JP2657466B2 - 円盤状物体の取り扱い装置 - Google Patents

円盤状物体の取り扱い装置

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JP2657466B2
JP2657466B2 JP8561394A JP8561394A JP2657466B2 JP 2657466 B2 JP2657466 B2 JP 2657466B2 JP 8561394 A JP8561394 A JP 8561394A JP 8561394 A JP8561394 A JP 8561394A JP 2657466 B2 JP2657466 B2 JP 2657466B2
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康夫 横田
和史 猪狩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェーハや情報
ディスク等の円盤状物体をその製造の過程で、または製
造後の検査の過程等において置き換えたり移動したりす
る際に使用する円盤状物体の取り扱い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超LSIの製造工程では、自動化、無人
化が進むに連れて製造装置からのダストの発生が問題と
なってきている。とりわけ円盤状のウェーハの裏面に付
着したダストはそのウェーハを収納する容器内において
下側のウェーハの表面に転移してそのウェーハを汚染し
歩留りを悪化させることが知られている。オリフラ(オ
リエンテイション フラット)を一定方向に揃える場
合、従来の装置ではウェーハの中心付近を下側から吸引
保持して回転させている。このような構成では遠心力お
よび回転開始ならびに回転停止時の慣性力が問題とな
る。この慣性力によるウェーハの位置ずれを防止するた
めには吸引面積を大きくするかまたは吸引力を大きくす
る必要がある。最近ウェーハの大型化(大径化)が進み
回転停止時の慣性はかなり大きくなり、無視できなくな
ってきている。位置ずれによって表面に擦り傷がつくこ
とがあり、また、一方ではこれがゴミの発生の原因とも
なっている。そのために相当な面積でウェーハを支持す
る必要があるが、この装置とウェーハの接触部がダスト
発生や付着の主要な原因となっている。慣性力の影響を
少なくするために回転数を下げるという対策があるが、
これは取り扱いの能率低下の原因となる。
【0003】以下、まず従来装置の問題を図12ないし
図19を参照してさらに詳しく説明する。図12は従来
のウェーハ取り扱い装置のセンタリングガイド300上
にウェーハ1を配置した状態を示している。図13は図
12の断面図であってウェーハ1が置かれた直後の状態
を示している。図14はウェーハ1が置かれ、ウェーハ
のオリフラの方向を合わせるためにオリフラステージ4
00を回転している状態を示している。図15は搬送ア
ーム1011がオリフラステージ400からウェーハ1
を受け取る直前の状態を示す平面図である。図16は図
15に対応する断面図である。図17は図16の次の工
程で、搬送アーム1011がオリフラステージ400よ
りウェーハ1を受け取った直後の状態を示している。
【0004】図12は作業者がピンセットなどでウェー
ハ1をセンタリングガイド300に置いた状態である。
図13に破線で示すようにウェーハ1の縁がセンタリン
グガイド300のガイド傾斜面301にあたると、この
斜面に案内されて滑り落ちて実線の示す状態になる。こ
の状態においてウェーハ1のオリフラ1aの方向は必ず
しも希望する方向ではない場合がある。オリフラステー
ジ400はベース1000に回転/直動軸受け700で
上下および回転可能に支持されている。この状態でオリ
フラステージ400がウェーハ1の裏面に接するように
図示しない機構により上昇させられる。そしてオリフラ
ステージ400に設けられている真空経路402が負圧
源に接続されるとオリフラステージ400のウェーハ吸
着溝部401はウェーハ1の中心部を吸着保持する。オ
リフラステージ400はさらに上昇させられ図14に示
