JPH07273601A - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JPH07273601A
JPH07273601A JP6062563A JP6256394A JPH07273601A JP H07273601 A JPH07273601 A JP H07273601A JP 6062563 A JP6062563 A JP 6062563A JP 6256394 A JP6256394 A JP 6256394A JP H07273601 A JPH07273601 A JP H07273601A
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JP
Japan
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coefficient
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JP6062563A
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Mitsuhiro Kurata
充浩 倉田
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Yamaha Corp
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Priority to AU16197/95A priority patent/AU689208B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルタ係数群を矛盾なく時変化させることの
できるフィルタ装置を提供する。 【構成】複数のフィルタ演算の各々に対応した複数のフ
ィルタ係数群を記憶する係数テーブルTA 〜TC が設定
されており、CPU2はこれらの係数テーブルのうちフ
ィルタ演算に使用したいテーブル内オフセットアドレス
をオフセットアドレスレジスタOARに設定する。DS
P1は、上記のようにして選択された係数テーブルのフ
ィルタ係数群により所定のフィルタ演算を行う。 【効果】フィルタ演算のためのフィルタ係数群を変更し
たいときにはCPU2は使用したいフィルタ係数群の記
憶されているオフセットアドレスをレジスタOARに設
定するだけで良い。すなわち、フィルタ係数群は一度に
変更されるために、DSP1でのフィルタ演算はフィル
タ係数群の変更時にもフィルタ係数の矛盾のない状態で
行うことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルタ係数群の時
変化が可能なディジタルフィルタ装置に関し、特に、フ
ィルタ演算がDSP等、制御部とは独立して非同期に高
速動作する演算部で実現され、音源用LSI等に適用が
可能なフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音源用LSI等に使用されるフィルタ装
置は、入力信号に対するダイナミックなフィルタリング
処理を施す必要があることから、一般にはDSPが使用
されることが多いが、この場合に、入力信号に応じてフ
ィルタ係数群を時変化させていくことが要求される。
【0003】図11は、DSPを使用した従来のフィル
タ装置の概念図を示している。
【0004】図において、DSP1にはフィルタ係数レ
ジスタRから複数のフィルタ係数(a〜d)が供給さ
れ、DSP1は1サンプル演算時間にフィルタ入力信号
Siに対し、これらの係数a〜dをフィルタ演算(積和
演算)に使用する。フィルタ係数をダイナミックに変更
する場合、CPU2は、経時的に係数レジスタRに記憶
されている係数群を変えていく。この場合、CPU2か
ら係数レジスタRへの係数の書き込みはCPU2の演算
クロックに従って時系列に順次行われていく。したがっ
て、係数レジスタR内の全ての係数を書き換えるために
はある程度の時間が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成でフィルタ係数群の書換えを行うと、CPU2が係
数を書き換えている期間に、係数レジスタR内の各係数
が1つのフィルタ演算を行うのに相互に矛盾した正しく
ないものとなる。たとえば、係数a〜dのグループから
係数e〜hのグループに書き換える時に、完全に書き換
えるまでの間2つのグループの係数が混ざりあった状態
となり、この混ざりあった状態の時にDSP1は誤った
