JP2650618B2 - 変調信号発生装置 - Google Patents
変調信号発生装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器あるいは楽
音効果付与装置等において楽音信号に変調効果を付与す
るための変調信号を発生する装置に関する。
音効果付与装置等において楽音信号に変調効果を付与す
るための変調信号を発生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器においては、ビブラ−ト、トレ
モロ、アンサンブル等の各種変調効果を付与するため
に、多数の変調波形発生器が用いられている。例えば、
特開昭52−112313号には、周波数変調、音色変
調、振幅変調の各変調効果毎に別々の変調波形発生器を
設けることが示されている。また、実公昭53−133
82号には、複数系列の変調波形発生器を別々に設け、
各々で発生した変調波形信号の位相を所定量ずらした
り、周波数あるいは位相の異なる複数の変調波形信号を
合成して特殊な変調波形信号を得るようにすることが示
されている。また、実開昭57−88193号には、複
数の楽音発生系列毎に別々の変調波形発生器を設けるこ
とが示されている。
モロ、アンサンブル等の各種変調効果を付与するため
に、多数の変調波形発生器が用いられている。例えば、
特開昭52−112313号には、周波数変調、音色変
調、振幅変調の各変調効果毎に別々の変調波形発生器を
設けることが示されている。また、実公昭53−133
82号には、複数系列の変調波形発生器を別々に設け、
各々で発生した変調波形信号の位相を所定量ずらした
り、周波数あるいは位相の異なる複数の変調波形信号を
合成して特殊な変調波形信号を得るようにすることが示
されている。また、実開昭57−88193号には、複
数の楽音発生系列毎に別々の変調波形発生器を設けるこ
とが示されている。
【0003】また、特開昭58−83894号には、複
数の変調信号を時分割で発生し、複数の入力信号に対し
て時分割で異なった変調をかけることが示されている。
特開昭57−99696号には、複数の系列で独立に発
生した変調信号の位相を強制的に同期させることが示さ
れている。特開昭58−25696号には、記憶装置に
記憶した複数の変調信号波形を切換選択して読み出すこ
とが示されている。
数の変調信号を時分割で発生し、複数の入力信号に対し
て時分割で異なった変調をかけることが示されている。
特開昭57−99696号には、複数の系列で独立に発
生した変調信号の位相を強制的に同期させることが示さ
れている。特開昭58−25696号には、記憶装置に
記憶した複数の変調信号波形を切換選択して読み出すこ
とが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の変調信
号発生装置においては、いずれも、複数のチャンネルで
発生した変調信号を合成して新たな変調信号を作り出し
たり、そのための合成チャンネルを任意に設定変更した
りして、自由な変調信号の合成を行うことについては何
も示されていない。また、複数のチャンネルで発生する
変調信号の初期位相を自由に設定し、多相変調波形(位
相の異なる複数の変調波形)を作り出し、チャンネル間
で位相のずれた変調制御を可能にしたり、その初期位相
を各チャンネル毎に自由に設定したりすることについて
は何も示されていない。
号発生装置においては、いずれも、複数のチャンネルで
発生した変調信号を合成して新たな変調信号を作り出し
たり、そのための合成チャンネルを任意に設定変更した
りして、自由な変調信号の合成を行うことについては何
も示されていない。また、複数のチャンネルで発生する
変調信号の初期位相を自由に設定し、多相変調波形(位
相の異なる複数の変調波形)を作り出し、チャンネル間
で位相のずれた変調制御を可能にしたり、その初期位相
を各チャンネル毎に自由に設定したりすることについて
は何も示されていない。
【0005】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、各チャンネルで独立に変調信号を発生する場合にお
いて、多相変調波形の形成を行えるようにすると共に、
各チャンネル毎の発生変調波形の初期位相を自由に設定
したりできるようにすることにより、自由な変調信号の
合成を行うことができる変調信号発生装置を提供しよう
とするものである。
で、各チャンネルで独立に変調信号を発生する場合にお
いて、多相変調波形の形成を行えるようにすると共に、
各チャンネル毎の発生変調波形の初期位相を自由に設定
したりできるようにすることにより、自由な変調信号の
合成を行うことができる変調信号発生装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の変調信号発生
装置は、楽音を変調するために使用される複数の変調用
波形信号を複数のチャンネルで時分割的に発生する変調
信号発生装置であって、所定の波形を記憶した波形テー
ブルと、前記複数の各チャンネルの時分割タイミングを
指示する時分割チャンネル指示手段と、前記各チャンネ
ルで発生すべき変調用波形信号の周波数を設定する周波
数設定手段と、前記周波数設定手段によって各チャンネ
ルに対応して設定された周波数に従って、前記時分割チ
ャンネル指示手段で指示された時分割タイミングで、前
記波形テーブルから各チャンネル毎の前記波形信号を夫
々読み出す読出し手段と、前記波形テーブルから読み出
すべき各チャンネルの波形信号の初期位相を各チャンネ
ル毎に設定する移相設定手段と、前記移相設定手段で設
