JP2655570B2 - 塗被研磨剤およびその製造方法 - Google Patents

塗被研磨剤およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の背景 本発明は新規の塗被研磨剤、特に、シート形態のラツ
プ仕上(lapping)用物質に関する。
本明細書において使用する「ラツプ仕上」の用語は、
非常にきれいな、鏡面状仕上が付与されるまで加工物の
表面に対して粒状研磨物質で加工することの意味であ
る。追求している目的は、得られた製品が非常に精密な
寸法規格に合格するように、高度の寸法制御を維持しつ
つ、非常に平滑な表面仕上を達成することである。表面
の元の状態から最終仕上までの表面のラツプ仕上は、始
めの比較的粗い粒度から終に向つて逐次微細粒度の範囲
の一連の研磨剤の使用が含まれる漸次的作業である。得
られる結果は、使用される研磨剤の性質、研磨剤が加工
物に押付けられる圧力、加工物と研磨剤粒子との接触に
おいて保たれる運動の型式および他の理由のような多数
の因子に依存する。
ラツプ仕上の最も初期の方法は、液体ビヒクル中に粒
子状研磨材を懸濁させてスラリーに形成したものが使用
された。このサスペンシヨンを加工物の表面に対して所
望の仕上が得られるまで作用させる。研磨材スラリーを
使用するラツプ仕上方法の例は、U.S.P.2,655,775;4,05
9,929;4,046,524;4,246,003に記載されている。
さらに最近になつて、パツド(pad)またはシート形
態のラツプ仕上物質が開発された。U.S.P.4,288,233に
は眼鏡レンズのためのラツプ仕上用パツドが記載されて
いる。この発明のラツプ仕上用物質は有用であるが、そ
の成分、すなわちダイヤモンドおよびその製造方法、す
なわち、金属めつきが費用がかかる。さらに、前記の特
許に記載されているラツプ仕上用物質は可撓性でない。
U.S.P.4,255,164明細書には、微孔質研磨材粒子−樹
脂マトリツクスを含む可撓性、適合性基材シートから成
り、使用条件下、および水性流の存在下で仕上用スラリ
ーを生成する、粗くすり合せたガラス表面を容易に研磨
できる表面に仕上るのに好適なガラス仕上用シートが開
示されている。その仕上用シートは、可撓性、適合性基
材シートに、液体硬化性結合剤物質、仕上用研磨材粒
子、および塗被できる組成物を生成させるのに十分な適
合性溶剤から成る発泡した液体研磨材粒子−樹脂コーテ
イング組成分をコーテイングすることによつて製造され
る。このコーテイングは、使用条件下で制御しうる速度
で仕上用研磨材粒子を解放させる気泡層を有する。解放
された粒子が実際の研磨を行う。この特許のシートは、
仕上用スラリー製造のための別の手段のように考えられ
る。
本発明の要約 一態様において、本発明にはラツプ仕上用物質として
特に有用である塗被研磨剤の製造方法が含まれる。この
方法は: (a) ラツプ仕上用寸法の砥粒(abrasive grains)
が懸濁されている、ラジカル重合によつて硬化性の結合
剤を含む塗被性組成物を用意し、 (b) 該塗被性組成物を基材に適用し、そして、 (c) 該組成物をラジカル重合によつて硬化させる 工程から成る。
硬化性結合剤は輻射によつて硬化性であるのが好まし
く、これはまた熱エネルギー硬化性でもよい。砥粒はラ
ツプ仕上に典型的に使用される寸法の砥粒、すなわち、
これらは約35μまでの平均粒度を有する。基材は、該基
材と硬化結合剤との接着を促進させるために下塗されて
いることが好ましい。この塗被性組成物は、ある目的の
ために所望ならば溶剤を使用できるが、溶剤を必要とし
ない。
本発明の方法は溶剤および溶剤除去工程を使用しない
ことによる節減によつて費用は安い。
他の態様において、本発明には、基材、ラツプ仕上用
寸法の砥粒および該砥粒を基材に接着させる結合剤から
成るラツプ仕上用物質としての使用が好適な砥被研磨剤
が含まれる。
本発明の塗被研磨剤は、長時間の使用に高い耐久性を
示す。この塗被研磨剤は、例えば特定のミクロ仕上用装
置用の形状に打抜くことができる。
詳細な説明 本明細書で使用する「硬化性結合剤」は、ラジカル重
合によつて結合剤が製造される流動性または塗被性組成
物の意味であり;「結合剤」または「硬化結合剤」は砥
粒を基材に接着させる乾燥し、重合させたコーテイング
の意味である。
基材は予想される使用条件下で結合剤と砥粒とを支持
するのに十分強くなければならない。基材はラツプ仕上
用工具の表面に取付られるように十分に可撓性でなけれ
ばならない。大部分のラツプ仕上作業では水または油も
しくは両者が使用されるため、基材は耐水性および耐油
性であるのが好ましい。また、ラツプ仕上用フイルムで
高精密物品の仕上にうまく使用されるように基材は平
滑、かつ、均一な厚さのものが好ましい。基材として好
適な材料には、耐水紙およびポリマーフイルムが含まれ
る。ポリマーフイルムを基材として使用する場合には、
基材と結合剤との間の接着を促進させるため下塗した表
面を有するのが好ましい。本発明のための好ましいプラ
イマーは、本明細書の参考になるU.S.P.3,188,265に記
載されているようなエチレンアクリル酸である。あるい
はまた、粗くした表面を有するポリマーフイルムも基材
と結合剤とのすぐれた接着が得られる。好ましい基材
は、例えば、延伸し、ヒートセツトし、そして、エチレ
ンアクリル酸を下塗したポリエチレンテレフタレートの
ようなポリエステルである。
基材はコーテイングを支えるための十分な強度を有す
るべきであるが、可撓性に不利な影響を及ぼす厚くては
いけない。典型的には、約10ミル未満の厚さを有するべ
きであり、2〜3ミルの厚さが好ましい。
砥粒はラツプ仕上工程において慣用的に使用されてい
る任意の砥粒でよい。本発明のラツプ仕上用フイルムに
好適な研磨材には、酸化鉄、炭化珪素、窒化珪素、ダイ
ヤモンド、酸化アルミニウム、酸化クロム(II)、およ
びアルミナ並びに、ミネソタ州、セントポール、ミネソ
タマイニングアンドマヌクフアクチヤリング社(Minnes
ota Minning and Manufacturing Company)から市販品
として入手できる商標キユービトロン (Cubitron)と
呼ばれる、U.S.P.4,314,827によつて製造されたマグネ
シアスピンネル(Spinel)セラミツクが含まれる。粒子
の粒度範囲は0.2〜約35μmの範囲であり、約1〜約20
μmの範囲が好ましい。少数の過度に大きい粒子は加工
物の表面にかき傷をつけるため、一定のラツプ仕上用フ
イルムのためには粒度範囲はできるだけ狭いことが好ま
しい。しかし、微細粒子の過度の存在はこの問題には良
い結果を与えない。
硬化性結合剤は、好ましくは輻射線開始またはラジカ
ル生成によるラジカル重合によつて硬化しうる。本発明
の方法に有用な輻射線源は、紫外線、可視光線、γ−
線、X線および電子線が含まれ、電子線が最も好まし
い。硬化性結合剤は適切な触媒の存在下での熱エネルギ
ーによつても硬化できる。
本発明に使用するために好適な硬化性結合剤には、輻
射線硬化性モノマーおよび所望により反応性希釈剤が含
まれる。硬化性結合剤には例えば湿潤剤、潤滑剤、分散
剤、充填剤およびカツプリング剤のような慣用の添加剤
も含ませることができる。
本発明において有用な輻射線硬化性モノマーには、例
えば、アクリル系誘導体(ヘキサンジオールアクリレー
トのような)、メタクリル系誘導体(ヘキサンジオール
ジメタクリレートのような)のような少なくとも2個の
エチレン状不飽和部分を含有する。
好ましい輻射線硬化性モノマーには、ウレタンアクリ
レート並びにメタクリレート、イソシアヌレートアクリ
レート並びにメタクリレート、ポリエステル−ウレタン
アクリレート並びにメタクリレートおよびエポキシアク
リレート並びにメタクリレートから選ばれるオリゴマー
が含まれる。
結合剤製造のための組成物用として好ましいオリゴマ
ーの1部類は次の一般式によつて表わすことができる: (式中、nは2または3を表わし、 xは1〜3を表わし、 Rは、例えば1〜20個の炭素原子を有する脂肪族基、
例えば5〜6個の環炭素原子を有し、合計で36個までの
炭素原子を有する脂環式基または例えばベンジルのよう
な芳香族基を表わし、R′は例えば炭素原子2〜10個を
有する脂肪族基を表わし、 R″は水素またはメチル基を表わす。
結合剤製造のための輻射線硬化性組成物用のオリゴマ
ー製造の代表的反応方式を次に示す: 式1および式2において、ZOHは少なくとも1個のア
クリレート官能基を有する脂肪族基を表わす。Zは構造
(式中、R′、R″およびxは上記の定義と同じであ
る)によつて表わすことができる。DBTDLは触媒のジブ
チル錫ジラウレートを表わす。
ヘキサメチレンジイソシアネートの環状三量体はモー
ベイケミカル社(Mobay Chemical corp.)から市販品と
して入手でき、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイ
ソシアネートはソーソンケミカル(Thorson Chemical)
社から市販品として入手できる。上記の式ZOHによつて
特徴づけられる市販品として入手できる出発物質の代表
的例には、ペンタエリスリトールトリアクリレート〔サ
ートマー社(Sartomer)から入手できる〕、ヒドロキシ
エチルメタクリレート〔ロームアンドハース社(Rohm a
nd Haas Co.)から入手できる〕およびヒドロキシエチ
ルアクリレート〔ダウケミカル社(Dow Chemical Co.)
