JP2655554B2 - エンドミル刃先研削盤 - Google Patents
エンドミル刃先研削盤Info
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- JP2655554B2 JP2655554B2 JP4896995A JP4896995A JP2655554B2 JP 2655554 B2 JP2655554 B2 JP 2655554B2 JP 4896995 A JP4896995 A JP 4896995A JP 4896995 A JP4896995 A JP 4896995A JP 2655554 B2 JP2655554 B2 JP 2655554B2
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- Japan
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- end mill
- holding mechanism
- stop
- grindstone
- angle
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属加工工具であるエ
ンドミルを電動回転砥石により研削或いは研磨して刃先
を形成するエンドミル刃先研削盤に関する。
ンドミルを電動回転砥石により研削或いは研磨して刃先
を形成するエンドミル刃先研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来も、電動回転砥石を用いてエンドミ
ルの刃先を形成する研削盤は用いられて来た。図11は
従来のエンドミル刃先研削盤の例である。51は円形の
電動回転砥石でモータ52によって高速回転する。53
はエンドミル保持機構であり、54はこれに装着された
エンドミルである。
ルの刃先を形成する研削盤は用いられて来た。図11は
従来のエンドミル刃先研削盤の例である。51は円形の
電動回転砥石でモータ52によって高速回転する。53
はエンドミル保持機構であり、54はこれに装着された
エンドミルである。
【0003】電動回転砥石51は円周近傍の半径方向断
面が楔形をしており、エンドミル54に向いている面お
よび断面楔形の部分が研削・研磨作用を有している。電
動回転砥石51およびモータ52は一体で俯仰方向の傾
き角度とその高さを変えることができるようになってい
る。その構造は、締め付け固定用のナットをスパナで緩
めて目盛を見ながら所定の傾き角度や高さに合わせてそ
こで再びナットをスパナで締め付けて固定するというも
のである。
面が楔形をしており、エンドミル54に向いている面お
よび断面楔形の部分が研削・研磨作用を有している。電
動回転砥石51およびモータ52は一体で俯仰方向の傾
き角度とその高さを変えることができるようになってい
る。その構造は、締め付け固定用のナットをスパナで緩
めて目盛を見ながら所定の傾き角度や高さに合わせてそ
こで再びナットをスパナで締め付けて固定するというも
のである。
【0004】55はモータ52を矢印A方向に移動させ
るための移動レバーである。56はエンドミル保持機構
53を載置し中央の溝の方向(エンドミル54の軸方向
と直角の方向)にエンドミル保持機構53が移動するこ
とのできるテーブルである。移動そのものは手で押すこ
とにより行う。66はテーブル56におけるエンドミル
保持機構53の位置を決めた後そこで固定するための締
め付け固定レバーである。57はテーブル56が載置さ
れテーブル56がエンドミル54の軸方向に移動するこ
とのできるテーブルである。このテーブル56およびテ
ーブル57によりエンドミル保持機構53は、エンドミ
ル54の軸方向およびそれと直角をなす方向への移動が
可能となっている。
るための移動レバーである。56はエンドミル保持機構
53を載置し中央の溝の方向(エンドミル54の軸方向
と直角の方向)にエンドミル保持機構53が移動するこ
とのできるテーブルである。移動そのものは手で押すこ
とにより行う。66はテーブル56におけるエンドミル
保持機構53の位置を決めた後そこで固定するための締
め付け固定レバーである。57はテーブル56が載置さ
れテーブル56がエンドミル54の軸方向に移動するこ
とのできるテーブルである。このテーブル56およびテ
ーブル57によりエンドミル保持機構53は、エンドミ
ル54の軸方向およびそれと直角をなす方向への移動が
可能となっている。
【0005】58は、回動軸59を中心にして回動する
回動アームで、エンドミル54が電動回転砥石51に丁
度向き合う位置から手前側(即ち反時計方向)へ約95
度、向う側(即ち時計方向)へ約45度の回動ができる
ようになっている。60は基台である。基台60には回
動アーム58の回動ガイド溝61が設けられており、9
0度近辺に目盛62が刻まれている。69は回動アーム
58を目盛62に合わせて位置決めした後そこで固定す
るための締め付け固定ねじである。67は、エンドミル
54を軸中心に、予め定められた角度ずつステップ状に
回転させる軸回転ノブである。68は軸回転ノブ67の
所定の回転角度位置でロック固定させるロック固定ねじ
である。70はテーブル57上でテーブル56をエンド
ミル54の軸方向に移動させるための移動用回転ねじで
ある。
回動アームで、エンドミル54が電動回転砥石51に丁
度向き合う位置から手前側(即ち反時計方向)へ約95
度、向う側(即ち時計方向)へ約45度の回動ができる
ようになっている。60は基台である。基台60には回
動アーム58の回動ガイド溝61が設けられており、9
0度近辺に目盛62が刻まれている。69は回動アーム
58を目盛62に合わせて位置決めした後そこで固定す
るための締め付け固定ねじである。67は、エンドミル
54を軸中心に、予め定められた角度ずつステップ状に
回転させる軸回転ノブである。68は軸回転ノブ67の
所定の回転角度位置でロック固定させるロック固定ねじ
である。70はテーブル57上でテーブル56をエンド
ミル54の軸方向に移動させるための移動用回転ねじで
ある。
【0006】エンドミル54の研磨は、刃の研磨時には
エンドミル54の先端を電動回転砥石51の回転面に向
けて行い、ギャッシュの研磨時には、回動アーム58を
反時計方向に90度回動させてエンドミル54の先端を
電動回転砥石51の回転側方から回転円周部分に向けて
行う。
エンドミル54の先端を電動回転砥石51の回転面に向
けて行い、ギャッシュの研磨時には、回動アーム58を
反時計方向に90度回動させてエンドミル54の先端を
電動回転砥石51の回転側方から回転円周部分に向けて
行う。
【0007】図12は4枚刃のエンドミルの外観の一例
であり、(a)は先端方向から見た正面図であり、
(b)は(a)のA−A断面の図である。63は4枚の
刃を区分する断面楔形の溝状部分でギャッシュと呼ぶ。
64はエンドミルの中心軸に垂直な面から2番角と呼ば
れる角度だけ傾斜した2番角刃面であり、65は更に大
きな3番角と呼ばれる角度だけ傾斜した3番角刃面であ
る。
であり、(a)は先端方向から見た正面図であり、
(b)は(a)のA−A断面の図である。63は4枚の
刃を区分する断面楔形の溝状部分でギャッシュと呼ぶ。
64はエンドミルの中心軸に垂直な面から2番角と呼ば
れる角度だけ傾斜した2番角刃面であり、65は更に大
きな3番角と呼ばれる角度だけ傾斜した3番角刃面であ
る。
【0008】2番角刃面および3番角刃面の研削、或い
は研磨は図13に示すようにして行われる。(a)は電
動回転砥石51の研磨作用面の円周部に、エンドミルの
半径分の寸法だけかかるようにエンドミルを配置しエン
ドミルの後方(紙面の手前側)から見た状態を示してい
る。このエンドミル配置の調整はエンドミル保持機構5
3をテーブル56上でその溝方向(エンドミル54の軸
方向に対して横方向)に移動させ、エンドミル54の半
径分が電動回転砥石51の縁部にかかったところで締め
付け固定レバー66を時計方向回転して締め付け固定す
る。(b)は(a)の配置を右横から見た側面図であ
る。電動回転砥石51は、2番角刃面を研磨形成すると
きには、エンドミル54の中心軸と直角をなす面から2
番角の角度(通常5度〜7度)だけ傾ける。
は研磨は図13に示すようにして行われる。(a)は電
動回転砥石51の研磨作用面の円周部に、エンドミルの
半径分の寸法だけかかるようにエンドミルを配置しエン
ドミルの後方(紙面の手前側)から見た状態を示してい
る。このエンドミル配置の調整はエンドミル保持機構5
3をテーブル56上でその溝方向(エンドミル54の軸
方向に対して横方向)に移動させ、エンドミル54の半
径分が電動回転砥石51の縁部にかかったところで締め
付け固定レバー66を時計方向回転して締め付け固定す
る。(b)は(a)の配置を右横から見た側面図であ
る。電動回転砥石51は、2番角刃面を研磨形成すると
きには、エンドミル54の中心軸と直角をなす面から2
番角の角度(通常5度〜7度)だけ傾ける。
【0009】同様に3番角刃面を研磨形成するときに
は、3番角の角度(例えば15度)だけ傾斜させる。即
ち角度θが2番角或いは3番角になるように傾斜させ
る。この傾斜の調整は、俯仰方向の回動を締め付け固定
しているナットをスパナで緩めて、目盛を見ながら角度
を合わせて再びスパナでナットを締め付けて固定するこ
とにより行われる。
は、3番角の角度(例えば15度)だけ傾斜させる。即
ち角度θが2番角或いは3番角になるように傾斜させ
る。この傾斜の調整は、俯仰方向の回動を締め付け固定
しているナットをスパナで緩めて、目盛を見ながら角度
を合わせて再びスパナでナットを締め付けて固定するこ
とにより行われる。
【0010】以上のように、エンドミル54の先端はそ
の半径分だけが電動回転砥石51の円周部分にかかって
いるので、半径分だけの研磨が行われる。研磨はまず、
電動回転砥石51の傾斜角度を2番角に設定して、移動
用回転ねじ70を廻してエンドミル保持機構53を前進
