JP2646844B2 - 離散コサイン変換装置 - Google Patents
離散コサイン変換装置Info
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- JP2646844B2 JP2646844B2 JP2312034A JP31203490A JP2646844B2 JP 2646844 B2 JP2646844 B2 JP 2646844B2 JP 2312034 A JP2312034 A JP 2312034A JP 31203490 A JP31203490 A JP 31203490A JP 2646844 B2 JP2646844 B2 JP 2646844B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は離散コサイン変換装置と逆離散コサイン変換
装置に関する。
装置に関する。
一般に、N次の離散コサイン変換(以下、DCTと記
す)と逆離散コサイン変換(以下、IDCTと記す)を実行
するDCT装置とIDCT装置はN×NのDCTまたはIDCT変換行
列とN次の入力データベクトルと乗算を行う装置であ
り、例えば第4図に示すようにNを8とした場合、8個
のデータからなる入力データベクトルが入力される入力
端子400に、変換行列の行方向の8個のDCTまたはIDCT変
換係数と入力データの積和演算を行う同一構成の8個の
積和演算器110,111,112,…,117を並列に接続し、変換結
果である積和演算データを選択器480で順次選択して出
力端子481に出力する。積和演算器110は、積和演算器の
入力端子118から入力される入力データと係数メモリ120
から読み出されたDCTまたはIDCT変換係数を乗算器130で
乗算して乗算結果をレジスタ140に格納し、レジスタ140
の出力データとレジスタ150の出力データを加算器160で
加算して累算結果をレジスタ150に格納する。積和演算
が終了するとレジスタ150の積和演算データをレジスタ1
70に格納する。
す)と逆離散コサイン変換(以下、IDCTと記す)を実行
するDCT装置とIDCT装置はN×NのDCTまたはIDCT変換行
列とN次の入力データベクトルと乗算を行う装置であ
り、例えば第4図に示すようにNを8とした場合、8個
のデータからなる入力データベクトルが入力される入力
端子400に、変換行列の行方向の8個のDCTまたはIDCT変
換係数と入力データの積和演算を行う同一構成の8個の
積和演算器110,111,112,…,117を並列に接続し、変換結
果である積和演算データを選択器480で順次選択して出
力端子481に出力する。積和演算器110は、積和演算器の
入力端子118から入力される入力データと係数メモリ120
から読み出されたDCTまたはIDCT変換係数を乗算器130で
乗算して乗算結果をレジスタ140に格納し、レジスタ140
の出力データとレジスタ150の出力データを加算器160で
加算して累算結果をレジスタ150に格納する。積和演算
が終了するとレジスタ150の積和演算データをレジスタ1
70に格納する。
しかしながら従来の方式では、N個の入力データの変
換のためにN×N回の乗算演算と(N−1)×N回の加
算演算を行う必要があるので、演算量が多く演算に膨大
な時間が必要になるという欠点があった。
換のためにN×N回の乗算演算と(N−1)×N回の加
算演算を行う必要があるので、演算量が多く演算に膨大
な時間が必要になるという欠点があった。
本発明の目的は、DCTとIDCTの機能を維持しながら演
算量を減らし演算速度を向上させたDCT装置とIDCT装置
を提供することにある。
算量を減らし演算速度を向上させたDCT装置とIDCT装置
を提供することにある。
本発明の離散コサイン変換装置は、N個の入力データ
を2個で1組とするN/2組の組み合わせデータの系列を
生成し2個のデータを同時に出力するデータ組み合わせ
器と、前記データ組み合わせ器から出力される2個のデ
ータを加算する加算器と、前記加算器の出力を入力デー
タとするN/2個の積和演算器と、前記データ組み合わせ
器から出力される2個のデータを減算する減算器と、前
記減算器の出力を入力データとするN/2個の積和演算器
と、前記N個の積和演算器から1個ずつ出力される積和
演算データを順次選択する選択器とを有する。
を2個で1組とするN/2組の組み合わせデータの系列を
生成し2個のデータを同時に出力するデータ組み合わせ
器と、前記データ組み合わせ器から出力される2個のデ
ータを加算する加算器と、前記加算器の出力を入力デー
タとするN/2個の積和演算器と、前記データ組み合わせ
器から出力される2個のデータを減算する減算器と、前
記減算器の出力を入力データとするN/2個の積和演算器
と、前記N個の積和演算器から1個ずつ出力される積和
演算データを順次選択する選択器とを有する。
