JP2658219B2 - データ項目の再配置方式 - Google Patents

データ項目の再配置方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 表示画面から利用者プログラムへ入力するデータ項目
の再配置に関し、 画面上のデータ項目がレコード領域に配列される順序
を容易に変更することができるデータ項目の再配置方式
を提供することを目的とし、 表示装置上の表示位置を含むデータ項目の表示形式を
指定する情報、及び表示された画面に基いて入力装置か
ら入力された項目のデータを利用者プログラムへ格納す
る領域内の位置を指定する情報を記憶するメッセージ定
義部と、該メッセージ定義部の指定に基いて、データ項
目を表示すると共に入力された項目のデータを格納する
制御部とを有するシステムにおいて、前記格納位置情報
を変更する指令を入力する手段と、該指令入力手段から
の指令に基いて前記格納位置情報を変更する手段とを設
け、前記指令入力手段からの指令に基いて、入力された
項目のデータの前記領域における配置を変更するように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、表示画面から利用者プログラムへ入力する
データ項目の再配置に関する。
近年、金融業務、証券業務など各種業務において、顧
客氏名、口座番号、商品コード等の種々項目のデータを
ディスプレイ装置に表示された画面を介して利用者プロ
グラムに入力するマンマシンインタフェースが広く使用
されている。表示画面のフィールドに対応するデータ項
目が利用者プログラムとの通信インタフェースとなる仮
想的なファイル(以下、レコード領域という)に配列さ
れる順序と利用者プログラムが処理(例えば、ホスト計
算機に送信する電文の編集)する順序とは異なる場合が
多く、利用者がデータ項目のレコード領域における配列
順序を容易に変更することができるデータ項目の再配置
方式が望まれている。
〔従来の技術〕
第4図は従来例を示す構成図である。全国を通じて同
一符号は同一対象物を示す。
図(a)において、 利用者プログラム3aは、ディスプレイ装置1a上の表示
画面を元に利用者がキーボード2aから入力したデータに
基いて所要の業務を遂行する。
メッセージ定義体4aは、データ項目をディスプレイ装
置1aへ表示する形式(項目名、項目の表示位置、表示属
性等)及び入力データを格納するレコード領域内の位置
を保持する。
メッセージ編集プログラム5aは、メッセージ定義体4a
の指定に基いて画面を表示し、表示画面に従って利用者
が入力するデータを所定の形式に編集して利用者プログ
ラム3aに入力する。
従って、メッセージ定義体4aの指定に従ってディスプ
レイ装置1aに表示された画面に基いて、利用者はキーボ
ード1aから各項目に対応するフィールド(図(b)参
照)にデータ入力し、入力されたデータはメッセージ定
義体4aの指定に従ってレコード領域(図示省略)に格納
され、利用者プログラム3aはこのデータに基いて処理を
遂行するように構成されている。
ここで、メッセージ定義体4aは予め、図示省略する定
義体作成ツール(メッセージ定義体4aの作成を支援する
プログラム)によって作成され、従来、そのデータ項目
のレコード領域における記憶位置は、画面のフィールド
に対応するデータ項目がレコード領域において画面上の
行/桁の昇順に配列されるように定義されていた。即
ち、図(b)に示すように画面上で定義されたデータ項
目は、図(c)に示すようにレコード領域上で,;
,;,の順序で配列されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように従来方法によると、データ項目の画面上
の位置とレコード領域における配列順序は一対一に対応
するので、利用者プログラムの処理順序と格納されたデ
ータ項目の配列順序が異なるとき、またホスト計算機へ
の送信不要なデータ項目を順列の後方に配置するときな
ど、レコード領域のデータ配列を編集し直す必要があ
り、利用者プログラムに対して大きな負荷となるという
問題点があった。
本発明に、画面上のデータ項目がレコード領域に配列
される順序を容易に変更することができるデータ項目の
再配置方式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理ブロック図を示す。
図において、 4は表示装置1上の表示位置を含むデータ項目の表示
形式を指定する情報、及び表示された画面に基いて入力
装置2から入力された項目のデータを格納して利用者プ
ログラムへ伝達する領域内の位置を指定する情報41を記
憶するメッセージ定義部、 5はメッセージ定義部4の指定に基いて、データ項目
を表示すると共に入力された項目のデータを格納するメ
ッセージ制御部、 6は格納位置情報41を変更する指令を入力する手段、 7は指令入力手段6からの指令に基いて格納位置情報
41を変更する手段である。
従って、指令入力手段6からの指令に基いて、入力さ
れた項目のデータの前記格納用領域における配置を変更
するように構成されている。
〔作用〕
本発明によれば、指令入力手段6は格納位置情報41を
変更する指令を入力し、変更手段7は指令入力手段6か
らの指令に基いて格納位置情報41を変更し、制御部5は
入力装置2からの入力データを格納位置情報41によって
指定される領域内の位置に格納するので、指令入力手段
6から指令を入力することにより利用者プログラムに入
力するデータ項目の配列を変更することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第2図及び第3図を参照して
説明する。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
第2図で第1図に対応するものは一点鎖線で囲んであ
る。
第2図(a)において、 定義体作成ツール10は、メッセージ定義体4bの作成を
支援するプログラムであって、ディスプレイ装置1a上で
設計された画面に基いてデータ項目の表示形式等を定義
すると共に、後述する項目テーブル表示部6b及び再配置
部7bを有して項目テーブルを表示、及びデータ項目を格
納するレコード領域内の位置情報の変更を行う。
項目テーブル表示部6bは、予めディスプレイ装置1a上
で画面設計(第4図(b)参照)されたデータ項目ごと
に項目名、表示位置、データ長等に加えて、コマンド投
入桁を有する項目テーブル(第2図(b)参照)をディ
スプレイ装置1aに表示する。
再配置部7bは、項目テーブルのコマンド投入桁に入力
されたオペレータコマンド(移動コマンド等)に従って
項目テーブル上で項目の移動を行い、その配列順に従っ
てデータ項目ごとにレコード領域内の位置情報を変更し
てメッセージ定義体4bに設定する。
第3図のフローチャートにより、データ項目をレコー
ド領域内に、、、、、の順に格納する本発
明の実施例の動作を説明する。
(1)利用者は定義体作成ツール10を使用して画面設計
を行い、項目名、表示位置、データ長等を定義するメッ
セージ定義体4bを作成し、 (2)定義体作成ツール10と対話して項目テーブルを選
択することにより、項目テーブル表示部6bは項目テーブ
ルをディスプレイ装置1aに表示し、 (3)コマンド投入桁にオペレータコマンド(Mは移動
コマンド、Aは移動先を表す)を入力する。
(4)再配置部7bは項目テーブル上で項目の移動を行
い、その配列順に従ってデータ項目ごとにレコード領域
内の位置情報を変更してメッセージ定義体4aに設定す
る。
(5)前記(3)及び(4)の操作を繰り返すことによ
ってメッセージ定義体4a上で所望のレコード領域の形式
を作成する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、項目テーブル表
示部6bは画面設計されたデータ項目の項目テーブルを表
示し、再配置部7bは入力されたオペレータコマンドに従
って項目の移動を行い、その配列順に基いてレコード領
域内の位置情報をメッセージ定義体4bに設定し、メッセ
ージ編集プログラム5aはその位置情報に基いてデータ項
目をレコード領域に配列する。従って、利用者は表示画
面を変更することなく利用者プログラム3aの処理順序に
従ってレコード領域におけるデータ項目の配列を容易に
変更することができ、利用者プログラム3aの負荷を軽減
してシステムの処理能力を向上することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図、 第2図は本発明の実施例を示すブロック図、 第3図は本発明の実施例のフローチャート、 第4図は従来例を示す構成図である。 図において、 1は表示装置、 1aはディスプレイ装置、 2は入力装置、 2aはキーボード、 3aは利用者プログラム、 4はメッセージ定義部、 4a、4bはメッセージ定義体、 41は格納位置情報、 5は制御部、 5aはメッセージ編集プログラム、 6は指令入力手段、 6bは項目テーブル表示部、 7は変更手段、 7bは再配置部、 10は定義体作成ツール を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置(1)上の表示位置を含むデータ
    項目の表示形式を指定する情報、及び表示された画面に
    基いて入力装置(2)から入力された項目のデータを格
    納して利用者プログラムへ伝達する領域内の位置を指定
    する情報(41)を記憶するメッセージ定義部(4)と、 該メッセージ定義部(4)の指定に基いて、データ項目
    を表示すると共に入力された項目のデータを格納する制
    御部(5)とを有するシステムにおいて、 前記格納位置情報(41)を変更する指令を入力する手段
    (6)と、 該指令入力手段(6)からの指令に基いて前記格納位置
    情報(41)を変更する手段(7)とを設け、 前記指令入力手段(6)からの指令に基いて、入力され
    た項目のデータの前記領域における配置を変更すること
    を特徴とするデータ項目の再配置方式。
JP63183918A 1988-07-22 1988-07-22 データ項目の再配置方式 Expired - Fee Related JP2658219B2 (ja)

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