JP2651240B2 - A/d変換器 - Google Patents
A/d変換器Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 A/D変換器、特にアナログ入力信号からアナログ値を
抽出し、循環アナログ値と基準電圧とを加減/比較し
て、デジタル値を出力する循環比較型A/D変換器に関
し、 該循環比較型A/D変換器の変換レンジを比較回路の入
力レンジに左右されることなく広く確保して、単一電源
で精度良くアナログ値をデジタル値に変換することを目
的とし、 クロック信号に基づいて、アナログ入力信号からアナ
ログ値を抽出し、かつ変換手段,第1,第2の比較手段及
び循環手段の入出力を制御するスイッチ制御手段と、前
記アナログ値と第1,第2及び第3の基準電圧とを入力し
て、循環アナログ値の出力をする変換手段と、前記循環
アナログ値と第1及び第3の基準電圧とを入力して、第
1の比較出力信号を出力する第1の比較手段と、前記循
環アナログ値と第1及び第3の基準電圧とを入力して、
第2の比較出力信号を出力する第2の比較手段と、前記
循環アナログ値を、変換手段と第1,2の比較手段とに循
環させる循環手段と、前記第1,及び第2の比較出力信号
を入力して、3つのデジタル値を出力する比較出力手段
16とを具備し、前記変換手段の変換判定レベルを第1の
基準電圧と第3の基準電圧との間に設定することを含み
構成する。
抽出し、循環アナログ値と基準電圧とを加減/比較し
て、デジタル値を出力する循環比較型A/D変換器に関
し、 該循環比較型A/D変換器の変換レンジを比較回路の入
力レンジに左右されることなく広く確保して、単一電源
で精度良くアナログ値をデジタル値に変換することを目
的とし、 クロック信号に基づいて、アナログ入力信号からアナ
ログ値を抽出し、かつ変換手段,第1,第2の比較手段及
び循環手段の入出力を制御するスイッチ制御手段と、前
記アナログ値と第1,第2及び第3の基準電圧とを入力し
て、循環アナログ値の出力をする変換手段と、前記循環
アナログ値と第1及び第3の基準電圧とを入力して、第
1の比較出力信号を出力する第1の比較手段と、前記循
環アナログ値と第1及び第3の基準電圧とを入力して、
第2の比較出力信号を出力する第2の比較手段と、前記
循環アナログ値を、変換手段と第1,2の比較手段とに循
環させる循環手段と、前記第1,及び第2の比較出力信号
を入力して、3つのデジタル値を出力する比較出力手段
16とを具備し、前記変換手段の変換判定レベルを第1の
基準電圧と第3の基準電圧との間に設定することを含み
構成する。
本発明はA/D変換器に関するものであり、更に詳しく
言えば、アナログ入力信号からアナログ値を抽出し、循
環アナログ値と基準電圧とを加減/比較してデジタル値
を出力する循環比較型A/D変換器に関するものである。
言えば、アナログ入力信号からアナログ値を抽出し、循
環アナログ値と基準電圧とを加減/比較してデジタル値
を出力する循環比較型A/D変換器に関するものである。
近年、半導体集積回路(LSI)技術の発展に伴い、高
機能のアナログ回路とデジタル回路とを混載した高度な
信号処理LSIの要求が高まっている。
機能のアナログ回路とデジタル回路とを混載した高度な
信号処理LSIの要求が高まっている。
この様なLSIにおいては、変換レンジが広く、しかも
単一電源で動作させることが要求される。
単一電源で動作させることが要求される。
第6,7図は、従来例に係る説明図である。
第6図は、従来例のA/D変換器に係る構成図であり、
3値制御循環比較型A/D変換器を示している。
3値制御循環比較型A/D変換器を示している。
図において、3値制御循環比較型A/D変換器は、スイ
ッチトキャパシタ制御回路1,変換セル回路2,比較回路3,
4、S/H回路5,容量C0〜C2及びスイッチS0〜S4から成る。
ッチトキャパシタ制御回路1,変換セル回路2,比較回路3,
4、S/H回路5,容量C0〜C2及びスイッチS0〜S4から成る。
その動作は、まず、アナログ入力信号VINからスイッ
チS1,S2を介してアナログ値Viが抽出(サンプリング)
されると、アナログ値Viに基づく電圧が容量C2とC1とに
充電される。
チS1,S2を介してアナログ値Viが抽出(サンプリング)
されると、アナログ値Viに基づく電圧が容量C2とC1とに
充電される。
次に、スイッチSI,SOを介して入力された基準電圧VR,
VGに基づく電荷が容量C1,C0に充電される。このアナロ
グ値Viが容量C1,C0に充電された電荷と加減され、スイ
ッチS3を介して変換セル回路2から循環アナログ値VOが
出力される。そして、この循環アナログ値VOがスイッチ
S4を介して比較回路3,4に入力される。比較回路3で
は、循環アナログ値VOと基準電圧VR/4とが加減/比較さ
れ、比較回路4では循環アナログ値VOと基準電圧VR/4と
が比較される。この結果、3つのデジタル値PO「+
1」,OO「0」,NO「−1」が出力されるものである。
VGに基づく電荷が容量C1,C0に充電される。このアナロ
グ値Viが容量C1,C0に充電された電荷と加減され、スイ
ッチS3を介して変換セル回路2から循環アナログ値VOが
出力される。そして、この循環アナログ値VOがスイッチ
