JP2661263B2 - 電機子コイルの装填方法 - Google Patents

電機子コイルの装填方法

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JP2661263B2
JP2661263B2 JP13407289A JP13407289A JP2661263B2 JP 2661263 B2 JP2661263 B2 JP 2661263B2 JP 13407289 A JP13407289 A JP 13407289A JP 13407289 A JP13407289 A JP 13407289A JP 2661263 B2 JP2661263 B2 JP 2661263B2
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瀬口  正弘
哲哉 水野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回転電機の電機子に電機子コイルを装填す
る方法に関する。
(従来の技術) 回転電機の電機子は、例えば特公昭58−33786号に示
されるように、軸の周囲に円筒状の電機子コアとコンミ
テータが取付けられている。そして第5図、第6図に示
すように、電機子コア2にはその径方向にくぼみかつそ
の軸方向に延びる溝状の複数のスロット5が設けられて
いる。このスロット5の内面は絶縁材6で覆われてお
り、このスロット5の中に電機子コイル4が重ねて押し
込まれている。
スロット5に電機子コイル4を充填するとき、スロッ
ト5の底部にまず矢印13で示すように、一本の電機子コ
イル4を収め、押圧板7を矢印14方向に押し込むことに
よってこの電機子コイル4を押圧整形する。この押圧板
7の軸方向長さは電機子コア2の軸方向長さよりも同等
以上になっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した電機子コイルの従来の装填方
法では、電機子コア2のスロット5内に挿入された電機
子コイル4が押圧板7によって押出整形される場合、第
6図に示すように、電機子コア端面2bに設置された絶縁
用コア9のコイル受け部9aが電機子コイル4の押圧力に
より変形し、電機子コイル4が押圧方向に曲ってしま
い、電機子コア2と電機子コイル4間に設置された絶縁
材6が電機子コア端面角部2aで破断するという問題があ
った。
本発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、電機子コアのスロットに電機子コイルを挿入
し押圧整形するとき、電機子コア端面角部での電機子コ
イルの破断を確実に防止するようにした電機子コイルの
装填方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するための電機子コイルの装填方法
は、電機子コアのスロットの中に電機子コイルを重ねて
装填する電機子コイルの装填方法において、電機子コイ
ルを挿入する毎に少なくとも電機子コアの軸方向長さと
同等以上の長さを有する押圧板によって電機子コイルを
スロット内に押し込み、そのとき、スロットの底部から
はみ出る電機子コイルを支持する案内部材を電機子コア
端面に装着し、前記押圧板によって電機子コイルを押圧
整形することを特徴とする。
(作用) 本発明の方法によれば、電機子コアのスロット内に電
機子コイルを押圧板によって押圧整形するとき、スロッ
トの底部の軸方向延長上に案内部材が設けられ、この案
内部材が電機子コイルの押圧時のコイル受け部になるこ
とにより、電機子コア端面のスロット角部への応力集中
が回避され、電機子コアおよび絶縁用コアの変形を防
ぎ、かつ電機子コイルの曲げが抑止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
本発明の実施例による回転電機の電機子は、第1図、
第2図に示すような構造を有する。第1図において、軸
1の周囲にほぼ円筒状の電機子コア2とコンミテータ3
が装着されている。円筒状の電機子コア2の両端面には
それぞれ絶縁材からなる絶縁用コア9が被覆されてい
る。そして、電機子コア2には絶縁被膜で覆われた電機
子コイル4が装填されている。
この電機子コイル4の電機子コア2への装填は、第2
図に示すように行なう。すなわち、電機子コイル2に
は、その半径方向にくぼみかつその軸方向に延在する溝
状の複数のスロット5が設けられており、このスロット
5の内壁面に絶縁材6が薄膜状に覆われている。このス
ロット5の幅は、電機子コイル4の直径Dとほぼ同一で
ある。このスロット5の中に、順次、円形断面の電機子
コイル4が押し込まれる。ここに、スロット5の幅は電
機子コイル4の幅とほぼ同一なので、第2図に示す矢印
12のように、装填後の電機子コイル4は、個々の断面形
がほぼV字状になって複数本の電機子コイル4がスロッ
ト5の深さ方向に一列に並ぶことになる。
そして、電機子コイルの断面積は回転電機の電気容量
を決定するものであるから、スロット5に充填される電
機子コイル4の充填率は高い方がよい。そのため、スロ
ット5に充填される電機子コイルを密に装填しようとす
ると、スロット5の深さHを深くしてこのスロット5に
電機子コイル4を密に充填すれば充填率は大きくなる。
ところが、電機子コア2は円筒状なので、深さHが大き
くなると、スロット5の底部5aでのスロット5の相互間
の距離Wが小さくなる。この距離Wが小さくなると、電
機子コア2の磁束通路断面積が減少し、電動機ではその
トルクが低下してしまう。そのため、この実施例では、
スロット5の深さHをできるだけ浅くし、スロット5の
相互の距離Wを大きくしつつ、磁束通路断面積を増大
し、回転電機の電気容量を大きくしている。
次に電機子コイルを押圧整形する方法について説明す
る。
第3図に示すように、電機子コア2の端面2bに設けら
れる絶縁用コア9の端面9bに、電機子コア2の外径Bと
ほぼ等しい外径Cをもつ案内部材10を押し当てる。そし
て、電機子コア2のスロット5の中に電機子コイル4を
挿入し、その上から押圧板7を第3図示矢印15方向に押
し込む。
この場合、押圧板7の軸方向長さL7は、電機子コア2
の軸方向長さL2と絶縁用コア9の軸方向長さL9の和より
も大きくなっている。すなわち絶縁用コア9の軸方向端
面9bよりも押圧板7の端面7bがはみ出した状態にある。
これにより、スロット5への電機子コイル4の充填率が
高められる。押圧板7の先端部7aにより電機子コイル4
を押圧するときは、絶縁材6および絶縁用コア9の絶縁
被膜を破壊せぬよう押圧力を調節する。
押圧板7が押し込まれると、先端部7aが電機子コイル
4に食い込み、電機子コイル4はほぼV字状に形成され
る。この電機子コイル4の上に、次の電機子コイル4を
重ね、順次、同様にして整形する。この操作を繰り返し
て、電機子コイル4をスロット5に充填した状態は、第
2図に示す矢印12のように、個々の電機子コイル4がV
字状断面をもち、複数の電機子コイル4がスロット深さ
方向に一列に積み重ねられた状態になる。その充填率は
極めて高い。
前述した実施例では、電機子コアの外径Bと案内部材
10の外径Cはほぼ同等の大きさに設定するのが望まし
い。これにより、押出板7の押圧力によって電機子コア
2の角部2aに応力集中するのが回避される。したがっ
て、絶縁材6と絶縁用コア9との接合部での電機子コイ
ル4と電機子コア2との非接触状態が確保される。電機
子コイルの装填時、前記BとCの値は、適宜変えられる
ことはもちろんである。また、前述の如く次式 L2+L9<L7 の条件式を満たすことで、電機子コア2の端面2b付近で
の電機子コイル4の充填率が高められ、電気容量を増大
することができる。
第4図は、本発明の第2の実施例による電機子コイル
の装填方法の一ステップを示している。
この第2の実施例の装填方法では、案内部材10のコイ
ル受け部10aの端面角部に、斜面状の逃し部10bを形成し
ている。これは、電機子コア2の端面2bに設けられる絶
縁用コア9の端面9bに案内部材10を当接するとき、案内
部材10の端面角部で絶縁材6または絶縁用コア9に傷付
けるのを防止するためである。この場合の押圧板7とコ
イル受け部10aの重なり寸法Aは、0以上に設定する。
これは、押圧板7による押圧力が電機子コイル4を介し
て案内部材10のコイル受け部10aで受け止められること
で、絶縁材6または絶縁用コア9の変形を防止し、電機
子コア9と電機子コイル4とのアースを確実に防ぐため
である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の電機子コイルの装填方
法によれば、電機子コアのスロットの中に電機子コイル
を充填するとき、案内部材によって電機子コア端面近傍
で押圧板の押圧力が受け止められるので、絶縁用コアの
変形防止および電機子コイルの曲りが確実に防止される
とい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の電機子コイルを示す正面図、
第2図は第1図に示すII−II線部分断面図、第3図は第
2図に示すIII−III線断面図、第4図は本発明の第2の
実施例の第3図に対応する断面図、第5図と第6図は従
来の電機子コイルの装填方法を説明するための断面図で
ある。 2……電機子コア、 4……電機子コイル、 5……スロット、 6……絶縁材、 7……押圧板、 10……案内部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−285953(JP,A) 特開 昭52−146801(JP,A) 実開 昭59−92579(JP,U) 特公 昭58−33786(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電機子コアのスロットの中に電機子コイル
    を重ねて装填する電機子コイルの装填方法において、電
    機子コイルを挿入する毎に少なくとも電機子コアの軸方
    向長さと同等以上の長さを有する押圧板によって電機子
    コイルをスロット内に押し込み、そのとき、スロットの
    底部からはみ出る電機子コイルを支持する案内部材を電
    機子コア端面に装着し、前記押圧板によって電機子コイ
    ルを押圧整形することを特徴とする電機子コイルの装填
    方法。
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