JP2657757B2 - エアクリーナフィルタ - Google Patents
エアクリーナフィルタInfo
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- JP2657757B2 JP2657757B2 JP8379193A JP8379193A JP2657757B2 JP 2657757 B2 JP2657757 B2 JP 2657757B2 JP 8379193 A JP8379193 A JP 8379193A JP 8379193 A JP8379193 A JP 8379193A JP 2657757 B2 JP2657757 B2 JP 2657757B2
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- Japan
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- air cleaner
- filter
- cleaner filter
- air
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン吸気系に設
置されたエアクリーナフィルタに関する。
置されたエアクリーナフィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンの吸気系には、空気中の塵埃除
去及び吸気音低減のために、エアクリーナが設置されて
いる。このエアクリーナは、エアクリーナボディ内にエ
アクリーナフィルタを配置したものが一般的であるが、
図６に示すように、エアクリーナボックスがなく、エア
クリーナフィルタのみから構成されたものがある。
去及び吸気音低減のために、エアクリーナが設置されて
いる。このエアクリーナは、エアクリーナボディ内にエ
アクリーナフィルタを配置したものが一般的であるが、
図６に示すように、エアクリーナボックスがなく、エア
クリーナフィルタのみから構成されたものがある。
【０００３】この図６に示す従来のエアクリーナフィル
タ１は、二層のフィルタエレメント２Ａ及び２Ｂを有
し、フィルタエレメント２Ａの外側にアウタネット３
が、フィルタエレメント２Ｂの内側にインナネット４が
それぞれ設置されたものである。これらのアウタネット
３及びインナネット４により、フィルタエレメント２Ａ
及び２Ｂが半球形状に保持される。フィルタエレメント
２Ａの目が粗く、フィルタエアメント２Ｂの目が細かく
構成されている。
タ１は、二層のフィルタエレメント２Ａ及び２Ｂを有
し、フィルタエレメント２Ａの外側にアウタネット３
が、フィルタエレメント２Ｂの内側にインナネット４が
それぞれ設置されたものである。これらのアウタネット
３及びインナネット４により、フィルタエレメント２Ａ
及び２Ｂが半球形状に保持される。フィルタエレメント
２Ａの目が粗く、フィルタエアメント２Ｂの目が細かく
構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図６に示す
エアクリーナフィルタ１では、フィルタエレメント２Ａ
の表面及びフィルタエレメント２Ｂの裏面にアウタネッ
ト３及びインナネット４がそれぞれ配置されているの
で、フィルタエレメント２Ａ及び２Ｂの吸気開口面積が
減少し、吸気抵抗が増大してしまう虞れがある。
エアクリーナフィルタ１では、フィルタエレメント２Ａ
の表面及びフィルタエレメント２Ｂの裏面にアウタネッ
ト３及びインナネット４がそれぞれ配置されているの
で、フィルタエレメント２Ａ及び２Ｂの吸気開口面積が
減少し、吸気抵抗が増大してしまう虞れがある。
【０００５】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、吸気抵抗を低減してエンジン出力を向上
させることができるエアクリーナフィルタを提供するこ
とを目的とする。
たものであり、吸気抵抗を低減してエンジン出力を向上
させることができるエアクリーナフィルタを提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、性状の異なった複数層のフィルタエレメントが半球
形状に配置されたエアクリーナフィルタにおいて、上記
複数層のフィルタエレメントの周端部が一体化されて上
記略半球形状が保持されたことを特徴とするものであ
る。
は、性状の異なった複数層のフィルタエレメントが半球
形状に配置されたエアクリーナフィルタにおいて、上記
複数層のフィルタエレメントの周端部が一体化されて上
記略半球形状が保持されたことを特徴とするものであ
る。
【０００７】
【作用】従って、請求項１に記載のエアクリーナフィル
タによれば、複数層のフィルタエレメントの周端部が一
体化されて、これらフィルタエレメントからなるエアク
リーナフィルタが略半球形状に保持されたので、この略
半球形状を保持するためにエアクリーナフィルタをネッ
ト等の保持部材で覆う必要がない。この保持部材が存在
しない分だけ、エアクリーナフィルタの吸気開口面積を
増大でき、吸気抵抗を低減できるので、エンジン出力を
向上させることができる。
タによれば、複数層のフィルタエレメントの周端部が一
体化されて、これらフィルタエレメントからなるエアク
リーナフィルタが略半球形状に保持されたので、この略
半球形状を保持するためにエアクリーナフィルタをネッ
ト等の保持部材で覆う必要がない。この保持部材が存在
しない分だけ、エアクリーナフィルタの吸気開口面積を
増大でき、吸気抵抗を低減できるので、エンジン出力を
向上させることができる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１は、この発明に係るエアクリーナフィルタ
の一実施例を、左半分を断面状態で示す半断面側面図で
ある。図２は、図１のエアクリーナフィルタが適用され
たエンジン吸気系を示す断面図である。
明する。図１は、この発明に係るエアクリーナフィルタ
の一実施例を、左半分を断面状態で示す半断面側面図で
ある。図２は、図１のエアクリーナフィルタが適用され
たエンジン吸気系を示す断面図である。
【０００９】図２に示すように、多気筒エンジン１０の
燃焼室１１には吸気ポート１２及び排気ポート１３が開
口される。これらの吸気ポート１２及び排気ポート１３
を、吸気バルブ１４及び排気バルブ１５がそれぞれ開閉
する。吸気ポート１２は吸気通路１６に連通され、排気
ポート１３は排気通路（図示せず）に連通される。
燃焼室１１には吸気ポート１２及び排気ポート１３が開
口される。これらの吸気ポート１２及び排気ポート１３
を、吸気バルブ１４及び排気バルブ１５がそれぞれ開閉
する。吸気ポート１２は吸気通路１６に連通され、排気
ポート１３は排気通路（図示せず）に連通される。
【００１０】上記エンジン１０の吸気系１８は、エアク
リーナフィルタ１９、エアフローメータ２０、サージタ
ンク２１及びインレットマニホールド２２が順次連結し
て構成される。エアフローメータ２０は、エアクリーナ
ホース２３を経てサージタンク２１に接続される。ま
た、インレットマニホールド２２が、多気筒エンジン１
０の各吸気通路１６に接続される。
リーナフィルタ１９、エアフローメータ２０、サージタ
ンク２１及びインレットマニホールド２２が順次連結し
て構成される。エアフローメータ２０は、エアクリーナ
ホース２３を経てサージタンク２１に接続される。ま
た、インレットマニホールド２２が、多気筒エンジン１
０の各吸気通路１６に接続される。
【００１１】インレットマニホールド２２にはスロット
ルバルブ２４及びフュエルインジェクタ２５が配設され
る。スロットルバルブ２４の開度に応じて、エアクリー
ナフィルタ１９から吸入された空気が、サージタンク２
１を経てインレットマニホールド２２内へ導入される。
エアフローメータ２０は、この導入空気量や空気温度を
検知し、フュエルインジェクタ２５は、これらの検出値
に基づいて、最適な空燃費となるように燃料を噴射し、
混合気を生成する。この生成された混合気が、エンジン
１０の各燃焼室１１内へ導かれる。
ルバルブ２４及びフュエルインジェクタ２５が配設され
る。スロットルバルブ２４の開度に応じて、エアクリー
ナフィルタ１９から吸入された空気が、サージタンク２
１を経てインレットマニホールド２２内へ導入される。
エアフローメータ２０は、この導入空気量や空気温度を
検知し、フュエルインジェクタ２５は、これらの検出値
に基づいて、最適な空燃費となるように燃料を噴射し、
混合気を生成する。この生成された混合気が、エンジン
１０の各燃焼室１１内へ導かれる。
【００１２】さて、上記エアクリーナフィルタ１９は、
図１及び図３に示すように、性状の異なったフィルタエ
レメント２６Ａ及び２６Ｂを積層状として略半球形状に
配置し、これらのフィルタエレメント２６Ａ及び２６Ｂ
の周端部を、例えば軟質ウレタン樹脂の一体成形フォー
ム２７で一体化して構成される。この周端部の一体化に
より、フィルタエレメント２６Ａ及び２６Ｂが略半球形
状に保持される。
図１及び図３に示すように、性状の異なったフィルタエ
レメント２６Ａ及び２６Ｂを積層状として略半球形状に
配置し、これらのフィルタエレメント２６Ａ及び２６Ｂ
の周端部を、例えば軟質ウレタン樹脂の一体成形フォー
ム２７で一体化して構成される。この周端部の一体化に
より、フィルタエレメント２６Ａ及び２６Ｂが略半球形
状に保持される。
【００１３】上記一体成形フォーム２７の内周が、ファ
ンネル形状のエアクリーナダクト２８における外周部２
９に嵌合され、一体成形フォーム２７の外周にフォーム
ガイド３０が嵌装される。エアクリーナダクト２８のダ
クト部３１が、図２に示すエアフローメータ２０に接続
される。
ンネル形状のエアクリーナダクト２８における外周部２
９に嵌合され、一体成形フォーム２７の外周にフォーム
ガイド３０が嵌装される。エアクリーナダクト２８のダ
クト部３１が、図２に示すエアフローメータ２０に接続
される。
【００１４】上記フィルタエレメント２６Ａ及び２６Ｂ
は性状が異なり、フィルタエレメント２６Ａは粗い材質
の薄肉スポンジであり、フィルタエレメント２６Ｂは細
かい材質の厚肉スポンジにて成形される。フィルタエレ
メント２６Ｂの内面に、凹凸形状の三次元カット３２が
施されて、皺の発生が防止される。
は性状が異なり、フィルタエレメント２６Ａは粗い材質
の薄肉スポンジであり、フィルタエレメント２６Ｂは細
かい材質の厚肉スポンジにて成形される。フィルタエレ
メント２６Ｂの内面に、凹凸形状の三次元カット３２が
施されて、皺の発生が防止される。
【００１５】また、エアクリーナフィルタ１９に吸入さ
れた空気中の塵埃は、フィルタエレメント２６Ａにて粒
径の大きなものが、フィルタエレメント２６Ｂにて粒径
の小さなものが順次取り除かれる。このようにフィルタ
エレメント２６Ａ及び２６Ｂの性状（粗、細）を異なら
せることによって、エアクリーナフィルタ１９による吸
気抵抗を低減しつつ、塵埃が良好に除去される。
れた空気中の塵埃は、フィルタエレメント２６Ａにて粒
径の大きなものが、フィルタエレメント２６Ｂにて粒径
の小さなものが順次取り除かれる。このようにフィルタ
エレメント２６Ａ及び２６Ｂの性状（粗、細）を異なら
せることによって、エアクリーナフィルタ１９による吸
気抵抗を低減しつつ、塵埃が良好に除去される。
【００１６】上記実施例によれば、複数層のフィルタエ
レメント２６Ａ及び２６Ｂの周端部が一体成形フォーム
２７にて一体化されて、エアクリーナフィルタ１９が略
半球形状に形状保持されたので、この半球形状を保持す
るために、従来例のエアクリーナフィルタ１の如く、エ
アクリーナフィルタ２Ａ及び２Ｂをネット３及び４等の
保持部材で覆う必要がない。この保持部材が存在しない
分だけ、エアクリーナフィルタ１９の吸気開口面積を増
大でき、吸気抵抗を低減できるので、エンジン１０の出
力を向上させることができる。
レメント２６Ａ及び２６Ｂの周端部が一体成形フォーム
２７にて一体化されて、エアクリーナフィルタ１９が略
半球形状に形状保持されたので、この半球形状を保持す
るために、従来例のエアクリーナフィルタ１の如く、エ
アクリーナフィルタ２Ａ及び２Ｂをネット３及び４等の
保持部材で覆う必要がない。この保持部材が存在しない
分だけ、エアクリーナフィルタ１９の吸気開口面積を増
大でき、吸気抵抗を低減できるので、エンジン１０の出
力を向上させることができる。
【００１７】また、エアクリーナフィルタ１９のフィル
タエレメント２６Ａの内面に三次元カット３２が施され
たので、フィルタエレメント２６Ｂを略半球形状に形成
したとき、このフィルタエレメント２６Ｂの内面に皺の
発生を防止することができる。
タエレメント２６Ａの内面に三次元カット３２が施され
たので、フィルタエレメント２６Ｂを略半球形状に形成
したとき、このフィルタエレメント２６Ｂの内面に皺の
発生を防止することができる。
【００１８】図４及び図５は、この発明に係るエアクリ
ーナフィルタの他の実施例を示すそれぞれ半断面側面図
及び半断面平面図である。この他の実施例において、前
記実施例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより
説明を省略する。
ーナフィルタの他の実施例を示すそれぞれ半断面側面図
及び半断面平面図である。この他の実施例において、前
記実施例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより
説明を省略する。
【００１９】この実施例のエアクリーナフィルタ３３で
は、エアクリーナダクト２８の外周部２９から、湾曲形
状の成形骨子３４が立設されている。この成形骨子３４
は、エアクリーナダクト２８における外周部２９の周方
向に、所定間隔で複数本配置される。これらの成形骨子
３４は、フィルタエレメント２６Ｂの内面形状に沿って
位置する。これらの成形骨子３４によって、エアクリー
ナフィルタ３３による吸気時に、エアクリーナフィルタ
２６Ａ及び２６Ｂがエアクリーナダクト２８のダクト部
３１方向へ撓み変形することを確実に防止できる。
は、エアクリーナダクト２８の外周部２９から、湾曲形
状の成形骨子３４が立設されている。この成形骨子３４
は、エアクリーナダクト２８における外周部２９の周方
向に、所定間隔で複数本配置される。これらの成形骨子
３４は、フィルタエレメント２６Ｂの内面形状に沿って
位置する。これらの成形骨子３４によって、エアクリー
ナフィルタ３３による吸気時に、エアクリーナフィルタ
２６Ａ及び２６Ｂがエアクリーナダクト２８のダクト部
３１方向へ撓み変形することを確実に防止できる。
【００２０】尚、上記両実施例では、エアクリーナフィ
ルタ１９及び３３が２層のフィルタエレメント２６Ａ及
び２６Ｂから構成されたものを述べたが、３層以上のフ
ィルタエレメントから構成されても良い。
ルタ１９及び３３が２層のフィルタエレメント２６Ａ及
び２６Ｂから構成されたものを述べたが、３層以上のフ
ィルタエレメントから構成されても良い。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るエアクリ
ーナフィルタによれば、吸気抵抗を低減してエンジンの
出力を向上させることができる。
ーナフィルタによれば、吸気抵抗を低減してエンジンの
出力を向上させることができる。
【図１】この発明に係るエアクリーナフィルタの一実施
例を、左半分を断面状態で示す側面図。
例を、左半分を断面状態で示す側面図。
【図２】図１のエアクリーナフィルタが適用されたエン
ジンの吸気系を示す断面図。
ジンの吸気系を示す断面図。
【図３】図１のエアクリーナフィルタの左半分を断面状
態で示す平面図。
態で示す平面図。
【図４】この発明に係るエアクリーナフィルタの他の実
施例を、左半分を断面状態で示す側面図。
施例を、左半分を断面状態で示す側面図。
【図５】図４のエアクリーナフィルタを、左半分を断面
状態で示す平面図。
状態で示す平面図。
【図６】従来のエアクリーナフィルタを、左半分を断面
状態で示す側面図。
状態で示す側面図。
１９ エアクリーナフィルタ ２６Ａ、２６Ｂ フィルタエレメント ２７ 一体成形フォーム ３２ 三次元カット
Claims (2)
- 【請求項１】 性状の異なった複数層のフィルタエレメ
ントが略半球形状に配置されたエアクリーナフィルタに
おいて、上記複数層のフィルタエレメントの周端部が一
体化されて上記略半球形状が保持されたことを特徴とす
るエアクリーナフィルタ。 - 【請求項２】 最も内側に配置されたフィルタエレメン
トの内面が三次元カットして構成された請求項１に記載
のエアクリーナフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8379193A JP2657757B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | エアクリーナフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8379193A JP2657757B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | エアクリーナフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06272630A JPH06272630A (ja) | 1994-09-27 |
| JP2657757B2 true JP2657757B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13812476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8379193A Expired - Fee Related JP2657757B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | エアクリーナフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2657757B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2720286B2 (ja) * | 1994-01-06 | 1998-03-04 | 株式会社エッチ・ケー・エス | エアクリーナ装置 |
| DE102010048854A1 (de) * | 2010-10-19 | 2012-04-19 | Gm Global Technology Operations Llc (N.D.Ges.D. Staates Delaware) | Lufteinlass aufweisendes Bauteil für das Luftansaugsystem einer Brennkraftmaschine, Luftansaugsystem Kraftfahrzeug |
| JP6242088B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2017-12-06 | 株式会社エッチ・ケー・エス | 車両用エンジンの吸気装置 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP8379193A patent/JP2657757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06272630A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970506 |
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