JPH05502605A - 柔組織吸引装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 柔組織吸引装置及び方法 本出願は、１９９０年２月２６日に提出された５ＯＦＴ　Ｔｌ５ＳＵＥＡＳＰＩ ＲＡＴＩＯＮ　ＤＥＶＩＣＥ　ＡＮＤ　ＭＥＴＨＯＤ　ト題する米国特許出願第 ０７／４８５．０８１号の一部継続出願である。

（技術分野） 本発明は、吸引によって、柔組織除去の手術手順を改良する装置及び方法に関す るものであり、とりわけ、レーザ・エネルギを利用して、生体内において、より 容易かつ安全な患者からの柔Ｍ１ｍの分離を促進する装置及び方法に関するもの である。本発明は、脂肪吸引または身体整形の手術手順にただちに直接適用され るだけでなく、脳組織、眼組織、及び他の柔組織吸引技法では接近できない他の 柔組織といった、他の柔組織の除去手術手順にも適用される。

（背景技術） 過去１０年間に、組織のカット、焼灼、及び、除去といったレーザの外科利用が 急速に発展をしている。レーザ・エネルギの外科利用における和声、は、従来の 技法に比べて精度及び操作性が増すということである。その他の恩恵としては、 手術後の痛み、傷、及びはれが少なく、回復が速いという点がある。レーザは、 とりわけ、眼科、婦人科７及び皮膚科において、組織の外傷、出血、はれ、及び 済みが減少するので手順コストを低下させ、さらに侵害性が少なく患者の回復時 間を短縮することができる、より有効な外科治療法として次第に重要性を増して いる。ＣＯ２レーザが柔組織をカットし、蒸発させる手術として広く用いられて きた。

このＣＯ２レーザは、浸透の深さが極めて浅いが、小血管の焼灼か有効に行えな い。電気焼灼といった他の手段を利用して、血液の損失を制御し、最小限にとど めるようにしなければならない。一方、ネオジム−ＹＡＧレーザは、組織に対し てより深くまで浸透するので、柔組織の蒸発及び小血管の焼灼に極めて有効であ る。

しかし、この組織に対して深く浸透する。ということから、レーザ・ビームの経 路内にあるより深い組織に対して望ましくない損傷を加える可能性があるため、 柔組織に対する手術の分野では、ネオジム−ＹＡＧレーザの使用は限定された。

身体の整形のため、望ましくない脂肪層を除去する外科技法である脂肪吸引が、 広く用いられてきた。米国では、１９８９年だけで、１０万を超える脂肪吸引法 が、実施された。この技法では、丸い先端、及び、側部穴または遠位端に近い組 織吸込口を備えた中空の管、すなわち、カニユーレを利用する。

カニユーレの近位端には、ハンドル、及び、真空吸引ポンプに接続された組織吐 出口が設けられている。使用時には、わずかな切開を施して、カニユーレの先端 及び隣接する組織吸込口を表皮下に通し、望ましくない脂肪層に送り込む。次に 、真空ポンプが作動し、吸込口を介して小量の組織がカニユーレの内腔に引き込 まれる。次に、カニユーレが縦方向に移動すると、吸引作用と引裂き作用の組み 合わせによって望ましくない脂肪が除去される。この引裂き作用によって、脂肪 組織に対する過剰な外傷が生じ、結果として、かなりの血液の損失、手術後の傷 、はれ、及び痛みが生じることになる。

この分野における技法及び装置について提案されたものは、主として、吸引カニ ユーレの設計を目ざしたものであり、最近では、脂肪組織を溶かしたり、可溶性 にするための超音波及び潅注の適用、または、柔組織の除去を容易にするための カニユーレの内腔内におけるオーガの利用を伴うようになっている。これらのも くろまれた進歩は、外科処理手順の目標、すなわち、組織の外傷及び血管の損傷 を最小限におさえた、柔組織の効率の良い精密な除去を十分に扱えるものではな い。

（発明の開示） 本発明は、既に診療に用いられている吸引式脂肪組織力ットカニエーレに修正を 加えたものを利用して、保護室内における柔組織の位置決めをし、周囲の組織ま たはより深い組織に対する望ましくない損傷の恐れがないようにして、ネオジム −ＹＡ’Ｇレーザ・エネルギ・ビームで柔組織のカット及び焼灼か行えるように する。

本発明は、柔組織の除去をより安全で、精密で、迅速な（従って、より効率の良 い）ものにし、従来の脂肪吸引法に国有の引裂き作用を排除することによって、 組織の外傷を最小限におさえようとする。

本発明は、従来の脂肪吸引法の引裂き作用を排除することによって、柔組織の除 去範囲を拡大する。現在のところ、脂肪吸引法は、脂肪の吸引に限定されている 。胸部組織、リンパ管騰、及び血管腫といった他の柔組織は、密度が高すぎるか 、あるいは血管が多すぎて、脂肪吸引法を利用した効率の良い安全な除去を行う ことができない。ネオジム−ＹＡＧレーザまたは他のファイバで送られる焼灼及 び凝固レーザの精密なカット及び凝固作用をカニユーレ内で利用する本発明は、 こうした密度の高い、または、血管の多い柔組織の除去を可能にしようとするも のである。

本発明は、保護吸引カニユーレ内におけるネオジム−ＹＡＧレーザの浸透の深さ を制御することによって、ネオジム−ＹＡＧレーザ及び他のレーザの外科におけ る適用可能性を拡大する。現在では、このレーザは、例えば、周囲の組織または より深い組織に対する望ましくない損傷を恐れることなく、脳組織の精密な除去 に用いることができる。

最近、脳腫瘍を蒸発させるためにＣｏ２レーザが広く用いられているが、血管を 有効に凝固させることができないので、電気焼灼といった他の方法を用いてこの 手順の実施時における血液の損失を制御しなければならない。さらに、組織を蒸 発させることによって多量の有毒な、あるいは潜在的に毒性の蒸気を発生するの で、高価で雑音を生じる面倒な吸引装置を用いて、手術領域から蒸気を除去しな ければならない。

本発明は、ネオジム−ＹＡＧレーザのさらに有効な凝固力を利用して、吸引カニ ユーレ内で、組織のカット、血液損失の制御、及び手術領域からの蒸気の除去を 組み合わせた作用を可能にする。

本発明のこの柔組織レーザ吸引装置の基本設計は、スケール・ダウンすることに よって、身体の他の部分における柔組織の吸引を可能にすることができる。例え ば、本装置の適正なサイズを付与されたバージョンを利用して、眼の内部からの 傷ついた組織、または網膜に隣接した傷ついた組織、及び眼の内部からの水晶体 を安全に除去することができる。

また、本装置の適正なサイズ付与及びスケーリングを施されたバージョンを利用 して、体内にある他の望ましくない柔組織を除去することも可能である。例えば 、気管支腺腫のような望ましくない気管組織の除去、胃腸管腔内からポリープ及 び他の柔組織の除去、子宮の子宮内膜剥離の場合、腹腔鏡技法に関連した子宮内 股組織と腹腔組織の除去など。

この発明によれば、吸引カニユーレ及び縦方向に延びる流体及びレーザ用ファイ バ・ガイド管から成る柔組織吸引装置が得られる。ガイド管は、患者の体内にあ る柔組織の除去位置までレーザ・エネルギを伝導するためのレーザ・エネルギ伝 達ファイバを収容し、また、レーザ・エネルギ伝達ファイバまわりの流体流路も 収容する。

吸引カニユーレは、近位端と遠位端を備えている。カニユーレには、カニユーレ の遠位端に隣接した柔組織吸込口が設けられている。カニユーレの近位端は、流 体流送出し口、レーザ・エネルギ伝達ファイバ入口、及び吸引した柔組織の吐出 し口が設けられたハンドルに取りつけられている。

流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管は柔組織吸引装置の近位端の近くからカニ ユーレ内にある柔組織吸込口の直前の位置まで縦方向に延びており、レーザ・エ ネルギ伝達ファイバが、レーザ・エネルギ源からハンドルの近位端まで延び、さ らに、ガイド管内を縦方向に延びて、ガイド管の終端の直前位置まで達する。柔 組織吸引装置のガイド管内において、レーザ・エネルギ伝達ファイバが、流体源 からレーザ・ガイド管の終端位置に達する流体流によって包囲されている。

本発明は、上述の装置を用いて、患者の生体内から柔組織を吸引する手術方法も 提供する。

（図面の簡単な説明） 図１は、本発明の第１の柔組織吸引装置の側面切欠き立面図である。

図２は、図１の装置のカニユーレの遠位端に関する分解縦断面図である。

図３は、柔組織吸込口に隣接したレーザ用ファイバ・オプティックス伝送システ ムの遠位端を示す、図２と同様の分解図である。

図４は、レーザ用ファイバ及び流体源に対する流体及びレーザ用ガイド管の取付 けを示す、第１の装置のハンドル及び近位端のキャップに関する部分分解縦断面 図である。

図５は、流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管、テフロン製同軸流体送出し管及 びチャネル、及び、レーザ用ファイバを示す、第１の装置のハンドルに関する部 分分解縦断面図である。

図６は、テフロン製同軸流体送出し管を備えた第１のレーザ用ファイバ・オプテ ィックス伝送システムの部分分解縦断面図である。

図７は、代替ファイバ・オプティックス伝送システムに用いられるオプションの 流体送出し口及びブッシングを示す、第１の柔組織吸引装置の側面切欠き立面図 である。

図８は、代替ファイバ・オプティックス伝送システム及び流体源に対する流体及 びレーザ・ガイド管の取付けを示す、第１の装置のハンドル及び近位端キャップ に関する部分分解縦断面図である。

図９は、テフロン製同軸流体送出し管を伴わない、代替レーザ用ファイバ・オプ ティックス伝送システムの部分分解縦断面図である。

図１０ζノ、上に位置する表皮層と下に位置する筋内層の中間にある身体の脂肪 層内において脂肪吸引を行う位置に示された、第１のレーザ柔組織吸引装置の切 欠き詳細図である。

図１１は、本発明の神経外科における側方カットによる柔組織吸引実施例の側面 切欠き立面図である。

図１２は、流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管、流体及びレーザ・エネルギ源 ボートを示す、図１１の装置のハンドルに関する部分分解縦断面図である。

図１３は、図１．１の装置のカニユーレの遠位端に関する部分分解縦断面図であ る。

図１４は、本発明の神経外科での端部カットによる柔組織の吸引実施例に間する 側面切欠き立面図である。

図１５は、流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管及びエネルギ源ボートを示す、 図１４の装置のハンドルに関する部分分解縦断面図である。

図１６は、し・−ザ用ファイバ・ガイド管及び反射手段を示す、図１４の装置の カニユーレの遠位端に関する部分分解縦断面図である。

（発明を実施するための最良の形態） Ａ　第１の柔組織吸［装置、１〜１０ 図１，７．及び図１０には、本発明による第１のレーザ柔組織吸引装置１０が示 されている。柔組織吸引装置１０には、遠位端１４及びカニユーレ先端１８に隣 接した柔組織吸込口２０を有する吸引カニユーレ１２が含まれている。

