JPS6045363B2 - 車軸における応力発生状況検知方法及びその実施に使用する検知装置 - Google Patents

車軸における応力発生状況検知方法及びその実施に使用する検知装置

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JPS6045363B2
JPS6045363B2 JP13200577A JP13200577A JPS6045363B2 JP S6045363 B2 JPS6045363 B2 JP S6045363B2 JP 13200577 A JP13200577 A JP 13200577A JP 13200577 A JP13200577 A JP 13200577A JP S6045363 B2 JPS6045363 B2 JP S6045363B2
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recorder
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトラクタ等走行する農業機械、建設機械又は
自動車等の車軸における応力の発生状況検知方法及びそ
の実施に使用する検知装置に関す る。
試作車輌のフィールドテスト等においては車軸Jにお
ける応力発生状況を検知する必要があるが、従来は第5
図に示す如き方法によつて行われていた。
すなわち前輪又は後輪の車軸には伸縮により抵抗値を変
する歪ゲージを4個貼着し、この歪ゲージをブリッジ接
続してなるトルクトランスジユ丁一サ91から出力され
る、応力の大小に対応して大小変化する応力信号(トル
ク波電圧)を、車軸に周したスリップリングと、その近
傍に固着され、前記スリップリングを摺擦し得るように
したブラシとを介して機体上に載置した測定器材92に
伝達するようにしている。測定器材92としては、入力
信号を増幅するアンプ部93aと、メータ等の表示部9
3bとからなるストレインメータ93及び該ストレイン
メータ93のアウトプット端子等Lこ接続されたデータ
′.二呻゛XT=ニ;??:..:―した磁気テープ゛
の記録媒体は応力.測定データを収録した後に、機体外
において改み下記録計94により再生されてオシロスコ
ープ、コンピュータ等の分析装置95により記録データ
婢析がなされるようにしていた。
而してこのような.従来方法による場合は次のような問
題点があつだ;すなわち(1)記録計94は所定時間毎
に磁気テープ、記録用紙等の記録媒体を交換しなければ
ならず、長時間の連続記録が不可能であり、一部中断し
た長時間ゼータを収録し得るとしても記録媒体の所要量
又は消費量が膨大となり経済的な面から実用的でない。
(2)前述した記録媒体の交換、表示部93bの監視の
ために運転者以外にも測定作業者が必要である。
また測定器材が大型且つ重量であるため−に特別のテス
ト時はともかく、実使用時における継続的な測定は現実
には不可能である。(3)車軸に設けたトルクトランス
ジューサ91と測定器材92との接続のためのスリップ
リング及びブラシの取付けが煩わしく、しかも長時間.
を要する。
また雨天下の走行を行つたり、フィールドテストが長時
間に亘る場合には両者の接触不良を惹起し、応力信号の
伝達が中断されたり、減衰した応力信号が測定器材92
に伝達され、信頼性の高いデータ収録ができない場合が
.゜ある。本発明は上述の欲題点を解決するためになさ
れたものであつて、トルクトランスジューサを取付けた
車軸又はこれと同軸回転する車輪の車軸側側面等に記録
媒体として複数個の電流積分モジユー4ルを用いた記録
器を取付け、トルクトランスジューサが出力する応力信
号が各電流積分モジュール夫々について定めた相異る基
準レベルより大又は小となつた時間値を各電流積分モジ
ュールに記録させ、測定を終了した後にこの電流積分モ
ジュールを取り外して、各電流積分モジュールの記録値
を読取ることとする、車軸における応力発生状況検知方
法及びその実施に使用する検知装置を提供することを目
的とし、以下に本発明をその実施例を示す図面に基いて
詳述する。
第1図は、その車軸に作用する応力を計測すべき対象と
なるトラクタの部分断面図左側面図であつて、後の車軸
SHの周面における右後輪RWr寄)りの部分にはトル
クトランスジューサ1、例えば公知の4ゲージ法ストレ
インゲージ等が取付けられており、また右後輪RWrの
リムRwrlには記録器2が取付けられている。そして
トルクトランスジューサ1と記録2とはリード線(第2
図参照)・により接続されているが、トルクトランスジ
ューサ1及び記録器2は同軸的に連動して同速回転する
のでリード線は後輪の回転を妨げず、また断線すること
もない。而して本発明に係る車軸における応力発生状況
”検知方法はトルクトランスジューサ1から出力される
トルク波電圧等、車軸に作用する応力の大小に対応して
変化する応力信号を記録器2に導き、該記録器において
、前記応力信号が、夫々相異るように設定した複数の基
準値により基準値より大又は小となつた時間を電流積分
モジュールを用いて各別に積算記録し、この記録後にお
いて、各電流積分モジュールに積算記録された時間情報
を読取ることを特徴とする。
次に本発明方法の詳細を該方法の実施に使用する本発明
の検知装置と共に説明する。
第2図は本発明の係る応力発生状況の検知装置の記録器
2等の略示回路図である。図において、1は同仕様の4
個の歪ゲージ11,12,13及び14をブリッジ接続
してなるトルクトランスジューサてあつて、前述のよう
に車軸SHの周面に取付けられている。そしてリムRw
rlに取付けられた前記記録器2の電源部21からはリ
ード線31,32を介して歪ゲージ11と14の接続部
及び歪ゲージR2と13の接続部間に所要の直流電圧が
印加されるようになつている。そして歪ゲージ11と1
2の接続部及び歪ゲージ13と14の接続部は前同様の
リード線33,34を介して記録器2の増幅部22に接
続されており、車軸SHに発生した応力の大小、正確に
は車軸に発生した歪量の大小に対応して大小変化する前
記両接続部間の電圧を応力信号して増幅部22に入力す
るようにしている。この増幅部22は前記応力信号を後
段の回路の動作に適応するレベルにまて増幅する。そし
て増幅された応答信号は信号弁別部23中の4つのコン
パレータ23a,23b,23c,23dの一側端子及
び他の4つのコンパレータ23e,23f,23g,2
3hの十側端子に入力される。これらのコンパレータ2
3a,23b・・・・・・・23hの比較基準値は電源
部21の正極側ラインと接地電位との間に接続された可
変抵抗器夫々によつて設定されるようになつており、入
力信号である増幅応答信号が取り得ると推定される最高
絶対値をEとすると、コンパレータ23a,23b,2
3c,23d,23e,23f,23g,23h夫々の
比較基準値は夫々例えば員E.貞E.RE.(E1一員
巳一負E1一欠E1−REに定められている。コンパレ
ータ23a,23b,23c,23dは入力信号が比較
基準値よりも大となつた場合に夫々の出力端子が接地電
位になり、またコンパレータ23e,23f,23g,
23hは入力信号が比較基準値よりも小となつた場合に
夫々の出力端が接地電位になる。而してこの記録器2は
増幅部22の出力信号をそのまま出力する端子220、
後述する電源部21から供給される所定レベルの電圧を
そのまま出力する正極側ラインの端子210、コンパレ
ータ23a,23b,23c,23d夫々の出力端子と
の間に限流抵抗を介在させてなる端子231,232,
233,234、コンパレータ23dの出力端子との間
にダイオード及ひ限流抵抗を介在させてある端子235
、コンパレータ23e,23f,23g,23h夫々の
出力端子との間に限流低抗を介在させてなる端子236
、237、238,239、コンパレータ23hの出力
端子との間にダイオード及び限流抵抗を介在させてなる
端子240及び電源部21のタイマ部端子211を記録
用端子として備えている。次にこの記録器2の記録媒体
としては電流積分モジュール用いている。この電流積分
モジュールは銀イオンを含む電解液を収納してなる銀製
のケース電極内に金属の中心電極を配設し、ケース電極
から中心電極に向けてμAオーダの電流を通電すると、
中心電極上には銀イオンが蓄積され数Ω程度の低抵抗の
状態になり、逆向きに通電すると中心電極上に銀イオン
が残存する間は低抵抗状態を維持し、これがなくなつた
時点で数MΩ程度の高抵抗の状態となる公知の素子であ
る。中心電極への銀イオン蓄積量又は中心電極からの銀
イオン剥離量は通電電流との積、すなわち電流・時間積
に比例するので、中心電極上の銀イオン量を零にした高
抵抗状態(以下クリア状態という)から、一定電流をケ
ース電極から中心電極に向けてある時間だけに通電する
と、この通電時間は、その後、例えば同値の電流を中心
電極上の銀イオン量が零となつて高抵抗状態に回復する
まで逆向きに流した場合の逆向き通電時間として求めら
れ、通電時間積算素子として使用し得、また、クリア状
