JP2655058B2 - 半導体センサ - Google Patents

半導体センサ

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JP2655058B2
JP2655058B2 JP5318868A JP31886893A JP2655058B2 JP 2655058 B2 JP2655058 B2 JP 2655058B2 JP 5318868 A JP5318868 A JP 5318868A JP 31886893 A JP31886893 A JP 31886893A JP 2655058 B2 JP2655058 B2 JP 2655058B2
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wafer
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semiconductor
semiconductor sensor
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祐司 近藤
光弘 杉本
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体センサの台座構造
に関し、特に圧力、振動等の自然量を歪みに変換する構
造を持った半導体センサの、組立時に生ずる歪み及び、
実装後外部よりくる歪みを吸収することができる半導体
センサの台座構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体センサの台座構造を図7に
示す。
【0003】図7の構造では、半導体センサの例として
半導体加速度センサを用いている。半導体センサ71
は、台座72に接着剤73等によって接着されている。
このセンサと台座の接着は、通常はウェハ状態で行う。
このとき、半導体センサ71と台座77の材質が同じシ
リコンであっても、それぞれのウェハの熱履歴の違いに
よりウェハの反り量及び反り方が異っている。つまり、
半導体センサのウェハは、不純物拡散等の高温の工程及
び、パッシベーション膜等の熱膨張係数の異なった膜の
膜形成の工程を経ている。このため、一般的に4インチ
ウェハで数十μmから100μm程度反っている。これ
に対して台座のウェハは、不純物拡散等の高温工程は無
く、パッシベーション膜等の形成工程のみを経ている。
このため、台座のウェハは一般的に10〜20μm程度
反っている。この2枚の反ったウェハを接着するには、
接着時にウェハ上下面より圧力を加えてウェハの反りを
強制する必要があった。
【0004】また、シリコンウェハを金属に接着する際
に、金属の接着面に溝を形成する技術があった(特開昭
60−26584号公報)。この技術を図8に示す。シ
リコンウェハにCPU、メモリ等を搭載してウェハ全体
に計算機能を持たせた1ウェハ半導体装置81を金属
(実施例ではアルミニウム)の基板82に接着した構造
であった。この金属基板82のウェハ31面側に溝を縦
横に設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の台座構造では、
センサウェハと台座ウェハを接着したときの強制圧力
が、センサウェハの一部に集中する。接着したウェハを
分離してチップにしたときに、このウェハの反りを強制
した歪みがセンサチップの薄膜部に悪影響を及ぼすとい
う問題があった。
【0006】また、半導体センサを厚膜基板、モールド
パッケージ等の異物質に搭載した際に、半導体基板と搭
載基板間の熱膨張係数の差によって熱歪みが生じ、半導
体センサの特性が劣化するという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】半導体基板に機械加工も
しくはエッチング加工を施して圧力、振動等の自然量を
電気に変換する機能を備えた半導体センサと、この半導
体センサの下部に半導体センサの材質と同じ材質の台座
接着剤で接着し、その台座の接着剤による接着箇所に
対応する位置の両面に溝を設けた。
【0008】
【実施例】まず本発明の実施例の説明に先立ち、実施例
に関連する参考例について説明する。 参考例参考例 1を図1に示す。図1では、半導体センサの1例
として半導体加速度センサを挙げている。センサウェハ
1は、所望の拡散工程により、ゲージ抵抗や電極等の変
換素子をセンサウェハ1内に形成した後、ウェットエッ
チング法等の3次元加工により、図1に示すような形状
に加工される。
【0009】下部ストッパウェハ2及び上部ストッパウ
ェハ5は、それぞれ下部ストッパ溝4及び上部ストッパ
溝5を形成した後に、センサウェハ1に接着剤6によっ
て接着される。
【0010】接着剤6の効果時には、センサウェハ1及
び下部ストッパウェハ2及び上部ストッパウェハ5を高
温(120℃〜150℃程度)にする。このときにセン
サウェハ1と下部ストッパウェハ2間に熱による歪みが
生ずる。これは、もともとセンサウェハ1は拡散工程を
経ているために持っている反りが熱により一層歪むため
に生ずる。
【0011】この熱歪みは、ウェハを上下に加圧して接
着するため、ウェハの面方向に蓄積される。従って、ウ
ェハ内で歪みの大小の分布が生じる。この歪みをストッ
パウェハに形成した溝が吸収する。
【0012】センサウェハ1と下部ストッパウェハ2間
を接着する際に生じる歪みは、下部ストッパ溝4により
吸収される。
【0013】また同様に上部ストッパ溝5により、上部
ストッパウェハ3とセンサウェハ1を接着する際の歪み
は吸収される。
【0014】参考例参考例 2では、半導体センサの例として半導体圧力セン
サを挙げている。
【0015】図2に示すように半導体圧力センサのセン
サウェハ21は、台座ウェハ22に接着剤26によって
固定される。このとき、台座ウェハ22に台座溝形成し
ておく。この台座溝24により、台座ウェハ22とセン
サウェハ21を接着する際のウェハ間の反り等による歪
みを吸収する。
【0016】参考例3 図3に示す参考例3は参考例1と同様に半導体加速度セ
ンサの他の例である。
【0017】参考例3と参考例1の差異は、下部ストッ
アウェハ32及び上部ストッパウェハ33には溝を形成
しないで、センサウェハ31の上部及び下部にそれぞれ
センサウェハ下部溝34及びセンサウェハ上部溝35を
形成した点である。
【0018】本発明の実施例を図4に示す。図4では、
下部ストッパ42の上部に下部ストッパ溝1:44を形
成し、下部に下部ストッパ溝2:47を形成している
【0019】下部ストッパ溝2:47は、参考例1〜3
と異なり、センサウェハ41に接着する面と逆の面に形
成してある。この下部ストッパ溝2は、ウェハを張り合
わせる際に使用する治具の熱膨張係数の差による歪みを
吸収する。また、ウェハをチップに分離した後にマウン
トする基板、リードフレーム等との熱膨張率の差による
歪みを吸収する。
【0020】図5は、参考例1〜3および実施例のスト
ッパウェハを上部より見た見取図である。センサチップ
に対応して縦横に溝を形成している。
【0021】図6は、溝の形成方法の違いによる溝の形
状の差を説明するためのストッパウェハの断面図であ
る。
【0022】図6(a)の形状の溝は、以下の2通りの
方法によって形成することが出来る。
【0023】(1)ダイシング等の物理的手段によりシ
リコンを削る方法。
【0024】(2)ドライエッチングによりシリコンを
エッチングして形成する方法。
【0025】図6(b)の形状は、薬液を用いたウェッ
トエッチング方法で、特に等法性エッチングにより形成
した場合の例である。等法性エッチング液の表例として
波、弗化水素系エッチング液が挙げられる。
【0026】図6(c)の形状は、(b)と同様にウェ
ットエッチング方法で、特に異方性エッチングにより溝
を形成した場合の例である。異方性エッチング液の代表
例としては、KOHが挙げられる。
【0027】
【発明の効果】従来の台座構造では、半導体センサウェ
ハと台座ウェハを接着したときの強制圧力が、半導体セ
ンサウェハの一部に集中し、接着したウェハを分離して
半導体センサチップにしたときに、このウェハの反りを
強制した歪みが半導体センサチップの薄膜部に悪影響を
及ぼしたが、本発明の構造では、ウェハ間の反りをスト
ッパウェハ又は半導体センサウェハに形成した溝により
吸収し、半導体センサチップに歪みを与えないという効
果を持つ。
【0028】また、従来の技術では半導体センサを厚膜
基板、モールドパッケージ等の異物質に搭載した際に、
半導体センサチップと搭載基板間の熱膨張係数の差によ
って熱歪みが生じ、半導体センサチップの特性が劣化す
るという問題があったが、本発明の構造では、半導体セ
ンサチップと搭載物質間の熱膨張係数の差による熱歪み
をストッパウェハに形成した溝により吸収し、半導体セ
ンサチップに歪みを与えないという効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1として半導体加速センサの例を説明す
る断面図。
【図2】参考例2として半導体圧力センサの例を説明す
断面図。
【図3】参考例3として半導体加速度センサの他の例を
説明する断面図。
【図4】本発明による半導体加速度センサの実施例を示
す断面図。
【図5】ストッパウェハを上部より見た見取図。
【図6】溝の形成法によって溝の形状が異ることを説明
した断面図。
【図7】従来例を半導体加速度センサをつかって説明し
た断面図。
【図8】従来例を説明する断面図。
【符号の説明】
1,21,31,41,71 センサウェハ 2,32,42,72 下部ストッパウェハ 3,23,33,43,73 上部ストッパウェハ 4,34 下部ストッパ溝 5,25,35,45 上部ストッパ溝 6,26,36,46,76 接着剤 22 台座ウェハ 24 台座溝 44 下部ストッパ溝1 47 下部ストッパ溝2 51 ストッパ(台座)ウェハ 52 1チップ形成領域 53 溝形成領域 81 ウェハ半導体装置 82 金属の基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に機械加工もしくはエッチン
    グ加工を施して圧力、振動等の自然量を電気に変換する
    機能を備えた半導体センサと、前記半導体センサの下部
    に前記半導体センサの材質と同じ材質の台座を接着剤で
    接着した半導体センサにおいて、前記台座の前記接着剤
    による接着箇所に対応する位置の両面に溝を設けたこと
    を特徴とする半導体センサ。
  2. 【請求項2】 前記半導体センサの上部にも前記半導体
    センサの材質と同じ材質の台座を接着剤で接着し、かつ
    その接着箇所に対応する位置に溝を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の半導体センサの構造。
JP5318868A 1993-12-20 1993-12-20 半導体センサ Expired - Lifetime JP2655058B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003007645A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Japan Radio Co Ltd 電子デバイスパッケージの製造方法及びそれに関するウエハ
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