JP2651221B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JP2651221B2 JP28040288A JP28040288A JP2651221B2 JP 2651221 B2 JP2651221 B2 JP 2651221B2 JP 28040288 A JP28040288 A JP 28040288A JP 28040288 A JP28040288 A JP 28040288A JP 2651221 B2 JP2651221 B2 JP 2651221B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録ヘッドに関し、より具
体的にはマルチノズルヘッドを備えて高速かつ高画質の
フルカラー記録を行なうためのインクジェット記録ヘッ
ドに関する。
〔従来の技術〕
インクジェット記録方式は、圧電素子等の吐出エネル
ギー発生体を吐出駆動源として、ノズルからインク滴を
吐出ならびに飛翔させて、記録紙、フィルム、布等の被
記録体に付着吸収させ、画像等の記録を行なうものであ
り、騒音の発生が少なく、特別な定着処理等を要するこ
となくフルカラー記録が行なえる特徴がある。
フルカラー記録を行なうには、インク色数のノズルの
各々にイエロー、マゼンタ、シアンさらにはブラックを
割当て、記録情報に応じて各色の吐出量を制御しながら
インク滴を吐出させ、被記録体の1画素に各々のインク
を混合吸収させ、減法混色によりカラー画像を得てい
る。
インクジェット記録方式において、記録の高速化を図
るためには、各色分の1セットのノズル体を複数個
(段)備えたマルチノズルヘッドが用いられる。
マルチノズルヘッドを用いたフルカラー記録の方法と
して種々提案されている。その中のひとつであるインタ
ーレース方式(米国特許4198642)とは一定の紙送りス
ピードで各段のヘッドが相異なるラインを印字すること
により高密度の画像を形成する方式である。
ところで、インターレース方式で記録を行う場合、ラ
インごとに記録方向を変えるためには、段数は奇数でな
ければならない。
例えば、段数がA段,B段の2段の場合、第9図に示す
ように、A段,B段相互の間隔が5ライン間隔あるとする
と、A段及びB段がlライン目及びl+5ライン目を記
録した場合、復路においてはA段及びB段はl+2ライ
ン目及びl+7ライン目を記録することになる。従っ
て、例えば、lライン目とl+2ライン目は記録方向が
異なるため、その間にあるl+1ライン目はlライン目
又はl+2ライン目のいずれかと記録方向が一致する。
このように複数ライン毎に再現色が異なると、画質の低
下が問題になることがある。
そこで段数を(2a+1)段(aは自然数)とする。次
にマルチノズルヘッドに対し、副走査方向に(2a+1)
段、この各段の主走査方向の夫々にb個のノズルを配す
るマルチノズルヘッドにてインターレース方式により記
録を行なおうとすると、ノズル段数x,段相互の間隔y,記
録時のドット間隔(紙送り間隔)dとの間には y={(2n−1)x+h}×d ……(1)式 (ただし、a,bおよびnは自然数、hは|h|<xの整数、
(2n−1)x+h=1及びh=0の場合を除く) の関係が必要である。但、(2n−1)x+hとxは互い
に素。
第4図で示すヘッドを用いてインターレース方式にて
5pel(pel:1mm当りのドット数)記録を行なう場合を例
にとって説明する。
第4図はヘッドを前方より見た図であり、同図のよう
にA,B,Cの3段で各段毎に4個のノズルを備え、そのイ
ンク色の配列はこの例では、いずれの段もY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン),BK(ブラック)の順
にされている。このように通常、列方向(副走査方向)
の同一列のノズルのインク色は、同一色にされている。
今5pelで記録を行なおうとすると、ドット間距離dは1m
m/5=0.2mmとなる。すなわちこのヘッドの段相互の間隔
yは(1)式;y={(2n−1)x+h}×dより第1表
の値でなければならない。上記式以外の値では記録画像
のドット間距離が等しくならず、第5図のように白ぬ
け、ドット輪接等が起こり画質が著しく劣化する。
(ここに、各nにおける上段はh<0,下段は0<hの場
合) ところで(1)式中のhの値が奇数であるか偶数であ
るかにより再現される記録画像に差が生じてくる。hが
奇数時のノズル間距離yをk群、偶数時のノズル間距離
yをg群とする。
k群のヘッドを用いた時の記録画像は第6図,第7図
に示すとおり1ライン毎に色の重なる順序を交互にする
ことができる。たとえばノズル段相互の間隔yを2.0mm
とすると、第6図(h>0)に示すように、A段でlラ
イン目を印字する時同時にB段はl+10段目,C段はl+
20段目を印字する。なお、復路ではそれぞれl+3,l+1
3,l+23ライン目を印字する。図中の矢印はヘッドの移
動方向を示し、往路はブラック,シアン,マゼンタ,イ
エローの順に印字され、復路は逆にイエロー,マゼン
タ,シアン,ブラックの順で印字される。すなわち得ら
れる画像は1ライン毎に色の重なる順序が交互になる。
なお、ノズル段相互の間隔yが0.8mmの場合も同様であ
る。A段がlライン目を印字する時に同時にB段はl+
4ライン目,C段はl+8ライン目を印字する。また第7
図はh<0の場合であり、この場合も同様に、1ライン
毎に色の重なる順序が交互になることを示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
次に、g群のヘッドを用いた時の記録画像を第8図に
示す。ノズル段相互の間隔yが2.6mmの場合を段相互を
点線で結ぶことにより、1.4mmの場合を実線で結ぶこと
により示している。このようにg群のヘッドを用いた場
合は3ライン毎に色の重なる順が交互になる。色の重な
る順により再現色が若干異なるため、ノズル段数がふえ
るに従い画質の低下が問題になってくる。
本発明の目的はg群のようなヘッドにおいてもインク
の印字順序の差によう色相差を低減し、画質を低下させ
ることなく記録速度を高めることが可能なインクジェッ
ト記録ヘッドを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、インク滴を飛翔させるノ
ズルの複数個を一体化したマルチノズルヘッドと被記録
材とを主走査方向に相対移動させて記録を行なうインク
ジェット記録ヘッドにおいて、前記マルチノズルヘッド
に対し、副走査方向に(2a+1)段、この各段の主走査
方向の夫々にb個のノズルを配し、前記段相互の間隔y
を y={(2n−1)x+g}×d (ただしa,b,nは自然数,gは|g|<xの偶数,dはドット間
隔,xはノズル段数,(2n−1)x+g=1及びg=0の
場合を除く) とし、かつ各段のノズルのインク色配列を隣接する段に
対して異ならせたことを特徴とするインクジェット記録
ヘッドが提供される。
〔作 用〕
上記のように構成することによって記録した行のイン
ク色配列すなわちインクの重なる順序を前後のラインに
対して異ならせることができるため、画質を劣化させる
ことなく記録速度の高速化を図ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図を参照して本発明を具体的に説
明する。
第1図は本発明の1実施例によるインクジェット記録
ヘッドの前方より見た模式的平面図、第2図は第1図の
ヘッドのノズルの1つに対応するヘッド部の構成を示す
模式的側面図である。
第1図に示すように、ヘッド10はA,B,Cの3段から成
り、各段は4個のノズル11を備えている。各段のノズル
に対するインク色配列は奇数段と偶数段とで異なり、奇
数段はY,M,C,BK、偶数段はBK,C,M,Yにされている。
ノズル11の夫々に対応して設けられるヘッド機構は、
第2図のように構成されており、インクタンク(不図
示)に連通される供給チューブ1が接続されたサブタン
ク2にはノズル3が取付けられている。ノズル3には吐
出エネルギー発生体としての圧電素子4が装着されてい
る。このような構成のヘッド機構は、ノズル数分が第1
図のように行と列に規則的に配列され、集合一体化され
ている。
第2図に示すヘッド機構は、サブタンク2及びノズル
3にインクが満たされた状態のもとで、圧電素子4にパ
ルス電圧が印加されると、ノズル3内に瞬時的に圧力が
生じ、ノズル3よりインク滴が吐出される。吐出された
インク滴5は、吐出圧力が高いために、飛翔し、不図示
の被記録体に付着し、吸収される。圧電素子4には、記
録データに応じてインク色毎に駆動電圧が印加される。
駆動電圧に応じてインク吐出量が制御される。
次に、第1図の構成によるインクジェット記録ヘッド
を用いた記録方法について第3図を参照して説明する。
本実施例においては、ヘッド10と被記録体とを相対移動
させるに際し、ヘッド10を移動させ、被記録体は副走査
方向にのみ移動させている。
第3図の矢印方向(実線、破線、鎖線)へヘッド10が
移動することにより、3段分のノズルによる往路のイン
ク吐出は、次の順序で重ねられる。
復路においては第2表の順序でインク吐出が行なわれ
る。
従って、第8図に示す従来例と同様、各ラインにおけ
るヘッド10の移動方向は3ライン毎に右方向,左方向と
変化するが、色の重なる順序は1ライン毎に逆となる。
実施例1 第1図に示す3段×(4個/段)の12個のノズルを備
え、段相互の間隔が2.6mmであるマルチノズルヘッドに
インクを隣接する段に対して異なるように配列したヘッ
ドを用い、インターレース方式にて5pelで印字した(す
なわちy={(2n−1)x+g}×aにおいて、x=3,
y=2.6,a=0.2,g=−2,n=2の時である)。
lライン目をA段ノズルが印字する時、B,C各段ノズ
ルはそれぞれl+13ライン目,l+26ライン目を印字し、
復路ではl+3,l+16,l+29ライン目を印字する。
Yインク色ノズルに50Vの駆動電圧を印加し、Cイン
ク色ノズルに30Vの駆動電圧を印加してベタ印字を試み
たところ、記録内容は第3図に示した様に、1ライン毎
に色の重なり方が交互になり、画質の低下を招くこと無
く、印字速度を1段ノズルラインのヘッドを用いた場合
に比べ2.5倍にすることができた。
比較例1 第4図に示すヘッドすなわち3段×4個/段の12ノズ
ルを持ち、かつ段相互の間隔が2.6mmであるマルチノズ
ルヘッドにインクを列方向(副走査方向)の同一列のノ
ズルが同一色となるように配列したヘッドを用い、実施
例1と同様の操作を行なったところ、第8図に示す如き
記録結果が得られた。
即ち、連続する3ラインが同一方向に記録されると共
に3ライン毎にインクの重なる順が変わるため、色目が
変わり、色相差が現われるため、画像の品位が低下し
た。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明に係るインクジェット記録
ヘッドは、マルチノズルヘッドに対し、副走査方向に
(2a+1)段、この各段の主走査方向の夫々にb個のノ
ズルを配し、前記段相互の間隔yを y={(2n−1)x+g}×d (ただしa,b,nは自然数,gは|g|<xの偶数,dはドット間
隔,xはノズル段数,(2n−1)x+g=1及びg=0の
場合を除く) とし、かつ各段のノズルのインク色配列を隣接する段に
対して異ならせたため、インクの重なる順を1ライン毎
にかえることができる。すなわちインクの印字順序の差
に起因する色相差の発生を低減し、画質の劣化を招くこ
となく記録速度の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるマルチノズルヘッドの一例
を示す模式的正面図、第2図は第1図のヘッドを構成す
る1ノズル当りのヘッド機構の模式的側面図、第3図は
第1図のヘッドによる記録方法を説明する説明図、第4
図は従来のマルチノズルヘッドの模式的正面図、第5図
はノズル段数xと段相互の間隔yとの関係が誤りである
ヘッドにおいて記録した場合の記録例を示す説明図、第
6図はy={(2n−1)x+k}×d(0<k,kは奇
数)である第4図のヘッドによる記録方法を説明する説
明図、第7図はy={(2n−1)x+k}×d(0>
k)である第4図のヘッドによる記録方法を説明する説
明図、第8図はy={(2n−1)x+g}×d(gは偶
数)である第4図のヘッドによる記録方法を説明する説
明図、第9図は2段のヘッドによる記録状態を説明する
説明図である。 10……マルチノズルヘッド、11……ノズル、x……ノズ
ル段数、y……ノズル段相互の間隔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク滴を飛翔させるノズルの複数個を一
    体化したマルチノズルヘッドと被記録材とを主走査方向
    に相対移動させて記録を行なうインクジェット記録ヘッ
    ドにおいて、前記マルチノズルヘッドに対し、副走査方
    向に(2a+1)段、この各段の主走査方向の夫々にb個
    のノズルを配し、前記段相互の間隔yを y={(2n−1)x+g}×d (ただしa,b,nは自然数、gは|g|<xの偶数、dはドッ
    ト間隔、xはノズル段数、(2n−1)x+g=1及びg
    =0の場合を除く)とし、かつ各段のノズルのインク色
    配列を隣接する段に対して異ならせたことを特徴とする
    インクジェット記録ヘッド。
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