JP2646575B2 - スライド式ドアを備えた自動車の車体構造 - Google Patents

スライド式ドアを備えた自動車の車体構造

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JP2646575B2
JP2646575B2 JP62231597A JP23159787A JP2646575B2 JP 2646575 B2 JP2646575 B2 JP 2646575B2 JP 62231597 A JP62231597 A JP 62231597A JP 23159787 A JP23159787 A JP 23159787A JP 2646575 B2 JP2646575 B2 JP 2646575B2
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floor
sliding door
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bending
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渡邉  智典
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Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、スライド式ドアを備えた自動車の車体構造
に関する。
b. 従来の技術 自動車に設けられているスライド式ドアは、第5図の
ように車体100の側部パネル101に形成された開口部の縁
部に水平方向の上中下段のガイドレール102を設け、こ
れらガイドレール102に係合するローラをスライド式ド
ア103に装着して取付けられている(実公昭59−41857号
公報)。
このようなスライド式ドアを備えた自動車は第6図お
よび第7図のようにロアガイドレール102′が車体のフ
ロア104下面に配設されている。また、第8図のよう
に、このフロア104の下面にはスライド式ドア103を閉じ
るためにロアガイドレール102′の先端部を内側に湾曲
させて形成してあることから、補強用メンバ105がロア
ガイドレール102を避けて設けられている。
c.発明が解決しようとする問題点 このような、従来の車体構造によると、フロア104下
面にロアガイドレール102′および補強用メンバ105を配
設しているためそれだけフロア104の床面が高くなる。
このため、乗降りが困難になると共に室内の高さが取れ
なくなり、それだけ居住空間が減少することになってい
る。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、フロアを
低くして居住空間の拡大を図り、かつ乗降りを容易にし
たスライド式ドアを備えた自動車の車体構造を提供する
ことを目的とする。
d. 問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、車体に設けら
れたガイドレールに沿って開閉するスライド式ドアを備
えた自動車の車体構造において、フロアを構成するフロ
アメンバを該フロアと一体に成形し、このフロアメンバ
には両側部を曲げ起こして形成した傾斜部分と、この傾
斜部分の先端部を略垂直に立上がらせて形成した立上が
り部分と、この立上がり部分の先端部を外方に折り曲げ
て略水平に形成した水平部分と、この水平部分の先端部
を曲げ起こして形成したフランジ部分とを備え、上記フ
ロアメンバと一体形成されたこれらの各部分で補強メン
バのインナーメンバを形成し、このインナーメンバの外
側に上部側アウターメンバ及び下部側アウターメンバを
設け、この上部側アウターメンバには上向きに突出して
いて上記インナーメンバのフランジ部分に合わせ固着さ
れた上向き接合部と、この上向き接合部に続く所定幅の
略水平な上側水平部とを設け、上記下部側アウターメン
バには上記インナーメンバの傾斜部分に合わせ固着され
た傾斜接合部と、この傾斜接合部に続く所定幅の略水平
な下側水平部とを設け、この上側水平部及び下側水平部
の外側部分を互いに接近する方向に折り曲げさらにその
各先端部を外向きに折り曲げて設けた各外端接合部を相
互溶着して箱形の補強メンバを形成し、この補強メンバ
にスライド式ドアのロアガイドレールを配設したことを
特徴とする。
e. 実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
詳細に説明する。
第1図において、1はスライド式ドア2を備えた自動
車の車体、3は車体1に設けられたフロア、4はフロア
3の補強メンバである。
上記フロア3の構造を第2図および第3図により説明
する。
フロア3はフロアメンバ5の両側部を立上がらせて形
成し、この立上がり部分5aをフロア3の補強メンバ4を
構成するインナーメンバ6としたものである。
このインナーメンバ6は、第3図に示すように、フロ
アメンバ5の両側部を曲げ起こして形成した傾斜部分5c
と、この傾斜部分5cの先端部を略垂直に立上がらせて形
成した立上がり部分5aと、この立上がり部分5aの先端部
を折り曲げて形成した水平部分5bと、この水平部分5bの
先端部を曲げ起こして形成したフランジ部分5dとを備
え、フロアメンバ5と一体形成されている。インナーメ
ンバ6の外側には上部側アウターメンバ7及び下部側ア
ウターメンバ8が設けられている。上部側アウターメン
バ7は、所定幅の略水平な上側水平部7aと、上向きに突
出していてインナーメンバ6の上端のフランジ部分5dに
合わせ溶接等により固着された上向き接合部7bとが一体
に設けられている。下部側アウターメンバ8は、フロア
メンバ5の傾斜部分5cに合わせ溶着等で固着された傾斜
接合部8bと、この傾斜接合部8bに続く所定幅の略水平な
下側水平部8aとが設けられている。これらの上側水平部
7a及び下側水平部8aの外側部分を互いに接近する方向に
折り曲げさらにその各先端部を外向きに折り曲げて設け
た各外端接合部7c,8cが一部を除いて相互溶着されてい
る。そして、上記インナーメンバ6とアウターメンバ7,
8によって箱型の補強メンバ4を構成している。この補
強メンバ4の下部側アウターメンバ8には、スライド式
ドア2のロアガイドレール9がボルト10により螺着され
ている。ロアガイドレール9の先端部9aは、補強メンバ
4の開口部において、補強メンバ4の内側に湾曲して配
設されている。この先端部9aは、上下のアウターメンバ
7,8に溶着されたコ字形部材11にボルト10′を介して螺
着されている。また、ロアガイドレール9の先端部9aが
立上がり部分5aに当接するときは、立上がり部分5aを内
側に湾曲させてもよい。
上記構成によると、補強メンバ4が、フロア3の両側
に配設されているので、フロア3をそれだけ、下方に配
設できる。
f. 他の実施例 第4図は、本発明の他の実施例でこの場合、上下のア
ウターメンバ7′,8′を一定の間隔で対向させ、この対
向部にロアガイドレール9′を直接溶着等により取付け
たものである。
g. 発明の効果 以上述べたように、本発明は、フロアを構成するフロ
アメンバを該フロアと一体に成形し、このフロアメンバ
には両側部を曲げ起こして形成した傾斜部分と、この傾
斜部分の先端部を略垂直に立上がらせて形成した立上が
り部分と、この立ち上がり部分の先端部を外方に折り曲
げて略水平に形成した水平部分と、この水平部分の先端
部を曲げ起こして形成したフランジ部分とを備え、フロ
アメンバと一体形成されたこれらの各部分で補強メンバ
のインナーメンバを形成し、インナーメンバの外側に上
部側アウターメンバ及び下部側アウターメンバを設け箱
形の補強メンバを形成し、この補強メンバにロアガイド
レールを配置したことにより、フロアをそれだけ低い位
置に配置することができ、上部側アウターメンバには上
向きに突出していて上記インナーメンバのフランジ部分
に合わせ固着された上向き接合部を設け、下部側アウタ
ーメンバにはインナーメンバの傾斜部分に合わせ固着さ
れた傾斜接合部を設け、上側水平部及び下側水平部の外
側部分を互いに接近する方向に折り曲げさらにその各先
端部を外向きに折り曲げて設けた各外端接合部を相互溶
着して箱形の補強メンバを形成することにより、各溶接
部の溶着作業を容易に確実に行うことができ、補強メン
バの構造が簡単であるという効果を奏する。よって、室
内の高さを充分に取れるので居住性を良好にできる。従
来のものに比べて構造が簡単となるので、必要なスペー
スを縮小できる。また、乗用車タイプのボディ構造にも
適用できるので、幅広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるスライド式ドアを備
えた自動車の車体構造を示す概念図、第2図は第1図の
A−A線断面図、第3図は、第1図のB−B線断面図で
ある。第4図は、補強メンバとロアガイドレールの他の
実施例を示す断面図、第5図は、従来のスライド式自動
車を示す概念図、第6図は、フロア構造を示す概念図、
第7図は、スライド式ドアの平面図、第8図は第6図の
C−C線断面図である。 1……車体、2……スライド式ドア、3……フロア、4
……補強メンバ、5……フロアメンバ、5a……立上がり
部分、5b……水平部分、5c……傾斜部分、5d……フラン
ジ部分、6……インナーメンバ、7……上部側アウター
メンバ、7a……上側水平部、7b……上向き接合部、7c…
…外端接合部、8……下部側アウターメンバ、8a……下
側水平部、8b……傾斜接合部、8c……外端接合部、9…
…ロアガイドレール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に設けられたガイドレールに沿って開
    閉するスライド式ドアを備えた自動車の車体構造におい
    て、フロアを構成するフロアメンバを該フロアと一体に
    成形し、このフロアメンバには両側部を曲げ起こして形
    成した傾斜部分と、この傾斜部分の先端部を略垂直に立
    上がらせて形成した立上がり部分と、この立上がり部分
    の先端部を外方に折り曲げて略水平に形成した水平部分
    と、この水平部分の先端部を曲げ起こして形成したフラ
    ンジ部分とを備え、上記フロアメンバと一体形成された
    これらの各部分で補強メンバのインナーメンバを形成
    し、このインナーメンバの外側に上部側アウターメンバ
    及び下部側アウターメンバを設け、この上部側アウター
    メンバには上向きに突出していて上記インナーメンバの
    フランジ部分に合わせ固着された上向き接合部と、この
    上向き接合部に続く所定幅の略水平な上側水平部とを設
    け、上記下部側アウターメンバには上記インナーメンバ
    の傾斜部分に合わせ固着された傾斜接合部と、この傾斜
    接合部に続く所定幅の略水平な下側水平部とを設け、こ
    の上側水平部及び下側水平部の外側部分を互いに接近す
    る方向に折り曲げさらにその各先端部を外向きに折り曲
    げて設けた各外端接合部を相互溶着して箱形の補強メン
    バを形成し、この補強メンバにスライド式ドアのロアガ
    イドレールを配設したことを特徴とするスライド式ドア
    を備えた自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】上記ロアガイドレールを補強メンバの一部
    にしたことを特徴とする特許請求範囲第(1)項記載の
    スライド式ドアを備えた自動車の車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015637A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Mazda Motor Corp スライドドア車の下部車体構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563019U (ja) * 1979-06-20 1981-01-12
JPS56132173U (ja) * 1980-03-10 1981-10-07

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JP2007015637A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Mazda Motor Corp スライドドア車の下部車体構造

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