JP2656273B2 - Agc検波器の調整回路 - Google Patents

Agc検波器の調整回路

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、一対の差動出力を持つAGC(自動利得制
御)検波器に係り、特にその出力レベルを調整するため
の調整回路の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、AGC検波器は、第3図に示すように構成さ
れている。Q1〜Q3はNPN型のトランジスタで、そのエミ
ッタが共通接続されている。トランジスタQ1〜Q3のエミ
ッタ共通接続点は、定電流源11を介して接地されてい
る。トランジスタQ1〜Q3のベースは、それぞれに抵抗R1
〜R3を介して接続された後、図示極性の定電圧源VB1を
介して接地されている。トランジスタQ2,Q3のベース
は、それぞれ入力端子11,12に接続されている。
トランジスタQ1のコレクタは、抵抗R4を介して電源電
圧Vccの印加された電源端子13に接続されるとともに、
出力端子14に接続されている。トランジスタQ2,Q3のコ
レクタはそれぞれ接続された後、抵抗R5を介して電源端
子13に接続されるとともに、出力端子15に接続されてい
る。トランジスタQ1〜Q3,抵抗R1〜R3,定電流源I1及び定
電圧源VB1が、検波回路16を構成している。
上記出力端子14,15は、PNP型のトランジスタQ4,Q5の
コレクタにそれぞれ接地されている。トランジスタQ4,Q
5のエミッタは、それぞれ抵抗R6,R7を介して電源端子13
に接続されている。トランジスタQ4,Q5のベースは、そ
れぞれPNP型のトランジスタQ6,Q7のベース及びコレクタ
に接続されている。
トランジスタQ6,Q7のエミッタは、それぞれ抵抗R8,R9
を介して電源端子13に接続されている。トランジスタQ
6,Q7のベース−コレクタ共通接続点は、それぞれNPN型
のトランジスタQ8,Q9のコレクタに接続されている。ト
ランジスタQ8,Q9のエミッタは共通接続された後、定電
流源I2を介して接地されている。トランジスタQ8のベー
スは、図示極性に定電圧源にVB2を介して接地されてい
る。トランジスタQ9のベースは、調整端子17に接続され
ている。トランジスタQ4〜Q9,抵抗R6〜R9,定電流源I2及
び定電圧源VB2が、調整回路18を構成している。
このようなAGC検波器の出力は、トランジスタQ1のコ
レクタ電流及びトランジスタQ2,Q3の合成コレクタ電流
を、抵抗R4,R5で電圧に変換した検波電圧V1,V2として、
出力端子14,15から差動的に得られる。トランジスタQ1
のコレクタ電流及びトランジスタQ2,Q3の合成コレクタ
電流は、トランジスタQ4,Q5を介して調整回路18に取り
込まれる。
検波回路16への入力が無信号時には、抵抗R4,R5に流
れる電流は等しくなる。調整回路18は全て差動的に動作
するため、トランジスタQ9のコレクタ電流IC9は、ベー
ス電流を無視すれば、トランジスタQ5のコレクタ電流I
C5と等しくなる。同様に、トランジスタQ8のコレクタ電
流IC8は、トランジスタQ4のコレクタ電流IC4と等しく
なる。
このため、調整端子17に印加される調整電圧レベルが
定電圧VB2と等しければ、 IC9=IC8=IC5=IC4=I2/2 となり、検波電圧V1,V2は抵抗R4,R5が等しければ等しく
なる。検波電圧V1,V2は、第4図に示すように、調整電
圧レベルの変化に基づいて差動的に変化する。
第5図に示すように、AGC検波器19は、AGCループの一
部として用いられ、利得制御アンプの入力レベルVinが
変化しても、出力レベルVoutが一定となるように動作す
る。このため、AGC検波器17の入力端子11,12には、一定
レベルが入力される。
AGCループは、AGC検波器19の出力レベルを変化させる
ことによって、利得制御アンプ20の出力レベルが変化さ
れる。つまり、調整端子17に印加する調整信号のレベル
を変化させることにより、AGC検波器19から出力される
検波電圧V1,V2が変化し、これによって利得制御アンプ2
0の出力レベルVoutが変化される。
第3図に示すAGC検波器19では、AGCレープ内に組み込
んだ場合、入力端子11,12に一定振幅の信号が供給され
ることになり、検波電圧V1,V2に所定の電位差が生じる
ことになる。このため、第3図に示すAGC検波器19は、
無信号時には、調整電圧の可変範囲が定電圧VB2を中心
レベルとして広い調整範囲を有するものの、AGCループ
に適用すると調整電圧の中心レベル定電圧がVB2からず
れてしまい、一方が広く他方が狭い偏った調整範囲とな
ってしまうという問題が生じる。
(発明が解決しようとする課題) 従来のAGC検波器の調整回路では、AGC検波器をAGCル
ープに用いると出力電圧の調整範囲が偏ってしまうとい
う問題を有している。
この発明は上記事情を考慮してなされたもので、AGC
ループに用いた場合でも、出力電圧の調整範囲を偏りな
く設定することができる極めて良好なAGC検波器の調整
回路を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明に係るAGC検波器の調整回路は、一対の差動
出力を持つAGC検波器に付設され、AGC検波器の一対の差
動出力電流を取り込むもので、基準信号と外部供給され
る調整信号との差成分に基づいて、取り込んだ一対の出
力電流を差動的に調整するものを対象としており、AGC
検波器から取り込んだ一対の出力電流に、一定の比率の
オフセットを与えるように構成したものである。
(作用) このような構成によれば、AGCループに適用した場合
でも、AGC検波器から取り込んだ一対の出力電流に与え
たオフセットにより、調整信号の可変範囲の中心を基準
信号に対応させることができ、出力電圧の調整範囲を偏
りなく設定することができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳
細に説明する。第1図において、第3図と同一部分には
同一記号を付して示し、ここでは異なる部分についての
み述べる。トランジスタQ8のベースと定電圧源VB2との
接続点は、NPN型のトランジスタQ10のベースに接続され
ている。トランジスタQ10のエミッタは、NPN型のトラン
ジスタQ11のエミッタに接続されている。
トランジスタQ10,Q11のエミッタ共通接続点は、定電
流源I3を介して接地されている。トランジスタQ11のベ
ースは、トランジスタQ9のベースに接続され、その接続
点は、調整端子17に接続されるとともに、トランジスタ
Q11のコレクタに接続されている。
トランジスタQ10,Q11のコレクタは、それぞれPNP型の
トランジスタQ12,Q13のコレクタに接続されている。ト
ランジスタQ12,Q13はベース共通接続されており、トラ
ンジスタQ12はベースとコレクタとが共通接続されてい
る。トランジスタQ12,Q13のエミッタは、それぞれ抵抗R
10,R11を介して電源端子13に接続されている。トランジ
スタQ12,Q13は、エミッタ面積比がn:1となっており、抵
抗R10,R11の抵抗値もn:1となっている。
このような構成によれば、調整端子17に印加される調
整電圧が定電圧VB2に等しい場合、トランジスタQ10,Q1
1のコレクタ電流IC10,IC11はn:1の比となる。このこと
はトランジスタQ4,Q5のコレクタ電流IC4,IC5が、n:1の
比となったことに相当する。
すなわち、 IC10+IC11=I3 のとき、 R10:R11=1:n でかつ トランジスタQ13のエミッタ面積:トランジスタQ12の
エミッタ面積=1:n であるならば、トランジスタQ12とトランジスタQ13とは
カレントミラー構成となり、カレントミラー比によって IC10:IC11=n:1 となる。
さらに、トランジスタQ11とトランジスタQ9とは、同
様にカレントミラー構成となっており、 IC9:IC8=I2 の関係から IC11+IC10=IC9+IC8 の関係が成り立ち、これより IC9:IC8=1:n となる。
また、 R9=R7 R8=R6 トランジスタQ7のエミッタ面積=トランジスタQ5のエミ
ッタ面積 トランジスタQ6のエミッタ面積=トランジスタQ4のエミ
ッタ面積 であるならば、同様に、トランジスタQ7,Q5がカレント
ミラー構成で、トランジスタQ6,Q4もカレントミラー構
成であることから、トランジスタQ6,Q7のコレクタ電流
をそれぞれIC6,IC7とすると、 IC9=IC7=IC5 IC8=IC6=IC4 となり、 IC5:IC4=1:n の関係が成立する。
このため、無信号時には、検波電圧V1,V2は、第2図
に示すように、調整電圧が定電圧VB2と等しいとき、一
定のオフセットを持った状態となる。
上記のような構成のAGC検波器をAGCループに組み込む
と、利得制御アンプ20から出力される略一定の振幅を持
った出力レベルVoutが、入力端子11,12に供給される。
このとき、上記オフセット電圧を、トランジスタQ4,Q5
のコレクタ電流IC4,IC5が等しい場合に生じていた検波
電圧V1,V2の電位差と、極性が逆で大きさが等しいもの
となるように設定すれば、調整電圧の可変範囲の中心レ
ベルを定電圧VB2に等しくさせることができ、検波電圧
V1。V2の調整範囲を偏りなく設定することができる。
上記オフセット電圧は、トランジスタQ12,Q13及び抵
抗R10,R11よりなるカレントミラー回路の電流比を変え
ることにより、容易に所望の値に設定することができ
る。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。
[発明の効果] この発明によれば、AGCループに用いた場合でも、出
力電圧の調整範囲を偏りなく設定することができる極め
て良好なAGC検波器の調整回路を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第2図
は同実施例の動作説明図、第3図及び第4図はそれぞれ
従来の回路構成図及びその動作説明図、第5図はAGCル
ープを示すブロック構成図である。 11,12……入力端子、13……電源端子、14,15……出力端
子、16……検波回路、17……調整端子、18……調整回
路、19……AGC検波器、20……利得制御アンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の差動出力を持つAGC検波器に付設さ
    れ該AGC検波器の一対の差動出力電流を取り込むもの
    で、基準信号と外部供給される調整信号との差成分に基
    づいて、前記取り込んだ一対の出力電流を差動的に調整
    するAGC検波器の調整回路において、前記AGC検波器から
    取り込んだ一対の出力電流に一定の比率のオフセットを
    与える手段を具備してなることを特徴とするAGC検波器
    の調整回路。
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