定された各チャンネルの初期位相に従って前記読出し手
段における前記波形テーブル読出し用の位相アドレスを
シフトする位相シフト手段とを具えたことを特徴とす
る。
装置は、楽音を変調するために使用される複数の変調用
波形信号を複数のチャンネルで時分割的に発生する変調
信号発生装置であって、所定の波形を記憶した波形テー
ブルと、前記複数の各チャンネルの時分割タイミングを
指示する時分割チャンネル指示手段と、前記各チャンネ
ルで発生すべき変調用波形信号の周波数を設定する周波
数設定手段と、前記周波数設定手段によって各チャンネ
ルに対応して設定された周波数に従って、前記時分割チ
ャンネル指示手段で指示された時分割タイミングで、前
記波形テーブルから各チャンネル毎の前記波形信号を夫
々読み出す読出し手段と、前記波形テーブルから読み出
すべき各チャンネルの波形信号の初期位相を各チャンネ
ル毎に設定する移相設定手段と、前記移相設定手段で設
定された各チャンネルの初期位相に従って前記読出し手
段における前記波形テーブル読出し用の位相アドレスを
シフトする位相シフト手段とを具えたことを特徴とす
る。
【0007】上述の各構成要素と以下で説明する実施例
との対応を示すと、波形テーブルは波形テーブル2、時
分割チャンネル指示手段はチャンネルカウンタ1、周波
数設定手段は周波数データテーブル8、読出し手段はR
AM4と加算器5の部分、移相設定手段は移相テーブル
11、位相シフト手段は加算器7の部分、に夫々ほぼ対
応する。
との対応を示すと、波形テーブルは波形テーブル2、時
分割チャンネル指示手段はチャンネルカウンタ1、周波
数設定手段は周波数データテーブル8、読出し手段はR
AM4と加算器5の部分、移相設定手段は移相テーブル
11、位相シフト手段は加算器7の部分、に夫々ほぼ対
応する。
【0008】
【作用】各チャンネル毎に設定された周波数に従って各
チャンネル毎に時分割的に変調用波形信号が波形テーブ
ルから読み出される。移相設定手段では、各チャンネル
毎の波形信号の初期位相を任意に設定し、位相シフト手
段の制御により、設定された初期位相分だけ位相シフト
された状態で各チャンネルの波形信号が波形テーブルか
ら読み出される。従って、各チャンネル毎の発生変調波
形の初期位相の設定内容に応じて、チャンネル間で任意
に位相がずれた関係で変調制御を行うことができ、変調
制御の自由度を広げることができる。
チャンネル毎に時分割的に変調用波形信号が波形テーブ
ルから読み出される。移相設定手段では、各チャンネル
毎の波形信号の初期位相を任意に設定し、位相シフト手
段の制御により、設定された初期位相分だけ位相シフト
された状態で各チャンネルの波形信号が波形テーブルか
ら読み出される。従って、各チャンネル毎の発生変調波
形の初期位相の設定内容に応じて、チャンネル間で任意
に位相がずれた関係で変調制御を行うことができ、変調
制御の自由度を広げることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明しよう。図1において、チャンネルカウ
ンタ1は、複数のチャンネルの時分割タイミングを設定
する時分割チャンネル設定手段に相当するもので、チャ
ンネル数を仮に16とすると、モジュロ16のカウンタ
から成り、マスタクロックパルスφMをカウントして0
から15までのチャンネル番号データCHDを時分割的
に順次発生する。図2は、マスタクロックパルスφMに
応答してチャンネル番号データCHDが変化する状態を
示した図である。0から15までの時分割化された16
個のチャンネルにおいて、16個の変調信号が独立に発
生される。
例を詳細に説明しよう。図1において、チャンネルカウ
ンタ1は、複数のチャンネルの時分割タイミングを設定
する時分割チャンネル設定手段に相当するもので、チャ
ンネル数を仮に16とすると、モジュロ16のカウンタ
から成り、マスタクロックパルスφMをカウントして0
から15までのチャンネル番号データCHDを時分割的
に順次発生する。図2は、マスタクロックパルスφMに
応答してチャンネル番号データCHDが変化する状態を
示した図である。0から15までの時分割化された16
個のチャンネルにおいて、16個の変調信号が独立に発
生される。
【0010】波形テーブル2は1又は複数の異なる波形
(例えば正弦波や三角波など)を記憶したものであり、
複数の波形を記憶している場合は、後述するように、読
み出すべき1つの波形が波形選択テーブル3からの波形
選択データWSELに従って選択される。
(例えば正弦波や三角波など)を記憶したものであり、
複数の波形を記憶している場合は、後述するように、読
み出すべき1つの波形が波形選択テーブル3からの波形
選択データWSELに従って選択される。
【0011】波形テーブル2を読み出すための読出し手
段は、ランダムアクセスメモリ(以下RAMという)4
と加算器5とから成る。RAM4は、波形テーブル読出
し用の位相アドレスデータqFを記憶するためのアドレ
スをチャンネル数分だけ備えており、書込みアドレス入
力WAにはチャンネルカウンタ1から出力されるチャン
ネル番号データCHDが与えられ、読出しアドレス入力
RAには後述する同期チャンネルテーブル6の出力が与
えられる。
段は、ランダムアクセスメモリ(以下RAMという)4
と加算器5とから成る。RAM4は、波形テーブル読出
し用の位相アドレスデータqFを記憶するためのアドレ
スをチャンネル数分だけ備えており、書込みアドレス入
力WAにはチャンネルカウンタ1から出力されるチャン
ネル番号データCHDが与えられ、読出しアドレス入力