図１，２．及び図７に示すように、カニユーレ先端１８は、溶接またはハンダに よってカニユーレ１２に取りつけられように全体に丸くて、尖らずまたは弾丸形 状にすることが有利となる。

図１及び図７に示すように、カニユーレの近位端１６はハンドルの遠位端のキャ ップ２４内に保持され、吸引された柔組織の吐出し口２８はハンドルの近位端の キャップ２６内に保持され、ハンドルの遠位端のキャップ２４及びハンドルの遠 位端のキャップ２６はハンドル２２内に保持されている。柔組織吐出し口はプラ スチック管材（不図示）によって吸引源に接続されている。

図１〜５及び図７に示すように、流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管は、レー ザ・エネルギ源ボー１−４１においてハンドルの近位端のキャップ２６から第１ の柔組織吸引装置内を縦方向に延び、柔組織吸込口２０のすぐ近くのポイントに 終端がくるようになっている。

流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管は、ハンドルの近位端のキャップ２６にあ けられた同軸の流体チャネル３０と、流体及びレーザ用大形ファイバ・ガイド管 ３２、ガイド管中間連結器３４、及び流体及びレーザ用小形ファイバ・ガイド管 ３６から構成される。

大形ファイバ・ガイド管３２は、テフロンの同軸流体送出し管４４（図４．５及 び図６）を収容するのに十分な内径（約００９４インチ）を備λている。小形ガ イド管はテフロンのレーザ用ファイバ・シース５０及びレーザ用ファイバ５４を 収容し、同軸の流体チャネル３８（図３．４及び図５）のためのすきまを設ける のに十分な内径（約００５４インチ）を備えている。ガイド管中間連結器３４は 、ハンドル２２内にあってカニユーレの近位端１６に配置され、大形ガイド管３ ２及び小形ガイド管３６の外径に合わせて穴がおいている。

ガイド管のコンポーネントは、ハンダまたは溶接といった手段を利用して、吸引 カニユーレの内壁内においてハンドルの近位端のキャップ２６に接合されている 。流体及びレーザ用ガイド管は、レーザ・エネルギ源ボート４１においてハンド ルの近位端のキャップ内に保持された０リング・シール４６を備えている。

流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管内には、図１〜５及び図６に示すように、 テフロンの同軸流体送出し管４４、テフロンのレーザ用ファイバ・シース５０及 びレーザ用ファイバ５４から構成され、レーザ放出軸５８を有する、レーザ用フ ァイバ・オプティックス伝送装置が収容されている。テフロンの同軸流体送出し 管４４は、レーザ・エネルギ源（不図示）と一体化された含塩流体源及びポンプ に接続されており、ハンドルの近位端キャップ１６に送り込まれて流体及びレー ザ用ガイド・チャネル３ｏに通され、大形ガイド管３２に入り込み、大形ガイド 管内のポイント４８に終端がくるようになっている。

大形ガイド管３２は、例えば図２及び図３に示す穴３７の銀ロウによってカニユ ーレ１２内の所定位置に保持される。テフロンの同軸流体管が冷却及び潅注用流 体を流体及びレーザ用ガイド管３２に送り込み、流体はテフロンのレーザ用ファ イバ・シース５０及びレーザ用ファイバ５４を包囲したガイド管３２内を遠位端 から小形ガイド管３６の終端まで送られる。レーザ用ファイバ５４はレーザ・エ ネルギ′ａ（不図示）からエネルギ源ボーｈ４１を通って、流体及びレーザ用フ ァイバ・ガイド管４０の終端位置より前の終端ポイント５６まで延びる。レーザ ・エネルギ伝達手段を構成している。レーザ用ファイバ・オプティックス装置６ ２は、流体及びレーザ用エネルギ源ボート４１に止めねじ４２によって保持され ている。

図７．８及び図９には、柔組織吸引カニユーレがテフロンの同軸流体送出し管を 組み込んでいない代替ファイバ・オプティックス伝送装置６４に（図９）に適応 できるようにする、小さな修正を施した本発明の好適な構成が示されている。

流体及びエネルギ源ボート４１における耐流体性及び気密性のシールを可能にす るため、流体及びレーザ・ガイド・チャネル３０内にブッシングを配置している 。流体源及びポンプ（不図示）から冷却及び潅注用流体を送れるようにするため 、オプションの流体送出し口６６が設けられ、テフロンの同軸流体送出し管を用 いる場合、この送出し口６６には耐流体性及び気密性プラグ６０が取りつけられ る。

当業者には明らかなように、あごの下といったより狭い身体の領域には、より短 くて、細い柔組織吸引カニユーレ１２が有効であり、柔組織内のより広い領域に ねたつてカニユーレを延ばすことのできる大腿部や臀部といった領域には、より 長くて太いカニユーレが有効である。

流体及びレーザ用小形ガイド管３６の長さは柔組織吸引カニユーレ１２の長さに よって決まる。

図１０に示す本発明の方法を実施するため、外科医は除去すべき柔組織の位置及 び範囲を決定する。適当なサイズのレーザによる柔組織吸引装置１０が遍択され る。短い切開が施され、カニユーレＩ４のカニユーレ先端１８及び遠位端が除去 すべき柔組織に送り込まれる。流体送出しポンプが作動し、テフロンの流体送出 し管４４を介して同軸流体チャネル３８に通常の塩水が送り込まれ、流体及びレ ーザ用ファイバ・ガイド管４０の終端ポイントに達する。

ファイバに沿ってファイバ先端に至る通常の塩水による流体流を用いることによ って、レーザ用ファイバ５４を冷却し、レーザ用ファイバの終端及びレーザ・ガ イド管４０の終端を組織や他の残骸がついていない状態に保つのに役立つことに なる。