させエンドミル54の先端を電動回転砥石51に押し付
けながら2番角刃面を研削研磨する。このとき、あまり
前進させ過ぎると研削し過ぎになるので注意する必要が
ある。それが終わったら電動回転砥石51を3番角に設
定し直して再び研削研磨する。
の半径分だけが電動回転砥石51の円周部分にかかって
いるので、半径分だけの研磨が行われる。研磨はまず、
電動回転砥石51の傾斜角度を2番角に設定して、移動
用回転ねじ70を廻してエンドミル保持機構53を前進
させエンドミル54の先端を電動回転砥石51に押し付
けながら2番角刃面を研削研磨する。このとき、あまり
前進させ過ぎると研削し過ぎになるので注意する必要が
ある。それが終わったら電動回転砥石51を3番角に設
定し直して再び研削研磨する。
【0011】このとき、エンドミル54を電動回転砥石
51に向けて前進させ過ぎると2番角刃面64の幅が小
さくなり、極端な場合は折角形成した2番角刃面64が
なくなってしまう恐れがあるので出し過ぎないよう注意
と熟練が必要である。こうして1箇所の刃の形成ができ
たならば、次にエンドミル54を軸中心に、所定角度、
例えば4枚刃のエンドミルであれば360度の4分の1
である90度(一般にn枚刃であれば360度のn分の
1の角度)だけ軸回転ノブ67によって回転させロック
固定ねじ68により固定して再び2番角および3番角の
研削研磨を行い、更に同様の操作を2回繰り返すことに
よって4枚の刃総ての研削研磨が完了する。
51に向けて前進させ過ぎると2番角刃面64の幅が小
さくなり、極端な場合は折角形成した2番角刃面64が
なくなってしまう恐れがあるので出し過ぎないよう注意
と熟練が必要である。こうして1箇所の刃の形成ができ
たならば、次にエンドミル54を軸中心に、所定角度、
例えば4枚刃のエンドミルであれば360度の4分の1
である90度(一般にn枚刃であれば360度のn分の
1の角度)だけ軸回転ノブ67によって回転させロック
固定ねじ68により固定して再び2番角および3番角の
研削研磨を行い、更に同様の操作を2回繰り返すことに
よって4枚の刃総ての研削研磨が完了する。
【0012】2番角、3番角の研削研磨が終わった後
は、ギャッシュの形成に進む。ギャッシュの形成は、ま
ず、回動アーム58が回動しないように固定している締
め付け固定ねじ69を緩めて、手操作により回動アーム
58を反時計方向(手前側)へ回動させ90度を示す目
盛のところで停止させそこで締め付け固定ねじ69を緩
めて以後回動しないように固定する。次いでモータ52
の傾動を固定しているナットをスパナで緩め、傾動目盛
の水平を示す目盛までもっていきそこで再びスパナで締
め付けて固定する。即ち、電動回転砥石51の回転面が
垂直に固定されることになる。
は、ギャッシュの形成に進む。ギャッシュの形成は、ま
ず、回動アーム58が回動しないように固定している締
め付け固定ねじ69を緩めて、手操作により回動アーム
58を反時計方向(手前側)へ回動させ90度を示す目
盛のところで停止させそこで締め付け固定ねじ69を緩
めて以後回動しないように固定する。次いでモータ52
の傾動を固定しているナットをスパナで緩め、傾動目盛
の水平を示す目盛までもっていきそこで再びスパナで締
め付けて固定する。即ち、電動回転砥石51の回転面が
垂直に固定されることになる。
【0013】この状態で電動回転砥石51を回転させな
がら移動レバー55を手前に引くと、図14の(a)お
よび(b)に示すように電動回転砥石51の断面楔形の
円周部がエンドミル54先端に楔形の溝を切削形成する
ことになる。(a)は移動レバー55を引くことにより
電動回転砥石51が移動しその円周部がエンドミル54
に喰い込みながらギャッシュを形成していくことを示
し、(b)は上方から見た図である。
がら移動レバー55を手前に引くと、図14の(a)お
よび(b)に示すように電動回転砥石51の断面楔形の
円周部がエンドミル54先端に楔形の溝を切削形成する
ことになる。(a)は移動レバー55を引くことにより
電動回転砥石51が移動しその円周部がエンドミル54
に喰い込みながらギャッシュを形成していくことを示
し、(b)は上方から見た図である。
【0014】このとき、移動レバー55の引きが不充分
であるとギャッシュが浅くしか形成されないし、引き過
ぎるとギャッシュが深くなり過ぎるとともに2番角刃面
および3番角刃面をも削ってしまうこととなるので電動
回転砥石51のエンドミル54に対する喰い込み状況に
注意を払いつつ行わなければならない。
であるとギャッシュが浅くしか形成されないし、引き過
ぎるとギャッシュが深くなり過ぎるとともに2番角刃面
および3番角刃面をも削ってしまうこととなるので電動
回転砥石51のエンドミル54に対する喰い込み状況に
注意を払いつつ行わなければならない。
【0015】こうして1つのギャッシュが形成される
と、ロック固定ねじ68を緩めて軸回転ノブ67により
エンドミル54を、例えば4枚刃であれば90度(n枚
刃であれば360度のn分の1の角度)だけ回転させて
再びロック固定ねじ68を締めて固定し、最初の操作と
同じ操作により2つ目のギャッシュを形成する。
と、ロック固定ねじ68を緩めて軸回転ノブ67により
エンドミル54を、例えば4枚刃であれば90度(n枚
刃であれば360度のn分の1の角度)だけ回転させて
再びロック固定ねじ68を締めて固定し、最初の操作と
同じ操作により2つ目のギャッシュを形成する。
【0016】同様の操作を計4回繰り返すことにより、
4枚刃のエンドミルのギャッシュの形成は終了する。n
枚刃のエンドミルであればn回繰り返すことにより終了
する。以上述べたように、2番角、3番角およびギャッ
シュの研削・研磨を刃の枚数分だけ行うことにより1本
のエンドミルの研削・研磨は完了する。
4枚刃のエンドミルのギャッシュの形成は終了する。n
枚刃のエンドミルであればn回繰り返すことにより終了
する。以上述べたように、2番角、3番角およびギャッ
シュの研削・研磨を刃の枚数分だけ行うことにより1本
のエンドミルの研削・研磨は完了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエンドミル刃先研削盤にはその操作上次のような問
題がある。その第1は、2番角、3番角の研削のときと
ギャッシュの研削のときとでは研削作業者は研削盤に対
して90度異なった位置に立たなければならない。即
ち、2番角、3番角の研削のときには軸回転ノブ67を
廻しながらエンドミル54の先端を電動回転砥石51の
回転面に向けて少しずつ押し進めるようにするため軸回
転ノブ67の前(図11では左方)に立たなければなら
ないのに対し、ギャッシュ形成時には、回動アーム58
を90度手前側に回動し、移動レバー55を手前側に引
きながら行うので図の手前側に立たなければならない。
このように1本のエンドミルを研削研磨するのに研削作
業者が場所を移動しなければならないので作業性がよく
ないという問題がある。
来のエンドミル刃先研削盤にはその操作上次のような問
題がある。その第1は、2番角、3番角の研削のときと
ギャッシュの研削のときとでは研削作業者は研削盤に対
して90度異なった位置に立たなければならない。即
ち、2番角、3番角の研削のときには軸回転ノブ67を
廻しながらエンドミル54の先端を電動回転砥石51の
回転面に向けて少しずつ押し進めるようにするため軸回
転ノブ67の前(図11では左方)に立たなければなら
ないのに対し、ギャッシュ形成時には、回動アーム58
を90度手前側に回動し、移動レバー55を手前側に引
きながら行うので図の手前側に立たなければならない。
このように1本のエンドミルを研削研磨するのに研削作
業者が場所を移動しなければならないので作業性がよく
ないという問題がある。
【0018】問題の第2は、研削盤の各部の位置を移動
させたり、傾きを変えたりするたびに、固定用のねじや
ナットを一旦緩めて、手動により所定の位置まで移動さ
せそこで再び固定用のねじやナットを締め直すという煩
わしい操作が必要であり場合によってはスパナ等の工具
をも必要とするという一層の煩わしさを伴うという問題
である。
させたり、傾きを変えたりするたびに、固定用のねじや
ナットを一旦緩めて、手動により所定の位置まで移動さ
せそこで再び固定用のねじやナットを締め直すという煩
わしい操作が必要であり場合によってはスパナ等の工具
をも必要とするという一層の煩わしさを伴うという問題
である。
【0019】具体的には、エンドミル保持機構53をテ
ーブル56上で移動させるには締め付け固定レバー66
を緩めて移動させ所定位置で締め付け固定レバー66を
再び締め付ける必要があるし、エンドミル54を回転さ
せるときもロック固定ねじ68を緩めて軸回転ノブ67
を回転した後再びロック固定ねじ68を締める。また、
回動アーム58を回動させるときも締め付け固定ねじ6
9を一旦緩めて、回動させ、所定位置で締め付け固定し
なければならないし、電動回転砥石51の傾き角度を変
えるときも図示されていない固定用の締め付けナットを
スパナで緩めて傾き角度を変え再び締め付けナットをス
パナで締め付けて固定するという操作が必要である。
ーブル56上で移動させるには締め付け固定レバー66
を緩めて移動させ所定位置で締め付け固定レバー66を
再び締め付ける必要があるし、エンドミル54を回転さ
せるときもロック固定ねじ68を緩めて軸回転ノブ67
を回転した後再びロック固定ねじ68を締める。また、
回動アーム58を回動させるときも締め付け固定ねじ6
9を一旦緩めて、回動させ、所定位置で締め付け固定し
なければならないし、電動回転砥石51の傾き角度を変
えるときも図示されていない固定用の締め付けナットを
スパナで緩めて傾き角度を変え再び締め付けナットをス
パナで締め付けて固定するという操作が必要である。
【0020】そして、これらの操作の頻度、例えば、軸
回転ノブ67でエンドミル54を回転させる頻度は、刃
の研削時に刃の枚数と同数回、ギャッシュ研削時にも同
数回、合わせて刃の枚数の2倍の回数だけ変える必要が
ある。4枚刃のエンドミルでは8回である。また、電動
回転砥石51の傾きは刃の研削時に2番角と3番角の2
回、ギャッシュ形成時に1回の計3回変える必要とな
る。
回転ノブ67でエンドミル54を回転させる頻度は、刃
の研削時に刃の枚数と同数回、ギャッシュ研削時にも同
数回、合わせて刃の枚数の2倍の回数だけ変える必要が
ある。4枚刃のエンドミルでは8回である。また、電動
回転砥石51の傾きは刃の研削時に2番角と3番角の2
回、ギャッシュ形成時に1回の計3回変える必要とな
る。
【0021】その他、エンドミル保持機構53のテーブ
ル56上での位置決めや、回動アーム58の位置決めは
研磨するエンドミル毎に1度は移動させることになる。
即ち10本のエンドミルの研磨する場合には10回の移
動固定を繰り返すこととなり非常に煩わしいこととな
る。
ル56上での位置決めや、回動アーム58の位置決めは
研磨するエンドミル毎に1度は移動させることになる。
即ち10本のエンドミルの研磨する場合には10回の移
動固定を繰り返すこととなり非常に煩わしいこととな
る。
【0022】問題の第3は、上記各移動部分の、移動後
所定位置での停止が機構的に行われるのではなく、目盛
を見ながら手で移動させ所定の目盛の所で移動を止める
とか、或いはエンドミルの研削の程度を観察しながらよ
いと思うところで停止させるなど、どこで停止するかに
ついては相当の注意を必要とする他、研削の程度を観察
しながら停止させる場合には相当の経験と、熟練を必要
とし研磨に時間がかかるとともに、操作者の経験や熟練
度によって研磨の仕上がりに相当のばらつきが生ずると
いうことである。
所定位置での停止が機構的に行われるのではなく、目盛
を見ながら手で移動させ所定の目盛の所で移動を止める
とか、或いはエンドミルの研削の程度を観察しながらよ
いと思うところで停止させるなど、どこで停止するかに
ついては相当の注意を必要とする他、研削の程度を観察
しながら停止させる場合には相当の経験と、熟練を必要
とし研磨に時間がかかるとともに、操作者の経験や熟練
度によって研磨の仕上がりに相当のばらつきが生ずると
いうことである。
【0023】所定の目盛位置で停止させる場合の具体例
としては、電動回転砥石51およびモータ52の傾き
を、スパナでロックナットを緩め2番角又は3番角の角
度目盛の所まで傾けてロックナットを締めるとか、回動
アーム58を回動させ目盛62の所定位置で停止させ締
め付け固定ねじ69で固定するというのがその例であ
る。
としては、電動回転砥石51およびモータ52の傾き
を、スパナでロックナットを緩め2番角又は3番角の角
度目盛の所まで傾けてロックナットを締めるとか、回動
アーム58を回動させ目盛62の所定位置で停止させ締
め付け固定ねじ69で固定するというのがその例であ
る。
【0024】次に、エンドミルの研削の程度を観察しな
がらよいと思う所で停止させる場合の具体例としては、
2番角および3番角での研削研磨時にエンドミル54の
先端を移動用回転ねじ70を廻しながら電動回転砥石5
1へ当接させ前進させる場合と、ギャッシュ研削時に移
動レバー55を引いて電動回転砥石51の円周部をエン
ドミル54の先端に当接させ移動レバー55を更に引き
ながらギャッシュを形成していく場合である。いずれも
停止位置を定める目盛やストッパーはなく、研削の程度
を観察しながらよいと判断したところで停止するという
ものなので経験、熟練を要するとともに、操作者によっ
て仕上がりが異なってくることになる。研削、研磨の仕
上がりの良し悪しはエンドミルの切れ味に直接影響する
とともに切れ味が悪くなるのも早いのですぐに研磨のし
直しをしなければならなくなる。
がらよいと思う所で停止させる場合の具体例としては、
2番角および3番角での研削研磨時にエンドミル54の
先端を移動用回転ねじ70を廻しながら電動回転砥石5
1へ当接させ前進させる場合と、ギャッシュ研削時に移
動レバー55を引いて電動回転砥石51の円周部をエン
ドミル54の先端に当接させ移動レバー55を更に引き
ながらギャッシュを形成していく場合である。いずれも
停止位置を定める目盛やストッパーはなく、研削の程度
を観察しながらよいと判断したところで停止するという
ものなので経験、熟練を要するとともに、操作者によっ
て仕上がりが異なってくることになる。研削、研磨の仕
上がりの良し悪しはエンドミルの切れ味に直接影響する
とともに切れ味が悪くなるのも早いのですぐに研磨のし
直しをしなければならなくなる。
【0025】本発明の目的は、上記従来のエンドミル研
削盤の問題点に鑑みて、研削作業者が2番角、3番角の
研削とギャッシュの研削とで立つ場所を移動する必要が
なく、移動部分の所定位置への停止は目盛に合わせて停
止したり、研削・研磨の程度を見て停止させたりするの
ではなく、ストッパー機構或いはノッチ機構等の停止機
構を設け、一方向へ移動させて行きさえすれば正確に所
定の位置で停止するようにして、固定するための締め付
け固定用のレバー、ねじやナットを不要にして操作の煩
わしさを除去するとともに、研削・研磨に経験や熟練を
要しない、誰が操作しても一定水準の仕上がりが得られ
るエンドミル研削盤を提供することにある。
削盤の問題点に鑑みて、研削作業者が2番角、3番角の
研削とギャッシュの研削とで立つ場所を移動する必要が
なく、移動部分の所定位置への停止は目盛に合わせて停
止したり、研削・研磨の程度を見て停止させたりするの
ではなく、ストッパー機構或いはノッチ機構等の停止機
構を設け、一方向へ移動させて行きさえすれば正確に所
定の位置で停止するようにして、固定するための締め付
け固定用のレバー、ねじやナットを不要にして操作の煩
わしさを除去するとともに、研削・研磨に経験や熟練を
要しない、誰が操作しても一定水準の仕上がりが得られ
るエンドミル研削盤を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために次の手段構成を有する。即ち、本発明の第
1の構成(基本構成)は、下記の各構成を有することを
特徴とするエンドミル刃先研削盤である。 (イ)エンドミルのシャンク部をエンドミルの回転軸を
中心に回動可能に水平に装着保持するエンドミル保持機
構 (ロ)エンドミル保持機構を水平面内においてエンドミ
ルの軸方向(Y方向とする)およびこれと直角をなす方
向(X方向とする)の2方向に移動させることができる
2次元移動機構 (ハ)エンドミル保持機構に保持されたエンドミルの刃
先より前方側にあって、回転面が研磨作用を有する円形
回転砥石がその研磨作用面をエンドミル保持機構の方へ
向けて研磨作用面が俯仰方向に傾動可能に設けられたエ
ンドミル刃先研磨用の第1の電動回転砥石 (ニ)前記第1の電動回転砥石のX方向横位置にあっ
て、X方向に対し垂直の面内で回転し、円周近傍におけ
る半径方向断面がエンドミルのギャッシュに対応した楔
形研磨面を有し、上下又は前後方向可動に設けられたギ
ャッシュ研削用の第2の電動回転砥石
成するために次の手段構成を有する。即ち、本発明の第
1の構成(基本構成)は、下記の各構成を有することを
特徴とするエンドミル刃先研削盤である。 (イ)エンドミルのシャンク部をエンドミルの回転軸を
中心に回動可能に水平に装着保持するエンドミル保持機
構 (ロ)エンドミル保持機構を水平面内においてエンドミ
ルの軸方向(Y方向とする)およびこれと直角をなす方
向(X方向とする)の2方向に移動させることができる
2次元移動機構 (ハ)エンドミル保持機構に保持されたエンドミルの刃
先より前方側にあって、回転面が研磨作用を有する円形
回転砥石がその研磨作用面をエンドミル保持機構の方へ
向けて研磨作用面が俯仰方向に傾動可能に設けられたエ
ンドミル刃先研磨用の第1の電動回転砥石 (ニ)前記第1の電動回転砥石のX方向横位置にあっ
て、X方向に対し垂直の面内で回転し、円周近傍におけ
る半径方向断面がエンドミルのギャッシュに対応した楔
形研磨面を有し、上下又は前後方向可動に設けられたギ
ャッシュ研削用の第2の電動回転砥石
【0027】本発明の第2の構成は、前記第1の構成に
おいて、エンドミル保持機構のX方向の一方の向きにお
ける移動を、装着されたエンドミルの回転中心軸線が、
前記第1の電動回転砥石の円周と砥石回転中心を横切る
水平線とが交わる位置で当接停止させることのできる第
1の停止機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
おいて、エンドミル保持機構のX方向の一方の向きにお
ける移動を、装着されたエンドミルの回転中心軸線が、
前記第1の電動回転砥石の円周と砥石回転中心を横切る
水平線とが交わる位置で当接停止させることのできる第
1の停止機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0028】本発明の第3の構成は、前記第1又は第2
の構成において、エンドミル保持機構のX方向の他方の
向きにおける移動を、装着されたエンドミルの回転中心
軸線が前記第2の電動回転砥石の円周位置と一致する位
置で当接停止させることのできる第2の停止機構を有す
るエンドミル刃先研削盤である。
の構成において、エンドミル保持機構のX方向の他方の
向きにおける移動を、装着されたエンドミルの回転中心
軸線が前記第2の電動回転砥石の円周位置と一致する位
置で当接停止させることのできる第2の停止機構を有す
るエンドミル刃先研削盤である。
【0029】本発明の第4の構成は、前記第1、第2又
は第3の構成において、エンドミル保持機構のX方向に
おける停止位置のうち前記第1の停止機構による停止位
置をエンドミルの半径以内の寸法でX方向のプラス側お
よびマイナス側にダイヤルで微調整できるセンタバラン
ス調整機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
は第3の構成において、エンドミル保持機構のX方向に
おける停止位置のうち前記第1の停止機構による停止位
置をエンドミルの半径以内の寸法でX方向のプラス側お
よびマイナス側にダイヤルで微調整できるセンタバラン
ス調整機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0030】本発明の第5の構成は、前記第1、第2、
第3又は第4の構成において、エンドミル保持機構のY
方向前進移動を、エンドミル保持機構に保持されたエン
ドミルの刃先部分が第1の電動回転砥石によって予め定
められた所定量だけ研磨された位置で停止させる第3の
停止機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
第3又は第4の構成において、エンドミル保持機構のY
方向前進移動を、エンドミル保持機構に保持されたエン
ドミルの刃先部分が第1の電動回転砥石によって予め定
められた所定量だけ研磨された位置で停止させる第3の
停止機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0031】本発明の第6の構成は、前記第5の構成に
おいて、第3の停止機構によるエンドミル保持機構の停
止位置を、第1の電動回転砥石の俯仰方向傾動角の設定
角度に対応させて変化させることのできる停止位置微調
整機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
おいて、第3の停止機構によるエンドミル保持機構の停
止位置を、第1の電動回転砥石の俯仰方向傾動角の設定
角度に対応させて変化させることのできる停止位置微調
整機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0032】本発明の第7の構成は、前記第1〜第6の
構成のいずれか1つの構成において、上下又は前後方向
可動に設けられた第2の電動回転砥石の下方又は前方へ
の移動を、エンドミルに予め定めた深さのギャッシュが
研削された位置で当接停止させる第4の停止機構を有す
るエンドミル刃先研削盤である。
構成のいずれか1つの構成において、上下又は前後方向
可動に設けられた第2の電動回転砥石の下方又は前方へ
の移動を、エンドミルに予め定めた深さのギャッシュが
研削された位置で当接停止させる第4の停止機構を有す
るエンドミル刃先研削盤である。
【0033】本発明の第8の構成は、前記第1〜第7の
構成のいずれか1つの構成において、俯仰方向に傾動可
能に設けられた前記第1の電動回転砥石の傾きを変えて
いったとき、エンドミルに定められた研磨面の角度に対
応する角度になったところで安定固定させるノッチ機構
を有するエンドミル刃先研削盤である。
構成のいずれか1つの構成において、俯仰方向に傾動可
能に設けられた前記第1の電動回転砥石の傾きを変えて
いったとき、エンドミルに定められた研磨面の角度に対
応する角度になったところで安定固定させるノッチ機構
を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0034】本発明の第9の構成は、前記第1〜第8の
構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保持機
構に保持固定されたエンドミルを軸中心に回動させた場
合に回転中心と1つの刃先最外周先端とが水平となった
位置で刃先先端が当接して回動を停止させる第5の停止
機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保持機
構に保持固定されたエンドミルを軸中心に回動させた場
合に回転中心と1つの刃先最外周先端とが水平となった
位置で刃先先端が当接して回動を停止させる第5の停止
機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0035】本発明の第10の構成は、前記第1〜第9
の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保持
機構がそれに保持されるエンドミルを軸中心に回動させ
たときその刃数で360度を割った回転角度毎に安定固
定するインデックス機構を有するエンドミル刃先研削盤
である。
の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保持
機構がそれに保持されるエンドミルを軸中心に回動させ
たときその刃数で360度を割った回転角度毎に安定固
定するインデックス機構を有するエンドミル刃先研削盤
である。
【0036】本発明の第11の構成は、前記第1〜第1
0の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保
持機構がそれに保持されたエンドミルを軸中心に回動さ
せて行ったときに、最初に設定された角度から予め定め
られている角度だけ回動した位置からそれ以上回動させ
ない停止機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
0の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保
持機構がそれに保持されたエンドミルを軸中心に回動さ
せて行ったときに、最初に設定された角度から予め定め
られている角度だけ回動した位置からそれ以上回動させ
ない停止機構を有するエンドミル刃先研削盤である。
【0037】
【作用】以下、本発明のエンドミル刃先研削盤の作用を
説明する。本発明のエンドミル研削盤は前記課題を解決
する手段の第1の構成で述べたように、エンドミル保持
機構が2次元移動機構によって、保持されたエンドミル
の軸方向(Y方向−前後方向)と、これと直角をなす方
向(X方向−横方向)に移動できるようになっており、
前方には第1の電動回転砥石と第2の電動回転砥石とが
X方向に間隔を置いて並んで配置されている。
説明する。本発明のエンドミル研削盤は前記課題を解決
する手段の第1の構成で述べたように、エンドミル保持
機構が2次元移動機構によって、保持されたエンドミル
の軸方向(Y方向−前後方向)と、これと直角をなす方
向(X方向−横方向)に移動できるようになっており、
前方には第1の電動回転砥石と第2の電動回転砥石とが
X方向に間隔を置いて並んで配置されている。
【0038】第1の電動回転砥石は回転面周辺部が研磨
作用を有しており回転軸はY軸方向から俯仰方向に傾動
可能であるので、2番角、3番角の設定が可能である。
従ってエンドミル保持機構をX方向に移動させて保持さ
れているエンドミルの半径分が第1の電動回転砥石の研
磨作用面にかかる位置に持って来て、次にY方向に前進
させてエンドミルを第1の電動回転砥石の研磨作用面に
当接させて押すことにより刃面の研削・研磨が行われる
ことになる。第1の電動回転砥石の傾きが2番角に設定
されていれば2番角刃面が形成され、3番角に設定され
ていれば3番角刃面が形成されることになる。エンドミ
ルがn枚刃であればエンドミルを360/n度ずつ軸回
転させながらこの操作をn回繰り返す。
作用を有しており回転軸はY軸方向から俯仰方向に傾動
可能であるので、2番角、3番角の設定が可能である。
従ってエンドミル保持機構をX方向に移動させて保持さ
れているエンドミルの半径分が第1の電動回転砥石の研
磨作用面にかかる位置に持って来て、次にY方向に前進
させてエンドミルを第1の電動回転砥石の研磨作用面に
当接させて押すことにより刃面の研削・研磨が行われる
ことになる。第1の電動回転砥石の傾きが2番角に設定
されていれば2番角刃面が形成され、3番角に設定され
ていれば3番角刃面が形成されることになる。エンドミ
ルがn枚刃であればエンドミルを360/n度ずつ軸回
転させながらこの操作をn回繰り返す。
【0039】次に、エンドミル保持機構を再びX方向に
移動させてエンドミルの軸線が第2の電動回転砥石の回
転面と一致する位置まで移動する。第2の電動回転砥石
の回転面はX方向に対して垂直の面内で回転し、円周近
傍における半径方向断面がエンドミルのギャッシュに対
応した楔形研磨作用面を有しているから、エンドミル保
持機構をY方向の所定位置まで前進させて、第2の電動
回転砥石を回転させながら下げて来てエンドミルの先端
に当接させて研削するとギャッシュが形成される。ま
た、電動回転砥石を前方から手前へ引くようにすること
によってもギャッシュは形成される。エンドミルがn枚
刃であればエンドミルを360/n度ずつ軸回転させな
がら研削操作をn回繰り返す。
移動させてエンドミルの軸線が第2の電動回転砥石の回
転面と一致する位置まで移動する。第2の電動回転砥石
の回転面はX方向に対して垂直の面内で回転し、円周近
傍における半径方向断面がエンドミルのギャッシュに対
応した楔形研磨作用面を有しているから、エンドミル保
持機構をY方向の所定位置まで前進させて、第2の電動
回転砥石を回転させながら下げて来てエンドミルの先端
に当接させて研削するとギャッシュが形成される。ま
た、電動回転砥石を前方から手前へ引くようにすること
によってもギャッシュは形成される。エンドミルがn枚
刃であればエンドミルを360/n度ずつ軸回転させな
がら研削操作をn回繰り返す。
【0040】このように本発明のエンドミル研削盤は、
2番角、3番角の研削からギャッシュの研削へ移行する
ときにエンドミル保持機構を単にX方向(横方向)に移
動するだけで向きが変わらず、またその移動の距離も作
業者が移動しなければならない距離ではないので、作業
者は研削盤に対し同じ位置のままでエンドミルの研削を
完了することができる。
2番角、3番角の研削からギャッシュの研削へ移行する
ときにエンドミル保持機構を単にX方向(横方向)に移
動するだけで向きが変わらず、またその移動の距離も作
業者が移動しなければならない距離ではないので、作業
者は研削盤に対し同じ位置のままでエンドミルの研削を
完了することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明のエンドミル研削盤の実施例を
図面を参照して説明する。図1は、本発明のエンドミル
研削盤の実施例を上から見た平面図である。1はエンド
ミル保持機構であり、2はエンドミル保持機構1に装着
保持されたエンドミルである。そして手前側(図面下
方)の軸回転ノブ13を回すことによりエンドミル2を
軸中心に回転させることができる。3はエンドミル保持
機構1をX方向に移動可動にするためのX方向ガイド機
構であり、基台7に固定されている。4は、このX方向
ガイド機構3に案内されてX方向に移動するX方向移動
板である。5は、エンドミル保持機構1をY方向(エン
ドミルの軸方向)への移動を可能にするY方向ガイド機
構であり、X方向移動板の上に固定されている。
図面を参照して説明する。図1は、本発明のエンドミル
研削盤の実施例を上から見た平面図である。1はエンド
ミル保持機構であり、2はエンドミル保持機構1に装着
保持されたエンドミルである。そして手前側(図面下
方)の軸回転ノブ13を回すことによりエンドミル2を
軸中心に回転させることができる。3はエンドミル保持
機構1をX方向に移動可動にするためのX方向ガイド機
構であり、基台7に固定されている。4は、このX方向
ガイド機構3に案内されてX方向に移動するX方向移動
板である。5は、エンドミル保持機構1をY方向(エン
ドミルの軸方向)への移動を可能にするY方向ガイド機
構であり、X方向移動板の上に固定されている。
【0042】6は、Y方向ガイド機構5に案内されてY
方向に移動するY方向移動板である。このY方向移動板
6の上にエンドミル保持機構1が固定されている。従っ
て、エンドミル保持機構1はX方向およびY方向の2次
元移動が可能となる。結局、X方向ガイド機構3、X方
向移動板4、Y方向ガイド機構5およびY方向移動板6
で課題解決手段にいう2次元移動機構を構成しているこ
とになる。
方向に移動するY方向移動板である。このY方向移動板
6の上にエンドミル保持機構1が固定されている。従っ
て、エンドミル保持機構1はX方向およびY方向の2次
元移動が可能となる。結局、X方向ガイド機構3、X方
向移動板4、Y方向ガイド機構5およびY方向移動板6
で課題解決手段にいう2次元移動機構を構成しているこ
とになる。
【0043】8は、モータ9によって高速回転させられ
る円形の回転砥石であり、モータ9とで課題解決手段に
いう第1の電動回転砥石を構成している。10は、電動
回転砥石を支柱11に取り付け俯仰方向の傾動が可能な
ように保持する保持部材である。12は、傾動調整用の
レバーであり、図2に側面から見た外観構造を示す。
(a)はモータ9の回転軸がほぼ水平、即ち回転砥石8
の回転面が垂直面になっている状態である。(b)は回
転砥石8の回転面を垂直面より少し上向きにした状態の
図である。
る円形の回転砥石であり、モータ9とで課題解決手段に
いう第1の電動回転砥石を構成している。10は、電動
回転砥石を支柱11に取り付け俯仰方向の傾動が可能な
ように保持する保持部材である。12は、傾動調整用の
レバーであり、図2に側面から見た外観構造を示す。
(a)はモータ9の回転軸がほぼ水平、即ち回転砥石8
の回転面が垂直面になっている状態である。(b)は回
転砥石8の回転面を垂直面より少し上向きにした状態の
図である。
【0044】従って、この傾きを2番角或いは3番角に
設定して、エンドミル保持機構1をX方向およびY方向
に移動させてエンドミル2の先端を回転砥石8に対し図
13に示す位置へ持って行き、軸回転ノブ13をまわし
て、エンドミル2の先端のいずれか1つの刃の刃先の線
が水平になるようにして、回転砥石8へ押し付けるよう
にすることにより2番角或いは3番角の刃面が研削研磨
されることになる。同様の作業を、軸回転ノブ13を回
して刃毎に行うことにより何枚刃のエンドミルであろう
と2番角或いは3番角の研削研磨が完了する。
設定して、エンドミル保持機構1をX方向およびY方向
に移動させてエンドミル2の先端を回転砥石8に対し図
13に示す位置へ持って行き、軸回転ノブ13をまわし
て、エンドミル2の先端のいずれか1つの刃の刃先の線
が水平になるようにして、回転砥石8へ押し付けるよう
にすることにより2番角或いは3番角の刃面が研削研磨
されることになる。同様の作業を、軸回転ノブ13を回
して刃毎に行うことにより何枚刃のエンドミルであろう
と2番角或いは3番角の研削研磨が完了する。
【0045】次はギャッシュの形成である。14はギャ
ッシュ形成用の円形の回転砥石で半径方向の断面はギャ
ッシュの形状に対応した形状になっている。この回転砥
石14はモータ16によって高速回転することにより研
削作用を発揮するものであり、モータ16とで課題解決
手段にいう第2の電動回転砥石を構成している。15は
第2の電動回転砥石を保持する保持部材であり、17は
保持部材15を上下方向(紙面と垂直の方向)に案内移
動させるガイド支柱である。18は保持部材15を上下
移動させるための上下移動回転ノブである。図1におい
てB方向から見た側面図を図3に示す。基本的にはピニ
ヨン・ラック機構である。以上のような構造により、上
下移動回転ノブ18を回すことにより回転砥石14を回
転させながら上下移動できることになる。
ッシュ形成用の円形の回転砥石で半径方向の断面はギャ
ッシュの形状に対応した形状になっている。この回転砥
石14はモータ16によって高速回転することにより研
削作用を発揮するものであり、モータ16とで課題解決
手段にいう第2の電動回転砥石を構成している。15は
第2の電動回転砥石を保持する保持部材であり、17は
保持部材15を上下方向(紙面と垂直の方向)に案内移
動させるガイド支柱である。18は保持部材15を上下
移動させるための上下移動回転ノブである。図1におい
てB方向から見た側面図を図3に示す。基本的にはピニ
ヨン・ラック機構である。以上のような構造により、上
下移動回転ノブ18を回すことにより回転砥石14を回
転させながら上下移動できることになる。
【0046】そこで、エンドミル保持機構1をX方向に
移動させてエンドミル2の回転軸が回転砥石14の回転
面とほぼ一致する位置(図1中点線Cで示す位置)まで
持って行き、そこで図4に示すように回転砥石14を降
下させることによってギャッシュの形成が行われる。1
箇所のギャッシュが形成されたならば、軸回転ノブ13
によって刃の枚数に応じた角度(4枚刃であれば90
度)ずつ回転させて各刃毎のギャッシュが形成される。
以上の操作は、操作者が研削盤の前(図1ではDの位
置)から動くことなく可能である。
移動させてエンドミル2の回転軸が回転砥石14の回転
面とほぼ一致する位置(図1中点線Cで示す位置)まで
持って行き、そこで図4に示すように回転砥石14を降
下させることによってギャッシュの形成が行われる。1
箇所のギャッシュが形成されたならば、軸回転ノブ13
によって刃の枚数に応じた角度(4枚刃であれば90
度)ずつ回転させて各刃毎のギャッシュが形成される。
以上の操作は、操作者が研削盤の前(図1ではDの位
置)から動くことなく可能である。
【0047】即ち、エンドミル保持機構1のX方向、Y
方向への移動、軸回転ノブ13の回動操作、レバー12
の操作、上下移動回転ノブ18の操作は、すべて作業者
がDの位置から動くことなくエンドミル2の先端を視野
に入れつつ、行うことができる。
方向への移動、軸回転ノブ13の回動操作、レバー12
の操作、上下移動回転ノブ18の操作は、すべて作業者
がDの位置から動くことなくエンドミル2の先端を視野
に入れつつ、行うことができる。
【0048】以上が本発明の実施例の第1の構成(基本
構成)であるが、実施例の第2の構成は、前記第1の構
成において、ストッパー19を有する。このストッパー
19は2番角、3番角の研削のためにX方向移動板4を
左へ移動させたときに、エンドミル2の先端がほぼ半径
分だけ回転砥石8にかかる適切な位置で停止させそれ以
上左へは移動させないようにする停止機構(課題解決手
段にいう第1の停止機構)である。
構成)であるが、実施例の第2の構成は、前記第1の構
成において、ストッパー19を有する。このストッパー
19は2番角、3番角の研削のためにX方向移動板4を
左へ移動させたときに、エンドミル2の先端がほぼ半径
分だけ回転砥石8にかかる適切な位置で停止させそれ以
上左へは移動させないようにする停止機構(課題解決手
段にいう第1の停止機構)である。
【0049】従って、ストッパー19の位置を予め適切
な位置に設定しておきさえすれば、エンドミル保持機構
1を左の方へ停止するまで押して行き停止したところが
最適位置ということになるから、従来のように回転砥石
8とエンドミル2の先端の位置関係を目で確かめながら
位置決めする必要なく単に止まるまで押せばよいという
ことで経験や熟練をまったく要しない。
な位置に設定しておきさえすれば、エンドミル保持機構
1を左の方へ停止するまで押して行き停止したところが
最適位置ということになるから、従来のように回転砥石
8とエンドミル2の先端の位置関係を目で確かめながら
位置決めする必要なく単に止まるまで押せばよいという
ことで経験や熟練をまったく要しない。
【0050】図5は、ストッパー19がX方向ガイド機
構3の左端に取り付けられている側面図である。21
は、当接部でありこれにX方向移動板4が当接すること
によって機構的に停止させられることになる。そして当
接部21はストッパーつまみ20を回すことによりねじ
構造によって左右に移動するので位置の微調整が可能で
ある。
構3の左端に取り付けられている側面図である。21
は、当接部でありこれにX方向移動板4が当接すること
によって機構的に停止させられることになる。そして当
接部21はストッパーつまみ20を回すことによりねじ
構造によって左右に移動するので位置の微調整が可能で
ある。
【0051】実施例の第3の構成は、前記第1又は第2
の構成において、ストッパー19と同様の構造のストッ
パー22をX方向ガイド機構3の右端に設け、ギャッシ
ュ研削時のエンドミル保持機構1の停止位置の設定を容
易にしている。
の構成において、ストッパー19と同様の構造のストッ
パー22をX方向ガイド機構3の右端に設け、ギャッシ
ュ研削時のエンドミル保持機構1の停止位置の設定を容
易にしている。
【0052】実施例の第4の構成は、前記第1、第2又
は第3の構成において、センタバランス調整機構23を
有する。これはX方向移動板4に偏心カム24を設けス
トッパー19の当接部21がこの偏心カム24に当接す
ることによってX方向移動板4が停止するようにしたも
のである。偏心カム24を回すことにより停止位置が変
化することを図6に示す。偏心カム24の回転位置によ
って(a)、(b)、(c)のようになる。回転軸の位
置はX方向移動板4に固定されているから、(a)はX
方向移動板4が当接部21に最も接近して停止した状態
を示し、(b)は最も離れて停止した状態を示し、
(c)はその中間を示している。
は第3の構成において、センタバランス調整機構23を
有する。これはX方向移動板4に偏心カム24を設けス
トッパー19の当接部21がこの偏心カム24に当接す
ることによってX方向移動板4が停止するようにしたも
のである。偏心カム24を回すことにより停止位置が変
化することを図6に示す。偏心カム24の回転位置によ
って(a)、(b)、(c)のようになる。回転軸の位
置はX方向移動板4に固定されているから、(a)はX
方向移動板4が当接部21に最も接近して停止した状態
を示し、(b)は最も離れて停止した状態を示し、
(c)はその中間を示している。
【0053】このようなセンタバランス調整機構を有す
ることにより2板刃のエンドミルの研削において、図7
に示すように、刃の向きが反転する位置をエンドミルの
回転中心から偏心された研削が可能になる。このように
偏心させる目的は2枚刃のエンドミルによる金属加工の
際、回転中心位置に削り残りができないようにするため
である。
ることにより2板刃のエンドミルの研削において、図7
に示すように、刃の向きが反転する位置をエンドミルの
回転中心から偏心された研削が可能になる。このように
偏心させる目的は2枚刃のエンドミルによる金属加工の
際、回転中心位置に削り残りができないようにするため
である。
【0054】実施例の第5の構成は、前記第1、第2、
第3又は第4の構成において、ストッパー25を有す
る。これは、回転砥石8による、2番角、3番角の研削
において研削し過ぎになったり研削不充分になったりし
ないようエンドミル2の前進させていったときに適切な
位置で停止させるためのストッパーであり、課題解決手
段にいう第3の停止機構である。その具体例は、ストッ
パー19と同様のものをX方向移動板4に取り付け、Y
方向移動板6が前進して行ったときにこれに当接して前
進を停止させるものである。従って、ストッパー25を
予め調整しておけば、操作者は従来のように刃の研削の
程度を見ながら前進を加減する必要はなく、単にストッ
パー25に突き当たるまで押して行くだけで適切な研削
ができることになる。即ち、従来のような経験や熟練を
必要としなくなる。
第3又は第4の構成において、ストッパー25を有す
る。これは、回転砥石8による、2番角、3番角の研削
において研削し過ぎになったり研削不充分になったりし
ないようエンドミル2の前進させていったときに適切な
位置で停止させるためのストッパーであり、課題解決手
段にいう第3の停止機構である。その具体例は、ストッ
パー19と同様のものをX方向移動板4に取り付け、Y
方向移動板6が前進して行ったときにこれに当接して前
進を停止させるものである。従って、ストッパー25を
予め調整しておけば、操作者は従来のように刃の研削の
程度を見ながら前進を加減する必要はなく、単にストッ
パー25に突き当たるまで押して行くだけで適切な研削
ができることになる。即ち、従来のような経験や熟練を
必要としなくなる。
【0055】実施例の第6の構成は、前記第5の構成に
おいて、目盛付停止位置微調整機構26を有する。これ
は、回転砥石8による研削が2番角の場合と3番角の場
合があり、回転砥石8の傾きを変えて研削するのである
が、この場合それぞれにエンドミル2の前進を停止させ
るべき最適位置も異なる。そこで2番角から3番角へ或
いはその逆に代わるたびにストッパー25を調整し直す
のは厄介なので、簡単な操作で停止位置を微調整できる
ようにした。
おいて、目盛付停止位置微調整機構26を有する。これ
は、回転砥石8による研削が2番角の場合と3番角の場
合があり、回転砥石8の傾きを変えて研削するのである
が、この場合それぞれにエンドミル2の前進を停止させ
るべき最適位置も異なる。そこで2番角から3番角へ或
いはその逆に代わるたびにストッパー25を調整し直す
のは厄介なので、簡単な操作で停止位置を微調整できる
ようにした。
【0056】その具体的構造例はY方向移動板6に垂直
に偏心カムを設けこれにストッパー25の当接部が当接
するようにして、丁度ストッパー19とセンタバランス
調整機構23の関係と同じ原理で、偏心カムを僅かまわ
すだけでY方向移動板6の停止位置が変えられるように
なっている。偏心カムの回転軸に取り付けた調整ツマミ
にマークを付けておき、そのマークを2番角のときには
目盛2の所へ、3番角のときには目盛3の所へ合わせる
だけで、それぞれ停止位置が設定される。この目盛付停
止位置微調整機構は、第3の停止機構を有するものにつ
いて効果を発揮する。
に偏心カムを設けこれにストッパー25の当接部が当接
するようにして、丁度ストッパー19とセンタバランス
調整機構23の関係と同じ原理で、偏心カムを僅かまわ
すだけでY方向移動板6の停止位置が変えられるように
なっている。偏心カムの回転軸に取り付けた調整ツマミ
にマークを付けておき、そのマークを2番角のときには
目盛2の所へ、3番角のときには目盛3の所へ合わせる
だけで、それぞれ停止位置が設定される。この目盛付停
止位置微調整機構は、第3の停止機構を有するものにつ
いて効果を発揮する。
【0057】実施例の第7の構成は、前記第1〜第6の
構成のいずれか1つの構成において、ギャッシュ形成用
の円形砥石14を下降していったときに適切なギャッシ
ュの深さまで研削した位置で停止する停止機構を有して
いる。課題解決手段にいう第4の停止機構である。構造
は特に限定されない。
構成のいずれか1つの構成において、ギャッシュ形成用
の円形砥石14を下降していったときに適切なギャッシ
ュの深さまで研削した位置で停止する停止機構を有して
いる。課題解決手段にいう第4の停止機構である。構造
は特に限定されない。
【0058】実施例の第8の構成は、前記第1〜第7の
構成のいずれか1つの構成において、回転砥石8の傾き
を変えるレバー12がノッチレバーになっている。これ
は図8の(a)に示すようにレバー12の先端に設けら
れているノッチボタン27を押すことにより傾動環31
に設けられているノッチ28に嵌合しているノッチ爪2
9が外れレバー12による傾動が自由になるが、少し傾
動させたところでノッチボタン27を押すのをやめると
ノッチ爪29にはスプリング30によって押し上げ力が
作用しているので他のノッチの所でノッチ爪29がノッ
チに嵌合し、そこで傾動が停止し固定されることにな
る。
構成のいずれか1つの構成において、回転砥石8の傾き
を変えるレバー12がノッチレバーになっている。これ
は図8の(a)に示すようにレバー12の先端に設けら
れているノッチボタン27を押すことにより傾動環31
に設けられているノッチ28に嵌合しているノッチ爪2
9が外れレバー12による傾動が自由になるが、少し傾
動させたところでノッチボタン27を押すのをやめると
ノッチ爪29にはスプリング30によって押し上げ力が
作用しているので他のノッチの所でノッチ爪29がノッ
チに嵌合し、そこで傾動が停止し固定されることにな
る。
【0059】従って、図8の(b)に示すように、傾動
環31の2番角および3番角の傾きの位置にそれぞれノ
ッチを設けて置けば、ノッチボタン27を押してレバー
12を動かすだけで2番角或いは3番角の設定が正確に
設定できる。即ち、従来のように角度目盛を見ながら2
番角或いは3番角に設定しそこで固定用のねじを締めつ
けて固定するというような手間は不要である。
環31の2番角および3番角の傾きの位置にそれぞれノ
ッチを設けて置けば、ノッチボタン27を押してレバー
12を動かすだけで2番角或いは3番角の設定が正確に
設定できる。即ち、従来のように角度目盛を見ながら2
番角或いは3番角に設定しそこで固定用のねじを締めつ
けて固定するというような手間は不要である。
【0060】実施例の第9の構成は、前記第1〜第8の
構成のいずれか1つの構成において、支柱11の前面側
の、エンドミル2のいずれかの刃を水平にしたときのそ
の刃の高さ位置に水平出し金具32が設けられている。
その状況の部分図を図9(支柱11の後方からの透視
図)に示す。これは、回転砥石8で研削する場合に研削
する刃先が水平になっている必要があるが、その場合エ
ンドミル2の先端を水平出し金具32の位置へ図9に示
すように移動させて行きエンドミル2を回転させて刃先
が水平出し金具32に当接したときに刃先が水平にな
る。従って、刃先の角度を目で確かめることなく簡単に
水平に設定することができる。
構成のいずれか1つの構成において、支柱11の前面側
の、エンドミル2のいずれかの刃を水平にしたときのそ
の刃の高さ位置に水平出し金具32が設けられている。
その状況の部分図を図9(支柱11の後方からの透視
図)に示す。これは、回転砥石8で研削する場合に研削
する刃先が水平になっている必要があるが、その場合エ
ンドミル2の先端を水平出し金具32の位置へ図9に示
すように移動させて行きエンドミル2を回転させて刃先
が水平出し金具32に当接したときに刃先が水平にな
る。従って、刃先の角度を目で確かめることなく簡単に
水平に設定することができる。
【0061】実施例の第10の構成は、前記第1〜第9
の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル2の
いずれかの刃先の水平が設定された後、軸回転ノブ13
を回して行ったときにエンドミルの刃の枚数に応じた角
度(4枚であれば90度、6枚であれば60度等)毎に
安定に固定されるインデックス機構をエンドミル保持機
構1に設けている。これにより回す角度に注意を払わな
くとも正確な角度だけ回転して固定することができ刃の
枚数の多いエンドミルの研削の効率を上げることができ
る。
の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル2の
いずれかの刃先の水平が設定された後、軸回転ノブ13
を回して行ったときにエンドミルの刃の枚数に応じた角
度(4枚であれば90度、6枚であれば60度等)毎に
安定に固定されるインデックス機構をエンドミル保持機
構1に設けている。これにより回す角度に注意を払わな
くとも正確な角度だけ回転して固定することができ刃の
枚数の多いエンドミルの研削の効率を上げることができ
る。
【0062】実施例の第11の構成は、前記第1〜第1
0の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保
持機構1にエンドミル2を最初に設定した角度から軸回
転ノブ13によって予め定められた角度だけ回した位置
でそれ以上回らないようにするストッパーを設けてい
る。このようにすることによりドリル研磨時のシンニン
グが可能となる。シンニングのときには予め回転砥石1
4をシンニング用の砥石に付け替えておくことになる。
0の構成のいずれか1つの構成において、エンドミル保
持機構1にエンドミル2を最初に設定した角度から軸回
転ノブ13によって予め定められた角度だけ回した位置
でそれ以上回らないようにするストッパーを設けてい
る。このようにすることによりドリル研磨時のシンニン
グが可能となる。シンニングのときには予め回転砥石1
4をシンニング用の砥石に付け替えておくことになる。
【0063】更に、1つのエンドミル保持機構にインデ
ックス機構と前記シンニングストッパーの両者を設けた
場合ボタンまたはねじの操作によって両機能を切り替え
るようにすることも可能である。
ックス機構と前記シンニングストッパーの両者を設けた
場合ボタンまたはねじの操作によって両機能を切り替え
るようにすることも可能である。
【0064】図10は前記インデックス機構とシンニン
グストッパーの両者を具備した具体的構造例を示す図で
ある。(a)はエンドミル保持機構1の一部側断面図で
あり、(b)は(a)の左側面図であり、(c)は
(a)のA−A矢視図であり、(d)は(a)のB−B
矢視図である。13はエンドミルを軸回転する軸回転ノ
ブである。これを回すことにより図の左方に装着されて
いるエンドミル2(図示せず)を軸中心に回転すること
ができる。35は固定フランジであり、これに嵌合する
ようにスリーブ34が設けられている。固定フランジ3
5にはセットボルト36が設けられており、一方スリー
ブ34には突起38が設けられており突起38の上面に
は凹部が形成されていて、セットボルト36を回して下
げて行きその先端が凹部に入っている状態ではスリーブ
34も固定されて回転しない。次に軸回転ノブ13には
ピン33が設けられており、このピン33はばね41に
よって左方に押されておりピン33を右方へ引張らない
限り左方先端が突出するようになっている。
グストッパーの両者を具備した具体的構造例を示す図で
ある。(a)はエンドミル保持機構1の一部側断面図で
あり、(b)は(a)の左側面図であり、(c)は
(a)のA−A矢視図であり、(d)は(a)のB−B
矢視図である。13はエンドミルを軸回転する軸回転ノ
ブである。これを回すことにより図の左方に装着されて
いるエンドミル2(図示せず)を軸中心に回転すること
ができる。35は固定フランジであり、これに嵌合する
ようにスリーブ34が設けられている。固定フランジ3
5にはセットボルト36が設けられており、一方スリー
ブ34には突起38が設けられており突起38の上面に
は凹部が形成されていて、セットボルト36を回して下
げて行きその先端が凹部に入っている状態ではスリーブ
34も固定されて回転しない。次に軸回転ノブ13には
ピン33が設けられており、このピン33はばね41に
よって左方に押されておりピン33を右方へ引張らない
限り左方先端が突出するようになっている。
【0065】一方、スリーブ34の、軸回転ノブ13に
接する面にはピン33の左先端が丁度嵌まるようなピン
穴37が図の(c)に示されるように設けられている。
この例では回転角90度の間隔でピン穴37が4個設け
られており、図の(a)はピン33の左先端が真上のピ
ン穴37に嵌合していて、回転しないよう固定されてい
ることになる。軸回転ノブ13を回そうとするときは手
でピン33を左方に引いて軸回転ノブ13を少し回しそ
の後ピン33から手を放し軸回転ノブ13を回していく
とピン33が次のピン穴37の位置へ来たときピン33
はばね41に押されてそのピン穴37へ嵌合するので、
軸回転ノブ13の回動はそこで停止させられる。かくし
て軸回転ノプ13はピン穴37の設けられている位置で
正確に停止する。図の(c)は4枚刃の場合即ちピン穴
が90度間隔で設けられている場合である。
接する面にはピン33の左先端が丁度嵌まるようなピン
穴37が図の(c)に示されるように設けられている。
この例では回転角90度の間隔でピン穴37が4個設け
られており、図の(a)はピン33の左先端が真上のピ
ン穴37に嵌合していて、回転しないよう固定されてい
ることになる。軸回転ノブ13を回そうとするときは手
でピン33を左方に引いて軸回転ノブ13を少し回しそ
の後ピン33から手を放し軸回転ノブ13を回していく
とピン33が次のピン穴37の位置へ来たときピン33
はばね41に押されてそのピン穴37へ嵌合するので、
軸回転ノブ13の回動はそこで停止させられる。かくし
て軸回転ノプ13はピン穴37の設けられている位置で
正確に停止する。図の(c)は4枚刃の場合即ちピン穴
が90度間隔で設けられている場合である。
【0066】次に、セットボルト36を緩めて突起38
の凹部より先端が抜き出されたときには、スリーブ34
が回動可能になる。ピン33がピン穴37に嵌合した状
態では軸回転ノブ13の回転とスリーブ34の回転とは
一体となる。ところで、スリーブ34の回転は、スリー
ブ34に突起38があるため固定フランジ35に設けら
れた扇状の空間40の範囲内に限定され突起38が固定
フランジ35の当接部39に当接して停止する。即ち、
回転中心に対する扇状の空間の角度範囲が予め設定され
た角度であり、当接部39がそれ以上回転させない停止
機構になっている。
の凹部より先端が抜き出されたときには、スリーブ34
が回動可能になる。ピン33がピン穴37に嵌合した状
態では軸回転ノブ13の回転とスリーブ34の回転とは
一体となる。ところで、スリーブ34の回転は、スリー
ブ34に突起38があるため固定フランジ35に設けら
れた扇状の空間40の範囲内に限定され突起38が固定
フランジ35の当接部39に当接して停止する。即ち、
回転中心に対する扇状の空間の角度範囲が予め設定され
た角度であり、当接部39がそれ以上回転させない停止
機構になっている。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエンドミ
ル研削盤は、2番角、3番角研削の時とギャッシュ研削
のときの位置関係が、エンドミル保持機構を2次元移動
機構によって単にX方向の移動のみで向きが変わらず、
またその移動の距離も作業者が移動しなければならない
距離ではないので、作業者は研削盤に対し同じ位置のま
までエンドミルの先端を視野に入れつつエンドミルの研
削・研磨を完了できるという利点がある。
ル研削盤は、2番角、3番角研削の時とギャッシュ研削
のときの位置関係が、エンドミル保持機構を2次元移動
機構によって単にX方向の移動のみで向きが変わらず、
またその移動の距離も作業者が移動しなければならない
距離ではないので、作業者は研削盤に対し同じ位置のま
までエンドミルの先端を視野に入れつつエンドミルの研
削・研磨を完了できるという利点がある。
【0068】また、本発明のエンドミル研削盤は、エン
ドミル保持機構その他種々の可動部分を移動させ、エン
ドミルの研削・研磨に最適の位置で確実容易に停止させ
るための手段として移動体が当接することによって停止
する停止機構やノッチ機構を採用しているため、単に移
動させて行き停止したところが最適位置ということにな
るので、従来のように作業者がエンドミルの先端と回転
砥石の位置関係や研削の程度を視ながら最適位置を定め
て停止させると言うような経験と熟練を必要とせず位置
設定が簡単であるため、誰が操作しても短時間で一定の
品質レベルの研削研磨ができるという大きな利点があ
る。
ドミル保持機構その他種々の可動部分を移動させ、エン
ドミルの研削・研磨に最適の位置で確実容易に停止させ
るための手段として移動体が当接することによって停止
する停止機構やノッチ機構を採用しているため、単に移
動させて行き停止したところが最適位置ということにな
るので、従来のように作業者がエンドミルの先端と回転
砥石の位置関係や研削の程度を視ながら最適位置を定め
て停止させると言うような経験と熟練を必要とせず位置
設定が簡単であるため、誰が操作しても短時間で一定の
品質レベルの研削研磨ができるという大きな利点があ
る。
【図1】本発明のエンドミル刃先研削盤の実施例を上か
ら見た平面図である。
ら見た平面図である。
【図2】回転砥石8の傾動調整レバー側面図である。
【図3】回転砥石14の上下動調整機構側面図である。
【図4】回転砥石14によるギャッシュ形成の説明図で
ある。
ある。
【図5】X方向ガイド機構3の左端に取り付けられてい
るストッパー19の側面図である。
るストッパー19の側面図である。
【図6】偏心カムの回転により停止位置が変化すること
の説明図である。
の説明図である。
【図7】刃の向きが反転する位置が回転中心から偏心し
ている2枚刃のエンドミルの刃先正面図である。
ている2枚刃のエンドミルの刃先正面図である。
【図8】回転砥石8の傾動機構のノッチレバーの説明図
である。
である。
【図9】エンドミルの刃先水平出し金具の説明図であ
る。
る。
【図10】エンドミル保持機構のインデックス機構とス
イングストッパーの構造説明図である。
イングストッパーの構造説明図である。
【図11】従来のエンドミル刃先研削盤の例を示す外観
図である。
図である。
【図12】4枚刃のエンドミルの外観の一例を示す図で
ある。
ある。
【図13】エンドミルの2番角、3番角の研削・研磨を
行うときの位置関係を示す図である。
行うときの位置関係を示す図である。
【図14】ギャッシュ形成時のエンドミルと回転砥石の
位置関係を示す図である。
位置関係を示す図である。
1 エンドミル保持機構 2 エンドミル 3 X方向ガイド機構 4 X方向移動板 5 Y方向ガイド機構 6 Y方向移動板 7 基台 8 回転砥石 9 モータ 10 保持部材 11 支柱 12 レバー 13 軸回転ノブ 14 回転砥石 15 保持部材 16 モータ 17 ガイド支柱 18 上下移動回転ノブ 19 ストッパー 20 ストッパーつまみ 21 当接部 22 ストッパー 23 センタバランス調整機構 24 偏心カム 25 ストッパー 26 目盛付停止位置微調整機構 27 ノッチボタン 28 ノッチ 29 ノッチ爪 30 スプリング 31 傾動環 32 水平出し金具 33 ピン 34 スリーブ 35 固定フランジ 36 セットボルト 37 ピン穴 38 突起 39 当接部 40 突起回動空間 41 ばね 51 電動回転砥石 52 モータ 53 エンドミル保持機構 54 エンドミル 55 移動レバー 56 テーブル 57 テーブル 58 回動アーム 59 回動軸 60 基台 61 回動ガイド溝 62 目盛 63 ギャッシュ 64 2番角刃面 65 3番角刃面 66 締め付け固定レバー 67 軸回転ノブ 68 ロック固定ねじ 69 締め付け固定ねじ 70 移動用回転ねじ
Claims (11)
- 【請求項1】 下記の各構成を有することを特徴とする
エンドミル刃先研削盤。 (イ)エンドミルのシャンク部をエンドミルの回転軸を
中心に回動可能に水平に装着保持するエンドミル保持機
構 (ロ)エンドミル保持機構を水平面内においてエンドミ
ルの軸方向(Y方向とする)およびこれと直角をなす方
向(X方向とする)の2方向に移動させることができる
2次元移動機構 (ハ)エンドミル保持機構に保持されたエンドミルの刃
先より前方側にあって、回転面が研磨作用を有する円形
回転砥石がその研磨作用面をエンドミル保持機構の方へ
向けて研磨作用面が俯仰方向に傾動可能に設けられたエ
ンドミル刃先研磨用の第1の電動回転砥石 (ニ)前記第1の電動回転砥石のX方向横位置にあっ
て、X方向に対し垂直の面内で回転し、円周近傍におけ
る半径方向断面がエンドミルのギャッシュに対応した楔
形研磨面を有し、上下又は前後方向可動に設けられたギ
ャッシュ研削用の第2の電動回転砥石 - 【請求項2】 エンドミル保持機構のX方向の一方の向
きにおける移動を、装着されたエンドミルの回転中心軸
線が、前記第1の電動回転砥石の円周と砥石回転中心を
横切る水平線とが交わる位置で当接停止させることので
きる第1の停止機構を有する請求項1記載のエンドミル
刃先研削盤。 - 【請求項3】 エンドミル保持機構のX方向の他方の向
きにおける移動を、装着されたエンドミルの回転中心軸
線が前記第2の電動回転砥石の円周位置と一致する位置
で当接停止させることのできる第2の停止機構を有する
請求項1又は請求項2記載のエンドミル刃先研削盤。 - 【請求項4】 エンドミル保持機構のX方向における停
止位置のうち前記第1の停止機構による停止位置をエン
ドミルの半径以内の寸法でX方向のプラス側およびマイ
ナス側にダイヤルで微調整できるセンタバランス調整機
構を有する請求項1、2又は3記載のエンドミル刃先研
削盤。 - 【請求項5】 エンドミル保持機構のY方向前進移動
を、エンドミル保持機構に保持されたエンドミルの刃先
部分が第1の電動回転砥石によって予め定められた所定
量だけ研磨された位置で停止させる第3の停止機構を有
する請求項1、2、3又は4記載のエンドミル刃先研削
盤。 - 【請求項6】 第3の停止機構によるエンドミル保持機
構の停止位置を、第1の電動回転砥石の俯仰方向傾動角
の設定角度に対応させて変化させることのできる停止位
置微調整機構を有する請求項5記載のエンドミル刃先研
削盤。 - 【請求項7】 上下又は前後方向可動に設けられた第2
の電動回転砥石の下方又は前方への移動を、エンドミル
に予め定めた深さのギャッシュが研削された位置で当接
停止させる第4の停止機構を有する請求項1〜6のいず
れか1項に記載のエンドミル刃先研削盤。 - 【請求項8】 俯仰方向に傾動可能に設けられた前記第
1の電動回転砥石の傾きを変えていったとき、エンドミ
ルに定められた研磨面の角度に対応する角度になったと
ころで安定固定させるノッチ機構を有する請求項1〜7
のいずれか1項に記載のエンドミル刃先研削盤。 - 【請求項9】 エンドミル保持機構に保持固定されたエ
ンドミルを軸中心に回動させた場合に回転中心と1つの
刃先最外周先端とが水平となった位置で刃先先端が当接
して回動を停止させる第5の停止機構を有する請求項1
〜8のいずれか1項に記載のエンドミル刃先研削盤。 - 【請求項10】 エンドミル保持機構がそれに保持され
るエンドミルを軸中心に回動させたときその刃数で36
0度を割った回転角度毎に安定固定するインデックス機
構を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載のエンド
ミル刃先研削盤。 - 【請求項11】 エンドミル保持機構がそれに保持され
たエンドミルを軸中心に回動させて行ったときに、最初
に設定された角度から予め定められている角度だけ回動
した位置からそれ以上回動させない停止機構を有する請
求項1〜10のいずれか1項に記載のエンドミル刃先研
削盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4896995A JP2655554B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | エンドミル刃先研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4896995A JP2655554B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | エンドミル刃先研削盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08215998A JPH08215998A (ja) | 1996-08-27 |
JP2655554B2 true JP2655554B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=12818112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4896995A Expired - Lifetime JP2655554B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | エンドミル刃先研削盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655554B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102303269A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-01-04 | 邱坚峰 | 万能磨刀机 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040026470A (ko) * | 2002-09-24 | 2004-03-31 | 이진택 | 용접 시험편 가공기 |
CN107803728A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-03-16 | 吉林省恒华光电有限公司 | 一种柱面镜半径铣磨机 |
CN112222960A (zh) * | 2020-10-17 | 2021-01-15 | 张喜清 | 一种雕刻刀磨刀器 |
CN114619333B (zh) * | 2022-02-28 | 2023-12-22 | 无限光通讯(深圳)有限公司 | 一种用于光纤端面抛光的刨削装置 |
CN117862973A (zh) * | 2024-03-12 | 2024-04-12 | 北京新云医疗科技有限公司 | 手术器械磨削设备 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP4896995A patent/JP2655554B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102303269A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-01-04 | 邱坚峰 | 万能磨刀机 |
CN102303269B (zh) * | 2011-09-14 | 2013-09-11 | 邱坚峰 | 万能磨刀机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08215998A (ja) | 1996-08-27 |
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