JP2648944B2 - 流体回路ユニット - Google Patents

流体回路ユニット

Info

Publication number
JP2648944B2
JP2648944B2 JP63264603A JP26460388A JP2648944B2 JP 2648944 B2 JP2648944 B2 JP 2648944B2 JP 63264603 A JP63264603 A JP 63264603A JP 26460388 A JP26460388 A JP 26460388A JP 2648944 B2 JP2648944 B2 JP 2648944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
rotate
cam
cam group
fluid circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63264603A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02110377A (ja
Inventor
隆人 福原
定一 薮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOA IYO DENSHI KK
Original Assignee
TOA IYO DENSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOA IYO DENSHI KK filed Critical TOA IYO DENSHI KK
Priority to JP63264603A priority Critical patent/JP2648944B2/ja
Priority to US07/424,194 priority patent/US5073343A/en
Publication of JPH02110377A publication Critical patent/JPH02110377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2648944B2 publication Critical patent/JP2648944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1095Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1404Handling flow, e.g. hydrodynamic focusing
    • G01N15/1409Handling samples, e.g. injecting samples

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、試料分析装置等の使用された流体回路ユニ
ットに関し、詳しくは流体回路における弁やシリンダ等
の構成要素、及びそれらの駆動手段等がコンパクトにま
とめられた流体回路ユニットに関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、試料分析装置において流体回路を構成する場
合、従来は、弁やシリンダ等をチューブを用いて配管す
ることにより、必要とされる所定の流体回路を実現して
いた。この場合には、さらに、シリンジや弁を駆動する
ため駆動源、弁を制御するための制御装置等も必要であ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このため、流体回路及びそれに付随する装置が大きく
なり高価となっていた。さらに、流体回路に流す希釈液
や試料の液量も多く必要である不経済であった。
最近、試料分析装置の小型化、低価格化が要求され、
また経済性も要求されている。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、弁、シリン
ジ、流路等の液体回路の構成要素、さらに、これらの構
成要素の制御手段、駆動手段等がコンパクトにまとめら
れた、流体回路ユニットを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明の流体回路ユニ
ットは、図面に示すように、駆動源16と、該駆動源の軸
に接続され正逆回転可能に支持された主軸10と、該主軸
に取り付けられた第1のカム群及び第2のカム群と、第
1のカム群及び第2のカム群にそれぞれ当接するピスト
ン群と、該ピストン群がそれぞれ往復直線移動する空洞
部及び該空洞部に通じる通路が設けられたシリンダ部3
6,38とを包含し、第1のカム群の主軸10に対する回転可
能な方向と第2のカム群の主軸10に対する回転可能な方
向とが反対となるように、第1のカム群が主軸10に対し
正方向に回転できて逆方向には回転できない第1の一方
向クラッチ24、26を介して主軸10に取り付けられ、第2
のカム群が主軸10に対し逆方向に回転できて正方向には
回転できない第2の一方向クラッチ28、30を介して主軸
10に取り付けて構成したものである。
本発明の流体回路ユニットにおいて、「正方向に回転
する」とは、第1図で主軸10を駆動源16側から見て時計
針方向に回転することを言い、「逆方向に回転する」と
は、第1図で主軸10を駆動源16側から見て反時計針方向
に回転することを言う。
なお正方向回転を逆方向回転に、逆方向回転を正方向
回転にすることも、勿論可能である。
〔作用〕
主軸10に対して一例として、正方向には回転できるが
逆方向には回転できない第1の一方向クラッチ24、26
が、主軸10に取り付けられ、これらの一方向クラッチ2
4、26に第1のカム群が取り付けられている。
また、主軸10に対して逆方向には回転できるが正方向
には回転できない第2の一方向クラッチ28、30が、主軸
10に取り付けられ、これらの一方向クラッチ28、30に第
2のカム群が取り付けられている。
つまり、主軸10を静止させているときには、第1のカ
ム群は正方向には回転でき、逆方向には回転できない。
逆に、第2のカム群は逆方向には回転できるが、正方向
には回転できない状態にある。
このため、駆動源16により主軸10を正方向に回転させ
ようとすると、相対的に、第1の一方向クラッチ24、26
及び第2の一方向クラッチ28、30は、主軸10に対し逆方
向に回転させられることになる。とこらが、第1の一方
向クラッチ24、26は主軸10に対して逆方向には摺動でき
ないので、第1のカム群は主軸10とともに正方向に回転
する。第2の一方向クラッチ28、30は逆方向には摺動で
きるので、第2のカム群は回転せず停止したままとな
る。
一方、主軸10を逆方向に回転させようとすると、上記
とは逆の作用により、第1のカム群は回転せず停止した
ままとなり、第2のカム群は主軸10とともに逆方向に回
転する。
第1のカム群および第2のカム群にそれぞれピストン
群が当接しているので、駆動源16の回転方向を変えるだ
けで、第1のカム群に当接しているピストン群のみを移
動させたり、第2のカム群に当接しているピストン群の
みを移動させたりすることができる。
そして、ピストン群とシリンダ部36、38により、弁や
シリンダや流路等の組合せである流体回路を構成してい
る。このため、駆動源16の回転方向に変えるだけで、2
種類の流体回路を別々に駆動、制御することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に
説明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器
の個数、形状、その相対配置などは、とくに特定的に記
載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
第1図は本発明の流体回路ユニットの一実施例の一部
断面側面を示し、第2図は第1図における流体回路ユニ
ットの流体回路を示し、第3図は第2図における流体回
路の各素子の動作順序を示すシーケンスを示している。
第1図の流体回路ユニットは、血液を所定倍率に希釈
する機能と、その希釈された血液を用いて白血球数及び
ヘモグロビン量を測定する機能とを有している。
以下、一例として、第1のカム群が7個のカムK1〜K7
からなり、第2のカム群が3個のカムK8〜K10からなる
場合について説明する。なおカムの数は、勿論、これら
に限定されるものではない。また「正方向」を「第1の
方向」、「逆方向」を「第2の方向」として説明する。
第1図に示すように、主軸10がベアリング12、14を介
して支持具22に、正逆回転自在に支持されている。モー
タなどの駆動源16が取付具18によって支持具22に取り付
けられている。主軸10は接続用部材20によって駆動源16
の軸と接続されている。
一方向クラッチ24、26が筒状部材32内側に貫入され、
一方向クラッチ24、26に主軸10が挿入されている。ま
た、一方向クラッチ28、30も筒状部材34内側に貫入さ
れ、一方向クラッチ28、30に主軸10が挿入されている。
第1図を駆動源16側から見た場合、一方向クラッチ24、
26及び筒状部材32は、静止状態にある主軸10に対し時計
方向(以後、第1の方向と呼ぶ)には摺動して回転で
き、反時計方向(以後、第2の方向と呼ぶ)には摺動せ
ず、したがって、回転できず、一方向クラッチ28、30及
び筒状部材34は、静止状態にある主軸10に対し反時計方
向(第2の方向)には摺動して回転でき、時計方向(第
1の方向)には摺動せず回転できない。上記一方向クラ
ッチ24、26を第1の一方向クラッチと呼び、一方向クラ
ッチ28、30を第2の一方向クラッチと呼ぶ。筒状部材32
には複数のカムK0、K1、K2、K3、K4、K5、K6、K7が固定
して取り付けられている。このうち、カムK1〜K7を第1
のカム群と呼ぶ。筒状部材34には複数のカムK8、K9、K
10、K11が固定して取り付けられている。このうち、カ
ムK8〜K10を第2のカム群と呼ぶ。
第1の一方向クラッチ24、26と第2の一方向クラッチ
28、30の作用のため、主軸10が駆動源16により、第1の
方向に回転させられると、第1のカム群K1〜K7は主軸10
とともに第1の方向に回転し、第2のカム群K8〜K10
停止したまま回転しない。逆に、主軸10が第2の方向に
回転すると、第2のカム群K8〜K10が主軸10とともに第
2の方向に回転し、第1のカム群K1〜K7は停止したまま
回転しない。
支持具22に設けられた複数の孔に、それぞれスプリン
グS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10が配置さ
れ、これらのスプリングが付勢するように、ピストン
P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10がそれぞれ
下向きに挿入されている。スプリングS1〜S10の作用に
よりピストンP1〜P10は上方に上がろうとし、常時、そ
れぞれカムK1〜K10に当接している。なお、カムK0はセ
ンサ(図示せず)とともに第1のカム群K1〜K7の回転角
を検知するためのものであり、カムK11はセンサ(図示
せず)とともに第2のカム群K8〜K10の回転角を検知す
