JP2654333B2 - 溝掘削装置 - Google Patents

溝掘削装置

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JP2654333B2
JP2654333B2 JP5130470A JP13047093A JP2654333B2 JP 2654333 B2 JP2654333 B2 JP 2654333B2 JP 5130470 A JP5130470 A JP 5130470A JP 13047093 A JP13047093 A JP 13047093A JP 2654333 B2 JP2654333 B2 JP 2654333B2
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JP
Japan
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cutter
ground
excavation
trench
base machine
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JP5130470A
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JPH06341146A (ja
Inventor
克巳 北中
▲すすむ▼ 和田
恵樹 芦田
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Hokushin Industries Corp
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Hokushin Industries Corp
Kobe Steel Ltd
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】建設分野において、地盤を溝状に
掘削し、その溝内にコンクリートモルタル等を注入して
壁状の基礎構造物を造成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は、従来の溝掘削装置の
一例を示すもので、図中1は地盤、2はクローラー等の
移動自在なベースマシンで、2aは走行輪帯(キャタピ
ラ)、2bはシャーシーフレーム、2cは旋回台、2d
は旋回台2c上に設けた架台、3は架台2dに垂直に設
けたリーダである。
【0003】また4はエンドレスチェン5の各リンクに
それぞれビット6を突設したエンドレスチェン式の地盤
掘削用カッターで、7はその上端部のチェンホイール、
8は下端部のチェンホイール、9はそのカッター駆動用
油圧モータである。
【0004】このエンドレスチェン式の地盤掘削用カッ
ター4は、前記リーダ3に沿って昇降自在に設ける。10
はその昇降用の滑車装置の索、11はカッター4の上部支
持部材、12は下部支持部材である。
【0005】上述の溝掘削装置は、図7に示すように、
地盤掘削用カッター4のエンドレスチェン5を矢印A,
Bのように回動させながら、地盤1に対して所定の深さ
まで押し込んだ後、矢印Cの方向へ装置全体を移動させ
ることにより、地盤1中に溝を掘削していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の地盤掘削用カッ
ター4の地中への貫入量は、一般に25m〜35mにもな
り、装置の矢印C方向の移動によって図示したような荷
重Mが作用することになる。このように大きな荷重Mを
地上高が数mのベースマシン2の上下の支点D,Eによ
って支えるのはベースマシン2のカッター支持部および
地盤掘削用カッター4の強度上無理があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、エンドレスチェン式の地盤掘削
用カッターを移動自在なベースマシンに対して、略垂直
に昇降自在に装備した溝掘削装置において、前記地盤掘
削用カッターから突出する羽根を放射状に持つ羽根車
を、そのカッターの下端部のチェンホイールと同軸に設
け、この羽根車を回転させることにより、前記カッター
の下端部を溝掘削方向に向って推進するようにして溝掘
削装置を構成する。
【0008】また前記した地盤掘削用カッターの下端部
以外の場所にもカッター推進装置を設けてもよい。
【0009】また、エンドレスチェン式の地盤掘削用カ
ッターを移動自在なベースマシンに対して、略垂直に昇
降自在に装備した溝掘削装置において、前記地盤掘削用
カッターにジェット推進装置を設けて前記カッターを溝
掘削方向に向って推進するようにしてもよい。
【0010】さらに、エンドレスチェン式の地盤掘削用
カッターを移動自在なベースマシンに対して、略垂直に
昇降自在に装備した溝掘削装置において、前記地盤掘削
用カッターにスクリュー式推進装置を設けて前記カッタ
ーを溝掘削方向に向って推進するようにしてもよい。
【0011】
【作用】上述のように本発明においては、地盤掘削用カ
ッター自体にも推進力を与えるようにしたから、長いカ
ッターに作用していたモーメントを著しく軽減すること
ができ、その結果ベースマシンのカッター支持部および
地盤掘削用カッターの強度上の負担を著しく軽減するこ
とができると共に、ベースマシンがカッターを地盤に対
して押しつけるために必要な走行力も軽減できるから、
地盤掘削用カッターおよびカッター支持部を軽量化でき
ると共に、ベースマシン自体の簡素化もはかることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図5について本発明の実施例を
説明する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示
している。すなわち図中1は地盤、2はクローラ等の移
動自在なベースマシン、3はリーダ、4はエンドレスチ
ェン5の各リンクにビット6を突設したエンドレスチェ
ン式の地盤掘削用カッター、7はその上端部のチェンホ
イール、8は下端部のチェンホイール、9はカッター駆
動用油圧モータ、10はカッター昇降用の滑車装置の索で
ある。
【0013】図1および図2は、本発明の第1実施例を
示すもので、本実施例は、地盤掘削用カッター4の下端
部に羽根車13を設け、この羽根車13を図1,2の矢印F
の方向に回転させることにより、カッター4の下端部を
溝掘削方向(図1,2の矢印Gの方向)に向って推進す
るようにしたものである。
【0014】具体的な方法としては、羽根車13には8本
の羽根13aをホイール13bより放射状に突設し、この羽
根車13をカッター4の下端部のチェンホイール8と同じ
軸14に回転自在に設ける。またホイール13bの外周の両
側縁部を歯車13cとし、この歯車13cと噛合する歯車15
を、カッター4のエンドレスチェン5の移動に伴って図
2(a) の矢印Hの方向に回転するようにする。
【0015】すなわち、歯車15が矢印Hの方向に回転す
れば、この歯車15と噛合しているホイール13bが矢印F
(図2(a) 参照)の方向に回転するから、下位の羽根13
aの矢印I方向の回転に対する反作用として矢印G方向
の推力をカッター4の下端部に与えることになる。
【0016】なお、この場合羽根車13の上方に位置する
羽根13aは、矢印Gの推進方向と反対方向の反力を生ず
ることになるが、この部分は地盤1が崩されて乱れてい
るため、羽根13aの回動による反力は殆ど生じない。ま
た羽根車13の前方に位置する羽根13aは、地盤1に作用
する反力が上方へ向くが、この反力はカッター4のエン
ドレスチェン5の矢印A,B(図1参照)方向の回動に
よるカッター4の押し下げ力と相殺することになるため
悪影響はない。
【0017】上述の第1実施例では、羽根車13の駆動
を、油圧モータ9によって駆動されるエンドレスチェン
5に連動して回転させるようにしたが、この他、羽根車
13を直接油圧モータによって駆動するようにしてもよ
い。
【0018】図3は、本発明の他の実施例を示すもの
で、これは、図1および図2に示した装置の、地盤掘削
用カッター4の下端部以外の場所にも後述するジェット
推進装置またはスクリュー式推進装置等の補助的なカッ
ター推進装置16を適当な間隔をおいて配設したものであ
る。この場合はカッター4の推進力をさらに増強させる
ことができる。
【0019】図4および図5は、本発明のさらに他の実
施例を示すもので、図4のものは、地盤掘削用カッター
4の下部および中間部に、ウォータジェットまたはエア
ジェット等のジェット推進装置17を配設してカッター4
に地盤掘削用の推進力を与えるようにしたものである。
なおこのジェット推進装置としては、ウォータジェット
やエアジェットの他に、モルタル等の注入材を噴射させ
るものでもよい。
【0020】図5のものは、前記地盤掘削用カッター4
にスクリュー式推進装置18を設けて前記カッター4を溝
掘削方向に向って推進するようにしたものである。なお
この推進装置はバキュームを利用するものでもよい。
【0021】
【発明の効果】上述のように本発明においては、地盤掘
削用カッター4自体にも推進力を与えるようにしたか
ら、長いカッター4に作用していたモーメントを著しく
軽減することができ、その結果ベースマシン2のカッタ
ー支持部および地盤掘削用カッター4の強度上の負担を
著しく軽減することができると共に、ベースマシン2が
カッター4を地盤1に対して押しつけるために必要な走
行力も軽減できるから、本発明によれば、地盤掘削用カ
ッター4およびカッター支持部を軽量化できると共に、
ベースマシン自体の簡素化もはかることができるという
すぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す立面図である。
【図2】(a) は、図1の地盤掘削用カッターの下部の立
断面図であり、(b) は、(a) のX−X断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す立面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す立面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す立面図である。
【図6】(a) は、従来の溝掘削装置の立面図であり、
(b) は、その側面図である。
【図7】従来装置の作用説明図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 ベースマシン 3 リーダ 4 地盤掘削用カッター(カッター) 5 エンドレスチェン 6 ビット 7,8 チェンホイール 9 油圧モータ 10 索 11 上部支持部材 12 下部支持部材 13 羽根車 13a 羽根 13b ホイール 13c 歯車 14 軸 15 歯車 16 カッター推進装置 17 ジェット推進装置 18 スクリュー式推進装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 恵樹 兵庫県明石市大久保町八木740番地 株 式会社 神戸製鋼所 大久保建設機械工 場内 (56)参考文献 特表 平4−503091(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスチェン式の地盤掘削用カッタ
    ーを移動自在なベースマシンに対して、略垂直に昇降自
    在に装備した溝掘削装置において、 前記地盤掘削用カッターから突出する羽根を放射状に持
    つ羽根車を、そのカッターの下端部のチェンホイールと
    同軸に設け、この羽根車を回転させることにより、前記
    カッターの下端部を溝掘削方向に向って推進するように
    したことを特徴とする、溝掘削装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地盤掘削用カッターの下
    端部以外の場所にもカッター推進装置を設けたことを特
    徴とする、溝掘削装置。
  3. 【請求項3】 エンドレスチェン式の地盤掘削用カッタ
    ーを移動自在なベースマシンに対して、略垂直に昇降自
    在に装備した溝掘削装置において、 前記地盤掘削用カッターにジェット推進装置を設けて前
    記カッターを溝掘削方向に向って推進するようにしたこ
    とを特徴とする、溝掘削装置。
  4. 【請求項4】 エンドレスチェン式の地盤掘削用カッタ
    ーを移動自在なベースマシンに対して、略垂直に昇降自
    在に装備した溝掘削装置において、 前記地盤掘削用カッターにスクリュー式推進装置を設け
    て前記カッターを溝掘削方向に向って推進するようにし
    たことを特徴とする、溝掘削装置。
JP5130470A 1993-06-01 1993-06-01 溝掘削装置 Expired - Lifetime JP2654333B2 (ja)

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JPH06341146A JPH06341146A (ja) 1994-12-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1990008856A1 (en) * 1989-01-27 1990-08-09 Geocast Systems Pty Ltd Trench excavating arm propulsion apparatus

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JPH06341146A (ja) 1994-12-13

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