JP2001512353A - 内視鏡下手術装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 内視鏡下手術装置は、切断器のような手術器と、装置の使用中に手術器へ流体を供給する洗浄デバイスとを備える。内視鏡下手術装置は、手術装置の末端領域に設けられた手術器と、手術装置の基端領域から手術器まで流体を運ぶための通路を形成するように手術器に結合された洗浄デバイスとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 内視鏡下手術装置 この発明は、内視鏡下手術装置に関する。 関節鏡下および他の内視鏡下手術処置を行う様々な異なる種類の手術装置が、 発達してきた。これらの手術装置には、動力駆動式の、つまりモータで駆動する ものもあれば、手動式のものもある。モータ駆動式の装置は、通常、モータを収 容するハンドピースに納められる。手動式の装置は、引き金のようなハンドルで 操作される。動力駆動式の内視鏡下手術装置の例は、米国特許第４２０３４４４ 号、４２７４４１４号、４８３４７２９号、４８４２５７８号および４７０５０ ３８号に記載され、手動式の内視鏡下手術装置の例は、米国特許第４５２２２０ ６号および４６６２３７１号に記載されている。これらのすべての特許は、本願 出願人に譲渡され、引用によってここに組込まれる。 それらの手術装置は、人体組織に対して異なるタイプの外科手術を施すための きわめて多用な手術装置を含むものである。その装置には、例えば、柔軟な組織 を切断する刃を装備した装置もあるし、骨の組織を切削するドリルを備えた装置 もある。さらに（鉗子やグラスパーのように）、組織を、切断するというよりむ しろ（鉗子やグラスパーのように）つかむ装置もある。 一般的な内視鏡下、例えば関節鏡下切断又は切削手術装置は、 静止外部チューブを備え、その中で作動時に内部チューブが（手動又はモータ駆 動で）動くようになっている。手術器は内部チューブの末端に装着される。組織 又は骨が外部チューブの末端の開口を介して手術器の方へ露出し、組織および／ 又は骨は駆動する手術器によって切断される。切断された組織および骨片は、装 置の基端に印加される吸引力によって内部チューブの内部を介して引き出される 。 内視鏡下手術装置は、可能な限りいつでも、流体ポンプのような洗浄装置を使 用して手術部位に対して洗浄流体の供給と吸引を行い、これによって、摘出され る組織や骨の手術部位からの切断および輸送性を改善する。 閉じた膜嚢の中で行われる膝関節鏡検査は、隣接する解剖学的構造体に流体を 噴出させる危険性がほとんどないので、関節に塩水を注入した状態で行われる。 このように流体を使用することによって、動力式切除器の切断効率および切除さ れた物質の関節からの輸送効率が向上する。 しかしながら、普通に組織を切除しても、人体の領域によっては、塩水の注入 が一般的になじまない領域もある。例えば、瘻孔の手術において、瘻孔に塩水を 注入することは、患者の気道に流体を噴出させる危険性につながるかも知れない 。 この発明によれば、手術装置の末端領域に設けられた手術器と、手術装置の基 端領域から手術器まで洗浄流体を運ぶ通路を形成するように手術器に結合する洗 浄デバイスとを備えた内視鏡下手術装置が提供される。 この発明は、洗浄デバイスを備え、別体の洗浄デバイスを備える必要のない内 視鏡下手術装置を提供する。これは、手術部位に別体の洗浄デバイスを設置する ための一般に十分な余裕のない、瘻孔手術のような用途に特に好都合である。 一つの一般的な観点において、この発明は、手術装置の末端領域に設けられた 手術器と、手術装置の基端領域から手術器まで洗浄流体を運ぶ通路を形成するよ うに手術器に結合された洗浄デバイスとを備えた、改良された内視鏡下手術装置 を特徴とする。