JP2654354B2 - モータの速度制御装置及びモータの速度制御方法 - Google Patents

モータの速度制御装置及びモータの速度制御方法

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正志 木坂
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ハードディス
クドライブの磁気ディスク等の回転体を回転駆動するモ
ータにおいて、モータの速度制御装置及び、モータの速
度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ(HDD)で
は、エンクロージャ内に磁気ディスクが収容され、磁気
ディスクはスピンドルモータで回転駆動される。エンク
ロージャ内ではまた、アクチュエータによって、磁気ヘ
ッドがディスク上を位置制御されて、磁気情報の読み取
り、書き込みが行われる。
【0003】ここで、スピンドルモータは速度がフィー
ドバック制御される。すなわち、図4に示すように、M
PU103により、スピンドルモータ102の周期をパ
ルスとして算出し、それ(Tn )を、コントローラ10
4から入力された目標値Target と比較し、その偏差E
n について比例動作と積分動作とを行わせ、比例動作に
係るフィードバック係数K1 と、積分動作に係るフィー
ドバック係数K2 とに基づき、所定の出力値Un が、D
AC(デジタル/アナログ変換)、あるいは、PWM
(パルス幅変換)等で変換されて、スピンドルモータ1
02に電流を供給するドライバ106へ出力される。な
お、図4中、108は、1周前の周期であり、次の関係
が得られる。
【0004】
【数1】
【0005】ところで、磁気ディスク110はスピンド
ルモータ102のハブに、1枚又は2枚、選択的に装着
され、ハードディスクドライブは、装着される磁気ディ
スク110の枚数によって、ディスク1枚のモデル、あ
るいは、2枚のモデルとして供される。
【0006】磁気ディスクが1枚の場合と磁気ディスク
が2枚の場合とでは慣性モーメントが異なるために、磁
気ディスクが1枚の場合に適するフィードバック係数
と、磁気ディスクが2枚の場合に適するフィードバック
係数とは異なる。
【0007】このために、従来は、1枚のモデルでも、
真正の1枚の磁気ディスクに加えてダミーのディスクを
1枚装着し、1枚のモデルの慣性モーメントを2枚のモ
デルの慣性モーメントと同じくして、同一のフィードバ
ック係数で対応可能とする手段が採られる。あるいは、
フィードバック係数として、磁気ディスクが1枚の場合
に適するフィードバック係数と、磁気ディスクが2枚の
場合に適するフィードバック係数との間の中間的な値を
設定する手段が採られる。
【0008】しかし、ハードディスク装置では、高い回
転精度が求められるとともに、特に、小型のハードディ
スク装置では、コンピュータのオン/オフが頻繁になさ
れることもあって、オン時の立ち上げ時間の短縮化が求
められ、また、それは、省電力化、小型化の下で達成さ
れるのが望ましい。1枚のモデルの場合にダミーのディ
スクを加えることは、省電力化、小型化の点で好ましく
ない。
【0009】一方、磁気ディスクが1枚の場合に適する
フィードバック係数によってモータの速度制御を行う制
御回路が組まれた電子基板と、磁気ディスクが2枚の場
合に適するフィードバック係数によってモータの速度制
御を行う制御回路が組まれた電子基板とを、2種、用意
して、1枚のモデルと2枚のモデルとでそれぞれ異なる
電子基板を取り付けることが考えられる。
【0010】しかし、異なる電子基板を用意すること
は、コストアップの原因となり、取り付けも面倒であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、慣性モーメントが異なる回転体を選択的に装着し
ていずれかを回転駆動するモータにおいて、モータの立
ち上げ動作に伴い、自動的に、モータに装着されている
回転体がいずれであるかを特定してその回転体に適した
フィードバック係数でモータの速度制御を行い、最適な
立ち上げ時間、高い回転精度を、省電力化、小型化の下
で、簡単に低コストで実現するモータの速度制御装置及
びモータの速度制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のモータの速度制御装置で
は、慣性モーメントの異なる回転体を選択的に装着でき
ていずれかの回転体を回転駆動するモータにおいてこの
モータの速度をフィードバック制御するのにあたって慣
性モーメントの異なる回転体のそれぞれに適する異なる
フィードバック係数を備えるとともに、選択される1の
フィードバック係数によってモータの速度をフィードバ
ック制御する制御手段と、前記モータを駆動する電圧を
印加する印加手段と、前記モータの立ち上げ時に1の周
