JP2662237B2 - マーキング方法 - Google Patents

マーキング方法

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JP2662237B2
JP2662237B2 JP63056281A JP5628188A JP2662237B2 JP 2662237 B2 JP2662237 B2 JP 2662237B2 JP 63056281 A JP63056281 A JP 63056281A JP 5628188 A JP5628188 A JP 5628188A JP 2662237 B2 JP2662237 B2 JP 2662237B2
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輝雄 藤原
恵三 稲村
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Nissan Motor Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の目的】
(産業上の利用分野) この発明は、自動車や家庭電化製品などの被マーキン
グ部分にマークを形成するのに利用されるマーキング方
法に関し、特に被マーキング部分の塗装塗膜と一体化し
た質感の高いマークを形成するのに好適なマーキング方
法に関する。 (従来の技術) 従来、上記のようなマーキング方法としては、第7図
ないし第10図に示すものがあった。 すなわち、第10図に示すように、被マーキング部分10
0であるドアパネルに、マーク101を形成する際において
は、第7図,第8図および第9図に示す工程に基づいて
いた。 まず、第7図に示すように、予め第10図に示すマーク
101の絵文字に形成したポリ塩化ビニル等の高分子材料
からなる着色層105の片面側に離型紙106を貼着するとと
もに、着色層105の他面側にアプリケーション紙107を貼
着した三層構造のマーキングフィルム108を用い、下塗
り塗膜102,中塗り塗膜103および上塗り塗膜104を施した
被マーキング部分100の表面に、前記離型紙106を剥離し
たのちのマーキングフィルム108を貼着する。 ついで、第8図に示すように、アプリケーション紙10
7を剥離して、着色層105のみを上塗り塗膜104上に残
し、前記マーク101の絵文字を被マーキング部分100に形
成する。 また、第9図に示すように、メタリック塗装等のよう
にクリヤー塗膜109を施す際には、第8図に示した如く
着色層105を貼着した上塗り塗膜104の表面にクリヤー塗
膜109を施して、前記マーク101の絵文字を被マーキング
部分100に形成するようにしていた。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、上記した従来のマーキング方法において
は、マーク101を形成する着色層105が、被マーキング部
分100に施した上塗り塗膜104の上に貼着してあるため、
第8図に示すように、上塗り塗膜104と着色層105とで凹
凸状の段差が形成されているので、例えば、洗車,ワッ
クス等のボデーメンテナンスの際にこれらが剥れないよ
うに注意をはらう必要があることから、作業が行いにく
いという問題点があった。また、第9図に示すように、
着色層105を貼着した上塗り塗膜104の表面にクリヤー塗
膜109を施す場合には、第8図に示す凹凸状の段差が形
成された上塗り塗膜104の表面に沿ってクリヤー塗膜109
を施すことになるので、クリヤー塗膜109にも凹凸状の
段差が形成されることとなり、品質感を損なうという問
題点があった。そこで、このクリヤー塗膜109に形成さ
れる凹凸状の段差を解消するために平担状に修正した上
で再塗装を行うことも考えられるが、塗料の消費量が増
えてコスト高となるばかりか工数が増大して生産性が悪
くなるという問題点があった。 さらに、着色層105は比較的塗料の付着性の良くない
ポリ塩化ビニル等の高分子材料からなるものであったた
め、クリヤー塗膜109の付着性にも劣るという問題点が
あった。 (発明の目的) この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、被マーキング部分の塗装塗膜と一体で且つ平
滑面となる状態でマークを形成することが可能であるマ
ーキング方法を提供することにより、上記した従来の問
題点を解決することを目的としている。
【発明の構成】
(問題点を解決するための手段) この発明に係るマーキング方法は、所定の絵文字を表
現した着色層の片面側に、離型紙を貼着するとともに、
当該着色層の他面側に、前記絵文字に対応した形状を有
していて当該絵文字を隠蔽するマスキング紙と、前記絵
文字部分を含む全面を覆うアプリケーション紙とを貼着
したマーキングフィルムを用い、前記マーキングフィル
ムの離型紙を除去して被マーキング部分の中塗り塗膜上
に貼着し、アプリケーション紙を除去した後に上塗り塗
膜を施し、次いでマスキング紙を除去するようにしたこ
とを特徴としており、必要に応じて前記マスキング紙を
除去した後にさらにクリヤー塗膜を施すようにしたこと
を特徴としており、さらに必要に応じて前記着色層の表
面すなわちマスキング紙とのあいだにはクリヤー塗膜に
対する付着性付与層を設けるようにしたことを特徴とし
ている。 (実施例) 以下、この発明に係るマーキング方法の実施例を第1
図ないし第6図に基づいて説明する。 第1図ないし第4図はこの発明に係るマーキング方法
の一実施例を示し、一実施例の場合にはソリッドカラー
の場合を示す。 すなわち、第1図において、被マーキング部分1に
