JP2651659B2 - 長尺な織物や編物等の除塵装置 - Google Patents
長尺な織物や編物等の除塵装置Info
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- JP2651659B2 JP2651659B2 JP6225823A JP22582394A JP2651659B2 JP 2651659 B2 JP2651659 B2 JP 2651659B2 JP 6225823 A JP6225823 A JP 6225823A JP 22582394 A JP22582394 A JP 22582394A JP 2651659 B2 JP2651659 B2 JP 2651659B2
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- pile
- removing roller
- falling
- roller
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06G—MECHANICAL OR PRESSURE CLEANING OF CARPETS, RUGS, SACKS, HIDES, OR OTHER SKIN OR TEXTILE ARTICLES OR FABRICS; TURNING INSIDE-OUT FLEXIBLE TUBULAR OR OTHER HOLLOW ARTICLES
- D06G1/00—Beating, brushing, or otherwise mechanically cleaning or pressure cleaning carpets, rugs, sacks, hides, or other skin or textile articles or fabrics
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は長尺な織物や編物等の除
塵装置に関し、主としてタオル、毛布、綿毛布、カーペ
ット、各種織物や編物等の表面に附着した風綿、糸屑、
塵埃等を自動的に除去するのに用いられる。
塵装置に関し、主としてタオル、毛布、綿毛布、カーペ
ット、各種織物や編物等の表面に附着した風綿、糸屑、
塵埃等を自動的に除去するのに用いられる。
【０００２】
【従来の技術】長尺ものの織物や編物等の表面に附着し
た附着物（風綿、糸屑、塵埃等）は、捺染機その他の後
処理機に供給されて後処理を施される前に、(1) 人手に
よって除去されるか、(2) 圧空エアによって吹き飛ばす
か、または、(3) バキュームによって吸引除去すること
などが行われていた。
た附着物（風綿、糸屑、塵埃等）は、捺染機その他の後
処理機に供給されて後処理を施される前に、(1) 人手に
よって除去されるか、(2) 圧空エアによって吹き飛ばす
か、または、(3) バキュームによって吸引除去すること
などが行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手に
よって附着物を除去する前記第１の方法では、作業者は
連続して長時間にわたり附着物を手で払いのけるか１つ
１つ手でつまんで取り除かねばならないため、作業時の
疲労が大きく、健康を損ね易くなるだけでなく、作業能
率が悪くなって除去できる処理量が著しく少なくなる。
しかも、長さ方向全体にわたって附着物を均等に除去す
ることができないため、捺染機で印捺された製品には、
プリントむらなどが発生する不都合があった。
よって附着物を除去する前記第１の方法では、作業者は
連続して長時間にわたり附着物を手で払いのけるか１つ
１つ手でつまんで取り除かねばならないため、作業時の
疲労が大きく、健康を損ね易くなるだけでなく、作業能
率が悪くなって除去できる処理量が著しく少なくなる。
しかも、長さ方向全体にわたって附着物を均等に除去す
ることができないため、捺染機で印捺された製品には、
プリントむらなどが発生する不都合があった。
【０００４】また、圧空エアで吹き飛ばして附着物を除
去する前記第２の方法では、吹き飛ばされた附着物が再
び織物や編物等の表面に附着することがあるため、附着
物の除去効率が悪くなる。そして、バキュームで附着物
を吸引除去する前記第３の方法では、除去装置が大型に
なり費用が割高になる割には、附着物を効率良く除去す
ることができなかった。
去する前記第２の方法では、吹き飛ばされた附着物が再
