JP2654582B2 - 半導体集積回路の測定法 - Google Patents

半導体集積回路の測定法

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JP2654582B2 JP63143868A JP14386888A JP2654582B2 JP 2654582 B2 JP2654582 B2 JP 2654582B2 JP 63143868 A JP63143868 A JP 63143868A JP 14386888 A JP14386888 A JP 14386888A JP 2654582 B2 JP2654582 B2 JP 2654582B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、Pチャンネル型MOSトランジスタとNチャ
ンネル型MOSトランジスタとを用いて構成されたインバ
ータ回路と、そのインバータ回路の出力電圧によって制
御されるMOSトランジスタを有する半導体回路とを有す
る半導体集積回路の測定法、とくに、そのインバータ回
路のPチャンネル型MOSトランジスタ及びNチャンネル
型MOSトランジスタのいずれか一方または双方の閾値電
圧及び利得定数のいずれか一方または双方を測定する方
法に関する。
【従来の技術】
従来、Pチャンネル型MOSトランジスタと、Nチャン
ネル型MOSトランジスタとを有し、それらPチャンネル
型MOSトランジスタ及びNチャンネル型MOSトランジスタ
のソースがそれぞれ互に対をなす第1及び第2の電源端
子に導出され、上記Pチャンネル型MOSトランジスタ及
び上記Nチャンネル型MOSトランジスタのゲートが互に
接続されてそれらに共通の信号入力端子に導出され、上
記Pチャンネル型MOSトランジスタ及び上記Nチャンネ
ル型MOSトランジスタのドレインが互に接続されてそれ
らに共通の信号出力線に接続されている構成を有するイ
ンバータ回路と、上記第1及び第2の電源端子間に接続
され且つ上記インバータ回路の信号出力線から得られる
上記インバータ回路の出力電圧によって制御されるMOS
トランジスタを有する半導体回路とを有する半導体集積
回路が種々提案されている。 このような半導体集積回路において、そのインバータ
回路を構成しているPチャンネル型MOSトランジスタ及
びNチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧及び利得
定数は、それらPチャンネル型MOSトランジスタ及びN
チャンネル型MOSトランジスタ自身を評価する上で重要
なパラメータであるばかりでなく、インバータ回路さら
には半導体集積回路を評価する上でも重要なパラメータ
である。 このため、従来、インバータ回路とは別に、そのPチ
ャンネル型MOSトランジスタ及びNチャンネル型MOSトラ
ンジスタとそれぞれ同じ構成を有する測定用Pチャンネ
ル型MOSトランジスタ及び測定用Nチャンネル型MOSトラ
ンジスタを、インバータ回路のPチャンネル型MOSトラ
ンジスタ及びNチャンネル型MOSトランジスタとそれぞ
れ同じ条件で、ただし、それぞれソース、ドレイン及び
ゲートを外部に連結し得るように、各別に製造し、そし
て、それら測定用Pチャンネル型MOSトランジスタ及び
測定用Nチャンネル型MOSトランジスタのそれぞれの閾
値電圧及び利得定数を、それら測定用Pチャンネル型MO
Sトランジスタ及び測定用Nチャンネル型MOSトランジス
タのそれぞれのソース、ドレイン及びゲートを測定用回
路に接続して測定し、その測定結果を、インバータ回路
のPチャンネル型MOSトランジスタ及びNチャンネル型M
OSトランジスタの閾値電圧及び利得定数とすることが行
われている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにして、半導体集積回路にお
けるインバータ回路のPチャンネル型MOSトランジスタ
及びNチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧及び利
得定数を測定する方法の場合、インバータ回路を構成し
ているPチャンネル型MOSトランジスタ及びNチャンネ
ル型MOSトランジスタの外、測定用Pチャンネル型MOSト
ランジスタ及び測定用Nチャンネル型MOSトランジスタ
を別途用意しなければならない、という欠点を有してい
た。
【課題を解決するための手段】
よって、本発明は、上述した欠点のない、新規な半導
体集積回路の測定法を提案せんとするものである。 本願第1番目の発明による半導体集積回路の測定法
は、Pチャンネル型MOSトランジスタと、Nチャンネ
ル型MOSトランジスタとを有し、それらPチャンネル型M
OSトランジスタ及びNチャンネル型MOSトランジスタの
ソースがそれぞれ互に対をなす第1及び第2の電源端子
に導出され、上記Pチャンネル型MOSトランジスタ及び
上記Nチャンネル型MOSトランジスタのゲートが互に接
続されてそれらに共通の信号入力端子に導出され、上記
Pチャンネル型MOSトランジスタ及び上記Nチャンネル
型MOSトランジスタのドレインが互に接続されてそれら
に共通の信号出力線に接続されているインバータ回路
と、上記第1及び第2の電源端子間に上記第1の電源
端子を通る電流がソース及びドレインを通って流れ得る
ように接続され且つゲートを上記インバータ回路の信号
出力線に接続されているPチャンネル型のMOSトランジ
スタを有する半導体回路とを有する半導体集積回路にお
いて、(a)上記第1及び第2の電源端子間に、動作電
源電圧を与え、上記信号入力端子と上記第2の電源端子
との間に、上記インバータ回路のNチャンネル型MOSト
ランジスタの求める閾値電圧の値以上の値を有し、且つ
上記インバータ回路の信号出力線に上記インバータ回路
の出力電圧が上記動作電源電圧よりも上記半導体回路の
Pチャンネル型のMOSトランジスタの閾値電圧分低い電
圧以上、上記動作電源電圧以下の電圧で得られるのに十
分な値を有する第1の電圧を与え、そのときの上記第1
の電源端子に流れる電流を第1の電流として測定し、ま
た、(b)上記第1及び第2の電源端子間に、上記動作
電源電圧を与え、上記信号入力端子と上記第2の電源端
子との間に、上記インバータ回路のNチャンネル型MOS
トランジスタの求める閾値電圧の値以上の値を有し、且
つ上記インバータ回路の信号出力線に上記インバータ回
路の出力電圧が上記動作電源電圧よりも上記半導体回路
のPチャンネル型のMOSトランジスタの閾値電圧分低い
電圧以上、上記動作電源電圧以下の電圧で得られるのに
十分な値を有するとともに、上記第1の電圧とは異なる
第2の電圧を与え、そのときの上記第1の電源端子に流
れる電流を第2の電流として測定し、そして、(c)上
記第1及び第2の電圧と、上記第1及び第2の電流とか
ら、上記Nチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧及
び利得定数のいずれか一方または双方を求める。 また、本願第2番目の発明による半導体集積回路の測
定法は、本願第1番目の発明における半導体集積回路
の測定法におけると同じインバータ回路と、上記第1
及び第2の電源端子間に上記第1の電源端子を通る電流
がソース及びドレインを通って流れ得るように接続され
且つゲートを上記インバータ回路の信号出力線に接続さ
れているNチャンネル型のMOSトランジスタを有する半
導体集積回路において、(a)上記第1及び第2の電源
端子間に、動作電源電圧を与え、上記信号入力端子と上
記第2の電源端子との間に、上記動作電源電圧よりも上
記インバータ回路のPチャンネル型MOSトランジスタの
求める閾値電圧分低い電圧の値以下の値を有し、且つ上
記上記インバータ回路の信号出力線に上記インバータ回
路の出力電圧が零電圧以上、上記半導体回路のNチャン
ネル型のMOSトランジスタの閾値電圧以下の電圧で得ら
れるのに十分な値を有する第1の電圧を与え、そのとき
の上記第1の電源端子に流れる電流を第1の電流として
測定し、また、(b)上記第1及び第2の電源端子間
に、上記動作電源電圧を与え、上記信号入力端子と上記
第2の電源端子との間に、上記動作電源電圧よりも上記
インバータ回路のPチャンネル型MOSトランジスタの求
める閾値電圧分低い電圧の値以下の値を有し、且つ上記
上記インバータ回路の信号出力線に上記インバータ回路
の出力電圧が零電圧以上、上記半導体回路のNチャンネ
ル型のMOSトランジスタの閾値電圧以下の電圧で得られ
るのに十分な値を有するとともに、上記第1の電圧とは
異なる値を有する第2の電圧を与え、そのときの上記第
1の電源端子に流れる電流を第2の電流として測定し、
そして、(c)上記第1及び第2の電圧と、上記第1及
び第2の電流とを用いて、上記Pチャンネル型MOSトラ
ンジスタの閾値電圧及び利得定数のいずれか一方または
双方を求める。
【作 用】
本願第1番目の発明による半導体集積回路の測定法に
よれば、いま、上記第1及び第2の電圧をそれぞれV1N
及びV2Nとし、また、上記第1及び第2の電流をそれぞ
れI1N及びI2Nとし、そして、 KN=(I1N/I2N1/2 ………(1) とするとき、 VtN′=(V1N−KN・V2N)/(1−KN) ………(2) β′={2I1N(1−KN}/{KN 2(V2N
V1N} ………(3) からそれぞれ求められるVtN′及びβ′は、上記Nチ
ャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧(これをVtNとす
る)及び利得定数(これをβとする)を表している。 その理由は、上記第1及び第2の電圧V1N及びV2Nが、
上記半導体回路のPチャンネル型のMOSトランジスタを
オンにさせないのに十分な値を有し、従って、上記第1
の電源端子に上記半導体回路を通じた電流を実質的に流
さないのに十分な値を有するので、上記第1及び第2の
電流I1N及びI2Nが、上記Nチャンネル型MOSトランジス
タの閾値電圧VtN及び利得定数βと、上記第1及び第
2の電圧V1N及びV2Nとの間で、 I1N={βN/2}(V1N−VtN ………(4) I2N={βN/2}(V2N−VtN ………(5) の関係を有することから、(4)式及び(5)式を、閾
値電圧VtN及び利得定数βで解けば、(1)式で上述
したように、KN=(I1N/I2N1/2とするとき、その閾値
電圧VtN及び利得定数βが、上述した(2)及び
(3)式の右辺でそれぞれ表されるからである。なお、
上記第1及び第2の電圧V1N及びV2Nが、上記Nチャンネ
ル型MOSトランジスタの求める閾値電圧の値以上の値を
有するのは、上記第1及び第2の電流I1N及びI2Nを、上
記Pチャンネル型MOSトランジスタ及び上記Nチャンネ
ル型MOSトランジスタを通って、上記第1の電源端子に
流すためである。 よって、本願第1番目の発明による半導体集積回路の
測定法によれば、上記第1及び第2の電圧と、上記第1
及び第2の電流とを用いて、上記Nチャンネル型MOSト
ランジスタの閾値電圧及び利得定数のいずれか一方また
は双方を求めることができる。 また、本願第2番目の発明による半導体集積回路の測
定法によれば、本願第1番目の発明による半導体集積回
路の測定法の場合に準じて、上記第1及び第2の電圧を
それぞれV1P及びV2Pとし、また、上記第1及び第2の電
流をそれぞれI1P及びI2Pとし、また、動作電源電圧をVD
とし、そして、 KP=(I1P/I2P1/2 ………(6) とするとき、 VtP′={VD−V1P−KP(VD−V2P)}/(1−KP) ………(7) β′={2I1P(1−KP}/{KP 2(V2P
V1P} ………(8) からそれぞれ求められるVtP′及びβ′は、上記Pチ
ャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧(これをVtPとす
る)及び利得定数(これをβとする)を表している。 その理由は、上記第1及び第2の電圧V1P及びV2Pが、
上記半導体回路のNチャンネル型のMOSトランジスタを
オンにさせないのに十分な値を有し、従って、上記第1
の電源端子に上記半導体回路を通じた電流を実質的に流
さないのに十分な値を有するので、上記第1及び第2の
電流I1P及びI2Pが、上記Pチャンネル型MOSトランジス
タの閾値電圧VtP及び利得定数βとの間で、 I1P={βP/2}(VD−V1P−VtP ………(9) I2P={βP/2}(VD−V2P−VtP ………(10) の関係を有することから、(9)式及び(10)式を、閾
値電圧VtP及び利得定数βPで解けば、(7)式で上述
したように、KP=(I1P/I2P1/2とするとき、その閾値
電圧VtP及び利得定数βが、上述した(7)及び
(8)式の右辺で表されるからである。なお、上記第1
及び第2の電圧V1P及びV2Pが、上記動作電源電圧よりも
上記Pチャンネル型MOSトランジスタの求める閾値電圧
分低い電圧の値以下の値を有するのは、上記第1及び第
2の電流I1P及びI2Pを、上記Pチャンネル型MOSトラン
ジスタ及び上記Nチャンネル型MOSトランジスタを通っ
て、上記第1の電源端子に流すためである。 よって、本願第2番目の発明による半導体集積回路の
測定法によれば、上記第1及び第2の電圧と、上記第1
及び第2の電流とを用いて、上記Pチャンネル型MOSト
ランジスタの閾値電圧及び利得定数のいずれか一方また
は双方を求めることができる。
【発明の効果】
上述したように、本願第1番目の発明による半導体集
積回路の測定法によれば、半導体集積回路におけるイン
バータ回路のNチャンネル型MOSトランジスタの閾値電
圧及び利得定数のいずれか一方または双方を、インバー
タ回路を構成しているNチャンネル型MOSトランジスタ
の外、測定用Nチャンネル型MOSトランジスタを別途用
意しなくても、容易に測定することができる。 また、本願第2番目の発明による半導体集積回路の測
定法によれば、半導体集積回路におけるインバータ回路
のPチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧及び利得
定数のいずれか一方または双方を、インバータ回路を構
成しているPチャンネル型MOSトランジスタの外、測定
法Pチャンネル型MOSトランジスタを別途用意しなくて
も、容易に測定することができる。
【本願第1番目の発明による半導体集積回路の測定法の
実施例】 次に、本願第1番目の発明による半導体集積回路の測
定法の実施例を、第1図を伴って述べよう。 第1図において、Uは、第1及び第2の電源端子1及
び2と、信号入力端子3とを外部に導出している半導体
集積回路を示す。 この半導体集積回路Uは、Pチャンネル型MOSトラン
ジスタQ1と、Nチャンネル型MOSトランジスタQ2とを有
し、そして、Pチャンネル型MOSトランジスタQ1及びN
チャンネル型MOSトランジスタQ2のソースがそれぞれ第
1及び第2の電源端子1及び2に導出され、また、Pチ
ャンネル型MOSトランジスタQ1及びNチャンネル型MOSト
ランジスタQ2のゲートが互に接続されて信号入力端子3
に導出され、さらに、Pチャンネル型MOSトランジスタQ
1及びNチャンネル型MOSトランジスタQ2のドレインが互
に接続されてそれらに共通の信号出力線4に接続されて
いる構成のインバータ回路5を有する。 また、半導体集積回路Uは、第1及び第2の電源端子
1及び2間に第1の電源端子1を通る電流がソース及び
ドレインを通って流れ得るように接続され且つゲートを
上述したインバータ回路5の信号出力線4に接続してい
るPチャンネル型のMOSトランジスタ10を有する半導体
回路6を有する。 本願第1番目の発明による半導体集積回路の測定法に
おいては、上述した半導体集積回路Uにおけるインバー
タ回路5が有するNチャンネル型MOSトランジスタQ2の
閾値電圧及び利得定数を求めるため、第1及び第2の電
源端子1及び2間に、電流計7を通じて、動作電源電圧
VDを与えるための電源8を接続し、また、信号入力端子
3及び第2の電源端子2間に、第1及び第2の電圧V1N
及びV2Nを与えるための電源9を接続する。 そして、第1及び第2の電源端子1及び2間に、電源
8から、動作電源電圧VDを与えている状態で、まず、信
号入力端子3及び第2の電源端子2間に、電源9から、
第1の電圧V1Nを与え、そしてこのときの電流計7に流
れる電流を第1の電流I1Nとして測定し、次に、信号入
力端子3及び第2の電源端子2間に、電源9から、第1
の電圧V1Nとは異なる値を有する第2の電圧V2Nを与え、
そしてこのとき電流計7に流れる電流を第2の電流I2N
として測定する。 この場合、第1及び第2の電圧V1N及びV2Nは、上述し
た第1及び第2の電流I1N及びI2Nを、Pチャンネル型MO
SトランジスタQ1及びNチャンネル型MOSトランジスタQ2
を通って、第1の電源端子1に流す必要があることか
ら、第2図に示すように、Nチャンネル型MOSトランジ
スタQ2の閾値電圧VtN(本願第1番目の発明による半導
体集積回路の測定法によって求めようとしている)の値
Va以上の値を有する。 また、第1及び第2の電圧V1N及びV2Nは、第1の電源
端子1に、半導体回路6を通じた電流を実質的に流さな
いようにするため、次に述べる値を有する。 すなわち、インバータ回路5の出力電圧V0が電源電圧
VDよりも半導体回路6のPチャンネル型のMOSトランジ
スタ10の閾値電圧VtP′分低い電圧(VD−VtP′)以上、
電源電圧VD以下の電圧で得られるのに十分な値を有し、
従って、インバータ回路5の出力電圧VDが電源電圧VD
りも半導体回路6のPチャンネル型のMOSトランジスタ
の閾値電圧VtP′分低い電圧(VD−VtP′)をとるときの
信号入力端子3と第2の電源端子2との間の電圧(これ
を、一般的にVGとする)の値Vb以下の値であり且つ電源
電圧VDの値をとるときの電圧VGの値Va以上であり、従っ
て、Va〜Vbである。 次に、上述した電圧V1N及びV2Nの値と、電流I1N及びI
2Nの値とを用いて、「作用」の欄で上述したように、
(2)式及び(3)式から、Nチャンネル型MOSトラン
ジスタQ2の閾値電圧VtN及び利得定数βを求める。
【本願第2番目の発明による半導体集積回路の測定法の
実施例】 次に、本願第2番目の発明による半導体集積回路の測
定法の実施例を、本願第1番目の発明による半導体集積
回路の測定法の場合と同様に、第1図を伴って述べよ
う。 本願第2番目の発明による半導体集積回路の測定法に
おいては、半導体回路6のPチャンネル型のMOSトラン
ジスタ10がNチャンネル型のMOSトランジスタ10に代え
られていることを除いて、本願第1番目の発明による半
導体集積回路の測定法で上述したと同様の半導体集積回
路Uにおけるインバータ回路5が有するPチャンネル型
MOSトランジスタQ1の閾値電圧及び利得定数を求めるた
め、本願第1番目の発明による半導体集積回路の測定法
の場合に準じて、第1及び第2の電源端子1及び2間
に、電流計7を通じて、動作電源電圧VDを与えるための
電源8を接続し、また、信号入力端子3及び第2の電源
端子2間に、第1及び第2の電圧V1P及びV2Pを与えるた
めの電源9を接続する。 そして、第1及び第2の電源端子1及び2間に、電源
8から、動作電源電圧VDを与えている状態で、まず、
信号入力端子3及び第2の電源端子2間に、電源9から
第1の電圧V1P(本願第1番目の発明による半導体集積
回路の測定法の場合の第1の電圧V1Nとは異なる)を与
え、そしてこのときの電流計7に流れる電流を第1の電
流I1Pとして測定し、次に、信号入力端子3及び電源端
子2間に、電源9から、第1の電圧V1Pとは異なる第2
の電圧V2P(本願第1番目の発明による半導体集積回路
の測定法の場合の第2の電圧V2Nとは異なる)を与え、
そしてこのときの電流計7に流れる電流を第2の電流I
2Pとして測定する。 この場合、第1及び第2の電圧V1P及びV2Pは、上述し
た第1及び第2の電流I1P及びI2Pを、Pチャンネル型MO
SトランジスタQ1及びNチャンネル型MOSトランジスタQ2
を通って、第1の電源端子1に流す必要があることか
ら、第2図に示すように、Pチャンネル型MOSトランジ
スタQ1の閾値電圧VtP(本願第2番目の発明による半導
体集積回路の測定法によって求めようとしている)の値
Vd以下の値を有する。 また、第1及び第2の電圧V1P及びV2Pは、第1の電源
端子1に、半導体回路6を通じた電流を実質的に流さな
いようにするために、次に述べる値を有する。 すなわち、インバータ回路5の出力電圧V0が零電圧以
上、半導体回路6のNチャンネル型のMOSトランジスタ1
0の閾値電圧VtN′以下の電圧で得られるのに十分な値を
有し、従って、インバータ回路5の出力電圧V0が半導体
回路6のNチャンネル型のMOSトランジスタ10の閾値電
圧VtN′をとるときの信号入力端子3と第2の電源端子
2との間の電圧VGの値Vc以上であり且つ零電圧をとると
きの電圧VGの値Vd以下であり、従って、Vc〜Vdである。 次に、上述した電圧V1P及びV2Pの値と、電流I1P及びI
2Pの値とを用いて、
【作 用】の欄で上述したように、
(7)式及び(8)式から、Pチャンネル型MOSトラン
ジスタQ1の閾値電圧VtP及び利得定数βを求める。 なお、第3図は、第1図で上述した構成において、信
号入力端子3と第2の電源端子2との間に電圧VI(V)
を与えて、第1の電源端子1に流れる電流 を測定した結果(点線図示)を示す。また、第3図にお
いて、実線は、本発明による半導体集積回路の測定法に
よって誤差なく測定することができる範囲を示してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願第1番目の発明及び本願第2番目の発明
による半導体集積回路の測定法の実施例の説明に供する
接続図である。 第2図は、本願第1番目の発明及び本願第2番目の発明
による半導体集積回路の測定法の実施例において、信号
入力端子及び第2の電源端子間に与える第1及び第2の
電圧V1N及びV2N、及びV1P及びV2Pのとり得る範囲の説明
に供する、信号入力端子及び第2の電源端子間に与える
電圧VGとインバータ回路の出力電圧VOとの関係を示す図
である。 第3図は、信号入力端子及び第2の電源端子間に与える
電圧VI(V)に対する第2の電源端子に流れる電流 との関係を示す曲線図である。 U……半導体集積回路 1……電源端子 2……電源端子 3……信号入力端子 4……信号出力線 5……インバータ回路 7……電流計 8……電源 9……電源

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Pチャンネル型MOSトランジスタと、Nチ
    ャンネル型MOSトランジスタとを有し、上記Pチャンネ
    ル型MOSトランジスタ及び上記Nチャンネル型MOSトラン
    ジスタのソースがそれぞれ互に対をなす第1及び第2の
    電源端子に導出され、上記Pチャンネル型MOSトランジ
    スタ及び上記Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート
    が互に接続されてそれらに共通の信号入力端子に導出さ
    れ、上記Pチャンネル型MOSトランジスタ及びNチャン
    ネル型MOSトランジスタのドレインが互に接続されてそ
    れらに共通の信号出力線に接続されているインバータ回
    路と、 上記第1及び第2の電源端子間に上記第1の電源端子を
    通る電流がソース及びドレインを通って流れ得るように
    接続され且つゲートを上記インバータ回路の信号出力線
    に接続しているPチャンネル型のMOSトランジスタを有
    する半導体回路とを有する半導体集積回路において、 上記第1及び第2の電源端子間に、動作電源電圧を与
    え、上記信号入力端子と上記第2の電源端子との間に、
    上記インバータ回路のNチャンネル型MOSトランジスタ
    の求める閾値電圧の値以上の値を有し、且つ上記インバ
    ータ回路の信号出力線に上記インバータ回路の出力電圧
    が上記動作電源電圧よりも上記半導体回路のPチャンネ
    ル型のMOSトランジスタの閾値電圧分低い電圧以上、上
    記動作電源電圧以下の電圧で得られるのに十分な値を有
    する第1の電圧を与え、そのときの上記第1の電源端子
    に流れる電流を第1の電流として測定し、また、 上記第1及び第2の電源端子間に、上記動作電源電圧を
    与え、上記信号入力端子と上記第2の電源端子との間
    に、上記インバータ回路のNチャンネル型MOSトランジ
    スタの求める閾値電圧の値以上の値を有し、且つ上記イ
    ンバータ回路の信号出力線に上記インバータ回路の出力
    電圧が上記動作電源電圧よりも上記半導体回路のPチャ
    ンネル型のMOSトランジスタの閾値電圧分低い電圧以
    上、上記動作電源電圧以下の電圧で得られるのに十分な
    値を有するとともに、上記第1の電圧とは異なる値を有
    する第2の電圧を与え、そのときの上記第1の電源端子
    に流れる電流を第2の電流として測定し、 上記第1及び第2の電圧と、上記第1及び第2の電流と
    を用いて、上記Nチャンネル型MOSトランジスタの閾値
    電圧及び利得定数のいずれか一方または双方を求めるこ
    とを特徴とする半導体集積回路の測定法。
  2. 【請求項2】Pチャンネル型MOSトランジスタと、Nチ
    ャンネル型MOSトランジスタとを有し、上記Pチャンネ
    ル型MOSトランジスタ及び上記Nチャンネル型MOSトラン
    ジスタのソースがそれぞれ互に対をなす第1及び第2の
    電源端子に導出され、上記Pチャンネル型MOSトランジ
    スタ及び上記Nチャンネル型MOSトランジスタのゲート
    が互に接続されてそれらに共通の信号入力端子に導出さ
    れ、上記Pチャンネル型MOSトランジスタ及びNチャン
    ネル型MOSトランジスタのドレインが互に接続されてそ
    れらに共通の信号出力線に接続されているインバータ回
    路と、 上記第1及び第2の電源端子間に上記第1の電源端子を
    通る電流がソース及びドレインを通じて流れ得るように
    接続され且つゲートを上記インバータ回路の信号出力線
    に接続しているNチャンネル型のMOSトランジスタを有
    する半導体回路とを有する半導体集積回路において、 上記第1及び第2の電源端子間に、動作電源電圧を与
    え、上記信号入力端子と上記第2の電源端子との間に、
    上記動作電源電圧よりも上記インバータ回路のPチャン
    ネル型MOSトランジスタの求める閾値電圧分低い電圧の
    値以下の値を有し、且つ上記インバータ回路の信号出力
    線に上記インバータ回路の出力電圧が零電圧以上、上記
    半導体回路のNチャンネル型のMOSトランジスタの閾値
    電圧以下の電圧で得られるのに十分な値を有する第1の
    電圧を与え、そのときの上記第1の電源端子に流れる電
    流を、第1の電流として測定し、また、 上記第1及び第2の電源端子間に、上記動作電源電圧を
    与え、上記信号入力端子と上記第2の電源端子との間
    に、上記動作電源電圧よりも上記インバータ回路のPチ
    ャンネル型MOSトランジスタの求める閾値電圧の値分低
    い値以下の値を有し、且つ上記信号出力線に上記インバ
    ータ回路の出力電圧が零電圧以上、上記半導体回路のN
    チャンネル型のMOSトランジスタの閾値電圧以下の電圧
    で得られるのに十分な値を有するとともに、上記第1の
    電圧とは異なる値を有する第2の電圧を与え、そのとき
    の上記第1の電源端子に流れる電流を第2の電流として
    測定し、 上記第1及び第2の電圧と、上記第1及び第2の電流と
    を用いて、上記Pチャンネル型MOSトランジスタの閾値
    電圧及び利得定数のいずれか一方または双方を求めるこ
    とを特徴とする半導体集積回路の測定法。
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