は、下塗り塗膜2および中塗り塗膜3が施されている。
そして、図中の符号4は予めマーク5の画像(絵および
/または文字からなる絵文字)を備えたマーキングフィ
ルムである。 このマーキングフィルム4は、第6図に示すように、
所定形状の画像を形成した着色層6の片面側、すなわち
第6図中左側には離型紙7が接着剤層8を介して剥離可
能に設けてあり、前記着色層6の他面側、すなわち第6
図中右側には、前記所定形状の画像部分に対応した形状
を有していて当該画像部分のみを隠蔽するマスキング紙
9が付着性付与層10を介して剥離可能に設けてあり、さ
らにこのマスキング紙9には前記絵文字部分を含む全面
を覆うアプリケーション紙11を剥離可能に貼着した構造
をなすものである。 このような構造のマーキングフィルム4において、付
着性付与層10としては、水酸基含有アクリル系共重合体
と脂肪族もしくは脂環族ポリイソシアネートとの組合わ
せ、または、オイルフリーポリエステルとアミノアルデ
ヒド樹脂との組合わせからなるものが使用され、この場
合の付着性付与層10の厚さは5μmm〜20μmmのものが使
用される。そしてまた、この付着性付与層10には着色顔
料を配合して着色することもできる。このように、付着
性付与層10を設けることによって、ポリ塩化ビニル等を
ベースとしてなる着色層6の表面における極性が低いこ
とから生ずるクリヤー塗料の付着性を悪さを解消するよ
うになっている。 つぎに、このような構造をもつマーキングフィルム4
を用いて被マーキング部分1にマーキングを形成する要
領について順次説明する。 まず、第1図において被マーキング部分1の中塗り塗
膜3の表面にマーキングフィルム4の離型紙7側を向け
た状態にして、このマーキングフィルム4の離型紙7を
除去し、第2図に示すように、被マーキング部分1の中
塗り塗膜3上に貼着したのち、仮想線で示すようにアプ
リケーション紙11を除去する。 つづいて、第2図に示した被マーキング部分1の中塗
り塗膜3に向けて上塗り塗装を行うことによって第3図
に示すように、中塗り塗膜3と、着色層6の画像のすき
間部分と、マスキング紙9の表面部分に上塗り塗膜12を
施す。 次いで、第3図に示した状態にあるマスキング紙9を
着色層6から除去することにより、第4図に示すように
マーク5の画像を備えた着色層6を被マーキング部分1
の上塗り塗膜12と一体で且つ平滑面状に形成する。 第5図は、この発明の他の実施例を示し、第1図ない
し第4図に示した工程にクリヤー塗膜13を加えたもの
で、中塗り塗膜3および上塗り塗膜12にメタリックカラ
ーを用いた場合である。なお、この場合には第1図ない
し第4図に示した工程は同一であるので省略してある。 すなわち、第4図に示したマスキング紙9を着色層6
から除去した状態で、この表面にクリヤー塗膜13を施
す。これにより上塗り塗膜12と一体で且つ平滑面状に備
え且つクリヤー塗膜13によって鮮映性に優れたマーク5
の画像を被マーキング部分1に形成するようにした場合
を示している。
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明に係るマーキング
方法は、所定の絵文字を表現した着色層の片面側に、離
型紙を貼着するとともに、当該着色層の他面側に、前記
絵文字に対応した形状を有していて当該絵文字を隠蔽す
るマスキング紙と、前記絵文字部分を含む全面を覆うア
プリケーション紙とを貼着したマーキングフィルムを用
い、前記マーキングフィルムの離型紙を除去して被マー
キング部分の中塗り塗膜上に貼着し、アプリケーション
紙を除去した後に上塗り塗膜を施し、次いでマスキング
紙を除去する構成としたことから、従来のもののように
仕上げ面に凹凸状の段差が生ずることがなく、塗装塗膜
と一体で且つ平滑面となる状態でマークを形成すること
ができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明に係るマーキング方法の
一実施例を説明する各々工程説明図、第5図は第1図な
いし第4図に示した工程にクリヤー塗膜を施す工程を加
えた工程説明図、第6図は第1図に示したマーキングフ
ィルム4の縦断面説明図、第7図ないし第9図は従来の
マーキング方法を説明する各々工程説明図、第10図は従
来のマーキング方法を用いてマークを形成した被マーキ
ング部分の外観図である。 1……被マーキング部分、3……中塗り塗膜、4……マ
ーキングフィルム、6……着色層(5)、7……離型
紙、9……マスキング紙、11……アプリケーション紙、
12……上塗り塗膜、13……クリヤー塗膜。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の絵文字を表現した着色層の片面側
    に、離型紙を貼着するとともに、当該着色層の他面側
    に、前記絵文字に対応した形状を有していて当該絵文字
    を隠蔽するマスキング紙と、前記絵文字部分を含む全面
    を覆うアプリケーション紙とを貼着したマーキングフィ
    ルムを用い、前記マーキングフィルムの離型紙を除去し
    て被マーキング部分の中塗り塗膜上に貼着し、アプリケ
    ーション紙を除去した後に上塗り塗膜を施し、次いでマ
    スキング紙を除去することを特徴とするマーキング方
    法。
  2. 【請求項2】マスキング紙を除去した後にクリヤー塗膜
    を施すことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    のマーキング方法。
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