び織物や編物等の表面に附着することがあるため、附着
物の除去効率が悪くなる。そして、バキュームで附着物
を吸引除去する前記第３の方法では、除去装置が大型に
なり費用が割高になる割には、附着物を効率良く除去す
ることができなかった。
【０００５】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、長尺ものの織物や編物が連続的に後処理機に供給
されている運転状態において、それらの表面に附着して
いる附着物を、小型で割安な装置により長時間連続して
きわめて効率良く、かつ確実に除去することができ、し
かも、一旦除去された附着物が再び織物や編物等の表面
に附着しないようにした長尺な織物や編物等の除塵装置
の提供を目的としたものである。
ので、長尺ものの織物や編物が連続的に後処理機に供給
されている運転状態において、それらの表面に附着して
いる附着物を、小型で割安な装置により長時間連続して
きわめて効率良く、かつ確実に除去することができ、し
かも、一旦除去された附着物が再び織物や編物等の表面
に附着しないようにした長尺な織物や編物等の除塵装置
の提供を目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項１に係る除塵装置は、長尺な織物や編物等の
搬送物に接触しつつ回転することにより、前記搬送物の
表面の附着物を自らの外周部に移送させる除塵ローラ
（１）と、前記除塵ローラの外周部に接触しつつ揺動す
ることにより、前記除塵ローラ外周部の附着物を一方側
の揺動端に集めるクリヤラーブラシ（８）と、前記一方
側の揺動端に近接して設けられ、集められた附着物を吸
引する吸引フード（１４）とを備える除塵装置（１）で
あって、前記除塵ローラ（１）の外周部には、その進行
に逆らわない向きに傾斜する第１伏倒パイル（６）が設
けられ、前記クリヤラーブラシ（８）には、前記第１伏
倒パイルと同じ方向に傾斜する第２伏倒パイル（９）
が、前記第１伏倒パイル（６）と接触するように設けら
れ、前記第２伏倒パイル（９）の揺動速度が、前記第１
伏倒パイル（６）の移動速度より速く設定されている。
ここで、第１伏倒パイルと第２伏倒パイルとが同じ方向
に傾斜するとは、例えば、図２に示すような傾斜状態を
意味する。また、請求項２に係る発明では、前記吸引フ
ード（１４）は、除塵ローラ（１）の長さ方向に往復移
動するようになっている。
め、請求項１に係る除塵装置は、長尺な織物や編物等の
搬送物に接触しつつ回転することにより、前記搬送物の
表面の附着物を自らの外周部に移送させる除塵ローラ
（１）と、前記除塵ローラの外周部に接触しつつ揺動す
ることにより、前記除塵ローラ外周部の附着物を一方側
の揺動端に集めるクリヤラーブラシ（８）と、前記一方
側の揺動端に近接して設けられ、集められた附着物を吸
引する吸引フード（１４）とを備える除塵装置（１）で
あって、前記除塵ローラ（１）の外周部には、その進行
に逆らわない向きに傾斜する第１伏倒パイル（６）が設
けられ、前記クリヤラーブラシ（８）には、前記第１伏
倒パイルと同じ方向に傾斜する第２伏倒パイル（９）
が、前記第１伏倒パイル（６）と接触するように設けら
れ、前記第２伏倒パイル（９）の揺動速度が、前記第１
伏倒パイル（６）の移動速度より速く設定されている。
ここで、第１伏倒パイルと第２伏倒パイルとが同じ方向
に傾斜するとは、例えば、図２に示すような傾斜状態を
意味する。また、請求項２に係る発明では、前記吸引フ
ード（１４）は、除塵ローラ（１）の長さ方向に往復移
動するようになっている。
【０００７】
【０００８】
【作用】運転状態において、除塵ローラは、織物や編物
などの搬送物に接触しつつ回転するので、搬送物の表面
の附着物は、除塵ローラの回転に応じて、除塵ローラの
外周部に設けられた第１伏倒パイルに移送される。クリ
ヤラーブラシは、除塵ローラの外周部に接触しつつ揺動
するが、クリヤラーブラシには、第１伏倒パイルと同じ
方向に傾斜する第２伏倒パイルが、第１伏倒パイルと接
触するように設けられている。また、第２伏倒パイルの
揺動速度は、第１伏倒パイルの移動速度より速く設定さ
れている。そのため、第１伏倒パイルに移送された附着
物は、クリヤラーブラシの揺動端の一方側に集められ、
吸引フードによって確実に吸引される。
などの搬送物に接触しつつ回転するので、搬送物の表面
の附着物は、除塵ローラの回転に応じて、除塵ローラの