また本発明の逆離散コサイン変換装置は、N個の入力
データを第1および第2のデータ系列に分配するデータ
分配器と、前記第1のデータ系列を入力データとするN/
2個の積和演算器から成る第1の積和演算器群と、前記
第2のデータ系列を入力データとするN/2個の積和演算
器から成る第2の積和演算器群と、前記第1の積和演算
器群から出力される積和演算データを順次選択する第1
の選択器と、前記第2の積和演算器群から出力される積
和演算データを順次選択する第2の選択器と、前記第1
および第2の選択器の出力を入力とする加算器および減
算器と、前記加算器および減算器の出力データを交互に
選択し送出する第3の選択器とを有する。
データを第1および第2のデータ系列に分配するデータ
分配器と、前記第1のデータ系列を入力データとするN/
2個の積和演算器から成る第1の積和演算器群と、前記
第2のデータ系列を入力データとするN/2個の積和演算
器から成る第2の積和演算器群と、前記第1の積和演算
器群から出力される積和演算データを順次選択する第1
の選択器と、前記第2の積和演算器群から出力される積
和演算データを順次選択する第2の選択器と、前記第1
および第2の選択器の出力を入力とする加算器および減
算器と、前記加算器および減算器の出力データを交互に
選択し送出する第3の選択器とを有する。
さらにまた本発明の離散コサイン変換および逆離散コ
サイン変換装置は、N個の入力データを2個で1組とす
るN/2組の組み合わせデータの系列を生成し2個のデー
タを同時に出力するデータ組み合わせ器と、前記データ
組み合わせ器から出力される2個のデータを加算する第
1の加算器と、前記データ組み合わせ器から出力される
2個のデータを減算する第1の減算器と、前記N個の入
力データを第1および第2データ系列に分配するデータ
分配器と、前記第1の加算器の出力と前記データ分配器
の第1のデータ系列のどちらか一方を選択する第1の選
択器と、前記第1の選択器の出力を入力データとするN/
2個の第1の積和演算器群と、前記第1の積和演算器群
から出力されるN/2個のデータを順次選択する第2の選
択器と、前記第1の減算器の出力と前記データ分配器の
第2のデータ系列のどちらか一方を選択する第3の選択
器と、前記第3の選択器の出力を入力データとするN/2
個の第2の積和演算器群と、前記第2の積和演算器群か
ら出力されるN/2個のデータを順次選択する第4の選択
器と、前記第2および第4の選択器の出力を共通の入力
とする第2の加算器および第2の減算器と、前記第2お
よび第4の選択器と前記第2の加算器および前記第2の
減算器の出力を選択して出力する第5の選択器とを有す
る。
サイン変換装置は、N個の入力データを2個で1組とす
るN/2組の組み合わせデータの系列を生成し2個のデー
タを同時に出力するデータ組み合わせ器と、前記データ
組み合わせ器から出力される2個のデータを加算する第
1の加算器と、前記データ組み合わせ器から出力される
2個のデータを減算する第1の減算器と、前記N個の入
力データを第1および第2データ系列に分配するデータ
分配器と、前記第1の加算器の出力と前記データ分配器
の第1のデータ系列のどちらか一方を選択する第1の選
択器と、前記第1の選択器の出力を入力データとするN/
2個の第1の積和演算器群と、前記第1の積和演算器群
から出力されるN/2個のデータを順次選択する第2の選
択器と、前記第1の減算器の出力と前記データ分配器の
第2のデータ系列のどちらか一方を選択する第3の選択
器と、前記第3の選択器の出力を入力データとするN/2
個の第2の積和演算器群と、前記第2の積和演算器群か
ら出力されるN/2個のデータを順次選択する第4の選択
器と、前記第2および第4の選択器の出力を共通の入力
とする第2の加算器および第2の減算器と、前記第2お
よび第4の選択器と前記第2の加算器および前記第2の
減算器の出力を選択して出力する第5の選択器とを有す
る。
N(Nは2のベキ乗)次のDCTは、入力データと出力
データをそれぞれxj,yi(i,j=0,1,2,…,N−1)とする
と式(1)で定義される。
データをそれぞれxj,yi(i,j=0,1,2,…,N−1)とする
と式(1)で定義される。
式(1)を行列の形式で記述すると、式(2)のよう
になる。
になる。
y=Cx (2) ここで、xはN×1の入力データベクトル、 yはN×1の出力データベクトル、 CはN×NのDCT係数行列 で、行列Cの各要素ci,jは、 である。
DCT係数行列Cの各要素には、 ci,j=(−1)ici,N−j−1 の関係があり、この関係を利用すると式(2)は、Nが
8の場合には式(8)のように変形できる。
8の場合には式(8)のように変形できる。
さらに、式(8)は式(9),(10)のように2つの
行列式に展開できる。
行列式に展開できる。
式(9),(10)より、DCT演算は、N個のデータか
らなる入力データベクトルの対称の位置にある2個の入
力データを予め加減算することにより、式(2)と比べ
てDCT係数との乗算回数を2分の1に減らすことができ
る。
らなる入力データベクトルの対称の位置にある2個の入
力データを予め加減算することにより、式(2)と比べ
てDCT係数との乗算回数を2分の1に減らすことができ
る。
以上より、本発明の第1項のDCT装置は、次数Nの場
合、N個の入力データをデータ組(x0,xN-1),(x1,x
N-2),(x2,xN-3),…, に変換するデータ組み合わせ器と、データ組の2個のデ
ータを加算する加算器と、データ組の2個のデータを減
算する減算器と、加算器の出力データ(x0+xN-1)(x1
+xN-2),(x2+xN-3),…, が入力され式(9)を実行するN/2個の積和演算器と、
減算器の出力データ(x0−xN-1),(x1−xN-2),(x2
−xN-3),…, が入力され式(10)式を実行するN/2個の積和演算器
と、積和演算器から出力されるN個のデータを順次選択
して積和演算器の出力データを並び変えるための選択器
とにより構成できる。その結果、従来方式に比べて演算
回数を2分の1に半減できる。
合、N個の入力データをデータ組(x0,xN-1),(x1,x
N-2),(x2,xN-3),…, に変換するデータ組み合わせ器と、データ組の2個のデ
ータを加算する加算器と、データ組の2個のデータを減
算する減算器と、加算器の出力データ(x0+xN-1)(x1
+xN-2),(x2+xN-3),…, が入力され式(9)を実行するN/2個の積和演算器と、
減算器の出力データ(x0−xN-1),(x1−xN-2),(x2
−xN-3),…, が入力され式(10)式を実行するN/2個の積和演算器
と、積和演算器から出力されるN個のデータを順次選択
して積和演算器の出力データを並び変えるための選択器
とにより構成できる。その結果、従来方式に比べて演算
回数を2分の1に半減できる。
N次のIDCTは、入力データと出力データをそれぞれ
yi,xjとすると式(11)で定義される。
yi,xjとすると式(11)で定義される。
式(11)を行列の形式で記述すると、式(12)のよう
になる。
になる。
x=Dy (12) ここで、yはN×1の入力データベクトル、xはN×
1の出力データベクトル、DはN×NのIDCT係数行列
で、行列の各要素di,jは、 である。IDCT係数行列Dの各要素には、 di,j=(−1)jdN−i−1,j (14) の関係があり、この関係を利用すると式(12)は、Nが
8の場合式(15)(16)のように変形できる。
1の出力データベクトル、DはN×NのIDCT係数行列
で、行列の各要素di,jは、 である。IDCT係数行列Dの各要素には、 di,j=(−1)jdN−i−1,j (14) の関係があり、この関係を利用すると式(12)は、Nが
8の場合式(15)(16)のように変形できる。
さらに、式(15)は式(17)(18)のように2つの行
列式に展開できる。
列式に展開できる。
式(16),(17),(18)より、IDCT演算は、N個の
データからなる入力データ系列を偶数番目と奇数番目に
分けてDCT係数と積和演算し、積和演算データを加減算
することにより実現でき、かつ式(12)に比べて乗算回
数を2分の1に減らすことができる。
データからなる入力データ系列を偶数番目と奇数番目に
分けてDCT係数と積和演算し、積和演算データを加減算
することにより実現でき、かつ式(12)に比べて乗算回
数を2分の1に減らすことができる。
以上より、本発明の第2項のIDCT装置は、次数Nの場
合、N個の入力データ(y0,y1,…,yN-1)を(y0,y2,…,
yN-2)と(y1,y3,…,yN-1)のように2個のデータ系列
に分配して出力するデータ分配器と、データ分配器のそ
れぞれの出力端子に接続され式(17)を実行するN/2個
の積和演算器と、式(18)を実行するN/2個の積和演算
器と、積和演算器から出力されるデータ(Z0,Z1,Z2,Z3,
…,ZN-1)を組(Z0,Z1),(Z2,Z3),…,(ZN-2,
ZN-1)のように組み合わせるデータ選択器と、1組の2
個のデータを加算する加算器と減算する減算器により構
成できる。その結果、従来方式に比べて演算回数は約2
分の1に半減できる。
合、N個の入力データ(y0,y1,…,yN-1)を(y0,y2,…,
yN-2)と(y1,y3,…,yN-1)のように2個のデータ系列
に分配して出力するデータ分配器と、データ分配器のそ
れぞれの出力端子に接続され式(17)を実行するN/2個
の積和演算器と、式(18)を実行するN/2個の積和演算
器と、積和演算器から出力されるデータ(Z0,Z1,Z2,Z3,
…,ZN-1)を組(Z0,Z1),(Z2,Z3),…,(ZN-2,
ZN-1)のように組み合わせるデータ選択器と、1組の2
