JP2649888B2 - 机における配線孔キャップ装置 - Google Patents

机における配線孔キャップ装置

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JP2649888B2
JP2649888B2 JP5147459A JP14745993A JP2649888B2 JP 2649888 B2 JP2649888 B2 JP 2649888B2 JP 5147459 A JP5147459 A JP 5147459A JP 14745993 A JP14745993 A JP 14745993A JP 2649888 B2 JP2649888 B2 JP 2649888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、机におけるOA機器
のための配線孔キャップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の配線孔キャップ装置
机等に設けた開口に嵌合された配線保護枠にキャッ
プ(又はカバー)を着脱自在に取付け、OA機器等の配線
を通す場合、キャップを取り外すようになってい
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような配
線孔キャップ装置は、配線保護枠とキャップは別
なっているので、キャップを取外した場合、キャップを
保管しなければならず、長期保管の場合キャップ
を紛失するおそれがあった。また太さの異なる配線を通
すために、大きさの異なるキャップを用意しておかなけ
ればならなかった。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、配線を通し使用する際にキャップ
を紛失することがなく、また、配線の束の太さや種類等
に応じて体裁よく配線孔を閉塞することができるとと
もに、配線孔閉塞時のキャップを安定して、支持しうる
ようした配線孔キャップ装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、机の後面板に穿設した配線孔に、額縁状
の配線保護枠を、後方より嵌合して係止し、配線保護枠
の下縁に、後上方へ回動することにより、配線保持枠の
開口部を閉塞するキャップの下端部を枢着するととも
に、キャップの上端部中央とそれに対向する配線保護枠
の部分とに、互いに係合することによりキャップを前記
開口を閉塞する位置に保持する保持手段を設け、かつ前
記キャップの両側部に、配線挿通用の切除可能部を設け
てなり、前記保持手段を、配線保護枠の上部より前方に
向かって延出する舌片と、キャップの上部より前方へ向
かって延出する把手片とのいずれか一方に設けた突起
と、同じく他方に設けた、前記突起と係合しうる係合孔
とからなるものとし、前記舌片と把手片との少なくとも
一方を弾性撓曲可能としたことを特徴としている。
【0006】
【作用】端が配線保護枠に枢着されたキャップの
部をへ引くことによりキャップを開き、配線の束の
太さや種類に応じて、キャップの所望の切除可能部を切
除し、その切除した部分を配線が挿通するようにして、
キャップを再度閉じると、キャップは枢着部分と保持手
段とにより、配線保護枠に対して安定よく保持される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照
して説明する。図1は、机(1)を後方より見た背面図
で、天板(2)の後部の側端寄りには、天板(1)上に載置
したOA機器等(図示略)の電源コードや接続コード等の
配線(3)(想像線で示す)を下へ通ための切欠部(4)
が設けられている。
【0008】切欠部(4)た配線(3)を、机(1)の
内方に取り込むため、図2及び図3に示すように、机
(1)の後面板(5)の適所に、方形の配線孔(6)穿設
てある。
【0009】配線孔(6)には、合成樹脂製の額縁状の
線保護枠(7)が嵌着されている。
【0010】配線保護枠(7)は、方形枠状をなし、
(1)の後面板(5)の後面に当接する周辺の鍔部(7a)と、
鍔部(7a)より机(1)の前方に向かって延出し、全体とし
てほぼ角筒状をなして配線孔(6)内に嵌合される向片
(7b)と、両側部の向片(7b)の上下方向の中間と、上下
前向片(7b)の左右両側部とに設けられ、向片(7b)を
配線孔(6)に後方より嵌合したとき、後面板(5)の前面
に係合して、配線保護枠(7)を配線孔(6)より抜け止め
する弾性撓曲可能な山形の係止片(7c)とからなってい
る。
【0011】(8)は、配線保護枠(7)の開口部(7d)を閉
塞する方形板状の合成樹脂製キャップで、その下端両側
に設けた、前方を向く突片(9)の外側面より外方へ向
けて突設した短寸の突軸(10)を、配線保護枠(7)におけ
る両側下部の前向片(7b)に穿設した軸受孔(11)に嵌合す
ることにより、図3に実線で示すように、配線保護枠
(7)の開口部(7d)を閉塞する閉塞位置と、同じく想像線
で示すように、前下方へ回動して、配線保護枠(7)の下
部より後面板(5)の前側へ垂下する開放位置とに回動し
うるようになっている。
【0012】キャップ(8)の上端中央部と、それに対向
する配線保護枠(7)の部分とには、互いに係合すること
によりキャップ(8)を閉塞位置に保持する保持手段(12)
が設けられている。
【0013】本実施例においては、保持手段(12)は、配
線保護枠(7)の上部における前向片(7b)と一体をなす弾
性撓曲可能な舌片(13)の端部下面に設けた下向山形の
突起(14)と、キャップ(8)の上端中央部より前方に向か
って延出する把手片(15)の中間部に穿設され、キャップ
(8)を閉塞したとき、上記突起(14)が嵌合するようにし
た係合孔(16)とからなっている。
【0014】把手片(15)の端部を上向膨出させて、
ャップ(8)を机の前方より開閉する際の操作を容易と
てある。
