JP2655904B2 - 適応制御装置 - Google Patents
適応制御装置Info
- Publication number
- JP2655904B2 JP2655904B2 JP1027159A JP2715989A JP2655904B2 JP 2655904 B2 JP2655904 B2 JP 2655904B2 JP 1027159 A JP1027159 A JP 1027159A JP 2715989 A JP2715989 A JP 2715989A JP 2655904 B2 JP2655904 B2 JP 2655904B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- sampling
- control device
- adaptive control
- operation amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は従来のPID(比例・積分・微分動作)調節器
の制御性能の限界を向上させることができる適応制御装
置に関する。
の制御性能の限界を向上させることができる適応制御装
置に関する。
[従来の技術] 従来の適応制御装置の一例を第2図から第4図に示
す。
す。
ここでは適応制御としてセルフチューニングレキュレ
ータ(以下STRという)を取上げる。
ータ(以下STRという)を取上げる。
そして、自己回帰移動平均(autoregressive moving
−aveage)を以下ARMAということにする。
−aveage)を以下ARMAということにする。
従来法は大きく分けて、第3図に示すように、 サンプリング機構1、 ARMAモデル推定機構2、 ARMAモデルの時間シフト機構3および 操作量算出機構4からなる。
そして、その詳細を第4図に示す。
[発明が解決しようとする課題] 従来法ではサンプリング時間(Δt)を出来るだけ大
きくしていた。
きくしていた。
すなわち予測時間幅を大きくして、安定で、しかも制
御性能の向上が図れるようにしていた。
御性能の向上が図れるようにしていた。
しかし、(Δt)を大きくした場合には制御ができな
い状態が永く続くため、外乱に対しての制御性が悪いと
いう問題がある。
い状態が永く続くため、外乱に対しての制御性が悪いと
いう問題がある。
本発明はこれらの問題を解決した装置を提供すること
を目的とする。
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る適応制御装置は、サンプリング機構とAR
MAモデル推定機構とARMAモデルの時間シフト機構と操作
量算出機構を直列に配した適応制御装置において、 (A)前記適応制御装置は、制御偏差(y)を入力する
とともに操作量(u)を入力して、操作量(u)を制御
対象に出力し、 (B)前記サンプリング機構は、制御偏差(y)と操作
量(u)をサンプリング時間(Δt)毎に取込み、 (C)前記ARMAモデル推定機構は、(Δt)のk倍をサ
ンプリング時間としたARMAモデルを作成し、該モデルの
パラメータを逐次形最小2乗法で推定し、 (D)前記操作量算出機構は、(kΔt)時間先の制御
偏差(y)の分数を最小にできる操作量(u)を(Δ
t)時間毎に計算することを特徴とする。
MAモデル推定機構とARMAモデルの時間シフト機構と操作
量算出機構を直列に配した適応制御装置において、 (A)前記適応制御装置は、制御偏差(y)を入力する
とともに操作量(u)を入力して、操作量(u)を制御
対象に出力し、 (B)前記サンプリング機構は、制御偏差(y)と操作
量(u)をサンプリング時間(Δt)毎に取込み、 (C)前記ARMAモデル推定機構は、(Δt)のk倍をサ
ンプリング時間としたARMAモデルを作成し、該モデルの
パラメータを逐次形最小2乗法で推定し、 (D)前記操作量算出機構は、(kΔt)時間先の制御
偏差(y)の分数を最小にできる操作量(u)を(Δ
t)時間毎に計算することを特徴とする。
[作用] 本発明に係る適応制御装置は、 適応制御で使用されるARMAモデルのサンプリング時間
(Δt)を、プラントの状態量をサンプリングする時間
間隔(Δt)と区別し、 (ΔT)を(Δt)よりも大きくすることにより、 (1)ARMAモデルでの予測時間幅を大きくすることがで
きる。
(Δt)を、プラントの状態量をサンプリングする時間
間隔(Δt)と区別し、 (ΔT)を(Δt)よりも大きくすることにより、 (1)ARMAモデルでの予測時間幅を大きくすることがで
きる。
(2)また、適応制御の出力は、小さい方のサンプリン
グ時間(Δt)で行うことができる。
グ時間(Δt)で行うことができる。
[実施例] 本発明の実施例を第1図及び第2図に示す。
第1図は本発明の実施例の機能を示す図、 第2図は適応制御装置の配置を示す図である。
本発明装置100は、第1図に示すように、 サンプリング機構11と、 ARMAモデル推定機構12と、 ARMAモデルの時間シフト機構13と、 操作量算出機構14からなる。
そして、本発明は、 サンプリング機構11および操作量算出機構14で使用して
いるサンプリング時間(Δt)と、 ARMAモデル推定機構12で使用している サンプリング時間(Δt)の関係を Δt=ΔT/k(kは2、3、4・・・のいずれかの値) とし、 Δt=Δtとしない点にポイント(特徴)がある。
いるサンプリング時間(Δt)と、 ARMAモデル推定機構12で使用している サンプリング時間(Δt)の関係を Δt=ΔT/k(kは2、3、4・・・のいずれかの値) とし、 Δt=Δtとしない点にポイント(特徴)がある。
第1図及び第2図において、 (a)サンプリング機構11では、 制御偏差(y)と操作量(u)を 下記のサンプリング時間(Δt)毎に取り込む。
但し(Δt)は従来のサンプリング時間に等しい。
Δt=ΔT/k(kは2、3、4・・・) 従って、サンプリング時間(Δt)は、従来のサンプ
リング時間(Δt)よりも小さくなる。
リング時間(Δt)よりも小さくなる。
(b)ARMAモデル推定機構12では、 新たなサンプリング時間(ΔT)を前記(Δt)のk倍
とする (Δt=kΔt)。
とする (Δt=kΔt)。
そして、そのモデルのパラメータを逐次形最小二乗法
等で推定する。
等で推定する。
そのときのモデルは、 y(t)+a1y(t−kΔt)+・・・+any(t−nkΔt) =b1u(t−kΔt)+・・・+bnu(t−nkΔt)+e(t) (B1) で、パラメータの推定は(Δt)毎に行う。
(c)ARMAモデルの時間シフト機構13では、 (B1)式の時刻tを(t+kΔt)に置きかえる。その
ときのモデルは、 y(t+kΔt)=−a1y(t)−a2y(t−kΔt) −…−any(t−(n−1)kΔt) +b1u(t)+b2u(t−kΔt)+… +bnu(t−(n−1)kΔt)+e(t+kΔt) (B2) となる。
ときのモデルは、 y(t+kΔt)=−a1y(t)−a2y(t−kΔt) −…−any(t−(n−1)kΔt) +b1u(t)+b2u(t−kΔt)+… +bnu(t−(n−1)kΔt)+e(t+kΔt) (B2) となる。
(d)操作量算出機構14では、 (B2)式で表わされた(kΔt)時点先の分散を最小に
できる操作量uを求める。
できる操作量uを求める。
そのとき、操作量u(t)は、 u(t)=(1/b1)[a1y(t)+a2y(t−kΔt) +…+any(t−(n−1)kΔt) −b2u(t−kΔt) −…−bnu(t−(n−1)kΔt) (B3) となる。
なお、操作量u(t)は(Δt)毎に計算し、(Δ
t)毎に出力する。
t)毎に出力する。
[発明の効果] 本発明装置は前述のように構成されているので、以下
に述べているような効果を奏する。
に述べているような効果を奏する。
(1)ARMAモデルのサンプリング時間(Δt)を大きく
するため、予測時間幅が大きくなり、制御の安定性と制
御性能の向上を図ることができる。
するため、予測時間幅が大きくなり、制御の安定性と制
御性能の向上を図ることができる。
(2)ARMAモデルのパラメータを推定するためのサンプ
リング時間(Δt)を小さくするため、サンプリング時
間が大きな場合に比べて制御対象の特性変化に早く追従
することができる。
リング時間(Δt)を小さくするため、サンプリング時
間が大きな場合に比べて制御対象の特性変化に早く追従
することができる。
(3)外乱を短かいサンプリング時間で検出でき、それ
に対する操作量も短かいサンプリング時間毎に出力でき
るため、外乱に対する制御性能の劣化はサンプリング時
間が大の場合に比べて少ない。
に対する操作量も短かいサンプリング時間毎に出力でき
るため、外乱に対する制御性能の劣化はサンプリング時
間が大の場合に比べて少ない。
第1図は本発明の実施例の機能を示す図、 第2図は適応制御装置の配置を示す図、 第3図は従来装置の構成を示す図、 第4図は従来装置の機能を示す図である。 [符号の説明] 1、11……サンプリング機構、 2、12……ARMAモデル推定機構、 3、13……ARMAモデルの時間シフト機構、 4、14……操作量算出機構。 100……適応制御装置 Δt……プラントの状態量をサンプリングする時間間隔 ΔT……ARMAモデルのサンプリング時間(ΔT=kΔ
t)
t)
Claims (1)
- 【請求項1】サンプリング機構(11)とARMAモデル推定
機構(12)とARMAモデルの時間シフト機構(13)と操作
量算出機構(14)を直列に配した適応制御装置(100)
において、 (A)前記適応制御装置(100)は、制御偏差(y)を
入力するとともに操作量(u)を入力して、操作量
(u)を制御対象に出力し、 (B)前記サンプリング機構(11)は、制御偏差(y)
と操作量(u)をサンプリング時間(Δt)毎に取込
み、 (C)前記ARMAモデル推定機構(12)は、(Δt)のk
倍をサンプリング時間としたARMAモデルを作成し、該モ
デルのパラメータを逐次形最小2乗法で推定し、 (D)前記操作量算出機構(14)は(kΔt)時間先の
制御偏差(y)の分散を最小にできる操作量(u)を
(Δt)時間毎に計算することを特徴とする適応制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027159A JP2655904B2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 適応制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027159A JP2655904B2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 適応制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02206804A JPH02206804A (ja) | 1990-08-16 |
JP2655904B2 true JP2655904B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=12213280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1027159A Expired - Fee Related JP2655904B2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 適応制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655904B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6560503B1 (en) * | 1999-10-05 | 2003-05-06 | Advanced Micro Devices, Inc. | Method and apparatus for monitoring controller performance using statistical process control |
JP3686377B2 (ja) | 2002-01-23 | 2005-08-24 | 本田技研工業株式会社 | プラントの制御装置 |
JP2014135108A (ja) | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置および磁気ヘッドの制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738126B2 (ja) * | 1985-05-10 | 1995-04-26 | 三菱重工業株式会社 | 適応制御装置 |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP1027159A patent/JP2655904B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02206804A (ja) | 1990-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4302805B2 (ja) | ロボット制御のための経路計画装置及び経路計画方法 | |
JP2563894B2 (ja) | 多入出力サンプル値pid制御装置 | |
US5568378A (en) | Variable horizon predictor for controlling dead time dominant processes, multivariable interactive processes, and processes with time variant dynamics | |
CN108919639B (zh) | 一种pid控制器参数最优比例模型建立方法 | |
JPH06197578A (ja) | パラメータ同定器 | |
JP2655904B2 (ja) | 適応制御装置 | |
Schneider | Control of processes with time delays | |
US11106184B2 (en) | Control system | |
JP2004362049A (ja) | プラントの制御装置 | |
DE3742686A1 (de) | Vorrichtung zur modellgefuehrten steuerung eines roboters | |
CN103470744B (zh) | 一种消除传动齿轮间隙影响的控制方法及系统 | |
Gorez et al. | On a generalized predictive control algorithm | |
JPH0434766B2 (ja) | ||
JP3871278B2 (ja) | Nc−機械における位置決め制御回路用の位置基準量としての修整−位置目標値の生成方法 | |
WO2019093246A1 (ja) | 指令値補間装置及びサーボドライバ | |
JP2001142518A (ja) | 曲線補間方法 | |
Schrödel et al. | Expanding the parameter space approach to multi loop control with multi time delays | |
JP2000330607A (ja) | むだ時間を有する制御系の制御装置 | |
JPH03268102A (ja) | オートチューニングコントローラ | |
JP2001202103A5 (ja) | ||
JPH02232702A (ja) | 制御装置 | |
JP2003256003A (ja) | 非線形分離制御方法および装置 | |
Ramírez-Senent | 4.1. 4. Parallel Three Variable Controller | |
JP2805821B2 (ja) | 調節計 | |
JPH0695703A (ja) | 機械定数の推定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |