JP2646497B2 - 4サイクルエンジンの潤滑油返却装置 - Google Patents

4サイクルエンジンの潤滑油返却装置

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JP2646497B2
JP2646497B2 JP4754589A JP4754589A JP2646497B2 JP 2646497 B2 JP2646497 B2 JP 2646497B2 JP 4754589 A JP4754589 A JP 4754589A JP 4754589 A JP4754589 A JP 4754589A JP 2646497 B2 JP2646497 B2 JP 2646497B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シリンダヘッド内に供給された潤滑油を
オイル返却通路を介しクランクケース内に形成されたオ
イルパンへ返却させる4サイクルエンジンの潤滑油返却
装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来の潤滑油返却装置を適用した4サイクル
エンジン1の概念一部破断面図である。
このエンジン1はシリンダヘッド内に噴射された潤滑
油によってシリンダヘッドを冷却するいわゆる油冷式の
エンジンで、このエンジン1のシリンダヘッド2内に
は、燃焼室上方に位置する部分に形成された凹部3と、
エンジンの潤滑に使用される潤滑油を前記凹部3内に噴
射するパイプ4とを有している。そして、前記パイプ4
の噴射孔4aから潤滑油(矢印A)が凹部3内に噴射され
ると最も温度の高くなる燃焼室周囲の熱が噴射された潤
滑油により吸収される。
一方、前記凹部3内に噴射された潤滑油はシリンダヘ
ッド1の側方に形成された排出孔5、及びオイル返却通
路であるオイルパイプ6を介しクランクケース7の底部
に形成されたオイルパン8内に返却される。
なお、オイルパイプ6を介し潤滑油を前記オイルパン
8内へ返却するに際し、オイルパイプ6の排出端部6aを
図示せぬマグネトー室や、クランクケース室の上方に単
純に連結し、潤滑油をオイルパン8内へ返却させること
が考えられるが、このようなオイルパイプ6の連結によ
ると、図示せぬマグネトーやクランクウェブ9で返却さ
れる潤滑油が撹拌され、このためオイル温度の上昇、メ
カロスの増大、及びブリーザの吹き出し等の不都合が生
じる難点がある。そこで従来では、第2図に示すよう
に、オイルパイプ6の排出端部6aをオイルパン8内に貯
留された潤滑油のオイルレベル10(一点鎖線)よりも下
方の位置に取付けるようにしていた。このようなオイル
パイプ6の連結によると、上述した難点も解消すること
が出来るとともに、潤滑油がオイルパイプ6を介しオイ
ルパン8内に返却される際に発生する、いわゆるエァー
の噛み込みも同時に阻止されることとなる。
なお、第2図で、符号11はクランクケース1の側方を
覆うクラッチカバー、12はクラッチハウジング、13はピ
ストン、14はクランクシャフトである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、第2図に示す従来の潤滑油返却装置による
と、エァーの噛み込み等の難点を阻止するためオイルパ
イプ6の排出端部6aをオイルパン8のオイルレベル10よ
りも下方の位置に取付けるようにしているため、クラン
クケース底部の形状を下方へ向けて大きくしなければな
らず、このためエンジン1の形状そのものが大形化する
難点があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、い
わゆる油冷式のエンジンのクランクケース底部の形状を
小形にして、エンジンのコンパクト化を図った4サイク
ルエンジンの潤滑油返却装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、この発明ではシリンダ
ヘッドの燃焼室上方に形成された凹部内に潤滑油を噴射
し前記燃焼室周囲に滞留する熱を吸収させるとともに、
前記凹部内に噴射された潤滑油をオイル返却通路を介し
クランクケース底部に形成されたオイルパンへ返却させ
るようにした4サイクルエンジンの潤滑油返却装置にお
いて、前記クランクケースと該クランクケースを覆うク
ラッチカバーとの間に、前記オイル返却通路に連通し、
かつ上縁が少なくとも前記オイルパンに滞留するオイル
のオイルレベルよりも上方に位置するオイル溜め用の凹
部を形成するとともに、該凹部の底部側方に前記オイル
レベルよりも下方で前記オイルパンと連通する孔を形成
するようにしている。
〔作用〕
上述した潤滑油返却装置によると、オイル溜め用の凹
部内に一時蓄積される潤滑油のオイルレベルはオイルパ
ンのオイルレベルよりも上方に設定され、かつこの凹部
から潤滑油はオイルパンのオイルレベルよりも下方にお
いてオイルパン内に返却されるので、エァーの噛み込み
等の難点を発生させることなくオイルパイプの排出端部
をオイルパンのオイルレベルよりも上方に設定可能とな
る。
〔実施例〕
以下、この発明に係わる潤滑油返却装置の一実施例を
詳述する。
第1図はこの発明に係わる潤滑油返却装置を適用した
4サイクルエンジン20の概念一部破断面図で第2図と同
一部分を同一符号で示す。
このエンジン20では、クランクケース7の前方で、し
かも当該クランクケース7の側方と、該クランクケース
の側方を覆うクラッチカバー11との間に画成されるクラ
ッチ室内に、オイル溜め用の凹部21が形成されている。
なお、この凹部21は、クラッチカバー11の背面及びクラ
ンクケース7側方に形成されたリブ22等により構成され
ており、またこのオイル溜め用の凹部21の開口部である
上縁21aは前記クランクケース7の底部に形成されたオ
イルパン8の内部に滞留する潤滑油のオイルレベル10よ
りも少なくとも上方の高い位置に形成されている。ま
た、このオイル溜め用の凹部21の底部側方には前記オイ
ルレベル10よりも下方の位置で前記オイルパン8と連通
するオイル排出孔21bが形成されている。
一方、シリンダヘッド2内に供給された潤滑油を返却
するオイル通路であるオイルパイプ6の排出端部6aは、
オイルパン8のオイルレベル10(一点鎖線)よりも上方
の位置で前記オイル溜め用の凹部21と連通している。
上述した潤滑油返却装置によると、凹部3内に噴射さ
れ、シリンダヘッド2の冷却を図った潤滑油(矢印)は
シリンダヘッド1の側方に形成された排出孔5、及びオ
イル返却通路であるオイルパイプ6を介しオイル溜め用
の凹部21内に排出される。そして、このオイル溜め用の
凹部21内に排出された潤滑油は、そのオイルレベル21c
を上昇させるとともに、潤滑油は凹部21のオイル排出孔
21bを介し、オイルパン8のオイルレベル10よりも下方
の位置から当該オイルパン8内に返却される。なお、前
記凹部21内に排出された潤滑油に混入されたエァーはオ
イル溜め用の凹部21内に滞留する間に分離されその開口
部である上縁21aから逃げていくので、オイル排出孔21b
を介し、オイルレベル10よりも下方の位置からオイルパ
ン8内に返却される潤滑油にはエアーの混入はない。
従って上述した潤滑油返却装置によると、第2図で示
す従来例の如く潤滑油がオイルパン8内に返却される際
に発生するエァーの噛み込み等の難点を排除するため、
クランクケース7の底部にオイルレベル10よりも下方に
オイルパイプ6を介し潤滑油を返却させるための凸形状
のスペース30を確保する必要がなくなるため、その部分
を取り除くことができることとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の潤滑油返却装置によ
ると、クランクケースの底部に、オイル返却通路を介し
オイルパンのオイルレベルよりも下方に潤滑油を返却さ
せるためのスペースを設ける必要がなくなるので、この
ためクランクケース底部の形状を小形にし、これにより
エンジンのコンパクト化を図るとともに軽量なエンジン
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明に係わる潤滑油返却装置を示す4サイ
クルエンジンの概念破断面図、第2図は従来の潤滑油返
却装置を示す4サイクルエンジンの概念破断面図であ
る。 2……シリンダヘッド、3……凹部、6……オイル返却
通路(オイルパイプ)、7……クランクケース、8……
オイルパン、10……オイルレベル、11……クラッチカバ
ー、20……4サイクルエンジン、21……凹部、21a……
上縁、21b……孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドの燃焼室上方に形成された
    凹部内に潤滑油を噴射し前記燃焼室周囲に滞留する熱を
    吸収させるとともに、前記凹部内に噴射された潤滑油を
    オイル返却通路を介しクランクケース底部に形成された
    オイルパンへ返却させるようにした4サイクルエンジン
    の潤滑油返却装置において、 前記クランクケースと該クランクケースを覆うクラッチ
    カバーとの間に、前記オイル返却通路に連通し、かつ上
    縁が少なくとも前記オイルパンに滞留するオイルのオイ
    ルレベルよりも上方に位置するオイル溜め用の凹部を形
    成するとともに、該凹部の底部側方に前記オイルレベル
    よりも下方で前記オイルパンと連通する孔を形成するよ
    うにしたことを特徴とする4サイクルエンジンの潤滑油
    返却装置。
JP4754589A 1989-02-28 1989-02-28 4サイクルエンジンの潤滑油返却装置 Expired - Lifetime JP2646497B2 (ja)

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JP5202417B2 (ja) 2009-03-31 2013-06-05 本田技研工業株式会社 エンジンのオイル溜め構造

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