外周部に設けられた第１伏倒パイルに移送される。クリ
ヤラーブラシは、除塵ローラの外周部に接触しつつ揺動
するが、クリヤラーブラシには、第１伏倒パイルと同じ
方向に傾斜する第２伏倒パイルが、第１伏倒パイルと接
触するように設けられている。また、第２伏倒パイルの
揺動速度は、第１伏倒パイルの移動速度より速く設定さ
れている。そのため、第１伏倒パイルに移送された附着
物は、クリヤラーブラシの揺動端の一方側に集められ、
吸引フードによって確実に吸引される。
【０００９】
【００１０】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面に基づい
て説明する。１は一対のテンションローラ２，３の間に
設けられた除塵ローラで、この除塵ローラ１は回転軸４
によって回転可能に保持されるとともに、そのローラ表
面に織物や編物５などと接触する個所において、それら
の送り出し方向Ｐと逆方向に傾斜する伏倒パイル６が設
けられている。
て説明する。１は一対のテンションローラ２，３の間に
設けられた除塵ローラで、この除塵ローラ１は回転軸４
によって回転可能に保持されるとともに、そのローラ表
面に織物や編物５などと接触する個所において、それら
の送り出し方向Ｐと逆方向に傾斜する伏倒パイル６が設
けられている。
【００１１】伏倒パイル６の取り付けは、例えば、伏倒
パイル６が植設された基布などを接着剤によって除塵ロ
ーラ１の表面に貼着して行われる。除塵ローラ１は、回
転軸４を中心として織物や編物５などの送り出し速度よ
り遅い表面速度で、送り出し方向Ｐと同方向に回転され
ている。
パイル６が植設された基布などを接着剤によって除塵ロ
ーラ１の表面に貼着して行われる。除塵ローラ１は、回
転軸４を中心として織物や編物５などの送り出し速度よ
り遅い表面速度で、送り出し方向Ｐと同方向に回転され
ている。
【００１２】７は一端が除塵ローラ１の回転軸４のまわ
りに回動可能に枢支された揺動アームで、この揺動アー
ム７は、回転軸４から上方に延びる先端部に、円弧状ま
たは直線状のクリヤラーブラシ８が固定されている。ク
リヤラーブラシ８は、除塵ローラ１と対向する側の面
に、除塵ローラ１の伏倒パイル６と同じ方向に傾斜する
伏倒パイル９が、除塵ローラ１の伏倒パイル６とごく接
近するか、先端側の一部が軽く当接するように設けられ
ている。
りに回動可能に枢支された揺動アームで、この揺動アー
ム７は、回転軸４から上方に延びる先端部に、円弧状ま
たは直線状のクリヤラーブラシ８が固定されている。ク
リヤラーブラシ８は、除塵ローラ１と対向する側の面
に、除塵ローラ１の伏倒パイル６と同じ方向に傾斜する
伏倒パイル９が、除塵ローラ１の伏倒パイル６とごく接
近するか、先端側の一部が軽く当接するように設けられ
ている。
【００１３】揺動アーム７の中間位置には、一端に偏心
カム１０が装着された作動アーム１２の他端がピン１３
に枢支されており、偏心カム１０の偏心軸１１が回転さ
れたときに、揺動アーム７の先端部に設けられたクリヤ
ラーブラシ８を回転軸４を中心として揺動させる。
カム１０が装着された作動アーム１２の他端がピン１３
に枢支されており、偏心カム１０の偏心軸１１が回転さ
れたときに、揺動アーム７の先端部に設けられたクリヤ
ラーブラシ８を回転軸４を中心として揺動させる。
【００１４】クリヤラーブラシ８に近付く側の除塵ロー
ラ１の上部には、下端の吸込み口１４ａを、偏心カム１
０から一番離れた右端に揺動されたクリヤラーブラシ８
と除塵ローラ１の両方に接近させた吸引フード１４が、
運転中除塵ローラ１の長さ方向へ自動的に往復移動する
ように設けられている。
ラ１の上部には、下端の吸込み口１４ａを、偏心カム１
０から一番離れた右端に揺動されたクリヤラーブラシ８
と除塵ローラ１の両方に接近させた吸引フード１４が、
運転中除塵ローラ１の長さ方向へ自動的に往復移動する
ように設けられている。
【００１５】長尺の織物や編物５などは、折り返しによ
り一定幅に折りたたまれた状態（図１，図３参照）か
ら、一対のテンションローラ２，３と除塵ローラ１の部
分に供給される。この場合、織物や編物５などが折りた
たまれたままの重なり状態で供給されるのを防止し、幅
方向全体に確実に広げられるようにするため、供給側に
近い下側のテンションローラ２より送り出し方向の手前
側に、折り曲げやその他の手段によってＶ字形に形成さ
れた案内ガイド１５が、Ｖ字形の先端側を除塵ローラ１
と反対の方向に向けて、織物や編物５などの裏面側の幅
全体と当接するように設けられている（図３参照）。
り一定幅に折りたたまれた状態（図１，図３参照）か
ら、一対のテンションローラ２，３と除塵ローラ１の部
分に供給される。この場合、織物や編物５などが折りた
たまれたままの重なり状態で供給されるのを防止し、幅
方向全体に確実に広げられるようにするため、供給側に
近い下側のテンションローラ２より送り出し方向の手前
側に、折り曲げやその他の手段によってＶ字形に形成さ
れた案内ガイド１５が、Ｖ字形の先端側を除塵ローラ１
と反対の方向に向けて、織物や編物５などの裏面側の幅
全体と当接するように設けられている（図３参照）。
【００１６】次に、装置の動作について説明する。除塵
ローラ１の回転軸４と偏心カム１０の偏心軸１１とを回
転させると、作動アーム１２の一端は、偏心軸１１を中
心として回転される偏心カム１０により、上下、左右方
向に移動される。作動アーム１２の他端をも移動するた
め、中間位置をピン１３によって作動アーム１２に連結
された揺動アーム７は、一端を枢支された回転軸４のま
わりに矢印Ｑで示すように揺動される。
ローラ１の回転軸４と偏心カム１０の偏心軸１１とを回
転させると、作動アーム１２の一端は、偏心軸１１を中
心として回転される偏心カム１０により、上下、左右方
向に移動される。作動アーム１２の他端をも移動するた
め、中間位置をピン１３によって作動アーム１２に連結
された揺動アーム７は、一端を枢支された回転軸４のま
わりに矢印Ｑで示すように揺動される。
【００１７】除塵ローラ１は、織物や編物５などと接触
する部分の表面速度がその送り速度より遅いため、織物
や編物５などの表面に附着している風綿や糸屑や塵埃等
の附着物は、伏倒ブラシ６の先端により掻き取られてク
リヤラーブラシ８の方に移動される。
する部分の表面速度がその送り速度より遅いため、織物
や編物５などの表面に附着している風綿や糸屑や塵埃等
の附着物は、伏倒ブラシ６の先端により掻き取られてク
リヤラーブラシ８の方に移動される。
【００１８】揺動アーム７によって揺動されるクリヤラ
ーブラシ８は、除塵ローラ１の表面速度より速く移動さ
れる。除塵ローラ１の伏倒パイル６に保持されてクリヤ
ラーブラシ８側に移動された附着物は、除塵ローラ１の
回転方向と逆向きに移動されるときのクリヤラーブラシ
８の伏倒パイル９により、除塵ローラ１の伏倒パイル６
から剥離される。
ーブラシ８は、除塵ローラ１の表面速度より速く移動さ
れる。除塵ローラ１の伏倒パイル６に保持されてクリヤ
ラーブラシ８側に移動された附着物は、除塵ローラ１の
回転方向と逆向きに移動されるときのクリヤラーブラシ
８の伏倒パイル９により、除塵ローラ１の伏倒パイル６
から剥離される。
【００１９】クリヤラーブラシ８によって反回転方向の
揺動端に移動された附着物は、クリヤラーブラシ８が除
塵ローラ１の回転方向と同じ方向に揺動されるときに、
除塵ローラ１の伏倒パイル６によってクリヤラーブラシ
８の伏倒パイル９から分離される。この繰り返しによ
り、除塵ローラ１によって除去された附着物は、クリヤ
ラーブラシ８の一方の揺動端に集められる。
揺動端に移動された附着物は、クリヤラーブラシ８が除
塵ローラ１の回転方向と同じ方向に揺動されるときに、
除塵ローラ１の伏倒パイル６によってクリヤラーブラシ
８の伏倒パイル９から分離される。この繰り返しによ
り、除塵ローラ１によって除去された附着物は、クリヤ
ラーブラシ８の一方の揺動端に集められる。
【００２０】この揺動端は吸引フード１４が設けられて
いるため、一方の揺動端に集められた附着物は、除塵ロ
ーラ１の長さ方向に沿って往復移動する吸引フード１４
の吸込み口１４ａによって吸引フード１４内に吸い込ま
れ、装置外に排出される。このため、除塵ローラ１によ
って除去された附着物は、再び織物や編物５などの上に
附着することがないため、例えば、捺染機で印捺される
前の長尺ものの織物５の除塵に用いれば、印捺後の捺染
布にプリントむらが発生するのを防止することができ
る。
いるため、一方の揺動端に集められた附着物は、除塵ロ
ーラ１の長さ方向に沿って往復移動する吸引フード１４
の吸込み口１４ａによって吸引フード１４内に吸い込ま
れ、装置外に排出される。このため、除塵ローラ１によ
って除去された附着物は、再び織物や編物５などの上に
附着することがないため、例えば、捺染機で印捺される
前の長尺ものの織物５の除塵に用いれば、印捺後の捺染
布にプリントむらが発生するのを防止することができ
