JP2503701B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2503701B2 JP1329901A JP32990189A JP2503701B2 JP 2503701 B2 JP2503701 B2 JP 2503701B2 JP 1329901 A JP1329901 A JP 1329901A JP 32990189 A JP32990189 A JP 32990189A JP 2503701 B2 JP2503701 B2 JP 2503701B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は空気調和機の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は従来の空気調和機の回路構成図であり、図に
おいて(1)は圧縮容量調節可能な圧縮機、例えば圧縮
機を駆動するモータをインバータによって速度制御する
ことにより圧縮容量を制御するようにしたもの、(2)
は四方切換弁、(3)は室外熱交換器、(6)はアキュ
ームレータ、(A)は上記(1)〜(3)および(6)
からなる室外ユニット、(B)(C)(D)は膨張弁
(4a)(4b)(4c)(例えば制御信号に応じて弁開度が
調節される電気式膨張弁)と、室内熱交換器(5a)(5
b)(5c)よりなる室内ユニット、上記室内ユニット
(B)(C)(D)はガス側の延長用の配管(7)と液
側の延長用の配管(8)とで上記室外ユニット(A)に
接続され冷凍サイクル回路を構成している。(9)は冷
房運転の運転モード時に室外ユニット(A)の低圧側冷
媒圧力を検出し、暖房運転の運転モード時には室外ユニ
ット(A)の高圧側冷媒圧力を検出する検出器、(10)
は四方切換弁(2)を切換え上記冷凍サイクル回路の運
転モードを制御すると共に圧縮機(1)の圧縮容量を制
御する運転制御手段、(11a)(11b)(11c)は室内ユ
ニット(B)(C)(D)の冷・暖房運転の運転モード
を設定すると共に室内熱交換器(5a)(5b)(5c)の容
量と冷・暖房運転の運転モード時の設定冷・暖房温度に
応じて上記ユニット(B)(C)(D)の運転容量を設
定する室内ユニット運転態様設定手段である。
なお、図中、実線矢印は冷房運転の運転モード時の冷
媒流れ方向を、また破線矢印は暖房運転の運転モード時
の冷媒流れ方向を示す。
次に動作について説明する。室内ユニット運転態様設
定手段(11a)(11b)(11c)によって運転モードとし
て冷房運転が設定されると、この設定された冷房運転の
運転モード信号が運転制御手段(10)に与えられる。運
転制御手段(10)は与えられた冷房運転の運転モード信
号により四方切換弁(2)を駆動し冷凍サイクル回路を
実線矢印方向に切換える。これにより圧縮機(1)から
吐出された高温・高圧の冷媒ガスは四方切換弁(2)を
介して室外熱交換器(3)へ供給され、室外熱交換器
(3)において室外空気と熱交換して放熱凝縮し高圧の
液冷媒となる。この高圧の液冷媒は液側の延長用の配管
(8)を介し室内ユニット(B)(C)(D)に供給さ
れる。室内ユニット(B)(C)(D)は運転態様設定
手段(11a)(11b)(11c)によって、室内熱交換器(5
a)(5b)(5c)の容量および設定冷暖房温度に応じそ
れぞれの運転容量が設定されているので、上記液側の延
長用の配管(8)を介し供給される高圧の液冷媒は上記
設定された運転容量に応じて室内ユニット(B)(C)
(D)に分流し膨張弁(4a)(4b)(4c)で減圧され、
低圧の気液混合冷媒となり、室内熱交換器(5a)(5b)
(5c)に供給される。室内熱交換器(5a)(5b)(5c)
に供給された気液混合冷媒は室内熱交換器(5a)(5b)
(5c)において室内空気と熱交換し、上記室内空気より
採熱して室内を除湿冷房する。一方上記気液混合冷媒は
室内熱交換器(5a)(5b)(5c)において室内空気と熱
交換して低圧の冷媒ガスとなり、ガス側の延長用の配管
(7)、四方切換弁(2)を介しアキュームレータ
(6)に流入する。アキュームレータ(6)では室内熱
交換器(5a)(5b)(5c)で蒸発し切れなかった液冷媒
と冷媒ガスとを分離し、冷媒ガスを圧縮機(1)に戻
す。一方室外ユニット(A)の低圧側冷媒圧力は、室内
ユニット(B)(C)(D)の運転台数や室内空気条件
により変化するので、これを制御するため、上記低圧側
の冷媒圧力を検出器(9)で検出し、この検出された冷
媒圧力が一定値になるよう圧縮機(1)の圧縮容量を運
転制御手段にて制御している。
また、室内ユニット運転態様設定手段(11a)(11b)
(11c)によって運転モードとして暖房運転が設定され
ると、この設定された暖房運転の運転モード信号が運転
制御手段(10)に与えられる。運転制御手段(10)は与
えられた暖房運転の運転モード信号により四方切換弁
(2)を駆動し、冷凍サイクル回路を破線矢印方向に切
換える。これにより圧縮機(1)から吐出された高温・
高圧の冷媒ガスはガス側の延長用の配管(7)を介し室
内ユニット(B)(C)(D)に供給される。室内ユニ
ット(B)(C)(D)は室内ユニット運転態様設定手
段(11a)(11b)(11c)によって室内熱交換器(5a)
(5b)(5c)の容量および設定冷暖房温度に応じて、そ
れぞれの運転容量が設定されているので、上記液側の延
長用の配管(8)を介し供給される高温・高圧の冷媒ガ
スは上記設定された運転容量に応じて室内ユニット
(B)(C)(D)に分流され、室内熱交換器(5a)
(5b)(5c)に供給される。室内熱交換器(5a)(5b)
(5c)に供給された冷媒ガスは室内熱交換器(5a)(5
b)(5c)において室内空気と熱交換して、上記室内空
気に放熱し室内を暖房する。一方上記冷媒ガス又は上記
室内空気との熱交換により放熱凝縮し液冷媒となる。こ
の液冷媒は電気式膨張弁(4a)(4b)(4c)で減圧され
低圧の気液混合冷媒となり、液側の延長用の配管(8)
を介して室外熱交換器(3)に供給され、室外空気より
採熱して低圧のガス冷媒となり、四方切換弁(2)を介
しアキュームレータ(6)に流入する。アキュームレー
タ(6)では室外熱交換器(3)で蒸発し切れなかった
液冷媒と冷媒ガスとを分離し、冷媒ガスを圧縮機(1)
に戻す。一方室外ユニット(A)の高圧側冷媒圧力は室
内側熱交換器(5a)(5b)(5c)の運転台数や、室内空
気条件により変化するもので、これを制御するため、上
記高圧側冷媒圧力を検出器(9)で検出し、この検出さ
れた冷媒圧力が一定値になるよう圧縮機(1)の圧縮容
量を運転制御手段(10)にて制御している。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように従来の空気調和機は圧縮機の運転容量
を、複数台の室内ユニットの運転容量に関係なく、冷房
運転の運転モード時における室外ユニットの低圧側冷媒
圧力、暖房運転の運転モード時における室外ユニットの
高圧側冷媒圧力が一定値になるように制御しているが、
上記複数台の室内ユニットと室外ユニットとを接続する
配管にて発生する冷媒の圧力損失は複数台の室内ユニッ
トの運転容量により左右されるので、上記室内ユニット
での冷媒圧力は複数台の室内ユニットの総運転容量によ
り変化し、室内ユニットの冷・暖房能力が安定しない。
例えば複数台の室内ユニットの内、1台の室内ユニット
が冷房運転し、他の室内ユニットが運転休止する場合に
は、圧縮機(1)より供給される冷媒は少量でよく、室
内外ユニットを接続する配管での圧力損失も小さくなる
ため、室外ユニットの低圧側冷媒圧力を一定値に制御す
れば室内ユニットでの冷媒圧力は低くなり、結果的に室
内ユニットと熱交換される室内空気温度との温度差が大
きくなるため冷房能力が必要以上に過大となってしまう
などの問題点があった。
