JP2006200965A - 変位検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被検出対象物の変位を正確に検出することができる変位検出装置を提供すること。
【解決手段】
第1の方向に移動する被検出対象物としてのシンバルの変位は、アクチュエータ37がシンバルに当接してシンバルと連動して第1の方向に移動し、そのアクチュエータ37に連結され、そのアクチュエータ37と連動して当接面上を転動するベアリング38の位置をシートセンサ40によって電気的に検出することで検出される。よって、シンバルの変位を直接に検出することができ、正確にシンバルの変位を検出することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被検出対象物の変位を正確に検出することができる変位検出装置に関する。
従来より、次の特許文献1に開示されているように、ペダルの踏み込み量に応じて上下動するシャフトに連結されたトップシンバルが上下動し、アコースティックなハイハットシンバルと同様の演奏感を模擬し得る電子ハイハットシンバルが提案されている。
この種の電子ハイハットシンバルでは、固定されているボトムシンバルに対するトップシンバルの位置に応じてトップシンバルを打撃した場合の音色が異なるため、ボトムシンバルに対するトップシンバルの位置を検出する必要がある。そこで、次の特許文献1に開示されている電子ハイハットシンバルでは、ペダルの踏み込み量を検出することで、ボトムシンバルに対するトップシンバルの位置を検出していた。
特開2003−195857号公報(第0025段落等)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている電子ハイハットシンバルのように、ペダルの踏み込み量を検出することで、ボトムシンバルに対するトップシンバルの位置を検出する方法では、トップシンバルの変位を直接に検出するものではないので、ペダルの踏み込み量とトップシンバルの変位との間に誤差が生じ、正確にトップシンバルの位置を検出できないという問題転があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、被検出対象物の変位を正確に検出することができる変位検出装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の変位検出装置は、第1の方向に移動する被検出対象物の変位を検出するものであって、前記被検出対象物に当接して前記被検出対象物と連動して前記第1の方向に移動する移動部と、その移動部に固着され、その移動部と連動して当接面上を転動しながら移動する転動部と、その転動部が当接する前記当接面を有し、その当接面における前記転動部の位置を電気的に検出する検出部と、前記移動部を前記第1の方向とは反対方向に付勢する第1の付勢部と、前記転動部を前記当接面に向けて付勢する第2の付勢部とを備えている。
請求項2記載の変位検出装置は、請求項1に記載の変位検出装置において、前記移動部は、前記被検出対象物に当接した状態で前記第1の方向を中心軸とした場合にその中心軸を中心に回転可能な第1のアクチュエータと、その第1のアクチュエータを支持しつつ、その中心軸を中心に回転不能な第2のアクチュエータとを備えている。
請求項3記載の変位検出装置は、請求項2に記載の記載の変位検出装置において、前記転動部は前記移動部のうち前記第2のアクチュエータに固着されている。
請求項4記載の変位検出装置は、請求項3に記載の変位検出装置において、前記第2のアクチュエータを前記第1のアクチュエータ側に付勢すると共に前記転動部を前記当接面に向けて付勢すべく前記第2のアクチュエータに連結され捻転された状態で配置されるコイルバネを備え、前記第1の付勢部と前記第2の付勢部とは、そのコイルバネによって構成されている。
請求項5記載の変位検出装置は、請求項1から4のいずれかに記載の変位検出装置において、前記検出部は、前記当接面側とは反対側の面に第1の導電パターンが形成されたトップシートと、そのトップシートの前記第1の道電パターンが形成された面と対面する面に前記第1の導電性パターンと短絡する第2の導電パターンが形成されたベースシートと、そのベースシートとトップシートとに挟まれ前記第1の導電パターンと前記第2の導電パターンとを離間させるスペーサーシートとを備え、前記転動部が前記当接面に当接する位置に応じて電気抵抗が変化するように構成されている。
請求項6記載の変位検出装置は、請求項1から5のいずれかに記載の変位検出装置において、前記被検出対象物は前記第1の方向と第1の方向とは反対方向とに移動するシャフトに連結され演奏者により打撃される打面を有する電子シンバルであり、前記移動部は、前記シャフトを遊貫して前記電子シンバルが前記シャフトと連動して前記第1の方向に移動した場合に前記電子シンバルに当接して前記電子シンバルと連動して前記第1の方向に移動する。
請求項1記載の変位検出装置によれば、第1の方向に移動する被検出対象物の変位は、移動部が被検出対象物に当接して被検出対象物と連動して第1の方向に移動し、その移動部に固着され、その移動部と連動して当接面上を転動する転動部の位置を検出部によって電気的に検出することで検出される。よって、被検出対象物の変位を直接に検出することができ、正確に被検出対象物の変位を検出することができるという効果がある。また、移動部を第1の方向とは反対方向に付勢する第1の付勢部を備えているので、その付勢力を利用することで、被検出対象物が第1の方向とは反対方向に移動した場合に、自動的に当初の位置に移動部を移動させることができるという効果がある。更に、転動部を当接面に向けて付勢する第2の付勢部を備えているので、当接面に転動部を押圧させることができ、検出部において転動部の位置を正確に検出することをできるという効果がある。
請求項2記載の変位検出装置によれば、請求項1に記載の変位検出装置の奏する効果に加え、移動部は、被検出対象物に当接した状態で第1の方向を中心軸とした場合にその中心軸を中心に回転可能な第1のアクチュエータと、その第1のアクチュエータを支持しつつ、その中心軸を中心に回転不能な第2のアクチュエータとを備えているので、被検出対象物が中心軸を中心に回転し、その被検出対象物に当接する第1のアクチュエータが中心軸を中心に回転したとしても、その回転力が第2のアクチュエータに伝達されるのが抑制され、第1のアクチュエータによって回転力を吸収することができるという効果がある。
請求項3記載の変位検出装置は、請求項2に記載の変位検出装置の奏する効果に加え、転動部は移動部のうち第2のアクチュエータに固着されているので、被検出対象物と第1のアクチュエータとが中心軸を中心に回転したとしても、第2のアクチュエータは中心軸を中心に回転不能に取付けられているので、第2のアクチュエータがシャフトを中心に回転することで転動部が当接面から引き離されるのを防止することができるという効果がある。
請求項4記載の変位検出装置は、請求項3に記載の変位検出装置の奏する効果に加え、第1の付勢部と第2の付勢部とは、共通のコイルバネによって構成されているので、部品点数を削減でき、製造コストを低減できると共に、第2のアクチュエータを回転不能に取付けることができるという効果がある。
請求項5記載の変位検出装置は、請求項1から4のいずれかに記載の変位検出装置の奏する効果に加え、転動部によってトップシートの第1の導電パターンがスペーサーシートを介してベースシートの第2の導電パターン側に押圧されると、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが接触した位置おいて短絡する。即ち、被検出対象物と連動して移動する転動部によって押圧された位置に応じて電気抵抗が変化するように構成されているので、この電気抵抗の変化によって転動部の変位を検出することができ、結果的に、被検出対象物の変位を検出することができるという効果がある。
請求項6記載の変位検出装置は、請求項1から5のいずれかに記載の変位検出装置の奏する効果に加え、被検出対象物は電子シンバルであるので、その電子シンバルの変位を直接に検出することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の変位検出装置を搭載した電子ハイハットシンバル1の外観斜視図である。尚、図1では、シンバル7を打撃して、シンバル7がシャフト2に対して傾斜している状態を図示している。電子ハイハットシンバル1は、2つのシンバルによって構成されてるアコースティックなハイハットシンバルの演奏感を、1つのシンバル7によって模擬することができるものである。
電子ハイハットシンバル1は、主に、上下動する棒状のシャフト2を含むスタンド装置3と、そのスタンド装置3にシャフト2を遊貫した状態で固定される円筒状のケース4と、そのケース4の上方においてシャフト2と連結され、シャフト2に対して揺動可能な1つの円盤状のシンバル7とを備えている。
スタンド装置3は、ケース4やシンバル7を取付ける装置であり、シャフト2と、シャフト2を遊貫する中空パイプ8と、中空パイプ8の一端側に取付けられケース4を支持する土台9とを備えている。尚、スタンド装置3は、その他にも図示しない構成として、シャフト2を上下動させるべく中空パイプ8の他端側に配置される踏込み式のペダルと、中空パイプ8を起立状態に支持する脚部とを備えている。
ケース4は、シンバル7が着座する台座部10(図2参照)を形成すると共に、その内部にシンバル7(電子シンバル)の高さ方向における変位を検出する本発明の変位検出装置としての変位センサ11(図2等参照)を収納するものである。尚、台座部10や変位センサ11の詳細については後述する。
シンバル7は、上面に演奏者が打撃する打面12を形成するものである。シンバル7の周縁にはマーク14が設けられており、シンバル7はマーク14が演奏者の正面に位置するようにスタンド装置3に取付けられる。
打面12は、例えば、ゴムやエラストマーなどの弾性体で形成されている。また、その表面には、同心円状に、例えば、溝幅が2mm、ピッチが4mm(溝と溝の幅)、深さが0.1mmmの凹凸が形成され、ゴム用プライマー(反応性表面改質処理剤)が塗布されている。
これにより、打面12を打撃した場合の感触を、アコースティックなハイハットシンバルを打撃した時の感触に近づけることができると共に、長時間の打撃による打面12の摩耗を軽減することができる。
また、シンバル7は、図示しないペダルの踏込み量に応じてシャフト2と連動して上下動し、且つ、打面12を打撃することでシャフト2を中心に揺動するように構成されている。尚、ペダルを開放してシンバル7が台座部10から完全に離れた状態をオープン状態(図2参照)、ペダルを踏み込んでシンバル7が台座部10に着座した状態をクローズ状態(図3参照)という。
次に、図2乃至び図4を参照して、電子ハイハットシンバル1の構成をより具体的に説明する。図2はオープン状態における電子ハイハットシンバル1の断面図であり、図3はクローズ状態における電子ハイハットシンバル1の断面図でありる。尚、この図2及び図3は、シンバル7の中心とマーク14とを結ぶ断面線における断面図である。図4(a)は、シンバル7の底面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すA−A断面線における拡大断面図である。尚、図4(a)においては、シャフト2の図示は省略してある。
シンバル7は、主に、打面12を上面に形成するカバー16と、そのカバー16を支持する第1フレーム17と、その第1フレーム17との間に内部空間を形成するように第1フレーム17と連結される第2フレーム18とを備えている。
カバー16は、略中央部に頭部19が露出する開口と、その開口の周囲においてドーム状に盛り上がったカップ部16aと、外縁部を形成するエッジ部16cと、カップ部16aからエッジ部16cに向かってなだらかに下方に湾曲するボウ部16bとを備えている。
第1フレーム17は、カバー16を支持すべく、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂やポリカーボネート樹脂などの硬質プラスチック材により形成されている。
第1フレーム17は、中央部に頭部19が嵌め込まれる開口と、その開口の周囲においてカップ部16aを支持する肩部17aと、その肩部17aから連続して外縁に向かって延びボウ部16bを支持する腕部17bを備えている。
更に、マーク14側(図面右側)には、腕部17bの先端から一段下がった位置にエッジ部16cを支持する外周部17dを備え、この外周部17dがマーク14を中心に半周分だけ形成されている。
このように、腕部17bよりも一段下げた位置に外周部17dを形成することで、エッジ部16cの肉厚をボウ部16bよりも厚くすることができるので、エッジ部16cを打撃した場合の振動を抑制することができる。よって、シンバル7を打撃した場合の振動を均一化することができる。また、エッジ部16cが変形し易くなり、アコースティックなハイハットシンバルのエッジ部を打撃した場合の感触に近似させることができる。
尚、マーク14の反対側の半周部分(図面左側)には、外周部17dは形成されておらず、腕部17bの先端部はエッジ部16cによって覆われている。
第1フレーム17の略中央部の開口に嵌め込まれている頭部19は、略円柱状に形成され、底面中央部から上方に窪む凹部19aと、底方の側面から外方に突出するフランジ部19bと、その中央部に後述する円筒部27を貫通する貫通孔19cとを備え、フランジ部19bをビス21によって肩部17aに連結されている。
この凹部19aの天井面は、断面視において貫通孔19cを中心として左右に傾斜して形成されており、この凹部19aの天井面に後述する断面視山状の支持部28が当接し、シンバル7は、この支持部28によって天秤状に図面左右に揺動可能に支持される。
第2フレーム18は、第1フレーム17との間に内部空間を形成しつつ、第1フレーム17に連結されるものであり、主に、外縁部から中央部に向かってなだらかに下方に湾曲する底部18aと、その底部18aから第1フレーム17側に向かって立設して略中央部に凹部を形成する第1壁部18bと、その第1壁部18bの端部から中央部に向けて湾曲する着座部18cと、その着座部18cの端部から第1フレーム側に立設して中央部に凹部を形成する第2壁部18dとを備えている。
第2フレーム18は、第1フレーム17に対して、図4(a)に示すように、着座部18cの6カ所、底部18aの8カ所においてビス20aによって連結され、また、その最外周部はカバー16を介して第1フレーム17と連結されている。
具体的には、着座部18cの6カ所においては、第1フレーム17と第2フレーム18とが直接接触するように強固に連結され(図示せず)、底部18aの8カ所においては、図4(b)に示すように、ビス20aを螺着することでアンカー形状に変形するゴム製のナット20bを介して連結されている。
このように、着座部18cの6カ所の部分においては、第1フレーム17と第2フレーム18とが直接接触するように強固に連結しているのに対し、底部18aの8カ所においては、ゴム製ナット20bを介して第1フレーム17と第2フレーム18とを連結しているので、第2フレーム18は第1フレーム17に対してフローティング状態で連結され、カバー16が打撃された場合には第2フレーム18全体が振動することになる。よって、後述する第2フレーム18の内面に配置される振動センサ15の感度を、カバー16のどの部分が打撃されたとしても略均一なものにすることができる。
また、第1フレーム17と第2フレーム18とを連結する場合、第1フレーム17の外周部と第2フレーム18の外周部とが直接接触するようにビスで連結することも考えられるが、このように連結した場合には、カバー16のエッジ部16cを打撃すると、その振動でビスが緩んでしまう恐れがある。そこで、本実施例のように、ゴム製ナット20bを介して第1フレーム17と第2フレーム18とを連結することで、その振動はゴム製ナット20bによって吸収されるので、ビス20aが緩むのを防止することができる。
第2フレーム18と第1フレーム17とによって囲まれて形成される内部空間には、主に、打面12が打撃されることによって生ずる振動を検出する振動センサ15と、その振動センサ15と配線によって接続されたジャック24とが内包されており、振動センサ15によって検出された振動は電気信号として配線を介してジャック24に出力される。
この振動センサ15は、第2フレーム18のうち底部18aの内面に配置されている。即ち、振動センサ15は第1フレーム17とは離間して配置されている。よって、振動センサ15を第1フレーム17の内面に配置した場合に比べ、打面12のどこを打撃したとしても、その振動を均一化して振動センサ15に伝えることができ、打撃時の振動の検出感度を均一化することができる。
また、振動センサ15は、底部18aの内面のうち、その略中央部に配置されている。即ち、振動センサ15はシャフト2に対しても適度に離間して配置されている。よって、シャフト2から伝達される振動に対する感度が鈍感となり、本来必要な打面12の打撃による振動の検出感度を向上させることができる。
次に、図2乃至図4に、図5を加え、シンバル7を支持する支持機構25について説明する。図5は、シンバル7を支持する支持機構25の分解斜視図である。尚、図5では、図面の理解を容易にすべく、シャフト2を含むスタンド装置3等の図示は省略してある。
支持機構25は、図5に示すように、主に、回転抑制部26と、回転抑制部26から立設する円筒部27と、円筒部27を遊貫する支持部28と、円筒部27を貫通して支持部28との間にシンバル7を挟むゴム製のワッシャ29と、ワッシャ29の上方から円筒部27に螺着する調節ナット30と、調製ナット30の上方において円筒部27とシャフト2とを一体的に固定するクラッチ31とを備えている。
回転抑制部26は、支持部28の下方部分と勘合し支持部28がシャフト2を中心に回転するのを抑制すると共に、後述する上側アクチュエータ37aに当接するものである。回転抑制部26は、略中空パイプ状に形成され、その内部を上下に仕切る仕切壁26a(図2及び図3参照)と、その仕切壁26aに開口して円筒部27の一端側と連結する連結孔26b(図2及び図3参照)とを備えている。また、仕切壁26aより上方の内面は、支持部28の下方部分と勘合するように、平面視多角形状に形成されている。
円筒部27は、シャフト2を遊貫させる経路を形成する中空パイプ状であって、その一端側は回転抑制部26の連結孔26bと連結されており、その他端側の外周面には雄ネジが刻設されている。
支持部28は、上述した頭部19の凹部19aに当接してシンバル7をシャフト2に対して揺動可能に支持するものである。支持部28は、凹部19aの天井面よりも急な角度で傾斜して凹部19aの天井面に当接する山状の山部28aと、その山部28aの下方に連結される勘合部28bと、その勘合部28bの底面から上方に窪む凹部28c(図2及び図3参照)と、円筒部27を貫通させる貫通路28dとを備えている。
この支持部28は、円筒部27にコイルバネ32が遊貫された状態で、コイルバネ32の一端側が支持部28の凹部28cに当接するように、支持部28の貫通路28に円筒部27を遊貫させて取付けられる。また、勘合部28bの外面は、回転抑制部26の平面視多角形状に形成された内面と勘合するように平面視多角形状に形成されており、支持部28が円筒部27を中心に回転するのが抑制されている。更に、山部28aの頂部を凹部19aの天井面に当接させると、シンバル7は支持部28によって図2及び図3の左右方向にのみ揺動可能に支持されることになる。
調節ナット30は、円筒部27に刻設されている雄ネジに螺着して、シンバル7や後述するアクチュエータ37に対する回転抑制部26の相対的な高さ方向の位置を調節するものである。尚、この調節ナット30の作用については、図8を参照して後述する。
クラッチ31は、クラッチボルト31aと、円筒部27を貫通する中空パイプ状の第1固定部31bと、蝶ネジ31cと、第1固定部31bの上方に連結されシャフト2を貫通する中空パイプ状の第2固定部31dとを備えている。
クラッチ31は、第1固定部31bに円筒部27、第2固定部31dにシャフト2を貫通させた状態で、クラッチボルト31aを締結すると、第1固定部31bが円筒部27を押圧して、第1固定部31bが円筒部27に固定され、蝶ネジ31cを締付けることにより、第2固定部31dがシャフト2に固定される。
上述した支持機構25により、シンバル7を、シャフト2を中心に回転することなく、且つ、シャフト2を中心に揺動の可能に取付けることができる。
次に、図2乃至図4に、図6を加えてケース4について説明する。図6は、ケース4の外観斜視図である。ケース4は、基台4aと、その基台4aの周縁から上方に立設する側壁4bと、基台4aを貫通する貫通孔4c(図2参照)と、その貫通孔4cを囲んで基台4aから上方に筒状に延びる内壁4d(図2参照)と、その内壁4dの上縁部と側壁4bの内面とを連結する天井壁4e(図2参照)とを備えている。
また、内壁4dに囲まれた空間には、後述する変位センサ11が内包されており、側壁4bの外周面には、その変位センサ11で検出した検出結果を図示しない配線を介して電気信号として出力するジャック35(図6参照)が配置されている。
更に、天井壁4eの上面と、天井壁4eよりも上方に延びる側壁4bとに囲まれた部分には、台座部10が配置されている。台座部10は、ゴム等の弾性体によって形成され、中央部に後述するアクチュエータ37が貫通する貫通孔を形成する内壁10aと、ケース4の側壁4bの上縁部よりも上方に延びる外壁10bと、その外壁10bの上縁部から内壁10aに向かって下降傾斜する傾斜壁10cとを備えている。
次に、図2乃至図4に、図7及び図8を加え、上述したケース4に内包されている変位センサ11について説明する。図7は、変位センサ11を示す斜視図であり、図8は、シートセンサ40の構成を説明するための図である。尚、図7(a)は、シンバル7がクローズ状態にある場合の変位センサ11の状態を示し、図7(b)は、シンバル7がオープン状態にある場合の変位センサ11の状態を示している。
変位センサ11は、主に、基台4aの貫通孔4cに差込まれて上方に延びる中空パイプ状のスリーブ36と、そのスリーブ36を遊貫する中空パイプ状のアクチュエータ37と、そのアクチュエータ37に転動可能に連結されるベアリング38と、そのベアリング38の転動面が当接するシートセンサクッション39と、そのシートセンサクッション39の背後に貼り合わせられたシートセンサ40とを備えている。
スリーブ36は、その内部にシャフト2を遊貫して、その外周にアクチュエータ37を遊貫させるものであり、基台4aから上述した台座部10の上面よりも下方の位置まで延びて構成されている。
アクチュエータ37は、回転抑制部26の一端と当接する当接部分を有する中空パイプ状の上側アクチュエータ37aと、その上側アクチュエータ37aを下方から支持する中空パイプ状の下側アクチュエータ37bとを備えている。
図2に示すように、下側アクチュエータ37bの上方部分の外径は、上側アクチュエータ37aの内径より小さく形成されており、その下側アクチュエータ37bの上方部分は、上側アクチュエータ37aの内面から内側に向けて突出する突起41の位置まで、上側アクチュエータ37aの内側に差し込まれ、この突起41の部分において上側アクチュエータ37aは、下側アクチュエータ37bによって支持されている。
よって、下側アクチュエータ37bと上側アクチュエータ37aとの接触面積の大きさを小さく抑制することができる。従って、上側アクチュエータ37aに回転抑制部26が当接している状態で、シンバル7がシャフト2を中心に回転し、その回転力が回転抑制部26を介して上側アクチュエータ37aに伝達されたとしても、その回転力が下側アクチュエータ37bに伝達されにくく、上側アクチュエータ37aによって、その回転力を吸収することができる。
また、下側アクチュエータ37bの下方部分は、上方部分よりも拡径し、その拡径した部分と略同様の外径のフランジ42が上側アクチュエータ37aの端部に設けられている。更に、ケース4の天井壁4eには、フランジ42より小径であって上側アクチュエータ37aの筒状部分より大径の孔が設けられており、上側アクチュエータ37aの筒状部は、その孔に遊貫されているので、アクチュエータ37がケース4の内壁4dによって囲まれた内部空間から飛び出すのが防止されている。
このように、上側アクチュエータ37aはスリーブ36を中心に回転自在になるように下側アクチュエータ37bによって支持されている。また、下側アクチュエータ37bと基台4bとの間にはコイルバネ43がスリーブ36を遊貫させた状態で配置されている。よって、アクチュエータ37は、シンバル7が下方に移動して、回転抑制部26が上側アクチュエータ37aに当接すると、それに連動して、コイルバネ43の付勢力に抗して下方に移動し、シンバル7が上方に移動すると、コイルバネ43の反発力によって上方に移動することになる。
また、コイルバネ43は、ベアリング38がシートセンサクッション39側に押圧されるように、その一端が基台4aの上面から突設する突起44(図6参照)に係止され、他端が下側アクチュエータ37bに係止され、捻転した状態で取付られている。
ベアリング38は、アクチュエータ37の上下動に連動してシートセンサクッション39上を転動するものである。ベアリング38は、下側アクチュエータ37bの外面から略水平方向に延びる支持軸38aに転動自在に固定されている。
このように、ベアリング38を下側アクチュエータ37bに取付けることで、スリーブ36を中心に回転する可能性のある上側アクチュエータ37aに取付ける場合に比べて、ベアリング38がシートセンサクッション39から引き離されるのを防止することができる。また、上述したコイルバネ43をベアリング38がシートセンサクッション39側に押圧されるように捻転した状態で設置することでベアリング38がシートセンサクッション39から引き離されるのを防止することができる。
シートセンサクッション39は、ベアリング38が転動する当接面を構成し、アクチュエータ37の移動方向に沿って、その幅広面が延びるように配設されている。シートセンサクッション39は、スポンジ等の弾性体で構成されており、これにより、ベアリング38の押圧力を拡散させて後述するシートセンサ40において確実に短絡を生じさせることができる。
シートセンサ40は、シートセンサクッション39の背面に密着させて配設されており、ベアリング38の位置を検出することでシンバル7の高さ方向における変位を検出するセンサである。
シートセンサ40は、図8(a−1)に示すベースフィルム47と、図8(aー2)に示すスペーサフィルム48と、図8(a−3)に示すトップフィルム49とを張り合わせて構成されており、これらのフィルムはいずれも絶縁性を有する樹脂製の薄膜で構成されている。
ベースフィルム47の一方の面には、略中央部分を挟む両側に所定パターンの導電性印刷部47aと、その導電性印刷部47aを結ぶ2本の帯状のカーボン印刷部47bとが形成されている。スペーサフィルム48には、略中央部分に開口する第1開口部48aと、その第1開口部48aからフィルムの端部まで帯状に開口する第2開口部48bとが形成されている。トップフィルム49の一方の面には、略中央部分に所定パターンの導電性印刷部49aが形成されている。
これらの各フィルム48は、図8(b)に示すように、トップフィルム49に印刷された導電性印刷部49aと、ベースフィルム47のカーボン印刷部47bとが、スペーサフィルム48の第1開口部48aを介して対面するように、ベースフィルム47の一方の面と、トップフィルム49の一方の面との間にスペーサフィルム48を挟んで形成され、トップフィルム49の他方の面がシートセンサクッション39の背面に密着するように取付けられる。
これにより、シートセンサクッション39がベアリング38に押圧されると、トップフィルム49の導電性印刷部49aが、スペーサフィルム48の第1開口部48aを介してベースフィルム47のカーボン印刷部47bに押圧される。すると、押圧された位置において2本のカーボン印刷部47bの間がトップフィルム49の導電性印刷部49aによって短絡する。
即ち、シンバル7と連動してアクチュエータ37が下方に押下げられたり、コイルバネ43によってアクチュエータが上方に押上げられると、そのアクチュエータ37の上下動に連動して、ベアリング38がシートセンサクッション39上を上下に転動する。このベアリング38の上下動に伴って、シートセンサ40の抵抗値が変化し、この抵抗値の変化によってベアリング38の高さ方向の変位を検出することができ、結果的に、シンバル7の高さ方向の変位を検出することができる。
尚、スペーサフィルム48に第2開口部48bを形成することで、ベアリング38によってトップフィルム49がベースフィルム47側に押圧された場合に、第1開口部48aに存在する空気をこの第2開口部48bによって外部に押出すことができる。
次に、図9を参照して、クローズ状態においてシートセンサ40が所定の抵抗値を検出するように調節する調節方法について説明する。図9はクローズ状態における支持部28付近の拡大図である。
通常、シートセンサ40はクローズ状態において所定の抵抗値(以下、所定値と称す)を検出するように構成されており、その所定値であることを検出すると、その所定値に応じた電気信号を出力することになる。
しかし、コイルバネ43等の部品性能のバラツキやシートセンサ40の電気的な接触等の原因により、製品毎にクローズ状態であることを示す所定値がばらつくことがある。そこで、このような場合には、次の操作をすることで、そのバラツキを機械的に解消することができる。
例えば、図9(a)に示すように、円筒部27に螺着されている調節ナット30をシンバル7側(下方)に移動させると、円筒部27の他端側と連結されている回転抑制部26がコイルバネ32に抗して上方に押し上げられる。つまり、シンバル7や支持部28は円筒部27を遊貫しており、また、アクチュエータ37は円筒部27とは分離して配置されているので、回転抑制部26をシンバル7、支持部28、アクチュエータ37に対して相対的に上方に移動させることができる。よって、クローズ状態におけるアクチュエータ37の押込み量t1は少なくなる。従って、ベアリング38によって当初より上方を押圧した時点でクローズ状態を検出させることができる。
一方、図9(b)に示すように、調節ナット30をシンバル7とは反対側(上方)に移動させると、回転抑制部26がコイルバネ32によって下方に押し下げられる。つまり、上述したのと同様に、回転抑制部26をシンバル7、支持部28、アクチュエータ37に対して相対的に下方に移動させることができる。よって、クローズ状態におけるアクチュエータ37の押込み量t2は多くなる。従って、ベアリング38によって当初より下方を押圧した時点でクローズ状態を検出させることができる。
このように、調節ナット30を調節するだけで、製品毎にクローズ状態であることを示す所定値がばらつくのを調節することができる。尚、この際、調節ナット30は、シンバル7の上方に配置されているので、その操作は容易である。
次に、図10を参照して、クローズ状態においてシンバル7を打撃する場合やシンバル7が揺動している最中にクローズ状態にする場合のシンバル7の動作について説明する。図10は、シンバル7と支持部28と台座部10との関係を模式的に示す図である。
上述した通りに、シンバル7の着座部18cは、第1壁部18bの端部から中央部に向けて下方に湾曲して形成されている。より具体的には、着座部18cは、図10(a)に示すように、シンバル7が支持部28に支持されることで図中左右に揺動する揺動中心を中心M1とした曲率半径aよりも大きな曲率半径A(中心M2)で下方に湾曲して構成されている。
一方、この着座部18cが着座する台座部10の傾斜壁10cは、着座部18cの外形に略近似するように着座部18cの湾曲方向に窪んで形成されている。具体的には、着座部18cの曲率半径Aの接線方向と略同様な傾きで中央部に向かって下降傾斜して構成されるのが好ましく、特に、本実施例では、クローズ状態における着座部18cの着地点における着座部18cの曲率半径Aの接線方向と略同様な傾きで中央部に向かって下降傾斜して構成されている。
図10(a)に示すクローズ状態にあるシンバル7のエッジ部16cを打撃すると、図10(b)に示すように、シンバル7はシャフト2をb寸法だけ持ち上げられる。ここで、クローズ状態の場合、ペダルは踏み込まれているので、b寸法だけでも持ち上げるのは非常に困難である。
よって、例えば、傾斜壁10cの傾斜角度を本実施例と同様にしたままで、着座部18cの曲率半径を曲率半径aと略同様にした場合には、着座部18cの高さ方向の変化が少ないために着座部18cが傾斜壁10cから離れず、着座部18cが傾斜した状態で傾斜壁10cに固定されてしまう恐れがある。
一方、着座部18cの曲率半径を本実施例と同様にしたままで、傾斜壁10cの傾斜角度を本実施例の角度より大きくしたり小さくしたりした場合には、即座に水平状態になってしまったり傾斜した状態で固定されてしまう恐れがある。
その点、着座部18cと傾斜部10cとの形状を本実施例のように形成することで、クローズ状態においてシンバル7を打撃する場合やシンバル7が揺動している最中にクローズ状態になる場合には、左右に揺動しながら除々に水平になるように動作し、シンバルを1つで構成した場合であっても、アコースティックなハイハットシンバルと近似した演奏感を模擬することができる。
次に、図11及び図12を参照して、上述したのとは別の方法でクローズ状態においてシートセンサ40が所定値を検出するように調節する調節機構を搭載した第2実施例の電子ハイハットシンバル100について説明する。図11は、第2実施例の電子ハイハットシンバル100に搭載されるケース4の拡大断面図である。図12は、図2に相当する図であり、第2実施例の電子ハイハットシンバル100の断面図である。尚、第1実施例と共通する構成については、同一符号を付し、その説明は省略する。
第2実施例の電子ハイハットシンバル100に搭載される調節機構は、台座部10をシンバル7やアクチュエータ37に対して相対的に上下動させることで、クローズ状態においてシートセンサ40が所定値を検出するように調節するものである。
具体的には、第2実施例の電子ハイハットシンバル100に搭載される調節機構は、図11に示すように、主に、台座部10を支持する台座受50と、ケース4の天井壁4eと連結されアクチュエータ37を遊貫して筒状に上方に延びる台座受固定壁4fとを備えている。
台座受50は、台座受固定壁4fの外面と螺着する開口が中央部に形成された底壁50aと、その底壁50aの周縁から台座部10を囲んで上方に立設する側壁50bと、その側壁50bの上縁部から外方に突出するフランジ50cとを備えている。尚、側壁50bは、台座部10の最大高さより低くなるように構成されており、シンバル7と衝突するのが防止されている。
よって、台座受固定壁4fとの螺着関係を利用して台座受50に支持されている台座部10をシンバル7とアクチュエータ37とに対して相対的に上下動させることができる。
また、この第2実施例の電子ハイハットシンバル100に搭載される調節機構には、更に、固定リング51を備えている。固定リング51は、台座受固定壁4fを遊貫する開口が略中央部に形成された底壁51aと、その底壁51aの周縁から台座受50の側壁50bを囲んで上方に立設しつつ、台座受50の側壁50と螺着する側壁51bとを備えている。
これにより、台座受固定壁4fとの螺着関係を利用して固定リング51と一体に台座受50を上下動させて台座受50を所望の位置にセットした後に、固定リング51との螺着関係を利用して台座受50の位置はそのままの状態にして、固定リング51だけを天井壁4eに当接するように移動させることで、強固に台座受50を所定の位置に固定させることができる。
このような調節機構によれば、例えば、図11(a)に示す位置にある台座受50を調節して図11(b)に示す位置に移動させた場合には、上側アクチュエータ37aの上面と台座部10の上面との間隔はt3からt4(t3>t4)に変化することになる。即ち、クローズ状態におけるアクチュエータ37の押込み量が少なくなり、ベアリング38が当初より上方を押圧した時点でクローズ状態を検出させることができる。
逆に、図11(b)に示す位置にある台座受50を調節して図11(a)に示す位置に移動させた場合には、クローズ状態におけるアクチュエータ37の押込み量が多くなり、ベアリング38が当初より下方を押圧した時点でクローズ状態を検出させることができる。従って、台座受50の位置を調節するだけで、上述したのと同様に、製品毎にクローズ状態であることを示す所定値がばらつくのを調節することができる。
次に、図12を参照して、上述した調節機構を搭載した場合の支持機構について説明する。第1実施例の電子ハイハットシンバル1では、調節ネジ30を調節することによってクローズ状態においてシートセンサ40が所定値を検出するように調節していたため、支持機構としての支持部28と回転抑制部26とを別体の部材で構成する場合について説明した。
一方、上述した第2実施例の電子ハイハットシンバル100のように、台座部10の高さを調節することによってクローズ状態においてシートセンサ40が所定値を検出するように調節する場合には、図12に示すように、支持部28と回転抑制部26とを一体にした支持部60として構成することができる。
この支持部60は、断面視山状に形成された山部60aと、その山部60aから下方に連続して延びる中空状の胴部60bと、山部60aの略中央部を貫通して筒状部27の一端側と螺着する連結孔60cとを備えている。尚、この支持部60との間にシンバル7を挟んでフェルト製のワッシャ61と、ロックナット62、クラッチ31が取付られる。
即ち、上述した第2実施例の電子ハイハットシンバル100のように、台座部10の高さを調節することによってクローズ状態においてシートセンサ40が所定値を検出するように調節する場合には、一体に構成された支持部60によってシンバル7を支持することができるので、部品点数を削減することができる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、1つのコイルバネ43を利用して下側アクチュエータ37bを上方に付勢すると共に、ベアリング38をシートセンサ40側に押し付けるように構成する場合について説明したが、板バネ等の別の付勢手段を利用しても良く、また、下側アクチュエータ37bを上方に付勢するための付勢手段と、ベアリング38をシートセンサ40側に押し付けるための付勢手段とを別々に設けるようにしても良い。
本発明の電子打楽器である電子ハイハットシンバル1の外観斜視図である。 オープン状態における電子ハイハットシンバル1の断面図である。 クローズ状態における電子ハイハットシンバル1の断面図である。 (a)はシンバルの底面図であり、(b)は図4(a)に示すA−A断面線の拡大断面図である。 シンバルを支持する支持機構の分解斜視図である。 ケースの外観斜視図である。 変位センサを示す斜視図である。 シートセンサの構成を説明するための図である。 クローズ状態における支持部付近の拡大図である。 シンバルと支持部と台座部との関係を模式的に示す図である。 第2実施例の電子ハイハットシンバルに搭載されるケースの拡大断面図である。 オープン状態における第2実施例の電子ハイハットシンバルの断面図である。
符号の説明
1 電子ハイハットシンバル
2 シャフト
7 シンバル(電子シンバル、被検出対象物)
11 変位センサ(変位検出装置)
37 アクチュエータ(移動部)
37a 上側アクチュエータ(第1のアクチュエータ)
37b 下側アクチュエータ(第2のアクチュエータ)
38 ベアリング(転動部)
40 シートセンサ(検出部)
43 コイルバネ(第1の付勢部、第2の付勢部)
47 ベースフィルム(ベースシート)
47b カーボン印刷部(第2の導電パターン)
48 スペーサフィルム(スペーサーシート)
49 トップフィルム(トップシート)
49a 導電性印刷部(第1の導電パターン)

Claims (6)

  1. 第1の方向に移動する被検出対象物の変位を検出する変位検出装置において、
    前記被検出対象物に当接して前記被検出対象物と連動して前記第1の方向に移動する移動部と、
    その移動部に固着され、その移動部と連動して当接面上を転動しながら移動する転動部と、
    その転動部が当接する前記当接面を有し、その当接面における前記転動部の位置を電気的に検出する検出部と、
    前記移動部を前記第1の方向とは反対方向に付勢する第1の付勢部と、
    前記転動部を前記当接面に向けて付勢する第2の付勢部とを備えていることを特徴とする変位検出装置。
  2. 前記移動部は、前記被検出対象物に当接した状態で前記第1の方向を中心軸とした場合にその中心軸を中心に回転可能な第1のアクチュエータと、その第1のアクチュエータを支持しつつ、その中心軸を中心に回転不能な第2のアクチュエータとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の変位検出装置。
  3. 前記転動部は前記移動部のうち前記第2のアクチュエータに固着されていることを特徴とする請求項2に記載の変位検出装置。
  4. 前記第2のアクチュエータを前記第1のアクチュエータ側に付勢すると共に前記転動部を前記当接面に向けて付勢すべく前記第2のアクチュエータに連結され捻転された状態で配置されるコイルバネを備え、
    前記第1の付勢部と前記第2の付勢部とは、そのコイルバネによって構成されていることを特徴とする請求項3に記載の変位検出装置。
  5. 前記検出部は、前記当接面側とは反対側の面に第1の導電パターンが形成されたトップシートと、そのトップシートの前記第1の道電パターンが形成された面と対面する面に前記第1の導電性パターンと短絡する第2の導電パターンが形成されたベースシートと、そのベースシートとトップシートとに挟まれ前記第1の導電パターンと前記第2の導電パターンとを離間させるスペーサーシートとを備え、前記転動部が前記当接面に当接する位置に応じて電気抵抗が変化するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の変位検出装置。
  6. 前記被検出対象物は前記第1の方向と第1の方向とは反対方向とに移動するシャフトに連結され演奏者により打撃される打面を有する電子シンバルであり、
    前記移動部は、前記シャフトを遊貫して前記電子シンバルが前記シャフトと連動して前記第1の方向に移動した場合に前記電子シンバルに当接して前記電子シンバルと連動して前記第1の方向に移動することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の変位検出装置。
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