るためのものである。
支持具22の下部にはシリンダ部36、38が取り付けられ
ている。シリンダ部36には、ピストンP1〜P10がそれぞ
れ往復直線移動することができる空洞部A1〜A10が設け
られている。また、シリンダ部38には、ピストンP2〜P
10がそれぞれ移動することができる空洞部B2〜B10が設
けられている。
そして、ピストンP1と空洞部A1、ピストンP7と空洞部
A7、B7、ピストンP8と空洞部A8、B8、ピストンP10と空
洞部A10、B10はそれぞれシリンジを構成し、ピストンP2
と空洞部A2、B2、ピストンP3と空洞部A3、B3、ピストン
P4と空洞部A4、B4、ピストンP5と空洞部A5、B5、ピスト
ンP6と空洞部A6、B6、ピストンP9と空洞部A9、B9はそれ
ぞれ弁を構成する。
孔径100μm程度の細孔43を有するペレット42が設け
られた有底筒状の検出器40が、ネジ部44にてシリンダ部
38に取り付けられている。さらに、シリンダ部36、38に
は、空洞部A1〜A10、B2〜B10、検出器40を互いに通じさ
せるための複数の通路が設けられる。本実施例において
は、第2図に示す流体回路を構成するように通路が設け
られている。ピストンP1、P7、P8、P10はそれぞれシリ
ンジC1、C2、C3、C4のピストンとなっており、ピストン
P2、P3、P4、P5、P6、P9はそれぞれ弁V1、V2、V3、V4
V5、V6の可動部となっている。
第4図は弁V1部分の断面の拡大図であり、弁が閉じた
状態を示している。つまり、ピストンP2はシール材E2
F2によりシールされているので、空洞部A2に通じた通路
T21と空洞部B2に通じた通路T22は相通じない。しかし、
ピストンP2が上方に移動すると、ピストンP2がシール材
F2から離れ、シール材E2でのみシールされることになる
ので、通路T21、T22は相通じ、弁が開くことになる。弁
V1、V3、V4、V5、V6も同様の構造である。第1図に示す
チューブ46は、一端が通路T21に接続され他端が検出器4
0内にまで引き入れられている。
第2図に示す絶縁チャンバZ1、Z2は流体の流れを不連
続にするための比較的大容量の通路であり、流路を通っ
て外部から侵入する電気的ノイズを遮断する効果を有す
る。測光部48は、比色法により試料中のヘモグロビン量
を測定するためのものである。測光部48を挟んで光源
(図示せず)と受光素子(図示せず)が配置される。弁
V3にチューブ50が接続され、弁V2と絶縁チャンバZ1との
間に、切換弁56を介して洗浄液槽58と希釈液槽60とが接
続され、シリンジC2に逆流止め弁62を介して廃液槽64が
接続され、シリンジC4に逆流止め弁68を介して希釈液槽
70が接続され、シリンジC3にピペット66が接続されてい
る。
次に流体回路の動作について説明する。まず試料の希
釈について説明する。駆動源16が第2の方向(第1図に
おいて駆動源16側から見て反時計方向)に回転すると、
第1のカム群K1〜K7は回転せず、第2のカム群K8〜K10
のみ第2の方向に回転する。このとき、カムK9は変位し
ないのでピストンP9も移動せず、弁V6は閉じたままとな
っている。シリンジC4が希釈液槽70から希釈液を一定量
(例えば5ml)吸引し、シリンジC3がピペット66から試
料である血液を所定量(例えば20μ)吸引する。そし
て、第2のカム群が所定角度(例えば150度)回転し終
ると、駆動源16は停止し、第2のカム群K8〜K10も停止
する。再び駆動源16が第2の方向に回転すると、カムK9
が変位しピストンP9が移動するので、弁V6は開いた状態
になる。また、シリンジC3、C4は排出動作を始め、ピペ
ット66から先程の希釈液と血液がともに吐出される。そ
れをビーカ(図示せず)で受けることにより希釈試料が
得られる。駆動源16及び第2のカム群K8〜K10は、元の
位置で停止する。この希釈試料に少量(例えば100μ
)の溶血剤を滴下して、赤血球を破壊しヘモグロビン
を溶出させる。ただし、白血球は破壊されない。この約
250倍に希釈された白血球及びヘモグロビン測定用の希
釈試料54中に、検出器40及びチューブ50が浸される。
次に試料の測定について説明する。駆動源16が第1の
方向(第1図において駆動源16側から見て時計方向)に
回転すると、第2のカム群K8〜K10は回転せず、第1の
カム群K1〜K7のみ第1の方向に回転する。この場合のシ
リンダC1、C2、弁V1〜V5の各動作順序は、第3図に示す
通りである。なお第3図において、↑はピストンの上
昇、すなわち吸引を示し、↓はピストンの下降、すなわ
ち排出を示し、Cは弁が閉じた状態を示し、Oは弁が開
いた状態を示している。
通常、切換弁56は希釈液槽60側と通じている。まず、
〜V5が閉じた状態でシリンジC1が排出動作をする。
これにより、チューブ46内の液がチューブ46を通って検
出器40内に供給され、ペレット42の細孔43から押し出さ
れることにより、細孔のつまり除去がなされる。
次に、弁V1、V5がともに開き、シリンジC1が排出動
作、シリンジC2が吸引動作をする。よって、希釈液槽60
からの希釈液が検出器40内部に供給されてシリンジC2
吸引されることにより、検出器40内の洗浄がなされる。
次に、弁V1、V5が閉じシリンジC1が吸引動作をする。
よって、希釈試料54がペレット42の細孔43から所定量吸
引され、希釈試料54中の白血球が順々に細孔43を通過す
る。このとき、検出器40内部に配置された電極51と検出
器40外部に配置された電極53との間の電気的インピーダ
ンスの変化を検出装置55にて検出し、その信号を計測す
ることにより、白血球の数や大きさを求めることができ
