JP2655533B2 - 定電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路 - Google Patents
定電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路Info
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- JP2655533B2 JP2655533B2 JP63136817A JP13681788A JP2655533B2 JP 2655533 B2 JP2655533 B2 JP 2655533B2 JP 63136817 A JP63136817 A JP 63136817A JP 13681788 A JP13681788 A JP 13681788A JP 2655533 B2 JP2655533 B2 JP 2655533B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、定電位電解型ガスセンサーが測定回路に接
続されているか、否かを判定する回路に関する。
続されているか、否かを判定する回路に関する。
(従来技術) 定電位電解型ガスセンサーは、対電極と作用電極との
間に一定電位を印加し、目的ガスの流入により生じる電
解電流を検出するものであるが、目的ガスが存在しない
状態においては、極めて高いインピーダンスをもつた
め、センサーが測定回路から脱離していても指示計に変
化をきたすさず、センサーの脱離に気付かず測定ミスを
生じるという問題があった。
間に一定電位を印加し、目的ガスの流入により生じる電
解電流を検出するものであるが、目的ガスが存在しない
状態においては、極めて高いインピーダンスをもつた
め、センサーが測定回路から脱離していても指示計に変
化をきたすさず、センサーの脱離に気付かず測定ミスを
生じるという問題があった。
このような問題を解消するため、本出願人は、定電位
電解型ガスセンサーの作用電極対電極、対電極間にパル
ス状の過渡電圧を印加し、これによって生じる対電極と
作用電極対電極との電気化学的変化に基づくセンサー出
力ΔS(第11図)によって接続の有無を判定する装置を
提案した(実開昭56−142359号公報)。
電解型ガスセンサーの作用電極対電極、対電極間にパル
ス状の過渡電圧を印加し、これによって生じる対電極と
作用電極対電極との電気化学的変化に基づくセンサー出
力ΔS(第11図)によって接続の有無を判定する装置を
提案した(実開昭56−142359号公報)。
この装置によれば、センサーが測定装置に接続されて
いるか否の判定を確実に行なうことができてガス測定装
置の信頼性の向上を図ることができるが、電極自体に電
気化学的な変化を誘起させる関係上、定常状態に復帰す
るまで通常30秒程度の時間ΔTの待機を余儀なくさせら
れ、このためガス濃度測定期間中においてはセンサー接
続のモニタリングが不可能であるという不都合がある。
いるか否の判定を確実に行なうことができてガス測定装
置の信頼性の向上を図ることができるが、電極自体に電
気化学的な変化を誘起させる関係上、定常状態に復帰す
るまで通常30秒程度の時間ΔTの待機を余儀なくさせら
れ、このためガス濃度測定期間中においてはセンサー接
続のモニタリングが不可能であるという不都合がある。
(目的) 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところはセンサー自体に影響を与え
ることなく接続状態を常時モニターすることができる定
電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路
を提供することにある。
て、その目的とするところはセンサー自体に影響を与え
ることなく接続状態を常時モニターすることができる定
電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路
を提供することにある。
(発明の概要) すなわち、本発明が特徴とするところは、定電位電解
型ガスセンサーの対電極、もしくは作用電極の一方を接
地し、また他方の電極をセンサー出力測定回路に接続す
るとともに、前記センサー出力測定回路とガスセンサー
との接続部にパルス発生手段と、電位検出手段を接続し
て、パルス信号に起因する電位が生じるか、否かによっ
て判定するようにした点にある。
型ガスセンサーの対電極、もしくは作用電極の一方を接
地し、また他方の電極をセンサー出力測定回路に接続す
るとともに、前記センサー出力測定回路とガスセンサー
との接続部にパルス発生手段と、電位検出手段を接続し
て、パルス信号に起因する電位が生じるか、否かによっ
て判定するようにした点にある。