【0015】キャップ(8)の両側の上方の角部には、L
字状の切り込み(17)を付設することにより、方形の切除
可能部(8a)を設け、この切除可能部(8a)を、切り込み(1
7)に沿って引きちぎって開口させることにより、配線
(3)を挿通させうるようにしてる。
【0016】本実施例は、上記のような構成としたの
で、後面板(5)の後方より、キャップ(8)の上部を前方
へ押し込むか、又は机(1)の前方より、把手片(15)を手
前に引いて、キャップ(8)を開き、挿通させようとする
配線(3)の束が細い場合は、いずれか一方又は両方の
切除可能部(8a)を切り込み(17)に沿って引きちぎり、配
線(3)がその引きちぎられた部分を通るようにして、キ
ャップ(8)を閉め直これにより、配線(3)を体裁よ
く後面板(5)貫通させることができる。
【0017】また、配線(3)の束が太い場合は、キャ
ップ(8)を前下方へ開いたままの状態で、配線保護枠
(7)内挿通させることができる。このとき、キャップ
(8)は、配線保護枠(7)に枢着されたままであり、完全
に分離されることはないので、キャップ(8)が紛失する
ことはない。
【0018】また、キャップ(8)の下端部配線保護枠
(7)に枢着するとともに、キャップ(8)の上端部中央と
それに対向する配線保護枠(7)の上部中央との間に保持
手段(12)を設け、かつキャップ(8)の切除可能部(8a)
を、保持手段(12)の両側方に設けたので、閉塞位置とし
たときのキャップ(8)は、安定よく保持され、かつ切除
可能部(8a)を広くすることができる。
【0019】なお、上記実施例においては、切除可能部
(8a)を、キャップ(8)の上方の両側角部に配設したが、
例えば図4に示すように、キャップ(8')の両側辺の中
部より、内向U字状又はコ字状の切り込み(17')を付設
することにより、切除可能部(8a')をキャップ(8')の両
中間部に設けてもよい。
【0020】また、上記実施例においては、舌片(13)を
弾性撓曲可能としたが、キャップ(8)の把手片(15)を弾
性撓曲可能とし、舌片(13)を剛体としたり、又は舌片(1
3)と把手片(15)の両方を弾性撓曲可能としてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏
る。 (a)キャップは、常時配線保護枠に枢着され、分離され
ることがないので、キャップが紛失することがない。
【0022】(b)配線の束や種類に応じて、配線孔を体
裁よく閉塞することができる。すなわち、配線の束が細
い場合は、いずれか一方の切除可能部のみを切除し
て、そこに配線を通し、例えば電源コードとコネクタケ
ーブルとのように2種類の配線を区別して、配線孔に挿
通させたい場合は、両方の切除可能部を切除して、そ
こに異なる配線を別々に挿通し、配線の束が太い場合
は、キャップを開いたままで配線を挿通させる等の使い
分けけができ、便利である。
【0023】(c)キャップの一端部を配線保護枠に枢着
し、キャップの他端部中央を保持手段により保持してあ
るから、配線孔閉塞時のキャップを安定よく支持するこ
とができる。
【0024】(d)保持手段をキャップの他端部中央に設
けたので、その両側方にキャップの切除可能部を広く確
保することができ、特にキャップの他端両側の角部を切
除可能部とすることができるので、切除可能部のための
切り込み線を2辺のみとすることができるとともに、全
体としてのバランスがよくなる。
【0025】(e)把持片に手を掛けて、キャップを前方
へ容易に開くことができ、またキャップは後方へは開か
ないので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を備える机の一例を示す背面
図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】図2のB−B線拡大断面図である。
【図4】本発明の変形例を示す図2と同様の図である。
【符号の説明】
(1)机 (2)天板 (3)配線 (4)切欠部 (5)後面板(板体) (6)配線孔 (7)配線保護枠 (7a)鍔部 (7b)内向き片 (7c)係止片 (7)開口部 (8)(8')キャップ (8a)(8a')切除可能部 (9)突片 (10)突軸 (11)軸受孔 (12)保持手段 (13)舌片 (14)突起 (15)把手片 (16)係合孔 (17)(17')切り込み

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机の後面板に穿設した配線孔に、額縁状
    の配線保護枠を、後方より合して係止し、配線保護枠
    の下縁に、後上方へ回動することにより、配線保持枠の
    開口部を閉塞するキャップの端部を枢着するととも
    に、キャップの端部中央とそれに対向する配線保護枠
    の部分とに、互いに係合することによりキャップを前記
    開口を閉塞する位置に保持する保持手段を設け、かつ前
    記キャップの両側部に、配線挿通用の切除可能部を設け
    てなり、前記保持手段を、配線保護枠の上部より方に
    向かって延出する舌片と、キャップの上部より方へ向
    かって延出する把手片とのいずれか一方に設けた突起
    と、同じく他方に設けた、前記突起係合しうる係合孔
    とからなるものとし、前記舌片と把手片との少なくとも
    一方を弾性撓曲可能とした配線孔キャップ装置。
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JP3101234U (ja) * 2003-10-27 2004-06-10 兼松日産農林株式会社 消臭マッチ

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JPH07233A (ja) 1995-01-06

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