に貯存されると、第1のデータレジスタ74は、
連続ブロック間で必ず列及び行の互換順序によりデータ
アクセスを行なう。このような構造により処理速度を向
上させることができ、高いバイトレートの応用環境に適
用され得るのである。
【0025】上記形態における基本的思想には3つあ
り、その1つは「順巡実行」であり、他の1つが「並列
処理」、そしてもう1つが「処理速度の倍速向上」にあ
る。そのうち『順巡実行』は、同一のハードウエアを利
用して順巡り実行を数回行なってある仕事を達成するこ
とを意味し、すなわち「時間に換えて空間を得ること」
にあって、ハードウエアを減らしてコストの低減を図
り、実質的な作業時間を増加させることを意味する。
【0026】また『並列処理』は、順巡実行とは反対
に、「空間に換えて時間を得ること」にあって、すなわ
ち順巡り実行の構成の下で、リアルタイムの速度を達成
するために2つの独立ユニットを利用して並列処理を行
ない、作業時間をあまり引き延ばさないようにすること
を意味する。尚、上記実施例中の『並列処理』の構成は
これに相当し、下記の『処理速度の倍速向上』の直列構
成と相対するものである。
【0027】更に『処理速度の倍速向上』は、上記『順
巡実行』及び『並列処理』の構成の下で、更に早いビッ
トレートで処理する場合、処理速度上、リアルタイムで
処理を実現するために、更なる「空間に換えて時間を得
ること」が必要になるためのものであり、直列方式に属
する。
【0028】本発明に係る演算手法は、上記3つの思想
を包含しており、因に、DCT又はIDCTにかかわら
ず、共に2回の同じ順序の演算手法を含み、且つ各回の
演算が6つの演算ステップを含み、各6つの演算ステッ
プを2種類の演算(バタフライ演算と乗法演算)に分別
することができ、これらの演算が交互に行なわれる。す
なわち、この特徴が本発明に係る構成及び実行方法を形
成している。
【0029】例えば図1においては、『順巡実行』及び
『並列処理』の両特徴が利用されており、この構成でD
CT/IDCTを行なうと12ステップ(2回の「1−
DDCT/IDCT」)の『順巡実行』が必要である
が、この12ステップは更に両独立演算ユニット(バタ
フライ演算ユニットと乗法演算ユニット)により、それ
ぞれ6つのステップで『並列処理』を分担させているの
で、これにより図2及び図3から見られるように、1つ
のブロックを処理するに12ステップ分の時間ではな
く、ほぼ6ステップの時間だけですみ、且つどの時点か
ら見ても両演算ユニットがほとんどフルに作動されてい
る。
【0030】また、実行順序から見ると、各ステップ
は、64個のデータ(列または行の順序で実行され、各
列又は行がそれぞれ8つのデータを含み、合計で8列又
は8行ある)を処理しなければならず、第1のステップ
で「複数個のデータ」を処理した後(ここでいう「複数
個のデータ」は、DCTとIDCTとではやや異なる
が)、第2のステップが第1のステップの結果について
継続的に処理し、且つ前のブロックにおける最後のステ
ップ(つまり「2nd 1−D」の第6のステップ)が
どれだけ長びいたかによって決まり、もしも始めから第
1個のブロックを処理するとすれば、「複数個のデー
タ」は最も多くて8つ(1列又は1行)で、DCT,I
DCT共に然りである。そして、第3のステップが第1
のステップと同類の演算に属しているので、第1のステ
ップが64個のデータを完全に処理し終わってから接続
するのであり、この際、第2のステップは必ずすでに多
数のデータを処理し終ったと保証することができ、少な
くとも8つ以上(1列又は1行)のデータを第3のステ
ップに処理させることができ、待機させる必要がない。
【0031】また、第4,第5及び第6のステップも同
様であり、このような演算方式は、1つのデータに続い
て1つのデータ、1つのステップに続いて1つのステッ
プ、1順に続いて1順(すなわち、「lst 1−
D」,「2nd 1−D」,「lst 1−D」・・
・)というように実行されるのでパイプライン作業と呼
ばれる。このパイプライン作業は、1ブロックの両順演
算の間(すなわち、「lst1−D」と「2nd 1−
D」の間)に幾分中断するが、それはデータレジスタユ
ニットが、この臨界の間でアクセス順序を変える必要が
あるからであり(列からを行、又は行から列)、それ
故、「2nd 1−D」の第1のステップは、必ず第6
のステップが完全に終ってから始まるのであって、直接
「lst 1−D」の第5のステップの後に続くことは
できず、因に、この時には「2nd 1−D」の第1の
ステップが必要とするデータがまだ完全に準備されてい
