JP2658458B2 - 暖冷房機 - Google Patents
暖冷房機Info
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- JP2658458B2 JP2658458B2 JP1337149A JP33714989A JP2658458B2 JP 2658458 B2 JP2658458 B2 JP 2658458B2 JP 1337149 A JP1337149 A JP 1337149A JP 33714989 A JP33714989 A JP 33714989A JP 2658458 B2 JP2658458 B2 JP 2658458B2
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- refrigerant
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- heat exchanger
- refrigerant heater
- compressor
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷房時は電動圧縮機で、暖房時は冷媒加熱器
からの燃焼熱を無動力熱搬送方式で各々運転する暖冷房
機に関する。
からの燃焼熱を無動力熱搬送方式で各々運転する暖冷房
機に関する。
従来の技術 従来無動力熱搬送方式の暖房装置は第2図に示すよう
に冷媒加熱器1より上方に位置した受液器2の中間位置
に気液分離器3を配設し前記受液2と前記気液分離器3
の間に両者を均一させる開閉弁4を有しさらに受液器2
と気液分離器3の間に逆止弁5を設け冷媒加熱器1で蒸
発した冷媒は室内熱交換器6で凝縮し受液器2へ流入す
る。受液器2へ液冷媒が溜ると開閉弁4を開き受液器2
と気液分離器3とを均圧化し受液器2の液冷媒を気液分
離器3へ流入させる。流入し終わると開閉弁4を閉じ逆
止弁5も閉じるため再び室内熱交換器6から凝縮した液
冷媒が受液器2へ流入する。このような動作を繰り返し
て熱搬送を行ない暖房運転を行うようになっていた。
(例えば実開昭61−43679号公報)暖房時前記無動力熱
搬送方式を用い、冷房時は圧縮機で冷房運転を行なうに
は第3図に示すような冷媒回路が考えられる。なお第2
図と同一部材には同一番号を付している。暖房運転時前
には第1電磁弁7、第2電磁弁8を閉にして室外熱交換
器9の冷媒を圧縮機10でくみあげるポンプダウン運転を
行ない第3逆止弁11から暖房運転回路へ吐出する。ポン
プダウン終了後圧縮機10は停止し、バーナ付冷媒加熱器
1で蒸発した冷媒はガスと液が気液分離器3で分離され
ガス冷媒のみが第4逆止弁13、四方弁12を通り室内熱交
換器6で凝縮し第1逆止弁14を通って受液器2へ流入す
る。この時開閉弁4、第2逆止弁5は閉であるため受液
器2へ液冷媒が流入すると受液器2内部にあったガス冷
媒は凝縮し受液器2内の圧力が低下し液冷媒を受液器2
内へ室内熱交換器6から引き込み受液器2内へ液冷媒が
溜ると開閉弁4を開き以下無動力熱搬送方式の暖房装置
で記した動作を行う。暖房運転中も第1電磁弁、第2電
磁弁8は閉状態である。冷房運転時は圧縮機10で高温高
圧になった冷媒は第3逆止弁11、四方弁12、室外熱交換
器9、第1電磁弁、バーナ付冷媒加熱器1、第2電磁弁
8、減圧機構15を通り室内熱交換器6で冷媒は蒸発して
圧縮機10へ戻る。
に冷媒加熱器1より上方に位置した受液器2の中間位置
に気液分離器3を配設し前記受液2と前記気液分離器3
の間に両者を均一させる開閉弁4を有しさらに受液器2
と気液分離器3の間に逆止弁5を設け冷媒加熱器1で蒸
発した冷媒は室内熱交換器6で凝縮し受液器2へ流入す
る。受液器2へ液冷媒が溜ると開閉弁4を開き受液器2
と気液分離器3とを均圧化し受液器2の液冷媒を気液分
離器3へ流入させる。流入し終わると開閉弁4を閉じ逆
止弁5も閉じるため再び室内熱交換器6から凝縮した液
冷媒が受液器2へ流入する。このような動作を繰り返し
て熱搬送を行ない暖房運転を行うようになっていた。
(例えば実開昭61−43679号公報)暖房時前記無動力熱
搬送方式を用い、冷房時は圧縮機で冷房運転を行なうに
は第3図に示すような冷媒回路が考えられる。なお第2
図と同一部材には同一番号を付している。暖房運転時前
には第1電磁弁7、第2電磁弁8を閉にして室外熱交換
器9の冷媒を圧縮機10でくみあげるポンプダウン運転を
行ない第3逆止弁11から暖房運転回路へ吐出する。ポン
プダウン終了後圧縮機10は停止し、バーナ付冷媒加熱器
1で蒸発した冷媒はガスと液が気液分離器3で分離され
ガス冷媒のみが第4逆止弁13、四方弁12を通り室内熱交
換器6で凝縮し第1逆止弁14を通って受液器2へ流入す
る。この時開閉弁4、第2逆止弁5は閉であるため受液
器2へ液冷媒が流入すると受液器2内部にあったガス冷
媒は凝縮し受液器2内の圧力が低下し液冷媒を受液器2
内へ室内熱交換器6から引き込み受液器2内へ液冷媒が
溜ると開閉弁4を開き以下無動力熱搬送方式の暖房装置
で記した動作を行う。暖房運転中も第1電磁弁、第2電
磁弁8は閉状態である。冷房運転時は圧縮機10で高温高
圧になった冷媒は第3逆止弁11、四方弁12、室外熱交換
器9、第1電磁弁、バーナ付冷媒加熱器1、第2電磁弁
8、減圧機構15を通り室内熱交換器6で冷媒は蒸発して
圧縮機10へ戻る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では暖房運転開始時に
停止中室外熱交換器へ漏れ込んだ冷媒を暖房回路側へ回
収するため圧縮機10でポンプダウン運転するため、暖房
運転のオンオフを繰り返すと圧縮機10内の冷凍機油が暖
房回路側へ溜る一方となり、そのような状態で暖房運転
を行なうとバーナ冷媒加熱器1へ冷凍機油が凝縮してき
てバーナ付冷媒加熱器1においてバーナの燃焼熱と冷媒
との熱交換効率が低下しバーナ付冷媒加熱器1の表面温
度が異常に上昇し、安定した暖房運転ができなくなると
共に圧縮機10内の冷凍機油も減少するため圧縮機10のメ
カ部信頼性が低下するという課題を有していた。
停止中室外熱交換器へ漏れ込んだ冷媒を暖房回路側へ回
収するため圧縮機10でポンプダウン運転するため、暖房
運転のオンオフを繰り返すと圧縮機10内の冷凍機油が暖
房回路側へ溜る一方となり、そのような状態で暖房運転
を行なうとバーナ冷媒加熱器1へ冷凍機油が凝縮してき
てバーナ付冷媒加熱器1においてバーナの燃焼熱と冷媒
との熱交換効率が低下しバーナ付冷媒加熱器1の表面温
度が異常に上昇し、安定した暖房運転ができなくなると
共に圧縮機10内の冷凍機油も減少するため圧縮機10のメ
カ部信頼性が低下するという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、燃焼停止
するリモコンオフ又はルームサーモオフのタイミングを
利用してバーナ付冷媒加熱器へ凝縮した冷凍機油を圧縮
機10へ回収して安定した暖房運転を可能として機器の信
頼性を向上させることを目的とする。
するリモコンオフ又はルームサーモオフのタイミングを
利用してバーナ付冷媒加熱器へ凝縮した冷凍機油を圧縮
機10へ回収して安定した暖房運転を可能として機器の信
頼性を向上させることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の暖冷房機は、圧縮
機、四方弁、室外熱交換器、バーナ付冷媒加熱器、減圧
機構、室内熱交換器、前記四方弁を順次接続し、かつ前
記バーナ付冷媒加熱器の上方に、該バーナ付冷媒加熱器
から供給された冷媒を気液に分離し、気相冷媒を前記圧
縮機と四方弁との間に送出すると共に、液冷媒はバーナ
付冷媒加熱器へ戻し、かつ室内熱交換器から吸引する液
