JP2653354B2 - ベル装置 - Google Patents
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- JP2653354B2 JP2653354B2 JP7170124A JP17012495A JP2653354B2 JP 2653354 B2 JP2653354 B2 JP 2653354B2 JP 7170124 A JP7170124 A JP 7170124A JP 17012495 A JP17012495 A JP 17012495A JP 2653354 B2 JP2653354 B2 JP 2653354B2
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- Toys (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベル装置に関し、特に自
転車や三輪車等に用いて好適なベル装置に関する。
転車や三輪車等に用いて好適なベル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車や三輪車等に用いられるベ
ル装置として、ハンドルに取付けたグリップ部と、この
グリップ部に設けた第1支持軸と、この第1支持軸の先
端部にその軸方向と直交させて設けた第2支持軸と、こ
の第2支持軸に設けたベルと、さらに一端がベルの内側
で第2支持軸に取付けられるとともに、他端がベルの外
部に突出した打撃レバーとを備えたものが知られている
(特開平5−124552号公報)。また、その他のベ
ル装置として、合成樹脂材料から製造され、ハンドルを
囲繞してこれに連結されるグリップ部と該グリップ部か
ら突出する支持軸とを一体に有する取付部材と、合成樹
脂材料から製造されて上記支持軸の外周に嵌装され、か
つ支持軸の半径方向外方に伸びる可撓性打撃レバーを一
体に有するスリーブと、中心部が上記スリーブの先端部
に載置され、外周面が上記打撃レバーに対向するベル
と、上記支持軸の先端部に圧入固着され、上記ベルをス
リーブに連結する連結部材とを備えるものが知られてい
る(実開平5−19082号公報)。
ル装置として、ハンドルに取付けたグリップ部と、この
グリップ部に設けた第1支持軸と、この第1支持軸の先
端部にその軸方向と直交させて設けた第2支持軸と、こ
の第2支持軸に設けたベルと、さらに一端がベルの内側
で第2支持軸に取付けられるとともに、他端がベルの外
部に突出した打撃レバーとを備えたものが知られている
(特開平5−124552号公報)。また、その他のベ
ル装置として、合成樹脂材料から製造され、ハンドルを
囲繞してこれに連結されるグリップ部と該グリップ部か
ら突出する支持軸とを一体に有する取付部材と、合成樹
脂材料から製造されて上記支持軸の外周に嵌装され、か
つ支持軸の半径方向外方に伸びる可撓性打撃レバーを一
体に有するスリーブと、中心部が上記スリーブの先端部
に載置され、外周面が上記打撃レバーに対向するベル
と、上記支持軸の先端部に圧入固着され、上記ベルをス
リーブに連結する連結部材とを備えるものが知られてい
る(実開平5−19082号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の構成では、ベル
に衝突される打撃レバーの打撃部はベルの内周面に対向
しており、打撃部をベルの内周面に衝突させることによ
りベルを音色よく鳴らすことができる。その反面、ベル
装置全体の構成が複雑で、高価となっていた。これに対
し後者の構成では、ベル装置全体の構成は簡単で安価な
構成となっているが、上記打撃レバーは支持軸の半径方
向外方に伸びており、該打撃レバーに設けた打撃部はベ
ルの開口部の端面に衝突してベルを鳴らすようになる。
この場合には、ベルの内周面に打撃部を衝突させてベル
を鳴らす場合に比較して余韻が少なく、音色が余りよく
ない。本発明はそのような事情に鑑み、ベルの内周面に
打撃部を衝突させて音色良くベルを鳴らすことができ、
しかも構成が簡単で安価に製造することができるベル装
置を提供するものである。
に衝突される打撃レバーの打撃部はベルの内周面に対向
しており、打撃部をベルの内周面に衝突させることによ
りベルを音色よく鳴らすことができる。その反面、ベル
装置全体の構成が複雑で、高価となっていた。これに対
し後者の構成では、ベル装置全体の構成は簡単で安価な
構成となっているが、上記打撃レバーは支持軸の半径方
向外方に伸びており、該打撃レバーに設けた打撃部はベ