個のデータを加算する加算器と減算する減算器により構
成できる。その結果、従来方式に比べて演算回数は約2
分の1に半減できる。
また、本発明の第3項のDCTとIDCT兼用装置は、本発
明の第1項のDCT装置と第2項のIDCT装置を組み合わせ
たもので、積和演算器を共通として、積和演算器のデー
タの入力部と出力部に選択器を付加してデータの流れを
切り替えることにより、DCT演算とIDCT演算を実現でき
るようにしたものである。
明の第1項のDCT装置と第2項のIDCT装置を組み合わせ
たもので、積和演算器を共通として、積和演算器のデー
タの入力部と出力部に選択器を付加してデータの流れを
切り替えることにより、DCT演算とIDCT演算を実現でき
るようにしたものである。
次に本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。同図においてDCT装置はNを8とし、積和演算器を
8個接続してDCT演算を実行する。
る。同図においてDCT装置はNを8とし、積和演算器を
8個接続してDCT演算を実行する。
入力データ(x0,x1,x2,x3,x4,x5,x6,x7)は入力端子1
00に入力される。入力データはデータ組み合わせ器101
で2個1組にされて、(x0,x7),(x1,x6),(x2,
x5),(x3,x4)の順番で出力される。
00に入力される。入力データはデータ組み合わせ器101
で2個1組にされて、(x0,x7),(x1,x6),(x2,
x5),(x3,x4)の順番で出力される。
データ組み合わせ器101の出力データは加算器102と減
算器103の両方に入力される。加算器102から出力される
加算データ(x0+x7),(x1+x6),(x2+x5),(x3
+x4)は積和演算器110,111,112,113に入力され、減算
器103から出力される減算データ(x0−x7),(x1−
x6),(x2−x5),(x3−x4)は積和演算器114,115,11
6,117に入力される。
算器103の両方に入力される。加算器102から出力される
加算データ(x0+x7),(x1+x6),(x2+x5),(x3
+x4)は積和演算器110,111,112,113に入力され、減算
器103から出力される減算データ(x0−x7),(x1−
x6),(x2−x5),(x3−x4)は積和演算器114,115,11
6,117に入力される。
積和演算器110,111,112,113,114,115,116,117にある
係数メモリ120,…には、それぞれDCT係数(c0,0,c0,1,
c0,2,c0,3),(c2,0,c2,1,c2,2,c2,3),(c4,0,c
4,1,c4,2,c4,3),(c6,0,c6,1,c6,2,c6,3),
(c1,0,c1,1,c1,2,c1,3),(c3,0,c3,1,c3,2,
c3,3),(c5,0,c5,1,c5,2,c5,3),(c7,0,c7,1,c
7,2,c7,3)が格納されており、積和演算器110,111,112,
113,114,115,116,117はDCT係数と入力データの積和演算
を実行して、レジスタ170,…のそれぞれにDCT演算デー
タ(y0,y2,y4,y6,y1,y3,y5,y7)を格納する。レジスタ1
70,…に格納されたDCT演算データは選択器180により順
次選択され、(y0,y1,y2,y3,y4,y5,y6,y7)の順番で出
力端子181より出力される。
係数メモリ120,…には、それぞれDCT係数(c0,0,c0,1,
c0,2,c0,3),(c2,0,c2,1,c2,2,c2,3),(c4,0,c
4,1,c4,2,c4,3),(c6,0,c6,1,c6,2,c6,3),
(c1,0,c1,1,c1,2,c1,3),(c3,0,c3,1,c3,2,
c3,3),(c5,0,c5,1,c5,2,c5,3),(c7,0,c7,1,c
7,2,c7,3)が格納されており、積和演算器110,111,112,
113,114,115,116,117はDCT係数と入力データの積和演算
を実行して、レジスタ170,…のそれぞれにDCT演算デー
タ(y0,y2,y4,y6,y1,y3,y5,y7)を格納する。レジスタ1
70,…に格納されたDCT演算データは選択器180により順
次選択され、(y0,y1,y2,y3,y4,y5,y6,y7)の順番で出
力端子181より出力される。
第2図は本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。同図においてIDCT装置はNを8とし、積和演算器を
8個接続してIDCT演算を実行する。
る。同図においてIDCT装置はNを8とし、積和演算器を
8個接続してIDCT演算を実行する。
入力データ(y0,y1,y2,y3,y4,y5,y6,y7)は入力端子2
00に入力される。入力データは分配器201で(y0,y2,y4,