ないからである。したがって、開始するにしても開始の
しようがないのである。そして「2nD 1−D」の第
1のステップが開始されると、その実行順序及び時間は
「lst 1−D」と同様である。
【0032】また、隣接する両ブロック間のパイプライ
ン作業が中断されることがなく、因に、次のブロックの
データがDinから入って来るので、第1のステップが待
機される必要がなく、直接、前ブロックの「2nd 1
−D」における第5のステップの後に続いて実行するこ
とができ、且つ前ブロックのデータも続々と「2nd1
−D」の第6のステップにおいて完成されてDout に送
られるので、データレジスタユニットのアクセス順序も
列及び行の互換をする必要がない。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明によれば、構成が単純化さ
れるので集積回路の占用空間を大幅に縮小することがで
き、これによりコストが低減されると共に、処理速度が
向上されるので、リアルタイム処理の要求にマッチして
高いビットレートの応用環境に適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る離散的コサイン変換/逆変換用集
積回路プロセッサの一構成形態を示したブロック図であ
る。
【図2】図1のプロセッサにより実行されるDCT演算
の流れを示したタイムチャートである。
【図3】図1のプロセッサにより実行されるIDCT演
算の流れを示したタイムチャートである。
【図4】本発明に係る離散的コサイン変換/逆変換用集
積回路プロセッサの他の構成形態を示したブロック図で
ある。
【図5】図4のプロセッサにより実行されるDCT/I
DCT演算の流れを示したタイムチャートである。
【図6】離散的コサイン変換の流れを示した説明図であ
る。
【図7】離散的コサイン変換/逆変換に用いる各演算の
定義を示した説明図であり、それぞれ、(a)はバタフ
ライ演算、(b)は単純乗法演算、(c)は前置加算乗
法演算、(d)は事後減算乗法演算の定義を示したもの
である。
【図8】離散的コサイン逆変換の流れを示した説明図で
ある。
【符号の説明】
1…入力ユニット 2…バタフライ演算ユニット 3…乗法演算ユニット 4…データレジスタ 5…出力ユニット 6…制御ユニット 31…第2の前置マルチプレクサ 32…補助加減算器 33…掛算器 34…係数ROM 35…出力セレクタ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ユニット(1),バタフライ演算ユ
    ニット(2),乗法演算ユニット(3),データレジス
    タ(4),出力ユニット(5),及び制御ユニット
    (9)を具備する離散的コサイン変換(DCT)及び逆
    離散的コサイン変換(IDCT)用の集積回路プロセッ
    サであって、 前記入力ユニット(1)が外部からの入力データを接収
    し; 前記バタフライ演算ユニット(2)が、前記入力ユニッ
    ト(1)及びデータレジスタ(4)からのデータを選択
    出力する第1の前置マルチプレクサ(721)と、該第
    1の前置マルチプレクサからの出力データを受けて加算
    及び減算のバタフライ演算を実行するバタフライ演算器
    (722)とを含み; 前記乗法演算ユニット(3)が、前記入力ユニット及び
    データレジスタからのデータを選択出力する第2の前置
    マルチプレクサ(731)と、該第2の前置マルチプレ
    クサに連接されて前置加算演算の加算部分及び事後減算
    演算の減算部分を実行する補助加減算器(732)と、
    前記第2の前置マルチプレクサと該補助加減算器に連接
    されて単純乗法,前置加算乗法及び事後減算乗法の乗法
    部分を実行する掛算器(733)と、該掛算器に連接さ
    れており、乗法演算の係数部分としてアクセスされて該
    掛算器のもう一つの演算入力を与える係数ROM(73
    4)と、前記補助加減算器及び掛算器に連接されてお
    り、該補助加減算器及び掛算器の出力を選択して前記デ
    ータレジスタ(4)に送る出力セレクタ(735)とを
    含み、 前記データレジスタ(4)が、前記バタフライ演算ユニ
    ット(2)及び乗法演算ユニット(3)に連接されてお
    り、演算過程の中間結果をアクセスし、 前記出力ユニット(5)が、前記バタフライ演算ユニッ
    ト(2)及び乗法演算ユニット(3)に連接されてお
    り、該バタフライ演算ユニット及び乗法演算ユニットの
    出力データを選択して外部に送り出し、 前記制御ユニット(9)が、前記各ユニットの作動順序
    を制御シーケンスにより制御するように構成された離散
    的コサイン変換及び逆変換用の集積回路プロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記入力ユニット(1)が、デマルチプ
    レクサを備えて構成されており、DCT/IDCT演算
    により入力されたデータを選択して前記バタフライ演算
    ユニット/乗法演算ユニットに送るように構成されてい
    る請求項1に記載の集積回路プロセッサ。
  3. 【請求項3】 第1の一次元処理ユニット(7),第2
    の一次元処理ユニット(8),及び制御ユニット(9)
    とを具備し、 前記第1の一次元処理ユニット(7)には、入力ユニッ
    ト(71),バタフライ演算ユニット(72),乗法演
    算ユニット(73),及び第1のデータレジスタ(7
    4)が設けられ、 前記入力ユニット(71)が外部からの入力データを受
    け取り、 前記バタフライ演算ユニット(72)が、前記入力ユニ
    ット及び第1のデータレジスタから出力されるデータを
    選択する第1の前置マルチプレクサ(721)と、一対
    の加算器及び減算器から形成され、該第1の前置マルチ
    プレクサからのデータを受けて加算及び減算のバタフラ
    イ演算を実行するバタフライ減算器(722)とを備
    え、 前記乗法演算ユニット(73)が、前記入力ユニット及
    び第1のデータレジスタから出力されるデータを選択す
    る第2の前置マルチプレクサ(731)と、該第2の前
    置マルチプレクサに連接されて前置加算乗法演算の加算
    部分及び事後減算乗法演算の減算部分を実行する補助加
    減算器(732)と、前記第2の前置マルチプレクサ及
    び補助加減算器に連接されて単純乗法,前置加算乗法,
    及び事後減算乗法の乗法部分を実行する掛算器(73
    3)と、該掛算器に連接されて乗法演算の係数部分とし
    てアクセスされ、該掛算器のもう一つの演算入力を与え
    る係数ROMと、前記補助加減算器及び掛算器に連接さ
    れて該補助加減算器及び掛算器の出力データを前記第1
    のデータレジスタ(74)に選択出力する出力セレクタ
    (735)とを備え、 前記第1のデータレジスタ(74)が、前記バタフライ
    演算ユニット(72)及び乗法演算ユニット(73)に
    連接されて演算過程における中間結果をアクセスするよ
    うに構成されており、 前記第2の一次元処理ユニット(8)には、バタフライ
    演算ユニット(81),乗法演算ユニット(82),第
    2のデータレジスタ(83),及び出力ユニット(8
    4)が設けられ、 前記バタフライ演算ユニット(81)が、前記第1及び
    第2のデータレジスタ(74,83)の出力データを選
    択する第1の前置マルチプレクサ(811)と、一対の
    加算器及び減算器から形成され該第1の前置マルチプレ
    クサからのデータを受けて加算及び減算のバタフライ演
    算を実行するバタフライ演算器(812)とを備え、 前記乗法演算ユニット(82)が、前記第1及び第2の
    データレジスタ(74,83)から出力されるデータを
    選択する第2の前置マルチプレクサ(821)と、該第
    2の前置マルチプレクサに連接されて前置加算乗法演算
    の加算部分及び事後減算乗法演算の減算部分を実行する
    補助加減算器(822)と、前記第2の前置マルチプレ
    クサ及び補助加減算器に連接されて単純乗法,前置加算
    乗法,及び事後減算乗法の乗法部分を実行し、且つ前記
    第1の一次元処理ユニット(7)の係数ROMにも連接
    される掛算器(823)と、前記補助加減算器及び掛算
    器に連接され該補助加減算器及び掛算器の出力データを
    選択して前記第2のデータレジスタ(83)に送る出力
    セレクタ(824)とを備え、 前記第2のデータレジスタ(83)が、前記バタフライ
    演算ユニット(81)及び乗法演算ユニット(82)に
    連接されて演算過程における中間結果をアクセスし、 前記出力ユニット(84)が、前記バタフライ演算ユニ
    ット(81)及び乗法演算ユニット(82)に連接され
    て該バタフライ演算ユニット及び乗法演算ユニットの出