フィルタ演算を行ってしまうことになる。したがって、
このような状態の時にフィルタ出力信号Soにノイズが
乗ったりDSP1が発振動作して出力信号が異常となる
問題があった。
【0006】この発明の目的は、フィルタ係数群を矛盾
なく時変化させることのできるフィルタ装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、この発明に係る
フィルタ装置の構成図である。
【0008】このフィルタ装置が図11に示す従来の装
置と相違する点は、従来の係数レジスタRに代えて、複
数の係数テーブルTA ,TB ・・・TC 及びこれら係数
テーブルの係数のうちいずれの係数を選択するかを決定
するテーブル内のオフセットアドレスレジスタ(OA
R)を設けた点である。CPU2は、係数テーブルを選
択するのに上記OARを使用する。このOARに設定さ
れたアドレスを使ってテーブル内の係数が選択されて、
DSP1に対し、それぞれテーブルに設定されている係
数群を一度に供給することになる。すなわち、各係数テ
ーブルはDSP1の係数入力部に並列的に接続されてい
るために、CPU2によってあるOARが選択される
と、それぞれの係数テーブル内のフィルタ係数(フィル
タ係数群)がDSP1に対し、一度に供給される。
【0009】OARのアドレス情報はCPU2によって
時変化させることができる。すなわち、フィルタ入力信
号Siに対するフィルタ演算内容を変えようとする時
は、そのたびにOARの内容をCPU2が変えていく。
OARの内容が書き換えられると、その瞬間からDSP
1に接続される係数テーブルが切り換えられるために、
DSP1に与えられる係数の矛盾は生じない。
【0010】
【作用】図1において、例えば、フィルタ入力信号Si
に対し、各係数テーブルのOAR=0に設定されている
各フィルタ係数を使用してフィルタ演算を行おうとする
時には、CPU2は、OARに「0」を設定する。DS
P1は、それによって各係数テーブルのOAR=0に設
定されている各係数を使用しフィルタ演算処理(入力信
号Siと各係数により構成されるフィルタ係数群との積
和演算を行う)を行う。続いて、上記フィルタ演算のた
めのフィルタ係数群を各係数テーブルのOAR=1の設
定値に変えようとする時には、OARに「1」を設定す
る。この瞬間から、DSP1はフィルタ演算に使用する
フィルタ係数群を各係数テーブルのOAR=0からOA
R=1の設定値に切り変える。この切り換えはOARに
「1」が設定されると同時に行われ、且つその切り換え
時に各係数テーブルのOAR=1の設定値のいずれもが
同時に使用可能となるために、フィルタ演算にフィルタ
係数値の矛盾が生じることはない。
【0011】上記の作用は、フィルタEGを作成するの
に容易に応用できる。すなわち、EGデータ発生部3で
生成されるEGデータをCPU2が監視し、そのEGデ
ータのレベルによってOARの設定値を設定していくよ
うにすれば、フィルタEGを難なく実現できるようにな
る。この場合、EGレベルをOARに変換する専用の回
路を使用すれば、CPU2の介在は必ずしも必要ではな
い。
【0012】
【実施例】以下この発明に係るフィルタ装置をテレビゲ
ーム機に使用される音源LSIに適用した実施例につい
て詳細に説明する。
【0013】図2は上記テレビゲーム機の構成図であ
る。ゲーム機本体1には、ディスプレイ4及びスピーカ
5が接続されている。これらディスプレイ4及びスピー
カ5としてはテレビ受像機に内蔵のものを用いることも
できる。また、ゲーム機本体1には前記ディスプレイ
4,スピーカ5の他に、ゲームプログラムを記憶したR
OM19を内蔵するゲームカートリッジ3、及び、ゲー
ムを行うためにプレーヤーが操作するコントローラ2が
接続されている。コントローラ2はケーブルを介してゲ
ーム機本体1と接続され、ゲームカートリッジ3はゲー
ム機本体1に設けられたスロットに挿入される。ゲーム
機本体1にはメインCPU(MCPU)10が内蔵され
ており、このMCPU10がゲームの進行等装置全体の
動作を制御する。MCPU10には、前記コントローラ
2、ゲームカートリッジ3内のROM19、表示制御用
のディスプレイコントローラ14、および、効果音やB
GM発生用の音源LSI11が接続されている。音源L
SI11には発音制御用のサウンドCPU(SCPU)
12、SCPU12のプログラムやPCM波形データ等
が記憶されるDRAM13および発生した楽音データを
アナログの楽音信号に変換するD/A変換回路16が接
続されている。D/A変換回路16には前記スピーカ5
が接続されている。音源LSI11は外部入力端子を備
えており、外部から外部音源装置18を接続し、ディジ
タル音声データを入力することも可能である。また、デ
ィスプレイコントローラ14には画面表示データを記憶
するVRAM15および前記ディスプレイ4が接続され
ている。
【0014】このゲーム機本体1にゲームカートリッジ
3がセットされ電源がオンされると、まずMCPU10
は所定の画面データを読み込んでディスプレイコントロ
ーラ14に送るとともに、効果音やBGMを発生するた
めのプログラムやPCM波形データをDRAM13に書
き込む。この後、コントローラ2の操作によってゲーム
がスタートし、ゲームの進行に従って、画面データの書
換えや効果音,BGMの発音が行われる。ゲームの進行
制御すなわち画面データの書換えはMCPU10が直接
制御する。効果音やBGMの発生は、MCPU10がS
CPU12に対して指示し、具体的な音声信号の合成
は、DRAM13に書き込まれたプログラム,PCM波
形データに基づいてSCPU12が行う。
【0015】図2は前記音源LSI11の内部ブロック
図である。この音源LSI11ではPCM回路23が、
DRAM13に記憶されたPCM波形データを順次読み
だすことによってディジタル低周波信号を形成する。上
述したように、ゲームカートリッジ3がスロットにセッ
トされ電源がオンされる毎に、その内蔵ROM19から
DRAM13に対して新たなデータが書き込まれる。こ
れにより、ゲーム毎に異なる独自の効果音やBGMが発
音される。DRAM13にはメモリコントローラ21を
介してMCPU10,SCPU12、及び、音源LSI
11内のPCM回路23,DSP24が接続されてお
り、それぞれが時間をシェアしながらDRAM13をア
クセス可能になっている。MCPU10及びSCPU1
2はCPUインターフェイス20を介してメモリコント
ローラ21と接続されている。CPUインターフェイス
20には、MCPU10及びSCPU11がPCM回路
23やDSP24にデータをセットするためのレジスタ
22が接続されている。このレジスタ22に割り当てら
れているレジスタSPは、図1に示すテーブル内オフセ
ットアドレスレジスタOARに対応するもので、DSP
24に対してフィルタ係数群を与える各フィルタ係数テ
ーブルのオフセットアドレスを設定する。
【0016】ここで、図6を参照してDRAM13の内
部構成を説明する。DRAM13には、図に示すよう
に、ボイス波形データ記憶エリアとフィルタ係数テーブ
ルが割当てられている。また、その他、前記SCPU1
2の動作を規定するSCPUプログラム記憶領域や、D
SPリングバッファを備えている。ボイス波形データ記
憶エリアには、BGMや効果音用の楽音信号を発生する
ための複数種類のボイス波形データが記憶される。ボイ
ス波形データには、たとえば、サンプリングされた効果
音や楽器音等のデータが記憶されるが、いわゆるループ
読み出しを可能にするために、スタートアドレスSA,
ループスタートアドレスLSA,ループエンドアドレス
LEAが設定されており、図の矢印で示すような順序に
よってループによるLSAからLEAまでの繰り返し読
出しを可能にし、メモリの節約を図っている。
【0017】前記フィルタ係数テーブルは、各フィルタ
係数テーブルごとに記憶されており、前記内部レジスタ
22のレジスタSPによって各係数テーブルのテーブル
内オフセットアドレスOARが指定可能になっている。
【0018】図3に示す音源LSIでは、PCM23に
おいて32スロット(32チャンネル)の時分割処理が
できるようになっていて、任意のスロットの音声信号
(楽音信号等)を他の任意のスロットの音声信号の変調
用に使用することができたり、上記DRAM13に変調
用PCM波形データを記憶しておいて、このPCM波形
データを、PCM内で生成される楽音信号の変調用に使
用できるようになっている。
【0019】前記DSP24は、入力されたディジタル
低周波信号のうち音声信号に対してモジュレーションや
フィルタリング等の種々の効果を付与して出力ミキシン
グ回路OMIX25に出力する。後述のように、PCM
23はエンベローブジェネレータ(EG)を備えてお
り、SCPU12は、このEGの出力データを監視して
内部レジスタ22内のレジスタSPの設定値を順次変え
るようにしている。なお、SCPU12の介在は必ずし
も必要でない。
【0020】図4は前記PCM回路23の内部構成を示
す図である。このPCM回路23は、位相発生器30、
アドレスポインタ31、補間器32、クリップ回路3
3、反転器34、振幅変調用低周波発振器(ALFO)
35、エンベロープジェネレータ(EG)36、乗算器
37、出力コントローラ38からなっている。なお、以
下に説明する動作は、時分割で32スロット(チャンネ
ル)分並行に行われている。
【0021】位相発生器30にはSCPU12から音名
に対応するFNSデータ及びオクターブデータOCTが
セットされる。位相発生器30は、これらのデータに基
づいて所定のサンプリング周期(たとえば32kHz)
ごとに位相データを発生出力する。この位相データはア
ドレスポインタ31に入力される。アドレスポインタ3
1には、PCM波形データを指定するデータとしてスタ
ートアドレスSA,ループスタートアドレスLSA,ル
ープエンドアドレスLEAがSCPU12から入力され
る。アドレスポインタ31は位相発生器30から入力さ
れた位相データに基づいてアドレスの歩進量を決定し、
少数部を含むアドレスデータを出力する。少数部データ
FRAは補間器32に出力され、この少数部を挟む2つ
の整数アドレスMEAはメモリコントローラ21を介し
てDRAM13に出力される。
【0022】入力された2つの整数アドレスMEAによ
ってDRAM13から隣接する2つのPCM波形データ
が読みだされる。DRAM13から読みだされたPCM
波形データはメモリコントローラ21を介して補間器3
2に入力される。補間器32には、入力された2個のP
CM波形データをアドレスポインタ31から入力された
少数部データFRAの値に応じて補間することにより該
サンプリングタイミングのディジタル低周波信号を形成
する。補間器32はこのデータをクリップ回路33に入
力する。クリップ回路33は、補間器32から入力され
るディジタル低周波信号とオール“0”データとのセレ
クタであり、SCPU12から入力されるセレクト信号
SSCTLによっていずれか一方が選択出力される。S
SCTLが“0”の時は補間器32から入力されたディ
ジタル低周波信号がそのまま次段の反転器34に出力さ
れ、SSCTLが“1”の時は次段の反転器34にオー
ル“0”のデータが出力される。
【0023】上記クリップ回路33及び反転器34を設
けたことによって、乗算器37に入力されるALFO3
5またはEG36の波形をそのまま乗算器37から出力
させることが可能である。すなわち、そのようにする場
合には、SSCTLを“1”にして且つSPCTLを反
転器34が符号を除くビットを反転動作するようなデー
タに設定する。すると、クリップ回路33の出力は0に
固定(クリップ)され、反転器34の出力は最大値“0
1111 ”に固定される。これにより、乗算器37
は、ALFO35またはEG36から入力される値をそ
のままの形態で出力する。
【0024】ALFO35またはEG36のデータをそ
のまま出力することにより、DSP24はそのデータを
変調用のデータとして使用することが可能になる。ま
た、クリップ回路33及び反転器34の動作を無効にし
て、補間器32の出力が乗算器37にそのまま入力され
るようにすると、補間器32の出力であるディジタル低
周波信号はALFO35またはEG36のデータでエン
ベロープ制御を受け、その信号がDSP24に出力され
るようになる。DSP24では、そのように制御された
データを、通常は、適当なフィルタ操作をしてから楽音
等の音声出力のためにDA変換器16に導く。
【0025】なお、上記ALFO35,EG36は従来
より知られている一般的な構成の回路である。ALFO
35は、SCPU12から入力される周波数データLF
OS,波形指定データLFOWS,影響度データ(振幅
データ)LFOAに基づいてたとえば正弦波や図7に示
すような波形の低周波信号を発生する。EG36にはS
CPU12からアタックレートAR,第1ディケイレー
トD1R,第2ディケイレートD2R,リリースレート
RRが入力され、図8に示すようなエンベロープ波形デ
ータを発生して出力する。なお、PCM波形データには
アタック部(スタートアドレスSAからループスタート
アドレスLSAの間)のみエンベロープを含む波形を記
憶したものがあるが、このようなPCM波形データを読
みだす場合にはアタック部として最大値を出力し、同図
破線で示すようなエンベロープを形成する。
【0026】後述のように、このEG36が発生する図
8に示すEGデータはSCPU12によって監視され、
このEGデータに従ってDSP24に与えるフィルタ係
数群を時変化できる構成になっている。
【0027】図5は、前記音源LSI11に内蔵されて
いるDSP24のブロック図である。このDSP24
は、前記PCM回路23からのディジタル低周波信号を
16チャンネル分入力することができ、また、外部から
入力されるディジタル信号を2チャンネル入力すること
ができる。このDSP24は、入力された信号に対して
基本的にフィルタ操作を行う。図1に示したように、こ
のフィルタ操作に使用されるフィルタ係数群は、図6に
示すようにDRAM13の各フィルタ係数テーブルのO
ARから選択される。そして、フィルタ係数テーブル内
のOARの選択は、SCPU12が、音源LSI11内
のレジスタSPに、選択したいOARを設定することに
よって実現する。さらに、この時にSCPU12は、E
G36の出力データに基づいてレジスタSPに設定する
データを変えていくことができる。DSP24の入力側
には、3つのレジスタMIXS41,EXTS42及び
MEMS43が配置されている。16ワードのMIXS
レジスタ41にはPCM回路23からのディジタル低周
波信号がセットされ、2ワードのレジスタEXTS42
には、外部のディジタル信号がセットされる。また、3
2ワードのレジスタMEMS43には、DRAM13の
リングバッファから読みだされたデータがセットされ
る。これらのレジスタMIXS41,EXTS42,M
EMS43は、それぞれ、レジスタ45,セレクタ48
に接続されており、各レジスタと次段の回路とは任意に
接続することができる。このDSP24の動作はマイク
ロプログラムメモリ40に記憶されている最大256ス
テップのマイクロプログラムに従うが、音声信号に対す
るフィルタ演算を行うために複数の遅延ループ回路を具
備し、該遅延ループ回路での演算を繰り返す畳込み演算
等の演算処理を行う。また、乗算器49により、レジス
タMIXS41,EXTS42,MEMS43等から入
力されてきた信号に対し係数をかける処理を行う。フィ
ルタ演算を行うための遅延ループは、加算回路(AD
D)50、ディレイ回路(1D)51、セレクタ54か
らなる遅延ループや、この外側に配置した、シフト回路
52、一時記憶回路53、セレクタ48を含む遅延ルー
プ、さらにこの外側に配置した、DRAM13のリング
バッファ、レジスタMEMS43を含む遅延ループで構
成され、係数の乗算は、乗算器49によって実現され、
係数は、係数レジスタ46から、もしくは“1”、また
は、レジスタ45を介してDRAM13内のフィルタ係
数テーブルから供給される。
【0028】本実施例では、DSP24によるダイナミ
ックフィルタリングを実現するために、フィルタ演算に
必要な上記フィルタ係数群は、レジスタ45を介してD
RAM13内のフィルタ係数テーブルから供給する。し
たがって、DRAM13内のフィルタ係数テーブルに記
憶されているフィルタ係数群は図5に示す信号経路RT
によって乗算器49に供給される。そして、上記フィル
タ係数テーブルのフィルタ係数群の選択は、SCPU1
2が、選択したいフィルタ係数群に対応して各フィルタ
係数テーブルのOARを内部レジスタ回路22のレジス
タSPに設定することによって行う。このレジスタSP
に、選択すべきフィルタ係数群に対応するOARを設定
することにより、メモリコントローラ21がレジスタS
Pに設定されているアドレスをオフセットアドレスとす
るフィルタ係数群を読出し可能にし、以後のフィルタ演
算において、該選択されたフィルタ係数群が直接読みだ
されて乗算回路49に供給される。そして、フィルタ係
数群の変更を行う時には、このレジスタSPのアドレス
情報を、変更したいフィルタ係数群に対応したオフセッ
トアドレスに設定することで、その直後から乗算に使用
されるフィルタ係数はその変更されたフィルタ係数群の
記憶データとなる。このフィルタ係数群の変更の場合、
フィルタ係数群記憶エリアを切り換えた直後から当該エ
リアのフィルタ係数を直ちに使用可能となるために、従
来のようなフィルタ係数群の矛盾を生じることがない。
【0029】このように、フィルタ係数群の変更はレジ
スタSPの設定データを変えることによって.直ちに可
能になるために、ダイナミックフィルタリングが容易に
できるようになるが、このダイナミックフィルタを実現
するのに、EG36の出力データを使用することができ
る。すなわち、図8に示すEG36の出力データをSC
PU12が監視し、EGレベルの変化に従って、レジス
タSPに設定するアドレス情報を切り換えていく。これ
により、フィルタEGを実現することができる。
【0030】図9は、フィルタEGデータを得るための
SCPU12の動作を示している。タイマ割り込み等に
よってEGデータ読み取りタイミングになると、EG3
6の出力データ(EGデータ)を読み取り、図8に示す
どのレートの位置にあるかを判定する。レート判定は前
回の読みだしたEGデータと今回読みだしたEGデータ
のレベル差から判定することができる。レート判定を行
った後、判定したレートに応じたアドレス、すなわち、
そのレートの信号に対してフィルタ操作を行うためのフ
ィルタ係数群が記憶されているオフセットアドレスをレ
ジスタSPに設定する。なお、EGレベルからSPのデ
ータ(すなわち、OAR)に変換する専用回路、例えば
テーブルを設けることにより、CPUの介在を省略する
ことができる。
【0031】図10は、この発明の他の実施例を示す。
すなわち、この実施例では、フィルタ係数テーブルをD
SP24内に設けた内部RAMに設定している。この構
成の場合でも、レジスタSPは内部RAMの各フィルタ
係数テーブルのテーブル内オフセットアドレスOARを
指定する。
【0032】なお、フィルタ係数テーブルの書き込み
は、MCPU10により適宜行うことが出来る。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、フィルタ係数群を変
更する時に、各フィルタ係数をCPUによって順次書き
換えていく必要がなく、予め設定してあるフィルタ係数
群の記憶アドレスを特定するだけでよいために、矛盾し
たフィルタ演算が行われるのを完全に防ぐことができ
る。したがって、ノイズや発振等のない精度の高いフィ
ルタ演算が実現される。
【0034】また、アドレス情報記憶手段の記憶内容を
時間経過に従って書き換えることにより、専用のハード
ウェアを別途付加することなくフィルタEGを実現でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフィルタ装置の構成を示す図。
【図2】この発明に係るフィルタ装置を含む音源用LS
Iが適用されるゲーム機のブロック図。
【図3】同音源用LSIのブロック図。
【図4】同音源用LSIのPCM回路のブロック図。
【図5】同音源用LSIのDSPのブロック図。
【図6】同音源用LSIに接続されるDRAMの内部構
成図。
【図7】ALFO35の出力波形例を示す図。
【図8】EG36が出力するエンベロープ波形の例を示
す図。
【図9】SCPU12のEGデータ読み取りタイミング
時の動作を示すフローチャート。
【図10】この発明の他の実施例におけるDSPの要部
構成図。
【図11】従来のフィルタ装置の構成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 15/12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のフィルタ演算の各々に対応した複数
    のフィルタ係数群を記憶するフィルタ係数記憶手段と、 外部から設定可能であり、前記フィルタ係数群のいずれ
    かを特定するアドレス情報を記憶するアドレス情報記憶
    手段と、 所定のフィルタ演算プログラムに基づき、入力信号と上
    記アドレス情報により特定されたフィルタ係数群との積
    和演算を行い入力信号をフィルタリングする信号処理手
    段と、 を備えることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 【請求項2】前記アドレス情報記憶手段の記憶内容を時
    間経過に従って書き換える書換制御手段を備えることを
    特徴とする、請求項1記載のフィルタ装置。
JP6062563A 1994-03-31 1994-03-31 フィルタ装置 Pending JPH07273601A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6062563A JPH07273601A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 フィルタ装置
TW083110502A TW279219B (ja) 1994-03-31 1994-11-14
ES95104336T ES2158914T3 (es) 1994-03-31 1995-03-23 Generador de señales de tono que tiene funcion de efectos sonoros.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014123251A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ディジタル信号処理装置およびプログラム

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