る。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、除塵ローラの外周部に
第１伏倒パイルが設けられているため、連続して送り出
される搬送物の表面に附着している附着物は、第１伏倒
パイルによって掻き取られる。クリヤラーブラシには、
第１伏倒パイルと同じ方向に傾斜する第２伏倒パイル
が、第１伏倒パイルと接触するように設けられており、
第２伏倒パイルの揺動速度は、第１伏倒パイルの移動速
度より速く設定されている。そのため、第１伏倒パイル
に掻き取られた附着物は、第２伏倒パイルによって第１
伏倒パイルから分離され、クリヤラーブラシの揺動端の
一方側に集められる。吸引フードは、前記揺動端の一方
側に近接して設けられているので、集められた附着物
は、吸引フードによって吸引されて装置外に排出され
る。なお、請求項２の発明のように、吸引フードを、除
塵ローラの長さ方向に往復移動するようにしておけば、
吸引動作はより確実となる。以上の通り、本発明によれ
ば、織物や編物などの表面に附着している風綿や糸屑や
塵埃などの附着物は、小型で割安な装置を用いてきわめ
て効率良く、安定した状態で長時間にわたって自動的に
除去される。しかも、一旦除去された附着物が再び織物
や編物等の表面に附着しないようにすることができる。
第１伏倒パイルが設けられているため、連続して送り出
される搬送物の表面に附着している附着物は、第１伏倒
パイルによって掻き取られる。クリヤラーブラシには、
第１伏倒パイルと同じ方向に傾斜する第２伏倒パイル
が、第１伏倒パイルと接触するように設けられており、
第２伏倒パイルの揺動速度は、第１伏倒パイルの移動速
度より速く設定されている。そのため、第１伏倒パイル
に掻き取られた附着物は、第２伏倒パイルによって第１
伏倒パイルから分離され、クリヤラーブラシの揺動端の
一方側に集められる。吸引フードは、前記揺動端の一方
側に近接して設けられているので、集められた附着物
は、吸引フードによって吸引されて装置外に排出され
る。なお、請求項２の発明のように、吸引フードを、除
塵ローラの長さ方向に往復移動するようにしておけば、
吸引動作はより確実となる。以上の通り、本発明によれ
ば、織物や編物などの表面に附着している風綿や糸屑や
塵埃などの附着物は、小型で割安な装置を用いてきわめ
て効率良く、安定した状態で長時間にわたって自動的に
除去される。しかも、一旦除去された附着物が再び織物
や編物等の表面に附着しないようにすることができる。
【００２２】
【００２３】
【００２４】
【図１】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図２】除塵ローラとクリヤラーブラシとの接合部の状
態を示す要部拡大図である。
態を示す要部拡大図である。
【図３】織物や編物等の供給部の状態を示す斜視図であ
る。
る。
１ 除塵ローラ ２，３ テンションローラ ４ 回転軸 ５ 織物や編物 ６ 伏倒パイル ７ 揺動アーム ８ クリヤラーブラシ ９ 伏倒パイル １０ 偏心カム １２ 作動アーム １４ 吸引フード １５ 案内ガイド
Claims (2)
- 【請求項１】 長尺な織物や編物等の搬送物に接触しつ
つ回転することにより、前記搬送物の表面の附着物を自
らの外周部に移送させる除塵ローラ（１）と、前記除塵
ローラの外周部に接触しつつ揺動することにより、前記
除塵ローラ外周部の附着物を一方側の揺動端に集めるク
リヤラーブラシ（８）と、前記一方側の揺動端に近接し
て設けられ、集められた附着物を吸引する吸引フード
（１４）とを備える除塵装置（１）であって、 前記除塵ローラ（１）の外周部には、その進行に逆らわ
ない向きに傾斜する第１伏倒パイル（６）が設けられ、 前記クリヤラーブラシ（８）には、前記第１伏倒パイル
と同じ方向に傾斜する第２伏倒パイル（９）が、前記第
１伏倒パイル（６）と接触するように設けられ、 前記第２伏倒パイル（９）の揺動速度が、前記第１伏倒
パイル（６）の移動速度より速く設定されていることを
特徴とする除塵装置。 - 【請求項２】 前記吸引フード（１４）は、除塵ローラ
（１）の長さ方向に往復移動するようになっている請求
項１に記載の除塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6225823A JP2651659B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 長尺な織物や編物等の除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6225823A JP2651659B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 長尺な織物や編物等の除塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0860529A JPH0860529A (ja) | 1996-03-05 |
| JP2651659B2 true JP2651659B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16835366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6225823A Expired - Fee Related JP2651659B2 (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 長尺な織物や編物等の除塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2651659B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100880018B1 (ko) * | 2007-07-19 | 2009-01-22 | 코오롱글로텍주식회사 | 텐터가공장치 |
| CN103696196B (zh) * | 2013-12-30 | 2016-01-20 | 苏州尤盛纺织有限公司 | 烧毛除尘结构 |
| CN106643113B (zh) * | 2016-11-08 | 2019-05-28 | 江山市艺康化学有限公司 | 一种快速旋转摆动去杂机构 |
| CN107151913A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-09-12 | 嘉善凯达纺织有限公司 | 一种纺织布料的除尘除臭装置 |
| CN110528255B (zh) * | 2019-10-12 | 2020-07-07 | 九江思特达科技有限公司 | 粘胶式纺织布料除尘装置 |
| CN112095327B (zh) * | 2020-09-08 | 2021-12-10 | 绍兴金祥惠纺织印染有限公司 | 一种纺织布印染用布料处理装置 |
| CN112210979A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-12 | 王小燕 | 一种玉石纤维混纺加工除尘设备 |
| CN112880357A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-06-01 | 山东云豪卫生用品股份有限公司 | 一种纸尿裤加工用无纺布烘干装置 |
| CN113914087B (zh) * | 2021-09-22 | 2022-09-13 | 沛县盛玛特新材料研究院有限公司 | 一种医用防护服生产用毛屑清理设备 |
| CN115506141A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-12-23 | 叶玉超 | 一种纺织材料表面绒毛拔除整理机 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4915286U (ja) * | 1972-05-18 | 1974-02-08 | ||
| JPS5139040U (ja) * | 1974-09-17 | 1976-03-23 | ||
| JP2543254B2 (ja) * | 1990-11-28 | 1996-10-16 | 山東エンジニアリング株式会社 | 連続クリ―ニング装置 |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6225823A patent/JP2651659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0860529A (ja) | 1996-03-05 |
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