JP2661764B2 - 入出金装置 - Google Patents

入出金装置

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JP2661764B2
JP2661764B2 JP2042700A JP4270090A JP2661764B2 JP 2661764 B2 JP2661764 B2 JP 2661764B2 JP 2042700 A JP2042700 A JP 2042700A JP 4270090 A JP4270090 A JP 4270090A JP 2661764 B2 JP2661764 B2 JP 2661764B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金融機関等において、収納紙幣の出金、投
入紙幣の入金等を自動的に行う入出金装置、特に搬送路
により互いに紙幣の受け渡しを行う上部ユニット及び下
部ユニットから成る入出金装置に関する。
〔従来の技術〕
第7図はこの種の入出金装置の従来例を示す概略側面
図であり、これは窓口取引要の装置である。
図において、200は入出金装置であり、窓口カウンタ2
01の下に設置される。
現金の取り出し、投入を行う現金投入・取出口202,20
3を窓口係員側、顧客側にそれぞれ有する。204は現金の
真偽,正損,金種,表裏等の判別を行う判別部であり、
この判別部204の真偽判別結果で、偽券と判別された紙
幣は、現金を投入された側の現金リジェクト口205ある
いは206へ返却される。一方、前記判別部204で真券と判
別された紙幣は、万券収納箱207、五千券収納箱208、千
券収納箱209の上部にそれぞれ設けられた一時集積部21
0,211,212へ集積される。一時集積部210,211,212内の紙
幣はそれぞれ仕切板213,214215により各収納箱207〜209
内の紙幣と区別されている。
前記一時集積の状態にあって、顧客あるいは窓口係員
からの入金取消の指示があった場合は、各一時集積部21
0,211,212より現金を投入された側の現金投入・取出口2
02、あるいは203へ返却される。入金取引成立の場合は
各収納箱207〜209内にそれぞれ設けられたステージ216,
217,218が所定の位置に上昇し、それともに仕切板213,2
14,215が箱外に退避する。したがって、一時集積部210,
211,212内の紙幣は各収納箱207,208,209内に落下して収
納される。
また判別部204で損券と判別された紙幣は損券収納箱2
19へ収納される。
出金取引の場合は、各収納箱207,208,209内のステー
ジ216,217,218が紙幣を持ち上げ各収納箱上部に設けら
れた分離送出手段により出金する。なお、この時仕切板
213,214,215は箱外に退避している。収納箱207〜209か
ら出金された紙幣は判別部204を経由して現金投入・取
出口202あるいは203へ搬送される。その際、紙幣に斜
行、二枚送り等が発生した場合はリジェクトボックス22
0へ収納する。
なお、221は紙幣の補充や回収を一括して行う一括金
庫であり、判別部204を経由して各収納箱207,208,209へ
紙幣を補充したり、また逆に各収納箱207,208,209より
紙幣を回収する金庫である。また、図中A〜Lは入出金
処理に応じて紙幣の走行路の切り替えを行う切り替えゲ
ートである。
上記入出金機200は上部ユニット222、下部ユニット22
3から構成されており、両ユニットは保守を目的にそれ
ぞれ図示しないスライドレールにより引き出せるように
構成されている。
224は上部ユニット222の紙幣搬送路を駆動する上部搬
送モータ225は下部ユニット223の紙幣搬送路を駆動する
下部搬送モータであり、紙幣を搬送する際には、これら
上部搬送モータ224及び下部搬送モータ225を同時に駆動
している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した構成の従来技術によれば、作
動不良により装置が一旦停止してその後復旧する時、上
部ユニットと下部ユニットの駆動モータが同時に駆動を
再開するので、紙幣が上部ユニットと下部ユニットの受
け渡しの搬送路の途中で停滞していると、駆動モータに
掛かる負荷によっては片方のモータの立ち上がりが遅れ
て紙幣ジャムを誘発するという問題があった。
すなわち、第7図により説明すると、搬送路226にお
いて紙幣が止まっていて、上部搬送モータ224と下部搬
送モータ225を同時に駆動したが下部搬送モータ225の負
荷が重く、下部搬送モータ225の立ち上がりが遅れる
と、下部ユニット223の紙幣搬送路は動作していないの
で、上部ユニット222の紙幣搬送路から紙幣が押し込ま
れ、下部ユニット223の搬送入り口部分でしわになりジ
ャムを発生させる。搬送路227、搬送路228に於いても同
様である。従って、信頼性のある装置の実現に満足でき
るものは得られなかった。
このような問題を解決するため、本発明は、取引中に
搬送路の駆動が一旦停止された後の搬送路の駆動再開時
にユニット間の搬送路の紙幣受渡し部でジャムが発生す
ることを防止することができる入出金装置を実現するこ
とを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、本発明は、取引による紙幣の処理中に搬送
路によって互いに紙幣の受け渡しを行う第1のユニット
及び第2のユニットから成り、前記第1のユニットは前
記第2のユニットと独立して搬送路を駆動する第1の搬
送モータを有し、前記第2のユニットは前記第1のユニ
ットと独立して搬送路を駆動する第2の搬送モータを有
する入出金装置において、紙幣搬送中に前記第1,及び第
2のモータによるそれぞれの搬送路の駆動が一旦停止さ
れた後、前記搬送路の駆動再開時に現在進行中の取引の
種別を判定する取引判定回路と、この取引判定回路によ
る判定の結果、前記第1のユニットから前記第2のユニ
ットへ紙幣の受渡しを行う取引の場合、前記第2の搬送
モータを駆動した後、一定の時間差をとって前記第1の
搬送モータを駆動し、前記判定の結果、前記第2のユニ
ットから前記第1のユニットへ紙幣の受渡しを行う取引
の場合、前記第1の搬送モータを駆動した後、時間差を
とって前記第2の搬送モータを駆動する駆動時間設定回
路を備えたことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成を有する本発明は、取引中に装置に異
常等が発生して、紙幣搬送中に前記第1,及び第2のモー
タによるそれぞれの搬送路の駆動が一旦停止され、その
後、搬送路の駆動再開する際、取引判定回路が現在進行
中の取引の種別を判定する。
この取引判定回路による判定の結果、第1のユニット
から第2のユニットへ紙幣の受渡しを行う取引の場合、
駆動時間設定回路は前記第2の搬送モータを駆動した
後、一定の時間差をとって前記第1の搬送モータを駆動
する。
また、前記判定の結果、前記第2のユニットから前記
第1のユニットへ紙幣の受渡しを行う取引の場合、駆動
時間設定回路は前記第1の搬送モータを駆動した後、一
定の時間差をとって前記第2の搬送モータを駆動する。
従って、これによれば、搬送路の駆動が一旦停止され
た後の搬送路の駆動再開時に、紙幣搬送方向の下流側と
なるユニットの搬送路から駆動されることになるので、
第1,第2のユニット間の受渡し部でジャムが発生するの
を確実に防止することが可能となり、装置の信頼性を高
めることができる。
〔実 施 例〕
以下図面に従って実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例のモータ駆動回路を示すブ
ロック図、第2図は同実施例の装置全体を示す概略側面
図である。
まず、第2図において、49は入出金装置であり、この
入出金装置49は上部ユニット(第1のユニット)51及び
下部ユニット(第2のユニット)52により成っている。
上部ユニット50は前面上部に、紙幣の投入口52、放出
口53が設けられている。投入口52の上面奥側には一括し
て投入された紙幣を分離して1枚ずつ取り込むための入
金分離機構54が設けられている。
走行路55は、1枚ずつ分離された前記紙幣を鑑別部56
へと送り込むための搬送路であり、鑑別部56は1枚ずつ
送り込まれてきた紙幣の真偽,正損,金種,表裏,重走
及び斜行等の走行不良を鑑別検知する。
さらにその後方に配置された走行路57は、鑑別部56を
通過した紙幣を切り替えゲート58まで搬送するための搬
送路である。
走行路59は、切り替えゲート58により装置内に取り込
むべく誘導搬送された紙幣を下部ユニット51に引き渡す
ために設けられた搬送路であり、走行路60は、下部ユニ
ット51の走行路によって搬送されて来た紙幣を受け継
ぎ、鑑別部56に送り込むための搬送路である。また切り
替えゲート58が図示しないマグネットを駆動することに
より作動すると、鑑別部56を通過して搬送された紙幣は
走行路61に送り込まれ、走行路61によって放出口の上面
奥側に配置された放出口集積部62に搬送される。放出口
集積部62で搬送されて来た紙幣は放出口53に集積され、
テーラーは一括して紙幣を取り出すことができる。
鑑別部56を通過して搬送された紙幣が後述する計数リ
ジェクト紙幣であった場合は、切り替えゲート58,63が
図示しないマグネットを駆動することにより作動し、計
数リジェクト口集積部64に搬送され、計数リジェクト口
集積部64で搬送されて来た紙幣は、計数リジェクト口65
に集積され、テラーは一括して計数リジェクト紙幣を取
り出すことができる。
下部ユニット51は、取り込み紙幣の集積部66,67,68と
出金リジェクト紙幣の集積部69と、金種別、正損別一時
保留部70,71,72と、金種切り分けゲート73,74,75と、出
金リジェクト紙幣切り分けゲート76と、金種別収納庫7
7,78と、一括/入金収納庫79と収納庫からの取り出し分
離機構80,81,82と、リジェクト紙幣収納庫83と収納庫か
ら一枚ずつ取り出した紙幣および上部ユニット50から送
り込まれた紙幣を搬送する走行路84とで構成される。
上部ユニット50の走行路59から搬送されて来た紙幣が
千円券であると判定されていた場合には、千円券切り分
けゲート73を作動し、千円券集積部66に送り込み、千円
券集積部66は千円券一時保留部70に順次集積する。また
万円券であると判定されていた場合には万円券切り分け
ゲート74を作動し、万円券集積部67に送り込み、万円券
集積部67は、万円券一時保留部71に順次集積する。
なお、前記鑑別部56の鑑別結果で、損券または還流対
象外紙幣と判定された紙幣のときは、前記金種切り分け
ゲート75を作動させ、一括/入金集積部68に送り込み、
一括/入金集積部68は一括/入金一時保留部72に順次集
積する。
出金リジェクト紙幣集積部69は出金取引において後述
する金種別の収納庫から取り出した紙幣が、前記鑑別部
56を通って、出金不適合券と判定された場合に、後述す
るリジェクト紙幣収納庫に送り込むための集積部であ
る。
一時保留シャッタ85,86,87は図示しない一つのマグネ
ットに連結されており、該マグネットを駆動することに
より、一斉に、一時保留部85,86,87の側面に連結してい
る部分をガイドにして、図において右側に移動し実線の
位置になる。なお、この段階で、一時保留部70,71,72に
集積されている状態のとき、金額不足または、取引不可
能な顧客であった等の理由でテラーが取消操作を行う
と、一時保留部70,71,72に集積していた紙幣を、後述の
出金時の搬送ルートで放出口53に一枚ずつ繰り出してテ
ラーが該紙幣を取り出せるようになっている。
千円券収納庫77は、前記千円券一時保留部70から紙幣
を受け入れて集積する機能と、取り出し分離機能80によ
り、一枚ずつ繰り出す機能とを有する千円券の収納庫で
ある。
同様にして、78は万円券の収納庫、81は万円券の取り
出し分離機構であり、79は一括収納券/入金還流不可能
券の収納庫、82は一括収納券の取り出し分離機構であ
る。
リジェクト紙幣収納箱83は、出金取引において金種別
収納庫77,78から繰り出した紙幣のうち、鑑別部56の鑑
別結果で斜行または2枚以上の重なり(重走)を検知
し、出金不可能券と判定した紙幣を収納する収納庫であ
る。
走行路84は一括/入金収納庫79及び金種別収納庫77,7
8から繰り出した紙幣を搬送し上部ユニット50の走行路6
0に送り込み、また、上部ユニット50の走行路59から送
り込まれた紙幣を一括/入金収納庫79及び金種別収納庫
77,78へと搬送するためのものである。
下部ユニット51の前面には扉があり、監査キーを使用
することにより、該扉を開けて、図示しない収納庫ラッ
クを前方に引き出すことができる構造となっている。
収納庫ラックを引き出すことにより、前記の各収納庫
は抜き取れるように配置されている。
前記各収納庫には、共通の錠が付いており、キーで扉
を開け、紙幣の装填及び抜き取り操作を行うことができ
る。
なお、上部ユニット50、下部ユニット51には、紙幣を
分離,集積,搬送するための動力源として、それぞれ独
立した、上部搬送モータ(第1の搬送モータ)88及び下
部搬送モータ(第2の搬送モータ)89を実装し、動力伝
達機構を配置してある。
第1図において、90は現在進行中の取引を判定する取
引判定回路であり、本実施例では、判定する取引は入金
取引と出金取引の2種とし、入金取引であるか否かを判
定することで2種を区別する。すなわちYESであれば入
金取引、NOであれば出金取引とする。
91は該取引判定回路90の判定結果に従って前記上部搬
送モータ88及び下部搬送モータ89のうち先に動作させる
ものを選択するとともに両搬送モータの動作時間差をと
る駆動時間設定回路である。
駆動時間設定回路91においては、入金取引であれば進
行方向側のユニットは下部ユニット51となるので、下部
搬送モータ89を先に動作させるように、出金取引であれ
ば進行方向側のユニットは上部ユニット50となるので、
上部搬送モータ88を先に動作させるように選択する。
また、両搬送モータの動作時間差の時間Tはモータが
低速になるまでの時間で充分であり、100ms〜500msで設
定する。
以上の構成の本実施例の動作を説明する。
第3図〜第5図は本実施例の作用を示す概略側面図で
あり、第3図は入金動作、第4図は出金動作、第5図は
枚数計数動作を示す。第6図は本実施例の復旧動作を示
すフローチャートである。
<入金動作> まず、入金動作を第3図に基づいて説明する。
投入口52にセットされた紙幣を上から順に一枚ずつ入
金分離機構54の動作によって、装置内部に取り込み、走
行路55によって鑑別部56に送り込む。
鑑別部56では、搬送されて来た紙幣を一枚ずつ順次真
偽判別,正損判別,金種判別,表裏判別及び走行状態検
知して、走行路57に送り込み切り替えゲート58に向か
う。
偽券と判定されたものが来た場合には、切り替えゲー
ト58が作動して、上側に搬送し、走行路63によって放出
口集積部62に到達させる。放出口集積部62では、搬送さ
れて来た紙幣を一枚ずつ放出口53に集積する。放出口53
に集積された紙幣はいわゆる入金リジェクト紙幣であ
る。
真券と判定された紙幣が来た場合は、切り替えゲート
58が作動せず、下部ユニット51に向かう。
下部ユニット51では、紙幣が矢印の方向に、走行路に
そって搬送される。
ここで、千円券の正券で出金に再利用できる紙幣の場
合には、千円券切り分けゲート73を作動して千円券集積
部66に送り込み、千円券一時保留部70に集積し、万円券
の正券で出金に再利用できる紙幣の場合には、万円券切
り分けゲート74を作動して万円券集積部67に送り込み、
万円券一時保留部71に集積する。
損券または、出金不可能券(例えば五千円券や,改刷
以前の紙幣)の場合は、還流対象外紙幣として、一括/
入金切り分けゲート75を作動して、一括/入金集積部68
に送り込み一括/入金一時保留部72に集積する。
以上の動作によって、投入口52にセットされた紙幣の
入金計数処理が完了する。
次に、入出金装置49は図示しない制御部から収納の命
令を受信すると先ず下部ユニット51の一時保留部70,71,
72に集積していた入金紙幣を、一時保留部シャッタ85,8
6,87を同時に右側に開放して収納庫77,78,79に収納す
る。
以上で入金動作が完了する。
<出金動作> 次に、出金動作を第4図に基づいて説明する。
出金計数の指示が万円券1枚、千円券1枚であるとす
ると、先ず、万円券収納庫78の図示しないエンド検知器
が、エンド検知している場合は、出金不可の情報を付加
して、応答電文を図示しない制御部に対して返送する。
エンド検知していない場合は取り出し分離機構81を作動
して万円券1枚を繰り出す。
繰り出された紙幣は、第4図の矢印の通り、走行路8
4,60を通過して鑑別部56に送り込む。鑑別部56では指定
通りの紙幣かどうか鑑別し、指定通りであれば、切り替
えゲート58を作動させて、走行路61に送り込み、放出口
集積部62に達した紙幣は、放出口53に集積される。
なお、鑑別部56で指定通りでない又は、出金不可能券
と鑑別した場合には、切り替えゲート58を作動させず、
下側に向けて搬送し走行路59を通って、再び下部ユニッ
ト51に送り込み、出金リジェクト紙幣集積部69から、リ
ジェクト紙幣収納庫83に送り込む。そして、再び万円券
収納庫78から繰り出して、鑑別を行うことを繰り返す。
万円券の放出が終わると、引き続いて、千円券収納庫
77から千円券一枚の放出を同様に行い、指示枚数の出金
が完了する。
以上で出金動作が完了する。
<枚数計数動作> 次に、本実施例の枚数計数動作を第5図により説明す
る。
操作者が枚数を計数したい紙幣を投入口52にセット
し、図示せぬ入力手段により、計数したい特定金種を入
力設定し、枚数計数開始を指示すると、装置は入力され
た特定金種を制御部内のメモリに記憶する。
投入口52にセットされた紙幣を上から順に一枚ずつ入
金分離機構54の動作によって、装置内部に取り込み、上
部搬送モータ88を起動し走行路55によって鑑別部56に送
り込み、一枚ずつ、真券か否か,指定金種か否か,正常
走行か否かの判定を行う。なお、鑑別部56を通過した全
ての紙幣は、切り替えゲート58に向かう。
鑑別部56の判定により真券かつ指定金種券で、重走し
ていないという全ての条件を満たした紙幣は、切り替え
ゲート58が作動して、上側の走行路61によって搬送し、
放出口集積部62に到達する。
放出口集積部62では、搬送されて来た紙幣を一枚ずつ
放出口53に集積する。
一方、偽券,指定金種以外の紙幣,重走の何れかの条
件を有する紙幣は、切り替えゲート58,63がそれぞれ作
動して、計数リジェクト口集積部64に到達する。
計数リジェクト口集積部64では、搬送されて来た紙幣
を一枚ずつ計数リジェクト口65に集積する。計数リジェ
クト口65に集積されたこの紙幣がいわゆる計数リジェク
ト紙幣である。
最後に、図示しない表示器に計数結果を表示する。
以上で枚数計数動作が終了する。
<復旧動作> 次に復旧動作第6図を用いて説明する。
ここで、現在進行中の取引が入金取引であれば進行方
向側のユニットは下部ユニット51となるので、搬送路の
駆動再開時に、下部搬送モータ89を所定時間先に動作さ
せるようにすれば、両ユニットの受け渡し部に停滞して
いる紙幣を下部ユニット51に取り込み、この取り込み動
作が完了したところで搬送路全体の駆動を再開すること
ができる。
また、現在進行中の取引が出金取引であれば、進行方
向側のユニットは上部ユニット50となるので、搬送路の
駆動再開時に、上部搬送モータ88を所定時間先に動作さ
せるようにすれば、両ユニットの受け渡し部に停滞して
いる紙幣を上部ユニット50に取り込み、この取り込み動
作が完了したところで搬送路全体の駆動を再開すること
ができる。
まず、前記入金取引時、または出金取引時において、
装置に異常があり、紙幣搬送中に上部搬送モータ88,下
部搬送モータ89が一旦停止すると、係員は、搬送路上に
停滞している紙幣の除去を目的に、図示せぬ保守操作盤
において搬送路の駆動の再開の操作を行う。
これを受けて、取引判定回路90が本取引が入金取引で
あるか否かを判定する(S1)。
その結果がYESであれば、駆動時間設定回路91が進行
方向側の下部搬送モータ89を駆動し(S2)、時間T後に
(S3)送り込み側の上部搬送モータ88を駆動する(S
4)。
これにより、下部ユニット51が両ユニットの受け渡し
部に停滞している紙幣を取り込み、この取り込み動作が
完了したところで搬送路全体の駆動が再開する。
取引判定回路90の判定がNOであれば本取引は出金取引
である。そこで、駆動時間設定回路91は進行方向側の上
部搬送モータ88を駆動し(S5)、時間T後に(S6)送り
込み側の下部搬送モータ89を駆動する(S7)。
これにより、上部ユニット50が両ユニットの受け渡し
部にある紙幣を取り込み、この取り込み動作が完了した
ところで搬送路全体の駆動が再開する。
なお、取引が枚数計数であれば取引判定回路90の判定
はNOと出る。本実施例では、この場合出金取引時と区別
することなく、上部搬送モータ88を駆動し時間T後に送
り込み側の下部搬送モータ89を駆動するという動作を行
うこととするが、枚数計数動作は上部ユニット50のみで
処理されるものであるので、なんら作用はしない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、紙幣搬送中に第1,及び
第2のモータによるそれぞれの搬送路の駆動が一旦停止
された後、前記搬送路の駆動再開時に現在進行中の取引
の種別を判定する取引判定回路と、この取引判定回路に
よる判定の結果、第1のユニットから第2のユニットへ
紙幣の受渡しを行う取引の場合、前記第2の搬送モータ
を駆動した後、一定の時間差をとって前記第1の搬送モ
ータを駆動し、前記判定の結果、前記第2のユニットか
ら前記第1のユニットへ紙幣の受渡しを行う取引の場
合、前記第1の搬送モータを駆動した後、一定の時間差
をとって前記第2の搬送モータを駆動する駆動時間設定
回路を備えた構成としている。
従ってこれによれば、搬送路の駆動が一旦停止された
後の搬送路の駆動再開時に、紙幣搬送方向の下流側とな
るユニットの搬送路から駆動されることになるので、第
1,第2のユニット間の受渡し部でジャムが発生するのを
確実に防止することが可能になるという効果が得られ、
これにより装置の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のモータ駆動回路のブロック
図、第2図は同実施例の装置全体を示す概略側面図、第
3図〜第5図は本実施例の作用を示す概略側面図であ
り、第3図は入金動作、第4図は出金動作、第5図は枚
数計数動作を示し、第6図は本実施例の復旧動作を示す
フローチャート、第7図は従来例を示す概略側面図であ
る。 50……上部ユニット 51……下部ユニット 88……上部搬送モータ 89……下部搬送モータ 90……取引判定回路 91……駆動時間設定回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取引による紙幣の処理中に搬送路により互
    いに紙幣の受け渡しを行う第1のユニット及び第2のユ
    ニットを備え、前記第1のユニットは前記第2のユニッ
    トと独立して搬送路を駆動する第1の搬送モータを有
    し、前記第2のユニットは前記第1のユニットと独立し
    て搬送路を駆動する第2の搬送モータを有する入出金装
    置において、 紙幣搬送中に前記第1,及び第2のモータによるそれぞれ
    の搬送路の駆動が一旦停止された後、前記搬送路の駆動
    再開時に現在進行中の取引の種別を判定する取引判定回
    路と、 この取引判定回路による判定の結果、前記第1のユニッ
    トから前記第2のユニットへ紙幣の受渡しを行う取引の
    場合、前記第2の搬送モータを駆動した後、一定の時間
    差をとって前記第1の搬送モータを駆動し、前記判定の
    結果、前記第2のユニットから前記第1のユニットへ紙
    幣の受渡しを行う取引の場合、前記第1の搬送モータを
    駆動した後、時間差をとって前記第2の搬送モータを駆
    動する駆動時間設定回路を備えたことを特徴とする入出
    金装置。
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