JP3026844B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3026844B2
JP3026844B2 JP3002192A JP219291A JP3026844B2 JP 3026844 B2 JP3026844 B2 JP 3026844B2 JP 3002192 A JP3002192 A JP 3002192A JP 219291 A JP219291 A JP 219291A JP 3026844 B2 JP3026844 B2 JP 3026844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動により生体
組織や結石等を切除、破壊した後、その切除片や破砕片
を吸引、除去し得るようにした超音波治療装置を用いて
治療を行うための内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波治療装置を用いて、患者
の体腔内の病変部組織や結石の切除・破壊と切除片・破
砕片の吸引・除去を行うための内視鏡としては、まず、
図11(A)で示すような方式のものがある。これは、
内視鏡本体aに形成した処置具用チャンネルbの後端に
シール部材cを設け、このシール部材cの部分を通じて
処置具用チャンネルbに裸の超音波プローブdを直接に
挿入するようにしている。
【0003】また、図11(B)で示すように、ハンド
ピースeを覆うカバーfの前端にプローブ用シースgを
連設し、このシースgの先端を処置具用チャンネルbの
後端部内へ前後移動可能に挿入している方式のものも知
られている。この方式のものにあっては、そのプローブ
用シースgを通じて処置具用チャンネルb内へ超音波プ
ローブdを挿入している(特開昭62−207449号
公報を参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロー
ブ用シースgを用いない、前者の方式の場合にあって
は、裸の超音波プローブdを直接に通すシール部材cが
弾性を有しているため、処置具用チャンネルbの後端部
において、その使用中超音波プローブdがふらつき易
い。このため、手術中、内視鏡やプローブ用シースgに
曲げ力が加わると、処置具用チャンネルbの後端付近
で、超音波プローブdに集中的な力が加わり易かった。
【0005】一方、プローブ用シースgを用いる後者の
方式の場合でも、シール部材c自体が弾性を有している
ため、処置具用チャンネルbの後端部において、その超
音波プローブdがふらつく。さらに、プローブ用シース
gとこれを挿通する処置具用チャンネルbとの内径の形
状や寸法が相違しており、処置具用チャンネルbの先端
側の内径がプローブ用シースgの内径より大きい。さら
に、異径の場合はその幅や高さが小さくなっていたり、
お互いの中心軸がずれたりするため、内視鏡の処置具用
チャンネルbの後端部、またはプローブ用シースgの内
径と処置具用チャンネルbの先端側の内径との間に段差
が生じる。このため、手術中、内視鏡やプローブ用シー
スgに曲げ力が加わると、その段差分で超音波プローブ
dに集中的な力が加わるという事情があった。
【0006】以上のように従来の各方式のものにあって
は、その超音波振動中、超音波プローブdに大きな負荷
が加わり、その結果、プローブdに異常な超音波振動が
生じ易いという不具合があった。
【0007】本発明は、前記課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、内視鏡やプローブ用シ
ースに負荷が加わっても、プローブに内視鏡の処置具用
チャンネルの内径やプローブ用シースの内径の一部が局
部的に押し付けられるような負荷が加わることを防止
し、常に、プローブを安定して超音波振動させることが
できる内視鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する手段および作用】前記課題を解決する
ために本発明は、超音波振動子の超音波振動を被処置部
へ伝達する超音波プローブとこの超音波プローブを覆う
プローブ用シースとを、内視鏡本体に形成した処置具用
チャンネルの後端より挿入する構造とした内視鏡におい
て、前記処置用チャンネルはその先端部側に位置した小
径の小径部と、後端部側に位置して前記小径部の内径よ
り大きく、前記プローブ用シースの先端部が差し込まれ
る径の大径部とから形成されると共に、前記小径部の内
径の寸法と前記プローブ用シースの内径の寸法とを略一
致させ、かつ前記小径部と前記プローブ用シースの中心
軸をお互いに略一致させたことを特徴とするものであ
る。
【0009】このように処置具用チャンネルの内径の寸
法とプローブ用シースの内径の寸法とを略一致させ、か
つそのチャンネルとシースの中心軸をお互いに略一致さ
せることから、手術中、内視鏡やプローブ用シースに曲
げ力が加わっても、プローブに内視鏡の処置具用チャン
ネルの内径やプローブ用シースの内径の一部が局部的に
押し付けられるような集中的な力が加わることがなく、
常にプローブを安定して超音波振動させることができ
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示すもので
ある。
【0011】図1中、1は内視鏡本体であり、この内視
鏡本体1は、操作部1aと、この操作部1aから続く光
学視管部を組み込んだ長尺で直線的な挿入部1bと、操
作部1aに連設する接眼部1cとを有して構成されてい
る。挿入部1bには、内視鏡用シース2が外装される。
つまり、シース2内に挿入部1bを挿入するようになっ
ている。内視鏡用シース2の基端には、内視鏡本体1の
操作部1aに水密的に係着する手元側端部2aが形成さ
れている。内視鏡用シース2の手元側端部2aには、そ
のシース2内に通じる送水口3が設けられている。
【0012】さらに、内視鏡本体1における挿入部1b
の中には、直線に伸びる1本の処置具用チャンネル4
が貫通して設けられている。この処置具用チャンネル4
は、先端側チャンネル部4aと、これより大きな内径の
後端側チャンネル部4bとから形成されている。処置具
用チャンネル4の後端側チャンネル部4bには、後述す
る超音波治療装置5におけるプローブ用シース6の先端
部分が差し込まれるようになっている。処置具用チャン
ネル4の最後端には、前記プローブ用シース6の先端部
分を水密的に貫通させるためのシール部材7が着脱自在
に取り付けられている。
【0013】また、処置具用チャンネル4の後端側チャ
ンネル部4bには、コック8が設けられている。このコ
ック8は、プローブ用シース6を挿入するとき、図1で
示すようにコック芯9に貫通させるが、プローブ用シー
ス6を挿入していないときはその通路をコック芯9で水
密に遮断するようになっている。
【0014】前記超音波治療装置5は、超音波振動子
(振動発生部)11をハンドピースカバー12で覆うと
ともに、ハンドピースカバー12の先端には前記プロー
ブ用シース6を同心的に連結している。超音波振動子1
1には、ホーン部13を介して超音波プローブ14が連
結されている。ハンドピースカバー12の前端部には、
プローブ用シース6に連通する送水口15が設けられて
いる。ハンドピースカバー12の前端部内には、その送
水口15から送り込まれる灌流液を超音波振動子11側
へ送り込まれるのを遮断するシール部材16が設けられ
ている。
【0015】さらに、超音波プローブ14は、処置具用
チャンネル4の後端側チャンネル部4bにプローブ用シ
ース6の先端部分を差し込んで連結したとき、処置具用
チャンネル4の先端側チャンネル部4aまで差し込まれ
る。図1はこの状態を示している。この状態において、
前記処置具用チャンネル4とプローブ用シース6の各中
心軸が一致し、さらに、処置具用チャンネル4の先端側
チャンネル部4aの内径とプローブ用シース6の内径と
は同じ寸法に形成されている。
【0016】なお、前記処置具用チャンネル4とプロー
ブ用シース6の各中心軸とは後述するようにその超音波
プローブ14のふれが実質的に防止できる範囲であれ
ば、完全に一致しなくともよい。さらに、処置具用チャ
ンネル4の先端側チャンネル部4aの内径とプローブ用
シース6の内径とは、同様に完全に一致する寸法でなく
ともよい。
【0017】しかして、この実施例を使用する場合、処
置具用チャンネル4の後端側チャンネル部4bにプロー
ブ用シース6の先端部分を差し込んで連結する。超音波
プローブ14は、処置具用チャンネル4の先端側チャン
ネル部4aに同軸な状態で差し込まれ、さらに、処置具
用チャンネル4の先端側チャンネル部4aの内径とプロ
ーブ用シース6の内径とが同じ寸法で形成されているか
ら、その超音波プローブ14が処置具用チャンネル4内
で振らつくことがない。
【0018】また、超音波プローブ14を移動すると
き、プローブ用シース6の外周には常にシール部材7が
密着しており、各送水口3,15から送り込まれた灌流
液が処置具用チャンネル4内に導かれても外に漏れるの
を防いでいる。なお、超音波プローブ14内に形成した
図示しない孔を通じて切除片等が灌流液とともに外部へ
吸引除去される。
【0019】図2は、本発明の第2の実施例を示すもの
である。この実施例は、超音波プローブ14を通じて高
周波電流を処置部位に供給し、生体組織を凝固するなど
の処置を行うようにしたものである。この場合、高周波
電流を流したとき、内視鏡本体1やハンドピースカバー
12等を手で持つ術者が感電しないようにするため、処
置具用チャンネル4を形成するパイプ材21、およびプ
ローブ用シース6は、例えばセラミックスやプラスチッ
ク等の電気的絶縁性の材料で作られている。
【0020】また、処置具用チャンネル4の後端近傍に
おいて、プローブ用シース6との間に、その処置用チャ
ンネル4に対するプローブ用シース6の振れを抑えるた
めのOリング22を設けている。このOリング22を設
けることにより処置具用チャンネル4内の水密を保つた
めのコック8およびコック芯9の簡略化ができて製作が
容易である。さらに、製作コストが安い金属等を使用し
ても、この部分を通じての高周波電流漏れを防ぐことが
可能である。
【0021】図3は、本発明の第3の実施例を示すもの
である。この実施例も前記第2の実施例のものと同じく
超音波プローブ14に高周波電流を流しても安全に手術
が行えるように処置具用チャンネル4を形成するパイプ
材21を電気的絶縁材で作る。さらに、この実施例はコ
ック8の本体部25を別部材とし、これとコック芯9を
電気的絶縁材料で作ってある。
【0022】図4は、本発明の第4の実施例を示すもの
である。この実施例は処置具用チャンネル4に入るプロ
ーブ用シース6における差し込み挿入部分の中途の一部
外周を他の部分よりも細い細径部26とする。そして、
この細径部26とこれに対応する処置具用チャンネル4
の内面との間にOリング27を設けることにより、手術
中に必要な超音波プローブ14の移動範囲でハンドピー
スを軽い力で操作でき、かつその範囲を越えて超音波プ
ローブ14を移動させようとした場合、Oリング27が
プローブ用シース6の細径部26から外れにくく、これ
によりハンドピースを外すためには、大きな力が必要に
なる。したがって、超音波プローブ14の移動を安全な
範囲に制限できる。
【0023】図5は、本発明の第5の実施例を示すもの
である。この実施例では、内視鏡本体1における処置用
チャンネル4の後方端部に筒状のガイド31を連結した
ものである。ガイド31は、超音波プローブ14を操作
する際において、プローブ用シース6の本体部分32が
上下および左右へがたつくことなく、前後のみに円滑に
移動できるように案内する。
【0024】さらに、ガイド31には、ガイドピン33
をねじ込んで設け、このガイドピン33の内端をプロー
ブ用シース6の本体部分32に長手軸方向に沿って設け
たガイド溝34に嵌め込むことにより前後移動範囲の規
制と回転の阻止を行うガイド規制手段が構成される。
【0025】しかして、ハンドピースは、回転すること
なく前後に移動できるが、必要以上に移動することがな
いように規制される。つまり、超音波プローブ14はそ
のガイド溝34の長さの範囲内で移動させ、超音波プロ
ーブ14の移動を安全な範囲に制限する。
【0026】図6の(A)(B)は、本発明の第6の実
施例を示すものである。この実施例は、内視鏡本体1に
おける挿入部1bにおいて、光学系のリレーレンズ41
を入れた光学系保持パイプ42と処置具用チャンネル4
を形成するパイプ材21とをそれらよりも径の大きな外
パイプ43の中に収納するとともに、この外パイプ43
と光学系保持パイプ42およびパイプ材21との間に形
成される隙間に照明用のファイバ44を充填して配置し
たものである。
【0027】図6の(C)(D)は、本発明の第7の実
施例を示すものである。この実施例は内視鏡本体1にお
けるリレーレンズ41を入れた光学系保持パイプ42と
処置具用チャンネル4を形成するパイプ材21と照明用
ファイバ44を入れた2本のパイプ45とを束ねて接
着、半田、または溶接して組み立てたものである。
お、像を伝達するためのリレー系は、リレーレンズ41
の代わりにガラス繊維束よりなるガラスファイバとして
もよい。
【0028】また、処置具用チャンネル4を形成するパ
イプ材21は電気的絶縁部材からなっており、そこで、
超音波プローブ14に高周波電流を流す場合、あらかじ
め光学系保持パイプ42およびパイプ45を半田または
溶接した後、これにパイプ材21を接着してもよい。
【0029】図7ないし図9は、本発明の第8の実施例
を示すものである。なお、この実施例の基本的な構成
は、前述した第1の実施例と同じくするため、その同一
な構成部分について同じ符号を使用してその詳細な説明
を省略する。
【0030】内視鏡本体1における処置具用チャンネル
4の後端側チャンネル部4bには、コック8が設けられ
ており、後端側チャンネル部4bの最後端には、水密確
保のためのゴムキャップからなるシール部材7が取り付
けられている。そして、このシール部材7を通してプロ
ーブ用シース6の先端部が挿入されている。
【0031】後端側チャンネル部4bにおいて、コック
8より前方近傍には、プローブ用シース6の先端部外周
に被嵌するOリング51を設け、そのプローブ用シース
6の外周部分をシールしている。
【0032】また、前述したと同様にプローブ用シース
6は、別体とされたシース部分6aと本体部分6bとか
らなり、この両者は固定的に連結されている。そして、
本体部分6bが、ハンドピースカバー12に固定されて
いる。そして、プローブ用シース6は、超音波プローブ
14とともに一体的に移動できるようになっている。こ
の移動の際、前記シール部材7とOリング51が、その
プローブ用シース6のシース部分6aの外周に密着して
摺接し、処置具用チャンネル4内に導かれる灌流液が外
へ漏れ出さないようにしている。プローブ用シース6の
本体部分6aの断面形状は、図9で示すように四角形で
ある。
【0033】内視鏡本体1の後端には、前記プローブ用
シース6を案内するガイド部材52を取り付けてある。
このガイド部材52は、図9で示すようにプローブ用シ
ース6の本体部分6bの断面形状に対応した四角形の断
面形状の枠から形成されている。したがって、回転する
ことなく前後向きの移動を確実ならしめる。
【0034】また、プローブ用シース6の本体部分6b
を嵌め込む後端部分には、抜止めねじ53を設け、この
抜止めねじ53を、前記本体部分6bの外周に設けた引
掛け部54に引っ掛けることにより、超音波プローブ1
4を後方へ移動操作させているとき、移動範囲の終端位
置を規制して抜けないようにしている。
【0035】また、シース部分6aを連結する本体部分
6bの接続部6cの前面、または本体部分6bの前面を
前記移動方向へ直角な平面部55とし、一方、シール部
材7の後端面を同じく前記移動方向へ直角な平面部56
として、この超音波プローブ14を前方へ移動操作させ
ているとき、移動範囲の終端位置を規制するようにして
いる。つまり、超音波プローブ14の突出し終端位置を
確実に決め、安全性を高めている。
【0036】なお、ガイド部材52の前端側部分は上側
が広く切り欠かれており、この開口部57内に前記コッ
ク8が配置されるようになっている。ガイド部材52の
前端部分には、ねじ59によって2つの押え具58が取
り付けられ、この2つの押え具58によってガイド部材
52を内視鏡本体1の後端に固定されている。2つの押
え具58の間の部位に対応して内視鏡本体1の後端部外
周には、抜止め用リブ60が形成されている。
【0037】しかして、この実施例の構成によれば、ガ
イド部材52によりプローブ用シース6および超音波プ
ローブ14の前後動を案内し、その移動時の傾きを確実
に阻止する。したがって、内視鏡本体1やプローブ用シ
ース6に負荷が加わるようなことがあっても、超音波プ
ローブ14が、内視鏡本体1の処置具用チャンネル4の
内径やプローブ用シース6の内径の一部が局部的に押し
付けられるような集中的な力が加わることを防止し、超
音波プローブ14に異常な超音波振動を発生させたり、
破損させたりするこがない。
【0038】図10は、本発明の第9の実施例を示すも
のである。なお、この実施例の基本的な構成は前述した
第1の実施例と同じくするため、その同一な構成部分に
ついて同じ符号を使用してその詳細な説明を省略する。
【0039】この第9の実施例においては、同一の内視
鏡本体1に異なる超音波プローブ14a,14bを組み
合わせて使用できるようにした。このための手段として
長さの異なるプローブ用シース106a,106bを用
意し、これを取替えて使用するようにした。
【0040】すなわち、この実施例では、図10の
(A)で示すような先端ストレートロング形式の超音波
プローブ14aと、図10の(B)で示すような先端テ
ーパロング形式の超音波プローブ14bとの両方とも同
一の内視鏡本体1に使用できるようにする。先端ストレ
ートロング形式の超音波プローブ14aに比べて先端テ
ーパロング形式の超音波プローブ14bは長さが短い。
【0041】そこで、先端ストレートロング形式の超音
波プローブ14aに使用するプローブ用シース106a
をそれに対応して短くし、先端テーパロング形式の超音
波プローブ14bに使用するプローブ用シース106b
をそれに対応して長くし、いずれの超音波プローブ14
a,14bを用いた場合も、その超音波プローブ14
a,14bを目一杯に前進させたときの先端の位置が同
じようにするものである。
【0042】なお、この実施例では、プローブ用シース
106a,106bの大径部分を処置具用チャンネル4
の後端側チャンネル部4bに差し込んで連結するが、前
述したような実施例のようにプローブ用シース6の小径
部分を処置具用チャンネル4の後端側チャンネル部4b
に差し込んで連結するようにしてもよい。
【0043】なお、本発明は前記各実施例のものに限定
されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形が可能であることもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、手
術中、内視鏡やプローブ用シースに曲がりの力が加わっ
ても超音波プローブに内視鏡側の処置具用チャンネルの
内径やプローブ用シースの内径の一部が局部的に押しつ
けられるような集中的な力が加わることなく、常にプロ
ーブを安定して超音波振動させられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す側断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す要部の側断面図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す要部の側断面図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す要部の側断面図。
【図5】同じく本発明の第5の実施例を示し、(A)は
その側断面図、(B)は(A)中X−X線に沿う断面
図。
【図6】(A),(B)は本発明の第6の実施例を示
し、(A)は先端部の側断面図、(B)はその先端部の
縦断面図であり、(C),(D)は本発明の第7の実施
例を示し、(C)は先端部の側断面図、(D)はその先
端部の縦断面図。
【図7】本発明の第8の実施例を示す側断面図。
【図8】同じく本発明の第8の実施例における手元部の
側面図。
【図9】図8中Y−Y線に沿う断面図。
【図10】同じく本発明の第9の実施例の構成を示す説
明図。
【図11】従来の内視鏡の構成を示す側断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡本体、4…処置具用チャンネル、5…超音波
治療装置、6,106a,106b…プローブ用シー
ス、11…超音波振動子、14,14a,14b…超音
波プローブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 A61B 17/22 A61B 18/00 - 18/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子の超音波振動を被処置部へ伝
    達する超音波プローブとこの超音波プローブを覆うプロ
    ーブ用シースとを、内視鏡本体に形成した処置具用チャ
    ンネルの後端より挿入する構造とした内視鏡において、前記処置用チャンネルはその先端部側に位置した小径の
    小径部と、後端部側に位置して前記小径部の内径より大
    きく、前記プローブ用シースの先端部が差し込まれる径
    の大径部とから形成されると共に、 前記小径部の内径の寸法と前記プローブ用シースの内径
    の寸法とを略一致させ、かつ前記小径部と前記プローブ
    用シース の中心軸をお互いに略一致させたことを特徴と
    する内視鏡。
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