次に、吸引ポンプが作動する。これによって発生する負圧は、たわみ吸引管材を 介してレーザによる柔組織装置１０に伝達され、柔組織吐出し口２８に送られ、 ハンドル２２を通りカニユーレ１２を経て柔組織吸込口２０に到達する。

こうして結果として発生した負圧はたわみ吸引管材を介してレーザによる柔組織 装置ＩＯに伝達され、柔組織吐出し口２８に送られハンドル２２を通り、カニユ ーレ１２を経て柔組織吸込口２０に到達する。吸込口に結果として生じる負圧に よって柔組織の小部分がカニユーレ１２の内腔に引き込まれ、レーザ放出軸５８ の経路に送り込まれる。

次にレーザが作動する。レーザ・エネルギが、レーザ用ファイバの終端ポイント ５６に伝達されて、カニユーレの内腔内の柔組織に送り込まれ、柔組織が切り裂 かれ小血管を凝固する。柔組織内でのレーザによる柔組織吸引装置ＩＯの縦方向 の往復運動によって、さらに、柔組織が柔組織吸込口２０に入り込む。この往復 運動はハンドル２２をつかんだ外科医の手によって加えられる。

まわりの柔組織に対するレーザによる柔組織吸引装置の往復運動は、カニユーレ の柔組織吸込口２０の上に位置する皮膚に置かれた外科医のもう一方の手により 柔組織を安定化させることから容易になる。柔組織は吸込口２０の近くからカニ ユーレの内腔のより近い部分まで移動し、最終的には吸引ポンプで生じる負圧に よってカニユーレから送り出され柔組織吐出しく］２８に到達する。

柔組織吸引カニユーレ１２、カニユーレ先端１８、ハンドル２２、ハンドルの遠 位端のキャップ２４、ハンドルの近位端のキャップ２６、吸引された柔組織の吐 出し口２８、流体及びレーザ用の大形ガイド管３２、ガイドの中間連結器３４、 流体及びレーザ用小形ガイド３６は、全て、ステンレス鋼製であることが望まし い。柔組織吸引カニユーレ１２は下記のような適合サイズを備えることができる ・外径０３１２インチ　Ｘ　壁０．０１６インチ（内径０．２８０インチ） 外径０２５０インチ　×　壁００１６インチ（内径０．２１８インチ） 外径０．１８８インチ　Ｘ　壁０．０１６インチ（内径０．１５６インチ） 外径０１５６インチ　×　壁００１６インチ（内径０１２４インチ） 全て、可変長である。当業者には明らかなように、小さな付属物まわりのような 身体のより狭い領域においては、より短く細い吸引カニユーレが有効であり、よ り広い領域にわたって脂肪組織の中にカニユーレを送り込むことができる大腿部 及び臀部のような領域においては、より長く太いカニユーレが有効である。

カニユーレの先端１８は、丸くなり、カニユーレの内径に合うまで加工された吸 引カニユーレの外径と同じ直径を有している。ハンドル２２は、外径１．１２５ インチ　Ｘ壁０１２５インチ（内径１０インチ）、長さ約３．２５インチの管材 料が望ましい。ハンドルの遠位端のキャップ２４は、直径が１１２５インチでハ ンドルの内径に合わせて加工され、吸引カニユーレの外径に適応するように穴が あけられているのが望ましい。

ハンドルの近位端のギャップ２６は、直径が１１２５インチでハンドルの内径に 合わせて加工され、吸出し口、流体及びレーザ用ガイド・チャネル、及び大形ガ イド管に適応するように穴があけられ、また、止めねじに適応するように穴をあ け、タップ立てが施されるのが望ましい。

吸引された柔組織の吐出し口２８は、直径が０７５インチでハンドルの近位端の キャップに合うように加工され、内径３／８インチ　×　外径５／８インチの吸 引管材料に適応するようにテーバ状をなし、直径０．３１２５インチの穴かあＧ づられているのが望ましい。

流体及びレーザ用大形ファイバ・ガイド管３２は、外径０、１２０インチ　Ｘ　 壁００１３インチ（内径００９４インチ）で、長さ約２インチが望ましい。ガイ ド管中間連結器３４は、直径０．２５インチ、長さｏ、ｂ２５インチで、人形ガ イド管３２及び小形ガイド管３６に適応するように穴があけられているのが望ま しい。流体及びレーザ用小形ファイバ・ガイド管３６は、外径００７２インチ　 Ｘ　壁０００９インチ（内径００５４インチ）で、カニユーレ１２の長さで決ま る可変長であることが望ましい。

止めねじ４２は、１／４インチで、２８／インチのねじ山を備え、レーザ用ファ イバ・オプティックス伝送装置に適応するように穴があけられた、長さ０．７５ インチのアレン・ヘッド押えねじが望ましい。流体源吐出し口６６のプラグ６０ は、１ｕｅｒ　−１ｏｃｋ雄プラグが望ましい。

望マシいレーザ用ファイバ・オプティックス伝送装置２９は、例えば、ペンシル バニア州モールヴアンのＳｕｒｇｉｃａｌ　Ｌａ５ｅｒ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉ ｅｓから入手できる、モデル番号５ＦＥ２．２で、 外径２．２ｍｍ　（００８６インチ）のテフロン製同軸流体送出し管、 外径０．８ｍｍ　（［）、３１５インチ）のテフロン製レーザ・ファイバ・シー ス、 直径０．６００ｍｍ　（００２３インチ）で、ファイノ〈長４０メートル（１５ ７，５インチ）のレーザ用ガイド・ファイノ〈からなるものである。