(実施例) そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図は本発明の一実施例を示したものであって、図
中符号1は2電極式定電位電解型ガスセンサーで、この
実施例においては作用電極2を後述するリアクタンスコ
イル5を介してセンサー出力測定回路3に、また対電極
4を接地するとともに、常時、センサー出力測定回路3
から一定電圧V0を作用電極2と対電極4の間に印加し
て、目的ガスによる電解電流の変化を検出するように構
成されている。
中符号1は2電極式定電位電解型ガスセンサーで、この
実施例においては作用電極2を後述するリアクタンスコ
イル5を介してセンサー出力測定回路3に、また対電極
4を接地するとともに、常時、センサー出力測定回路3
から一定電圧V0を作用電極2と対電極4の間に印加し
て、目的ガスによる電解電流の変化を検出するように構
成されている。
5は前述のリアクタンスコイルで、2電極式定電位電
解型センサー1の対電極2とセンサー出力測定回路3と
の間に直列に接続され、センサー側の端子には、センサ
ー1の特性、つまり電解電流に変化を与えない程度の時
間巾、例えば40μ秒程度のパルスを発生するパルス発生
器6と、電位検出回路7が接続されている。なお、図中
符号C1は、フィルタを構成するコンデンサを示す。
解型センサー1の対電極2とセンサー出力測定回路3と
の間に直列に接続され、センサー側の端子には、センサ
ー1の特性、つまり電解電流に変化を与えない程度の時
間巾、例えば40μ秒程度のパルスを発生するパルス発生
器6と、電位検出回路7が接続されている。なお、図中
符号C1は、フィルタを構成するコンデンサを示す。
第4図は、前述の電位検出回路の一実施例を示すもの
であって、図中符号T1は、電位検出用トランジスタで、
ベース電極にはリアクタンスコイル5が、エミッタ電極
にはアースが、コレクタ電極には時定数設定用のコンデ
ンサCの一端と増幅用トランジスタT2のベース電極を接
続して構成されている。
であって、図中符号T1は、電位検出用トランジスタで、
ベース電極にはリアクタンスコイル5が、エミッタ電極
にはアースが、コレクタ電極には時定数設定用のコンデ
ンサCの一端と増幅用トランジスタT2のベース電極を接
続して構成されている。
次にこのように構成した装置の動作を第2、3図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
センサー出力測定回路3により一定電位V0が印加され
た状態において目的ガスがセンサーに侵入すると、作用
電極2と対電極4の間にガス濃度に比例した電解電流が
流れるから、センサー1の抵抗値がガス濃度に比例して
変化し、ガス濃度が測定されることになる。言うまでも
なく、リアクタンスコイル5の純抵抗分は小さく、しか
も印加されるパルス信号Pのパルス巾も40μ秒と電極め
て小さいから(第3図I)、ガス濃度の測定動作に対し
てリアンタンスコイル5の存在やパルス信号の印加が影
響を与えることはない。
た状態において目的ガスがセンサーに侵入すると、作用
電極2と対電極4の間にガス濃度に比例した電解電流が
流れるから、センサー1の抵抗値がガス濃度に比例して
変化し、ガス濃度が測定されることになる。言うまでも
なく、リアクタンスコイル5の純抵抗分は小さく、しか
も印加されるパルス信号Pのパルス巾も40μ秒と電極め
て小さいから(第3図I)、ガス濃度の測定動作に対し
てリアンタンスコイル5の存在やパルス信号の印加が影
響を与えることはない。
また、センサー1が電解液を介して作用電極2と対電
極4が対向配設されていて交流的にはコンデンサをも形
成することになるから、接続点Qに印加されるパルス信
号Pは、低いインピーダンスをもってセンサー1を介し
てアースに流れ、結果として接続QにはパルスPによる
検出可能なレベルの電位を生じることはない(II)。
極4が対向配設されていて交流的にはコンデンサをも形
成することになるから、接続点Qに印加されるパルス信
号Pは、低いインピーダンスをもってセンサー1を介し
てアースに流れ、結果として接続QにはパルスPによる
検出可能なレベルの電位を生じることはない(II)。
他方、何かの事情によりセンサー1がセンサー出力測
定回路3から脱落したり、リード線に断線が生じると、
センサー1の低いインピーダンスによる接続点Qとアー
ス間の接続が断たれるから、パルス発生器6からのパル
ス信号は、リアクタンスコイル5からセンサー出力測定
回路3に流入してアースに流れることになる。これによ
り、パルスPは、交流的に高いインピーダンスを示すリ
アクタンスコイル5に負荷電圧を発生させ、電位検出回
路7を構成している抵抗、及び容量成分(第4図)によ
り過渡現象に起因する交番電圧を誘起させることになる
(II′)。この交番電圧は、電位検出用トランジスタT1
のベース−エミッタ間電圧V1を超えた段階で、これを導
通させてコンデンサCを充電する。コンデンサCは、積
分回路を構成しているため、パルスPの出力が停止した
後もしばらくの時間Tの間は電位を保持することになる
から、この時間T内に警報回路等により判定することに
よりオペレータに注意を促すことが可能となる。
定回路3から脱落したり、リード線に断線が生じると、
センサー1の低いインピーダンスによる接続点Qとアー
ス間の接続が断たれるから、パルス発生器6からのパル
ス信号は、リアクタンスコイル5からセンサー出力測定
回路3に流入してアースに流れることになる。これによ
り、パルスPは、交流的に高いインピーダンスを示すリ
アクタンスコイル5に負荷電圧を発生させ、電位検出回
路7を構成している抵抗、及び容量成分(第4図)によ
り過渡現象に起因する交番電圧を誘起させることになる
(II′)。この交番電圧は、電位検出用トランジスタT1
のベース−エミッタ間電圧V1を超えた段階で、これを導
通させてコンデンサCを充電する。コンデンサCは、積
分回路を構成しているため、パルスPの出力が停止した
後もしばらくの時間Tの間は電位を保持することになる
から、この時間T内に警報回路等により判定することに
よりオペレータに注意を促すことが可能となる。
以下、このようにしてガス濃度測定期間中、間欠的、
例えば1秒毎にパルス信号Pを出力してセンサー1によ
るガス濃度検出機能を損なうことなく、センサー1の接
続状態をモニタリングする。
例えば1秒毎にパルス信号Pを出力してセンサー1によ
るガス濃度検出機能を損なうことなく、センサー1の接
続状態をモニタリングする。
なお、この実施例においては、リアクタンスコイル5
の誘起電圧を積分して検出するようにしているが、第5
図に示したように、クロックの入力により動作可能とな
るフリップフロップ、いわゆるT型フリップフロップの
セット端子にリアクタンスコイル5を、またクロック端
子にパルス発生器6の出力端子を接続することにより、
パルスPの出力タイミングと関連させてリアクタンスコ
イル5の電圧の有無を検出したり、またマイクロコンピ
ュータによる電圧にはパルスPの前縁や後縁と一定の時
間関係で検出することができる。
の誘起電圧を積分して検出するようにしているが、第5
図に示したように、クロックの入力により動作可能とな
るフリップフロップ、いわゆるT型フリップフロップの
セット端子にリアクタンスコイル5を、またクロック端
子にパルス発生器6の出力端子を接続することにより、
パルスPの出力タイミングと関連させてリアクタンスコ
イル5の電圧の有無を検出したり、またマイクロコンピ
ュータによる電圧にはパルスPの前縁や後縁と一定の時
間関係で検出することができる。
第6図は、上述の接続状態検出回路を、複数個の定電
位電解型センサーを使用する、いわゆるマルチセンサー
型ガス検出装置に適用したものであって、図中符号10、
11は、目的ガスに感度を有する第1、第2の定電位電解
型ガスセンサーで、この実施例においてはそれぞれの対
電極12、13をアースに共通接続するとともに、センサー
10、11の対電極15、16は、それぞれコネクタ17、18、19
を介して本体測定回路にブラグイン接続可能に構成され
ており、またセンサー10、11の対電極15、16に接続され
るコネクタ17、18は、それぞれリアクタンスコイル21、
22を介してセンサー出力測定回路23、24を接続し、さら
にコネクタ17、18とセンサー出力測定回路23、24の間に
はそれぞれパルス発生器25、27と、電位検出回路26、28
を接続して構成されている。
位電解型センサーを使用する、いわゆるマルチセンサー
型ガス検出装置に適用したものであって、図中符号10、
11は、目的ガスに感度を有する第1、第2の定電位電解
型ガスセンサーで、この実施例においてはそれぞれの対
電極12、13をアースに共通接続するとともに、センサー
10、11の対電極15、16は、それぞれコネクタ17、18、19
を介して本体測定回路にブラグイン接続可能に構成され
ており、またセンサー10、11の対電極15、16に接続され
るコネクタ17、18は、それぞれリアクタンスコイル21、
22を介してセンサー出力測定回路23、24を接続し、さら
にコネクタ17、18とセンサー出力測定回路23、24の間に
はそれぞれパルス発生器25、27と、電位検出回路26、28
を接続して構成されている。
この実施例によれば、センサー10、11がコネクタ17、
18、19に正常に接続されている場合には、各パルス信号
発生器25、27からのパルス信号は、インピーダンスが低
いセンサー10、11を介してアース14に流れるから、リア
クタンスコイル21、22には電位が発生しない。
18、19に正常に接続されている場合には、各パルス信号
発生器25、27からのパルス信号は、インピーダンスが低
いセンサー10、11を介してアース14に流れるから、リア
クタンスコイル21、22には電位が発生しない。
一方、少なくとも1つのセンサー、例えばセンサー10
がコネクタ17、19から外れると、パルス発生器25からの
パルス信号がリアクタンスコイル21に電位差を生じさせ
るから、これを電位検出回路26を検出することによりセ
ンサーの脱離を検出することできる。
がコネクタ17、19から外れると、パルス発生器25からの
パルス信号がリアクタンスコイル21に電位差を生じさせ
るから、これを電位検出回路26を検出することによりセ
ンサーの脱離を検出することできる。
なお、この実施例においては、定電位電解型センサー
を2つ用いたものに例を採って説明したが、3個以上の
センサーをコモン接続したものに適用しても同様の操作
を奏することは明らかである。
を2つ用いたものに例を採って説明したが、3個以上の
センサーをコモン接続したものに適用しても同様の操作
を奏することは明らかである。
なお、上述の実施例においては、対電極をアースした
状態でセンサーを作動させるようにしているものである
が、ガスの種類によっては作用電極側2をアースして使
用するものにあっては、対電極2をリアクタンスコイル
5を介してアースするとともに、作用電極2にパルス発
生器6の出力端子、及び電位検出回路7の入力端子を接
続するようにしても同様の作用を奏する。
状態でセンサーを作動させるようにしているものである
が、ガスの種類によっては作用電極側2をアースして使
用するものにあっては、対電極2をリアクタンスコイル
5を介してアースするとともに、作用電極2にパルス発
生器6の出力端子、及び電位検出回路7の入力端子を接
続するようにしても同様の作用を奏する。
第7図は、本発明の第2実施例を示すものであって、
図中符号1は2電極式定電位電解型ガスセンサーで、こ
の実施例においては対電極2を抵抗素子30を介してセン
サー出力測定回路3に、また対電極4を接地するととも
に、常時、センサー出力測定回路3から一定電圧V0を対
電極2と対電極4の間に印加して、目的ガスによる電解
電流の変化を検出するように構成されている。
図中符号1は2電極式定電位電解型ガスセンサーで、こ
の実施例においては対電極2を抵抗素子30を介してセン
サー出力測定回路3に、また対電極4を接地するととも
に、常時、センサー出力測定回路3から一定電圧V0を対
電極2と対電極4の間に印加して、目的ガスによる電解
電流の変化を検出するように構成されている。
この実施例において、センサー出力測定回路3により
一定電位V0が印加された状態において目的ガスがセンサ
ーに侵入すると、作用電極2と対電極4の間にガス濃度
に比例した電解電流が流れるから、センサー1の抵抗値
がガス濃度に比例して変化し、ガス濃度が測定されるこ
とになる。
一定電位V0が印加された状態において目的ガスがセンサ
ーに侵入すると、作用電極2と対電極4の間にガス濃度
に比例した電解電流が流れるから、センサー1の抵抗値
がガス濃度に比例して変化し、ガス濃度が測定されるこ
とになる。
何かの事情によりセンサー1はセンサー出力測定回路
3から脱落したり、リード線に断線が生じると、交流的
に低いインピーダンスを有するセンサーによる接続点Q
とアース間の接続が断たれるから、パルス発生器6から
のパルス信号は、抵抗素子30からセンサー出力測定回路
3に流入してアースに流れることになる。これにより、
パルスPは、抵抗素子30に負荷電圧を発生させることに
なる、前述と同様にセンサーの脱離を検出することがで
きる。
3から脱落したり、リード線に断線が生じると、交流的
に低いインピーダンスを有するセンサーによる接続点Q
とアース間の接続が断たれるから、パルス発生器6から
のパルス信号は、抵抗素子30からセンサー出力測定回路
3に流入してアースに流れることになる。これにより、
パルスPは、抵抗素子30に負荷電圧を発生させることに
なる、前述と同様にセンサーの脱離を検出することがで
きる。
第8図は、上述の接続状態検出回路を、複数個の定電
位電解型センサーを使用する、いわゆるマルチセンサー
型ガス検出装置に適用したものであって、図中符号10、
11は、目的ガスに感度を有する第1、第2の定電位電解
型ガスセンサーで、この実施例においてはそれぞれの対
極12、13をアースに共通接続するとともに、センサー1
0、11の対電極15、16は、それぞれコネクタ17、18、19
を介して本体側回路にプラグイン接続可能に構成されて
おり、またセンサー10、11の作用電極15、16に接続され
るコネクタ17、18は、それぞれ抵抗素子32、33を介して
センサー出力測定回路23、24を接続し、さらにコネクタ
17、18とセンサー出力測定回路23、24の間にはそれぞれ
パルス発生器25、27と、電位検出回路26、28を接続して
構成されている。