y6)と(y1,y3,y5,y7)の2のデータ系列に分けられ、
データ(y0,y2,y4,y6)は並列に接続された4個の積和
演算器110,111,112,113に入力され、データ(y1,y3,y5,
y7)は並列に接続された4個の積和演算器114,115,116,
117に入力される。
00に入力される。入力データは分配器201で(y0,y2,y4,
y6)と(y1,y3,y5,y7)の2のデータ系列に分けられ、
データ(y0,y2,y4,y6)は並列に接続された4個の積和
演算器110,111,112,113に入力され、データ(y1,y3,y5,
y7)は並列に接続された4個の積和演算器114,115,116,
117に入力される。
積和演算器110,111,112,113,114,115,116,117にある
係数メモリ120,…には、それぞれIDCT係数(d0,0,d02,
d0,4,d0,6),(d1,0,d1,2,d1,4,d1,6),(d2,0,d
2,2,d2,4,d2,6),(d3,0,d3,2,d3,4,d3,6),
(d0,1,d0,3,d0,5,d0,7),(d1,1,d1,3,d1,5,
d1,7),(d2,1,d2,3,d2,5,d2,7),(d3,1,d3,3,d
3,5,d3,7)が格納されており、積和演算器110,111,112,
113,114,115,116,117はIDCT係数と入力データの積和演
算を実行してレジスタ170,…のそれぞれに、積和演算デ
ータ(Z0,Z2,Z4,Z6,Z1,Z3,Z5,Z7)を格納する。
係数メモリ120,…には、それぞれIDCT係数(d0,0,d02,
d0,4,d0,6),(d1,0,d1,2,d1,4,d1,6),(d2,0,d
2,2,d2,4,d2,6),(d3,0,d3,2,d3,4,d3,6),
(d0,1,d0,3,d0,5,d0,7),(d1,1,d1,3,d1,5,
d1,7),(d2,1,d2,3,d2,5,d2,7),(d3,1,d3,3,d
3,5,d3,7)が格納されており、積和演算器110,111,112,
113,114,115,116,117はIDCT係数と入力データの積和演
算を実行してレジスタ170,…のそれぞれに、積和演算デ
ータ(Z0,Z2,Z4,Z6,Z1,Z3,Z5,Z7)を格納する。
レジスタ170,…,173に格納された積和演算データは選
択器280により(Z0,Z2,Z4,Z6)の順番で、レジスタ174,
…,177に格納された積和演算データは選択器281により
(Z1,Z3,Z5,Z7)の順番で選択され、選択器280,281の出
力データは加算器282と減算器283に入力され、加算デー
タ(x0,x2,x4,x6)と減算データ(x1,x3,x5,x7)は選択
器284で交互に選択されて(x0,x1,x2,x3,x4,x5,x6,x7)
の順番で出力端子285より出力される。
択器280により(Z0,Z2,Z4,Z6)の順番で、レジスタ174,
…,177に格納された積和演算データは選択器281により
(Z1,Z3,Z5,Z7)の順番で選択され、選択器280,281の出
力データは加算器282と減算器283に入力され、加算デー
タ(x0,x2,x4,x6)と減算データ(x1,x3,x5,x7)は選択
器284で交互に選択されて(x0,x1,x2,x3,x4,x5,x6,x7)
の順番で出力端子285より出力される。
第3図は本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。同図においてDCT/IDCT装置はNを8とした場合、第
1図と第2図を組み合わせてデータの経路を選択器305,
306,380,381,384により切り替えることによりDCT演算ま
たはIDCT演算を実行する。
る。同図においてDCT/IDCT装置はNを8とした場合、第
1図と第2図を組み合わせてデータの経路を選択器305,
306,380,381,384により切り替えることによりDCT演算ま
たはIDCT演算を実行する。
DCT演算を実行する場合は、選択器305,306はそれぞれ
加算器102,減算器103の出力データを選択し、選択器38
0.381,384は第1図の選択器180と同様の動作をし、組み
合わせ器101,加算器102,減算器103,積和演算器110,111,
112,113,114,115,116,117は第1図の場合と同じ動作を
する。
加算器102,減算器103の出力データを選択し、選択器38
0.381,384は第1図の選択器180と同様の動作をし、組み
合わせ器101,加算器102,減算器103,積和演算器110,111,
112,113,114,115,116,117は第1図の場合と同じ動作を
する。
IDCT演算を実行する場合は、選択器305,306はそれぞ
れ分配器201の出力データを選択し、選択器380.381,38