る。
一方、弁V2、V4も開きシリンジC2が吸引動作をする。
このようにして、比色測定法のブランク液として、希釈
液が希釈液槽60から測光部48に充満される。そして、弁
V2、V4が閉じられ、そのブランク液の吸光度が測定され
る。次に、弁V3、V4が開きシリンジC2が吸引動作をす
る。このため、希釈試料54が測光部48に充満される。そ
して、弁V3、V4が閉じられ、試料の吸光度が測定され
る。次に、再び弁V2、V4が開き、シリンジC2が吸引動作
をすることにより、測光部48は希釈液により洗い流され
洗浄される。次に、弁V2、V4が閉じられ、シリンジC2
排出動作をすることにより、廃液が廃液槽64に排出され
る。測定された上記ブランク液の吸光度と試料の吸光度
から、演算により試料中のヘモグロビン量が算出され
る。ところで、切換弁56を洗浄液槽58側に切り換え、弁
V1、V5を開けシリンジC2を吸引動作させると、検出器40
内に洗浄液を充満させることができ、より確実な洗浄が
行える。
なお、チューブ46はコイル状に巻かれ距離をかせぐこ
とにより、シリンジC1の吸引量より大きな容量にするこ
とができる。この場合には、試料がシリンジC1内に入る
ことがないので、内部が汚れず、故障を少なくすること
ができる。
また、シリンダ部は必ずしも2つに分ける必要はな
く、内部の構造も必要に応じて任意に設計することがで
きる。カムの形状も必要に応じて任意に設定できる。
ところで、白血球やヘモグロビンを測定する場合に
は、前述したように、溶血処理を行う必要があるが、赤
血球を測定する場合には、溶血処理を行わず、約250倍
の希釈試料を再度希釈することにより、約62500倍の希
釈試料を作製し、検出器40に供すればよい。
以上説明したように、主軸10に対し一方向にのみ回転
可能な一方向クラッチを用いているので、第1のカム群
K1〜K7のみを回転させたり、逆に第2のカム群K8〜K10
のみを回転させたりすることができる。よって、一つの
駆動源16で2つの流体回路を別々に駆動、制御すること
ができ、コンパクトな流体回路ユニットを構成すること
ができる。
なお、シリンジC4内部に空気が存在すると、定量の際
にその空気が伸び縮みし、定量誤差が発生する。このた
め、空気が混入しても排出されやすい構造にしておけ
ば、空気除去の手間がなくなり便利である。その一例を
第5図に示す。ピストンP10aの下端部は、略円錐状部73
に形成されてテーパ74になっているので、空気などの気
泡がテーパ74に沿って上昇しやすい。上昇した気泡は、
空洞部A10aに設けられた螺旋状の溝72に沿って上昇し、
通路T101を通って速やかにシリンジC4の外へ排出され
る。なおE10、F10はシール材である。
〔発明の効果〕
本発明の流体回路ユニットは、主軸に対して一方向に
のみ回転可能なクラッチを用いているので、第1のカム
群のみを主軸とともに回転させたり、第2のカム群のみ
を主軸とともに回転させたりすることができる。このた
め、主軸の回転方向を変えるだけで、2種類の流体回路
を選択して駆動、制御することができる。これにより、
駆動源は一台でよくなり、ユニットを小さくコンパクト
にまとめることができ、低コスト化を図ることができ
る。
また、流体回路が小型になるので、使用する希釈液を
洗浄液、試料の液量を少なくすることができ、きわめて
経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の流体回路ユニットの一実施例を示す一
部断面側面図、第2図は第1図における流体回路の説明
図、第3図は第2図に示す流体回路のシーケンス図、第
4図は第1図における弁部分の拡大断面説明図、第5図
は第2図におけるシリンジ部の一例を示す拡大縦断面説
明図である。 10……主軸、12、14……ベアリング、16……駆動源、18
……取付具、20……接続用部材、22……支持具、24、2
6、28、30……一方向クラッチ、32、34……筒状部材、3
6、38……シリンダ部、40……検出器、42……ペレッ
ト、43……細孔、44……ネジ部、46……チューブ、48…
…測光部、50……チューブ、51、53……電極、52……ビ
ーカ、54……希釈試料、55……検出装置、56……切換
弁、58……洗浄液槽、60、70……希釈液槽、62、68……
逆流止め弁、64……廃液槽、66……ピペット、72……
溝、73……略円錐状部、74……テーパ、K0、K1、K2
K3、K4、K5、K6、K7、K8、K9、K10……カム、P1、P2、P
3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10……ピストン、S1
S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10……スプリン
グ、A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、B2、B
3、B4、B5、B6、B7、B8、B9、B10、A10a、B10a……空洞
部、E2、F2、E10、F10……シール材、T21、T22、T101
T102……通路、C1、C2、C3、C4……シリンジ、V1、V2
V3、V4、V5、V6……弁、Z1、Z2……絶縁チャンバ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源と、該駆動源の軸に接続され正逆回
    転可能に支持された主軸と、該主軸に取り付けられた第
    1のカム群及び第2のカム群と、第1のカム群及び第2
    のカム群にそれぞれ当接するピストン群と、該ピストン
    群がそれぞれ往復直線移動する空洞部及び該空洞部に通
    じる通路が設けられたシリンダ部とを包含し、第1のカ
    ム群の主軸に対する回転可能な方向と第2のカム群の主
    軸に対する回転可能な方向とが反対となるように、第1
    のカム群が主軸に対し正方向に回転できて逆方向には回
    転できない第1の一方向クラッチを介して主軸に取り付
    けられ、第2のカム群が主軸に対し逆方向に回転できて
    正方向には回転できない第2の一方向クラッチを介して
    主軸に取り付けられていることを特徴とする流体回路ユ
    ニット。
JP63264603A 1988-10-20 1988-10-20 流体回路ユニット Expired - Lifetime JP2648944B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63264603A JP2648944B2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 流体回路ユニット
US07/424,194 US5073343A (en) 1988-10-20 1989-10-19 Apparatus for measuring a liquid specimen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63264603A JP2648944B2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 流体回路ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02110377A JPH02110377A (ja) 1990-04-23
JP2648944B2 true JP2648944B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=17405611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63264603A Expired - Lifetime JP2648944B2 (ja) 1988-10-20 1988-10-20 流体回路ユニット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5073343A (ja)
JP (1) JP2648944B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1450162A3 (en) * 1992-03-27 2004-09-15 Abbott Laboratories Cartridge feeder apparatus
US5849598A (en) * 1996-03-15 1998-12-15 Washington University Method for transferring micro quantities of liquid samples to discrete locations
FR2807343B1 (fr) * 2000-04-07 2002-12-06 Gilson Sa Pipette de prelevement munie de moyens de reglage du volume a prelever
FR2807345B1 (fr) * 2000-04-07 2002-07-12 Gilson Sa Pipette de prelevement a demontage simplifie
FR2807340B1 (fr) * 2000-04-07 2002-12-06 Gilson Sa Pipette de prelevement d'echantillons liquides a mecanisme d'ejecteur de cone
FR2807341B1 (fr) * 2000-04-07 2002-07-12 Gilson Sa Pipette de prelevement d'echantillons liquides a ejecteur demontable
FR2807342B1 (fr) * 2000-04-07 2002-07-12 Gilson Sa Pipette de prelevement a ejecteur de cone
US7402286B2 (en) * 2001-06-27 2008-07-22 The Regents Of The University Of California Capillary pins for high-efficiency microarray printing device
US6855538B2 (en) * 2001-06-27 2005-02-15 The Regents Of The University Of California High-efficiency microarray printing device
US7427376B2 (en) 2002-11-18 2008-09-23 Sysmex Corporation Sample analyzer and its components
JP4743487B2 (ja) * 2005-05-25 2011-08-10 日立アロカメディカル株式会社 マイクロチップにおける流体流れ制御装置及び方法
GB201320542D0 (en) * 2013-11-21 2014-01-01 Randox Lab Ltd Assay fluid delivery system
CN108956396B (zh) * 2018-03-23 2020-06-02 重庆山楂树科技有限公司 粉尘检测净化装置
CN108535159B (zh) * 2018-03-30 2020-06-30 重庆山楂树科技有限公司 一种粉尘浓度检测设备

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3799844A (en) * 1971-06-02 1974-03-26 Us Health Instrumental method for plating and counting aerobic bacteria
US3726144A (en) * 1971-08-02 1973-04-10 Beckman Instruments Inc Synchronously programmed sample dilutor apparatus
US3948605A (en) * 1974-08-22 1976-04-06 The Perkin-Elmer Corporation Diluter for a kinetic analysis apparatus
US3948607A (en) * 1974-08-22 1976-04-06 The Perkin-Elmer Corporation Transfer system for use in analysis apparatus
US3991055A (en) * 1975-05-30 1976-11-09 Coulter Electronics, Inc. Liquid transfer valve
EP0105834A3 (de) * 1982-09-07 1984-10-10 Greiner Instruments AG Verfahren und Einrichtung zum Uebertragen einer flüssigen Probe in Mikro- und Millilitermengen
US4710355A (en) * 1984-06-14 1987-12-01 Olympus Optical Co., Ltd. Reagent delivery device
US4729876A (en) * 1984-11-27 1988-03-08 Nova Celltrak, Inc. Blood analysis system
US4706207A (en) * 1985-06-24 1987-11-10 Nova Celltrak, Inc. Count accuracy control means for a blood analyses system

Also Published As

Publication number Publication date
US5073343A (en) 1991-12-17
JPH02110377A (ja) 1990-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2648944B2 (ja) 流体回路ユニット
JP2730951B2 (ja) サンプル・インジェクタ
JP6367195B2 (ja) 試料分析装置におけるグラジエント送液装置
US20160231344A1 (en) Cartridge for dispensing a fluid
JPH01104989A (ja) ポンプ装置
JP2009128367A (ja) 体液中に含まれる分析物を分析するための分析システム及び方法
JP5677649B1 (ja) フロー式分析装置用切換バルブ
JP5643340B2 (ja) 低圧インラインフィルター作用を備える自動アナライザー
JP2015092166A5 (ja)
JP6329131B2 (ja) フロー式分析装置用の試料注入装置、フロー式分析装置、及び、ヘモグロビン成分の計測方法
JPH07301595A (ja) 粒子測定装置およびその粒子測定方法
US6662826B1 (en) Liquid metering and transfer valve assembly with port switch
JPH09318522A (ja) 粒子検出器及び粒子分析装置
JP2623322B2 (ja) 流体回路ユニット
US10768192B2 (en) Device and method to sample liquids with high-precision in an automated sample analyzer
JPH0622203Y2 (ja) 試料測定装置
JP5754298B2 (ja) 検体希釈装置を備えた分析装置
JP2519488B2 (ja) 試料定量弁
JP2002031626A (ja) 糖化ヘモグロビン分析計
JPS60143775A (ja) 自動試料導入装置
JPH08215584A (ja) ピペッタ
JP2001281259A (ja) 液体サンプリング装置
US7753238B2 (en) Volume measurement and/or metering device and method for operating a volume measurement and/or metering device
RU2801353C1 (ru) Устройство забора, дозирования и разведения биологической жидкости методом переключения дозирующих магистралей без применения подвижных элементов
JPH07270409A (ja) 尿分析用並列型シリンジポンプ