JP2651561B2 - コ・ジェネレーションシステムの温度制御装置 - Google Patents

コ・ジェネレーションシステムの温度制御装置

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JP2651561B2
JP2651561B2 JP22153894A JP22153894A JP2651561B2 JP 2651561 B2 JP2651561 B2 JP 2651561B2 JP 22153894 A JP22153894 A JP 22153894A JP 22153894 A JP22153894 A JP 22153894A JP 2651561 B2 JP2651561 B2 JP 2651561B2
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン入口の熱源水
温度を高精度に制御できるコ・ジェネレーションシステ
ムの温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のコ・ジェネレーションシステ
ムの制御ブロックの一例を図7に示す。この図におい
て、1は電力を発生する発電機、2は発電機1を駆動す
るエンジンである。配管16から供給される熱源水はエ
ンジン2で発生する熱量により加熱される。さらに熱源
水はエンジン2から発生した排ガスを利用する排ガスボ
イラ3へと配管13により送られて加熱される。加熱さ
れた熱源水は、ポンプ11を介して熱源水を利用する温
水利用設備4に流れ、熱量を放出し、熱源水は冷却され
て配管15を通って放熱器6に流れる。
【0003】温水利用設備4の利用熱量を調節するのは
弁5である。温水利用設備4で吸収しきれなかった熱量
を外部に放出するため、放熱器6とその放出熱量を調節
する弁7が設けてある。放熱器6にて冷却された熱源水
は配管16を通り、エンジン2に流入されている。この
弁7の弁開度はコントローラ8で制御されている。
【0004】このコ・ジェネレーションシステムにおい
て、温度センサー9がエンジン2の入口温度を感知し、
その測定値をフィードバック値としてコントローラ8に
入力する。次に、コントローラ8の中のエンジン入口温
度の設定値と測定値との偏差をコントローラ8がPID
演算して必要な弁開度を求める。同時に弁5の弁開度か
ら吸収するべき熱量を図2に示す折れ線関数18から設
定すると共に、その熱量とエンジン2の定格発生熱量の
差をとって放熱するべき熱量を演算する。また、弁7の
弁開度を図3に示す折れ線関数19から設定し、放熱す
るべき熱量をフィードフォワード値として出力する。そ
して、コントローラ8の出力と加算し、弁7の弁開度を
調節する。これらの動作によりエンジン2の入口温度が
設定値と一致するように制御される。コ・ジェネレーシ
ョンの多くは系統連系して使用されるため、通常は連続
して定格負荷で運転される。そのため、多くの場合エン
ジン2の発生熱量は、一定値の定格発生熱量として問題
はない。
【0005】ここで、フィードバック制御のみのコ・ジ
ェネレーションシステムにおいて、エンジン発生熱量が
一定のときに、温水利用設備を停止させる場合を図8
(a)の特性図について考える。
【0006】温水利用設備を停止するために利用熱量を
下げようとして、時間t1で弁5の弁開度をバイパス側
に開けていったとき、放熱器6に接続されている弁7の
弁開度は応答が遅く、弁7は時間t1’から動作する。
そのため必要な放熱量が温度上昇に伴わず、エンジン入
口温度が上昇する。同様に温水利用設備を運転する場
合、つまり時間t2で温水利用設備の利用熱量を上げの
方向に弁5を閉めていったときにも、弁7は時間t2か
ら遅れて時間t2’のところから動作するため、放熱量
を小さくするのが遅れエンジン入口温度が低下し一定に
保てない。弁7の弁開度の応答が遅いのはコントローラ
8のフィードバック制御系のゲインが、温度センサ9の
応答により制限されるためである。その構造上、一般に
温度センサ9は180秒程度の応答時定数を持ち、フィ
ードバック制御ではコントローラ8の応答をそれ以上に
上げることはできない。そこで、応答速度を速くするた
めにコントローラ8の出力に、弁5の弁開度から演算し
た信号をフィードフォワード値として加算して応答性を
向上させている。図8(b)の温水利用設備停止時の特
性図がその様子を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8(b)
の特性図において、時間t1にて温水利用設備が停止し
たとき、応答性の改善効果でエンジン入口温度が一定に
保てている。しかし、時間t2にて温水利用設備4が停
止から運転状態になったときは、逆に温度がオーバーシ
ュートする特性を示している。この原因は、弁7が開栓
時と閉栓時で応答が異なるためである。温水利用設備が