代替レーザ用ファイバ・オプティックス伝送装置には、例えば、カリフォルニア 州すンタクララのＨｅｒａｅｕｓＬａｓｅｒ　５ｏｎｉｃｓから入手できる、モ デル番号Ｂ２４Ｄで、外径０．８ｍｔｎ　（０，３１５インチ）のテフロ゛ノ製 ［ノーーｆｔｌｑファイバ・シース、 直径０．６００ｍｍ　（０，０２３インチ）で、ファイノ＼長３．６６メートル （１４４インチ）のレー　ザ用ガイド・ファイノ＼からなるものである。

流体吐出し口６６は、ステンレス鋼の１ｕｅｒ　−Ｌｏｃｋ雌プラグが望ましい 。レーザ用ファイバ・シース５０のブッシング６８は外径０１２０インチ　×　 内径００７２インチのテフロン製であって、長さが０５インチ、直径０．１８フ インチのフランジが望ましい。

本発明の望ましい装置１０に用いられる望ましシへレーザ源は、例えば流体送出 しポンプを備えた、ペンシルレノ＜ニア州モールヴアンのＳｕｒｇｉｃａｌ　Ｌ ａ５ｅｒ　Ｔｅｃｈｎｏｌ、ｏｇｉｅｓ力）ら入手できる、送電力がＯ〜４０ワ ・ソトのモデル番号ＳＬＴＣＩ、６０である。

本発明の代替装置７Ｇに用いられる代替レーザ源は、カリフォルニア州サンター クララのＣｏｏｐｅｒ　Ｌａ５ｅｒ　Ｃｏｎ１ｃｓ。

Ｉｎｃ　から入手できる、送電力が０〜１００ワツトのモデル番号８００である 。吸入管材料は、例λばカリフォルニア州カーソンのＤｅａｕ　Ｍｅｄｉｃａｌ 　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓから入手可能であり、内径３７８インチ、外径５／８ インチのものが望ましい。真空吸引器はアーカーソー州トゥーソンの■ｅｌｌｓ Ｊｏｈｎｓａｎ　Ｃｏ　から入手可能な、真空度がＯ〜２９＋　ＣＦ　Ｍのモデ ルＧｅｎｅｒａｌ　Ａｓｐｉｎａｔｏｒのような任意の適合するタイプとするこ とができる。冷却及び洗浄液を送り出す流体ポンプは、カリフォルニア州すンデ ィエゴの　ＩＶＡＣＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎから入手可能な、ＩＶＡＣＶｏｌｕ ｍｅｔｒｉｃ　Ｉｎｆｕｓ−ｉｏｎ　ｐｕｍｐモデル番号５９０のような適合す る任意のタイプとすることができる。

Ｂ、サイドカットまたは゛めカット　び端部カットによる梁組　ロー１１置、ｕ 〜１６ 図１１には、本発明のサイドカットまたは斜めカット用レーザによる神経外科で の柔組織吸引実施例が示されている。神経外科用柔組織吸引装置１１０には、カ ニユーレ１１２の遠位端１１４及びカニユーレの先端１１８に隣接した柔組織吸 込口１２０を備えた吸引カニユーレ１１２が含よ、れている。

図１３には、柔組織吸込口！２０及びカニユーレ側部ボート１８２の配置された カニユーレ先端１１８が示されている。、該装置１１０には、吸引カニユーレ１ １２及びハンドル１２２に配置された吸引制御ボート１７４が設けられている（ 図１２）。

図１１及び図１３に示すように、カニユーレは、曲がった遠位端１１４を備えて おり、カニユーレ先端１１．８は、カニユーレ１．　ｌ　２の主軸に対する横方 向において、切開のために柔組織に最もよく接近できる角度でカットされている 。図ＩＩには、柔組織の吸引のための柔組織吐出し口１２８を備えた、カニユー レの近位端１１６が示、されている。

柔組織吐出し口１２８は、プラスチック管材料（不図示）によって吸引源に接続 されている。

図ＩＹ〜１３に示すように、流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管１２３は、カ ニユーレの近位端１１６から縦方向に延び、ハンドル１２２を通ってカニユーレ の側部ボート１８２のポイント１４０に終端がくる。ガイド管１２３は、ハンド ル１２２に固定された流体及びレーザ用大形ファイバ・ガイド管１３２、ガイド 管中間連結器１３４、流体及びレーザ用小形ファイバ・ガイド管１３６から構成 される。

小形ガイド管１３６は、レーザ用ファイバ１５４を軸方向に包囲するテフロン製 レーザ用ファイバ・シース１５０を収容するのに十分な内径を備えている（図１ ３）。

区１１に示すように、中間連結器１３４１ま、大形ガイド管１３２及び小形ガイ ド管１３６の外径に適応するように穴があけられており、それらの間に配置され ている。ガイド管コンポーネントは、ハンダ付けまたは溶接といった適当な手段 をｆｌｌ用して連結器１３４で接合されている。小形ガイド管１３６は、カニユ ーレ側部ボー１−１１’１２においてカニユーレの遠位端１１４に接合され、大 形ガイド管１３２は、ハンダ付けまたは溶接といった手段を利用してハンドル１ ２２に接合される。

大形ガイド管１３２は、取付は具１７２と雌止めす・ント１７０の間に０リング のシール１．４６を備えた、雌止めナツト１７０とつなか一つな雄取付◇づ具１ ７２を用いて（図１１．１２）レーザ・エネルギ及び流体流ｆＡ（不図示）に結 合されている。ナツト１７０及び取付は具１７２は、流体流源から流体流を受け 入ｉｔ、’ｙ−ザ用フγイバ１５４とレーザ・工猶ルギ源を係合させるための流 体及びし・−ザ用エネルギ源ボー１−１．４１を軸方向に包囲する（図１１．１ ２）。