から入手できる〕が含まれる。
砥粒と硬化結合剤との接着を促進させるために前記の
モノマーにカツプリング剤を含ませるのが好ましい。硬
化結合剤と砥粒との間の改善された接着によつてラツプ
仕上作業の間結合剤から粒子がゆるみそして除去される
のを防止し、従つて、ラツプ仕上用フイルムの耐久性が
助長される。好ましいカツプリング剤は、Z6030の商標
名でダイコーニング社(Dow Corninig Corp.)から、お
よびA−174の商標名でユニオンカーバイド社(Union C
arbide Corp.)から市販品として入手できるメタクリル
オキシプロピルトリメトキシシランである。カツプリン
グ剤の量は、砥粒の重量に基づいて好ましくは約0.1〜
約10重量%、好ましくは約1.5〜約5重量%の範囲であ
る。
反応性希釈剤をモノマーに含ませることも好ましい。
本発明のために好適な反応性希釈剤には、ヘキサジオー
ルジアクリレート(HDDA)、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート(PET3A)、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート(PET4A)、トリメチロールプロパントリ
アクリレート(TMPTA)、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート(HEMA)、好ましい化合物であるテトラヒドロフラ
ンアクリレート(THF−A)のようなモノ−または多官
能性アクリレート並びにメタクリレートが含まれる。反
応性希釈剤は、結合剤を製造するための組成物の粘度を
減少させ、従つて、組成物の塗被性を改良し、そして、
硬化結合剤の硬さを変化させるのに役立つ。好ましく
は、モノマー;反応性希釈剤の比は、85:15〜25:75であ
り、さらに好ましくはその比は75:25〜35:65であり、最
も好ましくは65:35〜45:55である。
硬化結合剤はツーコン (Tukon)押込硬さ試験で測
定したヌープ(Knoop)硬さが約1〜約50を有する。約
7〜約25の範囲のヌープ硬さが好ましい。硬化結合剤
は、基材並びにその上の下塗と適合性でなければならな
い、すなわち、結合剤は、塗被し、硬化させたときフイ
ツシユアイ、くぼみ、空隙およびオレンジピール(Oran
gepeel)が有つてはならない。
本発明の塗被研磨剤は、製品要求事項に関して変化し
うる。塗被研磨剤の機能によつて、使用者は硬化結合剤
の硬さおよび砥粒の粒度を指定することができる。例え
ば、眼鏡のパツドは比較的粗い鉱物と組合せた非常に硬
い樹脂によつて特徴ずけられる。デイスク(Disc)磨き
仕上用フイルムは比較的軟かい樹脂と比較的微細な鉱物
を特徴とする。
本発明の砥被研磨剤は、硬化性結合剤およびその中に
懸濁されている砥粒を基材上に適用してコーテイングを
形成し、次いで、かように適用したコーテイングをラジ
カル重合によつて硬化させることによつて製造できる。
次の方法が砥被研磨剤の製造において有用であることが
見出されている。
乾燥無機物粒子を最初にカツプリング剤で処理するの
が好ましい。無機物粒子をカツプリング剤で処理した
後、これらを炉中でヒートセツトする。典型的にはヒー
トセツトは、60℃〜100℃で1−1/2〜2−1/2時間で行
なわれる。あるいはまた、カツプリング剤を乾燥無機物
粒子と共に硬化性結合剤中に混合することもできる。
モノマーおよび存在する場合の反応性希釈剤とを混合
して硬化性結合剤を形成した後、研磨材無機物の粒子を
高剪断力混合の条件下で前記の硬化性結合剤中に添加す
る。次いで、この組成物を好ましくは慣用のコーテイン
グ装置で基材に適用する。前記の組成物の粘度がコーテ
イングし易さを決定する。組成物の粘度は、25℃で約20
0〜約5,000,000センチポアズ、好ましくは約2000〜約50
0,000の範囲である。比較的高い温度では、比較的粘稠
な組成物が使用できる。例えば、25℃で30,000センチポ
アズの粘度を有する組成物は、50℃で全く容易にコーテ
イングできる。グラビヤコーターでは結合剤組成物に稜
線および谷の均一な模様が生成され、組成物を硬化させ
た後潤滑剤の流れのための流路およびすりへつた物質の
除去のための流路を付与する理由によつてグラビヤコー
テイングが好ましい。コーテイングを次いで、ラジカル
重合によつて硬化させる。ラジカル重合を化学線放射好
ましくは電子ビームによつて開始させるのが好ましい。
しかし、紫外線、可視光線およびγ線のような他の輻射
源も適切な触媒の使用によつて好適である。適切な触媒
を使用する熱による開始も好適である。
基材上へのコーテイングを容易にするために硬化性結
合剤に溶剤を添加する必要がないことに注目すべきであ
る。これは溶剤除去の面倒な問題を避けられる利点があ
る。所望ならば不活性溶剤を硬化性結合剤のモノマー、
反応性希釈剤およびカツプリング剤と共に使用すること
ができる。
本発明の塗被研磨剤の性能特性を証明するために眼鏡
用パツドを製造し、試験した。試験方法は(a)第1フ
アイン(fine)、(b)第2フアインおよび(c)シン
グルフアインと称した。これらの試験方法は除去される
物質の量およびプラスチツクCR−39レンズに付与される
仕上の性質を測定するように設計されている。第1フア
イン試料は次の方法によつて製造し、試験した: 試験すべき物質の裏側に感圧性接着剤を貼合せた。眼
科試験デイジー(daisy)を標準の打抜ダイで打抜い
た。試験デイジーを2.12ジオプターの球形ラツプ仕上用
台に取付けた。ラツプ仕上用台をコバーンロケツト(Co
burn Rocket)ラツピング機に取付けた。レンズの最初
の厚さを測定し、次いで、レンズをラツプ仕上用台に締
付け、空気圧力を20psiに設定した。レンズおよびラツ
プ仕上用台に水をあふれさせた。「中間」および「20mm
トツプストローク」の設定で1分の試験を行つた。レン
ズを取外し、最終厚さを測定した。仕上はサートロニツ
ク(Surtronic)3機械で測定した。
同じ方法で第2フアイン試料を製作した、但し、1分
の代りに2分間試験をし、6.25/8.25ジオプターラツプ
仕上用台を使用したのが異なつた。
シングルフアインは第1フアインと同様に製作し、試
験した、唯一の相異は1分の代りに3分間試験した点で
ある。
次の実施例において、次の略語を使用する。
式中Yは上記の定義と同じである。
式中Zは上記の定義と同じである。
式中Zは上記の定義と同じである。
n−BUMA:n−ブチル(2−メタクリルオキシ)メチルカ
ーバメート THF−A:テトラヒドロフルフリルアクリレート HDDA:ヘキサンジオールジアクリレート TMPTA:トリメチロールプロパントリアクリレート PET3A:ペンタエリスリトールトリアクリレート PET4A:ペンタエリスリトールテトラアクリレート HMDITの製造 温度計、機械かく拌機および乾燥空気スパージを備え
た1ガロン容器に、6.5当量のヘキサメチレンジイソシ
アネート三量体〔デスモンダール(Desmondur)−N−3
390〕を装入した。第2容器に2.5gのテトラ−シス−メ
チレン−3,3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル−プロピオネートメタン〔イルガノツクス(Irgano
x)1010〕をかく拌および加熱して4.6当量のヒドロキシ
エチルメタクリレート(HEMA)中に溶解させた。次い
で、ジブチル錫ジラウレート(8〜10滴)をHEMAを含有
する容器に添加した。第2容器の内容物を、冷却して反
応温度を約70℃に維持しながら30分間で反応容器に添加
した。30分の終りで、2.3当量のペンタエリスリトール
トリアクリレート〔サートマー(Surtomer)〕を15分間
で反応容器に添加した。NCOの%によつて測定される反
応の完結まで熱を加えて70〜80℃の反応温度を維持し
た。
TDMI−A4の製造 温度計、機械かく拌機および乾燥空気スパージを備え
た1ガロン容器に、10当量の2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネートを装入した。第2容器に3.5g
のテトラ−シス−メチレン−3,3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフエニルプロピオネートメタン(「イル
ガノツクス1010」)をかく拌、加熱しながら5.35当量の
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)中に溶解させ
た。次いで、ジブチル錫ジラウレート(8〜10滴)をHE
MAを含有する容器に装入した。第2容器の内容物を冷却
しながら反応温度を約70℃に維持するようにして30分間
で反応容器に装入した。30分間の終りで、5.0当量のペ
ンタエリスリトールトリアクリレート(「サートマ
ー」)を15分間で反応容器に添加した。NCO%によつて
測定される反応の完結まで熱を加えて70〜80℃の反応温
度を維持した。
TMDI−A6の製造 温度計、機械かく拌機および乾燥空気スパージを備え
た1ガロン反応容器に、7.0当量の2,2,4−トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネートを装入した。第2容器
に、3.0gのテトラ−シス−メチレン−3,3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフエニルプロピオネートメタン
(「イルガノツクス1010」)を加熱、かく拌しながら7.
3当量のペンタエリスリトールトリアクリレート(「サ
ートマー」)中に溶解させた。次いで、ジブチル錫ジラ
ウレート(8〜10滴)をPET3Aを含有する容器に装入し
た。第2容器の内容物を、加熱および冷却によつて70℃
の温度に維持して30分間で反応容器に装入した。NCO%
の測定による反応の完結まで反応混合物を加熱して70〜
80℃の温度を維持した。
n−BUMAの製造 温度計、機械かく拌機および乾燥空気スパージを備え
た1ガロン反応容器に、10当量のn−ブチルイソシアネ
ートを装入した。第2容器に、2.5gのテトラ−シス−メ
チレン−3,3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニルプロピオネートメタン(「イルガノツクス1010」)
を、加熱、かく拌しながら11当量のヒドロキシエチルメ
タクリレート(HEME)中に溶解させた。次いで、ジブチ
ル錫ジラウレート(8〜10滴)をHEMEを含有する容器に
装入した。第2容器の内容物を、NCO%によつて測定さ
れる反応の完結まで冷却によつて反応温度を70℃に維持
して30分間で反応容器に装入した。
HMDIT−A9の製造 温度計、機械かく拌機および乾燥空気スパージを備え
た1ガロン反応容器に、5.0当量のヘキサメチレンジイ
ソシアネート三量体(「デスモンダール−N−3390」)
を装入した。第2容器に、3.0gのテトラ−シス−メチレ
ン−3,3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル
プロピオネートメタン(「イルガノツクス1010」)を加
熱、かく拌しながら5.25当量のペンタエリスリトールト
リアクリレート(PET3A)中に溶解させた。次いで、ジ
ブチル錫ジラウレート(8〜10滴)をPET3Aを含有する
容器に装入した。NCO%の測定による反応の完結まで冷
却および加熱によつて反応温度を約70℃に維持して第2
容器の内容物を30分間で反応容器に装入した。
本発明の範囲を限定せずに説明または描写するための
次の実施例を新規化合物、それらの製造方法並びにそれ
らの性質の説明に役立てる。
実施例1 次の実験では、本発明の塗被研磨剤の結合剤中におけ
る反応性希釈剤およびその割合の影響を説明する。
次の実験において、100gのモノマーおよび下記の第1
表に示すようにな比の反応性希釈剤を含有する混合物
に、Al2O3の重量に基づいて2%のγ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン(Z−6030)で前処理し
た250gのAl2O3(20μm)を添加した。得られた組成物
をエチレンアクリル酸を下塗りしたポリエチレンテレフ
タレートフイルム上に1ミルの厚さに塗被した。塗被フ
イルムを250Kev.8Mradで電子ビーム放射に処した。
かように製造した塗被研磨剤の性能特性を第1表に示
す。
本発明の塗被研磨剤は、第2フアイン試験方法によつ
て改善された結果を示した、すなわち、仕上および磨耗
量は合格範囲にあり、カツトは劇的に増加した。
実施例2 本実施例では本発明の塗被研磨剤に及ぼすカツプリン
グ剤の影響を例証する。
次の実験において、100gのモノマーおよび1:1の比
(重量)の反応性希釈剤を含有する混合物に150gのAl2O
3(12μm)を添加した。対照実験においては、カツプ
リング剤を使用しなかつた。第2の実験では砥粒重量に
基づいて1重量%のカツプリング剤を使用してAl2O3
磨材を前処理した。この組成物を、エチレンアクリル酸
の下塗したポリエチレンテレフタレートフイルム上に1
ミルの厚さにナイフ塗被した。塗被フイルムを240Kev、
9Mradで電子ビーム放射に処した。かようにして製造し
た塗被研磨剤の性能特性を第2表に示す。
カツプリング剤の添加によつて耐久性が向上し、従つ
て、塗被研磨剤の性能が向上し同時にコーテイング組成
物の粘度が減少した。
実施例3 本実施例では、モノマー、反応性希釈剤、カツプリン
グ剤および砥粒の好ましい組合せを説明する。次の実験
において、モノマー、および反応性希釈剤を混合し、そ
して、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ンカツプリング剤(Z6030)で前処理した砥粒を前記の
混合物中に導入した。各実験における砥粒の寸法を識別
できるように混合物中に染料を使用した。成分の比を第
III表に示す。
前記の組成物をエチレンアクリル酸を下塗したポリエ
チレンテレフタレートフイルム上に1ミルの厚さにナイ
フ塗被した。塗被フイルムを、250Kev.8Mradで電子ビー
ム放射に処した。
かように製造した塗被研磨剤の性能特性を第IV表に示
す。
本発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業
者には各種の改良法および変更方法も明らかになるであ
ろう、そして、本発明は本明細書に示した例証態様に不
当に制約されないことも理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナサン ブライアン ポストマ アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル,3エム センター (番地なし) (72)発明者 ダグラス スコツト スペンサー アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル,3エム センター (番地なし) (56)参考文献 特開 昭60−16365(JP,A) 特開 昭57−89565(JP,A) 特開 昭53−119491(JP,A)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 基材、および、 (b) ラップ仕上用粒度の砥粒およびラジカル重合に
    よって硬化性の結合剤から成るサスペンションを前記の
    基材上にコーティングし、ラジカル重合によって前記の
    結合剤を硬化させることによって形成し、前記の基材上
    に接着させた研磨剤コーティングであって、前記結合剤
    が下式の何れかで表されるアクリルモノマーの重合体 (式中、Zは下式で表されるフラグメント ここで、xは1〜3の整数を表し、R′は2〜10個の炭
    素原子を有する脂肪族基を表し、R″は水素またはメチ
    ル基を表す) であることを特徴とする、ラップ仕上用物質としての使
    用が好適な塗被研磨剤。
  2. 【請求項2】前記の砥粒が、0.3〜35μmの平均粒度を
    有する特許請求の範囲第1項に記載の塗被研磨剤。
  3. 【請求項3】前記の硬化性結合剤にカップリング剤が含
    まれる特許請求の範囲第1項に記載の塗被研磨剤。
  4. 【請求項4】前記のカップリング剤が、γ−メタクリル
    オキシプロピルトリメトキシシランである特許請求の範
    囲第3項に記載の塗被研磨剤。
  5. 【請求項5】前記の硬化性結合剤に、反応性希釈剤が含
    まれる特許請求の範囲第1項に記載の塗被研磨剤。
  6. 【請求項6】前記の反応性希釈剤が、ヘキサンジオール
    ジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
    ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、β−ヒ
    ドロキシエチルメタクリレートおよびテトラヒドロフラ
    ンアクリレートから成る群から選ばれる特許請求の範囲
    第5項に記載の塗被研磨剤。
  7. 【請求項7】(a) ラップ仕上用砥粒が懸濁されてい
    る、ラジカル重合によって硬化性の結合剤を含む塗被性
    組成物を用意し、ただし前記結合剤は下式の何れかで表
    されるアクリルモノマーの重合体 (式中、Zは下式で表されるフラグメント ここで、xは1〜3の整数を表し、R′は2〜10個の炭
    素原子を有する脂肪族基を表し、R″は水素またはメチ
    ルを表す)であり、 (b) 前記の塗被性組成物を基材上にコーティング
    し、そして、 (c) 前記の組成物をラジカル重合によって硬化させ
    る 工程からなることを特徴とする塗被研磨剤の製造方法。
  8. 【請求項8】前記の組成物を、化学線によって硬化させ
    る特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記の組成物を、熱エネルギーによって硬
    化させる特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記の組成物に反応性希釈剤が含まれる
    特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記の組成物にカップリング剤が含まれ
    る特許請求の範囲第7項に記載の方法。
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