JP2661820B2 - 管塗装装置におけるバリ落とし装置 - Google Patents

管塗装装置におけるバリ落とし装置

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JP2661820B2
JP2661820B2 JP22446291A JP22446291A JP2661820B2 JP 2661820 B2 JP2661820 B2 JP 2661820B2 JP 22446291 A JP22446291 A JP 22446291A JP 22446291 A JP22446291 A JP 22446291A JP 2661820 B2 JP2661820 B2 JP 2661820B2
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慎一 細田
義人 長安
一之助 福崎
清継 水田
重利 浅井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管塗装装置におけるバリ
落とし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル鋳鉄管を遠心鋳造したような
場合には、この管の内外面を塗装するのが一般的であ
り、特に管内面は粉体塗装が行われることが多い。従
来、管の内面を塗装する場合には、図6に示すように管
33を水平方向に支持してその軸心まわりに回転させ、こ
の管33の開口端34から管内へランス35を挿入し、このラ
ンス35の先端に設けたノズル36から塗料37を噴射するの
が通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法で塗装を行うと、回転している管33の端面38におい
て、遠心力の作用により図7に示すような塗料のバリ39
が発生し、これを放置すると製品の品質が低下するとい
う問題点がある。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、発生したバリを容易かつ確実に取り除けるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、管を軸心まわりに回転させながら、この管の
内部に挿入されるノズルから塗料を噴出させることで、
この管の内面を塗装するようにした管塗装装置におい
て、前記回転する管の端部の外周縁に発生した塗料のバ
リを掻き取り可能なブレードと、このブレードを前記管
の端部の外周縁に向けて接近させる手段とを設けたもの
である。
【0006】
【作用】このような構成によれば、管がその軸心まわり
に回転しているため、ブレードを管の端部の外周縁に向
けて接近させるだけで、このブレードにより、管の端部
の外周縁に発生した塗料のバリが、全周にわたって掻き
取られる。
【0007】
【実施例】図5は、本発明にもとづく管塗装装置の全体
構造を示す正面図である。ここで1は塗装すべきダクタ
イル鋳鉄製の管で、遠心鋳造された後に焼鈍熱処理され
るなどして形成されたものである。この管1は、支持装
置2により、水平方向に支持されるとともにその軸心ま
わりに回転駆動される。支持装置2は走行台車3の上に
設けられており、この走行台車3が走行することで、管
1は、回転可能に支持された状態でその軸心方向に移動
される。
【0008】管1は、支持装置2上に搬入される前にそ
の受口1aの内面がすでに塗装されており、この支持装置
2上では、管胴部の内面は塗装するものの、受口1aの内
面に重ね塗りすると、その塗膜が必要以上に厚くなって
好ましくない。そこで、この受口1aの内面にマスキング
を施す必要がある。4はそのためのマスキング装置で、
管1の受口1aの内部に挿入されるパイプ状のマスキング
部材5を有している。
【0009】6は塗装装置で、台車3の走行により管1
の内部へ挿入される水平方向のランス7と、このランス
7の基端部を支持するための支持フレーム8とを備えて
いる。
【0010】台車3を走行させながらランス7の先端よ
り塗料を噴出することで、管1の内面が塗装されること
になるが、管1の挿口1bの端面においては、この管1が
支持装置2にて回転されている関係上、遠心力により塗
料のバリが発生する。このバリは、本発明にもとづくバ
リ落とし装置9によって除去される。
【0011】次に、このバリ落とし装置9について詳細
に説明する。図1および図2に示すように、台車3上に
は複数の支持装置2が設けられ、一度に複数本の管1を
支持することで、これら複数本の管1の内面を一度に塗
装するように構成されている。これら支持装置2は、そ
れぞれ一対のローラ11間に管1の底部を落とし込んで、
この管1を支持可能である。
【0012】管1の挿口1bに対応した位置における台車
3上には、この管1から掻き取られて落下するバリを受
け止めて排出路12へ送り出すシュート13が設けられてい
る。このシュート13には、管軸心に直角な水平方向のロ
ッド14が配置されており、このロッド14は、シュート13
の側壁15に設けられた軸受16によって、その両端が回転
自在に支持されている。ロッド14の一端にはアーム17が
固定されており、側壁15に取り付けられたシリンダ18の
動作端がこのアーム17に連結されることで、このシリン
ダ18の伸縮によりロッド14が一定角度の範囲内でその軸
心まわりに回転される。
【0013】ロッド14には、各管1に対応した位置に、
それぞれブレード19が取り付けられている。図3および
図4は、このブレード19の詳細構造を示す。図示のよう
に、ロッド14にはブロック20がボルト21にて固定されて
おり、このブロック20は、キー22によりロッド14に対し
て回り止めが施されている。ブロック20には、ロッド14
