JP2658257B2 - 脚装置 - Google Patents

脚装置

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JP2658257B2
JP2658257B2 JP63228256A JP22825688A JP2658257B2 JP 2658257 B2 JP2658257 B2 JP 2658257B2 JP 63228256 A JP63228256 A JP 63228256A JP 22825688 A JP22825688 A JP 22825688A JP 2658257 B2 JP2658257 B2 JP 2658257B2
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兼一 赤坂
輝夫 島本
眞一 熊谷
勝之 ▲吉▼田
博之 由川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は脚の高さを簡単な操作で調整できるようにし
た脚装置に関する。
従来の技術 この種の脚装置は、洗濯機の外箱の底部の四隅角部に
設けられる四個の脚のうちの一つを高さ調整可能な構造
にして外箱をがたつきのない安定な状態に支持するよう
にしているが、その高さ調整構造は第3図に示すように
ねじ式脚aを外箱bに対し取付け、これを回動して上下
方向に高さを調整し、ロックナットcで固定するという
ものであった。また、第4図に示すようにボルトAを外
箱Bの横方向から締付けて、上下方向に移動可能な脚部
Cを締付ける方式もある。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構成のものでは、組立時にねじ式
脚aを外箱bに対し手で螺進操作することにより取付け
るため、取付に時間を要し、効率が悪いという問題があ
った。また、ボルトAを外箱Bの横方向から調整ツマミ
Dによって締付ける場合、脚Cと脚用ばねEと調整ツマ
ミDと補強板Fとは別部分であり、取付時にこれらの部
品を組立てつつ取付るため時間を要し、効率が悪くな
り、また、補修時において部品の取付が複雑となりサー
ビス性が悪い等の問題があった。
そこで、本発明は組立時および補修時にワンタッチで
取付できる作業効率が良く、かつ、サービス性の良い脚
装置を得ることを第1の目的としている。
第2の目的は機器移動時において、脚径大部に嵌着さ
れた防振ゴムのはずれを防止し、機器を安定状態に支持
することにある。
課題を解決するための手段 そして上記第1の目的を達成するために本発明は、上
下動可能に設けられかつ常時下方に付勢された脚と、機
器の下部位に設けられた脚軸受挿入孔の取り付けられか
つ前記脚を挿入するための脚挿入孔を有する脚軸受と、
前記脚軸受に回動可能に装着されかつその回動により前
記脚を固定する調整ツマミとを備え、前記脚の上端部の
一部又は全周にその径が前記脚挿入孔の径より大きくか
つ前記脚軸受挿入孔の径より小さな径大部を形成し、前
記脚挿入孔に前記脚を挿入するとともに前記脚軸受挿入
孔に前記脚挿入孔の外周面を挿入する構成としたもので
ある。
また、第2の目的を達成するために、上記構成におい
て、前記脚はその下端部に径大部を有するとともに脚用
バネにより常時下方に付勢される構成とし、前記脚の下
端部に設けた径大部に上部開口円の内側につば部を有す
る有底円筒状の防振ゴムを嵌着させるとともに前記防振
ゴムのつば部を前記脚の下端部に設けた径大部と前記脚
用バネとにより挟着させた構成としたものである。
作 用 本発明の脚装置は、上記構成により、脚軸受と脚用ば
ねと脚と調整ツマミとを一体型として取付できるため、
取付時に外箱に対し手で螺進操作することなく、ワンタ
ッチで取付可能であり、作業効率を向上できる。また、
前記脚装置を構成する各部品を組立てつつ取付る必要が
ないため、作業効率を向上させ、かつ、補修時において
も、前記各部品の取付間違いなく簡単に取付可能であ
り、サービス性も向上させるものである。
さらに、機器移動時において、脚接地部に装着された
防振用ゴムがはずれないように脚用ばねで支え機器を安
定状態に支持するものである。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図において、全自動洗濯機の外箱1の下端面コー
ナー部に配設された機器下部位11には立上り部11aと脚
軸受挿入孔11bが形成されていて、脚軸受10bはその複数
個の係合用爪10b−1と前記立上り部11aとの係合及び脚
軸受上端部の前記脚軸受挿入孔11bへの挿入により機器
下部位12に係止されうるものである。また、脚10aは摺
動軸部10a−1の下端部の径大な接地部に装着される防
振用ゴム10a−2を設けて成り、摺動軸部10a−1を機器
下部位12、脚軸受10bおよび調整ツマミ10cに同心的に形
成した脚軸受挿入孔11b,脚挿入孔10b−2,調整ツマミ回
動孔10c−1に上下動自在に挿通支持しているが、その
挿通上端突出部である脚上端部外径10a−3は前記脚挿
入孔10b−2へ挿入後、前記脚挿入孔10b−2の径より大
きく形成しているため、脚10aは脚用ばね10dにより常時
下方に付勢されているにもかかわらず抜止状態となって
いる。また、脚用ばね10dも摺動軸部10a−1に同心的に
装着されているため、前記脚軸受10bと前記脚用ばね10d
と前記脚10aと前記調整ツマミ10cとを一体型に形成でき
る。そして、前記脚上端部外径10a−3は前記機器下部
位12の脚軸受挿入孔11bの径より小さく形成しているた
め、一体型として機器下部位12に取付できるものであ
る。ここで、脚上端部外径10a−3はC型止メ輪等によ
って抜止状態とする構造または、軟質材料で形成し負荷
を加え変形させることによって抜止状態とする構造等、
いずれも同様の効果が得られるものである。
以上のように、脚軸受,脚用ばね,脚,調整ツマミを
一体型として機器下部位に取付できるため、組立性及び
サービス性を向上させることができる。
次に他の実施例について説明する。第3図において、
脚10aは下端部に径大部Bを有しており、脚用ばね10dに
より常時下方に付勢されている。この径大部Bには、上
部開口円につば部Aを有する有底円筒状の防振ゴム10a
−2が嵌着されているとともに、前記つば部Aは前記径
大部Bと脚用ばね10dとの間に挾まれているため、その
挾着力により、機器移動時において、前記防振ゴム10a
−2と接地面Cとの摩擦力が増大した場合においても、
前記防振ゴム10a−2のはずれを防止し機器を安定状態
に支持することができる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、
脚軸受と脚用ばねと脚と調整ツマミとを一体型として取
付できるため、取付時に外箱に対し手で螺進操作するこ
となく、ワンタッチで取付可能であり、作業効率を向上
させ、作業者に肉体的苦痛を与えなくてすむものであ
る。また、前記脚装置を構成する各部品を組立てつつ取
付る必要がないため、作業効率を向上させ、かつ補修時
においても、前記各部品の取付間違いなく簡単に取付可
能であり、サービス性も向上させることができる。
さらに、機器移動時において、脚径大部に嵌着された
防振ゴムを脚用ばねと脚径大部の間に挾着するため、防
振ゴムのはずれを防止し機器を安定状態に支持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す脚装置の断面図、第2
図は本発明の他の実施例を示す脚装置の要部断面図、第
3図および第4図は従来例を示す脚装置の断面図であ
る。 10a……脚、10b……脚軸受、10c……調整ツマミ、10d…
…脚用バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼田 勝之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 由川 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下動可能に設けられかつ常時下方に付勢
    された脚と、機器の下部位に設けられた脚軸受挿入孔の
    取り付けられかつ前記脚を挿入するための脚挿入孔を有
    する脚軸受と、前記脚軸受に回動可能に装着されかつそ
    の回動により前記脚を固定する調整ツマミとを備え、前
    記脚の上端部の一部又は全周にその径が前記脚挿入孔の
    径より大きくかつ前記脚軸受挿入孔の径より小さな径大
    部を形成し、前記脚挿入孔に前記脚を挿入するとともに
    前記脚軸受挿入孔に前記脚挿入孔の外周面を挿入する構
    成とした脚装置。
  2. 【請求項2】前記脚はその下端部に径大部を有するとと
    もに脚用バネにより常時下方に付勢される構成とし、前
    記脚の下端部に設けた径大部に上部開口円の内側につば
    部を有する有底円筒状の防振ゴムを嵌着させるとともに
    前記防振ゴムのつば部を前記脚の下端部に設けた径大部
    と前記脚用バネとにより挟着させた請求項1記載の脚装
    置。
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