JP2652759B2 - 気相成長装置用バレル型サセプタのウエハポケット - Google Patents
気相成長装置用バレル型サセプタのウエハポケットInfo
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Description
バレル型サセプタに設けられたウエハポケットの形状に
係り、ウエハ外縁部が接触するポケット下側の側壁に突
起を設け、あるいはポケット側壁とポケット底面との成
す角を鈍角に設定したものに関する。
において、とくにバレル型気相成長装置に用いられるサ
セプタでは、図4のように装置内に上下方向にウエハを
載置する構造であるため、サセプタ1にウエハを収める
ための円形のポケット2が設けられている。したがっ
て、ウエハはポケットの下側壁で支えられて、ポケット
下側壁とは面接触に近い状態となる。この状態を図5に
示す。図5中符号3はウェハ、2はポケット、4は下側
壁である。
リコンのエピタキシャル成長を行なうと、ウエハとサセ
プタとの接触部分にシリコンブリッジ5が発生すること
がある。ブリッジが発生すると、1000度を越える温
度からの降温過程でウエハとブリッジとの熱収縮率の差
により、ウエハにクラックが生じる。また、ウエハをポ
ケットから取り出すときにこの部分で応力がかかり、や
はりクラックやわれが生じたりする。
手段としては、たとえば実開平1−58929号公報に
開示されるような、ウエハをオリエンテーションフラッ
ト部分全体で支持する方式のものも提案されているが、
これはウエハの温度分布状態の均一化には寄与するが、
ブリッジ発生防止には著効はない。
問題点を解決するためになされたもので、第一の発明
は、多角錐状バレル型サセプタの傾斜面上に設けたウエ
ハポケット内にウエハを載置し、サセプタを回転させる
ことにより前記ウエハを公転させつつ気相成長を行なう
半導体気相成長装置の前記ウエハポケットにおいて、そ
の下側壁に微小な突起を複数個設けたことを特徴として
いる。
プタの傾斜面上に設けたウエハポケット内にウエハを載
置し、サセプタを回転させることにより前記ウエハを公
転させつつ気相成長を行なう半導体気相成長装置の前記
ウエハポケットにおいて、その側壁とウエハポケット底
面との成す角を鈍角に設定したことを特徴とするもので
ある。
サセプタの傾斜面上に設けたウエハポケット内にウエハ
を載置し、サセプタを回転させることにより前記ウエハ
を公転させつつ気相成長を行なう半導体気相成長装置の
前記ウエハポケットにおいて、その下側壁に微小な突起
を複数個設けるとともに、ウエハポケット側壁とウエハ
ポケット底面との成す角を鈍角に設定した。
三の発明においてウエハポケット側壁とウエハポケット
底面との成す角を96度乃至110度としている。
用いてエピタキシャル成長を行なうと、理論的にはウエ
ハ表面上に均一な厚みのシリコン単結晶の薄膜が成長し
てくるはずであるが、前述のようにバレル型サセプタの
場合、サセプタのウエハポケットとウエハ外縁との接触
は、ポケット側面形状の曲率とウエハの周曲率とがほと
んど等しいため、図5に示すようにポケットの下側壁4
に沿ってウエハ下側が線接触に近い状態となって、ガス
流れの関係から他の部分よりシリコン単結晶の堆積が多
くなり、エピタキシャル層の厚みが厚くなればなるほ
ど、ブリッジが発生するのであるが、この接触状態を点
接触に近いものに保つことができれば、ブリッジの発生
は抑えられると考えられる。したがって、本願発明のよ
うにサセプタ側面の傾きを変えたり、ウエハを支える突
起を設けたりすることでガス流れを妨げない、いわゆる
吹溜り状態を生じない作用をもったポケット構造をとる
ことができるものと思われる。
したバレル型気相成長装置100の従来型のサセプタ1
に装填して、1150℃、1時間、シランガス/H2キ
ャリアガス、供給量10Nl/min.の条件で40バッチ
分、エピタキシャル成長を行なったところ、600枚中
70枚にはブリッジが形成され、ウエハにクラックが発
生した(良品率88%)。
プタのウエハポケットの側壁6は、底面8に対して直角
に形成されている。
タのポケット部を示している。このサセプタのポケット
下側壁4には、図のように高さ約2mmの微小な突起7が
2ケ設けられている。このサセプタを使用して参考例同
様、1バッチ15枚のシリコンウエハにエピタキシャル
成長を行なった。その結果600枚中5枚には、多少の
ブリッジの発生はみられたが、残り595枚は完全に良
品であつた(良品率99%)。
よるサセプタのポケット部を示している。このサセプタ
のポケット下側壁4は、底面8に対して104°の鈍角
を成すよう形成されている。このサセプタを使用して参
考例同様、1バッチ15枚のシリコンウエハにエピタキ
シャル成長を行なった。その結果525枚中20枚に
は、多少のブリッジの発生はみられたが、残り505枚
は完全に良品であつた(良品率96%)。
96°より小さいとウエハ上へのブリッジ発生が多くな
り、効果が落ちるし、また110°を越えるとウエハを
支えることが難しくなって好ましくない。
によるサセプタのポケット部を示している。このサセプ
タのポケット下側壁4は、実施例2と同様に、底面8に
対して104°の鈍角を成すとともに、この下側壁に高
さ約2mmの微小な突起7’を2ケ有している。このサセ
プタを使用して参考例同様、1バッチ15枚のシリコン
ウエハにエピタキシャル成長を行なった。その結果90
0枚中、全てのウエハにブリッジの発生はなく、全枚数
完全に良品であつた(良品率100%)。
エハとの接触部分に突起を設けているため、ウエハとポ
ケット側壁とが点接触状態に保たれ、エピタキシャル成
長用のガスの滞りが起こりにくくなり、ブリッジが発生
しなくなる。また、第二の発明においては、ポケット側
壁のポケット底面に対する傾きが鈍角に形成されていた
め、ウエハとの接触部分が少なくなることと、ガス流れ
の滞留が起きにくくなることにより、第一の発明と同様
ブリッジの発生がなくなる。さらに、第三の発明では第
一及び第二の発明を合体させた構造により、ブリッジ発
生をさらに抑えることができる。このため、前述のよう
に製造歩留りを向上させ、生産性を高める効果がある。
の部分拡大図。
型サセプタのポケット部分断面拡大図。
サセプタのポケット部分拡大図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】多角錐状バレル型サセプタの傾斜面上に設
けたウエハポケット内にウエハを載置し、サセプタを回
転させることにより前記ウエハを公転させつつ気相成長
を行なう半導体気相成長装置の前記ウエハポケットにお
いて、その下側壁に微小な突起を複数個設けたことを特
徴とする半導体気相成長装置用バレル型サセプタのウエ
ハポケット。 - 【請求項2】多角錐状バレル型サセプタの傾斜面上に設
けたウエハポケット内にウエハを載置し、サセプタを回
転させることにより前記ウエハを公転させつつ気相成長
を行なう半導体気相成長装置の前記ウエハポケットにお
いて、その側壁とウエハポケット底面との成す角を鈍角
に設定したことを特徴とする半導体気相成長装置用バレ
ル型サセプタのウエハポケット。 - 【請求項3】多角錐状バレル型サセプタの傾斜面上に設
けたウエハポケット内にウエハを載置し、サセプタを回
転させることにより前記ウエハを公転させつつ気相成長
を行なう半導体気相成長装置の前記ウエハポケットにお
いて、その下側壁に微小な突起を複数個設けるととも
に、ウエハポケット側壁とウエハポケット底面との成す
角を鈍角に設定したことを特徴とする半導体気相成長装
置用バレル型サセプタのウエハポケット。 - 【請求項4】ウエハポケット側壁とウエハポケット底面
との成す角を96度乃至110度としたことを特徴とす
る請求項2又は請求項3に記載の半導体気相成長装置用
バレル型サセプタのウエハポケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5269399A JP2652759B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 気相成長装置用バレル型サセプタのウエハポケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5269399A JP2652759B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 気相成長装置用バレル型サセプタのウエハポケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774114A JPH0774114A (ja) | 1995-03-17 |
JP2652759B2 true JP2652759B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=17471874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5269399A Expired - Lifetime JP2652759B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 気相成長装置用バレル型サセプタのウエハポケット |
Country Status (1)
Country | Link |
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EP2562290A3 (en) * | 2008-08-29 | 2016-10-19 | Veeco Instruments Inc. | Wafer carrier with varying thermal resistance |
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JPS6265831U (ja) * | 1985-10-15 | 1987-04-23 | ||
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-
1993
- 1993-09-03 JP JP5269399A patent/JP2652759B2/ja not_active Expired - Lifetime
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