JP2656875B2 - 中間周波信号形成回路 - Google Patents

中間周波信号形成回路

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JP2656875B2 JP15482092A JP15482092A JP2656875B2 JP 2656875 B2 JP2656875 B2 JP 2656875B2 JP 15482092 A JP15482092 A JP 15482092A JP 15482092 A JP15482092 A JP 15482092A JP 2656875 B2 JP2656875 B2 JP 2656875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAMラジオ放送受信用の
チューナ等に用いられる中間周波信号形成回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】受信した高周波信号を中間周波信号に変
換する回路として、図2に示すように、局部発振信号入
力用の第1端子1と、高周波信号入力用の第2端子2
と、レギュレータ用の第3端子3とを有し、第3端子3
から出力される所定の直流電圧を第1及び第2端子1、
2に印加することによって動作可能となる中間周波変換
用のIC4を用いたものがある。
【0003】この回路では、第3端子3に出力される直
流電圧(3V)を第1、第2端子1、2に供給するため
に互いに接続する必要があるが、第1、第2端子のそれ
ぞれに供給されるRF信号(受信高周波信号)と局部発
振信号が互いに他の端子に入り込むのを防止するため
に、チョークコイルとして機能するコイルL1、L2を
接続している。即ち、これらのコイルL1、L2は端子
間を交流的にはオープンで、直流的には同電位とするよ
うに働く。尚、図2において、Cは高周波接地用のコン
デンサであり、5はICの中間周波信号出力端子であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の回路では、以下のような欠点があった。即ち、上
記コイルの値は全受信帯域(150KHz〜30MH
z)において、上述した働きを実現させるために、低域
での効果を確保するべく、比較的大きな値に選ばれてい
る。低域でコイルL1、L2のインダクタンスを小さく
すると、インピーダンス的にゲインが低下(感度低下)
したり、発振が不安定になったりする。このような理由
からコイルL1、L2の値を大きくしているが、それに
伴いコイルの持つ等価容量が大きくなり、また図2の回
路を取り付けるプリント基板の浮遊容量等によって、特
に高域受信帯においてコイルとそれらの不所望な容量に
よる異常発振が生じて回路が不安定になったりする。本
発明は上記の問題を払拭した中間周波信号形成回路を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、局部発振信号入力用の第1端子と、高周
波信号入力用の第2端子と、レギュレータ用の第3端子
とを有し、第3端子から出力される所定の直流電圧を第
1及び第2端子に印加することによって動作可能となる
中間周波変換用のICと;前記第1、第3端子間に接続
された第1コイルと;前記第2、第3端子間に接続され
た第2コイルと;から成る中間周波信号形成回路におい
て、前記第1、第2端子に入力される信号の周波数が所
定以上であるか否かを検出する検出回路を設けるととも
に、前記第1、第2コイルの少なくとも一方を複数のコ
イルで構成し、該複数のコイルを前記検出回路によって
切り換えるようにしている。
【0006】
【作用】このような構成によると、低域では端子間のコ
イルのインダクタンス値が大きいので、インピーダンス
的にゲインが低下(感度低下)したり、発振が不安定に
なったりすることがない。また、高域受信帯においてコ
イルとそれらの不所望な容量による共振は受信帯域より
も高いところに生じるので、異常発振とならない。
【0007】
【実施例】本発明を実施した図1において、図2と同一
部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例
では、上記コイルL1、L2として、それぞれ2つずつ
のコイルL10、L11及びL20、L21を設け、そ
の接続点a、bに直流カット用のコンデンサC1、C2
を介してスイッチングトランジスタQ1、Q2のコレク
タを接続している。これらのトランジスタQ1、Q2の
エミッタは接地点に接続され、ベースは抵抗R1、R2
を介して検出回路6の出力側に接続されている。
【0008】検出回路6は入力端子7から与えられる局
部発振信号のうち高域の信号を通過させるハイパスフィ
ルタ9と、その出力を増幅する増幅器10と、増幅器1
0の出力を整流して直流電圧を出力する整流回路11と
から成っている。
【0009】今、低域チャンネル受信のときは端子7か
ら入力される発振信号が低いので、検出回路6からはハ
イレベル電圧が出力されず、従ってトランジスタQ1、
Q2はOFF状態となる。そのため、コイルL10、L
11及びL20、L21はいずれも働き、端子1と3、
及び端子2と3の間を交流的に完全にオープンとする。
そして、これらのコイルに内在する容量やプリント基板
の浮遊容量(これらの容量を以下「不所望容量」とい
う)との共振は、その共振周波数が低域受信帯よりも高
いところに存することになるので、問題を生じることが
ない。
【0010】次に、高域チャンネル受信の場合は、検出
回路6がハイレベルの電圧を出力するので、トランジス
タQ1、Q2がONとなる。このとき、直流的には端子
1と3、及び端子2と3は結合した状態であり、第3端
子3からの所定直流電圧は端子1、2へ供給される。し
かし、交流的にはトランジスタQ1、Q2のONにより
コンデンサC1、C2を介して点a、bが接地されるの
で、端子1、2、3の各々に接続されたコイルのインダ
クタンス値は小さくなり、従って、その分不所望容量と
の共振周波数は高くなり、高域受信帯よりも充分高いと
ころに存することになる。
【0011】このように本実施例によれば、低域、高域
の双方において、それぞれ端子1と3、及び端子2と3
の間を直流的に結合し、交流的に遮断するという本来の
機能を果たしつつ、不所望容量とコイルとの共振点をそ
れぞれ受信帯域に影響ないところにもっていくので、イ
ンピーダンスが不安定になって、ゲインが低下したり、
異常発振となったりすることを防止できる。
【0012】尚、上記実施例では検出回路6を入力端子
7に接続しているが、入力端子8に接続して高周波入力
信号について高域か否かを検出するようにしてもよい。
また、コイルを複数個設けてトランジスタで切り換える
構成を、端子1と3、端子2と3のうち一方に関しての
み設けてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
域では端子間のコイルのインダクタンス値が大きいの
で、インピーダンス的にゲインが低下(感度低下)した
り、発振が不安定になったりすることがない。また、高
域受信帯においてコイルとそれらの不所望な容量による
共振は受信帯域よりも高いところに生じるので、異常発
振とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した中間周波信号形成回路を示す
回路図。
【図2】従来例の回路図
【符号の説明】 1 第1端子 2 第2端子 3 第3端子 4 中間周波変換用IC 6 検出回路 L10、L11、L20、L21 コイル Q1、Q2 トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】局部発振信号入力用の第1端子と、高周波
    信号入力用の第2端子と、レギュレータ用の第3端子と
    を有し、第3端子から出力される所定の直流電圧を第1
    及び第2端子に印加することによって動作可能となる中
    間周波変換用のICと;前記第1、第3端子間に接続さ
    れた第1コイルと;前記第2、第3端子間に接続された
    第2コイルと;から成る中間周波信号形成回路におい
    て、 前記第1、第2端子に入力される信号の周波数が所定以
    上であるか否かを検出する検出回路を設けるとともに、
    前記第1、第2コイルの少なくとも一方を複数のコイル
    で構成し、該複数のコイルを前記検出回路によって切り
    換えることを特徴とする中間周波信号形成回路。
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