JP2019124788A - シンバルパッドの回り止め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アコースティックシンバルのようなリアルな打感を得ることができるシンバルパッドの回り止め具を提供する。【解決手段】シンバルパッド10の回り止め具1の一態様は、シンバルパッド10の保持プレート18に設けた保持孔19と、シンバルスタンドの支持ロッド20に設けた保持スリーブ22と、を有する。保持スリーブ22は、保持孔19にガタを有して挿通配置される。保持孔19の内周部には、複数の係合凹部34がある。保持スリーブ22は、複数の係合凹部34のうち少なくとも1つの係合凹部34に係合してシンバルパッド10の支持ロッド20に対する回動を抑制する少なくとも1つの稜部33を備えている。【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、電子ドラムの演奏中にシンバルパッドが回る不具合を防止するための回り止め具に関する。
電子ドラムのシンバルパッドは、スティックによる打撃により生じる振動を電気信号に変換する圧電素子などのセンサを内蔵している。また、電子ドラムのシンバルパッドには、センサを介して検出した電気信号を取り出すための出力ケーブルが接続されている。このため、センサの真上を直接叩いてしまう問題や、出力ケーブルが絡まったり抜けたりしてしまう問題が発生しないように、シンバルパッドの回り止め具が必要とされている。
例えば、特許文献1には、シンバルスタンド側の楔形に突出した尖端部に、シンバルパッド側の楔形にえぐられた凹部を遊嵌した(乗せた)回り止め具について開示されている。
特開2007−86813号公報
しかし、特許文献1の回り止め具は、楔形の尖端部に楔形の凹部を緩く嵌める構造を有するため、シンバルパッドを叩いたときに、シンバルパッドの周方向に沿ってシンバルパッドの揺れ方にバラつきを生じてしまう。具体的には、特許文献1の回り止め具を用いた場合、尖端部の稜部に沿った方向にシンバルパッドが揺動し難い。つまり、アコースティックドラムの金物のシンバル(以下、アコースティックシンバルと称する)と比較して、スティックで叩いたときのシンバルパッドの動きがシンバルパッドの周方向に沿った叩く位置によってバラつきを生じる。
このため、アコースティックシンバルと比較して、微妙な強弱を付けた繊細な演奏が難しく、強く叩いたときのシンバルパッドの揺れ方にも叩く位置によってバラつきを生じ、アコースティックシンバルのようなリアルな打感を得ることが難しい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、アコースティックシンバルのようなリアルな打感を得ることができるシンバルパッドの回り止め具を提供することを目的とする。
本発明のシンバルパッドの回り止め具の一態様は、シンバルパッドに設けた保持孔と、シンバルスタンドに設けた軸部材と、を有する。軸部材は、保持孔にガタを有して挿通配置される。保持孔の内周部には、複数の第1係合部がある。軸部材は、複数の第1係合部のうち少なくとも1つの第1係合部に係合してシンバルパッドのシンバルスタンドに対する回動を抑制する少なくとも1つの第2係合部を備えた外周面を有する。
本発明のシンバルパッドの回り止め具によると、アコースティックシンバルのようなリアルな打感を得ることができる。
図1は、実施形態に係るシンバルパッドを斜め上方から見た斜視図である。 図2は、図1のシンバルパッドを斜め下方から見た斜視図である。 図3は、図2のシンバルパッドをF3−F3に沿って見た断面図である。 図4は、図1のシンバルパッドの回り止め具を示す分解斜視図である。 図5は、図4の回り止め具を軸方向から見た平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る回り止め具1(図4参照)を備えたシンバルパッド10を斜め上方から見た斜視図であり、図2は、このシンバルパッド10を斜め下方から見た斜視図である。シンバルパッド10は、シンバルスタンドの先端に取り付けられる。図2では、シンバルスタンドの先端にある支持ロッド20だけを部分的に図示しており、図1では、シンバルスタンドの図示を省略してある。また、図3は、シンバルスタンドに取り付けた状態のシンバルパッド10の断面図であり、図2のシンバルパッドをF3−F3に沿って見た図である。
