JP2658668B2 - 分離形空気調和機 - Google Patents

分離形空気調和機

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JP2658668B2
JP2658668B2 JP3247681A JP24768191A JP2658668B2 JP 2658668 B2 JP2658668 B2 JP 2658668B2 JP 3247681 A JP3247681 A JP 3247681A JP 24768191 A JP24768191 A JP 24768191A JP 2658668 B2 JP2658668 B2 JP 2658668B2
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宗 平岡
哲治 岡田
利彰 吉川
晴之 児玉
英行 尾形
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分離形の空気調和機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特公昭59−26226
号公報に示された従来の分離形空気調和機の冷媒回路図
である。室外側ユニット1、切換ユニット2、室内側ユ
ニット3、3a、圧縮機4、四方弁5、室外側熱交換器
6、減圧装置7、手動式開閉弁8、電磁弁10、11、
12、13、減圧装置14、14a、室内側熱交換器1
5、15a、室外側接続部21、22、室内側接続回路
23、24、25、26である。減圧装置7、手動式開
閉弁8は並列に接続されている。
【0003】次に、動作について説明する。一方の室内
側ユニット3を冷房運転させるとき、四方弁5を実線の
ように設定させると共に、手動式開閉弁8、電磁弁1
0、12、13をそれぞれ開放し、電磁弁11を閉塞状
態にして圧縮機4を運転する。したがって、吐出された
高温高圧のガス状冷媒は四方弁5を介して室外側熱交換
器6に流入し、ここで凝縮液化された後に手動式開閉弁
8を通り、電磁弁10を介して減圧装置14で減圧さ
れ、室内側熱交換器15に流入し、ここで蒸発吸熱して
電磁弁12、四方弁5、アキュームレータ9をそれぞれ
通り圧縮機4に吸入される。この時、不使用側室内ユニ
ット3aは、開放状態にされた電磁弁13を介して前記
サイクルと接続され、熱交換器5aに液状冷媒が存在す
れば、夏期高温状態にある室内の温度で温められてガス
化し、電磁弁13を介して圧縮機4に吸入される。また
他方の室内ユニット3aを冷房する場合も同様である。
次に、室内ユニット3を暖房運転する場合、四方弁5を
点線の状態にし、電磁弁10、11、12を開放状態、
手動式開閉弁8も開放の状態にして、圧縮機4を運転す
る。従って、吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四方
弁5、電磁弁12を介して室内側熱交換器15に流入
し、ここで凝縮液化された高圧の液状冷媒は、減圧装置
14で減圧され、電磁弁10を通り、手動式開閉弁8を
介して熱交換器6で蒸発吸熱した後、四方弁5、アキュ
ームレータ9を通り圧縮機4に吸入される。このサイク
ルによって1室のみ暖房される。この時、不使用室内側
ユニット3aの熱交換器15aは電磁弁11を介して接
続され、常に低圧状態となり、多量の液状冷媒が貯留す
ることがなくなる。また他方の室内ユニット3aを暖房
する場合も同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の例では1室当た
り2つの電磁弁と2つの電磁弁を動作させる手段が必要
であるため室内側ユニットの接続数が増加したときには
構造的にスペースをとり、制御的に複雑になるという問
題点がある。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、4方向の流路を選択できる弁
を1室当たり1つ備えるだけで電磁弁を1室当たり2つ
使用するのと同様の効果を得るために構造的にスペース
をとらず、制御的に簡単な複数室内ユニットの運転を可
能にした分離形空気調和機を提供することを目的とす
る。
【0006】また、4方向の流路を選択できる弁を円盤
状にすることによりコンパクトな弁を1室当たり1つ備
えるだけで電磁弁を1室当たり2つ使用するのと同様の
効果を得ることができ構造的にスペースをとらず、制御
的に簡単な複数室内ユニットの運転を可能にした分離形
空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】さらに、4方向の流路を選択できる弁を円
盤状にし、さらに流路を小さくし、冷房・暖房、1室運
転・複数運転に適正な絞り機能をもつパターンを有した
弁を1室当たり1つ備えるだけで電磁弁を1室当たり2
つ使用するのと同様の効果を得ることができるだけでな
く他に減圧装置を備える必要をなくすことで構造的にス
ペースをとらず、制御的に簡単な複数室内ユニットの運
転を可能にした分離形空気調和機を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の分離形空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内側熱交換
器、減圧装置、室外側熱交換器を有する冷凍サイクルに
おいて、4方向の流路を選択可能な複数の弁と、冷房運
転・停止・暖房運転・停止により前記の開閉状態を選択
する手段とを備える。
【0009】この発明に係る請求項2の分離形空気調和
機は、請求項1の分離形空気調和機において、弁は4方
向の流路を円状の盤を回転することで選択可能にしたも
のである。
【0010】この発明に係る請求項3の分離形空気調和
機は、請求項1の分離形空気調和機において、弁は4方
向の流路を円状の盤を回転することで数種の絞り度を選
択可能にしたものである。
【0011】
【作用】この発明における請求項1の分離形空気調和機
は、室内機1台当たり一つ、構造の簡単な弁を備えるだ
けで任意の運転または停止ユニットがあっても、停止し
ているユニット熱交換器内に冷媒を滞留させない。
【0012】この発明における請求項2の分離形空気調
和機は、4方向の流路を円状の盤を回転することで選択
可能な弁をもちいるので、弁がコンパクトになる。
【0013】この発明における請求項3の分離形空気調
和機は、4方向の流路を円状の盤を回転することで数種
の絞り度を選択可能な弁を用いることで、弁がコンパク
トになるばかりでなく、停止しているユニットへの冷媒
を滞留を防ぐことができる。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1について説明す
る。図1はこの発明の実施例1の分離形空気調和機の冷
凍サイクルを示すものであって、冷房時には圧縮機4、
四方弁5、室外熱交換器6、減圧装置7、の順に連接し
て冷媒を通過した後、冷媒を分配して、電磁弁40a、
40b、室内熱交換器15a、15b、を通過した後、
再度電磁弁40a、40bをそれぞれ並列に通過し、合
流して、四方弁5、アキュームレータ9、圧縮機4の順
に流れるサイクルを形成する。80a、80bは電磁弁
選択手段であり、これにより電磁弁40a、40bの弁
位置を決定する。図2は電磁弁の斜視図であり、円筒状
の外郭50に冷媒が通過する経路A、A’、B、B’を
設け外郭50の内部よりも径の小さな円筒状の弁51を
配する。この弁51は上下に移動する。図3〜5は電磁
弁の動作図である。円筒状の弁51を上下に移動させる
ことにより図3、図4、図5の位置に設定できる。図3
の位置に設定すればA−A’間はCにより、B−B’間
はDにより開放されるため2つの経路とも冷媒の通過が
可能である。図4の位置に設定すればA−A’間はDに
より開放されるが、B−B’間は閉塞される。図5の位
置に設定すればB−B’間はCにより開放されるが、A
−A’間は閉塞される。図6は図3〜5のどの位置にす
るかを選択するフローチャートであり、図1の電磁弁位
置選択手段80a、80bに含まれる。以上この例では
円筒状の弁について説明したが、角柱状のものでも本動
作は可能である。
【0015】次に、以上のような構成における動作につ
いて以下室内ユニットが2室の場合について説明する。
冷房時、圧縮機4から吐出された冷媒は四方弁5の実線
部を通り室外側熱交換器6、減圧装置7を通過した後、
冷媒は分配され一部は電磁弁40a、室内側熱交換器1
5a、電磁弁40aの順に流れ、また一部は電磁弁40
b、室内側熱交換器15b、電磁弁40bの順に流れ、
それぞれ並列に流れた冷媒は合流し四方弁5の実線部を
通過してアキュームレータ9を通過して圧縮機4に吸入
される。2室とも運転している場合、図6のフローチャ
ートにおいて電磁弁の位置選択は図3に両室とも選択さ
れる。この図3の場合冷媒はB→D→B’、A’→C→
Aの方向に流れる。冷凍サイクルとしては前述の冷房時
の冷媒の流れとなり両室を冷房することが可能となる。
次に1室が運転、1室が停止している場合、図6のフロ
ーチャートにより運転しているユニットは図3の位置、
停止しているユニットは図4の位置に選択される。例え
ば、15a側ユニットが運転、15b側ユニットが停止
の場合には運転ユニット15a側の電磁弁40aは図3
の位置であるので冷媒の流れはB→D→B’、A’→C
→Aとなり冷房が可能となり、一方、停止ユニット15
b側の電磁弁40bは図4の位置であるので冷媒の流れ
はB→B’間は閉塞され、A’→D→Aの方向のみの流
れとなる。冷凍サイクルとしては運転ユニットへは冷媒
が流れるため冷房運転可能であるが停止ユニットは入口
側が閉塞され、出口側が開放されているため停止ユニッ
ト側の冷媒は吸引されて熱交換器に滞留することはな
い。両室とも停止の場合には電磁弁は図4の位置とな
る。暖房時、圧縮機4から吐出された冷媒は四方弁5の