態から一定値の電流を所定時間だけケース電極から中心
電極に向けて通電し、セット状態としたものに、例えば
同値の逆向きの通電を行わせる場合は前記所定時間経過
後に高抵抗のクリア状態に復帰しての逆向き通電を遮断
し得てタイマリレ素子としての使用が可能である。25
は記録媒体部であつて、プリント基板に11個の電流積
分モジュール250,251・・・260を取付けてな
るものであつて、255及び260のケース電極は端子
22『に、またこれ以外の電流積分モジュールのケース
電極は端子21『に連つており、電流積分モジュール2
50,251,252・・・ ・・・260の各中心電
極はノ夫々端子21「,23「,232″ ・・24
0″に連なつている。
そしてこの記録媒体25は記録器2に着脱可能になつて
いて、これが装着されたときには記録器2の記録用端子
220,210,211,231,232・・・ ・・
240の夫々)が記録媒体部25の端部22『,21『
,211″,23「232″・・ ・・24『の夫々に
連結されるようになつている。次に記録器2電源部21
について説明する。
この電源部21は乾電池211と、この乾電池21)1
が前記トルクトランスジューサ1、増幅部22、信号弁
別部23及び記録媒体部25を安定に動作させるに足る
電圧レベル以下になつて場合に所定信号を発してスイッ
チング回路213をオフして、トルクトランスジューサ
1、増幅部22、信号弁別部23及ひ記録媒体部25へ
の通電を断つ電源制御部212と、上記スイッチング回
路213と、限流抵抗及び電流積分モジュール214a
からなるタイマ部214とからなる。電流積分モジュー
ル214aのケース電極は乾電池211の負電極側に接
続されており中心電極は限流抵抗を介して端子211に
連なつている。限流抵抗と中心電極との接続点は電源制
御部212に接続されており、電流積分モジュール21
4aがクリア状態になつて前記接続点の電位が上昇した
ときには、やはり電源制御部212は前記スイッチング
回路213を作動させて、各部への通電を断つようにな
つている。そしてこの電流積分モジュール214aは電
源部21を構成する基板から取外し得るようになつてい
る。なお上述した記録器2は全体を一体構成としても、
また例えば電源部21を別ケースに収納するように分離
構成してもよい。さて、長期に亘る記録を行つた後には
記録器2から記録媒体部25及びタイマ部214の電流
積分モジュール214aが取り外され、機体外において
第3図に示す読取器4に装着される。
この読取器4は電流積分モジュール250,251・・
・・・・260に記録時とは逆方向の通電を行つて各電
流積分モジュールの記録時における通電時間積算値を求
めると共にこの、逆方向の通電によつて各電流漬分モジ
ュールをクリア状態に復帰させ、後日の記録に備え得る
ように、また電流積分モジュール214aが記録器2か
ら取外した際に未だクリア状態になつていない場合は、
中心電極からケース電極に向けて電流を通じクリア状態
になる迄の時間を求め、この通電によつてクリア状態に
なるか、又は記録器2から取外し際に既にクリア状態に
あつていたときはケース電極から中心電極に向けて所定
時間の通電を行い再度タイマ部214の通電時間積算素
子及びタイマリレ素として使用可能なセット状態にする
ものである。まず読取器4の電源部40は交流電圧を降
圧整流した一定値の直流電流を供給し得るようになつて
いるが、交流電源の停電に基因して計時が中断されるか
、又は零復帰することを回避するためにバッテリバック
アップを行うようになつている。而してこの読取器4に
は記録媒体部25の端子22『,21『,21「,23
「,232″・・・24『を接続得るようにした端子2
202,2102,2112,23ビ,232■・・・
・24『、並びに電流積分モジュール214aを装着し
て、これをクリア状態にするために使用するクリア用コ
ネクタ421及びセット状態にするために使用するセッ
ト用コネクタ422を備えている。
そして端子22『,21『並びにクリア用コネクタ42
1のケース電極接続側端子及びセット用コネクタ422
の中心電極接続側端子は゛電源部40の接地側ラインに
接続されている一方、21ビ,231″,232″・・
・・・24『並びにクリア用コネクタ421の中心電
極接続側端子及びセット用コネクタ422のケース電極
接続端子は適宜の限流抵抗、スイッチ等よりなる通電制
御部43を介して電源部40の正極側ラインに接続され
ている。そして電源部40を作動させて上記スイッチの
投入を行うとこの読取器4に装着された記録媒体部25
の11個の電流積分モジュールには中心電極からケース
電極に向に向かう電流が流れ、またクリア用コネクタ4
21に装着された電流積分モジュール214aにも同方
向の電流が流れる。そうすると各電流積分モジュールは
記録時における夫々の通電時間積算値に対応する時間だ
け経過した後にクリア状態になり、これにより各電流積
分モジュールの中心電極の電位は上昇するのでクリア状
態になつた時点を検知することができる。44はこのよ
うにして各電流積分モジュールがクリア状態となつた時
点を検知して各カウンタ45に報知する。
通電終了検知部である。カウンタ45は通電制御部43
のスイッチを投入して各電流積分モジュールに対する通
電を開始した時点から、前記通電終了検知部44によ報
知される、各電流積分モジュールがクリア状態になつた
時点までの時間を計時てデジタル表示するものである。
なお通電終了検知部44及びカウンタ45は図示のよう
に各回路につき夫々各1個、すなわち夫々計12個を設
けるととしてもよいが、複数の回路につき各1個設け、
回路を順次切換えて使用するように構成して、通電終了
検知部44及びカウンタ45の使用個数の節減を図り、
読取器4を小型化してもよい。46はプリセットカウン
タであつて、通電制御部43に接続されていて、通電制
御部43の前記スイッチの投入後、これにセットされた
時間だけセット用コネクタ422に装着された電流積分
モジュール214aに対する通電を行うようにしている
なおこの読取器4において、これに装着された各電流積
分モジュールに対する通電電流値は、記録器2において
これに装着された各電流積分モジュールに対する通電電
流値1アンペアのn倍、すなわちNIアンペアとして、
各電流積分モジュールについての読取り時間等を1/n
に速めている。
而して上述の如き本発明装置を用いて本発明方法を実施
する場合は、まず記録媒体部25を読取器4に装着し、
また電流積分モジュール214aをクリア用コネクタ4
21に装着して各電流積分モジュールに通電を行う。そ
うすると全ての電流積分モジュールには中心電極からケ
ース電極に向かうNIアンペアの電流が流れることにな
り、いずれもクリア状態になる。その後電流積分モジュ
ール214aをセット用コネクタ422に装着し、また
プリセットカウンタ46にはTO/n時間をセットして
電流積分モジュール214aにNIアンペアを通電する
。これにより電流積分モジュール214aはIアンペア
を通じたときにTO時間でクリア状態に戻るべきセット
状態になる。而して記録媒体部25及び電流積分モジュ
ール214aを記録器2に装着して、その動作を開始さ
せると共にトラクタを走行させ車軸SHにおける応力発
生状況の検知が開始される。
さて車軸SHに発生した応力はトルクトランスジューサ
1によつて検出され応力信号は増幅部22によつて増幅
されるが、今第4図に示す如きパターンの増幅応力信号
が得られたとする。
そうするとコンパレータ23a,23b,23c,23
d夫々の比較基準値は夫々員E.,負E..RE及び(
Eに定められているので、電流積分モジュール251,
252,253及ひ254の夫々には上記各比較基準値
より大となる時間、すなわちTll+Tl2+Tl3)
T2l+T22+T23)T3l+T32及びT4l+
T42だけIアンペアが通電されることになる。なお電
流積分モジュール255には斜線を付した、最高の比較
期準値REより大となる時間T4l、T42における電
圧変化状態によつて定まる通電電流積分値に相当する情
報、すなわち第4図に斜線を付した面積に対応する情報
がその中心電極における銀イオン蓄積量として収録され
る。そして車軸SHからは次々と種々のパターンの応力
信号が得られ、上述のようにして各電流積分モジュール
251,252,253,254には夫々の比較基準値
より大となる時間の積算記録され、また電流積分モジュ
ール255には増幅応力信号が(Eより大となつた時間
における通電電流積分値が積算記録される。なおトラク
タの後進時等車軸SHから負の応力信号が得られた場合
は同様にして電流積分モジュール256,257,25
8,259には夫々に接続されたコンパレータ23e,
23f,23g,23hの比較基準値により小となる時
間が積算記録され、また電流積分モジュール260には
コンパレータ23hの比較基準値−REより小となる時
間において電流積分モジュール260を流れる電流の積
分値が積算記録される。このようなテストは何日かに亘
つて行われるが、トラクタがその運転を停止している時
にも電源部21から各部への通電は継続されている。そ
して、電源部21の所定レベル以下になつた場合は電源
制御部212がこれを検出してスイッチング回路213
を作動させて、爾後全電流積分モジュール等への通電を
断つ。一方、電流積分モジュール250,214aには
記録器2の動作を開始させてテストをスタートした時点
から、応力発生状況の如何及ひ機体の走行・休止の如何
を問わすIアンペアの通電が行われているが、TO時間
の経過後にはNIxTO/n=ITOとなるので、電流
積分モジュール214aがクリア状態になり、スイッチ
ング回路213が作動して、電源部21の電圧が所定レ
ベル以下になつていない状態においても爾後の全電流積
分モジュール等への通電が断たれる。而して所要のテス
トを終えた後、記録媒体部25及び電流積分モジュール
214aは記録器2から取外されて、読取器4に装着さ
れる但し電流積ノ分モジュール214aはクリア用コネ
クタ421に装着される。
この状態で読取器4の通電制御部43のスイッチを投入
して各電流積分モジュールに中心電極からケース電極に
向かうNIアンペアの電流を通電する。
この通電は各電流積分モジュールが夫々クリア状態にな
つた時点で各電流積分モジュールに夫々接続れた各通電
終了検知部44が作動し、これにより各カウンタ45は
計時を中止する。今、電流積分モジュール251,25
2,253,254,256,257,258,259
夫々に接続された各カウンタ45の計時値を夫々ΣT1
、ΣT2、ΣT3、ΣT4、ΣT6、ΣT7、ΣT8、
ΣT9とする。
読取時における通電電流値はNIアンペアであるのに対
して記録時における通電電流値はIアンペアであるので
、各電流積分モジュール251,252,253,25
4,256,257,258,259の通電時間積算値
は夫々nΣT1、nΣT2、nΣT3、nΣT4、nΣ
T6、nΣT7、nΣT8、nΣT9であつたことが読
取れる。すなわち、車軸SHに発生した応力の大小に対
して変化する増幅応力信号が夫々員E..二EべE..
( 、、−2Eより大、及ひ 君E1−AEl
一貧E1−REよりとなつた時間の積算値を各別に検知
することができ、これにより車軸SHにおける応力発生
状況を知ることができる。
次に電流積分モジュール255,260夫々に接続され
た各カウンタ45の計時値がΣT5、ΣTlOであつた
とする。
そうすると、記録時において電流積分モジュール254
に印加される電圧、すなわち端子210の電圧をE″と
して、E″(ΣT5/ΣT4)を求めると増幅応力信号
がREより大となつた場合の全時間における該増幅応力
信号の平均電圧値が得られる。これにより、増幅応力信
号の正の最大値の推定が可能となり、また以後のテスト
におけるEの決定の妥当性の判断が可能になる。同一に
上″(ΣTlO/ΣT9)は増幅応力信号が−(Eとな
つた場合の全時間における該増幅応力信号の平均電圧値
となり、これにより増幅応力信号の負の最小値の推定が
可能になる。またクリア421に連なるカウンタの計時
値がΣT2l4a・であつた場合は電源部21を動作さ
せてテストを開始した時点から乾電池211の電圧が所
定レベル以下になつてスイッチング回路213が作動し
、各電流積分モジュールへの通電が断たれた時点までの
実テスト時間がTO−nΣT2l4aであつたことが検
知される。なおΣT2l4a=0の場合は乾電池211
の電圧が所定レベル以下に低下する迄に電流積分モジュ
ール214aがクリア状態に戻つたことになり、実テス
ト時間がTO時間であつたことが検知される。電流積分
モジュール250に接続されたカウンタ45の計時値は
Σ250となるが、この電流積分モジュール250はタ
イマ部214の電流積分モジュール214aの動作チェ
ックのためものであつて、これが正常に動作している場
合は、ΣT2l9が0でない限りnΣ250=TO−n
ΣT2l4aとなるので、これを確認するこによつて記
録データの信頼性を高め得る。このようにして記録デー
タの読取りを行つた後は電流積分モジュール214aの
みをセット用コネクタ422に装着し、前記した如くプ
リセットカウンタ46をTO/n時間にセットし、電流
積分モジュール214aの通電を行うと後日の測定が可
能なセット状態に復帰する。
以上に詳述したように本発明による場合は(1)記録媒
体として電流積分モジュールを使用するので、機体の走
行停止時間を含めて1力月以上にも亘る長期間の連続的
記録が可能であり、この記録媒体反復使用が可能である
のでこの長期間の連続記録を経済的に行い得、実用性に
優れている。
(2)記録器、読取器とも小型軽量であつて、従来の測
定器材に比して安価に構成し得る。
(3) トルクトランスジューサを取付けた車軸と連動
して同速回転する部分に記録器及び記録媒体を取付ける
のでトルクトランスジューサと記録器との間にはスリッ
プリング、ブラシ等を介在させる必要がなく、長期間に
亘つて信頼性の高いデータを収録することができ、また
スリップリング取付けのための作業も要せずテストに準
備工数の節減が図れる。
(4)記録データの読取りはデータ記録完了後に行われ
、また記録中に記録媒体の交換を必要しないので運転者
以外の測定作業者を必要としない。
また、前述したように車軸にはスリップリングを取付け
る等の特別の工作を要しないので、特別なテスト時にお
ける応力発生状況の検知用途のみならず、需要家におけ
る車輛の走行履歴の分析にも適用できる。等、本発明は
幾多の利点を有している。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すものであつて、第1図はト
ルクトランスジューサ及び記録器の取付状態を説明する
ためのトラクタの部分断面左側面図、第2図はトルクト
ランスジューサ、記録器及び記録媒体部の略示回路図、
第3図は記録媒体部及び読取器の略示回路図、第4図は
増幅応力信号の1例を示す波形図、第5図は従来の応力
測定方法を説明するためのブロック図である。 1・・・・・・トルクトランスジューサ、2・・・・・
・記録器、4・・・・・・読取器、25・・・・・・記
録媒体部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トルクトランスジューサを車軸に、また記録器を車
    軸と連動して同速回転する機体の適宜部分に取付け、ト
    ルクトランスジューサが車軸に発生した応力を検出して
    発する応力信号を記録器に入力し、該記録器においては
    、前記応力信号のレベルが、夫々相異るように設定した
    複数の基準値より大又は小となつた時間を電流積分モジ
    ュールを用いて各別に積算記録し、この記録後において
    各電流積分モジュールに積算記録された時間情報を読取
    ることを特徴とする、車軸における応力発生状況検知方
    法。 2 車軸に取付けられるべきトルクトランスジューサと
    、トルクトランスジューサが車軸に発生した応力を検出
    して発する応力信号が入力され、夫々の比較基準値が相
    異るように設定された適数個のコンパレータにより、前
    記応力信号が夫々の比較基準値に相当するレベルよりも
    大又は小になつた場合にのみ各コンパレータに対応させ
    た電流積分モジュール夫々に対する一定値の電流の通電
    を制御し、前記電流積分モジュール着脱自在となるよう
    にした、車軸を連動して同速回転する機体の適宜部分に
    取付けられるべき記録器と、前記電流積分モジュールが
    着脱自在となるように構成されており、装着された電流
    積分モジュールの夫々には、記録器に装着された場合と
    は逆方向の電流を通電し得るようになつており、各電流
    積分モジュール夫々に対する前記逆方向の電流の通電時
    間を計時して表示するカウンタを具備する読取器とから
    なる応力発生状況の検知装置。 3 前記記録器は、所定の電流・時間積情報を蓄積して
    なる電流積分モジュールを着脱自在に装着し得るように
    なつており、記録器の動作中には該電流積分モジュール
    に、その電流・時間積情報の蓄積量が減ずる方向の一定
    電流を通電し得、該電流積分モジュールの電流・時間積
    情報が零になつた場合には記録器動作を停止させるよう
    に構成した特許請求範囲第2項記載の応力発生状況の検
    知装置。
JP13200577A 1977-11-02 1977-11-02 車軸における応力発生状況検知方法及びその実施に使用する検知装置 Expired JPS6045363B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641945Y2 (ja) * 1987-05-29 1989-01-18

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