    力を選択して外部への出力データとし、 前記制御ユニット(9)が、前記第1の一次元処理ユニ
    ット(7)及び第2の一次元処理ユニット(8)の実行
    順序を制御シーケンスにより制御するよう構成されてい
    る離散的コサイン変換及び逆変換用の集積回路プロセッ
    サ。
  4. 【請求項4】 前記入力ユニット(71)が、デマルチ
    プレクサを備えて構成されており、DCT/IDCT演
    算により入力されたデータを選択して前記第2の一次元
    処理ユニット(8)のバタフライ演算ユニット及び第1
    の乗法演算ユニットに送るように構成されている請求項
    3に記載の集積回路プロセッサ。
  5. 【請求項5】 離散的コサイン変換(DCT)を行うと
    きに、6ステップのDCT高速演算法により一連の画素
    データブロックの入力データを処理して一連の変換デー
    タを生成し、かつ該DCT高速演算法が、それぞれ複数
    のバタフライ演算を含む第1,第3及び第5のステップ
    と、それぞれ複数の前置加算乗法演算を含む第2及び第
    4のステップと、単純乗法演算を含む第6のステップと
    を備えて構成されるDCT/IDCT集積回路プロセッ
    サを使用する方法であって、 該方法が、 (a)前記入力データを入力ユニット(1)から取り出
    す段階と; (b)該入力ユニット(1)を制御して該入力データを
    バタフライ演算ユニット(2)に送り、かつ該バタフラ
    イ演算ユニットを起動して前記第1のステップのDCT
    高速演算を実行させる段階と; (c)前記バタフライ演算ユニット(2)の第1のステ
    ップの出力データをデータレジスタ(4)に貯存する段
    階と; (d)前記データレジスタを制御して前記第1のステッ
    プの出力データを乗法演算ユニット(3)に送り、かつ
    該乗法演算ユニットを起動して前記第2のステップのD
    CT高速演算を実行させる段階と; (e)前記データレジスタを制御して前記乗法演算ユニ
    ット(3)の第2のステップの出力データを貯存する段
    階と; (f)前記データレジスタを制御して前記第1及び第2
    のステップの出力データを前記バタフライ演算ユニット
    (2)に提供し、該バタフライ演算ユニットで第1のス
    テップのDCT高速演算を実行完了した後、該バタフラ
    イ演算ユニットにより前記第3のステップのDCT高速
    演算を実行させる段階と; (g)前記データレジスタを制御して、前記バタフライ
    演算ユニットの第3のステップの出力データを貯存する
    段階と; (h)前記データレジスタを制御して前記第3のステッ
    プの出力データを前記乗法演算ユニット(3)に提供
    し、該第3のステップの出力データが前記データレジス
    タ(4)に貯存された後、該乗法演算ユニットを起動し
    て前記第4のステップのDCT高速演算を実行させる段
    階と; (i)前記データレジスタを制御して前記乗法演算ユニ
    ット(3)の第4のステップの出力データを貯存する段
    階と; (j)前記データレジスタを制御して前記第3及び第4
    のステップの出力データを前記バタフライ演算ユニット
    (2)に提供し、該バタフライ演算ユニットで第3のス
    テップのDCT高速演算を実行させた後、該バタフライ
    演算ユニットを起動して前記第5のステップのDCT高
    速演算を実行させる段階と; (k)前記データレジスタを制御して前記バタフライ演
    算ユニット(2)の出力データを貯存する段階と; (l)前記データレジスタを制御して前記第5の出力デ
    ータを前記乗法演算ユニット(3)に提供し、該乗法演
    算ユニットを起動して前記第6のステップのDCT高速
    演算を実行させる段階と; (m)前記乗法演算ユニット(3)の第6のステップの
    出力データを出力ユニット(5)から取り出す段階と; を具備し、且つ上記(a)乃至(m)の段階の順序でデ
    ータ処理を行うDCT/IDCT集積回路プロセッサを
    使用する方法。
  6. 【請求項6】 前記段階(l)と(m)との間に、 前記データレジスタ(4)を制御して前記第6のステッ
    プの出力データを貯存する段階と、 前記データレジスタを制御して前記第6のステップの出
    力データを前記バタフライ演算ユニット(2)に提供
    し、該バタフライ演算ユニットにより第3のステップの
