JPS6019021Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JPS6019021Y2
JPS6019021Y2 JP11804879U JP11804879U JPS6019021Y2 JP S6019021 Y2 JPS6019021 Y2 JP S6019021Y2 JP 11804879 U JP11804879 U JP 11804879U JP 11804879 U JP11804879 U JP 11804879U JP S6019021 Y2 JPS6019021 Y2 JP S6019021Y2
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JP
Japan
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panel
flange
cross member
joined
lower panel
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Expired
Application number
JP11804879U
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English (en)
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JPS5635468U (ja
Inventor
勲 寺本
照男 橋本
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はキャブオーバ型の自動車の前部車体構造に関
し、詳しくは、右左のフロントピラーと、該左右のフロ
ントピラーの間に架設するクロスメンバとの接合を容易
確実に行なうようにしたものである。
従来、第1図に示す如き、キャブオーバ型トラックのキ
ャビンにおいて、左右のフロントピラー1.1には、第
2図に示す如く、各フロントピラー1の内側のインナー
パネル1aの上下方向中間部を車体巾方向(左右方向)
のクロスメンバ2の端部と溶着し、左右のフロントピラ
ー1,1の間にクロスメンバ2を架設している。
その際、クロスメンバ2は、フロントピラー1の車両前
後方向に突設したフランジ3と左右側端のフランジ2a
をスポット溶接4で接合すると共に、左右方向の上縁の
フランジ2bをフロントパネル5のフランジとスポット
溶接6で接合し、左右両側のフロントピラーインナーパ
ネル1aと接合するフランジ2aよりフランジ2bにか
けた傾斜部分2cはインナーパネル1aとアーク溶接7
で接合している。
上記の如き構造では、クロスメンバ2をフロントピラー
1の車両前後方向のフランジ3と接合されるため、キャ
ビンの製作時の底形や組立誤差を吸収することができな
い欠点があると共に、クロスメンバ2はフロントピラー
接合部の断面が大きくなるため素材の歩留りが悪く、コ
スト高になる欠点がある。
さらに、クロスメンバ2の断面の大きい傾斜部分2cを
接合力の弱いアーク溶接でフロントピラー1と接合して
いるため、ドア全開時に大きな衝撃が加わると上記溶接
がはずれ易い等の欠点があった。
この考案は上記した欠点を解消せんとするものであり、
左右のフロントピラーと、両フロントピラーの間に架設
するクロスメンバとの接合部分の構造を改良し、フロン
トピラーとクロスメンバとを左右方向の位置を調節して
接合できるようにし、かつ、フロントピラーとクロスメ
ンバとの接合は全てスポット溶接として接合の信頼性を
向上し、さらに、フロントピラー自体の剛性を高めてド
ア開閉時の衝撃に対応できるようにしたことを特徴とす
る自動車の前部車体構造を提供するものである。
以下、この考案を第3図及び第4図に示す実施例により
詳細に説明する。
左右のフロントピラー10のインナーパネルを、上部パ
ネル11と下部パネル12とに分割し、該上下パネル1
1と12とを、クロスメンバ13と接続する範囲で上部
パネル11を内側(車室内側)として重合して接合して
いる。
下部パネル12は上部パネル11より板厚の厚い鋼板で
形成しており、断面を略チャンネル状とし、両側に突設
したフランジ12aをフロントピラーアウターパネル1
4のフランジ14a、14bにスポット溶接15で接合
し閉断面を形成している。
該下部パネル12の上部は図示の如き形状とし、フロン
トパネル接合側はアウターパネル14の内方への屈折形
状に適応させて内方へ折り返した形状とし、アウターパ
ネル14のフランジ14cに接合するフランジ12cを
設けている。
一方、上部パネル11は図示の如き形状とし、アウター
パネル14のフランジ14a、14cに接合するフラン
ジ11a、11bを両側に突設しており、下部にフロン
トパネル接合側より屈折し、車両中心側に向って左右方
向へ突出した略半円環状のフランジ11cを一体に形成
している。
該フランジllcの支持部11dは車両の中心側になる