ガイド管１２３内には、シース１５０によって軸方向に包囲されたレーザ用ファ イバ１５４を収容する（図１３）６し−ザ用ファイバ１５４は、し・−ザ・エネ ルギ源（不図示）からボート１４１を通り、流体及びレーザ用ファーイノマ・ガ イド管１４０の終端ポイントに隣接した終端ポイント１５６まで延びるし一ザ・ エネルギ伝達手段を構成してし）る。

レーザ用ファイバ・シース１５０は、レーザ用ファイノ＼の終端ポイント１５６ の直曲のポイント１５２に終端がくる。レーザ・エネルギ源からのレーザ・エネ ルギが、ファイバ＋５４の縦軸を延長したレーザ放出軸】５８；こ沿つて吸込口 １２０内に位置する柔組織を切り裂く。カニユーレ１］２、大形ガイド管１３２ 、及び小形ガイド管１３６は、レーザ放出軸１５８がカニユーレ１１４の遠位端 内に収容されるように位置決めされる。

柔組織は、レーザ・エネルギが、レーザ放出軸１５８に沿って柔組織に接触し、 柔組織の切裂きを開始すると、吸込口１２０に引き込まれる。吸引源による吸込 口１２０における機械的吸引作用と軸１５８に沿った柔組織の切裂きどの組み合 わせによって、柔組織が除去される。流体流源からの流体：よ、シース１５０と 接触したガイド管１．２３に流れ、側部ボート１８２を通って遠位端１１４に入 り込み、ファイバ１５４を冷却して、柔組織の吸引を手助けする６当業者には明 らかなように、カニユーレ１】２及びガイド管］、、　３２及び１３６は、カニ ユーレ内にレーザ放出軸１５８を完全に含んだ状態で、曲げ角度を変えることが できる。この結果、さまざまな角度で柔組織を吸引する能力が得られる。

図１４〜１６には、本発明の神経外科での端部カットレーザによる柔組織吸引実 施例が示されている。神経外科用柔組織端部カット及び吸引装置２１０には、遠 位端２１４及びカニユーレ先端２１８に隣接した柔組織吸込口２２０を有する吸 引カニユーレ２１２が含まれている。図１６には、柔組織吸込口２２０及びカニ ユーレ側部ボート２８２から成るカニユーレ先端２１８が示されている。また、 吸引装置２〕０には、ハンドル２２２、カニユーレ２１２、ハンドル２２２内に 配置された吸引制御ボート２７４が含まれている。図１４に示すように、カニユ ーレは、近位端２１６と、柔組織の吸引のための柔組織吐出し口２２８を備えて いる。吐出し口２２８は、プラスチック管材料（不図示）によって吸引源に接続 されている。

図１４〜１６に示すように、流体及びレーザ用ファイバ・ガイ）’　！　２２３ が、カニユーレ２＋６の近位端から縦方向に延び、ハンドル２２２を通ってカニ ユーレ先端２１８に隣接したポイントに終端がくる。ガイド管２２３は、ハンド ル２２２に取りつけられた大形の流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管２３２、 ガイド管中間連結器２３４、小形の流体及びレーザ用ファイバ・ガイド管２３６ 、反射手段２７６から構成される。

小形ガイド管２３６は、レーザ用ファイバ２５４を軸方向に包囲するテフロン製 レーザ用ファイバ・シース２５０を収容するのに十分な内径を備えている（図１ ６）。連結器２３４は、大形ガイド管２３２及び小形ガイド管２３６の外径に合 うように穴があけられて、それらの間に配置される。ガイド管コンポーネントは 、ハンダ付けまたは（容接といった適合手段を利用して、連結器２３４で接合さ れる。

ガイド管２３６には、その終端ポイント２４０に隣接して配置された側部ボート ２８０が含まれている。ガイド管２３６は、その終端ポイント２４０においてカ ニユーレの遠位端２１４に接合され、大形ガイド管２３２は、ハンダ付けまたは 溶接といった適当な手段を利用してハンドル２２２に接合されている。側部ボー ト２８０は、側部ボート２８２と軸方向において一列に配置されている。

反射手段２７６が、ガイド管２３６内において終端ポイント２４０に隣接して配 置され、ハンダ付けまたは溶接のような手段を利用して小形ガイド管２３６に接 合される。反射手段２７６は、ミラー、すなわちレーザ・エネルギを反射するよ うに研磨されたソリッド・ロッドである。

ガイド管２３２は、雄取付は具２７２と雌止めナツト２７０の間に○リング・シ ール２４６を備える、雌止めす・ント２７０とつながった雄取付は具２７２を用 いてレーザ・エネルギ及び流体流源に取りつけられている（図１４．１５）。

ナツト２７０及び取付は具２７２は、レーザ・エネルギ源ボート２４１を軸方向 に包囲して、流体流源からの流体流を受け入れ、レーザ用ファイバ１５４とレー ザ・エネルギ源を結合する（図１４．１．５　）。

レーザ用ファイバ２５４はシース２５０内に軸方向に含まれており、ガイド管２ ２３内に収容されている（図１６）。

レーザ用ファイバ２５４は、レーザ・エネルギ＃＋（不図示）から延びてボート ２４１を通り、ガイド管の終端ポイント２４０に隣接して終端ポイント２５６に 達する、レーザ・エネルギ伝達手段を構成している。

レーザ用ファイバ・シース２５０は、レーザ用ファイノ（２５６の終端ポイント 直前のポイント２５２に終端がくる。

レーザ・エネルギは、ファイバ１５６の縦軸を延長したレーザ放出軸２５８に沿 って進行し、レーザ用ファイバ２５６の終端ポイントを超える。反射放出軸２７ ８に沿ってレーザ放出軸２５８を反射するため、反射手段２７６が配置されてい る。軸２７８は、側部ボート２８０を通り、側部ボート２８２を経て、それが納 められるカニユーレの遠位端１１４に入り込む。

柔組織は、レーザ・エネルギが軸２７８に沿って柔組織と接触し、該組織の切裂 きを開始すると、吸込口２２０に引き込まれる。続いて、吸引源による吸込口２ ２０における機械的吸引作用とレーザ放出軸２７８に沿った柔組織の切裂きどの 組合わせによって、柔組織が除去される。流体流源からの流体は、シース２５０ と接触したガイド管２２３に流れ、側部ボート２８０及び２８２を通って、遠位 端２１４に入゛り込み、ファイバ２５６を冷却して、柔組織の吸引を手助けする 。

本方法による本レーザ柔組織吸引装置を利用することによって、さまざまな利点 が得られる。ＮＤ：ＹＡＧレーザ・エネルギ、または凝固及びカットの可能なフ ァイバで送られる他のレーザ・エネルギは、血管の損失を減少させ、手術域内の 小血管を凝固することによって、手術手順をより安全にする。よりまっすぐなラ インをなすカットを可能にすることにより、他の装置のえぐり、切裂き、及び引 裂き特性を排除し、結果として、柔組織がより精密に除去され、輪郭のふぞろい が減少し満足度が高められることになる。

本発明によって得られるレーザ・エネルギのカット作用が加わると、望ましくな い柔組織の除去速度が、以前の装置及び技法に比べる大幅に向上し、従って、動 作時間が短縮されることになる。レーザ・エネルギをカニユーレの内腔内に安全 かつ効率よく完全に閉じ込めることによって、以上の利点が、周囲に対するレー ザによる熱損傷を恐れずに得られる。

流体流は、レーザ用ファイバを冷却し、洗浄するでけでなく、影響されやすいレ ーザ用ファイバの先端に組織が付着したり、潜在的な損傷が加えられるのを防止 する。流体流は、また、脂肪組織を溶かし、乳化させて、吸引を容易にし、手順 全体にわたってカニユーレがつまらないようにする働きを助ける。

従って、本発明は、柔組織の手術による除去に用いられる改良形装置を提供する 。本発明を用いる動物研究及び診療行為により、脂肪の除去による身体の外科的 整形を行う場合、一般に、以前の柔組織吸引技法で可能であったものに比べると 、出血が減少し、手術後の痛み及び傷が軽減され、優れた整形結果の得られるこ とが分かった。

Ｆｉｇ、　１０ 国際調査報告

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. １．患者の表皮及び骨構造の両方または一方に通して、遠位端に隣接した吸込口 と通じる中央内腔を備えた吸引カニューレを挿入し、カニューレの遠位端を柔組 織部に配置し、 吸引カニューレの近位端においてレーザ及び流体源に有効に接続され、カニュー レに沿って縦方向に延び、終端がカニューレの遠位端にくるレーザ・ガイド管に 有効に取りつけられたレーザ・エネルギ伝達手段に対して、レーザ・エネルギ源 からレーザ・エネルギを与え、レーザ・エネルギ伝達手段によって、前記レーザ ・エネルギを伝達し、 カニューレの近位端の柔組織吸込口に有効に接続された吸引源からの機械的吸入 と組み合わせて、吸込口内に位置する柔組織をレーザで裂き、 前記吸込口及びカニューレを介して、前記柔組織を吸引し、 前記レーザ伝達手段を冷却し、洗浄するため、該レーザ伝達手段に接触した前記 ガイド管に流体を送り込み、前記カニューレ内の組織だけが有効量のレーザ・エ ネルギにさらされるように、カニューレとレーザ伝達手段を配置する各ステップ を含んでいる、患者から柔組織を吸引する生体手術方法。
2. ２．近位端と遠位端を備え、柔組織を受けて、カニューレ内に吸入するため、そ の遠位端に隣接して吸込口が設けられており、その近位端に吸引源との接続部が 設けられた内腔を有する吸引カニューレと、 カニューレの近位端のレーザ・エネルギ源から縦方向に延び、吸込口に隣接した 位置に終端がくる流体及びレーザ・ガイド管と、 前記ガイド管内に有効に取り付けられ、カニューレの近位端においてレーザ・エ ネルギ源に有効に結合され、レーザ・エネルギをレーザ・ガイド管の終端位置に 送るために配置されたレーザ・エネルギ伝達手段とを含んでおり、 前記ガイド管は、カニューレの近位端において、流体流源にも有効に結合されて おり、前記流体流は、前記レーザ・エネルギ伝達手段と密に接触して、前記伝達 手段を冷却し、組織の除去を助けるためのものであり、前記レーザ・エネルギ伝 達手段及び前記カニューレは、カニューレ内の組織だけが、レーザ・エネルギ伝 達手段からの有効量のレーザ・エネルギにさらされるように配置されていること を特徴とする柔組織切除及び吸引装置。
3. ３．カニューレが、カニューレの遠位端に隣接して配置された半径方向の側部ボ ートを備え、 レーザ・ガイド管がカニューレの側部ボートによってカニューレと連通するよう にカニューレの遠位端が曲がっており、 レーザ・ガイド管の終端が、カニューレの側部ボート内に位置することを特徴と する請求の範囲第２項に記載のレーザによる神経外科用サイドカット装置。
4. ４．レーザ・ガイド管がカニューレと連通し、レーザ・エネルギ伝達手段からの レーザ・エネルギが半径方向に柔組織の吸込口まで進むようになっていることを 特徴とする請求の範囲第３項に記載のレーザによる神経外科用サイドカット装置 。
5. ５．レーザ・エネルギ源が、ネオジム−ＹＡＧレーザまたは他のファイバで送ら れるカット及び凝固用レーザであることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の レーザによる神経外科用サイドカット装置。
6. ６．カニューレが、カニューレの遠位端に隣接して配置された半径方向のカニュ ーレ側部ボートを備え、流体及びレーザ・ガイド管は、ガイド管の終端位置に隣 接して配置された側部ボートを備えるとともに、該ガイド管内にその終端位置に 隣接して反射手段が配置されており、レーザ・エネルギ伝達手段からのレーザ・ エネルギを反射して、レーザ・エネルギがガイド管の側部ポート及びカニューレ の側部ボートを通ってカニューレに入り込むようにすることを特徴とする請求の 範囲第２項に記載のレーザによる神経外科用端部カット装置。
7. ７．流体，レーザ・ガイド管及び反射手段が、カニューレ内に配置されることを 特徴とする請求の範囲第６項に記載のレーザによる神経外科用端部カット装置。
8. ８．流体，レーザ・ガイド管及び反射手段が、カニューレの外部に取りつけられ ることを特徴とする請求の範囲第６項に記載のレーザによる神経外科用端部カッ ト装置。
9. ９．反射手段は、表面仕上げ２まで研磨されたソリッドロッドすなわちミラーで あることを特徴とする請求の範囲第６項に記載のレーザによる神経外科用端部カ ット装置。
10. １０．患者の表皮に通して、遠位端に隣接した吸込口と通じる中央内腔を備えた 吸引カニューレを挿入し、カニューレの遠位端を柔組織域に位置付け、カニュー レの内腔内に縦方向に延びるように取りつけられたレーザ・ガイド管内に有効に 取りつけられているレーザ・エネルギ伝達手段に対して、レーザ・エネルギ源か らレーザ・エネルギを与え、前記吸込口に隣接した位置までレーザ・エネルギを 伝達して、局所的に柔組織のカット及び血管の凝固を実行し、 前記ガイド管に流体を送り込んで、その流れが前記レーザ伝達手段と接触し、前 記レーザ伝達手段の冷却、洗浄を行い、 前記カニューレの近位端に吸引源を設け、前記吸込口及び前記カニューレを用い て柔組織を吸引する各ステップを含んでいる、患者から柔組織を吸引する生体手 術方法。
11. １１．柔組織が、患者の表皮と筋肉の間の脂肪組織であることを特徴とする請求 の範囲第１０項に記載の手術方法。
12. １２．柔組織が、脳、眼、気管、または、腹部内に位置していることを特徴とす る請求の範囲第１０項に記載の手術方法。
13. １３．カニューレの遠位端は、局所的な組織の外傷を最小限におさえ、患者の組 織に容易に挿入可能となるように全体を丸く、あるいは弾丸形状としていること を特徴とする請求の範囲第１０項に記載の手術方法。
14. １４．レーザ・エネルギ源が、柔組織をカットし、小血管を凝固するように働く ネオジムＹＡＧレーザであることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の手術 方法。
15. １５．レーザ・エネルギ伝達手段が、カニューレの内腔内に完全に納められてお り、カニューレ内の組織だけが有効量のレーザ・エネルギにさらされるように構 成かつ配置されていることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の手術方法。
16. １６．流体流によって、レーザ・エネルギ伝達手段の冷却及び洗浄が可能になり 、レーザ・エネルギ伝達手段の遠位端に対する組織の付着及び損傷が防止される ことを特徴とする請求の範囲第１０項に記載の手術方法。
17. １７．近位端と遠位端を備え、その遠位端に隣接して吸込口が設けられており、 その近位端に吸引源に対する流体流の接続部を備える内腔を有する吸引カニュー レと、カニューレの内腔内において、カニューレの近位端のレーザ・エネルギ源 から縦方向に延び、吸込口にすぐ隣接した位置に終端がくるレーザ・ガイド管と 、前記レーザ・ガイド管内において、カニューレの近位端のレーザ・エネルギ源 からレーザ・ガイド管の終端直前位置まで延びるレーザ・エネルギ伝達手段を備 え、前記レーザ・ガイド管が、カニューレの近位端の流体流源から前記レーザ・ エネルギ伝達手段と密に接触してレーザ・ガイド管の終端まで流体流を送る導管 も形成していることを特徴とするレーザによる柔組織の吸引装置。
18. １８．レーザ・エネルギ源が、ネオジムＹＡＧレーザであることを特徴とする請 求の範囲第１７項に記載のレーザによる脂肪吸引装置。
19. １９．吸引カニューレが、ステンレス鋼で形成され、全体が丸い、または、弾丸 形状の遠位端をなすということを特徴とする請求の範囲第１７項に記載のレーザ による脂肪吸引装置。
20. ２０．カニューレの長さは、約１１インチ〜約１８インチであり、外径は、約０ ．１５６〜約０．３１２インチであることを特徴とする請求の範囲第１７項に記 載のレーザによる脂肪吸引装置。
21. ２１．レーザ・ガイド菅の近位端に、０リンク・シールが設けられていることを 特徴とする請求の範囲第１７項に記載のレーザによる脂肪吸引装置。
22. ２２．レーザ・エネルギ伝達手段が、ファイバ・オブティクス配送システムであ ることを特徴とする請求の範囲第１７項に記載のレーザによる脂肪吸引装置。