S4を介して比較回路3,4に入力される。比較回路3で
は、循環アナログ値VOと基準電圧VR/4とが加減/比較さ
れ、比較回路4では循環アナログ値VOと基準電圧VR/4と
が比較される。この結果、3つのデジタル値PO「+
1」,OO「0」,NO「−1」が出力されるものである。
この際の基準電圧VR/4,−VR/4,VRの動作電源は、正負
両電源(±5〔V〕)を必要とする。
両電源(±5〔V〕)を必要とする。
第7図は、従来例の問題点にかかる変換レンジを説明
する図である。
する図である。
図において、3値制御循環比較型A/D変換器の変換レ
ンジは、基準電圧VR,−VR間が3つに分割され、その中
間点に判定レベルをもつものである。
ンジは、基準電圧VR,−VR間が3つに分割され、その中
間点に判定レベルをもつものである。
このため、比較回路3,4の基準電圧±VR/4に伴うオフ
セット誤差については、アナログ入力信号VINの中央値
に判定レベルを設けることによって、アナログ値Viが変
換レンジの中央部により変換される。これにより、比較
回路3,4のオフセット誤差を取り除くことができる。
セット誤差については、アナログ入力信号VINの中央値
に判定レベルを設けることによって、アナログ値Viが変
換レンジの中央部により変換される。これにより、比較
回路3,4のオフセット誤差を取り除くことができる。
しかし、変換レンジが比較回路3,4の基準電圧±VR/
4、すなわち比較回路3,4を構成するオペアンプの入力レ
ンジに制御されて、例えば、±5〔V〕動作の場合、ア
ナログ入力信号VINに対する変換レンジが1.5〜3.5
〔V〕程度になり、変換レンジが狭くなるという問題が
ある。
4、すなわち比較回路3,4を構成するオペアンプの入力レ
ンジに制御されて、例えば、±5〔V〕動作の場合、ア
ナログ入力信号VINに対する変換レンジが1.5〜3.5
〔V〕程度になり、変換レンジが狭くなるという問題が
ある。
本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創作されたも
のであり、循環比較型A/D変換器の変換レンジを比較回
路の入力レンジに左右されることなく広く確保して,単
一電源で精度良くアナログ値をデジタル値に変換するこ
とを可能とするA/D変換器の提供を目的とする。
のであり、循環比較型A/D変換器の変換レンジを比較回
路の入力レンジに左右されることなく広く確保して,単
一電源で精度良くアナログ値をデジタル値に変換するこ
とを可能とするA/D変換器の提供を目的とする。
第1図は、本発明のA/D変換器に係る原理図を示して
いる。
いる。
その変換器は、クロック信号φに基づいて、アナログ
入力信号VINからアナログ値Viを抽出し、かつ変換手段1
2、第1,第2の比較手段13,14及び循環手段15の入出力を
制御するスイッチ制御手段11と、前記アナログ値Viと第
1,第2及び第3の基準電圧VR,VR/2,VGとを入力して、循
環アナログ値VOの出力する変換手段12と、前記循環アナ
ログ値VOと、第1及び第3の基準電圧VR,VGとを入力し
て、第1の比較出力信号CD1を出力する第1の比較手段1
3と、前記循環アナログ値VOと第1及び第3の基準電圧V
R;VGとを入力して、第2の比較出力信号CD2を出力する
第2の比較手段14と、前記循環アナログ値VOを、変換手
段12と第1,2の比較手段13,14とに循環させる循環手段15
と、前記第1,及び第2の比較出力信号CD1,及びCD2を入
力して、3つのデジタル値PO「+1」,OO「0」,NO「−
1」を出力する比較出力手段16とを具備し、前記変換手
段12の変換判定レベルを第1の基準電圧VRと第3の基準
電圧VGとの間に設定することを特徴とし、上記目的を達
成する。
入力信号VINからアナログ値Viを抽出し、かつ変換手段1
2、第1,第2の比較手段13,14及び循環手段15の入出力を
制御するスイッチ制御手段11と、前記アナログ値Viと第
1,第2及び第3の基準電圧VR,VR/2,VGとを入力して、循
環アナログ値VOの出力する変換手段12と、前記循環アナ
ログ値VOと、第1及び第3の基準電圧VR,VGとを入力し
て、第1の比較出力信号CD1を出力する第1の比較手段1
3と、前記循環アナログ値VOと第1及び第3の基準電圧V
R;VGとを入力して、第2の比較出力信号CD2を出力する
第2の比較手段14と、前記循環アナログ値VOを、変換手
段12と第1,2の比較手段13,14とに循環させる循環手段15
と、前記第1,及び第2の比較出力信号CD1,及びCD2を入
力して、3つのデジタル値PO「+1」,OO「0」,NO「−
1」を出力する比較出力手段16とを具備し、前記変換手
段12の変換判定レベルを第1の基準電圧VRと第3の基準
電圧VGとの間に設定することを特徴とし、上記目的を達
成する。
本発明によれば、アナログ入力信号VINより抽出され
たアナログ値Viに対して、第1,第2の基準電圧VR,VGを
入力した2つの比較手段13,及び14により変換レンジが
3分割され、変換判定レベルが第1,第2の基準電圧VRと
VGの中央値に設定されている。
たアナログ値Viに対して、第1,第2の基準電圧VR,VGを
入力した2つの比較手段13,及び14により変換レンジが