シンバルスタンドは、シンバルパッド10を取り付ける細長い支持ロッド20の他に、支持ロッド20を上端に有して上下方向に延びた図示しない支柱、支柱の長さを調節する図示しない調節機構、支柱を床に立設する図示しない脚部やフレームなどを有する。支持ロッド20は、支柱の上端に一体に設けてもよい。また、シンバルスタンドとして、支柱と支持ロッド20の間に設けて支柱の上端から横方向に延出した図示しないブームを有する場合もある。支柱の上端やブームの先には、支持ロッド20の角度を調節するための図示しない調節機構が設けられてもよい。
電子ドラムやアコースティックドラムを含むドラムセットとして見ると、シンバルパッドやアコースティックシンバルを含むシンバルには、様々な種類がある。例えば、ここで言うシンバルには、ハイハットシンバル、ライドシンバル、クラッシュシンバルなどが含まれる。言い換えると、本実施形態の回り止め具1は、これらの各種シンバルのいずれにも適用することができるものである。
図3に示すように、シンバルスタンドの支持ロッド20の上端近くの外周面には、蝶ナット21を螺合するためのネジが切られている。また、支持ロッド20は、その上端に向けて段階的に径が小さくなっており、径が変わる部位に円環状の段部20a、20bが設けられている。本実施形態では、段部20a、20bは、支持ロッド20の長手方向に沿って互いに離間した外周面上の2箇所に設けられている。
支持ロッド20には、その上端側から略円筒形の保持スリーブ22が取り付けられて、その後、略円板状のシンバルパッド10が取り付けられる。そして、フェルトワッシャ24aおよびワッシャ24bを保持スリーブ22との間に挟んで、蝶ナット21を支持ロッド20の上端に螺合させる。これにより、シンバルパッド10が支持ロッド20に対してわずかに揺動可能な状態で取り付けられる。フェルトワッシャ24aは、別の素材により形成したものであってもよい。
保持スリーブ22は、支持ロッド20の2つの段部20a、20bのうち上方の段部20bを覆う位置に取り付けられる。保持スリーブ22の内周面には、段部20bに係合する段部22aが設けられている。支持ロッド20の上端側から保持スリーブ22を取り付けると、保持スリーブ22の段部22aが支持ロッド20の段部20bに係合して、保持スリーブ22がその位置に保持される。
保持スリーブ22は、この位置で、図2に示すネジ23により支持ロッド20に固定される。保持スリーブ22は、その外周面と内周面をつなぐ軸方向と直交するネジ孔22bを有する。そして、ネジ23を保持スリーブ22のネジ孔22bに螺合することで、ネジ23の先端が支持ロッド20の外周面に押し付けられて、保持スリーブ22が支持ロッド20に固定される。これにより、保持スリーブ22がシンバルスタンドに対して回転不能となる。
保持スリーブ22は、外径が比較的小さい小径部分22c、および外径が比較的大きい大径部分22dを有する。小径部分22cと大径部分22dの間の肩部22eは、小径部分22cの下端から大径部分22dの上端に向けて外側に向けて傾斜している。肩部22eは、内周面に設けた段部22aと略同じ高さ位置で外周面に設けられている。肩部22eは、シンバルパッド10が取り付けられた状態で、後述する保持プレート18に当接する。
シンバルパッド10は、図3に示すように、略円板状の本体プレート12、本体プレート12の中央下面側に設けたフレーム14、本体プレート12の表面を覆うカバー部材16、および上述したシンバルスタンド側の保持スリーブ22と協働してシンバルパッド10の回り止め具1として機能する略円板状の保持プレート18を有する。図3では、シンバルパッド10がシンバルスタンドの支持ロッド20に対してわずかに傾いた状態を図示してある。
本体プレート12は、例えば、ABSやポリカーボネートなどの硬質樹脂により形成されており、中心に保持スリーブ22を挿通可能な円形の挿通孔12aを有する。本体プレート12は、平らな円板状に形成されてもよく、わずかに湾曲させてもよい。本実施形態では、本体プレート12をその中心から外周縁に向けてわずかに下方に湾曲させた。
フレーム14は、本体プレート12の下面に同軸に固定されている。フレーム14は、例えば、本体プレート12と同じ材料により形成されている。フレーム14は、図示下面側に、保持プレート18を収容する略円筒形の凹所14aを有する。凹所14aの底壁14bは、本体プレート12の下面に接触している。凹所14aは、本体プレート12の下面に向けて図示上方に凹んでいる。
凹所14aの底壁14bには、保持スリーブ22を挿通可能な挿通孔14cが設けられている。挿通孔14cの縁は、本体プレート12の挿通孔12aから保持プレート18の後述する保持孔19の縁に向けて縮径するように内側に傾斜している。挿通孔14cの最も縮径した部分の内径は、保持スリーブ22の大径部分22dの外径より小さい。
凹所14aの周壁の断面形状は、少なくとも底壁14bに隣接した部位で、保持プレート18の形状に合わせたD字形状にされている(図示せず)。凹所14aの底壁14bには、保持プレート18の2つの挿通孔18a(図4)に対応する2つのネジ孔(図示せず)が設けられている。D字状の切り欠き18bを位置合わせして、凹所14a内に保持プレート18を配置して、凹所14aの底壁14bに保持プレート18をネジで固定すると、保持プレート18がフレーム14に固定されて回転不能となる。保持プレート18の挿通孔18aおよび凹所14aの底壁14bに設けたネジ孔の数は3組以上であってもよい。
フレーム14は、凹所14aの外側に、本体プレート12の下面との間で閉塞した略円環状の収容部14dを有する。収容部14d内には、図示しない圧電素子やその配線が配置されている。圧電素子は、本体プレート12に取り付けられており、本体プレート12の振動を電気信号に変換する。圧電素子は、収容部14dより本体プレート12の外周縁により近い位置に設けてもよい。
図2に示すように、収容部14dは、径方向の一側に矩形状に張り出した突出部分14eを有し、この突出部分14eの中に図示しない基板やコネクタが配置されている。突出部分14eの端面14fには、図示しない出力ケーブルの図示しないプラグを挿通してコネクタに差し込むための2つの挿通孔14g、14gが設けられている。出力ケーブルは、プラグおよびコネクタを介して圧電素子に電気的に接続し、圧電素子で検出した電気信号を取り出す。
カバー部材16は、図2および図3に示すように、本体プレート12の外周縁を巻き込むように設けられている。カバー部材16は、本体プレート12の外周縁に近いエッジ部16a、および保持スリーブ22に近いカップ部16bをなだらかに一体につなげた形状を有する。
エッジ部16aに沿って、本体プレート12には、シンバルパッドの振動音を消音するための図示しないメンブレンスイッチが設けられている。メンブレンスイッチは、演奏者がシンバルパッド10のエッジを指でつまむことでONにされるスイッチであり、シンバルパッド10を叩いた後にこのメンブレンスイッチを押すことでシンバルの音が消えるようになっている。
エッジ部16aを含むカバー部材16の大部分は、本体プレート12の上面に密着して設けられている。カップ部16bは、本体プレート12の上面から中心に向けて湾曲して徐々に離間したドーム状に膨出した形状に形成されている。カップ部16bの中央には、保持スリーブ22を挿通可能で且つフェルトワッシャ24より大径な挿通孔16cが設けられている。
カバー部材16は、ゴムや合成樹脂などにより形成されており、本体プレート12と貼り合せた状態で、アコースティックシンバルと同等の硬さを有する。カバー部材16の表面には、スティックによる打撃に対しアコースティックシンバルと同等の滑りを実現するための表面材を塗布してもよい。本体プレートやカバー部材16の材質、および表面材を適切に選択することで、アコースティックシンバルの打感に近付けることができる。
カバー部材16のカップ部16bと本体プレート12の間には中実なスペーサ17が設けられている。スペーサ17は、中央に挿通孔17aを有する略円環状に形成されている。スペーサ17の図示上面とカップ部16bの間には、図示しないメンブレンスイッチが設けられている。メンブレンスイッチは、カップ部16bへの打撃を検出する。