にしたがって断面積が小さくなるようにし、車両中心側
先端部位のフランジllcがクロスメンバ13の左右両
端部内面に丁度接合する形状としている。
該フランジ11cの下部11eは下部パネル12のチャ
ンネル外面に外嵌する形状としている。
上記上部パネル11は、その下部を下部パネル12の上
部の内側に重合して配置し、フランジlla、11bを
アウターパネル14のフランジ14a、14cに下部パ
ネル12のフランジ12a、12cの間に挾んだ状態で
接続し、スポット溶接16で固着している。
かつ、重合した両パネル11と12の下部パネル12の
上端部位及び上部パネル11の下端部位もスポット溶接
し、上部パネル11と下部パネル12とを確実に接合し
ている。
左右のフロントピラー10の間に架設するクロスメンバ
13の左右両端13aは、上記上部パネル11のフラン
ジ12cの外面に接続し、スポット溶接18で固着する
と共に、該クロスメンバ13の上端に設けたフランジ1
3bをフロントパネル20の上縁部とスポット溶接21
で固着している。
尚、上記実施例は上部パネルを内側としてクロスメンバ
との接合用フランジを形成しているが、下部パネルを内
側として下部パネルにクロスメンバ接合用フランジを一
体形成してもよい。
上記した構造とすると、フロントピラーインナーパネル
に車両中心側に向った左右方向のフランジllcを設け
、該フランジllcにクロスメンバ13の左右両端部1
3aを接合し、かつスポット溶接18によりフロントピ
ラー10とクロスメンバ13とを接合しており、それら
の左右方向の位置を調整して接合できるため、キャビン
の製作時の成形や組付誤差を容易に吸収することができ
る。
また、該クロスメンバ13との接合部は、フランジll
cの支持部11dを車両の中心側になるにしたがって断
面が小さくなるようにしているため、取付部の応力集中
がなくなり、溶接部分に無理な力がかからない。
かつ、該クロスメンバ13とフロントピラー10との接
合は全てスポット溶接であるため、信頼性が高く、上記
の如く接合部に応力集中がないため、溶接が容易にはす
れることはない。
さらに、フロントピラーのインナパネルを上部パネルと
下部パネルとに分割し、ドアを取り付ける下部パネルの
板厚を厚くすると共に、クロスメンバとの接続部は上下
パネルを重合し、かつ、フロントピラーを閉断面を形成
する形状としていること等により、フロントピラーの剛
性が高くなり、ドア開閉時等の大きな衝撃に対応するこ
とができる等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の構造を示す自動車の前部の斜視図、第2
図は第1図の■矢視図、第3図はこの考案の一実施例を
示す第2図と同様の部分を示す斜視図、第4図はフロン
トピラーの斜視図である。 10・・・・・・フロントピラー 11・・・・・・上
部パネル、11c・・・・・・フランジ、11d・・・
・・・支持部、12・・・・・・下部パネル、13・・
・・・・クロスメンバ、14・・・・・・アウターパネ
ル、20・・・・・・フロントパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右のフロントピラーの上下方向中間をクロスメンバに
    より接合する自動車において、左右のフロントピラーの
    インナーパネルは、それぞれ上部パネルと下部パネルに
    分割され、下部パネルの板厚は上部パネルより厚くされ
    ると共に、上記上部パネルと下部パネルとはクロスメン
    バと接続する範囲で重合して接合され、該重合した上部
    パネルと下部パネルのうちいずれか内側のパネルは屈折
    され、その屈折された端部に車両中心側に向けて左右方
    向のフランジが一体に形成され、該パネルより屈折した
    フランジの支持部は車両中心側に向けて断面が小さくな
    るよう形成され、該フランジにクロスメンバの端部が接
    合されたことを特徴とする自動車の前部車体構造。
JP11804879U 1979-08-27 1979-08-27 自動車の前部車体構造 Expired JPS6019021Y2 (ja)

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JP11804879U JPS6019021Y2 (ja) 1979-08-27 1979-08-27 自動車の前部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPS5635468U JPS5635468U (ja) 1981-04-06
JPS6019021Y2 true JPS6019021Y2 (ja) 1985-06-08

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ID=29350266

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