位電解型センサーを使用する、いわゆるマルチセンサー
型ガス検出装置に適用したものであって、図中符号10、
11は、目的ガスに感度を有する第1、第2の定電位電解
型ガスセンサーで、この実施例においてはそれぞれの対
極12、13をアースに共通接続するとともに、センサー1
0、11の対電極15、16は、それぞれコネクタ17、18、19
を介して本体側回路にプラグイン接続可能に構成されて
おり、またセンサー10、11の作用電極15、16に接続され
るコネクタ17、18は、それぞれ抵抗素子32、33を介して
センサー出力測定回路23、24を接続し、さらにコネクタ
17、18とセンサー出力測定回路23、24の間にはそれぞれ
パルス発生器25、27と、電位検出回路26、28を接続して
構成されている。
この実施例によれば、センサー10、11がコネクタ17、
18、19に正常に接続されている場合には、各パルス信号
発生器25、27からのパルス信号は、インピーダンスが低
いセンサー10、11を介してアースに流れるから、抵抗素
子32、33には殆ど電位を発生しない。
18、19に正常に接続されている場合には、各パルス信号
発生器25、27からのパルス信号は、インピーダンスが低
いセンサー10、11を介してアースに流れるから、抵抗素
子32、33には殆ど電位を発生しない。
一方、少なくとも1つのセンサー、例えばセンサー10
がコネクタ17、19から外れると、パルス発生器25からの
パルス信号が抵抗素子32に電位差を生じさせ、これを電
位検出回路26を検出することによりセンサー10の脱離を
検出することができる。
がコネクタ17、19から外れると、パルス発生器25からの
パルス信号が抵抗素子32に電位差を生じさせ、これを電
位検出回路26を検出することによりセンサー10の脱離を
検出することができる。
第9図は、本発明の第3実施例を示すもので、図中符
号40は、作用電極42、対電極43の外に基準電極44を備え
た3電極式の定電位電解型ガスセンサーで、この実施例
においては対電極44を接地し、また作用電極42をセンサ
ー出力測定回路50に、さらに基準電極44をリアクタンス
コイル51を介して作用電極電位一定値に設定するポテン
ショスタット回路52に接続するとともに、リアクタンス
コイル51と基準44の間にパルス発生器54と電位検出回路
55を接続して構成されている。
号40は、作用電極42、対電極43の外に基準電極44を備え
た3電極式の定電位電解型ガスセンサーで、この実施例
においては対電極44を接地し、また作用電極42をセンサ
ー出力測定回路50に、さらに基準電極44をリアクタンス
コイル51を介して作用電極電位一定値に設定するポテン
ショスタット回路52に接続するとともに、リアクタンス
コイル51と基準44の間にパルス発生器54と電位検出回路
55を接続して構成されている。
この実施例において、センサー40が正常に接続されて
いる場合には、パルス信号は、最もインピーダンスが低
い基準電極44−対電極43間を経てアースに流れることに
なり、リアクタンスコイル51に負荷電圧を発生させるこ
とはない。
いる場合には、パルス信号は、最もインピーダンスが低
い基準電極44−対電極43間を経てアースに流れることに
なり、リアクタンスコイル51に負荷電圧を発生させるこ
とはない。
一方、センサー40が外れると、パルス発生器54からの
パルス信号は、リアクタンスコイル51及びポテンショス
タット回路52を介してアースに流れることになるから、
リアクタンスコイル51に電位が発生し、電位検出回路55
により検出されることになる。
パルス信号は、リアクタンスコイル51及びポテンショス
タット回路52を介してアースに流れることになるから、
リアクタンスコイル51に電位が発生し、電位検出回路55
により検出されることになる。
なお、この実施例においては、3電極式センサーを1
つ使用するものについて説明したが、アースに接続され
る電極を共通接続するマルチセンサー型のガス測定装置
にも同様に適用できることは明らかである。
つ使用するものについて説明したが、アースに接続され
る電極を共通接続するマルチセンサー型のガス測定装置
にも同様に適用できることは明らかである。
また、この実施例においては、基準電極とポテンショ
スタット回路との間にリアクタンスコイルを挿入してい
るが、第10図に示したように、センサー出力測定回路50
に接続される電極、例えば作用電極42とセンサー出力測
定回路50との間にリアクタンスコイル55や抵抗素子を接
続し、これとセンサー間にパルス発生器57、及び電位検
出回路58を接続すれば、前述した2電極式のものと同様
の作用を奏することは明らかである。
スタット回路との間にリアクタンスコイルを挿入してい
るが、第10図に示したように、センサー出力測定回路50
に接続される電極、例えば作用電極42とセンサー出力測
定回路50との間にリアクタンスコイル55や抵抗素子を接
続し、これとセンサー間にパルス発生器57、及び電位検
出回路58を接続すれば、前述した2電極式のものと同様
の作用を奏することは明らかである。
なお、上述の実施例においては、モニタリングパルス
の時間巾を40μ秒としているが、センサーに電気化学的
影響を与えない程度、一般的には10ミリ秒以下であれば
同様の作用を奏する。
の時間巾を40μ秒としているが、センサーに電気化学的
影響を与えない程度、一般的には10ミリ秒以下であれば
同様の作用を奏する。
また、上述の実施例においては、一定時間間隔で常時
モニタリングするようにしているが、例えば測定開始時
等、任意の時点で検出してもよいことは明らかである。
モニタリングするようにしているが、例えば測定開始時
等、任意の時点で検出してもよいことは明らかである。
(効果) 以上、説明したように本発明によれば、定電位電解型
ガスセンサーの対電極、もしくは作用電極の一方を接地
し、また他方の電極をリアクタンス素子を介してセンサ
ー出力測定回路に接続するとともに、前記リアクタンス
素子とガスセンサーとの接続部にパルス発生手段と、電
位検出手段を接続したので、可及的に時間巾が小さなパ
ルスであっても、センサー脱離時に発生するリアクタン
スコイルの起電力により確実に検出することができ、ま
た、センサーに電気化学的な変化を与えないため、チェ
ック後の待ち時間を不要とすることができるばかりでな
く、ガス濃度測定期間中であってもセンサー脱落のモニ
ターが可能となって信頼性の向上を図ることができる。
ガスセンサーの対電極、もしくは作用電極の一方を接地
し、また他方の電極をリアクタンス素子を介してセンサ
ー出力測定回路に接続するとともに、前記リアクタンス
素子とガスセンサーとの接続部にパルス発生手段と、電
位検出手段を接続したので、可及的に時間巾が小さなパ
ルスであっても、センサー脱離時に発生するリアクタン
スコイルの起電力により確実に検出することができ、ま
た、センサーに電気化学的な変化を与えないため、チェ
ック後の待ち時間を不要とすることができるばかりでな
く、ガス濃度測定期間中であってもセンサー脱落のモニ
ターが可能となって信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明においては定電位電解型ガスセンサーの
対電極、もしくは作用電極の一方を接地し、また他方の
電極を抵抗素子を介し、もしくは介さずにセンサー出力
測定回路に接続するとともに、前記抵抗素子とガスセン
サーとの接続部にパルス発生手段と、電位検出手段を接
続したので、可及的に時間巾が小さなパルスであって
も、センサー脱離時に発生するリアクタンスコイルの起
電力により確実に実行することができ、また、センサー
に電気化学的な変化を与えないため、チェック後の待ち
時間を不要とすることができるばかりでなく、ガス濃度
測定期間中であってセンサー脱落のモニターが可能とな
って信頼性の向上と、さらには誘導性リアクタンス素子
素子を不要として本質安全対策上システム構成の簡素化
を図ることができる。
対電極、もしくは作用電極の一方を接地し、また他方の
電極を抵抗素子を介し、もしくは介さずにセンサー出力
測定回路に接続するとともに、前記抵抗素子とガスセン
サーとの接続部にパルス発生手段と、電位検出手段を接
続したので、可及的に時間巾が小さなパルスであって
も、センサー脱離時に発生するリアクタンスコイルの起
電力により確実に実行することができ、また、センサー
に電気化学的な変化を与えないため、チェック後の待ち
時間を不要とすることができるばかりでなく、ガス濃度
測定期間中であってセンサー脱落のモニターが可能とな
って信頼性の向上と、さらには誘導性リアクタンス素子
素子を不要として本質安全対策上システム構成の簡素化
を図ることができる。
第1図は本発明の一実施例を示す装置の構成図、第2、
3図は同上装置の動作を示す説明図と波形図、第4、5
図は同上装置における電圧検出回路の一実施例を示す回
路図、第6図乃至第10図はそれぞれ本発明の他の実施例
を示す構成図、及び第11図は従来のセンサー接続判定回
路の動作を示す説明図である。 1……定電位電解型センサー 2……作用電極 3……センサー出力測定回路 4……対電極 5……リアクタンスコイル 6……パルス発生器 7……電位検出回路 30……抵抗素子
3図は同上装置の動作を示す説明図と波形図、第4、5
図は同上装置における電圧検出回路の一実施例を示す回
路図、第6図乃至第10図はそれぞれ本発明の他の実施例
を示す構成図、及び第11図は従来のセンサー接続判定回
路の動作を示す説明図である。 1……定電位電解型センサー 2……作用電極 3……センサー出力測定回路 4……対電極 5……リアクタンスコイル 6……パルス発生器 7……電位検出回路 30……抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユージン ジェイ ブランチャード,ジ ュニヤ カナダ国 アルバータ州 ティー3イー 2エル6 カルガリー,エス・ダブリ ュー.ストリート 第30番 2025 (56)参考文献 特開 平1−172743(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】定電位電解型ガスセンサーの作用電極、も
しくは対電極の一方を接地し、また他方の電極をリアク
タンス素子を介してセンサー出力測定回路に接続すると
ともに、前記リアクタンス素子とガスセンサーとの接続
部にパルス発生手段と、電位検出手段を接続してなる定
電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回
路。 - 【請求項2】複数の定電位電解型ガスセンサーのそれぞ
れの作用電極、もしくは対電極の一方を接地し、また他
方の電極をそれぞれリアクタンス素子を介してセンサー
出力測定回路に接続するとともに、前記リアクタンス素
子とセンサーとの接続部にそれぞれパルス発生手段と、
電位検出手段を接続してなる定電位電解型ガス測定装置
におけるセンサー接続判定回路。 - 【請求項3】定電位電解型ガスセンサーの作用電極、も
しくは対電極の一方を接地し、また他方の電極を抵抗素
子を介してセンサー出力測定回路に接続するとともに、
前記抵抗素子とガスセンサーとの接続部にパルス発生手
段と、電位検出手段を接続してなる定電位電解型ガス測
定装置におけるセンサー接続判定回路。 - 【請求項4】複数の低電位電解型ガスセンサーのそれぞ
れの作用電極、もしくは対電極の一方を接地し、また他
方の電極をそれぞれ抵抗素子を介してセンサー出力測定
回路に接続するとともに、前記抵抗素子とガスセンサー
との接続部にそれぞれパルス発生手段と、電位検出手段
を接続してなる定電位電解型ガス測定装置におけるセン
サー接続判定回路。 - 【請求項5】作用極、対極、及び基準極を備えた定電位
電解型ガスセンサーの、前記作用極または対極と、前記
基準極との間にリアクタンス素子、または抵抗素子を介
してセンサー出力回路を接続するとともに、前記基準極
とリアクタンス素子、または抵抗素子との接続点にパル
ス発生手段、及び電位検出手段を接続してなる定電位電
解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63136817A JP2655533B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 定電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63136817A JP2655533B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 定電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01305349A JPH01305349A (ja) | 1989-12-08 |
JP2655533B2 true JP2655533B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=15184200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63136817A Expired - Lifetime JP2655533B2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 定電位電解型ガス測定装置におけるセンサー接続判定回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655533B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2613316B2 (ja) * | 1990-11-26 | 1997-05-28 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサの機能点検方法とその装置 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP63136817A patent/JP2655533B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01305349A (ja) | 1989-12-08 |
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