この発明はかかる問題点を解消するためなされたもの
で、複数台の室内ユニットの運転容量に変化があって
も、室内ユニットにおける冷媒圧力が、略一定に保持さ
れ、室内ユニットの冷・暖房能力が安定し、冷え過ぎ、
暖まり過ぎのない快適な空気調和が行なえる空気調和機
を得ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る空気調和機は冷・暖房運転の運転モー
ドと複数台の室内ユニットの総運転容量とに応じて目標
冷媒圧力又は目標冷媒温度を設定する目標冷媒圧力又は
目標冷媒温度設定手段と、冷房運転の運転モード時に室
外ユニットの低圧側の冷媒圧力又は冷媒温度を検出し、
暖房運転の運転モード時には室外ユニットの高圧側の冷
媒圧力又は冷媒温度を検出する検出器と、上記検出され
た冷媒圧力と上記目標冷媒圧力、又は上記検出された冷
媒温度と上記目標冷媒温度とを比較し、両圧力又は両温
度が一致するよう圧縮機の圧縮容量を制御する運転制御
手段を設けたものである。
また、暖房運転の運転モード時は複数台の室内ユニッ
トの総運転容量に関係なく、一定の目標冷媒圧力又は目
標冷媒温度を設定し、冷房運転の運転モード時には複数
台の室内ユニットの総運転容量の増加に伴ない減少する
よう目標冷媒圧力又は目標冷媒温度を設定する目標冷媒
圧力又は目標冷媒温度設定手段と、冷房運転の運転モー
ド時には室外ユニットの低圧側、暖房運転の運転モード
時には室外ユニットの高圧側の冷媒圧力又は冷媒温度を
検出する検出器と、上記検出された冷媒圧力と上記目標
冷媒圧力、又は上記検出された冷媒温度と上記目標冷媒
温度とを比較し、両圧力又は両温度が一致するよう圧縮
機の圧縮容量を制御する運転制御手段を設けたものであ
る。
〔作 用〕
この発明における空気調和機は冷房運転の運転モード
時における室外ユニットの低圧側の冷媒圧力又は冷媒温
度、暖房運転の運転モード時には室外ユニットの高圧側
の冷媒圧力又は冷媒温度が検出器で検出され、目標冷媒
圧力又は目標冷媒温度設定手段で運転モードと複数台の
室内ユニットの総運転容量に応じて設定された目標冷媒
圧力又は目標冷媒温度と、上記検出された冷媒圧力又は
冷媒温度とが、それぞれ運転制御手段にて比較され両圧
力又は両温度が等しくなるよう圧縮機の圧縮容量が制御
される。
また、目標冷媒圧力又は目標冷媒温度設定手段によっ
て設定された暖房運転の運転モード時の一定の目標冷媒
圧力又は目標冷媒温度、冷媒運転の運転モード時の複数
の室内ユニットの総運転容量の増加に応じて減少するよ
う設定された目標冷媒圧力又は目標冷媒温度と、検出器
で検出された冷媒圧力又は冷媒温度とがそれぞれ運転制
御手段にて比較され両圧力又は両温度が等しくなるよう
圧縮機の圧縮容量が制御される。
〔発明の実施例〕
以下、第1図に示すこの発明の一実施例について説明
する。第1図において第5図と同一符号は相当部分を示
す。(12)は冷・暖房運転の運転モードと、室内ユニッ
ト(B)(C)(D)の総運転容量とに応じて目標冷媒
圧力を設定する目標冷媒圧力設定手段、(13)は室内ユ
ニット運転態様設定手段(11a)(11b)(11c)で設定
された運転モードに基づき冷凍サイクル回路の運転モー
ドを切換え制御すると共に検出器(9)で検出された冷
媒圧力と上記目標冷媒圧力とを比較し、上記冷媒圧力が
上記目標冷媒圧力になるよう圧縮機(1)の圧縮容量を
制御する運転制御手段である。図中、実線矢印は冷房運
転の運転モード時の冷媒の流れ方向を示し、破線矢印は
暖房運転の運転モード時の冷媒の流れの方向を示す。
第2図は検出器で検出した室外ユニットの冷媒圧力
(Pc)と室内ユニットにおける冷媒圧力(Pi)との圧力
差(圧力損失)と、圧縮機の圧縮容量(Qc)との関係を
示し、図中、(60)は冷房運転の運転モード時の冷媒圧
力損失特性、(61)は暖房運転の運転モード時の冷媒圧
力損失特性である。第3図は複数台の室内ユニットの総
運転容量(Qi)と冷媒圧力(P)との関係を示し、図
中、(P1)は冷房運転の運転モード時の目標冷媒圧力特
性、(P2)は暖房運転の運転モード時の目標冷媒圧力特
性、(Pi1)は冷房運転の運転モード時の室内ユニット
冷媒圧力特性、(Pi2)は暖房運転の運転モード時の室
内ユニット冷媒圧力特性を示す。
次に動作について説明する。冷房運転並びに暖房運転
の各運転モード時の冷凍サイクル回路の動作について
は、第5図に示す従来の空気調和機と同様故その説明を
省略する。室内ユニット運転態様設定手段(11a)(11
b)(11c)によって、運転モードとして冷房運転が設定
されると、その運転モード信号は運転制御手段(13)に
与えられる。運転制御手段(13)は与えられた上記運転
モード信号により四方切換弁(2)を実線矢印方向に切
換える。これにより冷凍サイクル回路は冷房運転モード
となり、前述の従来のものと同様、室内熱交換器(5a)
(5b)(5c)で室内空気と熱交換し、この熱交換によっ
て蒸発した冷媒は室内ユニット(B)(C)(D)から
ガス側の延長用の配管(7)を介し室外ユニット(A)
の低圧側に戻される。この際配管(7)を通過する冷媒
ガスはその通過時に圧力損失を受ける。
この圧力損失は冷媒ガスの通過流速並びに冷媒ガスの
状態によって支配され、第2図に実線で示される冷媒圧
力損失特性(60)のようになり、圧縮機(1)の圧縮容
量(Qc)の増加に伴なって増加する。目標冷媒圧力設定
手段(12)は上記圧縮容量(Qc)に対応する室内ユニッ
ト(B)(C)(D)の総運転容量と運転モード(冷房
運転)とに基づき、目標冷媒圧力を、第3図の冷房運転
の運転モード時の目標冷媒圧力特性(P1)のように室内
ユニットの総運転容量の増加に伴ない減少するよう設定
する。この設定された目標冷媒圧力は運転制御手段(1
3)に与えられる。運転制御手段(13)は検出器(9)
で検出された冷媒圧力と上記設定された目標冷媒圧力と
を比較し、上記検出された冷媒圧力が上記目標冷媒圧力
になるよう圧縮機(1)の圧縮容量を制御する。しかし
て室内ユニット(B)(C)(D)における冷媒圧力は
第3図の室内ユニット冷媒圧力特性(Pi1)のように一
定に保たれる。
また、室内ユニット運転態様設定手段(11a)(11b)
(11c)によって運転モードとして暖房運転が設定され
ると、その運転モード信号は運転制御手段(13)に与え
られる。運転制御手段(13)は与えられた上記運転モー
ド信号により四方切換弁(2)を破線矢印方向に切換え
る。これにより冷凍サイクル回路は暖房運転の運転モー
ドとなり、前述の従来のものと同様、圧縮機(1)から
吐出された高温・高圧の冷媒ガスは四方切換弁(2)を
通り室外ユニット(A)からガス側の延長用の配管
(7)を介し室内ユニット(B)(C)(D)に供給さ
れる。この際配管(7)を通過する上記冷媒ガスはその
通過時に圧力損失を受ける。この圧力損失は前述の冷房
運転の運転モード時には配管(7)を通る冷媒は低圧の
冷媒ガスであり比容積が高圧の冷媒ガスに比べ大きいた
め、ガス流速も大きくなり圧力損失が大きく、さらに室
内熱交換器(5a)(5b)(5c)で冷媒が完全に蒸発し切
れない場合、冷媒が気液混合の二相冷媒となるため圧力
損失が極端に大きくなるが、この暖房運転の運転モード
時には配管(7)を通る冷媒の比容積が小さい高圧の冷
媒ガスであり、かつガス単独状態であるため、さほど大
きな圧力損失を発生せず第2図に破線で示される暖房運
転の運転モード時の冷媒圧力損失特性(61)のように、
冷房運転の運転モード時に比し、圧力損失は小さくなる
が、冷房運転の運転モード時と同様に、圧縮機(1)の
圧縮容量(Qc)の増加に伴ない増加する。よって目標冷
媒圧力設定手段(12)は上記圧縮容量(Qc)に対応する
室内ユニット(B)(C)(D)の総運転容量と運転モ
ード(暖房運転)とに基づき、目標冷媒圧力を第3図の
暖房運転の運転モード時の目標冷媒圧力特性(P2)のよ
うに、上記総運転容量の増加に伴ない増加するように設
定する。この設定された目標冷媒圧力は運転制御手段
(13)に与えられる。運転制御手段(13)は検出器
(9)で検出された冷媒圧力と、上記設定された目標冷
媒圧力とを比較し、上記検出された冷媒圧力が上記目標
冷媒圧力になるよう圧縮機(1)の圧縮容量を制御す
る。しかして室内ユニット(B)(C)(D)における
冷媒圧力は第3図の暖房運転の運転モード時の室内ユニ
ット冷媒圧力特性(Pi2)のように一定に保たれる。な
お、上記実施例においては目標冷媒圧力を室内ユニット
(B)(C)(D)の総運転容量の増加に伴ない、冷房
運転の運転モード時は減少させ、暖房運転の運転モード
時は増加させるようにしたものについて述べたが、複数
台の室内ユニットの総運転容量(Qi)と冷媒圧力(P)
との関係を示す第4図のように、前述の実施例と同様に
冷房運転の運転モード時の目標冷媒圧力は目標冷媒圧力
特性(P1)のように上記複数の室内ユニットの総運転容
量(Qi)の増加に伴ない減少するよう設定し、暖房運転
の運転モード時は目標冷媒圧力特性(P2)のように複数
台の室内ユニットの総運転容量に関係なく目標冷媒圧力
を一定としても良い。このように一定ととしても暖房時
の冷媒圧力損失は前述の第2図の暖房運転の運転モード
時の冷媒圧力損失特性(61)のように少ない。よって室
外ユニット(B)(C)(D)における冷媒圧力は第4
図の室内ユニット冷媒圧力特性(Pi2)のように略一定
となる。
また以上の実施例においては、室外ユニット(A)の
冷房運転の運転モード時の低圧側圧力、暖房運転の運転
モード時の高圧側圧力を一つの検出器(9)で検出する
ものについて述べたが、上記低圧側圧力と高圧側圧力と
をそれぞれ別の検出器で検出するようにしても良い。
さらに室外ユニット(A)の冷房運転の運転モード時
の低圧側冷媒圧力に相当する低圧側冷媒温度、暖房運転
の運転モード時の高圧側冷媒圧力に相当する高圧側冷媒
温度を検出器で検出すると共に、前述の目標冷媒圧力設
定手段の代りに目標冷媒温度設定手段を設け、前述の目
標冷媒圧力設定時と同様に、冷房運転の運転モード時の
目標冷媒温度を室内ユニット(B)(C)(D)の総運
転容量の増加に伴ない減少させ、暖房運転の運転モード
時の目標冷媒温度を上記室内ユニット(B)(C)
(D)の総運転容量の増加に伴ない増加するよう設定
し、上記検出器で検出された冷媒温度が上記目標冷媒温
度になるよう圧縮機の圧縮容量を運転制御手段にて、制
御するようにしても良い。また暖房運転の運転モード時
の目標冷媒温度を一定とし、冷房運転の運転モード時の
目標冷媒温度を上述の通り設定し圧縮機の圧縮容量を制
御するようにしても良い。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、複数台の室内ユニ
ットの総運転容量と運転モードとに応じて目標冷媒圧力
又は目標冷媒温度を設定し、室外ユニットの冷房運転の
運転モード時の低圧側、暖房運転の運転モード時の高圧
側の冷媒圧力又は冷媒温度が上記目標圧力又は目標温度
になるよう圧縮機の圧縮容量を制御するようにしたの
で、室内ユニットの総運転容量により変動する冷媒配管
内で発生する圧力損失分が吸収され、室内ユニットにお
ける冷媒圧力が室内ユニットの総運転容量に関係なく一
定となり、室内熱交換器を流れる冷媒温度を一定に保つ
ことができるので、複数台の室内ユニットの総運転容量
に関係なく、各々の室内ユニットで発揮し得る冷・暖房
能力は一定となり、冷え過ぎ、暖まり過ぎ等がない快適
な空気調和が行なえる。
また、暖房運転の運転モード時は目標冷媒圧力又は目
標冷媒温度を一定とし、冷房運転の運転モード時には複
数台の室内ユニットの総運転容量の増加に伴い減少する
よう設定した目標冷媒圧力又は目標冷媒温度に基づき、
圧縮機の圧縮容量を制御するようにしたので、上記に比
し簡易な構成で、上述と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による空気調和機を示す冷
媒回路図、第2図は圧縮機の圧縮容量と圧力差との関係
を示す図、第3図および第4図は複数台の室内ユニット
の総運転容量と冷媒圧力との関係を示す図、第5図は従
来の空気調和機を示す冷媒回路図である。 図中、(1)は圧縮機、(2)は四方切換弁、(3)は
室外熱交換器、(4a)(4b)(4c)は膨張弁、(5a)
(5b)(5c)は室内熱交換器、(7)はガス側の延長用
の配管、(8)は液側の延長用の配管、(9)は検出
器、(11a)(11b)(11c)は室内ユニット運転態様設
定手段、(12)は目標冷媒圧力又は目標冷媒温度設定手
段、(13)は運転制御手段、(A)は室外ユニット、
(B)(C)(D)は室内ユニットである。 なお、図中同一符号は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮容量調節可能な圧縮機と、四方切換弁
    と、室外熱交換器とを備えた室外ユニットと、上記室外
    ユニットに冷媒配管にて接続された膨張弁と室内熱交換
    器とを備えた複数台の室内ユニットとからなる冷凍サイ
    クル回路と、上記複数台の室内ユニットの冷・暖房運転
    の運転モードおよび上記複数台の室内ユニットの運転容
    量を設定する室内ユニット運転態様設定手段と、冷房運
    転の運転モード時に上記室外ユニットの低圧側の冷媒圧
    力又は冷媒温度を検出し、暖房運転の運転モード時には
    上記室外ユニットの高圧側の冷媒圧力又は冷媒温度を検
    出する検出器と、上記室内ユニット運転態様設定手段で
    設定された運転モードと上記設定された複数台の室内ユ
    ニットの総運転容量とに応じて目標冷媒圧力又は目標冷
    媒温度を設定する目標冷媒圧力又は目標冷媒温度設定手
    段と、上記検出器で検出された冷媒圧力と上記目標冷媒
    圧力とを、又は上記検出器で検出された冷媒温度と上記
    目標冷媒温度とを比較し、上記冷媒圧力が上記目標冷媒
    圧力に、又は上記冷媒温度が上記目標冷媒温度になるよ
    う上記圧縮機の圧縮容量を制御する運転制御手段とを備
    えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】圧縮容量調節可能な圧縮機と、四方切換弁
    と、室外熱交換器とを備えた室外ユニットと、上記室外
    ユニットに配管にて接続された膨張弁と室内熱交換器と
    を備えた複数台の室内ユニットとからなる冷凍サイクル
    回路と、上記複数台の室内ユニットの冷,暖房運転の運
    転モードおよび上記複数台の室内ユニットの運転容量を
    設定する室内ユニット運転態様設定手段と、冷房運転の
    運転モード時に上記室外ユニットの低圧側の冷媒圧力又
    は冷媒温度を検出し、暖房運転の運転モード時には上記
    室外ユニットの高圧側の冷媒圧力又は冷媒温度を検出す
    る検出器と、暖房運転の運転モード時は上記室外ユニッ
    トの運転容量に関係なく目標冷媒圧力又は目標冷媒温度
    を一定とし、冷房運転の運転モード時は上記設定された
    複数台の室内ユニットの総運転容量の増加に伴ない目標
    冷媒圧力又は目標冷媒温度を減少するように設定する目
    標冷媒圧力又は目標冷媒温度設定手段と、上記検出器で
    検出された冷媒圧力と上記目標冷媒圧力とを、又は上記
    検出器で検出された冷媒温度と上記目標冷媒温度とを比
    較し、上記冷媒圧力が上記目標冷媒圧力に、又は上記冷
    媒温度が上記目標冷媒温度になるよう上記圧縮機の圧縮
    容量を制御する運転制御手段とを備えていることを特徴
    とする空気調和機。
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