3分割され、変換判定レベルが第1,第2の基準電圧VRと
VGの中央値に設定されている。
このため、、アナログ入力信号VINから抽出されたア
ナログ値Viの循環アナログ値VOに対して、第1,第2の比
較手段13,14共に、第1,第2の基準電圧VR〜VGを入力レ
ンジにして、比較出力信号CD1,CD2を出力することがで
きる。従ってCD1,CD2を入力した比較出力手段17から3
つのデジタル値PO「+1」,OO「0」及びNO「−1」を
出力することが可能となる。
ナログ値Viの循環アナログ値VOに対して、第1,第2の比
較手段13,14共に、第1,第2の基準電圧VR〜VGを入力レ
ンジにして、比較出力信号CD1,CD2を出力することがで
きる。従ってCD1,CD2を入力した比較出力手段17から3
つのデジタル値PO「+1」,OO「0」及びNO「−1」を
出力することが可能となる。
また、変換手段12,第1,第2の比較手段13,14の基準電
圧VR,VR/2,VGについて、従来のような負の電源を省略す
ることが可能となる。
圧VR,VR/2,VGについて、従来のような負の電源を省略す
ることが可能となる。
これにより、従来に比べて変換レンジが広く、単一電
源で動作する3値制御循環比較型のA/D変換器を製造す
ることが可能となる。
源で動作する3値制御循環比較型のA/D変換器を製造す
ることが可能となる。
次に図を参照しながら本発明の実施例について説明を
する。
する。
第2〜5図は、本発明の実施例に係るA/D変換器を説
明する図であり、第2図は本発明の実施例の3値制御循
環比較型のA/D変換器に係る構成図を示している。
明する図であり、第2図は本発明の実施例の3値制御循
環比較型のA/D変換器に係る構成図を示している。
図において、21はスイッチ制御手段11の一実施例とな
るスイッチトキャパシタ制御回路であり、変換セル回路
22,比較回路23,24,S/H回路25のスイッチング素子S1〜S2
4及びアナログ入力信号VINを抽出するスイッチング素子
S25等に供給する制御信号を、クロック信号φに基づい
て生成する機能を有している。
るスイッチトキャパシタ制御回路であり、変換セル回路
22,比較回路23,24,S/H回路25のスイッチング素子S1〜S2
4及びアナログ入力信号VINを抽出するスイッチング素子
S25等に供給する制御信号を、クロック信号φに基づい
て生成する機能を有している。
22は変換手段12の一実施例となる変換セル回路であ
り、オペアンプOP1,充放電用コンデンサC1〜C3及びスイ
ッチング素子S1〜S11から成る。変換セル回路22は、ア
ナログ入力信号VINから抽出されたアナログ値Viと基準
電圧VR,VGとを入力して、循環アナログ値VOを出力する
機能を有している。
り、オペアンプOP1,充放電用コンデンサC1〜C3及びスイ
ッチング素子S1〜S11から成る。変換セル回路22は、ア
ナログ入力信号VINから抽出されたアナログ値Viと基準
電圧VR,VGとを入力して、循環アナログ値VOを出力する
機能を有している。
なお、オペアンプOP1には、仮想グランド電位となる
基準電圧VR/2が入力されている。
基準電圧VR/2が入力されている。
ここで、仮想クランド電位とは、アナログ電源電位VR
とアナロググランド電位VGとのほぼ中間位置を意味する
ものである。この仮想グランド電位は、変換セル回路22
のオペアンプOP1の他に、スイッチング素子S6,S4にも接
続される。また後述のS/H回路25のオペアンプOP2にも仮
想グランド電位が接続される。
とアナロググランド電位VGとのほぼ中間位置を意味する
ものである。この仮想グランド電位は、変換セル回路22
のオペアンプOP1の他に、スイッチング素子S6,S4にも接
続される。また後述のS/H回路25のオペアンプOP2にも仮
想グランド電位が接続される。
仮想グランド電位は基準電圧発生回路27により生成さ
れる。すなわち、これは、基準電圧発生回路27に入力さ
れたアナログ電源電圧AVCC=VRとアナロググランド電位
VG=Oとを抵抗R1,R2により2分割した中間電位VM=VR/
2により得られるものである。
れる。すなわち、これは、基準電圧発生回路27に入力さ
れたアナログ電源電圧AVCC=VRとアナロググランド電位
VG=Oとを抵抗R1,R2により2分割した中間電位VM=VR/
2により得られるものである。
また、充放電用コンデンサC1,C2及びC3の間には、容
量Cに対してC1=C2=2C,C3=Cの関係を有している。
この関係と仮想グランド電位の関係からオペアンプOP1
の入力信号の振幅、例えば振幅を1とすると、その出力
信号の振幅を1/2にすることができる。これにより、ア
ナログ入力信号VINからアナログ値Viを抽出し、第1回
目の循環アナログ値VO=ViをS/H回路25を介して循環さ
せることで、変換すべきアナログ値Viを減衰(アッテネ
ート)させることができる。この第1回目の循環アナロ
グ値VO=Viに係る動作は、第3〜5図を参照しながら詳
述する。
量Cに対してC1=C2=2C,C3=Cの関係を有している。
この関係と仮想グランド電位の関係からオペアンプOP1
の入力信号の振幅、例えば振幅を1とすると、その出力
信号の振幅を1/2にすることができる。これにより、ア
ナログ入力信号VINからアナログ値Viを抽出し、第1回
目の循環アナログ値VO=ViをS/H回路25を介して循環さ
せることで、変換すべきアナログ値Viを減衰(アッテネ
ート)させることができる。この第1回目の循環アナロ
グ値VO=Viに係る動作は、第3〜5図を参照しながら詳
述する。
23は、第1の比較手段13の一実施例となる比較回路で
あり、インバータIN1,充放電用コンデンサC4,C5及びス
イッチング素子S15〜S18,S23から成る。比較回路23は、
アナログ入力信号VINから抽出されたアナログ値Viや、
循環アナログ値VOと基準電圧VR,VGとを入力し、比較出
力信号CD1を出力する機能を有している。
あり、インバータIN1,充放電用コンデンサC4,C5及びス
イッチング素子S15〜S18,S23から成る。比較回路23は、
アナログ入力信号VINから抽出されたアナログ値Viや、
循環アナログ値VOと基準電圧VR,VGとを入力し、比較出
力信号CD1を出力する機能を有している。
24は、第2の比較手段の一実施例となる比較回路であ
り、インバータIN2,充放電用コンデンサC6,C7及びスイ
ッチング素子S19〜S22,S24から成る。比較回路23は、ア
ナログ入力信号VINから抽出されたアナログ値Viや、循
環アナログ値VOと、基準電圧VR,VGとを入力し、比較出
力信号CD2を出力する機能を有している。
り、インバータIN2,充放電用コンデンサC6,C7及びスイ
ッチング素子S19〜S22,S24から成る。比較回路23は、ア
ナログ入力信号VINから抽出されたアナログ値Viや、循
環アナログ値VOと、基準電圧VR,VGとを入力し、比較出
力信号CD2を出力する機能を有している。
25は循環手段15の一実施例となるS/H回路であり、オ
ペアンプOP2と、充放電用コンデンサC8及びスイッチン
グ素子S12〜S14から成る。S/H回路25は、変換セル回路2
2からの循環アナログ値VOを、再び変換セル回路22や比
較回路23,24に循環させる機能を有している。なお、オ
ペアンプOP2には仮想グランド電位(基準電圧VR/2)が
入力されている。
ペアンプOP2と、充放電用コンデンサC8及びスイッチン
グ素子S12〜S14から成る。S/H回路25は、変換セル回路2
2からの循環アナログ値VOを、再び変換セル回路22や比
較回路23,24に循環させる機能を有している。なお、オ
ペアンプOP2には仮想グランド電位(基準電圧VR/2)が
入力されている。
26は比較出力手段16の一実施例となる比較出力回路で
あり、二入力NOR論理素子NORから成る。比較出力回路26
は、比較出力信号CD1,及びCD2を入力して、デジタル値P
O「+1」,OO「0」及びNO「−1」を出力する機能を有
している。
あり、二入力NOR論理素子NORから成る。比較出力回路26
は、比較出力信号CD1,及びCD2を入力して、デジタル値P
O「+1」,OO「0」及びNO「−1」を出力する機能を有
している。
S25はS/H選択スイッチング素子であり、アナログ入力
信号VINからアナログ値Viをサンプリングするサンプリ
ング状態では「S」側,アナログ値Viや循環アナログ値
VOと基準電圧VR,VR/2,VGとの加減/比較をするホールド
状態では、「H」側に切り換わるものである。
信号VINからアナログ値Viをサンプリングするサンプリ
ング状態では「S」側,アナログ値Viや循環アナログ値
VOと基準電圧VR,VR/2,VGとの加減/比較をするホールド
状態では、「H」側に切り換わるものである。
また、各基準電圧VR,VR/2,VGは、例えばマイクロコン
ピュータ等の動作電源である直流5〔V〕を用いる。従
って、基準電圧VR=5〔V〕とすれば、基準電圧VR/2=
2.5〔V〕,基準電圧VG=0〔V〕となる。
ピュータ等の動作電源である直流5〔V〕を用いる。従
って、基準電圧VR=5〔V〕とすれば、基準電圧VR/2=
2.5〔V〕,基準電圧VG=0〔V〕となる。
第3図は本発明の実施例のA/D変換器のスイッチ制御
に係るタイムチャートであり、アナログ入力信号VINに
ついて、クロック信号2サイクルでアナログ値Viを抽出
し、その後4サイクル毎にアナログ値Viの重み付けを行
なうタイムチャートを示している。
に係るタイムチャートであり、アナログ入力信号VINに
ついて、クロック信号2サイクルでアナログ値Viを抽出
し、その後4サイクル毎にアナログ値Viの重み付けを行
なうタイムチャートを示している。
図において、φはクロック信号であり、スイッチトキ
ャパシタ制御回路21に入力される基準信号である。
ャパシタ制御回路21に入力される基準信号である。
S/Hはクロック信号に同期して動作するスイッチング
素子S25の制御信号であり、サンプリング状態「S」、
又はホールド状態「H」を選択する信号である。
素子S25の制御信号であり、サンプリング状態「S」、
又はホールド状態「H」を選択する信号である。
SS1〜SS11はクロック信号に同期して動作する変換セ
ル回路22のスイッチング素子S1〜S11の制御信号であ
り、サンプリングされたアナログ値Viや循環アナログ値
VOに基づく電荷を、充放電用コンデンサC1〜C3に入力す
る信号である。
ル回路22のスイッチング素子S1〜S11の制御信号であ
り、サンプリングされたアナログ値Viや循環アナログ値
VOに基づく電荷を、充放電用コンデンサC1〜C3に入力す
る信号である。
SS12〜SS14はクロック信号に同期して動作するS/H回
路25のスイッチ制御信号である。
路25のスイッチ制御信号である。
SCS1,SCS2はクロック信号に同期して動作する各比較
回路23,24のスイッチング素子S15,S17,S23,S19,S21,S24
の制御信号であり、各比較回路23,24にサンプリングさ
れたアナログ値Viや循環アナログ値VOに基づく電荷を充
放電用コンデンサC4〜C7に注入する信号である。
回路23,24のスイッチング素子S15,S17,S23,S19,S21,S24
の制御信号であり、各比較回路23,24にサンプリングさ
れたアナログ値Viや循環アナログ値VOに基づく電荷を充
放電用コンデンサC4〜C7に注入する信号である。
SCH1,SCH2はクロック信号に同期して動作する各比較
回路23,24のスイッチング素子S16,S18,S20,S22の制御信
号であり、各比較回路23,24にホールドされたアナログ
値Viや循環アナログ値Viに基づく電荷を加減/比較する
信号である。
回路23,24のスイッチング素子S16,S18,S20,S22の制御信
号であり、各比較回路23,24にホールドされたアナログ
値Viや循環アナログ値Viに基づく電荷を加減/比較する
信号である。
第4図は、本発明の実施例に係る変換判定レベルを説
明する図である。
明する図である。
図において、Lは変換判定レベルであり、基準電圧VR
とVGとの中央値に基準電圧VR/2を設定することにより得
られる。これは、アナログ入力信号VINより抽出された
アナログ値Viに対して、2つの比較回路23,24により、
変換レンジが3分割されたことになる。
とVGとの中央値に基準電圧VR/2を設定することにより得
られる。これは、アナログ入力信号VINより抽出された
アナログ値Viに対して、2つの比較回路23,24により、
変換レンジが3分割されたことになる。
このため、比較回路23は、アナログ値Viと基準電圧V
R,VR/2との関係が、VR/2≦Vi<VRの場合には、デジタル
値PO「+1」の出力を分担する。
R,VR/2との関係が、VR/2≦Vi<VRの場合には、デジタル
値PO「+1」の出力を分担する。
さらに、比較出力回路26はアナログ値Viと基準電圧VR
/2,VGとの関係がVR/2<Vi≦VGの場合には、デジタル値O
O「0」の出力を分担する。
/2,VGとの関係がVR/2<Vi≦VGの場合には、デジタル値O
O「0」の出力を分担する。
また、比較回路24は、アナログ値Viと基準電圧VGとの
関係がVi<VGの場合には、デジタル値NO「−1」の出力
を分担する。
関係がVi<VGの場合には、デジタル値NO「−1」の出力
を分担する。
これにより、アナログ入力信号VINから抽出したアナ
ログ値Viの重み付けを単一電源で、しかもフルスケール
の変換レンジにて行なうことができる。
ログ値Viの重み付けを単一電源で、しかもフルスケール
の変換レンジにて行なうことができる。
第5図(a)〜(f)は、本発明の実施例のA/D変換
器の動作に係る補足説明図であり、アナログ値Viの取り
込みから第1回目とのデジタル値の出力に至る間のスイ
ッチング素子S1〜S25の状態を示す図である。
器の動作に係る補足説明図であり、アナログ値Viの取り
込みから第1回目とのデジタル値の出力に至る間のスイ
ッチング素子S1〜S25の状態を示す図である。
同図(a)において、まずクロック信号の立ち上が
りに同期して、さらに変換セル回路22のスイッチング素
子S3を「ON」してアナログ入力信号VINを抽出する(サ
ンプリング状態)。
りに同期して、さらに変換セル回路22のスイッチング素
子S3を「ON」してアナログ入力信号VINを抽出する(サ
ンプリング状態)。
これにより、充放電用コンデンサC3にアナログ入力信
号VINから抽出されたアナログ値Viに基づく電荷が注入
される。同時にスイッチング素子S6,S11が「ON」され、
充放電用コンデンサC2に基準電圧VR/2に基づく電荷と、
先のアナログ値Viに基づく電荷が加減される。他のスイ
ッチング素子S1,S2,S4,S5,S7〜S10,S12〜S23は、OFFで
ある。
号VINから抽出されたアナログ値Viに基づく電荷が注入
される。同時にスイッチング素子S6,S11が「ON」され、
充放電用コンデンサC2に基準電圧VR/2に基づく電荷と、
先のアナログ値Viに基づく電荷が加減される。他のスイ
ッチング素子S1,S2,S4,S5,S7〜S10,S12〜S23は、OFFで
ある。
次に、図(b)において、クロック信号φ=の立ち
上がりに同期して、スイッチング素子S25を「H」に
し、さらに変換セル回路22のスイッチング素子S3,S6,S1
1を「OFF」すると共に、S7,S4を「ON」する。また、S/H
回路のスイッチング素子S12,S14を「ON」してホールド
状態を作る。これにより、第1回目の循環アナログ値VO
=Viに基づく電荷が充放電用コンデンサC1〜C3,C8に充
電される。
上がりに同期して、スイッチング素子S25を「H」に
し、さらに変換セル回路22のスイッチング素子S3,S6,S1
1を「OFF」すると共に、S7,S4を「ON」する。また、S/H
回路のスイッチング素子S12,S14を「ON」してホールド
状態を作る。これにより、第1回目の循環アナログ値VO
=Viに基づく電荷が充放電用コンデンサC1〜C3,C8に充
電される。
次いで、同図(c)において、クロック信号φ=の
立ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング
素子S7を「OFF」すると共に、S4,S5,S8,S10,S11が「O
N」し、充放電用コンデンサC1〜C3に電荷が注入され
る。
立ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング
素子S7を「OFF」すると共に、S4,S5,S8,S10,S11が「O
N」し、充放電用コンデンサC1〜C3に電荷が注入され
る。
一方、比較回路23,24のスイッチング素子S15,S17,S1
9,S21,S23,S24がクロック信号φ=の立ち上がりに同
期して「ON」し、充放電用コンデンサC4〜C7に循環アナ
ログ値VO=Viに基づく電荷が注入される。このとき、S/
H回路25のスイッチング素子S12,S14が「OFF」すると共
にS13が「ON」してオフセットが取り除かれる。
9,S21,S23,S24がクロック信号φ=の立ち上がりに同
期して「ON」し、充放電用コンデンサC4〜C7に循環アナ
ログ値VO=Viに基づく電荷が注入される。このとき、S/
H回路25のスイッチング素子S12,S14が「OFF」すると共
にS13が「ON」してオフセットが取り除かれる。
さらに、同図(d)において、クロック信号φ=の
立ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング
素子S5,S8,S11,「OFF」すると共にS4,S6,S9,S10が「O
N」し、充放電用コンデンサC1〜C3に基準電圧VR/2に基
づく電荷が注入される。
立ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング
素子S5,S8,S11,「OFF」すると共にS4,S6,S9,S10が「O
N」し、充放電用コンデンサC1〜C3に基準電圧VR/2に基
づく電荷が注入される。
同時に比較回路23,24のスイッチング素子S15,S17,S1
9,S21,S23,S24が「OFF」すると共にS16,S18,S20,S22が
「ON」し、充放電用コンデンサC4〜C7に基準電圧VR,VG
が接続される。
9,S21,S23,S24が「OFF」すると共にS16,S18,S20,S22が
「ON」し、充放電用コンデンサC4〜C7に基準電圧VR,VG
が接続される。
次いで、同図(e)において、クロック信号φ=の
立ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング
素子S5,S11が「ON」し、S6,S10が「OFF」すると共にオ
ペアンプOP1のオフセットが取り除かれる。
立ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング
素子S5,S11が「ON」し、S6,S10が「OFF」すると共にオ
ペアンプOP1のオフセットが取り除かれる。
なお、変換セル回路22のスイッチング素子S4,S9,S1
1、比較回路23,24のスイッチング素子S16,S18,S20,S22
及びS/H回路25のスイッチング素子S13は「ON」状態を維
持している。
1、比較回路23,24のスイッチング素子S16,S18,S20,S22
及びS/H回路25のスイッチング素子S13は「ON」状態を維
持している。
次に、同図(f)において、クロック信号φ=の立
ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング素
子S4,S5,S9,S11が「OFF」すると共に、S1,S7,S8,S10が
「ON」し、基準電圧VRが充放電用コンデンサC1〜C3に接
続され、次回の循環アナログ値VOを生成する。
ち上がりに同期して、変換セル回路22のスイッチング素
子S4,S5,S9,S11が「OFF」すると共に、S1,S7,S8,S10が
「ON」し、基準電圧VRが充放電用コンデンサC1〜C3に接
続され、次回の循環アナログ値VOを生成する。
同時にS/H回路25のスイッチング素子S12が「OFF」す
ると共に、S12,S14が「ON」し、次回のホールド状態の
準備がなされる。なお、比較回路23,24のスイッチング
素子S16,S18,S20,S22は「ON」状態を継続している。
ると共に、S12,S14が「ON」し、次回のホールド状態の
準備がなされる。なお、比較回路23,24のスイッチング
素子S16,S18,S20,S22は「ON」状態を継続している。
このクロック信号φ=〜によって、変換セル回路
22の入出力の関係は、入力電圧Vi(アナログ値),出力
電圧をVO(循環アナログ値)とすると、 VO=2Vi・A・VR(Aは定数)…(1) ここで、VRは基準電圧であり、Aは、比較出力回路26
の出力によりPO「+1」,OO「0」,NO「−1」の3つの
値をとる。この変換セル回路22の出力は、循環アナログ
値VOとなって、再び変換セル回路22や比較回路23,24に
入力される。
22の入出力の関係は、入力電圧Vi(アナログ値),出力
電圧をVO(循環アナログ値)とすると、 VO=2Vi・A・VR(Aは定数)…(1) ここで、VRは基準電圧であり、Aは、比較出力回路26
の出力によりPO「+1」,OO「0」,NO「−1」の3つの
値をとる。この変換セル回路22の出力は、循環アナログ
値VOとなって、再び変換セル回路22や比較回路23,24に
入力される。
この操作がn回繰り返される。このn回の繰り返しを
式で表現すると、第1サイクル目の変換セル回路22の入
力電圧Vi(i),出力電圧VO(i),比較出力回路26の
判定結果をAiとすれば、 なる漸化式が得られる。
式で表現すると、第1サイクル目の変換セル回路22の入
力電圧Vi(i),出力電圧VO(i),比較出力回路26の
判定結果をAiとすれば、 なる漸化式が得られる。
これにより、 となる。これをアナログ入力信号VINについて整理する
と、 となる。
と、 となる。
なお、本発明の実施例では、比較出力回路26の判定結
果Aiについて、デジタル値PO「+1」,OO「0」,NO「−
1」をそれぞれ出力することができる。
果Aiについて、デジタル値PO「+1」,OO「0」,NO「−
1」をそれぞれ出力することができる。
また、デジタル出力,PO「+1」,OO「0」,NO「−
1」を2進数に変換する方法は、2台のシフトレジスタ
等を用いて、1ビット毎に補正を行うことにより得られ
る。例えば、比較出力回路26のデジタル値PO「+1」が
1100,NO「−1」が0011の場合には、次式により、 となり、3値を2値に変換することができる。
1」を2進数に変換する方法は、2台のシフトレジスタ
等を用いて、1ビット毎に補正を行うことにより得られ
る。例えば、比較出力回路26のデジタル値PO「+1」が
1100,NO「−1」が0011の場合には、次式により、 となり、3値を2値に変換することができる。
このようにして、本発明の実施例によれば、アナログ
入力信号VINから抽出されたアナログ値Viに対して基準
電圧VR,VGを入力した2つの比較回路23,24により当該A/
D変換器の変換レンジが3分割され、変換判定レベルが
基準電圧VR,VGの中央値に設定されている。
入力信号VINから抽出されたアナログ値Viに対して基準
電圧VR,VGを入力した2つの比較回路23,24により当該A/
D変換器の変換レンジが3分割され、変換判定レベルが
基準電圧VR,VGの中央値に設定されている。
このため、アナログ入力信号VINから抽出されたアナ
ログ値Viや循環アナログ値VOに対して、比較回路23,24
共に、基準電圧VRからVGまでをフルスケース(入力レン
ジ)にして、比較出力信号(CD)1,CD2を出力すること
ができる。従って、比較出力信号CD1,CD2を入力した比
較出力回路26から3つのデジタル値PO「+1」,OO
「0」,及びNO「−1」を出力することが可能となる。
ログ値Viや循環アナログ値VOに対して、比較回路23,24
共に、基準電圧VRからVGまでをフルスケース(入力レン
ジ)にして、比較出力信号(CD)1,CD2を出力すること
ができる。従って、比較出力信号CD1,CD2を入力した比
較出力回路26から3つのデジタル値PO「+1」,OO
「0」,及びNO「−1」を出力することが可能となる。
また、変換セル回路22,比較回路23,24の充放電用コン
デンサC1〜C7の容量関係をC1=C4=C6=2C,C3=C5=C7
=Cとしたり、変換セル回路22の仮想グランド電位及び
S/H回路25のオペアンプOP2の仮想グランド電位を基準電
圧発生回路27で、アナログ電源電圧AVCC=VRの1/2とす
ることにより、従来のような負の電源を省略することが
可能となる。
デンサC1〜C7の容量関係をC1=C4=C6=2C,C3=C5=C7
=Cとしたり、変換セル回路22の仮想グランド電位及び
S/H回路25のオペアンプOP2の仮想グランド電位を基準電
圧発生回路27で、アナログ電源電圧AVCC=VRの1/2とす
ることにより、従来のような負の電源を省略することが
可能となる。
これにより、従来に比べて変換レンジが広く、単一電
源で動作する3値制御循環比較型のA/D変換器を製造す
ることが可能となる。
源で動作する3値制御循環比較型のA/D変換器を製造す
ることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、アナログ入力
信号を変換判定レベルを中心に再現性良くデジタル値に
変換することができる。
信号を変換判定レベルを中心に再現性良くデジタル値に
変換することができる。
このため、比較器の精度に左右されることなく、単一
電源で動作する高分解能のA/D変換器を構成することが
可能となる。
電源で動作する高分解能のA/D変換器を構成することが
可能となる。
これにより、音声認識装置などのアナログ/デジタル
混在回路を制御するマイクロコンピュータ周辺回路装置
として、当該A/D変換器を搭載することが可能となる。
混在回路を制御するマイクロコンピュータ周辺回路装置
として、当該A/D変換器を搭載することが可能となる。
第1図は、本発明のA/D変換器に係る原理図、 第2図は、本発明の実施例のA/D変換器に係る構成図、 第3図は、本発明の実施例のA/D変換器のスイッチ制御
に係るタイムチャート、 第4図は、本発明の実施例に係る変換判定レベルを説明
する図、 第5図(a)〜(f)は、本発明の実施例のA/D変換器
の動作に係る補足説明図、 第6図は、従来例のA/D変換器に係る構成図、 第7図は、従来例の問題点に係る変換レンジを説明する
図である。 (符号の説明) 11……スイッチ制御手段、 12……変換手段、 13……第1の比較手段、 14……第2の比較手段、 15……循環手段、 16……比較出力手段、 VIN……アナログ入力信号、 VO……循環アナログ値、 Vi……アナログ値、 CD1,CD2……比較出力信号、 VR,VR/2,VG……基準電圧、 PO「+1」,OO「0」,NO「−1」……デジタル値、 φ……クロック信号。
に係るタイムチャート、 第4図は、本発明の実施例に係る変換判定レベルを説明
する図、 第5図(a)〜(f)は、本発明の実施例のA/D変換器
の動作に係る補足説明図、 第6図は、従来例のA/D変換器に係る構成図、 第7図は、従来例の問題点に係る変換レンジを説明する
図である。 (符号の説明) 11……スイッチ制御手段、 12……変換手段、 13……第1の比較手段、 14……第2の比較手段、 15……循環手段、 16……比較出力手段、 VIN……アナログ入力信号、 VO……循環アナログ値、 Vi……アナログ値、 CD1,CD2……比較出力信号、 VR,VR/2,VG……基準電圧、 PO「+1」,OO「0」,NO「−1」……デジタル値、 φ……クロック信号。
Claims (1)
- 【請求項1】クロック信号(φ)に基づいて、アナログ
入力信号(VIN)からアナログ値(Vi)を抽出し、かつ
変換手段(12),第1,第2の比較手段(13,14)及び循
環手段(15)の入出力を制御するスイッチ制御手段(1
1)と、 前記アナログ値(Vi)と第1,第2及び第3の基準電圧
(VR,VR/2,VG)とを入力して、循環アナログ値(VO)を
出力する変換手段(12)と、 前記循環アナログ値(VD)と第1及び第3の基準電圧
(VR,VG)とを入力して、第1の比較出力信号(CD1)を
出力する第1の比較手段(13)と、 前記循環アナログ値(VO)と第1及び第3の基準電圧
(VR,VG)とを入力して、第2の比較出力信号(CD2)を
出力する第2の比較手段(14)と、 前記循環アナログ値(VO)を、変換手段(12)と第1,2
の比較手段(13,14)とに循環させる循環手段(15)
と、 前記第1及び第2の比較出力信号(CD1,及びCD2)を入
力して、3つのデジタル値(PO「+1」,OO「0」,NO
「−1」)を出力する比較出力手段16とを具備し、 前記変換手段(12)の変換判定レベルを、第1の基準電
圧(VR)と第3の基準電圧(VG)との間に設定すること
を特徴とするA/D変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079389A JP2651240B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | A/d変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079389A JP2651240B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | A/d変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02279021A JPH02279021A (ja) | 1990-11-15 |
JP2651240B2 true JP2651240B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=14283309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079389A Expired - Fee Related JP2651240B2 (ja) | 1989-04-20 | 1989-04-20 | A/d変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2651240B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3962788B2 (ja) | 2003-10-29 | 2007-08-22 | 国立大学法人静岡大学 | A/d変換アレイ及びイメージセンサ |
-
1989
- 1989-04-20 JP JP10079389A patent/JP2651240B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02279021A (ja) | 1990-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |