JP2656174B2 - 非平板状ハロゲン化銀エレメントのための青色域スペクトル増感剤 - Google Patents

非平板状ハロゲン化銀エレメントのための青色域スペクトル増感剤

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JP2656174B2 JP3166579A JP16657991A JP2656174B2 JP 2656174 B2 JP2656174 B2 JP 2656174B2 JP 3166579 A JP3166579 A JP 3166579A JP 16657991 A JP16657991 A JP 16657991A JP 2656174 B2 JP2656174 B2 JP 2656174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は非平板状のハロゲン化銀粒子から
なるハロゲン化銀乳剤に関し、さらに詳しくはこのハロ
ゲン化銀エレメントの青色光感光性と乳剤の相対感度を
増加するため、特別に設計されたスペクトル増感色素に
関するものである。なおさらに詳細に、本発明は特定の
X−線増感スクリーンと組み合わせて、これからの出力
を改善するように使用することのできる、青色光感光性
のハロゲン化銀ゼラチン乳剤に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来技術では、平板状粒子の乳剤はスペク
トルの青色光領域に特に感光性でないため、青色光増感
色素を使用することを教示している。従って、X−線の
分野で使用するよう特に意図されている平板状のハロゲ
ン化銀エレメントにおいては、この領域内の感光性を高
めるため、この乳剤に対してある種の青色光増感色素を
添加するのが普通である。過去において青色光増感色素
は、例えば通常の球形状ハロゲン化銀粒子を用いて作ら
れた乳剤にも添加されていたが、これらの色素は普通特
別の目的のために加えられていたものである。例えば、
レーザーによって発生される像に露光するため設計され
たあるフィルムは、これに対しスペクトルの青色光領域
(例えば、約450nmから約490nmまで)感光性
の色素が添加されている。
【0003】しかしながら、標準的な乳剤に対してはこ
れらは既に青色光の領域でかなりの感光度をもってお
り、またこの添加に特別の利益もないことから、増感色
素を加えることは一般的に普通ではない。けれども、こ
の青色光領域にエネルギーを放出する別の光源の存在が
増加したことにより、これに対して露光をしたとき乳剤
が画像を記録するのに必要な感光度をもつことを保証す
る切実な要求がある。この露光は最近高効率のケイ光体
が開発されたため、X−線の分野において特に一般的と
なった。従って、これらのケイ光体の発する光に対して
感光性のハロゲン化銀エレメントが必要である。
【0004】
【発明の要点】本発明の1つの目的は、その中に少なく
とも1つの青色スペクトル光増感色素が加えられてい
る、高感光度の球形状粒子乳剤を調製することである。
また本発明のいま1つの目的は、スペクトルの青色光領
域に放出される光に対して特に感光性であるハロゲン化
銀エレメントを調製することである。これらおよびこの
他の目的は、支持体とその上に塗布された少なくとも1
つの非平板状ハロゲン化銀乳剤層とからなる写真エレメ
ントであって、以下の構造
【化3】 (ここでXとYとは互に独立してハロゲン、−O−CH
3、カルボキシまたはHであり;Rはアルキル、アルキ
ルカルボキシ、スルホプロピル、またはスルホブチルで
あり;R1はフェニル、H、スルホフェニル、カルボキ
シフェニル、置換された芳香族基またはアルキルであ
り;そしてR2はカルボキシまたはアルキルであり、こ
こで各アルキル基は互に独立して1〜5個の炭素原子を
含むものである)の青色域スペクトル増感色素を少なく
とも1つ添加することからなる、改良された写真エレメ
ントにより達成された。
【0005】
【発明の詳細】本発明のハロゲン化銀乳剤は臭化物、ヨ
ウ化物または塩化物もしくはこれらの2つまたはそれ以
上の混合物のような、普通のハロゲン化物組成のどれか
を含むことができる。一般的に、これらの乳剤はその中
に少量のヨウ化物(つまり1〜10モル%)を含む大部
分が臭化物のものである。粒子は非平板状、つまり球形
または立方体の形状を有している。これらの粒子は普通
少量のゼラチン中で沈殿することにより形成される。つ
いでこれらの粒子はより大量のゼラチン中に分散され、
当業者に良く知られているようにして金およびイオウに
より増感される。
【0006】増感工程を完全なものとするために高めら
れた温度で乳剤を熟成するのが普通である。その他の各
成分および塩類などを、通常の湿潤剤、カブリ除去剤、
塗布助剤、帯電防止剤、その他などと共に添加すること
ができる。本発明の色素は普通化学増感後に添加され、
乳剤は色素を強固に吸着させるためある期間熟成をす
る。
【0007】本発明の青色域スペクトル増感色素は以下
の一般的構造を有している:
【化4】 (ここでXとYとは互に独立してハロゲン、−O−CH
3、カルボキシまたはHであり;Rはアルキル、アルキ
ルカルボキシ、スルホプロピル、またはスルホブチルで
あり;R1はフェニル、H、スルホフェニル、カルボキ
シフェニル、置換された芳香族基またはアルキルであ
り;そしてR2はカルボキシまたはアルキルであり、こ
こで各アルキル基は互いに独立して1〜5個の炭素原子
を含むものである)
【0008】本明細書の範囲内で、以下の各構造のもの
を合成した:
【表1】
【0009】一般式の構造でカバーされるものの中で、
とりわけこれらの各色素は非平板状のハロゲン化銀乳剤
に好都合に添加することができ、その感光性を一般的に
増大させる。特に有用な乳剤は例えばX−線用に使用さ
れるネガ型のヨウ臭化銀乳剤である。これらの乳剤は一
般に約97モル%の臭化物と約3モル%のヨウ化物とか
らなり、従来から良く知られた標準的なフィルムベース
支持体(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム)上に両面塗布されている。これらのフィルムは、そ
の上に生じる画像を増強するために少量の青色着色材を
含むことができ、事実これが好ましい。
【0010】このようにして作ったX−線フィルムエレ
メントは、タングステン酸カルシウム;オキシ硫化ガド
リニウム;タンタル酸イットリウム;その他多数を含む
ケイ光体から作ったもののような、多くの良く知られた
通常の増感スクリーン構造体とともに露光するのに有用
である。これらのスクリーンの多くはX−線がこれに当
たるとエネルギーを吸収し、これに対応して可視光線を
放出する。この可視光線はこれに関連しているX−線フ
ィルムエレメントを露光するのに用いられる。最近の高
効率ケイ光体は、スペクトルの青色域に大部分の放出光
ピークを有している。従って、フィルムがこの青色域に
特に感光性であることが重要である。
【0011】色素増感は普通乳剤感度の若干の減少を生
じさせる。本発明の場合これは生じなかった。ここで説
明した新規な色素によって増感したこれらのエレメント
は、カブリの増加、コントラストの低下、およびその他
のような他の各特性を損うことなしに、高度な乳剤感度
を維持していた。
【0012】〔色素の合成方法〕前記の表1中に示した
各色素を作るために以下の方法を使用した。 〔色素1〕2−メチルチオ−3−(3′−スルホプロピ
ル)ベンゾチアゾリウム分子内塩 2−メチルチオベンゾチアゾール(18.1g、0.1モ
ル)を溶融し、1,3−プロパンサルトンの液状のもの
8.8m1と混合した。混合物を加熱し、58℃で溶解
し、103℃で沈殿し、そして発熱反応で137℃とな
った。温度を168℃まで上昇させ、ついで加熱を止め
て117℃までに冷却させた。冷却後、固化した塊りを
砕き、アセトンとメタノールとですりつぶし、濾過し、
そして無色となるまでアセトンで洗った。灰色の結晶、
収量24.55g(81%)、mp 223〜235℃。
【0013】4−〔3−(3′−スルホプロピル)ベン
ゾチアゾリニリデン〕−3−メチル−1−ピラゾリン−
5−オン、カリウム塩 95%のエタノール100ml中の2−メチルチオ−3
−(3′−スルホプロピル)ベンゾチアゾリウム分子内
塩3.03g(0.01モル)と、3−メチルピラゾリ
ン−5−オン(0.98g、0.01モル)とを混合し
た。これにトリエチルアミン(1.01g、0.01モ
ル)を添加した。混合物を1日間撹拌し、溶剤を蒸発さ
せ、そして残渣をイソプロパノール中に溶解した。得ら
れた溶液をメタノール中KOAc1gの溶液で処理し色
素を沈殿させた。濾過し、アセトンで洗い、収量3.6
5g(93%)、mp170〜180℃、λmax=3
83(ε=13,000)
【0014】〔色素2〕4−〔3−(3′−スルホプロ
ピル)ベンゾチアゾリニリデン〕−3−メチル−1−フ
ェニルピラゾリン−5−オン、カリウム塩 95%のエタノール500m1中の2−メチルチオ−3−
(3′−スルホプロピル)ベンゾチアゾリウム、分子内
塩の15.15g(0.05モル)と、3−メチル−1−
フェニルピラゾリン−5−オン(8.71g、0.05モ
ル)とを混合した。これにトリエチルアミン(5.05
g、0.05モル)を添加した。混合物を2時間撹拌
し、溶剤を蒸発させ、そして残渣をイソプロパノール中
に溶解した。得られた液をメタノール30m1中のKOA
c 5gの溶液で処理し、色素を沈殿させた。濾過し、
アセトンで洗い、収量16.43g(70%)、mp 1
90〜196.5℃、λmax=380(ε=18,00
0)。
【0015】〔色素3〕5−クロロ−2−(メチルチ
オ)ベンゾチアゾール 95%のエタノール25m1中の5−クロロ−2−メルカ
プトベンゾチアゾール(10.16g、0.05モル)溶
液をトリエチルアミン5.09g(0.05モル)で処理
し黄色溶液を得た。これにヨードメタン(7.18g、
0.05モル)を添加し発熱的に反応して60℃になっ
た。追加的の加熱を還流下に2.5時間反応をさせた。
冷却し多量の結晶が得られ、濾過しそしてアルコールで
洗い、収量7.68g(71%)、mp 70〜72℃。
【0016】5−クロロ−2−メチルチオ−3−(3′
−スルホプロピル)ベンゾチアゾリウム分子内塩 5−クロロ−2−メチルチオベンゾチアゾール(3.2
1g、0.149モル)を、液状の1,3−プロパンサル
トン1.34m1とともに、125〜133℃で3時間加
熱した。50℃に冷却後アセトンを加えて固化したケー
キを軟かにした。固体をアセトンによりすりつぶし、濾
過し、そして無色となるまでアセトンで洗った。収量
3.86g(77%)、mp 235〜236℃。
【0017】4−〔5−クロロ−3−(3′−スルホプ
ロピル)ベンゾチアゾリニリデン〕−3−メチル−1−
フェニルピラゾリン−5−オン、カリウム塩 メタノール50m1中の2−メチルチオ−5−クロロ−3
−(3′−スルホプロピル)ベンゾチアゾリウム、分子
内塩2.03g(0.006モル)と、3−メチル−1−
フェニルピラゾリン−5−オン(1.045g)とを混
合した。これにトリエチルアミン(0.62g)を添加
した。混合物を1時間撹拌し、溶剤を蒸発させ、そして
残渣をイソプロパノール中に溶解した。得られた溶液を
メタノール中のKOAc 0.6gで処理し色素を沈殿さ
せた。濾過し、収量2.17g(72%)、mp 271
〜276℃、λmax=383(ε=19,000)。
【0018】〔色素4〕3−メチル−2−(メチルチ
オ)ベンゾチアゾール p−トルエンスルホネート 機械スタラーを備えた5000m1の3つ首フラスコ中に
2−(メチルチオ)ベンゾチアゾール(543.1g、
3.0モル)を入れて溶融し、キシレン1800m1と溶
融したメチルp−トルエンスルホネート558.0g
(3.0モル)とを混合した。混合物は還流下に7時間
加熱し、このとき還流温度は145℃から139℃に低
下した。反応混合物は濾過をする前に周囲温度にまで冷
却した。濾過したケーキはアセトンで洗液が無色となる
まで洗った。生成物をとり出し、2000m1のアセトン
と共に少なくとも1時間撹拌し、濾過し、アセトンで洗
い、そして真空中または空気中で乾燥し874.1g
(79%)の生成物を得た。mp 173〜174℃。
【0019】4−〔3−メチルベンゾチアゾリニリデ
ン〕−3−メチル−1−フェニルピラゾリン−5−オン メタノール25m1中の2−メチルチオ−3−メチルベン
ゾチアゾリウムトシレート3.68g(0.01モル)
と、3−メチル−1−フェニルピラゾリン−5−オン
(1.74g、0.01モル)とを混合した。これにトリ
エチルアミン(1.01g、0.01モル)を添加した。
混合物を1時間撹拌し、濾過しそしてメタノールで洗っ
た。乾燥し、収量2.46g(78%)であった。mp
159〜162℃、λmax=375(ε=25,00
0)。
【0020】〔色素5〕5−メトキシ−2−(メチルチ
オ)ベンゾチアゾール 95%エタノール125m1中に5−メトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール(18.3g、0.1モル)を分
散した。トリエチルアミン10.1g(0.1モル)の添
加で褐色の溶液となった。ヨードメタン(14.2g、
0.1モル)の添加は若干発熱反応的であった。混合物
を還流下に追加の加熱を2時間行った。冷却後、残渣を
イソプロパノール中に分散し、トリエチルアンモニウム
アイオダイドをとり除くため濾過した。濾液は水と混合
し、水相を分離し、メチレンクロライド50m1で3回抽
出をした。有機相を合体し、洗い、そしてNa2SO4
乾かした。濾過し、回転蒸発器で溶剤を蒸発して褐色の
液体21.85gが得られ、これを158〜162℃
(0.125mm)で蒸留して16.73g(85%)の生
成物を得た。
【0021】5−メトキシ−2−メチルチオ−3−メチ
ルベンゾチアゾリウムトシレート 5−メトキシ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾール
(7g、0.033モル)とメチルp−トルエンスルホ
ネート(6.77g、0.036モル)とを、22分間1
28〜163℃に加熱した。冷却後、得られた固体をア
セトンですりつぶし、濾過し、アセトンで洗液が無色と
なるまで洗った。収量12.13g(96%)。
【0022】4−〔5−メトキシ−3−メチルベンゾチ
アゾリニリデン〕−3−メチル−1−フェニルピラゾリ
ン−5−オン メタノール25m1中の5−メトキシ−2−メチルチオ−
3−メチルベンゾチアゾリウムトシレート3.97g
(0.01モル)と、3−メチル−1−フェニルピラゾ
リン−5−オン(1.74g、0.01モル)とを混合し
た。これにトリエチルアミン(1.01g、0.01モ
ル)を添加した。混合物は3.5時間撹拌し、ついで濾
過しそしてメタノールで洗った。乾燥後、収量2.76
g(79%)、mp 155〜156℃、λmax=386
(ε=25,000)。
【0023】〔色素6〕5−クロロ−2−メチルチオ−
3−メチルベンゾチアゾリウムトシレート 5−クロロ−2−(メチルチオ)ベンゾチアゾール
(5.0g、0.023モル)とメチルp−トルエンスル
ホネート4.40gとを7分間152℃に加熱した。冷
却すると混合物は固化し、ついでアセトンですりつぶし
て生成物7.82g(84%)を得た。mp 170〜1
85℃。
【0024】4−〔5−クロロ−3−メチルベンゾチア
ゾリニリデン〕−3−メチル−1−フェニルピラゾリン
−5−オン メタノール25m1中の5−クロロ−2−メチルチオ−3
−メチルベンゾチアゾリウムトシレート3.5g(0.0
087モル)と、3−メチル−1−フェニルピラゾリン
−5−オン(1.51g)とを混合した。これにトリエ
チルアミン(0.89g)を添加した。混合物を1.5時
間撹拌し、ついで濾過しそしてメタノールで洗った。乾
燥し、収量は2.75g(89%)、mp 206℃、λ
max=379(ε=26,000)。
【0025】〔色素7〕2−(エチルチオ)ベンゾチア
ゾール 95%アルコール52m1中の2−メルカプトベンゾチア
ゾール(16.72g、0.1モル)をトリエチルアミン
10.1g(0.1モル)と反応させて褐色の溶液を得
た。これにヨードエタン(15.6g、0.1モル)を添
加し、混合物を45分間還流した。混合物を冷却し、溶
剤を回転蒸発器で除去した。残留物に水(100m1)を
加え油を分離した。水相は50m1のメチレンクロライド
で2回抽出し、有機相を合体したものを50m1の水で洗
い、ついでNa2SO4上で乾かした。濾過し、回転蒸発
させて褐色の液体が得られ、これを140〜141.5
℃(0.15mm)で蒸留して10.87g(56%)の淡
黄色の液体を得た。
【0026】2−エチルチオ−3−エチルベンゾチアゾ
リウムトシレート 2−(エチルチオ)ベンゾチアゾール(10.62g、
0.056モル)と、エチルp−トルエンスルホネート
(11.15g、0.056モル)とを140〜167℃
で2時間加熱した。混合物を冷却しアセトン中に溶解し
た。このアセトン溶液を400m1の無水エーテル中に注
加し、ゴム状の固体18.19g(83%)を得た。
【0027】4−〔3−エチルベンゾチアゾリニリデ
ン〕−3−メチル−1−フェニルピラゾリン−5−オン 3−メチル−1−フェニルピラゾリン−5−オン(1.
74g、0.01モル)を、2−エチルチオ−3−エチ
ルベンゾチアゾリウムトシレート(3.95g、0.0
1モル)のメタノール溶液に混合した。これにトリエチ
ルアミン(1.01g、0.01モル)を添加した。混
合物を10分間撹拌し、ついで濃縮しそしてイソプロパ
ノールで処理した。混合物は生成物を溶解するために加
温し、ついで濁りが出るまで水を加え、そして混合物を
冷却して結晶を生成させる:収量3.22g(48
%)、mp144〜147.5℃、λmax=379
(ε=25,000)。
【0028】〔色素8〕5−クロロ−2−(エチルチ
オ)ベンゾチアゾール 95%エタノール55m1中の5−クロロ−2−メルカプ
トベンゾチアゾール(20.17g、0.1モル)を、ト
リエチルアミン10.1g(0.1モル)で処理し褐色の
溶液を得た。ヨードエタン(15.6g、0.1モル)を
添加し、混合物を67分間還流した。混合物を冷却し、
固体を沈殿させるため300m1の水中に注加した。この
水相を50m1のメチレンクロライドで3回抽出した。有
機抽出液は固体の沈殿と合体し、水で洗い、Na2SO4
で乾燥し、濾過し、そして回転蒸発して褐色の固体を得
た。イソプロパノールから再結晶し、褐色の結晶12.
26g(53%)を得た。mp 49〜50℃。
【0029】5−クロロ−2−エチルチオ−3−エチル
ベンゾチアゾリウムトシレート 5−クロロ−2−(エチルチオ)ベンゾチアゾール(1
1.5g、0.05モル)と、エチルp−トルエンスルホ
ネート10.55gとを150〜160℃で2時間加熱
した。冷却後、生成物をアセトン中に溶解し、撹拌して
いる400m1の無水エーテル中に注加した。得られる沈
殿した油状物はスパチュラでこすることにより結晶化し
た。エーテルを傾斜によりとり除き、固体をエーテルに
よりすりつぶし、そして再度エーテルを傾斜で除き、風
乾後11.04g(51%)の生成物を得た。
【0030】4−〔5−クロロ−3−エチルベンゾチア
ゾリニリデン〕−3−メチル−1−フェニルピラゾリン
−5−オン メタノール15m1中の5−クロロ−2−エチルチオ−3
−エチルベンゾチアゾリウムトシレート4.3g(0.0
1モル)と、3−メチル−1−フェニルピラゾリン−5
−オン(1.74g、0.01モル)とを混合した。これ
にトリエチルアミン(1.01g、0.01モル)を添加
した。混合物を1時間撹拌し、ついで濾過しそしてメタ
ノールで洗った。乾燥後、2.20g(59%)の生成
物を得た。mp 161〜162.5℃、λmax=382
(ε=21,000)。
【0031】これらの各色素は適当な溶媒中に溶解し、
乳剤中に存在するハロゲン化銀の1.5モル当り50〜
800mgの範囲で添加することができる。
【0032】本発明は以下の特定の実施例により示す
が、この中の実施例1が現時点で最良のものと思われ
る。
【0033】〔実施例1〜3〕代表的なX−線用の高感
度球形状粒子のヨウ臭化銀乳剤を調製した。この乳剤は
ついでゼラチン中に分散し、従来良く知られているよう
にして金とイオウとによりその最適感光度となるように
した。
【0034】この乳剤試料を試験のため採取し、いずれ
の場合も前述のイオウ化学増感と金増感との間に、以下
に示す色素をこの試料に対し添加した。色素はメタノー
ル中に溶解し(例えば、メタノール250m1中に色素約
0.25g)、金塩添加の約10分前に乳剤中に存在す
るハロゲン化銀1.5モル当り約200mgを添加した。
この色素増感後にカブリ除去剤、硬膜剤、帯電防止剤、
その他などとともに、通常の湿潤剤と塗布助剤を添加
し、乳剤は塗布前の温度に冷却した。
【0035】各乳剤は、色素を含まないコントロールと
ともに、うすい樹脂層とうすい硬化ゼラチン層とにより
適宜下引きされている、厚さ約7ミル(0.18mm)の
寸法的に安定なポリエチレンテレフタレートフィルムベ
ース上に塗布をした。この下引き層は、当業者に良く知
られているように、水性の乳剤を塗布するために必要な
ものである。塗布後、本発明のフィルムエレメントを形
成するために、硬化ゼラチンの上塗り層を各乳剤層上に
設けた。
【0036】これら各塗膜からの試料片はついで22段
のくさびを通じてX−線源に対して露光し、この際各フ
ィルムは標準的なハイ−プラス(HI−PLUS)X−
線増感スクリーンと接触させておいた。このデュポン社
により作られたスクリーンは、タングステン酸カルシウ
ムケイ光体から製造されており、434nmに放出光の
主要ピークを有している。ついで各フィルムは標準的な
X−線用処方で現像し、定着・水洗をしそして乾燥し
た。
【0037】このセンシトメトリーで以下の結果が得ら
れた:
【表2】
【0038】これらの結果は、乳剤の感光度が本発明の
青色域スペクトル増感色素の使用で、大いに改良される
ことを示している。いずれの場合も他のセンシトメトリ
ー結果は良好であり、これらのフィルムで作られる画像
は高品質のものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイモンド・ジヨゼフ・ルストレインジ アメリカ合衆国ノースカロライナ州 28739.ヘンダーソンビル.ハミングバ ードレイン1720 (56)参考文献 特開 昭51−150815(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体とその上に塗布された少なくとも
    1つの非平板状ハロゲン化銀乳剤層とからなる写真エレ
    メントであって、以下の構造 【化1】 (ここでXとYとは互に独立してハロゲン、−O−CH
    ,カルボキシまたはHであり; Rはアルキル、アルキルカルボキシ、スルホプロピル、
    またはスルホブチルであり; Rはフェニル、H、スルホフェニル、カルボキシフェ
    ニル、置換された芳香族基またはアルキルであり;そし
    て Rはカルボキシまたはアルキルであり、ここで各アル
    キル基は互に独立して1〜5個の炭素原子を含むもので
    ある)の青色域スペクトル増感色素を少なくとも1つ添
    加することからなる、改良されたエレメント。
JP3166579A 1990-07-09 1991-07-08 非平板状ハロゲン化銀エレメントのための青色域スペクトル増感剤 Expired - Lifetime JP2656174B2 (ja)

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US07/549,819 US5102781A (en) 1990-07-09 1990-07-09 Blue spectral sensitizers for non-tabular silver halide elements
US549819 1990-07-09

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BR (1) BR9102830A (ja)
CA (1) CA2046144A1 (ja)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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AU8023691A (en) 1992-01-09
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EP0467155B1 (en) 1995-02-22
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JPH04234031A (ja) 1992-08-21
EP0467155A1 (en) 1992-01-22
US5102781A (en) 1992-04-07

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