JP2652174B2 - 防除機 - Google Patents

防除機

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JP2652174B2
JP2652174B2 JP62289750A JP28975087A JP2652174B2 JP 2652174 B2 JP2652174 B2 JP 2652174B2 JP 62289750 A JP62289750 A JP 62289750A JP 28975087 A JP28975087 A JP 28975087A JP 2652174 B2 JP2652174 B2 JP 2652174B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行型の防除機に関し、更に詳述すれば農
薬、又は肥料等の散布量制御に関する。
〔従来の技術〕
防除機においては、散布中の農薬、又は肥料等の液剤
の単位面積当たりの散布量を検知するものが提案されて
いる(例えば実公昭61−7822号等)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このような防除機において、作業者は検出
される散布量を均一にして適正量の散布を行うべく液剤
の吐出用ポンプの駆動制御、絞り弁の調節、又は走行速
度の調節等のいずれかを行う必要があり、これが正確に
行われないと、液剤が途中でなくなったり、又は所定量
散布されず残留する等の過不足が発生し、例えば薬害、
又は農薬の効果が発揮されず虫が付く等の不具合が生じ
る。このため、作業者は前述した如く散布量の制御を行
うのであるが、これが煩わしく、またその精度も低く適
正な散布量が得難かった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、作
業者に負担をかけることなく、散布量を自動的に適正量
に制御する防除機の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る防除機は、エンジンの駆動力により、複
数のノズルから溶剤を散布しつつ走行する防除機におい
て、前記エンジンの回転数を検出する手段と、走行速度
検出手段と、液剤の通流路に設けられた流量検出手段
と、散布を許可されているノズル数を検出するノズルセ
ンサと、前記両検出手段の検出結果と前記ノズルセンサ
による使用ノズル数とから単位面積当たりの液剤散布量
を算出する散布量算出手段と、単位面積当たりの液剤散
布量を設定する設定器と、前記散布量算出手段にて算出
される単位面積当たりの液剤散布量を前記設定器の設定
値に一致させるべく液剤流量及び/又は走行速度を自動
調節する制御手段と、前記エンジンの回転数が所定値以
下になった場合に、前記自動調節を停止させる制御手段
とを具備することを特徴とする。
〔作用〕
防除機の駆動用エンジン回転数、機体の走行速度及び
散布すべき液剤の流量は夫々回転検出手段、速度検出手
段及び流量検出手段によって検出され、散布を許可され
ているノズル数はノズルセンサによって検出され、これ
らの検出結果から単位面積当たりの液剤散布量が算出さ
れ、この算出値が設定器にて設定された設定値に一致す
るように液剤流量及び又は走行速度が自動調節される
が、この間にエンジン回転数が所定値以下となった場合
には、上記制御手段による自動調節が停止される。
〔実施例〕
以下、本発明をその実施例に示す図面に基づき具体的
に説明する。第1図は本発明に係る防除機(スピードス
プレーヤ)を後方より見た右側外観図であり、機体前部
には運転操作部1及び運転席2が配設してあり、これら
の後方の機体中央部に液剤タンク3を配してある。該液
剤タンク3の後方には噴出部4が装備されてあり、噴出
部4は下面を除く周面に複数のノズル40,40…を配設し
てなり、各ノズル40には夫々噴出が許可されているノズ
ルを検出するためにバルブの開閉を検出する例えばマイ
クロスイッチを用いてなるノズルセンサ41,41,…(第2
図参照)が装備されている。
噴出部4の後側には液剤散布のための送風機5が設け
られている。6,6…は機体下部に配設された車輪であ
る。
第2図は本発明装置の要部を示す模式的ブロックであ
る。前記液剤タンク3と噴出部4の各ノズル40とは配管
8によって連通されており、該配管8には液剤を圧送す
るポンプ9及び流量計7が介装してあり、ポンプ9は、
可変速V型プーリ等を用いてなる伝動部16によってエン
ジン10の動力が変速可能に伝達されて駆動されるように
なっている。
制御部20は、マイクロプロセッサを用いてなり、これ
の入力ポートa1には前記各ノズル40に夫々装備されたノ
ズルセンサ41の出力信号が入力されてあり、該出力信号
により使用されるノズル数が検出され、これによって例
えば機体の右側方向だけを散布する片側散布等における
散布幅が求められるように構成されている。入力ポート
a2には前記流量計7の検出信号が入力され、単位時間当
たりの液剤の通流量が入力される。入力ポートa3には液
剤タンク3に装備され、液剤の量を検出する液量センサ
30の出力信号が入力されている。
入力ポートa4には前記エンジン10の回転数を検出する
回転エンコーダ100の出力信号が入力されている。入力
ポートa5には前記運転操作部1に設けられた変速レバー
11の変速位置を検出する変速機センサ110の出力信号が
入力されている。
入力ポートa6には図示しないクラッチが係合された場
合にオンするクラッチスイッチ12が接続されており、該
スイッチ12のオンにより入力ポートa6はローレベルに転
じる。入力ポートa7及びa8には散布を自動、又は手動の
いずれかに選択する選択スイッチ13の切換側端子131及
び132が夫々接続されており、作業者によって選択スイ
ッチ13が切換側端子131(又は132)に切換られた場合に
入力ポートa7(又はa8)はローレベルに転じ、散布量の
自動制御(又は手動制御)が行われる。
入力ポートa9には運転操作部1に配設され、自動制御
による散布を行う場合に単位面積当たりの散布量を設定
する散布量設定器14の出力信号が入力されている。入力
ポートa10には機体の走行速度を検出するための速度計1
5の出力信号が入力されている。
一方、制御部20の出力ポートb1は前記伝動部16に図示
しない駆動回路を介して接続されており、これの出力信
号により伝動部16はポンプ9の駆動力、即ち吐出量が変
更される。出力ポートb2は運転操作部1に配設され、単
位面積当たりの液剤の散布量を表示する散布量表示部17
に接続されている。出力ポートb3は同じく運転操作部1
に配設された自動表示LED18に接続されており、前記選
択スイッチ13が切換端子131に切換えられている場合、
即ち散布量が自動制御される場合に自動表示LED18は点
灯される。出力ポートb4は警報ブザ19に接続されてお
り、前記回転エンコーダ100によって検出されるエンジ
ン10の回転数が零又はアイドリング近傍になった場合、
又は液量センサ30によって検出される液剤の量が残り少
なくなった場合等に警報ブザ19は鳴動するようになって
いる。
さて、以上の如く構成された制御部21の動作内容につ
いて第3図に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、始めに選択スイッチ13の切換位置を判別し(ス
テップ)、自動の場合はステップへ進み散布量の自
動制御が行われていることを示す自動表示LED18を点灯
させて散布量制御を開始し、一方手動の場合はステップ
へ進み手動による散布量制御が行われる。自動による
散布量制御が開始されるとステップで、予め作業者に
よって散布量設定器14に設定されている単位面積当たり
の散布量の設定値S0を読込み、以下液剤流量L,機体の走
行速度V,使用ノズル数を順次読込む(ステップ
)。この使用ノズル数は予め作業者によって散布対象
に応じて使用が決定されたノズルの数である。そしてこ
れらの値を用いて単位面積当たりの散布量S1を算出し、
算出した値を散布量表示部17に表示させる(ステップ
)。
この単位面積当たりの散布量S1は、使用ノズル数から
換算される散布幅をWとすると、一例として次式によっ
て求められる。
S1=L/(V・W) (l/a) S1が求まると、この値と前記設定値S0とを比較し、S1
がS0と等しくなるように伝動部16へ制御信号を出力し、
ポンプ9の吐出量、即ち液剤流量Lを増加、又は減少さ
せる(ステップ)。
さて、上述の制御を繰り返すことにより、実際に散布
される単位面積当たりの散布量S1は設定値S0と等しくな
る。そしてこの制御中にステップ〜に示された内容
を判別する。まずステップでは液剤タンク3内に液剤
が所定の最小量以上、備蓄されているかどうか判定し、
これが最小量を下回った場合には、警報ブザ19を鳴動さ
せて自動表示LED18を点滅させ、散布量の自動制御を中
止する(ステップ)。つまり、これにより液剤が
無くなった場合のポンプ9の空走、又は焼き付きを防止
するのである。
ステップではクラッチが係合されているか、又は変
速機が中立状態にあるかどうかを判別し、離脱、又は中
立状態にされた場合には同じく警報の鳴動及び自動制御
の中止を行う。つまりこれは機体が走行停止状態にある
場合の無駄な散布を防止するためであり、これにより散
布は機体の走行が開始されて始めて開始され、機体の走
行が停止されると散布も停止される。
ステップではエンジン回転数がアイドリング回転数
近傍の所定回転数以上であるかどうかを判別し、所定回
転数を下回った場合には同様に警報の鳴動及び自動制御
の中止を行う。つまりこれは走行中のエンジンにポンプ
9以外の何んらかの負荷がかかり、エンジンの回転数が
低下した場合にそのままポンプ9の駆動を継続させてエ
ンジンを停止させてしまうのを防止するためである。
なお、これらの理由によって自動制御が中止された場
合、特に液剤量の不足及びエンジン回転数の低下による
場合には、しかるべき処置を施した後、例えば選択スイ
ッチ13を作業者が再び自動に入れ直さないと自動制御に
復帰しない構成にしておくと機器及び散布量制御のため
にも好ましい。
また、本実施例において散布量の制御はポンプの吐出
量を変化させて行う構成としてあるが、これに代えて機
体の車速を変速機の変速位置、又はエンジン回転数によ
って自動的に変化させる構成としても良く、又、ポンプ
の吐出量の変更もエンジン回転数を変化させて行っても
良い。
〔効果〕
以上の如く本発明に係る防除機においては、農薬、又
は肥料等が過不足なく正確かつ自動的に適正量散布され
るので、薬害等の問題が発生することがなく、作業者の
負担も軽減される。そして、ポンプの吐出量を変化させ
る場合には機体の走行速度を任意の速度に変換しても単
位面積当たりの散布量は変わることがなく、予め設定さ
れている適正量に維持され、更に、このような自動調節
中エンジン回転数が所定数以下に低下すると、自動調節
を停止してエンジンがそのまま停止してしまう不都合を
解消し、エンジンの再起動の手間を不要とし、また作業
の中断による作業能率の低下を防止し得ると共に、エン
ジンを過負荷状態で運転することによるエンジン寿命の
短縮も防止出来る等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は本
発明に係る防除機を後方から見た右側外観図、第2図は
その要部を示す模式図ブロック図、第3図はその制御内
容を示すフローチャートである。 1……運転操作部、3……液剤タンク、4……噴出部、
7……流量計、9……ポンプ、14……散布量設定器、15
……速度計、16……伝動部、20……制御部、40……ノズ
ル、41……ノズルセンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの駆動力により、複数のノズルか
    ら液剤を散布しつつ走行する防除機において、 前記エンジンの回転数を検出する手段と、 走行速度検出手段と、 液剤の通流路に設けられた流量検出手段と、 散布を許可されているノズル数を検出するノズルセンサ
    と、 前記両検出手段の検出結果と前記ノズルセンサによる使
    用ノズル数とから単位面積当たりの液剤散布量を算出す
    る散布量算出手段と、 単位面積当たりの液剤散布量を設定する設定器と、 前記散布量算出手段にて算出される単位面積当たりの液
    剤散布量を前記設定器の設定値に一致させるべく液剤流
    量及び/又は走行速度を自動調節する制御手段と、 前記エンジンの回転数が所定値以下になった場合に、前
    記自動調節を停止させる制御手段と、 を具備することを特徴とする防除機。
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