この発明はまた、内視鏡下手術用、例えば、瘻孔手術用装置の使 用方法を特徴とする。 その他の利点として、この発明は、手術装置と洗浄デバイスとを単一の手術デ バイスとして（例えば内視鏡検査中に同じカニューレを介して）同時に人体に導 入できる。この発明は、手術処置の単純化に加えて、２つの分離した装置の挿入 に付随する患者への外傷を減少させると共に、上述のように、従来一般に洗浄が 難しいとされたきわめて小さい領域、例えば患者の瘻孔に、洗浄流体を手術中に 導入することができる。 さらに、好ましい実施態様では、この発明の装置は、手術器に直接流体を供給 し、同時に連続的に十分な速さで流体を吸出して、流体が手術部位を浸さないよ うにする。流体は切断刃に供給されるが、手術部位全体に注がされる必要はない 。管外遊出の可能性を減じる又は排除するという特徴によって、この装置は瘻孔 手術のように塩水を安全に注入できない手術部位に適用することができるので好 都合である。 好ましい実施態様では、この内視鏡下手術装置は、末端領域に開口を有する外 部チューブと、外部チューブ内で回転又はその他の動作を行う内部チューブと、 内部チューブに設けられた切断器を備える。好ましくは、洗浄デバイスは、外部 チューブを包む洗浄シースを備え、そのシースと外部チューブとの間に流体流路 を形成する。洗浄シースは手術器を包み、その末端領域に外部チューブの開口と 連通する開口を有することが好ましい。洗浄シースは、流体流路に洗浄流体を受 入れるためにシースの基端領域に設けられた受け口をさらに備える。 他の好ましい実施態様は、次の特徴を１つ以上含む。この内視鏡下手術装置は 外部チューブの基端に装着されるハブを備え、洗浄シースは、洗浄シースをハブ に装着させるように構成されたアダプタを備える。アダプタはハブに、例えば溶 接又は接着により、接合される。アダプタは、洗浄シースへ流体を受け入れる受 け口を備える。 受け口は、流体の流れを制御するバルブを備える。洗浄シースはステンレス鋼 又はプラスチックで構成される。手術器の領域における洗浄シースの外径は、約 ０．２００インチより小さく、さらに好ましくは、約０．１３０インチより小さ い。洗浄シースと外部チューブとの間のクリアランスは、０．０１０インチより 小さく、さらに好ましくは、約０．００８インチから０．０１０インチの間であ る。この内視鏡下手術装置は、手術装置の基端に印加される吸引力によって手術 部位から流体が除去できるように構成される。吸引力は内部チューブを介して印 加される。 この発明はまた、この手術装置の使用方法を特徴とする。 この発明の他の特徴や利点は、次の詳細な説明および請求の範囲から明らかに なるであろう。 図１は、外部洗浄シースを有する内視鏡下手術装置の斜視図である。図１ａは 、図１の内視鏡下手術装置の分解図である。 図２と図３は、それぞれ図１に示す内視鏡下手術装置の上面および側面図であ る。 図４は、図２の線４−４で切り取った、図１の内視鏡下手術装置の断面図であ る。 図５は、外部洗浄シースと、流体の流れを制御するストップコックとを有する 内視鏡下手術装置の斜視図である。 図を参照すると、手術装置１０は、先端１５に組織受入れ開口１４を備えた静 止外部チューブ１２（図４）と、外部チューブ１２内で回転やその他の動作を行 う内部チューブ１６と、外部チューブに開口１４を介して入る組織を切除する手 術器１７とを備える。この実施態様では、手術器は、図２に示すように内部チュ ーブ１６の鋭利な刃１９からなる。 手術装置１０は、外部チューブ１２を包む洗浄シース２０を備える。洗浄シー ス２０は、洗浄シース２０と外部チューブ１２との間に流体を流すための環状通 路２２を形成する。洗浄シース２０は、末端２４において静止外部チューブの開 口１４と連通する開口２３（図１）を備える。洗浄シース２０は、その基端にア ダプタ２６をさらに備える。アダプタ２６は、通路 ２２へ洗浄流体を受入れるための側面受け口３０を備える。洗浄流体は、通路２ ２によって受け口３０から末端２４まで運ばれ、内部チューブ１６の内部を介し て（組織と骨片と共に）、吸引によって除去される。 アダプタ２６は、手術装置のハブ２８に、例えば超音波溶接、接着によって、 又はバブに挿入成形することによって恒久的に取付けられるような寸法を有する 。ハブ２８は、一般的にプラスチックで形成され、外部チューブ１２の基端に固 定される。ハブ２８は駆動シャフト３２を回転可能に受入れ、駆動シャフト３２ は内部チューブ１６の基端に固定される。 洗浄シース２０は、強度と不活性の点からステンレス鋼又はプラスチックで構 成される。手術装置１０が瘻孔のようにスペースがきびしく限定される手術的用 途に適用される場合には、手術装置１０の末端１１は約０．１３０インチより小 さい外径を有する。このような小外径を実現するために、洗浄シース２０は０． ００５インチより小さい壁厚を有し、洗浄シースの内壁と外部チューブの外壁と の間のクリアランスは、０．０１０インチより小さく、さらに好ましくは約０． ００８〜０．０１０インチである。 図５に示すように、受け口３０はストップコック３４を備えて洗浄シース２０ への流体の流れを制御することができる。また、他のタイプの流体コントロール バルブを用いてもよい。 動作においては、手術装置は、まず外部チューブ１２の内部に内部チューブ１ ６を挿入することによって組立てられ、それ によって、ハブ２８の中に駆動シャフト３２を駆動可能に設置する。次に、駆動 シャフト３２を回転させるモータと、内部チューブ１６を介して吸引を行い洗浄 流体と破片を除去する器具とを備えるハンドピース（図示せず）に、ハブ２８が 装着される。手術装置１０の末端領域１１は、それから、手術部位に設置される 。外科医が手術装置の使用を望む場合には、洗浄流体が受け口３０から供給され ると共に内部チューブ１６を介して吸引によって除去され、そしてハンドピース のモータが内部チューブ１６および手術器１７を駆動させる。 他の実施態様が請求の範囲内にある。 例えば、アダプタ２６はハブ２８に離脱可能に取付けることができる。ハブ２ ８は、末端方向に延出し、且つ、外部チューブ１２の外面から分離したネジ切り 内面を有するカラーを備えてもよい。この場合、アダプタの基端領域２７は、ネ ジ切りカラーのネジに係合するようにネジ切りされ、ハブ２８のネジ切りカラー と外部チューブ１２の外面との間に嵌着するように構成される。ネジ切りハブを 有する手術装置は、マサチューセッツ州アンドーバのスミス・アンド・ネフュー ・エンドスコピー・インコーポレイテッドから市販されている。 さらに、上述の手術装置は、電動式関節鏡下手術装置（つまり、手ではなくモ ータ駆動するように構成した装置）であるが、この発明は手動装置や他のタイプ の手術装置にも使用可能である。 さらに、図示した手術器は組織切断器であるが、他の手術器 例えば他の切削器、研磨器、把持器等も使用できる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年３月１７日（１９９９．３．１７） 【補正内容】 請求の範囲 １．手術装置の末端領域に設けられた手術器（１７）と、手術装置の基端領域か ら手術器まで洗浄流体を運ぶための通路を形成し手術器から手術装置の基端領域 まで流体、組織および骨片を除去するように手術器に結合したデバイスと、洗浄 シース（２０）によって包まれた外部チューブ（１２）とを備え、流体が洗浄シ ース（２０）と外部チューブ（１２）との間に設けられた通路（２２）を介して 手術器まで運ばれる内視鏡下手術装置（１０）であって、外部チューブ（１２） 内に内部チューブ（１６）を備え、流体が手術器から内部チューブ（１６）を介 して除去されることを特徴とする内視鏡下手術装置（１０）。 ２．外部チューブ（１２）が、手術装置の末端領域に開口（１４）を備え、前記 手術器が、外部チューブ内で動くように構成された請求の範囲第１項記載の内視 鏡下手術装置。 ３．前記洗浄シース（２０）がその末端領域に開口（１４）を有する請求の範囲 第１項記載の内視鏡下手術装置。 ４．外部チューブ（１２）が、手術装置の末端領域に開口（１４）を備え、前記 手術器は外部チューブ内で動くように構成され、前記洗浄シースの前記開口（２ ３）は外部チューブの開口（１４）と連通する請求の範囲第３項記載の内視鏡下 手術装置。 ５．前記洗浄デバイスは、洗浄デバイスの基端領域に設けられ通路（２２）に流 体を受入れる受け口（３０）を備える請求の範囲第１項記載の内視鏡下手術装置 。 ６．前記受け口が、受け口を介して流れる流体の流れを制御するバルブ（３４） を備える請求の範囲第５項記載の内視鏡下手術装置。 ７．前記外部チューブの基端に設けられたハブ（２８）と、洗浄シース（２８） を前記ハブに装着させるように構成されたアダプタ（２６）とをさらに備える請 求の範囲第３項記載の内視鏡下手術装置。 ８．前記アダプタ（２６）が、洗浄シースによって形成された通路内へ流体を受 入れるように構成された受け口（３０）を備える請求の範囲第７項記載の内視鏡 下手術装置。 ９．洗浄デバイスがステンレス鋼からなる請求の範囲第１項記載の内視鏡下手術 装置。 １０．洗浄デバイスがプラスチックからなる請求の範囲第１項記載の内視鏡下手 術装置。 １１．洗浄シースの末端領域が、約０．２００インチより小さい外径を有する請 求の範囲第３項記載の内視鏡下手術装置。 １２．前記末端領域が、約０．１３０インチより小さい外径を有する請求の範囲 第１１項記載の内視鏡下手術装置。 １３．前記洗浄シースと前記外部チューブとの間にクリアランスがあり、そのク リアランスが０．０１０インチよりも小さい請求の範囲第３項記載の内視鏡下手 術装置。 １４．前記クリアランスが約０．００８〜０．０１０インチである請求の範囲第 １３項記載の内視鏡下手術装置。 １５．（ａ）手術装置の末端領域に設けられた手術器と、手術 装置の基端領域から前記手術器まで流体を運ぶための通路を形成するように手術 器に結合する洗浄デバイスとを備える内視鏡下手術装置を設け、 （ｂ）患者の身体の一領域に前記手術装置の末端領域を導入し、 （ｃ）洗浄流体を手術装置の基端領域から流体用通路を介して手術器まで運び、 そして、 （ｄ）手術器を用いて手術技術を患者に施す、 ことからなる内視鏡下手術を行う方法。 １６．患者の身体の領域から、その領域が流体で浸されないように流体を吸引す る工程をさらに備える請求の範囲第１５項記載の方法。 １７．患者の身体の領域が瘻孔である請求の範囲第１６項記載の方法。 １８．手術装置の基端から手術部位までの閉じた通路に洗浄流体を流し、手術部 位で共に開口端を有する一対の同軸管腔を介して手術装置の基部へ戻すこと、 からなる内視鏡下手術装置の末端で手術部位を洗浄する方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，Ｙ Ｕ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．手術装置の末端領域に設けられた手術器と、手術装置の基端領域から前記手 術器へ洗浄流体を運ぶ通路を形成するように前記手術器に結合する洗浄デバイス とからなる内視鏡下手術装置。 ２．手術装置の末端領域に開口を有する外部チューブをさらに備え、前記手術器 が、外部チューブ内で動くように構成された請求の範囲第１項記載の内視鏡下手 術装置。 ３．前記洗浄デバイスが洗浄シースを備え、洗浄シースは前記手術器を包んで前 記洗浄シースと手術器との間に流体を流す通路を形成し、前記洗浄シースがその 末端領域に開口を有する請求の範囲第１項記載の内視鏡下手術装置。 ４．前記洗浄シース内に設けられ手術装置の末端領域に開口を有する外部チュー ブをさらに備え、前記手術器は外部チューブ内で動くように構成され、前記洗浄 シースの前記開口が外部チューブの開口と連通する請求の範囲第３項記載の内視 鏡下手術装置。 ５．前記洗浄デバイスは、洗浄デバイスの基端領域に設けられ通路に流体を受入 れる受け口を備える請求の範囲第１項記載の内視鏡下手術装置。 ６．前記受け口が、受け口を介して流れる流体の流れを制御するバルブを備える 請求の範囲第５項記載の内視鏡下手術装置。 ７．前記外部チューブの基端に設けられたハブと、洗浄シース が前記ハブに装着されるように構成されたアダプタとをさらに備える請求の範囲 第３項記載の内視鏡下手術装置。 ８．前記アダプタが、洗浄シースによって形成された通路内へ流体を受入れるよ うに構成された受け口を備える請求の範囲第７項記載の内視鏡下手術装置。 ９．洗浄デバイスが、ステンレス鋼からなる請求の範囲第１項記載の内視鏡下手 術装置。 １０．洗浄デバイスが、プラスチックからなる請求の範囲第１項記載の内視鏡下 手術装置。 １１．洗浄シースの末端領域が、約０．２００インチより小さい外径を有する請 求の範囲第３項記載の内視鏡下手術装置。 １２．前記末端領域が、約０．１３０インチより小さい外径を有する請求の範囲 第１１項記載の内視鏡下手術装置。 １３．前記洗浄シースと前記外部チューブとの間にクリアランスがあり、そのク リアランスが０．０１０インチよりも小さい請求の範囲第３項記載の内視鏡下手 術装置。 １４．前記クリアランスが約０．００８〜０．０１０インチである請求の範囲第 １３項記載の内視鏡下手術装置。 １５．（ａ）手術装置の末端領域に設けられた手術器と、手術装置の基端領域か ら前記手術器まで流体を運ぶための通路を形成するように手術器に結合する洗浄 デバイスとを備える内視鏡下手術装置を設け、 （ｂ）患者の身体の一領域に前記手術装置の末端領域を導入し、 （ｃ）洗浄流体を手術装置の基端領域から流体用通路を介して 手術器まで運び、そして、 （ｄ）手術器を用いて手術技術を患者に施す、 ことからなる内視鏡下手術を行う方法。 １６．患者の身体の領域から、その領域が流体で浸されないように流体を吸引す る工程をさらに備える請求の範囲第１５項記載の方法。 １７．患者の身体の領域が瘻孔である請求の範囲第１６項記載の方法。 １８．手術装置の末端領域に設けられた手術器と、手術装置の基端領域から前記 手術器まで洗浄流体を運ぶ通路を形成するように手術器に結合された洗浄デバイ スと、手術装置の末端領域に開口を有する外部チューブとを備え、前記手術器は 外部チューブ内で動くように構成され、前記洗浄デバイスは、洗浄シースを備え 、洗浄シースは前記外部チューブを包んで前記洗浄シースと前記外部チューブと の間に流体通路を形成し、前記洗浄シースは前記外部チューブの前記開口に連通 する開口をその末端領域に有する内視鏡下手術装置。 １９．手術装置の末端領域に設けられた手術器を有し、手術装置の基端領域から 前記手術器まで洗浄流体を運ぶ通路を形成するように手術器に結合する洗浄デバ イスを備える内視鏡下手術装置に使用するための洗浄デバイス。 ２０．手術装置の基端から手術部位までの閉じた通路に洗浄流体を流し、手術部 位で共に開口端を有する一対の同軸管腔を介して手術装置の基部へ戻すこと、 からなる内視鏡下手術装置の末端で手術部位を洗浄する方法。