JP2660008B2 - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JP2660008B2 JP63189452A JP18945288A JP2660008B2 JP 2660008 B2 JP2660008 B2 JP 2660008B2 JP 63189452 A JP63189452 A JP 63189452A JP 18945288 A JP18945288 A JP 18945288A JP 2660008 B2 JP2660008 B2 JP 2660008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は振動伝達部材で超音波で伝達し、処置部位を
治療する超音波治療装置に関する。
[従来の技術] 一般に、超音波治療装置は、内視鏡の光学視管を挿入
したシース内に後述する処置用超音波プローブの伝達部
材を上記光学視管とともに挿入してあり、さらに、上記
処置用の超音波伝達部材は手元側における人的操作によ
り超音波治療装置本体(シース等)に対して相対的に進
退運動させられることが可能な構造になっている。上記
処置用プローブは、超音波振動子を内蔵する把持部と、
上記超音波振動子に接続されて超音波振動を伝達する振
動伝達部材からなる伝達部とで構成されている(たとえ
ばUSP第3,792,701号明細書を参照)。
そして、この超音波治療装置を用いて結石を破砕した
り生体組織を切除・乳化するなどの治療を行なう術式は
近年になって考案されるに至ったものである。すなわ
ち、前立腺のような生体組織を切除・乳化する場合を例
に上げて説明すると、上記シースをあらかじめ尿道に挿
入してシースの先端部を膀胱内の前立腺に導き、その
後、上記操作部を人的操作して振動伝達部材を前進させ
る。そして、患部へ上記振動伝達部材の先端を押し当て
上記患部に超音波振動を加えることにより結石の破砕や
生体組織の乳化を行なうのである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このような構造の超音波治療装置において
は内視鏡と組み合せて処置を行なう際、第8図で示すよ
うに振動伝達部材aと内視鏡側シースbのチャンネル口
部cに設けられたシール用のゴム栓dとが干渉して振動
の減衰が生じる。このため、生体組織の切除・乳化など
の治療を効率よく迅速に行なうことができなかった。そ
こで、第7図に示す如く切除吸引に必要な突出量yを確
保し、内視鏡のチャンネル口部cが振動の減衰が生じな
い節部にすべく内視鏡のチャンネル長xもしくは、超音
波治療具の周波数、振動伝達部材aの材質を選択し振動
伝達部有効長lを決定してきた。
しかし、いずれの場合も、振動伝達部材aの突出量y
を想定して決めたもので実際の処置時には振動伝達部材
aを摺動させて使用するため、必ずしも減衰のない治療
が行なえる訳ではなく、第8図に示すように摺動部Lは
振動減衰が発生する部分でも使用していることになり治
療を確実かつ迅速に行なうという面でまだまだ不満が生
じていた。
そこで、本発明は上記課題にもとづいてなされたもの
でその目的とするところは、実際の治療時において振動
伝達部材を移動させても超音波の減衰のない確実かつ迅
速な治療の行なえる超音波治療装置を提供することにあ
る。
[問題点を解決する手段および作用] 上記問題を解決するために本発明は移動する振動伝達
部材をシールする部分が常にその振動の節部であるよう
にシール部を進退可能な摺動機構を設けた。したがっ
て、振動伝達部材をシールする部分で超音波振動の減衰
を小さくできる。
[実施例] 第1図は本発明の第1の実施例を示すものである。こ
の実施例の超音波治療装置1は管状のシース2と、この
シース2内に設けられた振動伝達部材3およびスコープ
4と、上記振動伝達部材3の後端にホーン5を介して連
結された超音波振動子6とから構成されている。
上記シース2は後端に送水口7を有し、この送水口7
から生理食塩水等の灌流水がシース2内に送水されるよ
うになっている。また、シース2の後端には振動伝達部
材3を進退操作するための指掛操作部8が設けられてい
る。この指掛操作部8はスライダ9を有し、このスライ
ダ9をシース2の先端側へスライドさせることにより振
動伝達部材3をシース2の先端開口から突出させるよう
になっている。なお、スライダ9には親指を引掛けるた
めのリング10が取り付けられている。
一方、前記振動伝達部材3の内部には切除した組織を
吸引するための吸引路11が形成されている。この吸引路
11は前記超音波振動子6の後端に連結された吸引チュー
ブ12に通じており、上記吸引チューブ12には図示しない
吸引ポンプが接続されている。15は送水チューブ、16は
ライトガイド、17はスコープの接眼部である。
また、指掛操作部8はシース固定具18に取着され、こ
の指掛操作部8とシース固定具18にわたりその内孔部に
は摺動部材20が設けられている。この摺動部材20は進退
を自在に行なえる。また、この摺動部材20はシース固定
具18に対し水密的に取り付けられている。さらに、第2
図で示すように指掛操作部8は振動伝達部材3を水密に
シール固定するシール部19が設けられている。ここでの
指掛操作部8と振動伝達部材3のシール方法はそのシー
ル部19にたとえば振動により発生する熱に強いテフロン
材等を使用し圧入固定にて行なう。シース固定具18と摺
動部材20とのシール手段は、第2図で示すように水漏れ
のないはめあい程度、もしくは第3図で示すようにOリ
ング21等を設けて摺動可能にシールする。
このように構成された超音波治療装置1により肥大し
た前立腺を除去する場合は、まず尿道内にシース2を挿
入し、シース2の先端を膀胱内の前立腺に近付ける。次
に、指掛操作部8を操作してプローブとしての振動伝達
部材3をシース2内から突出させ、振動伝達部材3の先
端を患部組織に押し当てる。そして、この状態で図示し
ない駆動装置により超音波振動子6を駆動し、この超音
波振動子6の振動をホーン5を介して振動伝達部材3に
伝え、振動伝達部材3の先端の振動を利用して患部組織
を乳化させる。なお、このとき送水口7からシース2内
に灌流水を供給して患部組織の洗浄等を行なうととも
に、図示しない吸引ポンプを駆動して切除した組織を吸
引路11を通して体外へ排出する。
しかして、このような構成の超音波治療装置1は、第
1図で示すように操作開始時であっても、摺動前進させ
た操作時の状態であっても、常に振動伝達部材3のシー
ル部19が振動の節部となるため、そのシール部19での振
動の減衰はない。よって、組織の切除・乳化などの治療
を効率よく確実かつ迅速に行なえる。
第4図は本発明の第2の実施例を示すものである。こ
の第2の実施例は上記第1実施例における摺動部材20と
シール部材とを兼ねたシール部材25を設け、このシール
部材25を振動伝達部材3の節部に固着し、このシール部
材25が指掛操作部8とシース固定具18との内面に摺接す
るようにした。その他は上記第1実施例のものと同じで
ある。
第5図および第6図は本発明の第3の実施例を示すも
のである。この実施例のものはシール部材26を摺動部材
20と別体したものである。シール部材26はゴムキャップ
のようなものでもよい。
なお、この第3の実施例のものにおいて、上記第2の
実施例と同様、シール部材26が摺動部材20を兼ねたもの
でもかまわない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、振動伝達部材を
進退させても常にそのシール部が節部になるような機構
であるため、振動の減衰がなく超音波治療を効率よく行
なうことができる。よって、組織の切除・乳化などの治
療が確実かつ迅速に行なえるという格別な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す断面図、第
2図および第3図は同じくそのシール部の断面図、第4
図は本発明の第2の実施例の構成を示す断面図、第5図
は本発明の第3の実施例の側面図、第6図は同じくその
第3の実施例のシール部の構成を示す断面図、第7図は
従来の装置の構成を示す側面図、第8図は同じくその装
置の断面図である。 1……超音波治療装置、2……シース、3……振動伝達
部材、6……超音波振動子、19……シール部材、20……
摺動部材、21……Oリング、25……シール部材、26……
シール部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子と振動伝達部材からなる超音
    波プローブと、この超音波プローブを挿入するチャンネ
    ル孔を有した内視鏡とを具備した超音波治療装置におい
    て、上記内視鏡のチャンネル孔の挿入口部において上記
    振動伝達部材に接するシール部と、このシール部を振動
    の節部に位置するとともに上記振動伝達部材を進退させ
    るとき、この節部に追従して上記シール部を移動させる
    機構とを設けたことを特徴とする超音波治療装置。
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