ルの開口部の端面に衝突してベルを鳴らすようになる。
この場合には、ベルの内周面に打撃部を衝突させてベル
を鳴らす場合に比較して余韻が少なく、音色が余りよく
ない。本発明はそのような事情に鑑み、ベルの内周面に
打撃部を衝突させて音色良くベルを鳴らすことができ、
しかも構成が簡単で安価に製造することができるベル装
置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ハン
ドルに取付けられるグリップ部と、一端部が上記グリッ
プ部に形成した係合孔内に固着され、他端部に大径の頭
部を有する支持軸と、中央部に上記支持軸が貫通され、
その中央部外面が上記支持軸の頭部に当接されるベル
と、上記支持軸が貫通されて該支持軸に連結される筒状
の連結部、この連結部に接続されるとともに上記ベルの
内周面に対向してこれに衝突される打撃部、およびこの
打撃部に接続されるとともに上記ベルの外側に配置され
た操作部を有する打撃レバーと、さらに、上記支持軸が
貫通されるとともに、上記打撃レバーの連結部と上記グ
リップ部との間に弾装されて連結部とベルとを支持軸の
頭部に弾接させるコイルばねとを備えるものである。上
記コイルばねは、上記ベルと打撃レバーの連結部との間
に弾装して、上記ベルを支持軸の頭部に、また打撃レバ
ーの連結部をグリップ部に弾接させるようにしてもよ
い。
ドルに取付けられるグリップ部と、一端部が上記グリッ
プ部に形成した係合孔内に固着され、他端部に大径の頭
部を有する支持軸と、中央部に上記支持軸が貫通され、
その中央部外面が上記支持軸の頭部に当接されるベル
と、上記支持軸が貫通されて該支持軸に連結される筒状
の連結部、この連結部に接続されるとともに上記ベルの
内周面に対向してこれに衝突される打撃部、およびこの
打撃部に接続されるとともに上記ベルの外側に配置され
た操作部を有する打撃レバーと、さらに、上記支持軸が
貫通されるとともに、上記打撃レバーの連結部と上記グ
リップ部との間に弾装されて連結部とベルとを支持軸の
頭部に弾接させるコイルばねとを備えるものである。上
記コイルばねは、上記ベルと打撃レバーの連結部との間
に弾装して、上記ベルを支持軸の頭部に、また打撃レバ
ーの連結部をグリップ部に弾接させるようにしてもよ
い。
【0005】
【作用】上記構成において、ベルを組立てる際には、支
持軸を、ベルと打撃レバーの連結部とコイルばねとに挿
通させ、かつ該支持軸をグリップ部の係合孔に固着すれ
ばよく、したがって該ベル装置をきわめて容易に組立て
ることができ、また構成も簡素で安価に製造することが
できる。しかも上記打撃レバーは、上記ベルの内周面に
対向してこれに衝突される打撃部を有しているので、ベ
ルを音色良く鳴らすことができる。
持軸を、ベルと打撃レバーの連結部とコイルばねとに挿
通させ、かつ該支持軸をグリップ部の係合孔に固着すれ
ばよく、したがって該ベル装置をきわめて容易に組立て
ることができ、また構成も簡素で安価に製造することが
できる。しかも上記打撃レバーは、上記ベルの内周面に
対向してこれに衝突される打撃部を有しているので、ベ
ルを音色良く鳴らすことができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、ベル装置1は自転車のハンドル2に
取付けられるグリップ部3を備えている。このグリップ
部3は合成樹脂材料によって製造され、上記ハンドル2
を囲繞するバンド部4と、このバンド部4の両端部に形
成した連結部5、6と、両連結部5、6に同一直線上で
形成した小径のねじ孔7、8と、さらに両ねじ孔7、8
と同一直線上で形成した大径の係合孔9とを備えてい
る。そして一方のねじ孔8に直交させて形成したナット
孔10にナット11を挿入した状態で、上記ねじ孔7、
8間に挿通したねじ12を上記ナット11に螺合させる
ことにより、グリップ部3をハンドル2に取付けてい
る。上記係合孔9は、以下に詳述する支持軸15の一端
部を圧入して固着するためのもので、該係合孔9と上記
ねじ孔7、8とを同一直線上で、しかも相互に連続させ
て形成することにより、グリップ部3を合成樹脂材料に
よって製造する際の上記係合孔9の形成用抜き型とねじ
孔7、8の形成用抜き型とを1本の抜き型で兼用するこ
とができ、したがってグリップ部3の製造装置の構成の
簡素化を図ることができる。
と、図1において、ベル装置1は自転車のハンドル2に
取付けられるグリップ部3を備えている。このグリップ
部3は合成樹脂材料によって製造され、上記ハンドル2
を囲繞するバンド部4と、このバンド部4の両端部に形
成した連結部5、6と、両連結部5、6に同一直線上で
