JP2658135C - - Google Patents

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JP2658135C
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wafer
sio
semiconductor substrate
support
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、支持体上にSiO2層を介して半導体層を有する半導体基板に関す
るものである。 〔発明の概要〕 本発明は、上記の様な半導体基板において、支持体のうちでSiO2層側の部
分とSiO2層と半導体層との夫々の外周端を支持体のうちでSiO2層とは反対
側の部分の外周端よりも内側に位置させ、且つ半導体層のうちで少なくとも支持
体とは反対側の面の周縁を面取りすることによって、高品質の半導体装置を高歩
留りで製造することができる様にしたものである。 〔従来の技術〕 SOI形の半導体装置等の製造には、支持体上に半導体層を有する半導体基板
が使用されることがある。 第4図は、この様な半導体基板を示している。この半導体基板11では、夫々
が表面にSiO2層12を有するSiウエハ13、14が、接着剤を用いない周
知の方法で、SiO2層12同士を対向させて一体に接合されている。 この第4図の状態から研削等によってSiウエハ14を薄くして、SiO2
12上に薄膜状のSi層を形成すれば、このSi層にSOI形の半導体装置を製
造することができる。つまり、表面にSiO2層12を有するSiウエハ13が
、 薄膜状のSi層に対する支持体となっている。 ところが、第4図からも明らかな様に、Siウエハ13、14には通常は面取
り加工が施されている。また、Siウエハ13、14の外周部には、ダレ等があ
るのが通常である。これらのために、Siウエハ13、14の外周から2〜3m
mの範囲は、非接着部となり易い。 この様に半導体基板11に非接着部があると、Siウエハ14の研削時や半導
体装置の製造時等に、この非接着部でチッピングが生じ易い。チッピングが生じ
ると、Siウエハ14の破片でSiウエハ14の表面が損傷され、高品質の半導
体装置を高歩留りで製造することができない。 そこで本願の出願人は、少なくともSiウエハ14の外周端がSiウエハ13
の外周端よりも内側にある様にすることによって非接着部を除去した半導体基板
を、特願昭62−245014号として既に提案した。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし上述の先願の半導体基板でも、非接着部でチッピングが生じるのを防止
できるとしても、Siウエハ14の研削時や半導体装置の製造時等にこのSiウ
エハ14自体の周縁でチッピングが生じるのを防止することはできない。 〔課題を解決するための手段〕 本発明による半導体基板11では、支持体13のうちでSiO2層12側の部
分と前記SiO2層12と半導体層14との夫々の外周端が前記支持体13のう
ちで前記SiO2層12とは反対側の部分の外周端よりも内側に位置しており、
且つ前記半導体層14のうちで少なくとも前記支持体13とは反対側の面の周縁
が面取りされている。 〔作用〕 本発明による半導体基板11では、支持体13のうちでSiO2層12側の部
分とSiO2層12と半導体層14との夫々の外周端が支持体13のうちでSi
2層12とは反対側の部分の外周端よりも内側に位置しているので、半導体基
板11全体の大きさを保持したままで半導体層14と支持体13との非接着部を
除去することができ、半導体基板11の加工時に非接着部でチッピングが生じる
のを防止することができる。 また、半導体層14のうちで少なくとも支持体13とは反対側の面の周縁が面
取りされているので、半導体基板11の加工時に半導体層14の周縁でチッピン
グが生じるのを防止することができる。 〔実施例〕 以下、本発明の第1及び第2実施例を、第1図〜第3図を参照しながら説明す
る。 第1図が、第1実施例を示している。この第1実施例の半導体基板11では、
SiO2層12を含むSiウエハ14とSiウエハ13のSiO2層12側の部分
との夫々の外周端が、Siウエハ13のSiO2層12とは反対側の部分の外周
端よりも内側に位置している。 また更に、SiO2層12を含むSiウエハ14とSiウエハ13のSiO2
12側の部分との夫々の外周面の全面に面取り加工が施されており、Siウエハ
13のうちで上記の外周面よりも外側に位置している部分の周縁にも面取り加工
が施されている。 第2図は、第4図に示した半導体基板11から第1実施例の半導体基板11を
加工するための装置を示している。この装置は、回転軸15に固定されているウ
エハクランプ台16とダイヤ電着面17a〜17eが形成されているホイール1
7とを有している。 この装置を用いて加工を行うには、まず、第4図に示した半導体基板11をウ
エハクランプ台16でクランプし、回転軸15を回転させる。 次に、ホイール17を半導体基板11へ接近させる。このとき、Siウエハ1
3、14が規格サイズのウエハでなければ、これらのSiウエハ13、14の外
周面21をダイヤ電着面17dで研削し、規格サイズのウエハであれば、この研
削は行わない。 次に、ウエハクランプ台16を下降させて、Siウエハ13に面22を形成す
るための研削をダイヤ電着面17eによって行うが、この場合も、既に面取りさ
れているSiウエハをSiウエハ13として用いていれば、この研削は行わない
。 最後に、ウエハクランプ台16を上昇させて、Siウエハ13、14に面23
〜25を形成するための研削を夫々ダイヤ電着面17a〜17cによって同時に 行う。 この様な第1実施例の半導体基板11では、Siウエハ14を薄膜状にするた
めに第1図中で一点鎖線の状態から実線の状態までSiウエハ14を研削したり
、このSiウエハ14に半導体装置を製造したりしても、Siウエハ13とSi
ウエハ14との接合面やSiウエハ14の周縁でチッピングが生じることはない
。 第3図は、第2実施例を示している。この第2実施例の半導体基板11は、S
iO2層12とSiウエハ13のSiO2層12側の部分との夫々の外周面には面
取り加工が施されておらず、Siウエハ14の外周面もSiO2層12とは反対
側の部分にのみ面取り加工が施されていることを除いて、第1図に示した第1実
施例の半導体基板11と実質的に同様の構成を有している。 この様な第2実施例の半導体基板11を加工するには、第2図に示したホイー
ル17とはダイヤ電着面の形状が異なるホイールをこの加工装置に取り付ければ
よい。 この様な第2実施例の半導体基板11でも、第2図中で一点鎖線の状態から実
線の状態までSiウエハ14を研削したり、このウエハ14に半導体装置を製造
したりしても、Siウエハ13とSiウエハ14との接合面やSiウエハ14の
周縁でチッピングが生じることはない。 〔発明の効果〕 本発明による半導体基板では、加工時に半導体層と支持体との非接着部や半導
体層の周縁でチッピングが生じるのを防止することができるので、高品質の半導
体装置を高歩留りで製造することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例の部分側断面図、第2図は第1実施例の加工装置
の概略的な側面図、第3図は本発明の第2実施例の部分側断面図、第4図は第1
及び第2実施例の加工前の状態の部分側断面図である。 なお図面に用いた符号において、 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上にSiO2層を介して半導体層を有する半導体基板において、 前記支持体のうちで前記SiO2層側の部分と前記SiO2層と前記半導体層
    の夫々の外周端が前記支持体のうちで前記SiO2層とは反対側の部分の外周端
    よりも内側に位置しており、 且つ前記半導体層のうちで少なくとも前記支持体とは反対側の面の周縁が面取
    りされていることを特徴とする半導体基板。

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