JP2650141B2 - 金属ストリップの矯正設備 - Google Patents

金属ストリップの矯正設備

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JP2650141B2
JP2650141B2 JP63170739A JP17073988A JP2650141B2 JP 2650141 B2 JP2650141 B2 JP 2650141B2 JP 63170739 A JP63170739 A JP 63170739A JP 17073988 A JP17073988 A JP 17073988A JP 2650141 B2 JP2650141 B2 JP 2650141B2
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ペイロン ジャン
パドゥヴォ ザルマン
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D1/00Straightening, restoring form or removing local distortions of sheet metal or specific articles made therefrom; Stretching sheet metal combined with rolling
    • B21D1/05Stretching combined with rolling

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、縁部に欠陥がない、特に、ストリップの縁
部の機械的特性または冶金学的特性が所定の幅にわたっ
てストリップの中央部と著しく異なることに起因して発
生するような欠陥がない平坦な製品を得るのに使用可能
な金属ストリップの矯正方法と矯正装置に関するもので
ある。
従来の技術 圧延薄鋼板などの金属ストリップ製品を製造する装置
では、圧延、亜鉛メッキ、スズメッキまたはその他の工
程の後に、特にある程度欠陥を消すための所定数の仕上
げ処理を製品に対して施す。特に、金属繊維が鋼板の幅
にわたって一様な長さになっていないことに起因する歪
みを除去するための矯正スタンド内にストリップを通過
させる。この矯正スタンドでは、波型の軌跡を規定する
ように配置されたロール群に鋼板を通過させ且つ鋼板に
張力を加えて、引張−曲げによる引き伸ばしを行う。
一般に、矯正設備は、入口張力ユニットと出口張力ユ
ニットの2つの張力ユニットの間に配置された矯正スタ
ンドで構成されている。このスタンドには、波形の軌跡
を描くように複数の矯正ロールが、それらの軸線が互い
に異なる高さでサイコロの5の目状に配置された状態
で、取り付けられている。
矯正スタンドは、このスタンドの前段に設置されてい
て異なる機能を有する別の装置に接続することもでき
る。このような装置としては、例えばわずかに引き伸ば
す操作を実行する「スキン−パス」と呼ばれる圧延スタ
ンドなどがある。
一例として、典型的な矯正装置の概略が第1図に示さ
れている。従来通り、この矯正設備は入口引張ユニット
11と出口引張ユニット12の2つの引張ユニットを備えて
おり、その間には矯正スタンド10が配置されている。
各引張ユニット11、12は所定数のロール13と17を備え
ている。これらのロール13と17は適当な手段でストリッ
プ3を引き伸ばし且つ張力が加わった状態でストリップ
3を進行させる。いわゆる矯正装置10はこれら引張ユニ
ットの間に配置されていて、一般に2つまたは4つのワ
ークロール2によって構成されている。ストリップは、
ワークロール2上をその軸線に垂直な方向に進行して、
弾性−塑性領域で引張−曲げ変形を受ける。
そのため、ワークロールは長さに比べて直径が極めて
小さいことが好ましい。従って、各ワークロール2は一
般に、3列のバックアップロール22に支持された中間ロ
ールと呼ばれる2つのロール21の上に載せられるか、ま
たは、2列のバックアップロール22の上に直接載せられ
る。この他にも、設備の特徴に応じてあらゆる組合せが
可能である。ワークロールの端部には、良好な条件で動
作させるための特殊なストッパが取り付けられている。
ワークロールとそのバックアップロールとで構成される
全体を「矯正装置」と呼ぶ。
矯正装置の後段には、「キャンバー」と呼ばれるスト
リップの横断方向の反り、または、長手方向の反りを修
正するための装置を設置することができる。この矯正装
置のワークロールは、アンチクロスボウロール15および
アンチキャンバーロール16と呼ばれている。なお、これ
らの機能は区別されないことがある。
偏向ロール18の数は設備の構成によって異なる。この
偏向ロール18はストリップ3がこの設備中を通過したと
きに特定の軌跡を描くようにしたり、別の機能を実行さ
せたりするように種々の位置に配置することができる。
出口引張ユニット12のロール17の接線方向の速度は入
口引張ユニット11のロール13の接線方向の速度よりも大
きくして、ストリップに加える引張応力を制御できるよ
うにする。さらに、矯正ロール2とアンチクロスボウロ
ール15のアンチキャンバーロール16は、ストリップの平
均進行平面に対する高さが調整可能になっている。従っ
て、このストリップはジグザグの軌跡を描く。なお、こ
のジグザグの幅は調整可能である。大きな引張応力を受
けるストリップは、小さな直径の各ロールの上を通過す
る際に引き伸ばされる。ワークロールの高さ方向の調整
を行うとストリップに対する変形応力が変化する。スト
リップは、ストリップの表面を展開可能な形状にする各
ワークロール14、15、16の扇形セクター上で引き伸ばさ
れて塑性領域で変形する。
このような設備では、長手方向の繊維はすべて塑性領
域で同じ長さにされる。一般的な材料だと、「長い縁
部」、「長い中央部」、「ポケット」などの平坦性の欠
陥を修正することができる。
平坦性修正の効果を向上させるために、ストリップが
上を通過する所定のロールの端部に先細部分を設けるこ
とが提案されている。この先細部分の直径は、ストリッ
プの軌跡が縁部よりも中央部で長くなるように、ロール
の中央部分に対して徐々に小さくなっている。
このように、ストリップを中央領域と縁部で長さが異
なる軌跡を通過させて、弾性−塑性領域で同時に変形す
ることによって、矯正操作の間に、ストリップの中央領
域の伸びを大きくして、矯正設備の出口で繊維がすべて
ほぼ同じ長さになるようにする。
上記の先細部分は同一のロールの両端部に設けること
ができる。このロール中央部は有効なテーブルを形成し
ており、通常は直径が一定である。この中央部が、スト
リップの中央領域を一定の幅にわたって覆う。このと
き、2つの縁部領域は先細の2つの端部の上を通過す
る。
このため、所定輪郭のロールで矯正できるストリップ
の幅は、一定の狭い範囲に限定される。従って、各ロー
ルに対して、それで加工できる幅の範囲を決め、幅が予
期される限界よりも広いまたは狭いストリップを処理し
なければならない場合には、ロールを交換して、ロール
の先細部分が所望の距離互いに離れた別のロールを用い
る必要がある。
従って、各ロールが一つの幅の範囲を対応する中央円
柱部の長さが異なった多数の矯正用ロールを用意してお
いて、必要に応じてロールを交換している。この方法
は、特に、ロール交換に時間が必要であるという欠点が
ある。
この欠点を解決するため、ロールの片方の端部のみ先
細部分を設けたロールを用いることが既に提案されてい
る。この場合には、2つの互いに連続したロールの互い
に反対側の端部に先細部分を設け、ストリップの一方の
縁部が2つのロールの一方の先細部分の上を通過し、こ
のストリップの他方の縁部がもう他方のロールの先細部
分の上を通過するようにする。2つのロールをその軸線
に平行に且つストリップの長手方向中央平面の両側で互
いに反対方向に移動させることによって、ストリップの
幅に応じて2つの先細部分の距離を調節する(日本国特
開第55−122,629号、日本国特開第55−153,622号、ヨー
ロッパ特許公開第0,199,017号)。
発明が解決しようとする課題 この構成は原理的には魅力的であるが、実現するには
問題がある。実際、このような構成でストリップの幅に
応じて先細部分の位置を調節できるとしても、ワークロ
ールが例えば摩耗した際に容易に交換できるようにして
おく必要がある。ところで、現在使われている設備の生
産性はストリップの進行速度が約800m/分に達するほど
に高いため、機械を調節あるいはいじるということは生
産の停止、あるいは少なくとも生産速度の減速を意味す
る。従って、機械の対して何かするときにはできるだけ
速く実行できるようにしておく必要がある。
一方、ワークロール同士の相対的な高さを調節できる
ようにしておく必要がある。
このため、一般には各機能を分離して、矯正用のワー
クロールではなく別のロールの端部を先細にすることが
好まれている。別のロールとしては、例えば偏向ロール
が考えられる。偏向ロールは交換の頻度がより少ないた
め、軸方向の位置の調整がより簡単である。
しかし、このワークロールのように直径の小さなロー
ルに先細部分が設けられている場合の方がストリップは
先細部分の上をより簡単に通過でき、塑性領域でのスト
リップの変形が容易にできる。
ところが、一般に利用できるスペースは狭く、既存の
設備を改良する必要があるため、この方法は実現が難し
いという問題点にぶつかる。
本発明の目的は、矯正用のワークロールに先細部分を
設けるための特別な構成にした場合に生じる上記のよう
な問題を解決し、矯正用スタンドを大型化せずに、これ
らワークロールの高さと軸方向の位置調節ができるよう
にすることにある。
課題を解決するための手段 本発明によれば、先細部分が従ってバックアップロー
ル上に支持される2つの矯正用ワークロールの互いに反
対側の端部にそれぞれ設けられており、各ワークロール
と該ワークロールに対応するバックアップロールとによ
ってこのようにして形成されている矯正装置は、上記矯
正用スタンドのフレームの支柱に対して鉛直方向に滑動
可能に取り付けられた上方ビームと下方ビームにそれぞ
れ取り付けられており、各ビームは、一方では対応する
ワークロールの高さを調節するための高さ制御手段に接
続され、他方では上記ストリップの上記軸線に対する各
ワークロールの先細部分の軸方向位置を調節するための
上記矯正装置全体の上記ロールの軸線に平行な方向の滑
動を制御する手段に接続されている。
本発明の第1の実施例では、非対称な上記の各ロール
が、該ロールの支持手段とともに、対応する支持ビーム
に対して軸方向に可動に取り付けられたカセットを形成
するシャーシ内に取り付けられており、各ロールの軸方
向位置の調節を行う上記手段が、それぞれ上記カセット
と該カセットに対応する上記ビームとに支持されたジャ
ッキで構成されている。
しかし、本発明の好ましい実施例では、それぞれに上
記矯正装置が接続されている上記の2つの非対称ロール
は、上記スタンドのフレームの支柱に対して鉛直方向に
滑動可能に取り付けられた上方ビームと下方ビームにそ
れぞれ固定されており、各ビームは、車輪を介して、上
記ストリップの軸線に対して横断方向に向かって上記フ
レームの支柱の間に水平に延びるレール上に支持されて
いるために該ビームの鉛直方向の移動が可能であり、上
記各ロールの軸方向位置の調節は、対応するビームを対
応するレール上で横断方向に移動させることにより実行
される。
上記上方ビームの支持用車輪は、対になって、水平軸
線のまわりに関節接続されたアームを介して該上方ビー
ムの各端部に取り付けられており、該アームは、ジャッ
キの作用を受けて上記矯正装置によって上記上方ビーム
を下げて動作位置にすることと、この上方ビームを分解
用の高位置に戻すことができることが特に望ましい。
さらに、非対称ロールを備える矯正装置の上記各支持
ビームは、上記フレームの2本の支柱の間に該ビームに
平行に延在するスライダに対して滑動可能に取り付けら
れた往復台に対して上記ビームに垂直な方向に滑動可能
に取り付けられた中央決定プレートを備える軸方向位置
調節装置に接続されており、該プレートの端部が、上記
ビームに設けられた鉛直方向を向いたガイド溝に嵌まる
ことができるようになっている。
作用 このような配置にしたことによって、また、以下に詳
しく説明する別の特徴のために、ワークロールの高さ方
向の軸方向位置の調節に必要な様々な装置が、狭いスペ
ースに特にコンパクトに収容することのできるユニット
を形成する。この特徴は、小さな設備や既存の製造ライ
ンを用いる場合に特に好ましい。
さらに、平坦性の欠陥だけでなく金属ストリップの中
央部に対して縁部の特性が異なっている(例えば弾性限
界が大きく異なる)という欠陥を有するストリップを矯
正機械で扱うことができる。これは、特に、「フル・ハ
ード」と呼ばれる鋼板の場合である。
通常の製品と異なる挙動を示すこのような製品の場合
には、長手方向の全繊維が矯正設備内で同じ長さにされ
ているとはいえ、特性の差に起因して発生した縁部の欠
陥がわずかに最終製品に残留する。
このような欠陥は、やはり、軸方向位置の調節を十分
広い範囲で行うことができるだけでなく、各ワークロー
ルの端部に比較的長い範囲にわたって先細部分を設ける
ことによって各先細部分が修正すべき欠陥に応じて所定
の幅のストリップの横断方向の領域を覆うようにした本
発明の構成によって修正することができる。
従って、ストリップの幅方向の一様性の欠陥、特に、
ストリップの端部の特性が中央部と比べて明らかに異な
っていることに起因して発生する可能性のある欠陥を修
正することができる。さらに、本発明を用いると、この
ような特性の差に起因して発生する欠陥を、場合によっ
ては片方の縁部のみで修正することができる。
しかし、本発明は矯正前のストリップの縁部が長すぎ
てその全体を修正することはできない場合にも有効であ
る。以下の説明では、「欠陥」という語を矯正前のスト
リップの縁部が長すぎることのほか、所定の幅にわたっ
て縁部の機械的特性がストリップの中央部全体とは異な
っていることに起因して発生する欠陥のことも意味する
ものとする。特に興味があるのはもちろん後者の欠陥の
効果の修正である。
本発明は、いくつかの実施例について添付の図面を参
照して行う以下の説明によりさらによく理解できよう。
実施例 従来の矯正設備の構成については既に第1図と第2図
を参照して説明した。
第3図は、ストッパ27によってそれぞれの軸線上に中
心がくるようにされた2つのワークロール23、24上をス
トリップ3が通過している様子を示す概略斜視図であ
る。このストリップは、波型の軌跡を描いている。
矯正スタンドの2つの異なるワークロール23、24は輪
郭形状が非対称であり、各ロールには先細部分25が一端
にのみ設けられている。ロールの長手方向の大部分を占
める中央部26は他端まで直径がほぼ一定である。先細部
分25、25′は、ストリップの縦軸線30の両側でそれぞれ
2つのワークロール23、24の互いに反対側に設けられて
いる。これら2つのワークロール23、24はそれ自身の軸
線に平行に矢印fに従って両方向に移動可能となってい
るため、軸方向の位置を調節して各先細部分25、25′が
ストリップ3の2つの縁部31、31′の一方に対して直角
になるようにする。第4図に詳しく示したように、各先
細部分25、25′は長さがaであるため、2つのロールの
軸方向の位置を調節してロールの直径Dがストリップ3
の縁部31からLの距離の位置から徐々に小さくなるよう
にすることができる。従って、ストリップ3は、ロール
23、24の先細部分25、25′の上を通るとともに、2つの
ロールの円柱部分26の上を通る中央領域33を取り囲む幅
がそれぞれLとL′の2つの側部領域32、32′を含んで
いる。各ロールに独立に作用を及ぼすことにより、2つ
の側部領域32、32′の幅のL、L′を調節することがで
きる。
第3図では、先細部分25は丸くなった部分を介して円
柱部分26に接続された円錐形であるが、別の輪郭として
例えば放物線などを考えることも可能である。
本発明により、矯正用ロールを交換することなく正確
にストリップの幅に合わせることができるだけでなく、
対応するロールの先細部分上でのストリップの各縁部の
位置を調節することが可能である。従って、進行方向を
向いた縦軸線30に対する先細部分25の位置を調節する
と、ストリップは中央部分を通過する軌跡の長さと側部
領域上を通過する軌跡の長さが必然的に異なることにな
る。
2つの矯正用ロール23、24の軸方向の移動距離が等し
い必要はなく、従って、軌跡の長さを変化させる側部領
域の幅L、L′を必要に応じて変えることができること
に注意されたい。
さらに、例えば円柱部分26に対する先細部分25の長さ
の比を変えることにより、あるいは、ロールを全長にわ
たって凸形状にすることにより、ロールの輪郭を変える
ことができる。
従って、要求に極めて柔軟に対応して、特に金属スト
リップ3の異なる領域での特性の差に起因する欠陥を修
正することが可能である。
第5図、第6図、第7図は本発明に従って改良した装
置の好ましい実施例のさらに詳細な図である。
比対称なロール23、24は2つの矯正装置4、5の一部
を構成している。矯正装置4、5はそれぞれ上方ビーム
41と下方ビーム51とに固定されている。両ビームはスト
リップ3の進行方向と同じ縦軸線を横切る方向に摺動可
能な状態でフレーム6内に取り付けられている。第5図
から分かるようにフレーム6の2本の支柱61にはビーム
41、51が通る窓62が形成されている。
使用位置では2本のビーム41、51もフレーム6の支柱
61に形成された案内面63に沿って鉛直方向に摺動するこ
とができる。上方ビーム41および下方ビーム51の鉛直方
向移動はジャッキ64、65で制御される。図示した実施例
ではジャッキ64、65は油圧式または電気機械式のもので
あるが、別の任意の形式のものにすることができる。
上方ビーム41は車輪42で支持され、この車輪42はフレ
ーム6の上部を水平に延びる支持レール66上を転動す
る。上方ビーム41と支持レール66は、使用位置で上方ビ
ーム41がジャッキ64の力で鉛直方向に滑動でき、分解位
置では上方ビーム41がレール66の高さまで戻れるよう
に、互いに連結されている。例えば、第6図に点線で示
した使用位置で矯正ロール24を下降できるように、十分
に長い摺動シャーシまたは関節アームに車輪42を取り付
ければよい。
下方ビーム51は上記のようにビームに対して車輪が動
けるように取り付ける必要はない。すなわち、下方ビー
ム51は機械式ジャッキ65(その主目的は下方ビームの正
確な位置決めである)を用いて単に持上げるだけでよ
い。下方ビーム51は矯正装置全体の重量によって下側位
置へ確実に戻るので、車輪を介して下方ビーム51を水平
レール67上に乗せ、軸線方向に移動させれはよい。な
お、スタンドの下側を急速に開放できるようにするため
に、上記の機械式ジャッキ65の外にさらに別の油圧ジャ
ッキを用いて下方ビーム51を迅速に移動させることもで
きる。
従って、交換作業は、従来と同様に矯正装置4、5が
互いに離れた位置にあるときに、フレーム6の支柱61の
窓62を通して各ビーム41、51を支持レール66、67上を水
平移動させて行うことができる。各ビーム41、51はジャ
ッキ、動力台車、ウィンチ、チェーン等の図示していな
い機構で使用位置まで水平移動させることができる。
矯正装置4、5の対称平面Pに対する軸線方向位置の
調節は心出し装置7で行うのが好ましい。この心出し装
置7はフレーム6の2本の支柱61の間の各ビーム41、51
の内側に取り付けられている。
第7図から分かるように、心出し装置7は往復台8に
支持されている。この往復台8はフレーム6の2本の支
柱61の間を矯正ロール23、24の軸線に平行に延びたスラ
イダ81に沿って摺動する。ビーム41に沿った方向の心出
し装置7の位置は支柱61に取付けた機械式または油圧式
のジャッキ82の用いて調節することができる。
第5図からわかるように、下方ビーム51には同様な心
出し装置7′が設けられている。
心出し装置7(7′)は心出しプレート71を有してい
る。この心出しプレート71は、スライダ81およびロール
軸線に直角な方向に、往復台8上を滑動でき、その端部
74は上方ビーム41に鉛直方向に形成した溝47の中に収容
できるようになっている。上方ビーム41に対する心出し
プレート71の横移動運動はジャッキ72を用いて行う。こ
のジャッキ72の本体およびピストンロッドは往復台8
と、心出しプレート71と一体の接続部材73とにそれぞれ
枢着する。
各ビーム41、51を所定位置に配置する際には、ジャッ
キ72を駆動して心出しプレート71(71′)を後退させ
て、ビーム41、51の通過を妨げないようにする。すなわ
ち、ジャッキ82を駆動して心出しプレート71を対応する
溝47と向かい合う位置まで移動し、次いで、ジャッキ72
を用いて心出しプレート71をその溝47と係合させる。従
って、心出しプレート71を介してジャッキ82によって上
方ビーム41の軸方向位置を正確に調節することができ、
従って、ロール23、24の先細部分25をストリップ3の端
縁部に対して正確に位置決めすることができる。このと
き往復台8はジャッキ82によってこの位置に保持され
る。心出しプレート71の端部74は、ジャッキ64の力で上
方ビーム41が鉛直移動する際のガイドの役目をする。
下方ビーム51の調節も心出し装置7′を用いて同様に
行う。
図示した構成では通常はスタンドが「開放」位置にあ
って、上方ビームおよび下方イームがそれぞれ高位置と
低位置にあってジャッキのピストンロッドに力が全く加
わっていない時にした2つの矯正装置を水平移動させる
ことはできないが、ビームを保持および/または摺動す
る装置の締付けシリンダーを取り付けることによって軸
方向の調節は使用位置でも行うことができる。
本発明が上記実施例の細部に限定されるものではな
く、特許請求の範囲を逸脱しないで均等物で置換するこ
とができる。
例えば、特定のロールの位置をストリップの幅の関数
または側部欠陥の幅の関数で自動制御することができ
る。ロールの移動は原則としてストリップの幅に対して
対称に行うが、各ロールの移動量が異なるようなシステ
ムを取り付けることもできる。
非対称な2つのロールを配置する順番は構成の容易さ
とストリップに望まれる軌跡が何であるかに応じて選択
する。従って、例えばストリップの両側ではなくストリ
ップの片面に対して一方の側に位置する2つのロールに
本発明の修正原理を適用することもできる。また、2本
のロールが直接に隣接している必要もない。また、位置
の調節は使用中または停止時に矯正設備にストリップを
入れた状態で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、矯正設備全体の概略図である。 第2図は、矯正装置のロールの従来の配置の概略図であ
る。 第3図は、本発明の原理の概略斜視図である。 第4図は、矯正用ワークロールの端部の部分図である。 第5図は、別の実施例の例えばオペレータの側から見た
詳細な部分断面図である。 第6図は、ロールの軸線に平行な横断面図である。 第7図は、第5図の矢印Fの方向から見た部分平面図で
ある。 (主な参照番号) 2、23、24……ワークロール、 3……ストリップ、4、5……矯正装置、 7……心出し装置、8……往復台、 10……矯正スタンド、 11、12……引張ユニット、 13、15、16、17、18、21……ロール、 22……バックアップロール、 25、25′……細径部分、 26……中央部(円柱部分)、 31、31′……縁部、32、32′……側部領域、 36、36′、41、51……ビーム、 37、39、64、65、72、82……ジャッキ、 42……車輪、47……溝、 61……支柱、62……窓、 66、67……レール、 71……心出しプレート、 81……スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン ペイロン フランス国 42270 ソルビエ サン- プリースト アン ジャレズ ロティス マン ボーモン 16 (72)発明者 ザルマン パドゥヴォ フランス国 42100 サン‐テティエン ヌ リュ デ ドグトルール シャルコ 28 (56)参考文献 特開 昭61−255719(JP,A) 特開 昭61−253122(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリップ(3)に張力を加える手段(1
    1,12)と組み合せた矯正用スタンド(10)内で、縦軸線
    (30)に沿ってストリップ(3)を前進させ且つ引張−
    曲げによりストリップを引伸ばす金属ストリップ矯正設
    備において、 (a)2本の支柱(61)を有するフレーム(6)の内部
    に、軸線が互いに平行で且つ前進方向に対して直角な少
    なくとも2本のワークロール(23,24)と少なくとも2
    本の偏向ロール(18)とを有し、各ワークロール(23,2
    4)はストリップ(3)が波形の軌跡を描くようにスト
    リップ(3)のいずれかの側で互いに異なる高さに配置
    されており、 (b)各ワークロール(23,24)は輪郭が非対称で、一
    端に直径が徐々に小さくなる先端部分(25)を有し、各
    々の先細部分(25)は、縦軸線(30)のいずれかの側
    で、非対称なワークロール(23,24)の互いに反対側の
    端部に設けられており、 (c)各ワークロール(23,24)は少なくとも2つの支
    持ロール(21,22)上に支持され、 (d)各支持ロール(21,22)とその上に支持された各
    ワークロール(23,24)とによって2つの矯正装置(4,
    5)が形成され、 (e)各矯正装置(4,5)は上方ビーム(41)または下
    方ビーム(51)に取付けられており、 (f)上記フレーム(6)の2本の支柱(61)には上方
    ビーム(41)および下方ビーム(51)を通過させるため
    の窓(62)が形成されており、支柱(61)はガイド(6
    3)を有し、 (g)このガイド(63)に沿った上方ビーム(41)およ
    び下方ビーム(51)の垂直移動運動を制御する手段(6
    4,65)を有し、 (h)2本の支柱(61)の間を水平に延びる上側レール
    (66)と下側レール(67)とが上記フレーム(6)の上
    部と下部とに設けられており、 (i)上方ビーム(41)は車輪(42)を介して支持レー
    ル(66)に支持されており、この車輪(42)は上方ビー
    ム(41)の両端に水平軸線(44)を介して関節結合した
    アーム(43)に取付けられていて、ジャッキ(64)の作
    用で上方ビーム(41)を作動位置まで下降させることが
    でき、分解時には上方ビーム(41)を上昇位置まで戻す
    ことができるようになっており、アーム(43)は矯正装
    置(4)を作動位置まで下降させることができるだけの
    長さを有し、 (j)矯正装置(5)を作動位置へ移動させるために下
    方ビーム(51)を上昇させる手段(65)を有し、下方ビ
    ーム(51)は下方位置では車輪(52)を介して下側レー
    ル(67)上に支持されており、 (k)ストリップ(3)の縦軸線(30)に対する各ワー
    クロール(23,24)の先細部分(25)の軸方向位置を調
    節するために、上方ビーム(41)および下方ビーム(5
    1)の各々を対応するレール(66)上を互いに反対方向
    へ横移動させるための心出し装置(7,7′)を有し、 (l)各心出し装置(7,7′)は各ビーム(41,51)の垂
    直運動を案内するために各ビーム(41,51)に設けられ
    た案内部(47)と係合している ことを特徴とする矯正設備。
  2. 【請求項2】非対称なワークロール(23,24)を備えた
    矯正装置(4,5)を支持する各ビーム(41,51)と係合す
    る各心出し装置(7,7′)が心出しプレート(71)を有
    し、この心出しプレート(71)は、フレーム(6)の2
    本の支柱(61)の間に各ビーム(41,51)に平行に延び
    たスライダ(81)上を滑動できるように取り付けられた
    往復台(8)上を各ビームに直角に摺動できるように取
    り付けられており、心出しプレート(71)の端部(74)
    は各ビーム(41,51)に鉛直方向に形成されたガイド溝
    (47)と係合可能な請求項1に記載の矯正設備。
JP63170739A 1987-07-08 1988-07-08 金属ストリップの矯正設備 Expired - Lifetime JP2650141B2 (ja)

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