形成した小径のねじ孔7、8と、さらに両ねじ孔7、8
と同一直線上で形成した大径の係合孔9とを備えてい
る。そして一方のねじ孔8に直交させて形成したナット
孔10にナット11を挿入した状態で、上記ねじ孔7、
8間に挿通したねじ12を上記ナット11に螺合させる
ことにより、グリップ部3をハンドル2に取付けてい
る。上記係合孔9は、以下に詳述する支持軸15の一端
部を圧入して固着するためのもので、該係合孔9と上記
ねじ孔7、8とを同一直線上で、しかも相互に連続させ
て形成することにより、グリップ部3を合成樹脂材料に
よって製造する際の上記係合孔9の形成用抜き型とねじ
孔7、8の形成用抜き型とを1本の抜き型で兼用するこ
とができ、したがってグリップ部3の製造装置の構成の
簡素化を図ることができる。
【0007】上記支持軸15は、金属材料から製造され
て上記係合孔9への圧入側と反対側の端部に大径の頭部
15aを有しており、該支持軸15は、金属製のベル1
6の中央部と、合成樹脂製の打撃レバー17の筒状の連
結部18と、さらにコイルばね19とに順次貫通させ
て、上記係合孔9に圧入固着してある。この状態では、
上記コイルばね19は打撃レバー17の連結部18とグ
リップ部3との間に弾装されることになり、該コイルば
ね19はその弾撥力により上記連結部18とベル16と
を支持軸15の頭部15aに弾接させるようになる。ま
た上記打撃レバー17は、上記支持軸15に連結した連
結部18からベル16の内側に向けて伸びるとともにそ
こからベル16の半径方向外方かつ開口部側へ向けて折
返した折返し部20を備えており、さらにこの折返し部
に連続させて打撃部21を設けている。この打撃部21
は、上記ベル16の開口部側の内周面に対向してこれに
衝突されるようになっている。さらにこの打撃部21に
操作部22を連続して設けてあり、この操作部22はベ
ル16の開口部からその軸方向に外部に突出するととも
にそこから直角にベル16の半径方向外方に屈曲して、
該ベル16の外側に配置されている。なお、上記操作部
22は、ベル装置1の操作性の観点からはベル16の半
径方向外方に直角に屈曲させることが好ましいが、軽く
斜めに屈曲させても、或いは屈曲させなくても良い。
て上記係合孔9への圧入側と反対側の端部に大径の頭部
15aを有しており、該支持軸15は、金属製のベル1
6の中央部と、合成樹脂製の打撃レバー17の筒状の連
結部18と、さらにコイルばね19とに順次貫通させ
て、上記係合孔9に圧入固着してある。この状態では、
上記コイルばね19は打撃レバー17の連結部18とグ
リップ部3との間に弾装されることになり、該コイルば
ね19はその弾撥力により上記連結部18とベル16と
を支持軸15の頭部15aに弾接させるようになる。ま
た上記打撃レバー17は、上記支持軸15に連結した連
結部18からベル16の内側に向けて伸びるとともにそ
こからベル16の半径方向外方かつ開口部側へ向けて折
返した折返し部20を備えており、さらにこの折返し部
に連続させて打撃部21を設けている。この打撃部21
は、上記ベル16の開口部側の内周面に対向してこれに
衝突されるようになっている。さらにこの打撃部21に
操作部22を連続して設けてあり、この操作部22はベ
ル16の開口部からその軸方向に外部に突出するととも
にそこから直角にベル16の半径方向外方に屈曲して、
該ベル16の外側に配置されている。なお、上記操作部
22は、ベル装置1の操作性の観点からはベル16の半
径方向外方に直角に屈曲させることが好ましいが、軽く
斜めに屈曲させても、或いは屈曲させなくても良い。
【0008】次に、図2に示すように、上記支持軸15
の頭部15aとベル16の中央部外面との当接部に、相
互に係合する係合部15b、16aを形成している。支
持軸15の頭部15aの係合部15bは、該頭部15a
の円周方向複数箇所に形成した小さな突起から形成して
あり、他方、ベル16の係合部16aは、円周方向に連
続した波板状若しくは菊座金状の凹凸面から形成してあ
る。また、ベル16の中央部外面に上記係合部16aを
形成するのと一体的に、ベル16の中央部内面にも係合
部16bを形成してあり、この係合部16bは、該ベル
16と打撃レバー17の連結部18との当接部に形成し
てあり、打撃レバー17の連結部18に形成した係合部
18aに係合するようになっている。この係合部18a
も円周方向に連続した波板状若しくは菊座金状の凹凸面
から形成してあるが、該ベル16の係合部16bと連結
部18の係合部18aとの係合力は、支持軸15の頭部
15aの係合部15bとベル16の係合部16aの係合
力よりも小さくなるように設定している。
の頭部15aとベル16の中央部外面との当接部に、相
互に係合する係合部15b、16aを形成している。支
持軸15の頭部15aの係合部15bは、該頭部15a
の円周方向複数箇所に形成した小さな突起から形成して
あり、他方、ベル16の係合部16aは、円周方向に連
続した波板状若しくは菊座金状の凹凸面から形成してあ
る。また、ベル16の中央部外面に上記係合部16aを
形成するのと一体的に、ベル16の中央部内面にも係合
部16bを形成してあり、この係合部16bは、該ベル
16と打撃レバー17の連結部18との当接部に形成し
てあり、打撃レバー17の連結部18に形成した係合部
18aに係合するようになっている。この係合部18a
も円周方向に連続した波板状若しくは菊座金状の凹凸面
から形成してあるが、該ベル16の係合部16bと連結
部18の係合部18aとの係合力は、支持軸15の頭部
15aの係合部15bとベル16の係合部16aの係合
力よりも小さくなるように設定している。
【0009】以上の構成において、ベル装置1を組立て
る際には、上記支持軸15をベル16、打撃レバー17
の連結部18およびコイルばね19に順次挿通させ、さ
らに該支持軸15をグリップ部3の係合孔9内に圧入し
て固着すればよく、該ベル装置1をきわめて容易に組立
てることができる。そして上記打撃レバー17は、連結
部18からベル16の内側に向けて伸びるとともにそこ
からベル16の半径方向外方かつ開口部側へ向けて折返
した折返し部20を備えているので、打撃レバー17の
操作部22を指で図1の下方に押圧した際に、上記折返
し部20が最も撓み易くなる。その結果、上記操作部2
2を図1の下方に押圧した場合であっても、打撃部21
を可及的にベル16の半径方向中心側に向けて該ベル1
6の内周面から遠ざけることができ、したがって上記操
作部22から指を離した際に、上記打撃部21をベル1
6の内周面に対して可及的に垂直の方向から衝突させる
ことができる。そして打撃部21をベル16の内周面に
衝突させる際には、ベルの音色の観点からは、打撃部2
1をベル16の内周面に斜めに当接させるよりも垂直に
当接させることが好ましく、それによってベルを音色良
く鳴らすことが可能となる。なお、図1の想像線で示す
ように、折返し部20の頂部と連結部18の上端部とを
連結して折返し部20を省略してもよいが、この場合に
は上記想像線の連結部分が最も撓み易くなるため、操作
部22を図1の下方に押圧すると打撃部21は斜め下方
にベル16の内周面から斜めに遠ざけることになり、打
撃部21をベル16の内周面に対して垂直に衝突させる
場合に比較すると、音色が悪くなる。但しその場合であ
っても、打撃部21をベル16の下端面に衝突させるよ
りは、良い音色を得ることができる。
る際には、上記支持軸15をベル16、打撃レバー17
の連結部18およびコイルばね19に順次挿通させ、さ
らに該支持軸15をグリップ部3の係合孔9内に圧入し
て固着すればよく、該ベル装置1をきわめて容易に組立
てることができる。そして上記打撃レバー17は、連結
部18からベル16の内側に向けて伸びるとともにそこ
からベル16の半径方向外方かつ開口部側へ向けて折返
した折返し部20を備えているので、打撃レバー17の
操作部22を指で図1の下方に押圧した際に、上記折返
し部20が最も撓み易くなる。その結果、上記操作部2
2を図1の下方に押圧した場合であっても、打撃部21
を可及的にベル16の半径方向中心側に向けて該ベル1
6の内周面から遠ざけることができ、したがって上記操
作部22から指を離した際に、上記打撃部21をベル1
6の内周面に対して可及的に垂直の方向から衝突させる
ことができる。そして打撃部21をベル16の内周面に
衝突させる際には、ベルの音色の観点からは、打撃部2
1をベル16の内周面に斜めに当接させるよりも垂直に
当接させることが好ましく、それによってベルを音色良
く鳴らすことが可能となる。なお、図1の想像線で示す
ように、折返し部20の頂部と連結部18の上端部とを
連結して折返し部20を省略してもよいが、この場合に
は上記想像線の連結部分が最も撓み易くなるため、操作
部22を図1の下方に押圧すると打撃部21は斜め下方
にベル16の内周面から斜めに遠ざけることになり、打
撃部21をベル16の内周面に対して垂直に衝突させる
場合に比較すると、音色が悪くなる。但しその場合であ
っても、打撃部21をベル16の下端面に衝突させるよ
りは、良い音色を得ることができる。
【0010】さらに、上述したベル装置1の組立て状態
では、グリップ部3に固着された支持軸15の頭部15
aの係合部15bとベル16の係合部16aとが係合し
ているので、支持軸15に対してベル16が固定されて
おり、このベル16の係合部16bに打撃レバー17の
連結部18の係合部18aが係合しているので、やはり
打撃レバー17も支持軸15に対して固定されている。
したがって打撃レバー17の操作部22が支持軸15を
中心として回転してその位置が変動してしまうことはな
い。そして、ベル16をコイルばね19の弾撥力に抗し
て押下げながら、つまり支持軸15の頭部15aの係合
部15bとベル16の係合部16aとの係合を外しなが
らベル16を回転させれば、打撃レバー17の連結部1
8の係合部18aはベル16の係合部16bに係合して
いるので、打撃レバー17もベル16と一体に回転する
ようになり、それによって打撃レバー17の操作部22
を支持軸15の周囲の好みの位置に位置決めすることが
できる。他方、打撃レバー17の操作部22を把持して
これを支持軸15の周囲に回転させた際には、上述した
ようにベル16の係合部16bと連結部18の係合部1
8aとの係合力を、支持軸15の頭部15aの係合部1
5bとベル16の係合部16aの係合力よりも小さく設
定してあるので、打撃レバー17のみを支持軸15の周
囲に回転させることができ、それによって打撃レバー1
7に無理な力が加わって折れ曲がってしまうといった損
傷を防止することができる。
では、グリップ部3に固着された支持軸15の頭部15
aの係合部15bとベル16の係合部16aとが係合し
ているので、支持軸15に対してベル16が固定されて
おり、このベル16の係合部16bに打撃レバー17の
連結部18の係合部18aが係合しているので、やはり
打撃レバー17も支持軸15に対して固定されている。
したがって打撃レバー17の操作部22が支持軸15を
中心として回転してその位置が変動してしまうことはな
い。そして、ベル16をコイルばね19の弾撥力に抗し
て押下げながら、つまり支持軸15の頭部15aの係合
部15bとベル16の係合部16aとの係合を外しなが
らベル16を回転させれば、打撃レバー17の連結部1
8の係合部18aはベル16の係合部16bに係合して
いるので、打撃レバー17もベル16と一体に回転する
ようになり、それによって打撃レバー17の操作部22
を支持軸15の周囲の好みの位置に位置決めすることが
できる。他方、打撃レバー17の操作部22を把持して
これを支持軸15の周囲に回転させた際には、上述した
ようにベル16の係合部16bと連結部18の係合部1
8aとの係合力を、支持軸15の頭部15aの係合部1
5bとベル16の係合部16aの係合力よりも小さく設
定してあるので、打撃レバー17のみを支持軸15の周
囲に回転させることができ、それによって打撃レバー1
7に無理な力が加わって折れ曲がってしまうといった損
傷を防止することができる。
【0011】なお、図示しないが、上記コイルばね19
をベル16と打撃レバー17の連結部18との間に弾装
してもよいことは明らかであり、この場合には、コイル
ばね19はその弾撥力により上記ベル16を支持軸15
の頭部15aに弾接させる一方、打撃レバー17の連結
部18をグリップ部3に弾接させるようになる。そして
この場合には、打撃レバー17の連結部18とグリップ
部3との当接部に相互に係合する係合部を形成して、打
撃レバー17の操作部22を支持軸15の周囲の好みの
位置に位置決めすることができるようにすればよい。
をベル16と打撃レバー17の連結部18との間に弾装
してもよいことは明らかであり、この場合には、コイル
ばね19はその弾撥力により上記ベル16を支持軸15
の頭部15aに弾接させる一方、打撃レバー17の連結
部18をグリップ部3に弾接させるようになる。そして
この場合には、打撃レバー17の連結部18とグリップ
部3との当接部に相互に係合する係合部を形成して、打
撃レバー17の操作部22を支持軸15の周囲の好みの
位置に位置決めすることができるようにすればよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、きわめ
て容易にベル装置を組立てることができ、しかもその構
成が簡単なので安価に製造することができ、しかもベル
の端面を叩いてベルを鳴らす場合に比較して良い音色を
得ることができるという効果が得られる。
て容易にベル装置を組立てることができ、しかもその構
成が簡単なので安価に製造することができ、しかもベル
の端面を叩いてベルを鳴らす場合に比較して良い音色を
得ることができるという効果が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の要部を拡大かつ分解して示す断面図であ
る。
る。
1…ベル装置 2…ハンドル 3…グリップ
部 4…バンド部 5、6…連結部 7、8…ねじ
孔 9…係合孔 12…ねじ 15…支持軸 15a…頭部 16…ベル 16a16b
18a…係合部 17…打撃レバー 18…連結部 19…コイル
ばね 20…折返し部 21…打撃部 22…操作部
部 4…バンド部 5、6…連結部 7、8…ねじ
孔 9…係合孔 12…ねじ 15…支持軸 15a…頭部 16…ベル 16a16b
18a…係合部 17…打撃レバー 18…連結部 19…コイル
ばね 20…折返し部 21…打撃部 22…操作部
Claims (6)
- 【請求項1】 ハンドルに取付けられるグリップ部と、
一端部が上記グリップ部に形成した係合孔内に固着さ
れ、他端部に大径の頭部を有する支持軸と、中央部に上
記支持軸が貫通され、その中央部外面が上記支持軸の頭
部に当接されるベルと、上記支持軸が貫通されて該支持
軸に連結される筒状の連結部、この連結部に接続される
とともに上記ベルの内周面に対向してこれに衝突される
打撃部、およびこの打撃部に接続されるとともに上記ベ
ルの外側に配置された操作部を有する打撃レバーと、さ
らに、上記支持軸が貫通されるとともに、上記打撃レバ
ーの連結部と上記グリップ部との間に弾装されて連結部
とベルとを支持軸の頭部に弾接させるコイルばねとを備
えることを特徴とするベル装置。 - 【請求項2】 上記支持軸の頭部とベルの中央部外面と
の当接部、およびベルと打撃レバーの連結部との当接部
に、それぞれ相互に係合する係合部を形成し、かつベル
と打撃レバーの連結部との当接部に形成した係合部の係
合力を、支持軸の頭部とベルの中央部外面との当接部に
形成した係合部の係合力よりも小さく設定したことを特
徴とする請求項1に記載のベル装置。 - 【請求項3】 ハンドルに取付けられるグリップ部と、
一端部が上記グリップ部に形成した係合孔内に固着さ
れ、他端部に大径の頭部を有する支持軸と、中央部に上
記支持軸が貫通され、その中央部外面が上記支持軸の頭
部に当接されるベルと、上記支持軸が貫通されて該支持
軸に連結される筒状の連結部、この連結部に接続される
とともに上記ベルの内周面に対向してこれに衝突される
打撃部、およびこの打撃部に接続されるとともに上記ベ
ルの外側に配置された操作部を有する打撃レバーと、さ
らに、上記支持軸が貫通されるとともに、上記ベルと打
撃レバーの連結部との間に弾装され、上記ベルを支持軸
の頭部に、また打撃レバーの連結部をグリップ部にそれ
ぞれ弾接させるコイルばねとを備えることを特徴とする
ベル装置。 - 【請求項4】 上記打撃レバーの連結部とグリップ部と
の当接部に、相互に係合する係合部を形成したことを特
徴とする請求項3に記載のベル装置。 - 【請求項5】 上記グリップ部は、上記ハンドルを囲繞
するバンド部と、このバンド部の両端部に形成した連結
部と、両連結部に同一直線上で形成され、バンド部をハ
ンドルに取付けるねじが挿通されるねじ孔とを備えてお
り、かつ上記係合孔とねじ孔とは同一直線上で相互に連
続して形成されていることを特徴とする請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載のベル装置。 - 【請求項6】 上記打撃レバーは、上記連結部と打撃部
との間に、連結部からベルの内側に向けて伸びるととも
にそこからベルの半径方向外方かつ開口部側へ向けて折
返した折返し部を備えることを特徴とする請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載のベル装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7170124A JP2653354B2 (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | ベル装置 |
Publications (2)
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JPH08337187A JPH08337187A (ja) | 1996-12-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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