RAには後述する同期チャンネルテーブル6の出力が与
えられる。
【0012】RAM4の読出し出力が加算器5に与えら
れ、この加算器5の出力が位相シフト用の加算器7を介
して波形テーブル2の位相アドレス入力に与えられると
共にRAM4のデータ書込み入力に与えられる。加算器
5の他の入力には、計算単位時間当りの位相アドレスデ
ータqFの増分値(変化値)である周波数データFが、
周波数データテーブル8からゲート9を介して与えられ
る。
れ、この加算器5の出力が位相シフト用の加算器7を介
して波形テーブル2の位相アドレス入力に与えられると
共にRAM4のデータ書込み入力に与えられる。加算器
5の他の入力には、計算単位時間当りの位相アドレスデ
ータqFの増分値(変化値)である周波数データFが、
周波数データテーブル8からゲート9を介して与えられ
る。
【0013】周波数データテーブル8は、波形テーブル
2から読み出すべき波形信号の周波数を設定する周波数
データFを各チャンネル毎に記憶したものであり、各チ
ャンネルの周波数データFがチャンネル番号データCH
Dに従って時分割的に読み出される。ゲート9は、後述
するように、同期制御のために設けられたもので、通常
(同期制御を行わない場合)は開かれており、テーブル
8から読み出された周波数データFを加算器5に供給
し、RAM4と加算器5によって構成された位相アキュ
ムレータにおいて周波数データFが繰返し加算(減算で
もよい)されるようにする。すなわち、波形テーブル2
の通常の読出し制御は、或るチャンネルのタイムスロッ
トにおけるRAM4の読出しアドレスとして当該チャン
ネルを指定し、当該チャンネルに関する前回の位相アド
レスデータ(q−1)FをRAM4から読み出し、加算
器5においてこれに周波数データFを加算して新たな位
相アドレスデータqF(但しqは計算単位時間毎に1,
2,3…と順次変化する数であり、Fの累算回数を示
す)を求め、一方、RAM4の書込みアドレスとして当
該チャンネルを指定し、求めた位相アドレスデータqF
を当該チャンネルのアドレスに記憶する。こうして、各
チャンネル毎に時分割で周波数データFが夫々独立にア
キュムレートされ、設定された周波数に対応する変化率
で逐次変化する位相アドレスqFが各チャンネル毎に時
分割で得られる。周知のように、RAM4と加算器5か
ら成るアキュムレータは所定のモジュロ数を持ち、この
モジュロ数を1サイクルとして位相アドレスデータqF
が繰返し変化する。
2から読み出すべき波形信号の周波数を設定する周波数
データFを各チャンネル毎に記憶したものであり、各チ
ャンネルの周波数データFがチャンネル番号データCH
Dに従って時分割的に読み出される。ゲート9は、後述
するように、同期制御のために設けられたもので、通常
(同期制御を行わない場合)は開かれており、テーブル
8から読み出された周波数データFを加算器5に供給
し、RAM4と加算器5によって構成された位相アキュ
ムレータにおいて周波数データFが繰返し加算(減算で
もよい)されるようにする。すなわち、波形テーブル2
の通常の読出し制御は、或るチャンネルのタイムスロッ
トにおけるRAM4の読出しアドレスとして当該チャン
ネルを指定し、当該チャンネルに関する前回の位相アド
レスデータ(q−1)FをRAM4から読み出し、加算
器5においてこれに周波数データFを加算して新たな位
相アドレスデータqF(但しqは計算単位時間毎に1,
2,3…と順次変化する数であり、Fの累算回数を示
す)を求め、一方、RAM4の書込みアドレスとして当
該チャンネルを指定し、求めた位相アドレスデータqF
を当該チャンネルのアドレスに記憶する。こうして、各
チャンネル毎に時分割で周波数データFが夫々独立にア
キュムレートされ、設定された周波数に対応する変化率
で逐次変化する位相アドレスqFが各チャンネル毎に時
分割で得られる。周知のように、RAM4と加算器5か
ら成るアキュムレータは所定のモジュロ数を持ち、この
モジュロ数を1サイクルとして位相アドレスデータqF
が繰返し変化する。
【0014】同期チャンネルテーブル6は、各チャンネ
ル毎にそのチャンネルの波形信号が同期すべきチャンネ
ルの番号データ(同期チャンネルデータSCHD)を記
憶したものであり、カウンタ1から与えられるチャンネ
ル番号データCHDに従って各チャンネル毎の同期チャ
ンネルデータCHDが時分割的に読み出される。このテ
ーブル6の設定内容の一例を次表に示す。勿論、これに
限らず任意の態様で設定することが可能である。
ル毎にそのチャンネルの波形信号が同期すべきチャンネ
ルの番号データ(同期チャンネルデータSCHD)を記
憶したものであり、カウンタ1から与えられるチャンネ
ル番号データCHDに従って各チャンネル毎の同期チャ
ンネルデータCHDが時分割的に読み出される。このテ
ーブル6の設定内容の一例を次表に示す。勿論、これに
限らず任意の態様で設定することが可能である。
【0015】
【表1】
【0016】自己のチャンネル番号データCHDと同じ
値の同期チャンネルデータSCHDが記憶されているチ
ャンネル(上記表の0,5,6,7,8,9,10,1
2,13,14,15)は、同期読出し制御を行わずに
前述の通常の読出し制御によって波形テーブル2の読出
しを行うべきことを意味する。データCHDとSCHD
の値が異なるチャンネル(上記表の1,2,3,4,1
1)は、同期読出し制御を行うべきことを意味する。
値の同期チャンネルデータSCHDが記憶されているチ
ャンネル(上記表の0,5,6,7,8,9,10,1
2,13,14,15)は、同期読出し制御を行わずに
前述の通常の読出し制御によって波形テーブル2の読出
しを行うべきことを意味する。データCHDとSCHD
の値が異なるチャンネル(上記表の1,2,3,4,1
1)は、同期読出し制御を行うべきことを意味する。
【0017】同期チャンネルテーブル6から読み出され
た同期チャンネルデータSCHDは比較器10の一方入
力に与えられると共に、前述の通りRAM4の読出しア
ドレス入力RAに与えられる。比較器10の他方入力に
はカウンタ1からのチャンネル番号データCHDが与え
られる。比較器10は両入力の値が一致したとき“1”
の一致信号EQを生じ、これによりゲート9を開く。不
一致のときは一致信号EQは“1”であり、ゲート9は
開かれない。
た同期チャンネルデータSCHDは比較器10の一方入
力に与えられると共に、前述の通りRAM4の読出しア
ドレス入力RAに与えられる。比較器10の他方入力に
はカウンタ1からのチャンネル番号データCHDが与え
られる。比較器10は両入力の値が一致したとき“1”
の一致信号EQを生じ、これによりゲート9を開く。不
一致のときは一致信号EQは“1”であり、ゲート9は
開かれない。
【0018】通常の読出し制御について、前記表1のチ
ャンネル6を例にして説明すると、チャンネル6の時分
割タイムスロットで同期チャンネルテーブル6から読み
出される同期チャンネルデータSCHDの値はそのとき
のチャンネル番号データCHDの値と同じ「6」である
ため、比較器10から一致信号EQが出力され、ゲート
9が開かれ、チャンネル6の周波数データFが加算器5
に与えられる。このとき、RAM4の書込みアドレス入
力WAと読出しアドレス入力RAには同じチャンネル6
を指定するチャンネル番号データCHDと同期チャンネ
ルデータSCHDが入力される。従って、前述のよう
に、チャンネル6の時分割タイムスロットにおいて、該
チャンネル6の周波数データFが繰返し加算され、該チ
ャンネル6に関して設定された周波数に対応する位相ア
ドレスデータqFが発生される。
ャンネル6を例にして説明すると、チャンネル6の時分
割タイムスロットで同期チャンネルテーブル6から読み
出される同期チャンネルデータSCHDの値はそのとき
のチャンネル番号データCHDの値と同じ「6」である
ため、比較器10から一致信号EQが出力され、ゲート
9が開かれ、チャンネル6の周波数データFが加算器5
に与えられる。このとき、RAM4の書込みアドレス入
力WAと読出しアドレス入力RAには同じチャンネル6
を指定するチャンネル番号データCHDと同期チャンネ
ルデータSCHDが入力される。従って、前述のよう
に、チャンネル6の時分割タイムスロットにおいて、該
チャンネル6の周波数データFが繰返し加算され、該チ
ャンネル6に関して設定された周波数に対応する位相ア
ドレスデータqFが発生される。
【0019】同期読出し制御について、前記第1表のチ
ャンネル1を例にして説明すると、チャンネル1の時分
割タイムスロットでテーブル6から読み出される同期チ
ャンネルデータSCHDの値「6」はそのときのチャン
ネル番号データCHDの値「1」と異なっているため、
一致信号EQは出されず、ゲート9が閉じられ、周波数
データFは加算器5に与えられない。一方、RAM4の
読出しアドレス入力RAにはチャンネル「6」を示すデ
ータSCHDが与えられるので、チャンネル1の時分割
タイミングであるにもかかわらず、RAM4からはチャ
ンネル6の位相アドレスデータqFが読み出され、これ
が加算器5,7を経由してチャンネル1の位相アドレス
データとして波形テーブル2に入力される。こうして、
チャンネル1の波数テーブル読出し用の位相アドレスデ
ータqFがチャンネル6の位相アドレスデータqFに強
制的に同期化され、両チャンネルの周波数は同一とな
る。
ャンネル1を例にして説明すると、チャンネル1の時分
割タイムスロットでテーブル6から読み出される同期チ
ャンネルデータSCHDの値「6」はそのときのチャン
ネル番号データCHDの値「1」と異なっているため、
一致信号EQは出されず、ゲート9が閉じられ、周波数
データFは加算器5に与えられない。一方、RAM4の
読出しアドレス入力RAにはチャンネル「6」を示すデ
ータSCHDが与えられるので、チャンネル1の時分割
タイミングであるにもかかわらず、RAM4からはチャ
ンネル6の位相アドレスデータqFが読み出され、これ
が加算器5,7を経由してチャンネル1の位相アドレス
データとして波形テーブル2に入力される。こうして、
チャンネル1の波数テーブル読出し用の位相アドレスデ
ータqFがチャンネル6の位相アドレスデータqFに強
制的に同期化され、両チャンネルの周波数は同一とな
る。
【0020】移相テーブル11は、各チャンネルの波形
信号の初期位相を設定する初期位相データθを各チャン
ネル毎に記憶したものであり、カウンタ1からのチャン
ネル番号データCHDに従って各チャンネルの初期位相
データθを時分割的に読み出す。この初期位相データθ
は加算器7に与えられ、加算器5からの位相アドレスデ
ータqFに加算される。加算器7の出力qF+θは波形
テーブル2の位相アドレス入力に与えられる。こうし
て、波形テーブル2を読み出すための位相アドレスデー
タqFが各チャンネル毎の初期位相データθに応じて各
チャンネル毎に独立に位相シフトされ、各チャンネル毎
に独立の移相制御が実現される。
信号の初期位相を設定する初期位相データθを各チャン
ネル毎に記憶したものであり、カウンタ1からのチャン
ネル番号データCHDに従って各チャンネルの初期位相
データθを時分割的に読み出す。この初期位相データθ
は加算器7に与えられ、加算器5からの位相アドレスデ
ータqFに加算される。加算器7の出力qF+θは波形
テーブル2の位相アドレス入力に与えられる。こうし
て、波形テーブル2を読み出すための位相アドレスデー
タqFが各チャンネル毎の初期位相データθに応じて各
チャンネル毎に独立に位相シフトされ、各チャンネル毎
に独立の移相制御が実現される。
【0021】波形選択テーブル3は、波形テーブル2に
おいて複数の異なる波形を記憶した場合に設けられるも
のであって、読み出すべき波形を選択するための波形選
択データWSELを各チャンネル毎に記憶しており、こ
れをチャンネル番号データCHDに従って時分割的に読
み出す。波形テーブル2に記憶された波数が1種類の場
合は、この波形が各チャンネルの位相アドレスデータq
F+θ(θが0のときはqF)に従って時分割的に読み
出される。複数種類の波形が波形テーブル2に記憶され
ている場合は、各チャンネル毎の波形選択データWSE
Lによって波形が時分割的に選択され、選択された波形
が当該チャンネルに対応する位相アドレスデータqF+
θ(又はqF)に従って読み出される。
おいて複数の異なる波形を記憶した場合に設けられるも
のであって、読み出すべき波形を選択するための波形選
択データWSELを各チャンネル毎に記憶しており、こ
れをチャンネル番号データCHDに従って時分割的に読
み出す。波形テーブル2に記憶された波数が1種類の場
合は、この波形が各チャンネルの位相アドレスデータq
F+θ(θが0のときはqF)に従って時分割的に読み
出される。複数種類の波形が波形テーブル2に記憶され
ている場合は、各チャンネル毎の波形選択データWSE
Lによって波形が時分割的に選択され、選択された波形
が当該チャンネルに対応する位相アドレスデータqF+
θ(又はqF)に従って読み出される。
【0022】波形テーブル2から時分割的に読み出され
た各チャンネルの波形信号は波形合成用の加算器12に
入力される。加算器12の出力は、この変調信号発生装
置の出力信号(つまり変調信号)として図示しない適宜
の変調効果付与回路に供給されると共にレジスタ13に
入力される。レジスタ13は、各チャンネルの波形信号
を1チャンネル分のタイムスロット長だけ遅延するため
のものであり、マスタクロックパルスφMに従って各チ
ャンネルのタイムスロットの終わりでそのチャンネルに
関する波形信号を取込み、取込んだ波形信号を次のチャ
ンネルのタイムスロットの間出力する。このレジスタ1
3のクリア入力には合成制御テーブル14の出力が与え
られるようになっており、このクリア入力信号が“1”
のときはレジスタ13の内容をクリアせずに、前チャン
ネルの波形信号がレジスタ13から加算器12に与えら
れるようにするが、“0”のときはレジスタ13の内容
をクリアして前チャンネルの波形信号が加算器12に与
えられないようにする。
た各チャンネルの波形信号は波形合成用の加算器12に
入力される。加算器12の出力は、この変調信号発生装
置の出力信号(つまり変調信号)として図示しない適宜
の変調効果付与回路に供給されると共にレジスタ13に
入力される。レジスタ13は、各チャンネルの波形信号
を1チャンネル分のタイムスロット長だけ遅延するため
のものであり、マスタクロックパルスφMに従って各チ
ャンネルのタイムスロットの終わりでそのチャンネルに
関する波形信号を取込み、取込んだ波形信号を次のチャ
ンネルのタイムスロットの間出力する。このレジスタ1
3のクリア入力には合成制御テーブル14の出力が与え
られるようになっており、このクリア入力信号が“1”
のときはレジスタ13の内容をクリアせずに、前チャン
ネルの波形信号がレジスタ13から加算器12に与えら
れるようにするが、“0”のときはレジスタ13の内容
をクリアして前チャンネルの波形信号が加算器12に与
えられないようにする。
【0023】合成制御テーブル14は、前チャンネルの
波形信号と自己のチャンネルの波形信号とを加算合成す
べきか否かを示す合成制御データMXDを各チャンネル
毎に記憶しており、チャンネル番号データCHDに従っ
て各チャンネルの合成制御データMXDを時分割的に読
み出す。このデータMXDは、前チャンネルの波形信号
と自己のチャンネルの波形信号とを加算合成すべき場合
“1”であり、そうでない場合“0”である。テーブル
14の設定内容の一例を示すと次表のようである。
波形信号と自己のチャンネルの波形信号とを加算合成す
べきか否かを示す合成制御データMXDを各チャンネル
毎に記憶しており、チャンネル番号データCHDに従っ
て各チャンネルの合成制御データMXDを時分割的に読
み出す。このデータMXDは、前チャンネルの波形信号
と自己のチャンネルの波形信号とを加算合成すべき場合
“1”であり、そうでない場合“0”である。テーブル
14の設定内容の一例を示すと次表のようである。
【0024】
【表2】
【0025】上記表におけるチャンネル1,2,3を例
にして、合成制御について説明すると、チャンネル1の
タイムスロットでは、テーブル14から読み出される合
成制御データMXDは“0”であり、その前のチャンネ
ル0の波形信号はレジスタ13でクリアされるので、チ
ャンネル1の波形信号は他のチャンネルの波形信号と混
合されずにそのまま加算器12から出力される。次のチ
ャンネル2のタイムスロットでは、合成制御データMX
Dは“1”であるため、その直前のチャンネル1の波形
信号はレジスタ13でクリアされずに加算器12に与え
られる。従ってチャンネル1と2で波形テーブル2から
読み出された波形信号を加算した信号がチャンネル2の
タイムスロットで加算器12から出力され、これが最終
的にチャンネル2の変調信号として出力される。次のチ
ャンネル3のタイムスロットでは、合成制御データMX
Dが“1”であるため、その直前のチャンネル2のタイ
ムスロットで加算器12から出力された信号つまりチャ
ンネル1と2の加算合成波形信号がレジスタ13でクリ
アされずにそのまま加算器12に与えられる。従って、
チャンネル1,2,3で波形テーブル2から読み出され
た3つの波形信号を加算した信号がチャンネル3のタイ
ムスロットで加算器12から出力され、これが最終的に
チャンネル3の変調信号として出力される。
にして、合成制御について説明すると、チャンネル1の
タイムスロットでは、テーブル14から読み出される合
成制御データMXDは“0”であり、その前のチャンネ
ル0の波形信号はレジスタ13でクリアされるので、チ
ャンネル1の波形信号は他のチャンネルの波形信号と混
合されずにそのまま加算器12から出力される。次のチ
ャンネル2のタイムスロットでは、合成制御データMX
Dは“1”であるため、その直前のチャンネル1の波形
信号はレジスタ13でクリアされずに加算器12に与え
られる。従ってチャンネル1と2で波形テーブル2から
読み出された波形信号を加算した信号がチャンネル2の
タイムスロットで加算器12から出力され、これが最終
的にチャンネル2の変調信号として出力される。次のチ
ャンネル3のタイムスロットでは、合成制御データMX
Dが“1”であるため、その直前のチャンネル2のタイ
ムスロットで加算器12から出力された信号つまりチャ
ンネル1と2の加算合成波形信号がレジスタ13でクリ
アされずにそのまま加算器12に与えられる。従って、
チャンネル1,2,3で波形テーブル2から読み出され
た3つの波形信号を加算した信号がチャンネル3のタイ
ムスロットで加算器12から出力され、これが最終的に
チャンネル3の変調信号として出力される。
【0026】図1の例では加算器12の出力をレジスタ
13で遅延するようにしているが、波形メモリ2の読み
出し出力をレジスタ13で遅延し、この遅延出力と波形
メモリ2の読出し出力とを加算するようにしてもよい。
また、レジスタ13の代わりに、マスタクロックパルス
φMによって遅延制御される遅延回路によって加算器1
2の出力又は波形テーブル2の出力を遅延し、この遅延
出力を加算器12に与えるか否かの制御をゲート回路に
よって合成制御データMXDに応じて行うようにしても
よい。
13で遅延するようにしているが、波形メモリ2の読み
出し出力をレジスタ13で遅延し、この遅延出力と波形
メモリ2の読出し出力とを加算するようにしてもよい。
また、レジスタ13の代わりに、マスタクロックパルス
φMによって遅延制御される遅延回路によって加算器1
2の出力又は波形テーブル2の出力を遅延し、この遅延
出力を加算器12に与えるか否かの制御をゲート回路に
よって合成制御データMXDに応じて行うようにしても
よい。
【0027】また、図1の例では合成できるチャンネル
は隣合うチャンネルに限られているが、遅延手段(レジ
スタ13)における遅延時間を2タイムスロット以上に
してもよく、そうすれば別のチャンネルとの間でも合成
を行うことができる。更に、任意のチャンネル同士で波
形合成を行うことができるようにするために、レジスタ
13(すなわち遅延手段)の部分を図3のように変更し
てもよい。図3において、チャンネル数より1つ少ない
15ステージを持つシフトレジスタ15には加算器12
(図1)の出力信号が入力され、マスタクロックパルス
φMに従って順次シフトされる。従って、シフトレジス
タ15の各ステージには各チャンネルの波形信号の最新
のサンプル点振幅データが夫々保有されている。シフト
レジスタ15の各ステージの出力はセレクタ16に並列
的に入力され、合成制御テーブル14から与えられる合
成制御データMXD’に応じて選択される。選択された
信号は加算器12に与えられる。この場合、合成制御テ
ーブル14には、合成すべきチャンネルの波形信号が保
有されているシフトレジスタ15のステージ番号を示す
データが合成制御データMXD’として各チャンネル毎
に記憶されており、このデータMXD’が各チャンネル
の時分割タイミングに対応して読み出される。セレクタ
16では、合成制御データMXD’によって指示された
ステージの出力を選択する。従って、各チャンネルに対
応する合成制御データMXD’の内容を任意に設定する
ことにより任意のチャンネルとの波形合成が可能であ
る。尚、シフトレジスタ15の入力信号は波形テーブル
2の出力信号であってもよい。
は隣合うチャンネルに限られているが、遅延手段(レジ
スタ13)における遅延時間を2タイムスロット以上に
してもよく、そうすれば別のチャンネルとの間でも合成
を行うことができる。更に、任意のチャンネル同士で波
形合成を行うことができるようにするために、レジスタ
13(すなわち遅延手段)の部分を図3のように変更し
てもよい。図3において、チャンネル数より1つ少ない
15ステージを持つシフトレジスタ15には加算器12
(図1)の出力信号が入力され、マスタクロックパルス
φMに従って順次シフトされる。従って、シフトレジス
タ15の各ステージには各チャンネルの波形信号の最新
のサンプル点振幅データが夫々保有されている。シフト
レジスタ15の各ステージの出力はセレクタ16に並列
的に入力され、合成制御テーブル14から与えられる合
成制御データMXD’に応じて選択される。選択された
信号は加算器12に与えられる。この場合、合成制御テ
ーブル14には、合成すべきチャンネルの波形信号が保
有されているシフトレジスタ15のステージ番号を示す
データが合成制御データMXD’として各チャンネル毎
に記憶されており、このデータMXD’が各チャンネル
の時分割タイミングに対応して読み出される。セレクタ
16では、合成制御データMXD’によって指示された
ステージの出力を選択する。従って、各チャンネルに対
応する合成制御データMXD’の内容を任意に設定する
ことにより任意のチャンネルとの波形合成が可能であ
る。尚、シフトレジスタ15の入力信号は波形テーブル
2の出力信号であってもよい。
【0028】尚、位相アドレスデータ発生のための構成
は図示のようなRAM4を用いたものに限らず、その他
のものを設計上任意に用いることもできる。また、同期
制御用の構成も図示のような比較器10とゲート9を用
いたものに限らず、目的とする同期制御を達成し得るも
のであればどのような構成を用いてもよい。例えば図4
に示すように比較器10とゲート9を省略し、周波数デ
ータテーブル8の出力Fを加算器5に直接入力し、加算
器7にはRAM4の読出し出力を与えるようにしてもよ
い。また、位相シフト用の加算器7あるいは波形合成用
の加算器12は、加算に限らず減算その他の演算を行う
ようになっていてもよい。特に、加算器12は乗算器で
あってもよい。
は図示のようなRAM4を用いたものに限らず、その他
のものを設計上任意に用いることもできる。また、同期
制御用の構成も図示のような比較器10とゲート9を用
いたものに限らず、目的とする同期制御を達成し得るも
のであればどのような構成を用いてもよい。例えば図4
に示すように比較器10とゲート9を省略し、周波数デ
ータテーブル8の出力Fを加算器5に直接入力し、加算
器7にはRAM4の読出し出力を与えるようにしてもよ
い。また、位相シフト用の加算器7あるいは波形合成用
の加算器12は、加算に限らず減算その他の演算を行う
ようになっていてもよい。特に、加算器12は乗算器で
あってもよい。
【0029】各テーブル3,6,8,11,14は電子
的な記憶回路から成るものであってもよいし、あるいは
スイッチ等のデータ設定手段から成るものであってもよ
い。電子的な記憶回路から成る場合は、所望の設定内容
を予め記憶したROM(リードオンリーメモリ)を用い
てもよいし、RAM(ランダムアクセスメモリ)のよう
に書替え可能なものを用いてよい。RAMを用いた場合
は、図1に示すように、データ設定スイッチ等を含むテ
ーブル設定装置17を設け、これにより各テーブル3,
6,8,11,14の各チャンネル毎の設定内容を変更
し得るようにするとよい。
的な記憶回路から成るものであってもよいし、あるいは
スイッチ等のデータ設定手段から成るものであってもよ
い。電子的な記憶回路から成る場合は、所望の設定内容
を予め記憶したROM(リードオンリーメモリ)を用い
てもよいし、RAM(ランダムアクセスメモリ)のよう
に書替え可能なものを用いてよい。RAMを用いた場合
は、図1に示すように、データ設定スイッチ等を含むテ
ーブル設定装置17を設け、これにより各テーブル3,
6,8,11,14の各チャンネル毎の設定内容を変更
し得るようにするとよい。
【0030】また、波形テーブル2はROM、あるいは
RAM、あるいは複数のROMとRAMの組合せ等、ど
のような構成であってもよい。尚、この発明の変調信号
発生装置は図示したようなハードワイヤード回路に限ら
ず、マイクロコンピュータを用いたソフトウェア処理に
よっても実施することが可能であり、そのような実施も
この発明の範囲に含まれる。
RAM、あるいは複数のROMとRAMの組合せ等、ど
のような構成であってもよい。尚、この発明の変調信号
発生装置は図示したようなハードワイヤード回路に限ら
ず、マイクロコンピュータを用いたソフトウェア処理に
よっても実施することが可能であり、そのような実施も
この発明の範囲に含まれる。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、各チャ
ンネルで独立に変調用波形信号を発生する場合におい
て、複数のチャンネルの変調用波形信号の初期位相を設
定することにより、チャンネル間で位相のずれた変調制
御が可能になり、変調制御の自由度を広げることができ
るという優れた効果を奏する。
ンネルで独立に変調用波形信号を発生する場合におい
て、複数のチャンネルの変調用波形信号の初期位相を設
定することにより、チャンネル間で位相のずれた変調制
御が可能になり、変調制御の自由度を広げることができ
るという優れた効果を奏する。
【図1】この発明に係る変調信号発生装置の一実施例を
示す電気的ブロック図。
示す電気的ブロック図。
【図2】同実施例における各チャンネルの時分割タイム
スロットの状態を示すタイミングチャート図。
スロットの状態を示すタイミングチャート図。
【図3】同実施例における波形合成用の遅延手段の変更
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図4】図1における同期制御用回路部分の変更例を示
すブロック図。
すブロック図。
1…チャンネルカウンタ、2…波形テーブル、3…波形
選択テーブル、4,5…波形テーブル読出し用の位相ア
ドレスデータ発生のためのRAM及び加算器、6…同期
チャンネルテーブル、7…位相シフト用の加算器、8…
周波数データテーブル、9,10…同期制御用のゲート
及び比較器、11…位相テーブル、12,13…波形合
成用の加算器及び遅延手段としてのレジスタ、14…合
成制御テーブル、15…シフトレジスタ、16…セレク
タ、17…テーブル設定装置。
選択テーブル、4,5…波形テーブル読出し用の位相ア
ドレスデータ発生のためのRAM及び加算器、6…同期
チャンネルテーブル、7…位相シフト用の加算器、8…
周波数データテーブル、9,10…同期制御用のゲート
及び比較器、11…位相テーブル、12,13…波形合
成用の加算器及び遅延手段としてのレジスタ、14…合
成制御テーブル、15…シフトレジスタ、16…セレク
タ、17…テーブル設定装置。
Claims (4)
- 【請求項1】 楽音を変調するために使用される複数の
変調用波形信号を複数のチャンネルで時分割的に発生す
る変調信号発生装置であって、 所定の波形を記憶した波形テーブルと、 前記複数の各チャンネルの時分割タイミングを指示する
時分割チャンネル指示手段と、 前記各チャンネルで発生すべき変調用波形信号の周波数
を設定する周波数設定手段と、 前記周波数設定手段によって各チャンネルに対応して設
定された周波数に従って、前記時分割チャンネル指示手
段で指示された時分割タイミングで、前記波形テーブル
から各チャンネル毎の前記波形信号を夫々読み出す読出
し手段と、 前記波形テーブルから読み出すべき各チャンネルの波形
信号の初期位相を各チャンネル毎に設定する移相設定手
段と、 前記移相設定手段で設定された各チャンネルの初期位相
に従って前記読出し手段における前記波形テーブル読出
し用の位相アドレスをシフトする位相シフト手段とを具
えた変調信号発生装置。 - 【請求項2】 前記移相設定手段は、各チャンネル毎の
初期位相データを記憶した読み書き可能な移相テーブル
と、このテーブルの記憶内容を書き換え設定するための
テーブル設定手段とを有し、この移相テーブルは各チャ
ンネルの時分割タイミングに従って読み出されるもので
ある請求項1に記載の変調信号発生装置。 - 【請求項3】 前記周波数設定手段と前記移相設定手段
は、各チャンネル毎に前記周波数を設定するデータと前
記初期位相を設定するデータを夫々記憶する読み書き可
能なテーブルを含み、各テーブルに記憶した設定データ
が前記時分割チャンネル指示手段で指示された時分割タ
イミングに従って同期して読み出されることを特徴とす
る請求項1に記載の変調信号発生装置。 - 【請求項4】 前記波形テーブルでは、複数の異なる波
形を記憶しており、前記読出し手段では、該波形テーブ
ルから読み出すべき波形を各チャンネル毎にそれぞれ独
立に選択し、選択した波形信号を夫々読み出すようにし
た請求項1乃至3のいずれかに記載の変調信号発生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129848A JP2650618B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 変調信号発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129848A JP2650618B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 変調信号発生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3074213A Division JPH0795231B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | 変調信号発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06342286A JPH06342286A (ja) | 1994-12-13 |
JP2650618B2 true JP2650618B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15019745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129848A Expired - Lifetime JP2650618B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 変調信号発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2650618B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178221A (en) * | 1974-12-27 | 1976-07-07 | Kawai Musical Instr Mfg Co | Denshigatsukini okeru biburaatokokasochi |
JPS5665193A (en) * | 1979-11-01 | 1981-06-02 | Sony Corp | Sound soruce device |
JPS58211789A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-09 | ヤマハ株式会社 | 楽音合成装置 |
JPS5968790A (ja) * | 1982-10-13 | 1984-04-18 | ヤマハ株式会社 | 自動リズム演奏装置 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP6129848A patent/JP2650618B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06342286A (ja) | 1994-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |