JP2661726B2 - ケーブル心線接続装置 - Google Patents

ケーブル心線接続装置

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は通信ケーブルの各心線の多心コネクタへの布
線作業を自動的におこなうケーブル心線接続装置に関す
るものであり、特に通信ケーブルと多心コネクタを平行
に取付けた時に、心線または心線集合体に余分な心線余
長がでないように、自動的に心線余長処理をおこなうこ
とができるよう工夫したものである。
<従来の技術> メタリックの通信ケーブルは、心線の構成方法の違い
により層ケーブルとユニットケーブルに大別される。し
かし、一部の用途(市内中継,短・中距離の市外線路に
使用されるPEFケーブル,STケーブル)を除いて、架空、
地下にそれぞれ架渉、布設される通信ケーブルはユニッ
トケーブルが主体である。
一般的に加入者系線路に使用されるユニットケーブル
の心線構成は、物理的な電話回線の最小単位を構成する
2本の心線を2組星形に撚り合わせてカッド(4心)、
該カッドを5組撚り合わせてサブユニット(20心)、該
サブユニットを10組撚り合わせてユニット(200心)と
いうように階層化され、該ユニット単位で需要に応じた
心線数の通信ケーブルが使用されている。また、各心線
はカラーコード化され、青・黄・緑・赤・紫の基本色と
白・茶・黒の共通色の8色の組合せにより識別される。
第8図に、心線構成とカラーコードの概要を示す。また
表1に、サブユニット内の心線について、該サブユニッ
トに属するカッド番号とその心線自体の色に基づいた心
線番号の付与状況を示す。
従来、これら通信ケーブルの心線接続は作業員の熟練
を要する“手ひねり接続”または“1心コネクタによる
接続”でおこなわれていたが、近年、高速デジタル伝送
サービスの需要増あるいは接続作業の効率化の要望にと
もない接続部の高信頼化や作業員の熟練を必要としない
接続方法として、1サブユニット(20心)を一括して接
続可能な多心コネクタ(PATコネクタ)を用いる方法が
提案されている(例えば下村他:“多機能・多対一括接
続メタリックコネクタの開発";昭和63年 春季信学全大
No.B−486参照)。
第9図(a)は前記多心コネクタ全体の斜視図、第9
図(b)はネコクタ本体の平面図、第9図(c)はコネ
クタ本体の正面図、第9図(d)はコネクタ本体へ心線
を接続するUスリット端子およびコネクタ相互を接続す
るプレート端子とフォーク端子による電気的な接続形態
の概要を示す斜視図である。
これら第9図(a)〜第9図(d)に示すように、多
心コネクタ01はコネクタ本体02とコネクタカバー03とか
らなる。これらのうちコネタク本体02には、上部が夫々
Uスリット端子03となっているプレート端子04及びフォ
ーク端子05が長手方向に亘り交互に配設されている。通
信ケーブルの心線06はUスリット端子03の上方からこの
Uスリット端子03に挿入・圧着される。かくて、第9図
(d)に示すように、一方の多心コネクタ01のプレート
端子04と他方の多心コネクタ01のフォーク端子05とが結
合されることにより、両多心コネクタ01に接続された心
線06同志が接続される。
前記多心コネクタ01を用いた該接続方法は、接続部に
おけるケーブル外被接続および収容を目的とする接続函
(例えば久保田他:“ゴムチューブを用いた高信頼気密
クロージャ";信学論(B),J71−B PP.741−748 1988年
6月参照)に収容する為に、該接続函の収容形態または
収容スペースを考慮してコンパクトな仕上がりにする必
要がある。
そこで第10図に示すように、1つの多心コネクタ01に
接続されるサブユニット単位ごとの心線集合体をバルー
ン接続形態(分岐接続の際に用いられ、心線余長が大き
くとれる為、接続部での心線ひきまわしの自由度が向上
する)をとって心線処理をおこない、更に接続部の収容
性を上げる為に通信ケーブルと多心コネクタ01の長手方
向に上部側と下部側の多心コネクタ01へ接続された各心
線または心線集合体は90°に曲げ心線の長手方向と一致
させている。
<発明が解決しようとする課題> 現在、前記多心コネクタ01を用いた接続は人手により
行われているが、以下に示す問題が指摘される。
人手作業による布線作業は、カラーコード化された接
続すべき心線06または心線集合体を識別し、多心コネク
タ01の所定の位置に布線する単純作業の繰り返しであ
る。したがって、特に地下管路に布設される多対ケーブ
ルの該布線作業は長時間にわたり、ケーブル心線06の識
別・布線作業の誤りが発生し易く、且つ接続作業時間の
高速化も困難である。
多心コネクタ01への布線終了後、多心コネクタ01のコ
ネクタカバー03の装着時の圧着力でUスリット端子03に
心線06を圧着接続するが、該圧着力は人力で与えること
から、圧着力が不均一であり接触不良が発生し易い。
上記,の問題点は、人手作業による一連の繰り返
し単純作業を、機械を用いて自動化することにより解決
されると考えられる。しかし、該作業の自動機械化には
以下に述べる技術的課題を解決する必要性があった。
第1に、ユニット単位で階層化された通信ケーブルの
サブユニットまたはカッドの分離技術。
第2に、分離された心線06まはた心線集合体の識別技
術。
第3に、識別された心線06または心線集合体の布線技
術である。
上記した第3の布線技術では、該作業の対象となる心
線06が細径心線であり且つ長物であることから剛性に乏
しく、また心線06はユニット構成を形成する際に加えら
れる。“撚りぐせ”が残存した状態である。表2に、通
信ケーブルに使用される心線06の諸量を示す。
したがって、剛性が乏しく、“撚りぐせ”のついた心
線06を機械で扱う為には、適度な張力かけた状態で心線
06を取り扱うハンドリング技術が必要となる。
特に、接続部の多心コネクタ01の収容性を考慮した通
信ケーブルと多心コネクタ01間の余長処理に関して、人
手作業では多心コネクタ01の長手方向に対し接続すべき
心線06を平行な位置におき、多心コネクタ01の所定の位
置に布線する為に、該長手方向に対し該心線を90°曲げ
て布線している。該90°曲げ作業では、心線06の曲げ部
と把持部の両位置と、適度な張力を心線06に与えるとと
もに90°曲げに必要な心線余長を人手作業により容易に
実現させている。
一方、これら布線作業を機械化する手段として、心線
06の“撚りぐせ”に対しては心線06に“しごき”を与え
ることにより除去できると考えられるが、心線06の被覆
に傷がつき易く、混線・絶縁不良故障の原因となる。ま
た、余長処理を考慮せず単純に布線した後に、むりやり
90°曲げを実施すると通信ケーブルと多心コネクタ01間
の心線余長が大きい心線06がタブついて開いてしまい接
続部の収容性を考慮した場合、実装性の問題が生じてし
まう。
即ち、上記で説明したように、多心コネクタ01に対す
る布線作業の機械自動化に関する問題点を克服する為の
技術的な問題点は解決されていないのが現状である。
本発明は、上記現状に鑑み、多心コネクタを用いた通
信ケーブルの接続作業の機械化を実現するケーブル心線
接続装置を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 多心コネクタは、通信ケーブルを1サブユニット単位
(20心)で一括接続する為に、多心コネクタの長手方向
にUスリット端子が直線的に配列されている。したがっ
て、該Uスリット端子の所定の位置へ心線番号順に布線
した場合、各心線は該長手方向の直線上に等間隔で分散
された状態となる。ここで、多心コネクタに布線された
各心線の90°曲げに必要な通信ケーブルと多心コネクタ
間の最適な心線余長は、接続すべき通信ケーブル側から
各心線を見た場合、多心コネクタに布線された該Uスリ
ット端子の長手方向の位置により異なることから、多心
コネクタに布線された各心線の心線余長をそれぞれ最適
な心線余長に予め制御する必要がある。
そこで、本発明の構成は、把持具に固定されているケ
ーブルの軸線に対し平行に配設されるとともに長手方向
に亘りこの長手方向と直角に上方から挿入される心線を
把持する多数の端子が配設された多心コネクタに、前記
ケーブルから引き出された多数の心線を接続するケーブ
ル心線接続装置において、 前記多心コネクタの長手方向と直角方向の多心コネク
タの中心線に対し前記把持具と反対側に配設されて心線
の一本一本が長手方向に沿い係止される心線供給手段
と、 心線供給手段に係止された各心線に付された色等、各
心線に固有の情報を読み取ることにより各心線の心線供
給手段上の係止位置を検出する心線識別手段と、 心線供給手段に係止された心線に対し接離可能に形成
されるとともに心線にこの軸線方向の張力を付与してこ
の心線を一本づつ把持する心線把持手段と、 多心コネクタの長手方向に対する一方側と他方側に夫
々配設され、この長手方向に対し夫々平行に移動可能に
形成されるとともに心線把持手段に把持されている心線
に前記移動経路上で夫々当接し得るようになっている第
1及び第2の布線位置決めピンと、 心線供給手段に係止されている心線に対し心線把持手
段を接近させてこの心線を把持させるとともに把持した
心線の軸線が多心コネクタの長手方向の軸線に交叉する
位置迄、前記心線供給手段による係止を解除して心線把
持手段を後退させ、更に前記多心コネクタの長手方向と
直角方向の中心線に対し前記把持具と反対側に位置させ
た第1の布線位置決めピンと同中心線に対して把持具と
同じ側に位置させた第2の布線位置決めピンとを互いに
逆方向に移動させることにより心線に当接させてこの心
線を多心コネクタの長手方向と直角になるように折曲す
るとともに心線識別手段で識別した心線情報と予め記憶
させてある前記心線が接続されるべき多心コネクタの端
子の位置情報とに基づき折曲した前記心線を接続すべき
多心コネクタの端子の位置に占位させる制御手段とを有
することを特徴とする。
<作用> 上記構成の本発明によれば、心線供給手段に係止され
た心線は、どの心線が心線供給手段のどの位置に係止さ
れているか心線識別手段により検出される。次に、最も
心線把持手段に近い心線がこの心線把持手段で把持さ
れ、心線把持手段の後退に伴い心線供給手段による係止
が解除された後、把持した心線の軸線が多心コネクタの
長手方向の軸線に交叉する位置に至る。この状態で第1
及び第2のピンを互いに逆方向に動かすことにより心線
を折曲する。この結果、心線は多心コネクタの長手方向
と直角になるように折曲され、この状態で多心コネクタ
の接続すべき端子上に占位される。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
本実施例は第9図(a)〜第9図(d)に示す多心コ
ネクタ01に、ユニットケーブルの、第8図に示すサブユ
ニットの各心線06を接続する装置である。同図に示すよ
うに基板1に固定された把持具2はユニットケーブルの
サブユニット3を固定するものである。多心コネクタ01
は把持具2に固定されているサブユニット3の軸線に対
し平行に、またUスリット端子03(第9図(b),
(c),(d)参照)が上方に開口するよう基板1に固
定されている。心線供給手段4は、その長手方向に亘り
等間隔に配設された多数の係止片4aを有する長方形の部
材であり、多心コネクタ01の長手方向と直角方向の多心
コネクタ01の中心線lに対し把持具2の反対側に配設さ
れており、駆動モータ5の駆動に伴なう直線移動用送り
ネジ6の回転により二点鎖線の位置4−1迄長手方向に
亘り移動可能となっている。本実施例の場合サブユニッ
ト3は4本の心線06を有する5個のカッドを有してお
り、各心線06は第8図に示す色が付された被覆が施され
るとともに、各カッド及び心線毎に前記表1に示す心線
番号を付与されている。したがって、前記係止片4aは20
個あり、図中上方から心線06を挿入して係止するように
なっている。
心線識別手段である心線識別センサ7は係止片4aの上
方に位置して固定されており、心線供給手段4の直線移
動に伴ない順次下方を通過する各心線06に固有の情報を
読み取るようになっている。更に詳言すると、本実施例
の心線識別センサ7は、各心線06に対しハロゲンランプ
で投光し、乱反射された反射光をR(赤),G(緑),B
(青)の3原色のフィルタにより分光した後、各原色に
対しフォトダイオードで検出し各々の光の強さからGIE
色度図と照合し(ソフトウェア上でおこなう)色を識別
する。この結果、4本の心線06について、カラーコード
化された着色心線06の基本色(青・黄・緑・赤・紫)の
いずれかの色を有する1本の心線06、共通色(白・茶・
黒)のいずれかの色を有する3本の心線06について、前
者は基本色からカッド番号、後者は共通色から4本の心
線06の心線番号を識別する。すなわち、心線供給装置4
に各カッドごとに任意に並べられた4本の心線06につい
て、各心線番号における配列順序の識別情報を得る。ま
た、得られた該識別情報(カッド番号、心線番号)は、
識別した心線毎に順次、後述する制御手段の演算部へ送
られる。
先端部から突出している心線把持具8とともに心線把
持手段を形成している心線把持移動台9は、駆動モータ
10の駆動に伴なう直線移動用送りネジ11の回転により二
点鎖線の位置9−1から図中下方に移動可能となってお
り、心線供給手段4の図中最上部の係止片4aに係止され
ている心線06に接近、接触してこの心線06を把持すると
ともに図中上方に心線06を把持したまま後退して係止片
4aによる係止を解除するようになっている。更に、心線
把持移動台9は、第5図に基づき後に詳述するので第1
図には図示しないが心線張力調整用バネにより図中左方
向への張力を付与されており、このことにより心線06に
張力を付与した状態で把持するようになっている。
第1及び第2のピン12,13は、布線位置決めピン移動
台14,15に垂直に夫々立設されており、多心コネクタ01
の一方側(図では上側)と他方側(図では下側)とに夫
々位置するとともに、駆動モータ16,17の駆動に伴なう
直線移動用送りネジ18,19の回転により二点鎖線の位置1
2−1,13−1迄多心コネクタ01の長手方向と平行に夫々
移動可能に形成されている。また、第1及び第2のピン
12,13は、第4図(a)〜第4図(c)及び第6図
(a)〜第6図(d)に基づき後に詳述するので第1図
には図示しないが、ピン制御部の動作により布線位置決
めピン移動台14,15の表面より上方に突出したり、同表
面と略同一面迄引っ込んだりするようになっており、突
出した場合に、心線把持手段9に把持された心線06にこ
れら第1及び第2のピン12,13の移動経路上で心線06に
当接するようになっている。これら第1及び第2のピン
12,13の初期位置は、第1のピン12が多心コネクタ01の
中心線lの図中左側、第2のピン13が同中心線lの図中
右側となっている。
第2図は制御手段を含む本実施例のブロック線図であ
る。同図に示すように、制御手段はマイクロコンピュー
タ20と制御部21とからなる。マイクロコンピュータ20は
記憶部20aと演算部20bとを有しており、記憶部20aに表
1に示すコネクタ布線位置情報、即ち多心コネクタ01の
端子位置と各端子に接続すべき心線06の番号とを対応づ
けた情報とが外部から供給されて記憶されるとともに装
置本体の心線識別センサ7が検出した心線情報が記憶さ
れており、両情報に基づき演算部20bで装置本体の機構
部22、即ち第1図に示す駆動モータ5,10,16,17の移動量
を演算するようになっている。制御部21は演算部20bの
演算結果に基づき機構部22の駆動を制御する。
即ち、上記制御手段は、心線供給手段4に係止されて
いる心線06に対し心線把持具8を接近させてこの心線06
を把持させるとともに把持した心線06の軸線が多心コネ
クタ01の長手方向の軸線に交叉する位置迄、心線把持具
8を後退させ、更に前記多心コネクタ01の中心線lに対
し把持具2と反対側に位置させた第1の布線位置決めピ
ン12と同中心線lに対して把持具2と同じ側に位置させ
た第2の布線位置決めピン13とを互いに逆方向に移動さ
せることにより心線06に当接させてこの心線06を多心コ
ネクタ01の長手方向と直角になるように折曲するととも
に心線識別センサ7で識別した心線情報と予め記憶させ
てある前記心線06が接続されるべき多心コネクタ01の端
子の位置情報とに基づき折曲した前記心線06を接続すべ
き多心コネクタの端子の位置に占位させるようになって
いる。
上記構成の本実施例の作用を心線接続作業の態様とと
もに詳細に説明する。
第1に、初期設定として人手作業により以下の設定を
おこなう。まず、接続作業を満足する十分な接続余長を
有し、且つ一定の長さに切断されたサブユニット3を、
把持具2に固定する。次に、サブユニット3の接続すべ
き接続余長側をカッド単位で識別、分離後各カッドごと
に4本の心線に分離し心線06を心線供給手段4の係止片
4aに5カッド(20心)セットする。
各心線06の係止手順は、各カッド毎に分離した後、1
カッドを構成する4本の心線06毎に係止片4aに連続して
係止し、他のカッドを構成する心線06が混在しないよう
に、カッド単位毎におこなう。但し、カッド番号および
カッド単位毎の4本の心線06の心線番号の配列順序につ
いては任意でよい。
第2に、初期設定の完了後、駆動用モータ5と直線移
動用送りネジ6によって心線供給手段4を2点鎖線で示
した位置4−1の方向に移動させ、心線識別センサ7の
測定エリアへ1カッド分(4本の心線)を一定速度で通
過させる。心線識別センサ7は、心線供給手段4から送
られてくる各心線06に対しハロゲンランプで投光し、乱
反射された反射光をR(赤),G(緑),B(青)の3原色
のフィルタにより分光した後、各原色に対しフォトダイ
オードで検出し各々の光の強さからCIE色度図と照合し
(ソフトウェア上でおこなう)色を識別する。この結
果、4本の心線06について、カラーコード化された着色
心線の基本色(青・黄・緑・赤・紫)のいずれかの色を
有する1本の心線06、共通色(白・茶・黒)のいずれか
の色を有する3本の心線06について、前者は該基本色か
らカッド番号,後者は該共通色から4本の心線06の心線
番号を識別する。すなわち、心線供給手段4に各カッド
ごとに任意に並べられた4本の心線06について、各心線
番号における配列順序の識別情報を得る。また、得られ
た該識別情報(カッド番号,心線番号)は、識別した心
線毎に順次、制御手段へ送られる。
第3に、前記識別情報を得た後、再び駆動用モータ5
と直線移動用送りネジ6により、心線供給手段4にセッ
トされ且つ識別された心線06が心線把持具8に接触する
まで移動する。心線06が心線把持具8に接触すると該心
線06を把持し、心線供給手段4は移動を停止する。
次に、駆動用モータ10と直線移動用送りネジ11によ
り、心線把持移動台9が2点鎖線で示した位置9−1ま
で移動し、心線把持具8に把持された心線06は係止片4a
から解放される。かくて、心線把持具8に把持されてい
る心線06は、この心線06の軸線が多心コネクタ01の長手
方向の軸線に交叉する。
第4に、駆動用モータ16と直線移動用送りネジ18、駆
動用モータ17と直線移動用送りネジ19により、前者は布
線位置決めピン移動第14を2点鎖線で示した位置方向へ
移動し、後者は布線位置決めピン移動台15を2点鎖線で
示した位置方向へ移動する。
図中に実線で示す布線位置決めピン移動台14と布線位
置決めピン移動台15の位置は2つの布線位置決めピン移
動台14,15の初期状態の位置であり、この初期状態の位
置からの移動量の指令値は、第3図(a)に示す多心コ
ネクタ01へ接続すべき端子位置について予め制御手段の
記憶部20aに記憶させておいた布線位置情報と第2の工
程で心線識別センサ7から得られた心線06の該識別情報
(カッド番号,心線番号)の2つの情報から演算部20b
で演算し、該当する該布線位置情報(カッド布線位置,
心線布線位置)が選択され、その指令値により実行され
る。
このようにして2つの布線位置決めピン移動台14,15
が互いに反対方向に多心コネクタ01の長手方向と平行に
移動することにより、心線把持具8と把持具2の間に把
持されている心線06は、布線位置決めピン12と布線位置
決めピン13の両者から把持・曲げ作業がおこなわれる。
かくて両者間の心線06は多心コネクタ01の長手方向に対
し90°に曲げられ、該多心コネクタ01の接続すべき心線
06の布線方向と一致させ、また心線把持具8と布線位置
決めピン12および布線位置決めピン13と把持具2の間の
心線06は、多心コネクタ01の長手方向となる。第4図
(a)〜第4図(c)に、接続すべき心線06を2つの布
線位置決めピン12,13を用いて、把持・曲げをおこなう
機構部の心線接続処理工程の詳細を示す。なお、図中の
矢印は移動・動作方向を示すものである。
まず、第4図(a)に示すように、心線供給手段4か
ら心線06を把持した破線で示す心線把持具移動台9は心
線06を把持して、実線で示した心線把持具移動台9と心
線06の位置へ移動する。ここで、該2つの位置決めピン
12,13の初期状態は、布線位置決めピン移動台14と布線
位置決めピン移動台15の位置である。即ち、位置決めピ
ン12は多心コネクタ01の中心線lに対して図中左側、位
置決めピン13は同中心線lに対して図中右側にある。ま
た、布線位置決めピン12はピン制御12aがOFF状態(ピン
が突出していない状態)、布線位置決めピン13はピン制
御部13aがON状態(ピンが突出した状態)である。
次に、第4図(b)に示すように、布線位置決めピン
12の上を実線で示した心線06を通過させた後、ピン制御
部12aをON状態にする。
更に、第4図(c)に示すように、布線位置決めピン
移動台14、布線位置決めピン移動台15を夫々実線で示す
位置へ移動することによって、実線で示した心線06の把
持・曲げ処理をおこない、且つ多心コネクタ01の接続す
べきUスリット端子03に対し心線06の布線位置決めをお
こなう。図中の心線把持具移動台9の多心コネクタ01の
長手方向に対する左右の移動は、該2つの布線位置決め
ピンにより心線の把持・曲げ処理、更に次工程における
Uスリット端子03への圧着・該圧着後の接続余長の切断
処理において、心線06に対する張力と心線余長の調整を
するために行うものである。
第5図に、その機構の概要を示す。図中の心線把持部
基台23(駆動用モータ10・直線移動用送りネジ11・心線
把持具移動台9・心線把持具8を載せる台)と基台1の
間に心線張力調整用バネ20を設けておき、該バネ20伸縮
により張力を調整する。
第6図(a)〜第6図(d)は、心線06の圧着・切断
と布線後の心線整理工程を示すものである。まず第6図
(a)に示すように、心線圧着用治具21でUスリット端
子03へ心線06を圧着後、切断用治具22で余分な心線を切
断する。
次に、第6図(b)に示すように、布線位置決めピン
移動台14の初期設定の位置に戻り、また布線位置決めピ
ン移動台15の位置においてピン制御部13bをOFF状態にす
る。
更に、第6図(c)に示すように、ピン制御部13bがO
FF状態で、布線位置決めピン移動台15の位置から図に示
す矢印の方向へ一定距離移動して心線06の下を通過させ
た後、ピン制御部13aをON状態にする。
次に、第6図(c)に示す布線位置決めピン移動台15
の位置より第6図(d)に示す布線位置決めピン移動台
15の位置まで移動して、布線位置決めピン13によって多
心コネクタ01のUスリット端子03に圧着接続された心線
06を多心コネクタ01の長手方向に沿わせて心線整理をお
こなう。該心線整理工程は、次の心線布線処理工程をお
こなう布線位置決めピン13の軌道を確保するものであ
り、該工程の終了後は第6図(a)に示した初期状態の
位置に戻る。
第7図は、本実施例のフローチャートを示したもので
ある。
<発明の効果> 以上実施例とともに具体的に説明したように、本発明
によれば従来法である人手作業でおこなっている多心コ
ネクタを用いた通信ケーブルの接続処理を、機械により
自動化でき、且つ接続時間の高速化が図れる。特に多心
コネクタに接続される心線の心線余長処理に関し、該心
線を多心コネクタに布線後、あるいは布線におこなう90
°曲げ工程において、心線余長を所定の心線接続用の各
端子位置ごとに適切な心線余長を与えることができ、余
分な心線余長を完全に無くすことができる利点を有す
る。
また、本発明は、通信ケーブルの適応のみにとどまら
ず、他用途の目的で使用される多心コネクタの長手方向
に対する所定の布線位置の違いにより問題となる布線余
長処理に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図はその制
御手段を示すブロック線図、第3図(a)〜第3図
(c)は多心コネクタの布線位置の概要を示す説明図、
第4図(a)〜第4図(c)は前記実施例における心線
の把持・曲げ処理工程を示す説明図、第5図は前記実施
例における心線への張力調整用機構の概要を示す説明
図、第6図は前記実施例における心線の圧着、切断と心
線整理工程を示す説明図、第7図は前記実施例の動作を
示すフローチャート、第8図は心線構成とカラーコード
の概要を示す説明図、第9図(a)は多心コネクタを示
す斜視図、第9図(b)はその平面図、第9図(c)は
その正面図、第9図(d)はその端子部分を抽出して示
す斜視図、第10図は通信ケーブル相互の接続部における
サブユニット単位のバルーン接続形態を示す説明図、第
11図はコネクターの布線作業における心線余長処理の問
題点を示す説明図である。 図面中、 01は多心コネクタ、03はUスリット端子、06は心線、2
は把持具、3はサブユニット、4は心線供給手段、7は
心線識別センサ、8は心線把持具、12,13は布線位置決
めピンである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持具に固定されているケーブルの軸線に
    対し平行に配設されるとともに長手方向に亘りこの長手
    方向と直角に上方から挿入される心線を把持する多数の
    端子が配設された多心コネクタに、前記ケーブルから引
    き出された多数の心線を接続するケーブル心線接続装置
    において、 前記多心コネクタの長手方向と直角方向の多心コネクタ
    の中心線に対し前記把持具と反対側に配設されて心線の
    一本一本が長手方向に沿い係止される心線供給手段と、 心線供給手段に係止された各心線に付された色等、各心
    線に固有の情報を読み取ることにより各心線の心線供給
    手段上の係止位置を検出する心線識別手段と、 心線供給手段に係止された心線に対し接離可能に形成さ
    れるとともに心線にこの軸線方向の張力を付与してこの
    心線を一本づつ把持する心線把持手段と、 多心コネクタの長手方向に対する一方側と他方側に夫々
    配設され、この長手方向に対し夫々平行に移動可能に形
    成されるとともに心線把持手段に把持されている心線に
    前記移動経路上で夫々当接し得るようになっている第1
    及び第2の布線位置決めピンと、 心線供給手段に係止されている心線に対し心線把持手段
    を接近させてこの心線を把持させるとともに把持した心
    線の軸線が多心コネクタの長手方向の軸線に交叉する位
    置迄、前記心線供給手段による係止を解除して心線把持
    手段を後退させ、更に前記多心コネクタの長手方向と直
    角方向の中心線に対し前記把持具と反対側に位置させた
    第1の布線位置決めピンと同中心線に対して把持具と同
    じ側に位置させた第2の布線位置決めピンとを互いに逆
    方向に移動させることにより心線に当接させてこの心線
    を多心コネクタの長手方向と直角になるように折曲する
    とともに心線識別手段で識別した心線情報と予め記憶さ
    せてある前記心線が接続されるべき多心コネクタの端子
    の位置情報とに基づき折曲した前記心線を接続すべき多
    心コネクタの端子の位置に占位させる制御手段とを有す
    ることを特徴とするケーブル心線接続装置。
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