冷媒を開閉弁の開成により自重で前記バーナ付冷媒加熱
器に戻す熱搬送手段を接続して暖冷房回路を形成し、暖
房運転時はバーナ付冷媒加熱器、熱搬送手段、四方弁、
室内熱交換器の順に、冷房運転時は圧縮機、四方弁、室
外熱交換器、バーナ付冷媒加熱器、減圧機構、室内熱交
換器の順に冷媒が流れる冷媒回路を構成し、かつ前記バ
ーナ付冷媒加熱器温度を検出する温度検出手段、前記室
外熱交換器とバーナ付冷媒加熱器との間に接続され、バ
ーナ付冷媒加熱器内の冷媒機油を回収させる油回収手段
と、前記油回収手段を駆動する制御装置とを有し、前記
制御手段は暖房運転中の燃焼停止時であって前記温度検
出手段が検出する前記バーナ付冷媒加熱器の温度があら
かじめ設定した温度より高いと所定時間油回収手段と圧
縮機を駆動する油回収制御部を備えたものである。
機、四方弁、室外熱交換器、バーナ付冷媒加熱器、減圧
機構、室内熱交換器、前記四方弁を順次接続し、かつ前
記バーナ付冷媒加熱器の上方に、該バーナ付冷媒加熱器
から供給された冷媒を気液に分離し、気相冷媒を前記圧
縮機と四方弁との間に送出すると共に、液冷媒はバーナ
付冷媒加熱器へ戻し、かつ室内熱交換器から吸引する液
冷媒を開閉弁の開成により自重で前記バーナ付冷媒加熱
器に戻す熱搬送手段を接続して暖冷房回路を形成し、暖
房運転時はバーナ付冷媒加熱器、熱搬送手段、四方弁、
室内熱交換器の順に、冷房運転時は圧縮機、四方弁、室
外熱交換器、バーナ付冷媒加熱器、減圧機構、室内熱交
換器の順に冷媒が流れる冷媒回路を構成し、かつ前記バ
ーナ付冷媒加熱器温度を検出する温度検出手段、前記室
外熱交換器とバーナ付冷媒加熱器との間に接続され、バ
ーナ付冷媒加熱器内の冷媒機油を回収させる油回収手段
と、前記油回収手段を駆動する制御装置とを有し、前記
制御手段は暖房運転中の燃焼停止時であって前記温度検
出手段が検出する前記バーナ付冷媒加熱器の温度があら
かじめ設定した温度より高いと所定時間油回収手段と圧
縮機を駆動する油回収制御部を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成により暖房運転中バーナ付冷媒
加熱機に圧縮機から吐出した冷凍機油が凝縮してくると
バーナ付冷媒加熱器の温度が上昇するので、その場合は
燃焼停止するリモコンオフ時やルームサーモオフ時のタ
イミングを利用して油回収手段を駆動し、バーナ付冷媒
加熱器内に溜った冷凍機油を圧縮機へ戻すことにより安
定した暖房連続運転が可能となると共に圧縮機メカ部の
信頼性向上が図れる。
加熱機に圧縮機から吐出した冷凍機油が凝縮してくると
バーナ付冷媒加熱器の温度が上昇するので、その場合は
燃焼停止するリモコンオフ時やルームサーモオフ時のタ
イミングを利用して油回収手段を駆動し、バーナ付冷媒
加熱器内に溜った冷凍機油を圧縮機へ戻すことにより安
定した暖房連続運転が可能となると共に圧縮機メカ部の
信頼性向上が図れる。
実施例 以下本発明の一実施例を第1図にもとづいて説明す
る。なお第3図と同一部材には同一番号を付している。
第1図において1は気液分離器3より下方に配設し冷媒
加熱器入口管21、冷媒加熱器出口管22とでループ状に前
記気液分離器3と接続してあるバーナ付冷媒加熱器、2
は気液分離器3より上方に第2逆止弁5を介し配設して
電磁弁7と第2電磁弁8を開とし、圧縮機10で高温高圧
になった冷媒は室外熱交換器9で凝縮液化し減圧機構15
で減圧膨張し室内熱交換器6でガス化し圧縮機10へ戻
る。一方暖房運転時は暖房回路としていない室外熱交換
器9の冷媒を第1電磁弁7を閉状態とし圧縮機10をまず
運転することにより室内熱交換器17の方へ汲み上げる。
汲み上げ運転終了後は圧縮機10は停止しバーナ付冷媒加
熱器1で加熱された冷媒は2相状態で冷媒加熱器出口管
22を通り気液分離器3内に流入し液冷媒は再び冷媒加熱
器入口管21を通ってバーナ付冷媒加熱器1へ流入する。
一方気液分離器3内にバーナ付冷媒加熱器1から流入し
た2相冷媒のガス冷媒は第4逆止弁13、四方弁12を通り
室内熱交換器6へ圧送され、室内ファン26の運転により
凝縮液化する。この時開閉弁4が閉の時は第2逆止弁5
は閉状態で受液器2へ室内熱交換器6から過冷却液冷媒
が第1逆止弁14を通り圧送されると受液器2内にあった
ガス冷媒が凝縮液化し受液器2内の圧力が急激に低下し
室内熱交換器6の凝縮液冷媒が受液器2内へ引き込まれ
受液器2は室内熱交換器6からの凝縮液冷媒で満たされ
る。この状態で開閉弁4を開にすると受液器2と気液分
離器3とは均圧状態となり受液器2内の液冷媒は第2逆
止弁5を通り気液分離器3内へ流入する。次に開閉弁4
を閉とすると第2逆止弁5は閉となり再び受液器2へ室
内熱交換器6から過冷却液冷媒が流入し受液器2を凝縮
液冷媒で満たし開閉弁4を開にするという動作を繰り返
す。すなわち受液器2、開閉弁4、第1逆止弁14、第2
逆止弁5、気液分離器3で熱搬送手段を構成し、気液分
離器3と冷媒加熱器1の間は自然循環回路、気液分離器
3、室内熱交換器6、第1逆止弁14、受液器2、第2逆
止弁5の冷媒回路は受液器2へ室内熱交換器6からの過
冷却液冷媒を溜めてそれを間欠的に気液分離器へ供給す
るものである。
る。なお第3図と同一部材には同一番号を付している。
第1図において1は気液分離器3より下方に配設し冷媒
加熱器入口管21、冷媒加熱器出口管22とでループ状に前
記気液分離器3と接続してあるバーナ付冷媒加熱器、2
は気液分離器3より上方に第2逆止弁5を介し配設して
電磁弁7と第2電磁弁8を開とし、圧縮機10で高温高圧
になった冷媒は室外熱交換器9で凝縮液化し減圧機構15
で減圧膨張し室内熱交換器6でガス化し圧縮機10へ戻
る。一方暖房運転時は暖房回路としていない室外熱交換
器9の冷媒を第1電磁弁7を閉状態とし圧縮機10をまず
運転することにより室内熱交換器17の方へ汲み上げる。
汲み上げ運転終了後は圧縮機10は停止しバーナ付冷媒加
熱器1で加熱された冷媒は2相状態で冷媒加熱器出口管
22を通り気液分離器3内に流入し液冷媒は再び冷媒加熱
器入口管21を通ってバーナ付冷媒加熱器1へ流入する。
一方気液分離器3内にバーナ付冷媒加熱器1から流入し
た2相冷媒のガス冷媒は第4逆止弁13、四方弁12を通り
室内熱交換器6へ圧送され、室内ファン26の運転により
凝縮液化する。この時開閉弁4が閉の時は第2逆止弁5
は閉状態で受液器2へ室内熱交換器6から過冷却液冷媒
が第1逆止弁14を通り圧送されると受液器2内にあった
ガス冷媒が凝縮液化し受液器2内の圧力が急激に低下し
室内熱交換器6の凝縮液冷媒が受液器2内へ引き込まれ
受液器2は室内熱交換器6からの凝縮液冷媒で満たされ
る。この状態で開閉弁4を開にすると受液器2と気液分
離器3とは均圧状態となり受液器2内の液冷媒は第2逆
止弁5を通り気液分離器3内へ流入する。次に開閉弁4
を閉とすると第2逆止弁5は閉となり再び受液器2へ室
内熱交換器6から過冷却液冷媒が流入し受液器2を凝縮
液冷媒で満たし開閉弁4を開にするという動作を繰り返
す。すなわち受液器2、開閉弁4、第1逆止弁14、第2
逆止弁5、気液分離器3で熱搬送手段を構成し、気液分
離器3と冷媒加熱器1の間は自然循環回路、気液分離器
3、室内熱交換器6、第1逆止弁14、受液器2、第2逆
止弁5の冷媒回路は受液器2へ室内熱交換器6からの過
冷却液冷媒を溜めてそれを間欠的に気液分離器へ供給す
るものである。
ここで暖房運転前には室外熱交換機9へ漏れ込んだ冷
媒を暖房回路側へ汲み上げるため圧縮機10によりポンプ
ダウン運転をするが、暖房運転のオンオフを繰り返すと
圧縮機10内の冷凍機油が暖房回路側へ溜り、暖房運転を
すると、その冷凍機油はバーナ付冷媒加熱器へ凝縮し、
バーナ燃焼熱と冷媒との熱交換効率が低下しバーナ付冷
媒加熱器表面温度が上昇してくる。この時暖房運転中バ
ーナ付冷媒加熱器1に配設した温度検出手段27の検出温
度が油回収手段駆動制御装置28の比較部29により所定温
度より高い時は燃焼停止するリモコンオフやルームサー
モオフ時油回収駆動制御部30により油回収手段である第
1電磁弁7を所定時間開とし、バーナ付冷媒加熱器1へ
凝縮した冷凍機油を室外熱交換器9へ放出すると共に圧
縮機10を所定時間運転し室外熱交換器9へ放出された冷
凍機油を圧縮機10へ回収するため暖房運転オンオフの繰
り返しによる圧縮機冷凍機油が暖房回路へ溜る一方とな
りその結果生じるバーナ付冷媒加熱器1の表面温度異常
上昇や圧縮機メカ部の信頼性低下を防止することがで
き、安定した暖房運転が可能となる。
媒を暖房回路側へ汲み上げるため圧縮機10によりポンプ
ダウン運転をするが、暖房運転のオンオフを繰り返すと
圧縮機10内の冷凍機油が暖房回路側へ溜り、暖房運転を
すると、その冷凍機油はバーナ付冷媒加熱器へ凝縮し、
バーナ燃焼熱と冷媒との熱交換効率が低下しバーナ付冷
媒加熱器表面温度が上昇してくる。この時暖房運転中バ
ーナ付冷媒加熱器1に配設した温度検出手段27の検出温
度が油回収手段駆動制御装置28の比較部29により所定温
度より高い時は燃焼停止するリモコンオフやルームサー
モオフ時油回収駆動制御部30により油回収手段である第
1電磁弁7を所定時間開とし、バーナ付冷媒加熱器1へ
凝縮した冷凍機油を室外熱交換器9へ放出すると共に圧
縮機10を所定時間運転し室外熱交換器9へ放出された冷
凍機油を圧縮機10へ回収するため暖房運転オンオフの繰
り返しによる圧縮機冷凍機油が暖房回路へ溜る一方とな
りその結果生じるバーナ付冷媒加熱器1の表面温度異常
上昇や圧縮機メカ部の信頼性低下を防止することがで
き、安定した暖房運転が可能となる。
発明の効果 以上のように本発明の暖冷房装置によれば暖房運転オ
ンオフの繰り返しにより暖房回路側へ出る一方となる圧
縮機の冷凍機油をバーナ付冷媒加熱器の表面温度で前も
って油回収運転を行なうことによりバーナ付冷媒加熱器
の異常温度上昇を確実に防止でき、かつ圧縮機メカ部の
信頼性低下を防止することができる。しかも油回収運転
はバーナ付冷媒加熱器が異常加熱する前のあらかじめ設
定した温度より高い燃焼停止時のみと回数が少なくなる
ので、圧縮機の運転が少なくなってその分省エネルギー
となる等、安定且つ経済的な暖房運転が可能となる。さ
らにバーナ付冷媒加熱器の温度のみを検知すればよいの
で構成的にも簡単且つ安価に提供できる効果がある。
ンオフの繰り返しにより暖房回路側へ出る一方となる圧
縮機の冷凍機油をバーナ付冷媒加熱器の表面温度で前も
って油回収運転を行なうことによりバーナ付冷媒加熱器
の異常温度上昇を確実に防止でき、かつ圧縮機メカ部の
信頼性低下を防止することができる。しかも油回収運転
はバーナ付冷媒加熱器が異常加熱する前のあらかじめ設
定した温度より高い燃焼停止時のみと回数が少なくなる
ので、圧縮機の運転が少なくなってその分省エネルギー
となる等、安定且つ経済的な暖房運転が可能となる。さ
らにバーナ付冷媒加熱器の温度のみを検知すればよいの
で構成的にも簡単且つ安価に提供できる効果がある。
第1図は本発明の一実施例による暖冷房機の回路構成
図、第2図は従来の暖房装置、第3図は従来の暖冷房機
のそれぞれの回路構成図である。 1……バーナ付冷媒加熱器、2……受液器、3……気液
分離器、4……開閉弁、5……第2逆止弁、6……室内
熱交換器、7……第1電磁弁(油回収手段)、9……室
外熱交換器、10……圧縮機、12……四方弁、14……第1
逆止弁、15……減圧機構、27……温度検出手段、28……
油回収手段駆動制御装置、29……比較部、30……油回収
駆動制御部。
図、第2図は従来の暖房装置、第3図は従来の暖冷房機
のそれぞれの回路構成図である。 1……バーナ付冷媒加熱器、2……受液器、3……気液
分離器、4……開閉弁、5……第2逆止弁、6……室内
熱交換器、7……第1電磁弁(油回収手段)、9……室
外熱交換器、10……圧縮機、12……四方弁、14……第1
逆止弁、15……減圧機構、27……温度検出手段、28……
油回収手段駆動制御装置、29……比較部、30……油回収
駆動制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粉川 勝蔵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山本 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 今井 博久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、バーナ付
冷媒加熱器、減圧機構、室内熱交換器、前記四方弁を順
次接続し、かつ前記バーナ付冷媒加熱器の上方に、該バ
ーナ付冷媒加熱器から供給された冷媒を気液に分離し、
気相冷媒を前記圧縮機と四方弁との間に送出すると共
に、液冷媒はバーナ付冷媒加熱器へ戻し、かつ室内熱交
換器から吸引する液冷媒を開閉弁の開成により自重で前
記バーナ付冷媒加熱器に戻す熱搬送手段を接続して暖冷
房回路を形成し、暖房運転時はバーナ付冷媒加熱器、熱
搬送手段、四方弁、室内熱交換器の順に、冷房運転時は
圧縮機、四方弁、室外熱交換器、バーナ付冷媒加熱器、
減圧機構、室内熱交換器の順に冷媒が流れる冷媒回路を
構成し、かつ前記バーナ付冷媒加熱器温度を検出する温
度検出手段、前記室外熱交換器とバーナ付冷媒加熱器と
の間に接続され、バーナ付冷媒加熱器内の冷凍機油を回
収させる油回収手段と、前記油回収手段を駆動する制御
装置とを有し、前記制御装置は暖房運転中の燃焼停止時
であって前記温度検出手段が検出する前記バーナ付冷媒
加熱器の温度があらかじめ設定した温度より高いと所定
時間油回収手段と圧縮機を駆動する油回収制御部を有す
る暖冷房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1337149A JP2658458B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 暖冷房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1337149A JP2658458B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 暖冷房機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03195867A JPH03195867A (ja) | 1991-08-27 |
JP2658458B2 true JP2658458B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=18305904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1337149A Expired - Fee Related JP2658458B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 暖冷房機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658458B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP1337149A patent/JP2658458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03195867A (ja) | 1991-08-27 |
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