の周期とその1の周の次の周の周期とを検出する検出手
段と、前記モータの時定数がモータに装着された回転体
の慣性モーメントの関数であるとともにモータの時定数
がモータ立ち上げ時の1の周の周期とその1の周の次の
周の周期とから求められることに基づき、前記検出され
た周期からモータに装着された回転体を特定する特定手
段と、特定された回転体に適するフィードバック係数を
選択する選択手段と、備えた構成を特徴とする。
【0013】請求項2に係る本発明のモータの速度制御
方法では、慣性モーメントの異なる回転体を選択的に装
着できていずれかの回転体を回転駆動するモータの速度
をフィードバック制御するモータの速度制御方法におい
て、予め、モータの速度をフィードバック制御するのに
慣性モーメントの異なる回転体のそれぞれに適する異な
るフィードバック係数を設定し、前記モータに電圧を印
加してモータを駆動し、前記モータの立ち上げ時に1の
周の周期とその1の周の次の周の周期とを検出し、前記
モータの時定数がモータに装着された回転体の慣性モー
メントの関数であるとともにモータの時定数がモータ立
ち上げ時の1の周の周期とその1の周の次の周の周期と
から求められることに基づき、前記検出された周期から
モータに装着された回転体を特定し、特定された回転体
に適するフィードバック係数を選択し、選択されたフィ
ードバック係数によってフィードバック制御を開始す
る、ことを特徴とする。
【0014】請求項3に係る本発明のモータの速度制御
方法では、請求項2の方法において、前記回転体は、個
数が異なることにより慣性モーメントが異なってなるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項4に係る本発明のモータの速度制御
方法では、請求項3の方法において、前記回転体は、磁
気ディスク装置の磁気ディスクであることを特徴とす
る。
【0016】請求項5に係る本発明の磁気ディスク装置
では、前記回転体は、個数が異なることにより慣性モー
メントが異なってなる磁気ディスクであり、請求項1に
記載のモータの速度制御装置を備えたことを特徴とす
る。
【0017】
【作用】上記構成によれば、電圧が引加されて駆動され
るモータの立ち上げ時に、1の周の周期と、その1の周
の次の周の周期とが検出される。
【0018】モータの時定数がモータに装着された回転
体の慣性モーメントの関数であるとともに、モータの時
定数がモータ立ち上げ時の1の周の周期とその1の周の
次の周の周期とから求められることより、モータ立ち上
げ時に検出される1の周の周期とその1の周の次の周の
周期とからモータに装着されている回転体が特定され
る。
【0019】回転体の特定によって、その回転体に適し
たフィードバック係数が選択され、モータの速度につい
て、そのフィードバック係数でフィードバック制御が開
始される。
【0020】慣性モーメントの異なる回転体としては、
請求項2にあるように、モータに装着される回転体の個
数が異なるものが挙げられる。すなわち、同等の慣性モ
ーメントを有する回転体を同軸上に任意の個数、モータ
に装着することができるような場合が可能である。
【0021】例えば、請求項4又は請求項5にあるよう
に、省電力化、小型化が求められる磁気ディスク装置で
は、ダミーの磁気ディスクを追加する必要がなく、ある
いは、異なる回路基板を用意する必要がなく、コストの
低減が果たされ、取り付けも用意となる等、有効的であ
る。オン/オフが頻繁である場合には特に、省電力化、
小型化の下で立ち上げ時間を短縮化できるのは、効果的
である。
【0022】このように、慣性モーメントが異なる回転
体を選択的に装着していずれかを回転駆動するモータに
おいて、モータの立ち上げ動作に伴い、自動的に、モー
タに装着されている回転体がいずれであるかを特定して
その回転体に適したフィードバック係数でモータの速度
制御を行い、最適な立ち上げ時間、高い回転精度が、省
電力化、小型化の下で、簡単に低コストで実現される。
【0023】
【実施例】本発明に係るモータの速度制御装置及びモー
タの速度制御方法の一実施例を、ハードディスクドライ
ブ(HDD)について、図1乃至図3に基づき説明す
る。
【0024】図2に示すように、磁気ディスク装置とし
てのハードディスクドライブ10では、底浅のベース1
2の開放上部がカバー14で閉成されてエンクロージャ
ケース16をなす。エンクロージャケース16は、矩形
な薄箱状とされ、コンピュータ内に水平に配置される。
エンクロージャケース16内には、回転体としての磁気
ディスク18が収容される。磁気ディスク18は、ベー
ス12上に突設されたハブイン構造のスピンドルモータ
20のハブ22に装着され、スピンドルモータ20で回
転駆動される。ハブ22には、磁気ディスク18が1
枚、あるいは2枚、選択的に同軸上に装着可能とされ、
ハードディスクドライブ10は、磁気ディスク18の枚
数によって、ディスク1枚のモデル、あるいは、ディス
ク2枚のモデルとされる。
【0025】エンクロージャケース16内にはまた、一
端部に磁気ヘッド26を有するヘッドアーム24が設け
られる。ヘッドアーム24は、中間部がベース12にピ
ボッ28を介して支持されて回動自在とされる。ヘッド
アーム24の他端部には、VCM用コイル30が設けら
れ、コイル30と共働するVCM(ボイスコイルモー
タ)32を用いたアクチュエータによって、ヘッドアー
ム24が回動して、磁気ヘッド26が、磁気ディスク1
8の半径方向に沿って位置制御され、磁気情報の読み取
り、書き込み、あるいは、削除等が行われる。
【0026】また、ベース外面(下面)には、回路基板
をなすカード34が取付けられる。カード34と上記ヘ
ッドアーム24との間では、磁気ヘッド26の読み取り
信号やコイル30への動力等の動力、信号が送受信さ
れ、カード34と上記スピンドルモータ20との間で
は、スピンドルモータ20への動力等の動力、信号が送
受信される。ヘッドアーム24とカード34との間は、
フレキシブルケーブル36を介してベース12下面で接
続され、スピンドルモータ20とカード34との間も、
ベース12下面で接続される。
【0027】カード34には、スピンドルモータ20の
速度をフィードバック制御する制御回路が設けられる。
その回路は、磁気ディスク18が1枚の場合に適するフ
ィードバック係数と、磁気ディスク18が2枚の場合に
適するフィードバック係数とを備え、選択された1のフ
ィードバック係数によってフィードバック制御が行われ
るようになっている。それぞれのフィードバック係数に
よって行われるフィードバック制御は例えば、図4に示
すように比例動作、積分動作をもって行われる。比例動
作に係るフィードバック係数K1 と、積分動作に係るフ
ィードバック係数K2 とは、磁気ディスクが1枚の場合
と、磁気ディスクが2枚の場合とでそれぞれ異なる。
【0028】ここで、上記制御を行うことなくスピンド
ルモータ20に電圧を印加してスピンドルモータ20を
駆動したとき、モータの時定数はスピンドルモータ20
のハブ22に装着された磁気ディスク18の慣性モーメ
ントの関数であるとともに、モータの時定数はモータ立
ち上げ時の1の周の周期とその1の周の次の周の周期と
から求められる。以下に、それについて説明する。
【0029】すなわち、磁気ディスク18についての運
動方程式は、モータ電圧が一定の場合、(1)式で示さ
れる。
【0030】
【数2】
【0031】ある時刻で、速度がω0 であるとき、その
時刻から時間を測定し、一回転に要する時間(周期)を
1 とすると、一周は2πであるため、(1)式から、
次の(2)式が成り立つ。
【0032】
【数3】
【0033】また、その周期t1 を経過したときの速度
ω1 は、(3)式で得られる。
【0034】
【数4】
【0035】その次の一周の周期がt2 であれば、
(4)式が成り立つ。
【0036】
【数5】
【0037】ある程度、速度が速くなると、 t1 、t2 ≪Tm とすることができ、
【0038】
【数6】
【0039】を使用して、(2)式、(4)式を書き直
すと、次の(5)式が得られる。
【0040】
【数7】
【0041】次に、ω0 を消去してTm で解くと、
(6)式が得られる。
【0042】
【数8】
【0043】一定電圧をスピンドルモータ20に掛け
て、モータの立ち上げ時において、磁気ディスク18が
1枚のときと、磁気ディスク18が2枚のときとについ
て、2π・Tm (便宜上、時定数Tm に、2πを掛けた
数値としている)を、各周期毎に求めると、図3のグラ
フに示すようになる。図3中、T1−T2は、1の周の
周期T1とその次の周の周期T2とに基づくとを示し、
T2−T3は、周期T2と更に次の周の周期T3とに基
づくことを示し、以降、立ち上げに伴って順次示すもの
である。モータの立ち上げ時における全周期に渡り、磁
気ディスク18が2枚のときの2π・Tm は、磁気ディ
スク18が1枚のときの2π・Tm より大きい。
【0044】従って、磁気ディスク18が2枚のときの
2π・Tm と、磁気ディスク18が1枚のときの2π・
m との間の中間の値を予め設定しておき、そして、モ
ータ立ち上げ時の1の周の周期とその1の周の次の周の
周期とを検出して、そられ周期に基づき2π・Tm を求
め、その求めた2π・Tm が、予め設定されている設定
値(Tmsとする)より大きい場合には、磁気ディスクが
2枚であり、予め設定されている設定値Tmsより小さい
場合には、磁気ディスクが1枚であることが判る。設定
値Tmsは、例えば、図3において、斜線の範囲で設定す
ることが可能である。
【0045】以上のことに基づき、磁気ディスク18が
1枚であるときには、それに適するフィードバック係数
でスピンドルモータ20の速度制御を行い、磁気ディス
ク18が2枚であるときには、それに適するフィードバ
ック係数でスピンドルモータ20の速度制御を行うこと
について、図1に従って説明する。
【0046】まず、ステップ50では、スピンドルモー
タ20に電圧を印加する。これにより、スピンドルモー
タ50が回転を始める。
【0047】ステップ52では、モータ立ち上げ時にお
いて、1の周の周期を測定し、それいをt1 として記憶
する。
【0048】ステップ54では、ステップ52で測定し
た周期に係る1の周の次の周の周期を測定し、それをt
2 として記憶する。
【0049】ステップ56では、前記(6)式から、そ
れら周期t1 、t2 に基づきTm を求める。
【0050】ステップ58では、時定数Tm が予め設定
されている設定値Tmsより大きい場合には、ステップ6
0を実行し、時定数Tm が予め設定された設定値Tms
り小さい場合には、ステップ62を実行する。
【0051】ステップ60では、磁気ディスクが2枚で
あるときに適するフィードバック係数を図4のK1 、K
2 に設定し、スピンドルモータ20の速度制御が行わ
れ、ステップ62では、磁気ディスクが1枚であるとき
に適するフィードバック係数を図4のK1 、K2 に設定
し、スピンドルモータ20の速度制御が行われる。
【0052】なお、検出される周期t1 、t2 について
は、これから求められる時定数Tmを設定値Tmsと比較
して磁気ディスクが1枚であるか磁気ディスクが2枚で
あるかを特定できる限り、モータ立ち上げ時においてい
ずれか1の周、そして、その次の周に係るものであれば
よい。
【0053】上記構成によれば、モータの時定数Tm
スピンドルモータ20のハブ22に装着された磁気ディ
スク18の慣性モーメントの関数であるとともに、モー
タの時定数Tm がモータ立ち上げ時の1の周の周期とそ
の1の周の次の周の周期とから求められることより、モ
ータ立ち上げ時に検出される1の周の周期とその1の周
の次の周の周期とからスピンドルモータ20のハブ22
に装着されている磁気ディスク18が1枚であるか2枚
であるかが特定される。
【0054】この特定によって、磁気ディスク18の枚
数に適したフィードバック係数が選択され、スピンドル
モータ20の速度について、そのフィードバック係数で
フィードバック制御が開始される。
【0055】従って、省電力化、小型化が求められるハ
ードィスクドライブ10では、従来のように、ダミーの
磁気ディスクを追加する必要がなく、あるいは、異なる
回路基板(カード)を用意する必要がない。コストの低
減が果たされ、取り付けも容易となる等、有効的であ
る。オン/オフが頻繁である場合には特に、省電力化、
小型化の下で立ち上げ時間を短縮化できるのは、効果的
である。
【0056】このように、モータの立ち上げ動作に伴
い、自動的に、モータに装着されている磁気ディスク1
8の枚数が1枚であるか2枚であるかを特定してその枚
数に適したフィードバック係数でスピンドルモータ20
の速度制御を行い、最適な立ち上げ時間、高い回転精度
が、省電力化、小型化の下で、簡単に低コストで実現さ
れる。
【0057】なお、上記実施例では、スピンドルモータ
20が磁気ディスク18を1枚又は2枚、選択的に装着
できる場合について説明したが、それに限定されるもの
ではない。例えば、2枚又は3枚の磁気ディスクを選択
的に装着できる場合も、時定数が異なる限り可能であ
る。また、3枚以上の磁気ディスクについて1枚、2
枚、3枚・・・を選択的に装着できる場合も可能であ
る。この場合には、それぞれの枚数に適した3以上のフ
ィードバック係数を設定しておき、かつ、モータの時定
数Tm と比較される前述の設定値Tmsを2以上設定して
おけばよい。これは、磁気ディスク以外の他の回転体に
ついても同様である。
【0058】更に、上記実施例では、ハードディスクド
ライブについて説明したが、それに限定されるものでも
なく、種々のものに適用可能である。すなわち、回転体
は、磁気ディスクに限られるものではない。また、上記
実施例では、個々の磁気ディスクの慣性モーメントは同
等であるがモータに装着される磁気ディスクの枚数が異
なることによってその枚数に応じて慣性モーメントが異
なる場合について説明しているが、これに限らず、装着
個数は同じであるが個々の回転体の形状が異なり、ある
いは質量が異なることによってそれら回転体を交換装着
するのに応じて慣性モーメントが異なるような場合につ
いても適用可能である。
【0059】また、モータはスピンドルモータに限らず
他の各種のモータが適用可能である。
【0060】更に、上記実施例では、フィードバック制
御を、比例動作、積分動作で行うものについて言及して
いるが、それに限定されるものではなく、種々のフィー
ドバック制御が可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明に係るモータの速度制御装置及び
モータの速度制御方法によれば、慣性モーメントが異な
る回転体を選択的に装着していずれかを回転駆動するモ
ータにおいて、モータの立ち上げ動作に伴い、自動的
に、モータに装着されている回転体がいずれであるかを
特定してその回転体に適したフィードバック係数でモー
タの速度制御を行い、最適な立ち上げ時間、高い回転精
度を、省電力化、小型化の下で、簡単に低コストで実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータの速度制御装置及び
モータの速度制御方法に係るフローチャートである。
【図2】本実施例を適用したハードディスクドライブを
示す一部分解斜視図である。
【図3】モータ立ち上げ時における、1の周の周期とそ
の次の周の周期とに基づき得られるモータの時定数を示
すグラフである。
【図4】フィードバック制御を示すブロック線図であ
る。
【符号の説明】
10 ハードディスクドライブ 18 磁気ディスク(回転体) 20 スピンドルモータ(モータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−298572(JP,A) 特開 平2−54470(JP,A) 特開 平6−215474(JP,A) 特開 平1−98161(JP,A) 特開 平1−144266(JP,A) 特開 平2−263129(JP,A) 特開 平3−141076(JP,A) 特開 平3−120667(JP,A) 特開 平6−318364(JP,A) 実開 平2−113848(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慣性モーメントの異なる回転体を選択的
    に装着できていずれかの回転体を回転駆動するモータに
    おいてこのモータの速度をフィードバック制御するのに
    あたって慣性モーメントの異なる回転体のそれぞれに適
    する異なるフィードバック係数を備えるとともに、選択
    される1のフィードバック係数によってモータの速度を
    フィードバック制御する制御手段と、 前記モータを駆動する電圧を印加する印加手段と、 前記モータの立ち上げ時に1の周の周期とその1の周の
    次の周の周期とを検出する検出手段と、 前記モータの時定数がモータに装着された回転体の慣性
    モーメントの関数であるとともにモータの時定数がモー
    タ立ち上げ時の1の周の周期とその1の周の次の周の周
    期とから求められることに基づき、前記検出された周期
    からモータに装着された回転体を特定する特定手段と、 特定された回転体に適するフィードバック係数を選択す
    る選択手段と、 備えたことを特徴とするモータの速度制御装置。
  2. 【請求項2】 慣性モーメントの異なる回転体を選択的
    に装着できていずれかの回転体を回転駆動するモータの
    速度をフィードバック制御するモータの速度制御方法に
    おいて、 予め、モータの速度をフィードバック制御するのに慣性
    モーメントの異なる回転体のそれぞれに適する異なるフ
    ィードバック係数を設定し、 前記モータに電圧を印加してモータを駆動し、 前記モータの立ち上げ時に1の周の周期とその1の周の
    次の周の周期とを検出し、 前記モータの時定数がモータに装着された回転体の慣性
    モーメントの関数であるとともにモータの時定数がモー
    タ立ち上げ時の1の周の周期とその1の周の次の周の周
    期とから求められることに基づき、前記検出された周期
    からモータに装着された回転体を特定し、 特定された回転体に適するフィードバック係数を選択
    し、 選択されたフィードバック係数によってフィードバック
    制御を開始する、 ことを特徴とするモータの速度制御方法。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、個数が異なることにより
    慣性モーメントが異なってなる請求項2に記載のモータ
    の速度制御方法。
  4. 【請求項4】 前記回転体は、磁気ディスク装置の磁気
    ディスクである請求項3に記載のモータの速度制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記回転体は、個数が異なることにより
    慣性モーメントが異なってなる磁気ディスクであり、請
    求項1に記載のモータの速度制御装置を備えた磁気ディ
    スク装置。
JP6231917A 1994-09-27 1994-09-27 モータの速度制御装置及びモータの速度制御方法 Expired - Lifetime JP2654354B2 (ja)

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