す状態で一旦停止させられる。この状態でオリフラステ
ージ400が図示されていない機構により回転させられ
る。ベース1000にはオリフラ検出センサ800が設
けられており、ウェーハ1の裏面には光が投射され、反
射光が検出される。オリフラ1aでは光は反射されない
からこれによりオリフラ1aの位置を検出することがで
きる。ウェーハ1を回転させながら反射光がなくなって
から再び反射光が戻る角度を計測してその角度の2分の
1だけ逆転させることによりオリフラ1aの方向を一定
方向に合わせることができる。次に図15および図16
に示すようにウェーハ1の裏面とセンタリングガイド3
00との上端部313との間隙Bの間に搬送アーム10
11を図15の矢印Aの方向から図示しない案内機構に
より進入させ停止させる。搬送アーム1011には吸着
孔1012が設けられており、この吸着孔に内部に設け
られている通路を介して負圧が接続され吸引される。続
いてオリフラステージ400の真空吸引を解除し、オリ
フラステージ400を下降させ、搬送アーム1011上
にウェーハ1を受け取り図15の矢印Cの示す方向に搬
送アーム1011を移動させてウェーハ1を搬送する。
【0005】前述のような装置はウェーハの裏面の中心
部にオリフラステージ400と搬送アーム1011が接
触する。図18に先に説明した装置によりウェーハにダ
ストが付着した状態を装置に関連して拡大して示してあ
る。このダストは図19の下側に示すようにウェーハの
裏面に付着しウェーハを汚染している。図中の黒点はパ
ーチクルカウンタで計測したダストの分布を示してい
る。このウェーハ(図19の下側)をウェーハバスケッ
トなどに収容するとその下の面のウェーハの表面に図1
9の上側の図面に示すようにダストが広がって落下し転
移する。ウェーハの裏面に付着したゴミ自体はさして問
題にならないが、このようにして下側のウェーハの表面
が汚染されることは甚だこのましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した装置ではオリ
フラ1aの位置合わせの際にオリフラステージ400上
のウェーハ1が回転により発生する遠心力、起動/停止
時の慣性力によりウェーハ1がずれる可能性がある。こ
れを防ぐために以下の3通りのうちの1つまたは2つ以
上を組み合わせて実施することが考えられる。 1)真空吸引力を上げて保持力を増大させる。しかし半
導体業界ではウェーハの吸着力による吸着痕跡等を発生
させないためにはできるだけ弱く吸着することが好まし
いとされている。 2)吸着面積を大きくして保持力を増大させる。吸着面
積を大きくするとウェーハと装置の接触する面積が増え
るからダスト等が付着する面積が増えることになり好ま
しくない。 3)回転数を下げて遠心力、起動/停止時の慣性力を減
少させる。回転数を下げるとオリフラ合わせに必要な時
間が長くなり好ましくない。 本発明の目的は、半導体ウェーハや情報ディスク等の円
盤状物体をその製造の過程で、または製造後の検査の過
程等において置き換えたり搬送したりする取り扱いを円
盤状の物体を汚染することなく迅速で正確に行うことが
できる円盤状物体の取り扱い装置を提供することにあ
る。本発明のさらに他の目的は、円盤状の物体の外周に
近接する内側部分の極めて限られた部分のみに取り扱い
装置の部分が接触するようにした円盤状物体の取り扱い
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による円盤状物体の取扱装置は、円盤状物体の
外周下面を吸引支持して移動する搬送アームと、 前記搬
送アームの進入角度位置に逃げ孔が設けられているベー
スと、 載置された円盤状物体の外周下面を吸引支持する
複数の吸着台をもち前記ベースに対して昇降および回転
が可能な回転ステージと、 前記回転ステージに前記複数
の吸着台間でそれぞれ昇降可能に支持され載置され,円
盤状物体の外周を案内し前記円盤状物体の中心合わせを
する傾斜面をそれぞれ有する複数のシューと,前記各シ
ューに対応して前記ベースに向けてそれぞれ一体に設け
られている複数のブロックを含むセンタリングガイドと
を含み、 前記複数のシューが前記吸着台よりも上位にあ
るときに前記円盤状物体を載置して中心出しを行い、前
記回転ステージを上昇させて前記複数の吸着台を前記複
数のシューより上昇させて前記円盤状物体を吸引保持し
て回転して角度出しを行い下降して前記円盤状物体を前
記複数のシューに渡し、前記円盤状物体の下面と前記複
数の吸着台間に前記搬送アームの進入間隔を確保しかつ
前記搬送アームの進入方向にあり,前記逃げ孔に対応す
るシューを前記円盤状物体の下面以下に下降させ、前記
搬送アームを前記円盤状物体の下面に侵入させ吸引搬送
するように構成されている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、円盤状物体の取り扱い装置
は、円盤状物体の裏面の外周付近を保持するようにし、
従来に比較して小さな面積で円盤状物体を保持して移動
させることができる。これにより円盤状物体の取り扱い
装置は、接触面積を小さくし、接触により発生するダス
ト付着の量を極力少なくすることができる。なお、円盤
状物体がプロセスウェーハで在る場合には、ウェーハの
外周部は個々のチップに切断させる場合は製品でない部
分として除去される部分であるから、この部分に仮にダ
スト付着や、スリ傷が発生しても問題にはならない。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明による円盤状物体の取り扱い装
置をウェーハの取り扱い装置として構成したときの実施
例を示す略図的な断面図である。図2は図1に示した装
置の回転ステージが原点状態のオリフラ合わせステージ
の平面図である。センタリングガイドは複数個のガイド
シュー30をもち、円盤状物体であるウェーハの外周を
案内しウェーハ1の外周に近接する内側部分を下面から
複数箇所で支持する。搬送アーム50は、前記ウェーハ
1の外周内側を吸引支持して移動する。前記センタリン
グガイドを円盤状物体の外周に近接する内側部分を下面
から複数箇所で吸引支持し回転するステージ40と関連
させ、ステージ40に対して相対高さ位置を可変に設け
センタリングガイドとステージ40間でウェーハ1の受
渡しをするように構成できる。ステージ40は、複数の
吸着台42をもちこの部分でウェーハ1を保持すること
ができる。
【0010】回転ステージ軸49には回転ステージ40
が一体に設けられている。ユニットベース100に設け
られた回転/直動軸受け60は前記回転ステージ40の
回転ステージ軸49を回転および上下動可能に支持して
いる。回転ステージ40には5個の吸着台42が設けら
れている。回転ステージの吸着台を拡大して図3に示
し、図4に図3に示した吸着台を切断して示してある。
回転ステージ40のリブ41には回転ステージ軸49に
連結するステージ真空経路43が設けられており、この
真空経路43を介して吸着台42は図示しない負圧源に
接続される。吸着台42の頂面には円弧状の吸着溝46
が縁の部分47に取り囲まれて形成されており、この吸
着溝46はステージ真空経路43に連通させられてい
る。回転ステージ40はこの吸着溝46を取り囲む部分
47でのみウェーハ1の裏面に接触させられる。5個の
吸着台42はウェーハ1のオリフラ1aがどのような方
向におかれてもウェーハ1が吸着台42上でばたつかな
いような位置に配置されている。また回転ステージ40
に関連してセンタリングガイドが設けられている。セン
タリングガイドは6個のセンタリングガイドシュー30
をもっている。図5にセンタリングガイドのセンタリン
グガイドシュー30の一つを拡大して切断して示してあ
る。センタリングガイドシューの頂面31に引き続きセ
ンタリングガイドの斜面32が設けられている。センタ
リングガイドの斜面32にセンタリングガイドのウェー
ハ受け部33が設けられている。この極めて狭いウェー
ハ受け部33でウェーハ1の下面を支持する。センタリ
ングガイドの各々のシュー30には案内軸34,34が
設けられており、この案内軸34,34は回転ステージ
40に設けられた軸受け149,149にすべり嵌合さ
せられている。案内軸34,34の下端にはストッパー
ブロック36が固定されており、ストッパーブロック3