点線部を通り冷媒が分配された後、一部は電磁弁40
a、室内側熱交換器15a、電磁弁40aの順に流れ、
また一部は電磁弁40b、室内側熱交換器15b、電磁
弁40bの順にそれぞれ並列に流れ、それぞれに流れた
冷媒は合流し減圧装置7、室外側熱交換器6、四方弁5
の点線部、アキュームレータ9を通過して圧縮機4に吸
入される。2室とも運転している場合、図6のフローチ
ャートにおいて電磁弁の位置選択は図3に両室とも選択
される。この場合、冷媒はA→C→A’、B’→D→B
の方向に流れる。冷凍サイクルとしては前述の暖房時の
冷媒の流れとなり両室を暖房することが可能となる。次
に1室が運転、1室が停止している場合、図6のフロー
チャートにより運転しているユニットは図3の位置、停
止しているユニットは図5の位置に選択される。例え
ば、15a側ユニットが運転、15b側ユニットが停止
の場合には運転ユニット15a側の電磁弁40aは図3
の位置であるので冷媒の流れはA→C→A’、B’→D
→Bとなり暖房が可能となり、一方、停止ユニット15
b側の電磁弁40bは図5の位置であるので冷媒の流れ
はA−A’間は閉塞され、B’→C→Bの方向のみの流
れとなる。冷凍サイクルとしては運転ユニットへは冷媒
が流れるため暖房運転可能であるが停止ユニットは入口
側が閉塞され、出口側が開放されているため停止ユニッ
ト側の冷媒は吸引されて熱交換器に滞留することはな
い。両室とも停止の場合には電磁弁は図5の位置とな
る。
【0016】実施例2.以下、この発明の実施例2につ
いて説明する。図7は電磁弁の斜視図であり円盤状の外
郭52に冷媒が通過する経路A、A’、B、B’を設け
外郭52の内部に外郭52よりも径の小さな円盤状の弁
53を配する。この弁53は回転する。図8〜10は電
磁弁の動作図である。円盤状の弁53を回転させること
により図8、図9、図10の位置に設定できる。図8の
位置に設定すればA−A’間はEにより、B−B’間は
Fにより開放されるため2つの経路とも冷媒の通過が可
能である。図9の位置に設定すればA−A’間はGによ
り開放されるが、B−B’間は閉塞される。図10の位
置に設定すればB−B’間はGにより開放されるが、A
−A’間は閉塞される。図6は図3〜5のどの位置にす
るかを選択するフローチャートであり、図1の電磁弁位
置選択手段80a、80bに含まれる。
【0017】次に、以上のような構成における動作につ
いて説明する。上記実施例1では電磁弁を円筒状にして
この円筒状の弁を上下に移動することによりA、A’、
B、B’の経路を選択したが、この弁は製造状は簡易で
あるが上下方向へのスペースをとらなければならない。
そこで、本実施例では弁を円盤状にすることにより上下
方向への電磁弁自体のスペースをとらずに実施例1と同
様の効果を得ることができる。
【0018】実施例3.以下、この発明の実施例3につ
いて説明する。図11はこの発明の分離形空気調和機の
実施例3の冷凍サイクルを示すものであって、冷房時に
は圧縮機4、四方弁5、室外熱交換器7の順に連接して
冷媒を通過した後、冷媒を分配して、本発明による電磁
弁40a、40b、室内熱交換器15a、15bをそれ
ぞれ並列に通過した後、再度本発明による電磁弁40
a、40bを通過し、合流して、四方弁5、アキューム
レータ9、圧縮機4の順に流れるサイクルを形成する。
80a、80bは電磁弁選択手段でありこれにより本発
明による電磁弁40a、40bの弁位置を決定する。図
12〜17は電磁弁の動作図である。円盤状の弁55を
回転させることにより図12、13、14、15、1
6、17の位置に設定できる。図12の位置に設定すれ
ばA−A’間はQにより、B−B’間はHにより開放さ
れるため2つの経路とも冷媒の通過が可能である。さら
に、Hは同時冷房運転のとき最適な絞り度に設定し冷凍
サイクルにおける減圧装置の機能を果たす。図13の位
置に設定すればA−A’間はIにより、B−B’間はJ
により開放されるため2つの経路とも冷媒の通過が可能
である。さらに、Jは1台冷房運転のとき最適な絞り度
に設定し冷凍サイクルにおける減圧装置の機能を果た
す。図14の位置に設定すればA−A’間はKにより開
放されるが、B−B’間は閉塞される。図15の位置に
設定すればA−A’間はLにより、B−B’間はMによ
り開放されるため2つの経路とも冷媒の通過が可能であ
る。さらに、Mは同時暖房運転のとき最適な絞り度に設
定し冷凍サイクルにおける減圧装置の機能を果たす。図
16の位置に設定すればA−A’間はNにより、B−
B’間はOにより開放されるため2つの経路とも冷媒の
通過が可能である。さらに、Oは1台暖房運転のとき最
適な絞り度に設定し冷凍サイクルにおける減圧装置の機
能を果たす。図17の位置に設定すればB−B’間はP
により開放されるが、A−A’間は閉塞される。図18
は図12〜17のどの位置にするかを選択するフローチ
ャートであり、図11の電磁弁位置選択手段80a、8
0bに含まれる。
【0019】次に、以上のような構成における動作につ
いて以下室内ユニットが2室の場合について説明する。
冷房時、圧縮機4から吐出された冷媒は四方弁5の実線
部を通り室外側熱交換器6を通過した後、冷媒は分配さ
れ一部は電磁弁40a、室内側熱交換器15a、電磁弁
40aの順に流れ、また一部は電磁弁40b、室内側熱
交換器15b、電磁弁40bの順に流れ、それぞれに流
れた冷媒は合流し四方弁5の実線部を通過してアキュー
ムレータ9を通過して圧縮機4に吸入される。2室とも
運転している場合、図18のフローチャートにおいて電
磁弁の位置選択は図12に両室とも選択される。この場
合は冷媒はB→H→B’、A’→Q→Aの方向に流れ
る。このとき、Hの穴径は2室同時冷房運転の時に最適
な絞り度となるように設定しているため、各電磁弁のH
で絞られた後室内熱交換器で蒸発され再度電磁弁A’→
Q→Aを通過した後合流する。冷凍サイクルとしては前
述の冷房時の冷媒の流れとなり両室を冷房することが可
能となる。次に1室が運転、1室が停止している場合、
図18のフローチャートにより運転しているユニットは
図13の位置、停止しているユニットは図14の位置に
選択される。例えば、15a側ユニットが運転、15b
側ユニットが停止の場合には運転ユニット15a側の電
磁弁40aは図13の位置であるので冷媒の流れはB→
J→B’、A’→I→Aとなり冷房が可能となる。この
とき、Jの穴径は1室冷房運転の時に最適な絞り度とな
るように設定しているため、各電磁弁のJで絞られた後
室内熱交換器で蒸発され再度電磁弁のA→I→A’を通
過する。一方、停止ユニット15b側の電磁弁40bは
図14の位置であるので冷媒の流れはB→B’間は閉塞
され、A’→k→Aの方向のみの流れとなる。冷凍サイ
クルとしては運転ユニットへは冷媒が流れるため冷房運
転可能であるが停止ユニットは入口側が閉塞され、出口
側が開放されているため停止ユニット側の冷媒は吸引さ
れて熱交換器に滞留することはない。両室とも停止の場
合には電磁弁は図14の位置となる。暖房時、圧縮機4
から吐出された冷媒は四方弁5の点線部を通り冷媒が分
配された後、一部は電磁弁40a、室内側熱交換器15
a、電磁弁40aの順に流れ、また一部は電磁弁40
b、室内側熱交換器15b、電磁弁40bの順に流れ、
それぞれに流れた冷媒は合流し室外側熱交換器6、四方
弁5の点線部、アキュームレータ9を通過して圧縮機4
に吸入される。2室とも運転している場合、図18のフ
ローチャートにおいて電磁弁の位置選択は図15に両室
とも選択される。この場合、冷媒はA→L→A’、B’
→M→Bの方向に流れる。このとき、Mの穴径は2室同
時暖房運転の時に最適な絞り度となるように設定してい
るため、各電磁弁のA→L→A’を通過した後室内熱交
換器で凝縮されMで絞られた後合流する。冷凍サイクル
としては前述の暖房時の冷媒の流れとなり両室を暖房す
ることが可能となる。次に1室が運転、1室が停止して
いる場合、図18のフローチャートにより運転している
ユニットは図16の位置、停止しているユニットは図1
7の位置に選択される。例えば、15a側ユニットが運
転、15b側ユニットが停止の場合には運転ユニット1
5a側の電磁弁40aは図16の位置であるので冷媒の
流れはA→N→A’、B’→O→Bとなり暖房が可能と
なり、停止ユニット15b側の電磁弁40bは図17の
位置であるので冷媒の流れはA−A’間は閉塞され、
B’→P→Bの方向のみの流れとなる。このとき、Oの
穴径は1室暖房運転の時に最適な絞り度となるように設
定しているため、各電磁弁のA→N→A’を通過した後
室内熱交換器で凝縮されOで絞られた後合流する。一
方、停止ユニット15b側の電磁弁40bは図17の位
置であるので冷媒の流れはA−A’間は閉塞され、B’
→P→Bの方向のみの流れとなる。冷凍サイクルとして
は運転ユニットへは冷媒が流れるため暖房運転可能であ
るが停止ユニットは入口側が閉塞され、出口が開放され
ているため停止ユニット側の冷媒は吸引されて熱交換器
に滞留することはない。両室とも暖房停止の場合には電
磁弁は図17の位置となる。
【0020】
【発明の効果】この発明は次に記載する効果を奏する。
請求項1の分離形空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内
側熱交換器、減圧装置、室外側熱交換器を有する冷凍サ
イクルにおいて、4方向の流路を選択可能な複数の弁
と、冷房運転・停止・暖房運転・停止により前記の開閉
状態を選択する手段とを備えた構成にしたので、室内機
1台当たり一つ、構造の簡単な弁を備えるだけで任意の
運転または停止ユニットがあっても、停止しているユニ
ット熱交換器内に冷媒を滞留させない。
【0021】請求項2の分離形空気調和機は、請求項1
の分離形空気調和機において、弁は4方向の流路を円状
の盤を回転することで選択可能にした構成にしたので、
4方向の流路を円状の盤を回転することで選択可能な弁
をもちいるので、弁がコンパクトになる。
【0022】請求項3の分離形空気調和機は、請求項1
の分離形空気調和機において、弁は4方向の流路を円状
の盤を回転することで数種の絞り度を選択可能にした構
成にしたので、4方向の流路を円状の盤を回転すること
で数種の絞り度を選択可能な弁を用いることで、弁がコ
ンパクトになるばかりでなく、停止しているユニットへ
の冷媒を滞留を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1、2による分離形空気調和
機の冷凍サイクル図である。
【図2】この発明の実施例1による分離形空気調和機の
電磁弁の斜視図である。
【図3】この発明の実施例1による分離形空気調和機の
電磁弁の断面図である。
【図4】この発明の実施例1による分離形空気調和機の
電磁弁の断面図である。
【図5】この発明の実施例1による分離形空気調和機の
電磁弁の断面図である。
【図6】この発明の実施例1、2による分離形空気調和
機の電磁弁位置選択手段のフローチャート図である。
【図7】この発明の実施例2、3による分離形空気調和
機の電磁弁の斜視図である。
【図8】この発明の実施例2による分離形空気調和機の
電磁弁の動作図である。
【図9】この発明の実施例2による分離形空気調和機の
電磁弁の動作図である。
【図10】この発明の実施例2による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図11】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の冷凍サイクル図である。
【図12】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図13】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図14】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図15】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図16】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図17】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁の動作図である。
【図18】この発明の実施例3による分離形空気調和機
の電磁弁位置選択手段のフローチャート図である。
【図19】従来の分離形空気調和機の冷凍サイクル図で
ある。
【符号の説明】
4 圧縮機 5 四方弁 6 室外側熱交換器 7 減圧装置 10 電磁弁 11 電磁弁 12 電磁弁 13 電磁弁 14 減圧装置 15 室内側熱交換器 40a 電磁弁(弁) 40b 電磁弁(弁) 80a 電磁弁位置選択手段 80b 電磁弁位置選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 晴之 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 尾形 英行 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−99959(JP,A) 特開 平1−134172(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、減圧
    装置、室内側熱交換器を有する冷凍サイクルにおいて、
    4方向の流路を選択可能な複数の弁と、冷房運転・停止
    ・暖房運転・停止により前記の開閉状態を選択する手段
    とを備えた分離形空気調和機。
  2. 【請求項2】 弁は4方向の流路を円状の盤を回転する
    ことで選択可能にした請求項1記載の分離形空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 弁は4方向の流路を円状の盤を回転する
    ことで数種の絞り度を選択可能にした請求項1記載の分
    離形空気調和機。
JP3247681A 1991-09-26 1991-09-26 分離形空気調和機 Expired - Lifetime JP2658668B2 (ja)

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JP3247681A JP2658668B2 (ja) 1991-09-26 1991-09-26 分離形空気調和機

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JP3247681A JP2658668B2 (ja) 1991-09-26 1991-09-26 分離形空気調和機

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