    DCT演算を完成した後、更に該バタフライ演算ユニッ
    トにより第1のステップのDCT高速演算を実行させる
    段階と、 前記(c)乃至(l)の段階の順序で重複させる段階
    と、 を更に具備する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 離散的コサイン逆変換(IDCT)を行
    うとき、6ステップのIDCT高速演算により一連の画
    素データブロックの入力データを処理して一連の変換デ
    ータを生成し、かつ該IDCT高速演算が、複数の単純
    乗法演算を含む第1のステップと、複数のバタフライ演
    算を含むそれぞれ第2,第4及び第6のステップと、複
    数の事後減算乗法演算を含むそれぞれ第3及び第5のス
    テップとを備えて構成されるDCT/IDCT集積回路
    プロセッサを使用する方法であって、該方法が、 (a)前記入力データを入力ユニット(1)から取り出
    す段階と; (b)該入力ユニットを制御して前記入力データを乗法
    演算ユニット(3)に送り、かつ該乗法演算ユニットを
    起動して前記第1のステップのIDCT高速演算を実行
    させる段階と; (c)前記乗法演算ユニット(3)の第1のステップの
    処理データをデータレジスタ(4)に貯存する段階と; (d)前記データレジスタ(4)を制御して前記第1の
    ステップの出力データをバタフライ演算ユニット(2)
    に送り、かつ該バタフライ演算ユニットを起動して前記
    第2のステップのIDCT高速演算を実行させる段階
    と; (e)前記データレジスタを制御して前記バタフライ演
    算ユニット(2)の第2のステップの出力データを貯存
    する段階と; (f)前記データレジスタを制御して該第2のステップ
    の出力データを前記乗法演算ユニット(3)に提供し、
    前記第2のステップの出力データが前記データレジスタ
    に貯存されたとき、該乗法演算ユニットを起動して前記
    第3のステップのIDCT高速演算を実行させる段階
    と; (g)前記データレジスタを制御して前記乗法演算ユニ
    ット(3)の第3のステップの出力データを貯存する段
    階と; (h)前記データレジスタを制御して前記第2及び第3
    の出力データを前記バタフライ演算ユニット(2)に提
    供し、該バタフライ演算ユニットが第2のステップのI
    DCT高速演算を実行した後、該バタフライ演算ユニッ
    トにより前記第4のステップのIDCT高速演算を実行
    させる段階と; (i)前記データレジスタを制御して前記バタフライ演
    算ユニット(2)の第4のステップの出力データを貯存
    する段階と; (j)前記データレジスタを制御して該第4のステップ
    の出力データを前記乗法演算ユニット(3)に提供し
    て、該第4のステップの出力データが該データレジスタ
    に貯存されたとき、該乗法演算ユニットを起動して前記
    第5のステップのIDCT高速演算を実行させる段階
    と; (k)前記データレジスタを制御して前記乗法演算ユニ
    ット(3)の第5のステップの出力データを貯存する段
    階と; (l)前記データレジスタを制御して前記第4及び第5
    の出力データを前記バタフライ演算ユニット(2)に提
    供し、該バタフライ演算ユニットが第4のステップのI
    DCT高速演算を実行した後、該バタフライ演算ユニッ
    トにより前記第6のステップのIDCT高速演算を実行
    させる段階と; (m)前記バタフライ演算ユニット(2)の第6のステ
    ップの出力データを出力ユニット(5)から取り出す段
    階と; を具備し、且つ上記(a)乃至(m)の段階の順序で行
    うDCT/IDCT集積回路プロセッサを使用する方
    法。
  8. 【請求項8】 前記段階(l)と(m)との間に、 前記データレジスタ(4)を制御して前記第6のステッ
    プの出力データを貯存する段階と、 前記データレジスタ(4)を制御して前記第6のステッ
    プの出力データを前記乗法演算ユニット(3)に提供
    し、該乗法演算ユニットにより第1のステップのIDC
    T高速演算を実行させる段階と、 前記段階を(c)乃至(l)の順序で重複させる段階
    と、 を更に具備する請求項7に記載の方法。
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