4、加算器282、減算器283、積和演算器110,111,112,11
3,114,115,116,117は第2図の場合と同じ動作をする。
れ分配器201の出力データを選択し、選択器380.381,38
4、加算器282、減算器283、積和演算器110,111,112,11
3,114,115,116,117は第2図の場合と同じ動作をする。
本発明によれば、並列接続された積和演算器にデータ
組み合わせ器,データ分配器,加算器,減算器を接続す
ることにより、全体の演算量を約2分の1に削減できる
DCT装置とIDCT装置が構成でき、かつ演算時間の短縮が
実現できる。
組み合わせ器,データ分配器,加算器,減算器を接続す
ることにより、全体の演算量を約2分の1に削減できる
DCT装置とIDCT装置が構成でき、かつ演算時間の短縮が
実現できる。
第1図は本発明の第1の実施例(DCT装置)を示すブロ
ック図、第2図は第2の実施例(IDCT装置)を示すブロ
ック図、第3図は第3の実施例(DCT/IDCT装置)を示す
ブロック図、第4図は従来例を示すブロック図である。 101……組み合わせ器、102,282……加算器、103,283…
…減算器、110〜117……積和演算器、180,280,281,284,
305,306,380,381,384……選択器、201……分配器。
ック図、第2図は第2の実施例(IDCT装置)を示すブロ
ック図、第3図は第3の実施例(DCT/IDCT装置)を示す
ブロック図、第4図は従来例を示すブロック図である。 101……組み合わせ器、102,282……加算器、103,283…
…減算器、110〜117……積和演算器、180,280,281,284,
305,306,380,381,384……選択器、201……分配器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−164640(JP,A) 特開 昭63−136167(JP,A) 特開 昭62−31473(JP,A) 特開 平2−100577(JP,A) 特開 平3−211604(JP,A) 特表 平2−501601(JP,A) 豊蔵真木他「DCTを用いた画像符号 化」電子技術1990−5,Vol.32,N o.6,PP.57−62
Claims (3)
- 【請求項1】積和演算器をN(Nは2のベキ乗の数)個
配置して並列演算を行なわせる離散コサイン変換装置に
おいて、N個の入力データを2個で1組とするN/2組の
組み合わせデータの系列を生成し2個のデータを同時に
出力するデータ組み合わせ器と、前記データ組み合わせ
器から出力される2個のデータを加算する加算器と、前
記加算器の出力を入力データとするN/2個の積和演算器
と、前記データ組み合わせ器から出力される2個のデー
タを減算する減算器と、前記減算器の出力を入力データ
とするN/2個の積和演算器と、前記N個の積和演算器か
ら1個ずつ出力される積和演算データを順次選択する選
択器とを有することを特徴とする離散コサイン変換装
置。 - 【請求項2】積和演算器をN(Nは2のベキ乗の数)個
配置して並列演算を行なわせる逆離散コサイン変換装置
において、N個の入力データを第1および第2のデータ
系列に分配するデータ分配器と、前記第1のデータ系列
を入力データとするN/2個の積和演算器から成る第1の
積和演算器群と、前記第2のデータ系列を入力データと
するN/2個の積和演算器から成る第2の積和演算器群
と、前記第1の積和演算器群から出力される積和演算デ
ータを順次選択する第1の選択器と、前記第2の積和演
算器群から出力される積和演算データを順次選択する第
2の選択器と、前記第1および第2の選択器の出力を入
力とする加算器および減算器と、前記加算器および減算
器の出力データを交互に選択し送出する第3の選択器と
を有することを特徴とする逆離散コサイン変換装置。 - 【請求項3】積和演算器をN(Nは2のベキ乗の数)個
配置して並列演算を行なわせる離散コサイン変換および
逆離散コサイン変換装置において、N個の入力データを
2個で1組とするN/2組の組み合わせデータの系列を生
成し2個のデータを同時に出力するデータ組み合わせ器
と、前記データ組み合わせ器から出力される2個のデー
タを加算する第1の加算器と、前記データ組み合わせ器
から出力される2個のデータを減算する第1の減算器
と、前記N個の入力データを第1および第2データ系列
に分配するデータ分配器と、前記第1の加算器の出力と
前記データ分配器の第1のデータ系列のどちらか一方を
選択する第1の選択器と、前記第1の選択器の出力を入
力データとするN/2個の第1の積和演算器群と、前記第
1の積和演算器群から出力されるN/2個のデータを順次
選択する第2の選択器と、前記第1の減算器の出力と前
記データ分配器の第2のデータ系列のどちらか一方を選
択する第3の選択器と、前記第3の選択器の出力を入力