と垂直な方向のブラケット23が固定されている。またブ
ロック20にはロッド14と平行な方向のピン24が設けられ
ており、このピン24を利用して、ブラケット23と同方向
に伸びるチャンネル状の支持体25の基端部が、揺動自在
に取り付けられている。支持体25における管1に向かい
合った面には、刃物26が取り付けられている。ブラケッ
ト23と支持体25との間には、ボルトを利用したロッド27
とリテーナ28とを用いて、圧縮コイルばね29が設けら
れ、このばね29によって刃物を26を管1の方へ向けて押
すように構成されている。
【0014】次に管1の内面の塗装作業について説明す
る。遠心鋳造後に焼鈍熱処理されてまだ所定の温度下に
ある管1が図5に示す支持装置2上に搬入されたなら、
この支持装置2のローラ11にて、管1を水平方向に支持
するとともにこれを軸心まわりに回転させる。かつ、マ
スキング装置4のマスキング部材5を受口1aの内部に挿
入して、この受口1aの内面をマスキングする。
【0015】この状態で台車3を走行させ、図5の仮想
線で示すように管1を塗装装置6のランス7に被せる。
そして台車3の走行により管1を元の位置に戻しなが
ら、すなわちランス7の先端の噴射ノズルを管1の受口
1a側から挿口1b側に向けて相対移動させながら、管1の
内面に向けて粉体塗料を噴出する。この粉体塗料は、管
1の保有する熱によって、この管1の全長かつ全周にわ
たる内面に溶着する。
【0016】管1の挿口1bの端面には、図6および図7
の場合と同様のバリが発生する。そこで、シリンダ18に
よりロッド14を回転させ、ブレード19を旋回させて管1
の端面に接近させる。すると、図1に示すように刃物26
が管1の挿口1bの端部の外周縁に当たり、ばね29の作用
でこの外周縁に押圧される。このとき、支持装置2によ
り管1が軸心まわりに回転されているため、生じていた
塗料のバリは、この外周縁の全周にわたって刃物26によ
り掻き取られ、除去される。掻き取られたバリは、管1
から落下してシュート13に受け止められ、次いで排出路
12へ送り出される。
【0017】一般に鋳造ラインに流される管1はその種
類が多く、この種類の違いによって口径が変化した場合
には、支持装置2のローラ11で支持されたときのポジシ
ョンがそれぞれ変化する。しかし、ブレード19をロッド
14のまわりで旋回させるようにしたため、刃物26をある
程度の長さとすることで、管種が変化しても常にこの刃
物26を管1の端部の外周縁に押圧させることができる。
【0018】また図1や図5に示すように、長さが大き
く異なる管31の内面を塗装すべき場合もある。そこで、
この場合に対処するために、図1に示すように管軸方向
に沿って複数のロッド14を設け、各ロッド14ごとにそれ
ぞれブレード19を設けておく。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
する管の端部の外周縁に発生した塗料のバリを掻き取り
可能なブレードと、このブレードを前記管の端部の外周
縁に向けて接近させる手段とを設けたため、この管の端
部の外周縁に発生する塗料のバリを全周にわたって容易
かつ確実に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管塗装装置におけるバリ落
とし装置の正面図である。
【図2】図1のバリ落とし装置の側面図である。
【図3】図1のバリ落とし装置におけるブレードの詳細
図である。
【図4】図3のブレードの要部の横断面図である。
【図5】本発明のバリ落とし装置を備えた管塗装装置の
全体図である。
【図6】従来における管内面の塗装方法を示す断面図で
ある。
【図7】図6に示すようにして塗装された管の端面にお
ける塗料のバリの発生状態を示す図である。
【符号の説明】
1 管 9 バリ落とし装置 14 ロッド 18 シリンダ 19 ブレード 25 支持体 26 刃物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 清継 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 浅井 重利 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管を軸心まわりに回転させながら、この
    管の内部に挿入されるノズルから塗料を噴出させること
    で、この管の内面を塗装するようにした管塗装装置にお
    いて、前記回転する管の端部の外周縁に発生した塗料の
    バリを掻き取り可能なブレードと、このブレードを前記
    管の端部の外周縁に向けて接近させる手段とを設けたこ
    とを特徴とする管塗装装置におけるバリ落とし装置。
JP22446291A 1991-09-05 1991-09-05 管塗装装置におけるバリ落とし装置 Expired - Lifetime JP2661820B2 (ja)

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JP22446291A JP2661820B2 (ja) 1991-09-05 1991-09-05 管塗装装置におけるバリ落とし装置

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JPH0564761A JPH0564761A (ja) 1993-03-19
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JP6277082B2 (ja) * 2014-08-18 2018-02-07 本田技研工業株式会社 塗料剥離装置

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