スペーサ17の挿通孔17aの縁には、カップ部16bの挿通孔16cを通って図示上方に突出した環状突起17bが設けられている。環状突起17bの内面に延びた挿通孔17aの内径は、本体プレート12の挿通孔12aの内径より大きく、フェルトワッシャ24の外径よりわずかに大きい。図3に示すように、シンバルパッド10がシンバルスタンドの支持ロッド20に対して傾斜すると、フェルトワッシャ24がスペーサ17の環状突起17bの内面に押し付けられてつぶれる。
上述した構造のシンバルパッド10は、出力ケーブルをつないだ状態で使用するため、演奏中に回転して出力ケーブルのプラグがシンバルパッド10のコネクタから抜けたりしないように、シンバルパッド10が回ることを防止する工夫が必要である。
シンバルパッド10のカバー部材16は、図1に示すように、扇形部分15を有する。扇形部分15は、フレーム14の突出部分14eに重なる位置に設けられている。そして、この扇形部分15が演奏者から遠い位置に配置される向きでシンバルパッド10がシンバルスタンドに取り付けられている。言い換えると、扇形部分15の反対側に最適な打撃位置を設定してあり、この最適な位置を演奏者がスティックで叩くように、シンバルパッド10の回り止めがされている。
以下、本実施形態に係る回り止め具1について、図4および図5を参照して詳細に説明する。図4は、回り止め具1の保持プレート18と保持スリーブ22(軸部材)を互いに分離して示す斜視図であり、図5は、保持プレート18の保持孔19に保持スリーブ22を挿通配置した状態の回り止め具1を軸方向から見た平面図である。図5に示すように、保持スリーブ22(小径部分22c)は、保持プレート18の保持孔19に対して適度なガタを有して挿通される。
本実施形態において、保持スリーブ22の小径部分22cは、正六角柱に形成されており、その中心にシンバルスタンドの支持ロッド20を挿通するための長孔31が形成されている。言い換えると、小径部分22cの中心軸と直交する断面の形状は正六角形である。保持スリーブ22の大径部分22dには、保持スリーブ22を支持ロッド20に固定するためのネジ23を螺合するネジ孔22b(図2)を備えたボス部32が突設されている。
保持スリーブ22の小径部分22cの外周面には、周方向に等間隔で且つ互いに平行な6つの稜部33(第2係合部)が設けられている。本実施形態では、小径部分22cを正六角柱に形成したが、これに限らず、稜部33の数、角度、形状なども任意に変更可能である。例えば、小径部分22cの断面形状を正五角形や正八角形など他の正多角形に形成してもよい。或いは、稜部33を小径部分22cの周方向に不均等な間隔で設けてもよく、少なくとも1つの稜部33を設ければよい。
一方、保持プレート18は、上述した2つの挿通孔18aおよび切り欠き18bの他に、その中央に保持スリーブ22の小径部分22cを挿通するための保持孔19を有する。本実施形態では、保持孔19は、保持スリーブ22の小径部分22cの外径より一回り大きい断面が正六角形の孔を相対的に30度ずらして重ねた形状を有する。つまり、本実施形態では、保持孔19の内周部に、保持スリーブ22の6つの稜部33にそれぞれ同時に係合可能な12個の係合凹部34(第1係合部)が設けられている。
これら複数の係合凹部34は、保持孔19の内周に沿って等間隔で設けられている。本実施形態の複数の係合凹部34は、周方向に隣接する係合凹部34同士をなだらかにつないだ形状を有する。つまり、本実施形態の複数の係合凹部34は、外側に突出する湾曲面と内側に突出する湾曲面を交互につなげた形状を有する。一方、保持スリーブ22の小径部分22cの稜部33は、角を有するものに限らず、面取りした曲面形状を有してもよい。
係合凹部34の数は、本実施形態のように稜部33の数に合わせた数にしてもよく、稜部33の数に関係ない数にしてもよい。本実施形態では、係合凹部34の数を稜部33の数の2倍に設定した。例えば、係合凹部34の数を4つにして稜部33の数をその3倍の12個にしてもよく、係合凹部34の数を稜部33の整数倍にすることが望ましい。係合凹部34の数を稜部33の整数倍にすることで、保持スリーブ22の保持プレート18に対する取付角度を微調整できることに加え、保持スリーブ22の全ての稜部33を保持孔19の係合凹部34に係合させることができ、両者の間の係合状態を確実にすることができる。
反面、シンバルパッド10は支持ロッド20に対して揺動可能である必要があるため、保持プレート18の保持孔19に対して保持スリーブ22の小径部分22cは緩く挿通される必要がある。また、シンバルパッド10は、通常の演奏時には支持ロッド20に対して回動不能であることが望ましいが、演奏者が無理に回したときには支持ロッド20に対してシンバルパッド10が回動することが望ましい。このように、シンバルパッド10を無理に回そうとしたときに、支持ロッド20に対してシンバルパッド10が回動可能とすることで、支持ロッド20やシンバルパッド10自体の破損を防止することができる。
このため、本実施形態では、保持プレート18の保持孔19の大きさを保持スリーブ22の小径部分22cに対して回動不能な大きさに設定し、且つ保持孔19と小径部分22cの各稜部33との間に適度なガタを有する大きさに設定した。また、本実施形態では、保持孔19を形成した保持プレート18を、保持スリーブ22より柔らかい材料で形成した。そして、保持孔19と小径部分22cの各稜部33との間の上述した適度なガタを、保持プレート18の変形を伴って両者を回動可能な程度のガタに設定した。このため、保持プレート18が磨滅した際には、保持プレート18を交換すればよく、メンテナンスコストを安価にすることができる。
以上のように、本実施形態によると、シンバルパッド10に固定した保持プレート18の保持孔19に、シンバルスタンドの支持ロッド20に固定した保持スリーブ22の小径部分22cをガタを有して挿通するため、シンバルパッド10をスティックで叩いたときに、アコースティックシンバルと同様に周方向にバラつきなく揺動する。このため、本実施形態によると、アコースティックシンバルのようなリアルな打感を得ることができる。
その上、本実施形態によると、シンバルパッド10とシンバルスタンドの間に回り止め具1を配置したため、シンバルパッド10をスティックで叩いたときに、シンバルパッド10が支持ロッド20に対して不所望に回動する不具合を防止することができる。このため、本実施形態によると、シンバルパッド10が正常な位置から外れて回動して、圧電素子を直接たたいてしまう問題や、出力ケーブルのプラグがシンバルパッド10のコネクタから抜けてしまう問題が起きる心配がない。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上述した実施形態では、シンバルスタンドの支持ロッド20に固定する保持スリーブ22とシンバルパッド10に固定する保持プレート18の保持孔19との間で、シンバルパッド10の回り止め構造を設けた場合について説明したが、これに限らず、シンバルパッド10のフレーム14の凹所14aと保持プレート18との間に本発明の回り止め具を設けてもよい。この場合、保持プレート18をシンバルスタンドの支持ロッド20に固定すればよい。
1…回り止め具、 10…シンバルパッド、 18…保持プレート、 19…保持孔、 20…支持ロッド、 22…保持スリーブ、 22c…小径部分、 33…稜部、 34…係合凹部。

Claims (5)

  1. シンバルスタンドおよびシンバルパッドの一方に設けた保持孔であって、その内周部に複数の第1係合部を有する保持孔と、
    前記シンバルスタンドおよび前記シンバルパッドの他方に設けた軸部材であって、前記保持孔にガタを有して挿通配置されるとともに、前記複数の第1係合部のうち少なくとも1つの第1係合部に係合して前記シンバルパッドの前記シンバルスタンドに対する回動を抑制する少なくとも1つの第2係合部を外周面に備えた軸部材と、
    を有するシンバルパッドの回り止め具。
  2. 前記軸部材は、少なくとも2つの前記第1係合部に係合する少なくとも2つの前記第2係合部を備えている、
    請求項1に記載の回り止め具。
  3. 前記軸部材の断面形状は、全ての頂角が前記第2係合部として機能する正多角形である、
    請求項2に記載の回り止め具。
  4. 前記第2係合部の整数倍の数の前記第1係合部を、前記保持孔の周方向に等間隔で配置した、
    請求項3に記載の回り止め具。
  5. 前記保持孔を設けた部材は前記軸部材より柔らかい材料で形成されている、
    請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の回り止め具。
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