データとするN/2個の第2の積和演算器群と、前記第2
の積和演算器群から出力されるN/2個のデータを順次選
択する第4の選択器と、前記第2および第4の選択器の
出力を共通の入力とする第2の加算器および第2の減算
器と、前記第2および第4の選択器と前記第2の加算器
および前記第2の減算器の出力を選択して出力する第5
の選択器とを有することを特徴とする離散コサイン変換
および逆離散コサイン変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312034A JP2646844B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 離散コサイン変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312034A JP2646844B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 離散コサイン変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04182776A JPH04182776A (ja) | 1992-06-30 |
JP2646844B2 true JP2646844B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=18024426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2312034A Expired - Lifetime JP2646844B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 離散コサイン変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2646844B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7725516B2 (en) | 2005-10-05 | 2010-05-25 | Qualcomm Incorporated | Fast DCT algorithm for DSP with VLIW architecture |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2581463B1 (fr) * | 1985-05-03 | 1989-09-08 | Thomson Csf | Dispositifs de calcul de transformees cosinus, dispositif de codage et dispositif de decodage d'images comportant de tels dispositifs de calcul |
US4760543A (en) * | 1986-11-10 | 1988-07-26 | American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories | Orthogonal transform processor |
JP2529229B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1996-08-28 | 松下電器産業株式会社 | コサイン変換装置 |
US4791598A (en) * | 1987-03-24 | 1988-12-13 | Bell Communications Research, Inc. | Two-dimensional discrete cosine transform processor |
JPH02100577A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | ディスクリートコサイン変換装置 |
JP2646778B2 (ja) * | 1990-01-17 | 1997-08-27 | 日本電気株式会社 | ディジタル信号処理装置 |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP2312034A patent/JP2646844B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
豊蔵真木他「DCTを用いた画像符号化」電子技術1990−5,Vol.32,No.6,PP.57−62 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04182776A (ja) | 1992-06-30 |
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