6と回転ステージ40の下端間にばね35,35が設け
られている。これによりセンタリングガイドのシュー3
0の底面が回転ステージ40側に付勢されている。セン
タリングガイドは、センタリングガイドシュー30によ
りオリフラ1aがどのような位置角度にあってもウェー
ハ1がセンタリングガイド30上でばたつかないような
位置関係を保って配置されている。
【0011】図6に搬送アームの平面図、図7に断面図
を示す。搬送アーム50の先端にはウェーハ1の外周に
内側に沿う吸着孔51および腹部にオリフラ1aの内側
に相当する位置で2個の吸引孔52,53が設けられて
いる。各吸引孔51,52,53をもつ吸引ブロック
は、搬送アームの上面よりも立ち上がっており、前記吸
引孔を取り囲む周縁でのみウェーハ1の裏面に接触す
る。各吸引孔51,52および53は搬送アーム50内
に設けられている真空経路54を介して図示しない真空
源に接続される。各吸引孔中心はウェーハ1の外周から
4〜5mm内側に引き込んだ位置にある。搬送アーム5
0は図示しない機構により水平を保った状態で3次元移
動させられる。
【0012】次に図8ないし図11を参照して前記装置
のウェーハ取り扱い動作を詳しく説明する。図8に示す
初期状態は図2に示す原点位置に対応する。 (1)センタリングガイドのシュー30のウェーハ受け
部33は吸着台42の頂面よりも間隔Gだけ高い位置に
あり、ウェーハ受け部33にウェーハ1が載置されたと
き吸着台42はウェーハ1の裏面に接触しない状態にあ
る。センタリングガイドのシュー30に案内軸34を介
して接続されているストッパーブロック36はユニット
ベース100に設けられた孔112に落ち込んでいな
い。なお図5にストッパーブロック36が前記孔112
に落ち込んでいる状態を示してある。 (2)作業者がピンセットでウェーハ1を挟み、図2の
矢印Hの示す方向にウェーハ1を導入してセンタリング
ガイドのシュー30に置く。このときウェーハ1のオリ
フラ1aの方向は必ずしも一定していない。 (3)センタリングガイドのシュー30に載置されたウ
ェーハ1は、シュー30の斜面32に案内されて図8の
2点鎖線で示すウェーハ1の位置におちつく。 (4)回転ステージ40に設けられた吸着台42の吸着
溝部46には図示されていない真空源の真空ポンプに電
磁弁を介して接続され、真空吸引が開始される。 (5)回転ステージ40がこれも図示されていない機構
により回転/直動軸受け60に案内されて上昇させられ
吸引台42の頂面がウェーハ1の裏面を吸着保持し、
に示す間隙Kおよび間隙M(ストッパーブロック36
の下面とユニットベース100の上面との間隙)が得ら
れる高さまで上昇後停止させられる。 (6)この位置でオリフラ検出センサ70(図2参照)
の光軸はウェーハ1の外周端面に一致しており照射光が
反射されて戻る状態にある。しかしオリフラ1aに対応
するときは反射光は返ってこない。図2においてθ2+
θ3=180°でありθ3は図2の矢印Hと検出センサ
60の光軸のなす角であり、θ1はオリフラの占める角
度である。このθ1は反射光が戻ってこなくなってから
戻ってくるようになるまでの角度により求められる。こ
れらの角度設定条件によりウェーハ1のオリフラ1aの
方向をEまたはF方向に合わせて回転ステージ40の回
転を停止すると同時にウェーハ1の真空吸着保持を解除
する。 (7)回転ステージ40が図示されていない機構により
回転/軸受け60に案内されて下降し、図8の示す状態
になる。 (8)搬送アーム50が図示されていない案内機構によ
り図2のE方向より進入してくる。このときもし偶然に
も作業者が図2に示すような方向にウェーハ1のオリフ
ラ1aをおいて配置した場合には、搬送アーム50は図
8に示す間隙Pと図2に示す間隙Jの間より進入する。
しかし一方、これ以外の方向にオリフラ1aを向けて配
置した場合には搬送アーム50の進入はセンタリングガ
イドシュー30または吸着台42によってその進入が阻
止される。これらを回避するために、センタリングガイ
ドシュー30が搬送アーム50の進入を阻害する場合に
は、ユニットベース100にベース溝112を設けてお
き、センタリングガイドシュー下端に固定されたブロッ
ク36がベース溝112に落ち込んで図5および図10
の状態となり、搬送アーム50の進入に十分な間隙Nを
得る。一方、吸着台42が搬送アーム50の進入を阻害
する場合には、図8に示すが如く回転ステージ40の下
降停止位置において、センタリングガイドシュー30の
シューのウェーハ受け部33と吸着台42の頂面とはこ
れも搬送アームの進入に十分な間隙Gが得られるような
寸法設定がなされている。なお図2の手前側H方向に設
けられているベース溝117は図6に示すようにウェー
ハ1の外周と搬送アームの先端がほぼ同位置であるため
に搬送アーム50の進入量が万一所定量以上であった場
合には、ガイド傾斜部32に衝突する危険性を回避する
ために設けられたものである。 (9)進入してきた搬送アーム50が所定の位置で進入
を停止し、その直後に図示されていない真空源に接続さ
れ、吸着孔51,52および53により真空吸引が開始
される。 (10)進入し、停止状態にある搬送アーム50は、図
示されない機構により所定量だけの上昇を開始する。 (11)搬送アーム50は、上昇過程でウェーハ1をす
くい取り、所定の位置まで上昇して停止する(図1
1)。 (12)搬送アーム50は図2の矢印Fの示す方向に後
退し、図示されていない次の搬送工程で図示されていな
いウェーハ収納容器までウェーハを搬送し、収納する。 (13)回転ステージ40は図示されない機構により図
9の位置まで上昇する。 (14)回転ステージ40は図示されていない機構によ
り回転/軸受け60に案内されて下降して図8の状態で
停止し、図2の原点状態になり、動作(2)の状態に戻
る。
【0013】以上詳しく説明した実施例について本発明
の範囲内で種々の変形を施すことができる。前記実施例
はオリフラをもつ半導体ウェーハの取り扱い装置に付い
て説明したが、オリフラではない位置合わせ手段、例え
ばノッチを用いたものにも同様に適用できる。また半導
体ウェーハ以外の円盤状の物体、例えば情報ディスクの
処理や取り扱いにも同様に適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による円盤
状物体の取り扱い装置は、円盤状物体の外周を案内し前
記円盤状物体の外周に近接する内側部分を下面から複数
箇所で支持するセンタリングガイドと、前記円盤状物体
の外周内側を吸引支持して移動する搬送アームと、から
構成されている。したがって、センタリングガイドで定
位した円盤状物体を搬送アームとセンタリングガイド間
で受渡し搬送等が可能であり、この際円盤状物体の外周
の一部のみが装置と接触するだけで、円盤状物体の主要
な部分が装置に接触して汚染される恐れはない。また本
発明による円盤状物体の取り扱い装置は、円盤状物体の
外周に近接する内側部分を下面から複数箇所で吸引支持
し回転するステージと、前記ステージに対して相対高さ
位置が可変に設けられ前記円盤状物体の外周を案内し前
記円盤状物体の外周に近接する内側部分を下面から複数
箇所で支持するセンタリングガイドと、前記円盤状物体
の外周内側を吸引支持して移動する搬送アームとから構
成されている。したがって、センタリングガイドとステ
ージ間、センタリングガイドと搬送アーム間の円盤状物
体の受渡しが可能となり、円盤状物体の角度位置の調整
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による円盤状物体の取り扱い装置の実施
例を示す略図的断面図である。
【図2】前記実施例において回転ステージが原点状態に
あるオリフラ合わせステージの平面図である。
【図3】回転ステージの吸着台を拡大して示した平面図
である。
【図4】図3に示した回転ステージの断面図である。
【図5】センタリングガイドの構造を示す拡大断面図で
ある。
【図6】搬送アームの平面図である。
【図7】図6に示した搬送アームの断面図である。
【図8】ウェーハが置かれる以前の状態でのセンタリン
グガイドと吸着台との高さ関係を示した説明図であっ
て、図2のB−Cの切断面に対応する。
【図9】ウェーハが載置され、オリフラ合わせ動作中で
のセンタリングガイドと吸着台との高さ関係を示す説明
図であって、図2のB−Cの切断面に対応する。
【図10】図9に示した状態の次工程で、搬送アームが
ウェーハを取りに行く直前の状態を示す説明図であっ
て、ガイドシューの相互関係を示す。
【図11】ウェーハが搬送アームにより、すくい上げら
れた直後の状態を示す説明図である。
【図12】従来のウェーハ取り扱い装置のオリフラ合わ
せステージの平面図である。
【図13】前記ウェーハ取り扱い装置の断面図である。
【図14】図13に示した状態の次の工程でウェーハが
置かれ、オリフラ合わせを行っている状態を示す図であ
る。
【図15】図14に示した工程の次の工程であって、搬
送アームがオリフラステージよりウェーハを受け取る直
前の状態を示す平面図である。
【図16】図15に示した状態での断面図である。
【図17】図16の状態の次の工程で、搬送アームがオ
リフラステージよりウェーハを受け取った後の状態を示
す図である。
【図18】図17に示したウェーハにダストが付着した
状態を拡大して示した説明図である。
【図19】図12から図18に示した従来装置でウェー
ハを取り扱った場合に付着したダストの転移分布等を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ウェーハ 1a ウェーハのオリフラ 30 センタリングガイドのシュー 31 シューの頂面 32 シューの斜面 33 シューのウェーハ受け部 36 ブロック 40 回転ステージ 41 回転ステージリブ 42 吸着台 43 ステージ真空経路 44 スリーブ49 回転ステージ軸 50 搬送アーム 60 回転/直動軸受け 70 オリフラセンサ 300 センタリングガイド 301 ガイド傾斜部 313 ガイド上端部 400 オリフラステージ 401 ウェーハ吸着溝 402 真空経路 700 回転/直動軸受け 800 オリフラ検出センサ 1000 ベース 1011 搬送アーム 1012 吸着孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/26 8940−5D G11B 7/26 (56)参考文献 特開 平4−346247(JP,A) 特開 昭63−172131(JP,A) 特開 平4−30417(JP,A) 特開 昭58−111320(JP,A) 実開 昭62−6690(JP,U) 実開 昭63−172131(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状物体の外周下面を吸引支持して移
    動する搬送アームと、 前記搬送アームの進入角度位置に逃げ孔が設けられてい
    るベースと、 載置された円盤状物体の外周下面を吸引支持する複数の
    吸着台をもち前記ベースに対して昇降および回転が可能
    な回転ステージと、 前記回転ステージに前記複数の吸着台間でそれぞれ昇降
    可能に支持され載置され,円盤状物体の外周を案内し前
    記円盤状物体の中心合わせをする傾斜面をそれぞれ有す
    る複数のシューと,前記各シューに対応して前記ベース
    に向けてそれぞれ一体に設けられている複数のブロック
    を含むセンタリングガイドとを含み、 前記複数のシューが前記吸着台よりも上位にあるときに
    前記円盤状物体を載置して中心出しを行い、 前記回転ステージを上昇させて前記複数の吸着台を前記
    複数のシューより上昇させて前記円盤状物体を吸引保持
    して回転して角度出しを行い下降して前記円盤状物体を
    前記複数のシューに渡し、 前記円盤状物体の下面と前記複数の吸着台間に前記搬送
    アームの進入間隔を確保しかつ前記搬送アームの進入方
    向にあり,前記逃げ孔に対応するシューを前記円盤状物
    体の下面以下に下降させ、 前記搬送アームを前記円盤状物体の下面に侵入させ吸引
    搬送するように構成した 円盤状物体の取り扱い装置。
JP8561394A 1994-03-30 1994-03-30 円盤状物体の取り扱い装置 Expired - Lifetime JP2657466B2 (ja)

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