運転状態になると、フィードフォワード制御によって、
放熱器6の弁7はすぐに放熱しない方向に動作する。し
かし、弁7の応答が早い場合、温水利用設備4と放熱器
6との間の配管中には、温水利用設備4の運転前の高温
の熱源水があり、それが弁7によりバイパスされて、そ
のままエンジンに送られる。このためエンジン入口温度
は上昇してしまう。このシステムでは熱源水をエンジン
の冷却水としているため、熱源水のエンジン入口温度が
上昇するとエンジン内で部分的にベーパー現象を発生す
る危険があり、エンジンの故障の原因となる。
【0008】また、温水利用設備と放熱器の間の配管が
非常に長い場合は、温水利用設備の停止時に、冷たいま
まの熱源水がエンジンに流入し、エンジン入口温度が低
下する。入口温度が下がると、エンジンや温水利用設備
側に悪影響を及ぼすので好ましくない。この現象は、弁
7の応答の開栓時と閉栓時の差にかかわりなく発生す
る。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的はエンジン入口温度を一定に制御すること
によってシステム全体の信頼性を向上させるコ・ジェネ
レーションシステムの温度制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、発電機を駆動するエンジンか
ら発生した熱でシステムを流れる熱源水を加熱し,その
加熱された熱源水を利用する温水利用設備と、前記温水
利用設備での吸収熱量を調節する第1の弁と、前記温水
利用設備で使用しきれなかった熱量を放出する放熱器
と、前記放熱器の放出熱量を調整する第2の弁と、前記
各システム構成機器間を熱源水が流れる配管で接続した
コ・ジェネレーションシステムの温度制御装置におい
て、熱源水のエンジン入口温度を検出する温度センサ
と、前記温度センサにより検出されたエンジン入口温度
が所定の温度となるよう前記第2の弁の弁開度設定値を
演算してフィードバック制御を行うコントローラと、前
記第1の弁の弁開度の信号からあらかじめ設定された所
定のパターンにより前記第2の弁の弁開度を演算して弁
開度指令信号とし、さらにその弁開度指令信号を所定の
むだ時間だけ遅らせた信号をフィードフォワード信号と
して、前記コントローラの弁開度設定値に加算して弁開
度基準信号とし、前記弁開度基準信号により前記第2の
弁の弁開度を調節することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2は、請求項1記載のコ・
ジェネレーションシステムの温度制御装置において、弁
開度指令信号を所定のむだ時間だけ遅らせる場合に、弁
開度を大きくする場合と弁開度を小さくする場合で異な
るむだ時間を持たせるように構成したことを特徴とす
る。
【0012】本発明の請求項3は、請求項1または請求
項2記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装
置において、第1の弁の弁開度信号から算出された温水
利用設備の利用熱量とエンジン発生熱量との差の熱量か
ら、所定のパターンにより弁開度指令信号を演算するこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4は、請求項1または請求
項2記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装
置において、第1の弁の弁開度信号の代わりに、第1の
弁の出口の熱原水温度から、所定のパターンにより弁開
度指令信号を演算することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5は、請求項1または請求
項2記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装
置において、第1の弁の弁開度信号の代わりに、エンジ
ンの熱源水出口温度と第1の弁の出口温度の差から、所
定のパターンにより弁開度指令信号を演算することを特
徴とする。
【0015】本発明の請求項6は、請求項1乃至請求項
5記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装置
において、エンジンは排ガスボイラ装置を含む構成とし
たことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項7は、請求項1乃至請求項
6記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装置
において、エンジンが複数台で、それらを配管により並
列に接続した構成としたことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項8は、請求項1乃至請求項
7記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装置
において、エンジンは熱交換器を含み、熱源水はエンジ
ン冷却水から熱交換して熱を得る構成としたことを特徴
とする。
【0018】本発明の請求項9は、請求項1乃至請求項
8記載のコ・ジェネレーションシステムの温度制御装置
において、温水利用設備及び第1の弁は複数設置され、
直列あるいは並列に接続される構成としたことを特徴と
する。
【0019】
【作用】本発明のコ・ジェネレーションシステムの温度
制御装置によると、エンジン入口の熱源水温度を検出し
てフィードバック制御する制御系に、エンジン発生熱量
と温水利用設備での吸収熱量との熱量差から配管と放熱
用弁の応答のむだ時間を考慮したフィードフォワード信
号を作って組み込むことにより、放熱器の弁開度を最適
に制御することができ、エンジンの熱源水入口温度を一
定に保つことができる。また、エンジン発生熱量を一定
とすると、エンジンの出口温度も一定に保つことができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のシステム制御ブロック図
である。同図において、既に説明した図7の従来例と同
一構成部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0021】同図に示すように、温度センサ9がエンジ
ンの入口温度を検出し、コントローラ8がエンジン入口
温度の設定値との偏差をPID演算して弁7の必要な弁
開度を求め、エンジン2の入口温度が設定値と一致する
ように弁7を制御する。12はエンジン2の定格発生熱
量を演算する演算装置であり、この演算装置12で求め
た値を基に弁7の弁開度を決定する設定値とする。ま
た、温水利用設備4用の弁5の弁開度から熱利用系の吸
収熱量−弁開度特性を表す折れ線関数18は図2に示す
ような特性を持っている。この折れ線関数18を用い
て、吸収熱量を演算し、エンジン2の定格発生熱量と吸
収熱量の差から放熱器6で放出すべき熱量を計算する。
折れ線関数19は、放出熱量−弁開度特性を表す関数で
あり、図3に示すような特性を持っている。この折れ線
関数19を用いて放熱器6の弁7の弁開度を決定する。
【0022】この弁7の弁開度信号は、図4のブロック
図に示すように、フィードフォワード信号の生成ブロッ
ク20を構成するむだ時間要素21,22の2系統を通
り、それらを合成する合成装置23に入る。むだ時間
は、配管のむだ時間から弁7の応答時間を引いた時間を
セットする。弁7の応答は開栓時と閉栓時で異なるた
め、それぞれ所定のむだ時間を、むだ時間要素21,2
2で持たせている。合成装置23はむだ時間要素21,
22からの信号が、弁の開方向か閉方向かを判定して、
弁をバイパス方向に開き過ぎないように、各信号を合成
する。このフィードフォワード信号は、コントローラ8
のPID演算結果に加算される。そして、フィードバッ
ク信号とフィードフォワード信号の和から最適な弁7の
弁開度を決定する。
【0023】図5は、従来例の図8に示す特性図に対応
した本発明の制御装置の特性図である。この図におい
て、時間t2において、操作員が温水利用設備4を停止
している状態から稼働させるために温水利用設備4の弁
5を開けていく。このとき、温水利用設備4で熱源水の
熱量を吸収するようになるので、今まで放熱器6で外部
に放出していた余剰熱量を、放出しないようにしなけれ
ばならない。
【0024】そこで、エンジン2から発生する熱量と、
温水利用設備4の弁開度−吸収熱量特性を表す折れ線関
数18(図2)で求められる吸収熱量との熱量差を求め
る。その熱量差は放熱器6にて放熱される放出熱量とな
る。次にその放出熱量から放熱系の放出熱量−弁開度特
性を示す折れ線関数19(図3)を用いて、弁開度を計
算する。その値はフィードフォワード信号生成ブロック
20に入力され、配管長と弁7に適したむだ時間を考慮
した弁信号になる。これをフィードフォワード値として
コントローラ8からのフィードバック信号に加えると、
最適な弁開度が得られる。従来のむだ時間を加えない制
御では、フィードフォワードにより弁7を即時に動作さ
せていたため、配管中に残った高温の熱源水がそのまま
エンジンに送られていた。適切なむだ時間を加えること
で、配管中の熱源水温度の低下に合わせて、弁7を動作
させるため、放熱器での放熱量の減少は、温水利用設備
の利用熱量の増加とバランスする。この結果、図5に示
すように一定のエンジン入口温度が得られる。
【0025】本発明による制御装置では、通常、むだ時
間を考慮したフィードフォワード制御により弁7の弁開
度が最適に決定され、エンジン入口温度は一定に維持さ
れる。フィードフォワードの折れ線関数の誤差や、エン
ジン発電量の変化による外乱によりエンジン入口温度が
変化したときにのみフィードバック制御により補正がか
かる。放熱系の弁開度の検出はポテンショメータで行う
のが一般的であり、検出遅れはない。そのため、むだ時
間を考慮したフィードフォワード制御では適切な応答の
制御が可能である。
【0026】本実施例によると、放熱器6の弁7をむだ
時間を考慮したフィードフォワード制御を組み込んだ制
御をすることによって、エンジン出口温度が一定に制御
され、エンジン発生熱量一定と考えるとエンジン入口温
度も一定に保つことができ、システムの信頼性と温水利
用設備の効率が向上する。
【0027】なお、図4に示すフィードフォワード信号
の生成ブロック図では、弁7の開栓方向のむだ時間と閉
栓方向のむだ時間を、それぞれ別の値に設定している
が、弁7の特性が開方向でも閉方向でも同一であれば、
一つのむだ時間回路でも同様の効果が得られる。
【0028】図6は本発明の他の実施例のシステム制御
ブロック図である。本実施例は、図1の実施例における
エンジンからの発生熱量を演算する演算装置12の代り
に、温度センサ9,24から検出された温度差に流量を
乗じてエンジン2の発生熱量を演算する演算装置17を
用いた点が相違し、その他の構成部分は同一であるの
で、図1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して
その説明は省略する。
【0029】上記実施例では、定格発生熱量をエンジン
2の発生熱量として用いたが、発電機1の負荷が変化す
る場合においては、本実施例のようにエンジン2の入口
温度と出口温度との温度差と流量から演算したエンジン
発生熱量を用いて、フィードフォワード制御を行って
も、エンジン2の入口温度は、常に一定に制御すること
ができる。エンジン発生熱量の演算法はこれに限るもの
ではなく、発電機出力から所定のパターンにより演算し
たものでもよい。
【0030】また、図1の実施例では、フィードフォワ
ード信号の源信号として弁5の弁開度を用いたが、それ
に限るものではなく、弁5の出口温度を検出して、その
信号によりフィードフォワード信号を生成しても同様の
効果が得られる。さらに、エンジン出口温度と弁5の出
口温度の差は、温水利用設備で利用する熱量に比例する
ため、この信号からフィードフォワード信号を生成して
もよい。さらにまた、図1の実施例では排ガスボイラが
あるシステムについて述べたが、排ガスボイラがないシ
ステムにおいても、あるいはエンジン内に熱交換器を含
むシステムや、エンジンや熱利用設備が複数あるシステ
ムでも、本発明は上記実施例と同様の効果を発揮する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジン入口温度を一定に制御することによってコ・ジ
ェネレーションシステム全体の信頼性が向上するという
すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコ・ジェネレーションシス
テムの制御ブロック図。
【図2】折れ線関数18の特性図。
【図3】折れ線関数19の特性図。
【図4】図1のフィードフォワード信号の生成ブロック
図。
【図5】本発明の制御装置による特性図。
【図6】本発明の他の実施例のコ・ジェネレーションシ
ステムの制御ブロック図。
【図7】従来技術のコ・ジェネレーションシステムの制
御ブロック図。
【図8】従来技術の制御装置による特性図であり、同図
(a)はフィードバック制御時の温度変化を示す図、同
図(b)はフィードフォワード制御を組み込んだ時の温
度変化を示す図。
【符号の説明】
1…発電システム、2…エンジン、3…排ガスボイラ、
4…温水利用設備、5…弁、6…放熱器、7…弁、8…
コントローラ、9,24…温度センサ、11…ポンプ、
12,17…エンジンの発生熱量を演算する演算装置、
13,14,15,16…熱源水が流れているパイプ、
18…放熱系の弁開度から熱量を求める折れ線関数、1
9…熱量から弁開度を求める折れ線関数、20…フィー
ドフォワード信号生成ブロック、21,22…むだ時間
要素、23…信号の合成装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中谷 浩介 大阪府大阪市此花区酉島6丁目19番9号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 佐藤 豊 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 西芝 電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 整 兵庫県姫路市網干区浜田1000番地 西芝 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−139426(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機を駆動するエンジンから発生した
    熱でシステムを流れる熱源水を加熱し,その加熱された
    熱源水を利用する温水利用設備と、前記温水利用設備で
    の吸収熱量を調節する第1の弁と、前記温水利用設備で
    使用しきれなかった熱量を放出する放熱器と、前記放熱
    器の放出熱量を調整する第2の弁と、前記各システム構
    成機器間を熱源水が流れる配管で接続したコ・ジェネレ
    ーションシステムの温度制御装置において、熱源水のエ
    ンジン入口温度を検出する温度センサと、前記温度セン
    サにより検出されたエンジン入口温度が所定の温度とな
    るよう前記第2の弁の弁開度設定値を演算してフィード
    バック制御を行うコントローラと、前記第1の弁の弁開
    度の信号からあらかじめ設定された所定のパターンによ
    り前記第2の弁の弁開度を演算して弁開度指令信号と
    し、さらにその弁開度指令信号を所定のむだ時間だけ遅
    らせた信号をフィードフォワード信号として、前記コン
    トローラの弁開度設定値に加算して弁開度基準信号と
    し、前記弁開度基準信号により前記第2の弁の弁開度を
    調節することを特徴とするコ・ジェネレーションシステ
    ムの温度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコ・ジェネレーションシ
    ステムの温度制御装置において、弁開度指令信号を所定
    のむだ時間だけ遅らせる場合に、弁開度を大きくする場
    合と弁開度を小さくする場合で異なるむだ時間を持たせ
    るように構成したことを特徴とするコ・ジェネレーショ
    ンシステムの温度制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のコ・ジェ
    ネレーションシステムの温度制御装置において、第1の
    弁の弁開度信号から算出された温水利用設備の利用熱量
    とエンジン発生熱量との差の熱量から、所定のパターン
    により弁開度指令信号を演算することを特徴とするコ・
    ジェネレーションシステムの温度制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のコ・ジェ
    ネレーションシステムの温度制御装置において、第1の
    弁の弁開度信号の代わりに、第1の弁の出口の熱原水温
    度から、所定のパターンにより弁開度指令信号を演算す
    ることを特徴とするコ・ジェネレーションシステムの温
    度制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載のコ・ジェ
    ネレーションシステムの温度制御装置において、第1の
    弁の弁開度信号の代わりに、エンジンの熱源水出口温度
    と第1の弁の出口温度の差から、所定のパターンにより
    弁開度指令信号を演算することを特徴とするコ・ジェネ
    レーションシステムの温度制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5記載のコ・ジェネ
    レーションシステムの温度制御装置において、エンジン
    は排ガスボイラ装置を含む構成としたことを特徴とする
    コ・ジェネレーションシステムの温度制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6記載のコ・ジェネ
    レーションシステムの温度制御装置において、エンジン
    が複数台で、それらを配管により並列に接続した構成と
    したことを特徴とするコ・ジェネレーションシステムの
    温度制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7記載のコ・ジェネ
    レーションシステムの温度制御装置において、エンジン
    は熱交換器を含み、熱源水はエンジン冷却水から熱交換
    して熱を得る構成としたことを特徴とするコ・ジェネレ
    ーションシステムの温度制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8記載のコ・ジェネ
    レーションシステムの温度制御装置において、温水利用
    設備及び第1の弁は複数設置され、直列あるいは並列に
    接続される構成としたことを特徴とするコ・ジェネレー
    ションシステムの温度制御装置。
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JPH0886242A (ja) 1996-04-02

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