JP2646376B2 - 抄紙機用ドライヤーフードにおける給・排気量制御方法及び装置 - Google Patents

抄紙機用ドライヤーフードにおける給・排気量制御方法及び装置

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JP2646376B2 JP63192774A JP19277488A JP2646376B2 JP 2646376 B2 JP2646376 B2 JP 2646376B2 JP 63192774 A JP63192774 A JP 63192774A JP 19277488 A JP19277488 A JP 19277488A JP 2646376 B2 JP2646376 B2 JP 2646376B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抄紙機用ドライヤーフードにおける給・排
気量制御方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の抄紙機は、紙を抄くための装置であって、次
に述べるような部分から構成されている。即ち、抄紙機
は、紙層を形成する漉網部(フォーマ部)と、この漉網
部で形成された紙層を圧搾する圧搾部(プレスパート)
と、この圧搾部で圧搾された紙層、すなわち、湿紙を乾
燥して乾紙を得るための乾燥部(ドライヤーフード)
と、この乾燥部で乾燥された乾紙の艶出しを行う光沢機
(カレンダ)と、この光沢機で艶出しされた紙を巻き取
る巻取機(リール)と、この巻取機で巻き取られた紙を
所定の紙幅に裁断する裁断機とを有する。
ここで、ドライヤーフードでは、湿紙が多数の乾燥筒
(ドライヤーシリンダ)の間をカンバスに沿って走行す
るが、この走行中に外部から供給される低湿・高温の供
給空気によって乾燥される。湿紙が乾燥することによ
り、ドライヤーフード内部の空気は高湿となる。この高
湿の空気は排出空気としてドライヤーフード外部へ排出
される。
従来、この供給空気の給気量と排出空気の排気量とを
制御するために、排気量をドライヤーフード内部に設け
られた乾・湿球温度計で検出された湿度に基づいて制御
し、給気量をドライヤーフード内部に取付けられた微圧
計で検出された圧力に基づいて制御していた。しかしな
がら、微圧計の信頼性が良くないなめ、ドライヤーフー
ドの内部圧力と外部圧力との圧力差が大きくなる。その
結果、ドライヤーフードの内部の空気がドライヤーフー
ドの外部へ吹出す(流出する)、所謂、ブローイング
(Blowing)が発生したり、ドライヤーフードの外部の
湿った空気がドライヤーフードの内部に侵入(流入)す
るということがあった。上記流出により、抄紙機室内の
作業環境が悪くなり、上記流入により、ドライヤーフー
ドの内部で局所的な結露が発生し、損紙にしてしまうと
いうことがあった。すなわち、この従来方法では、供給
空気の給気量と排出空気の排気量とをバランス良く制御
することができない。
この欠点を解決するために、他の従来例として、第3
図に示されるような、0レベルセンサを利用して給気量
を制御するものが知られている。
第3図において、10はドライヤーフードであって、前
述したように、漉網部で形成され、圧搾部で圧搾された
湿紙を乾燥して乾紙を得るためのものである。ドライヤ
ーフード10内部の空気は、通常、80〜100℃の温度で、
0.140〜0.160(kgH2O/kg・DA)(ここで、この単位は、
1kgの乾燥空気(DA)中の水分の重量を示す)の高湿度
をもつ。この内部の空気は、排気ファン11によって、排
気口12から、排出空気として、排熱回収熱交換器13、温
水回収熱交換器14を介して、抄紙機室15内より大気中に
放出される。排出空気の温度は、排熱回収熱交換器13を
通ると約60〜70℃になり、さらに温水回収熱交換器14を
通ると50℃前後になる。このように、排出空気は、排熱
回収熱交換器13及び温水回収熱交換器14を通ることによ
り中低温の空気となって抄紙機室15内より大気中に放出
される。
排気口12と排熱回収熱交換器13との間の風通路内に
は、湿度センサ16が設けられている。湿度センサ16は、
排出空気の湿度を検出し、検出された湿度信号を発生す
る。湿度センサ16としては、例えば、ジルコニア式湿度
計が用いられる。湿度設定器17は排出空気の湿度を所望
湿度に設定するためのものであって、設定された湿度信
号を発生する。この湿度設定器17と湿度センサ16は排気
量指示発生器18に結合されている。排気量指示発生器18
は、設定された湿度信号と検出された湿度信号との差に
対応した排気量指示信号を発生する。この排気量指示信
号は排気ファン11に結合された排気量調整回路19に供給
される。排気量調整回路19は、排気量指示信号に応答し
て、排出空気の湿度が湿度設定器17で設定された所望湿
度と等しくなるように、排気ファン11の回転数または排
気ファン11の入口に設けられる入口ダンパ(図示せず)
を制御することにより、排出空気の排気量を調整する。
一方、抄紙機室15内の空気は、給気ファン20により、
吸引口21から吸引され、排熱回収熱交換器13、スチーム
ヒータ22を介して、給気口23より、供給空気として、ド
ライヤーフード10の内部に供給される。この供給空気
は、この技術分野で知られているような、ポケットベン
チレータを使用して、湿紙を効率よく乾燥するように、
ドライヤーシリンダーのポケット部に送りこまれる。こ
こで、抄紙機室15内の空気は、排熱回収熱交換器13にお
いて、排出空気より受熱され、さらに、その受熱された
空気の温度はスチームヒータ22によって約100℃前後の
温度に上昇する。ドライヤーフード10の壁には、ドライ
ヤーフード10の内部圧力と外部圧力との圧力差を検出す
るための、「0レベルセンサ」と呼ばれる圧力差検出器
24が設けられている。0レベルセンサ24の構成及びその
圧力差測定原理については、後述する。0レベルセンサ
24は検出された圧力差信号を発生する。この検出された
圧力差信号は、給気量指示信号として給気ファン20に結
合された給気量調整回路25に供給される。給気量調整回
路25は、給気量指示信号に応答して、上記圧力差が実質
上零にように、給気ファン20の回転数または給気ファン
20の入口に設けられる入口ダンパ(図示せず)を制御す
ることにより、供給空気の給気量を調整する。
第4図を参照すると、0レベルセンサ24は、5本の温
度計261、262、263、264、及び265を有する。これらの
温度計261〜265としては、測温抵抗体または熱電対が使
用される。これらの温度計261〜265は、それぞれ、第4
図に示される如く、ドライヤーフード10の壁(フードパ
ネル)10aに垂直に上方から下方へ配置された貫通穴27
1、272、273、274、及び275に隙間があるように設置さ
れる。また、これら温度計261〜265の設置高さとして
は、紙の出入口部の高さに、温度計261〜265の中間にあ
る温度計263が位置するようにするのが好ましい。ま
た、互いに隣に位置する温度計間の距離、即ち、ピッチ
は、精度と制御性の点から、500mm程度が望ましい。
つぎに、このような構成の0レベルセンサ24の圧力差
測定の原理について説明する。
ドライヤーフード10内部では、その上部の圧力が抄紙
機室15の圧力よりも高い。なぜなら、ドライヤーフード
10内部に供給される供給空気が、その温度が高いため、
上昇するからである。その為、第4図の矢印に示される
如く、ドライヤーフード10内部の高温・多湿の空気が上
方の貫通穴271及び272と上方の温度計261及び262の隙間
を通って、抄紙機室15へ流れ出る。従って、上方の温度
計261及び262は、70〜80℃の温度を示すことになる。逆
に、上述したのと同じ理由により、ドライヤーフード10
内部の下部の圧力は、抄紙機室15の圧力よりも低くな
る。この為、第4図の矢印に示される如く、抄紙機室15
内の低温の空気が下方の貫通穴274及び275と下方の温度
計264及び265の隙間を通って、ドライヤーフード10内部
へ流れ込む。従って、下方の温度計264及び265は、20〜
30℃の温度を示すことになる。もし、中間にある温度計
263の位置で、ドライヤーフード10内部の圧力と抄紙機
室15の圧力とが等しければ、温度計263は、上方の温度
計261及び262が示す温度と下方の温度計264及び265が示
す温度との中間の温度を示すだろう。従って、給気量調
整回路25は、これら温度計261〜265で検出された温度を
給気量指示信号として受け、中間にある温度計263がこ
の中間の温度を示すように、換言すれば、中間にある温
度計263の位置でのドライヤーフード10内部の圧力と抄
紙機室15の圧力が等しくなるように、供給空気の給気量
を調整する。
これにより、供給空気の給気量と排出空気の排気量と
を良好にバランスさせることができ、ブローイングと紙
に対する悪影響を防止することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第3図に示されるような、給・排気量
制御装置を使用した給・排気量制御方法では、給気量と
排気量とが別々のループによって、すなわち、排気量は
排出空気の湿度に基づいて、給気量は0レベルセンサに
よるドライヤーフードの内部圧力と外部圧力との圧力差
に基づいて、それぞれ制御されるために、給気量と排気
量とがハンチングするという問題があった。ドライヤー
フードの内部と外部との間で、前述の空気のブローイン
グや流入が、わずかではあるが発生していた。
従って、本発明の目的は、給気量と排気量とがハンチ
ングするのを防止することができる抄紙機用ドライヤー
フードにおける給・排気量制御方法及び装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明による抄紙機用ドライヤーフードにおける給・
排気量制御方法は、紙を抄くために、漉網部で形成さ
れ、圧搾部で圧搾された湿紙を、乾燥して乾紙を得るた
めの抄紙機用ドライヤーフードにおける、該ドライヤー
フードの外部から内部へ供給される低湿・高温の供給空
気の給気量と、前記ドライヤーフードの内部から外部へ
排出される高湿な排出空気の排気量とを制御する方法に
おいて、 前記排出空気の湿度を所望湿度に設定し、 前記排出空気の湿度を検出し、 該検出された湿度と前記設定された所望湿度との差に
対応した排気量指示信号を発生し、 該排気量指示信号に応答して、前記排出空気の湿度が
前記設定された所望湿度になるように、前記排気量を調
整し、 前記排気量指示信号に対して所定の比率をもつ給気量
指示信号を発生し、 該給気量指示信号に応答して、前記排気量に比例する
ように、前記給気量を調整するステップを有する。
なお、上述したステップに、更に、 前記ドライヤーフードの内部圧力と外部圧力との圧力
差を検出し、 該検出された圧力差に応じて、前記圧力差が実質上零
となるように、前記給気量指示信号を微調整するステッ
プを付加しても良い。
本発明による抄紙機用ドライヤーフードにおける給・
排気量制御装置は、紙を抄くために、漉網部で形成さ
れ、圧搾部で圧搾された湿紙を、乾燥して乾紙を得るた
めの抄紙機用ドライヤーフードにおける、該ドライヤー
フードの外部から内部へ供給される低湿・高温の供給空
気の給気量と、前記ドライヤーフードの内部から外部へ
排出される高湿な排出空気の排出量とを制御する装置に
おいて、 前記排出空気の湿度を所望湿度に設定し、設定された
湿度信号を発生するための湿度設定手段と、 前記排出空気の湿度を検出し、検出された湿度信号を
発生するための湿度検出手段と、 前記湿度設定手段と前記湿度検出手段に結合され、前
記検出された湿度信号と前記設定された湿度信号との差
に対応した排気量指示信号を発生する排気量指示発生手
段と、 該排気量指示発生手段に結合され、前記排気量指示信
号に応答して、前記検出された湿度と前記設定された湿
度とが等しくなるように、前記排気量を調整する排気量
調整手段と、 前記排気量と前記給気量との比率を所定比率に設定
し、該所定比率を表す設定された比率信号を発生する比
率設定手段と、 前記排気量指示発生手段と前記比率設定手段に結合さ
れ、前記排気量指示信号と前記設定された比率信号とを
演算し、演算された結果を表す演算結果信号を給気量指
示信号として発生する演算手段と、 該演算手段に結合され、前記給気量指示信号に応答し
て、前記排気量と前記給気量との比率が前記所定の比率
となるように、前記給気量を調整する給気量調整手段と
を有する。
本発明の一態様によれば、前記演算手段は乗算手段で
あって、前記排気量指示信号と前記設定された比率信号
とを乗算し、乗算された結果を表す乗算結果信号を前記
給気量指示信号として発生する。
本発明の他の態様によれば、 前記給・排気量制御装置は、更に、前記ドライヤーフ
ードの壁に設けられ、前記演算手段に結合され、前記ド
ライヤーフードの内部圧力と外部圧力との圧力差を検出
し、検出された圧力差信号を前記演算手段に供給するた
めの圧力差検出手段を有し、 前記演算手段は、 前記排気量指示発生手段と前記比率設定手段に結合さ
れ、前記排気量指示信号と前記設定された比率信号とを
乗算し、乗算された結果を表す乗算結果信号を発生する
乗算手段と、 該乗算手段と前記圧力差検出手段に結合され、前記検
出された圧力差信号に応じて、前記圧力差が実質上零に
なるように、前記乗算結果信号を微調整し、微調整され
た結果を表す微調整結果信号を前記給気量指示信号とし
て発生する微調整手段とを有する。
〔作 用〕
排気量指示信号に対して所定の比率をもつ給気量指示
信号を発生し、この給気量指示信号に応答して、排気量
に比例するように、給気量を調整している。これによ
り、給・排気量を常に一定比率で制御することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図を参照すると、本発明の第1の実施例による抄
紙機用ドライヤーフードにおける給・排気量制御装置
は、0レベルセンサ24が無く、比率設定器27と乗算器28
が付加されている点を除いて、第3図に示されたものと
同様な構成を有する。従って、第3図に示されたものと
同様の機能を有するものには同一の符号を付し、それら
の説明については省略する。
比率設定器27は、排気量と給気量との比率を所定比率
に設定するためのものである。比率設定器27は、所定比
率を表す設定された比率信号を発生する。乗算器28は、
排気量指示発生器18と比率設定器27に結合されている。
乗算器28は、排気量指示信号と設定された比率信号とを
乗算し、乗算された結果を表す乗算結果信号を給気量指
示信号として発生する。この給気量指示信号は、給気量
調整回路25に供給される。従って、給気量調整回路25
は、給気量指示信号に応答して、排気量と給気量との比
率が所定比率となるように、給気量を調整する。
このような第1の実施例の構成によれば、給・排気量
を常に一定比率で制御することができる。
第2図を参照すると、本発明の第2の実施例による抄
紙機用ドライヤーフードにおける給・排気量制御装置
は、第3図に示された0レベルセンサ24が付加され、乗
算器28の代わりに演算器30が用いられている点を除い
て、第1図に示されたものと同様な構成を有する。従っ
て、第1図に示されたものと同様の機能を有するものに
は同一の符号を付し、それらの説明については省略す
る。
演算器30は、第1図に示された乗算器28と、微調整回
路31とから成る。微調整回路31は、乗算器28と0レベル
センサ24に結合されている。微調整回路31は、0レベル
センサ24によって検出された圧力差信号に応じて、ドラ
イヤーフド10の内部圧力と外部圧力との圧力差が実質上
零となるように、乗算器28から出力される乗算結果信号
を微調整する。微調整回路31は、この微調整された結果
を表す微調整結果信号を給気量指示信号として発生す
る。この給気量指示信号は、給気量調整回路25に供給さ
れる。従って、給気量調整回路25は、給気量指示信号に
応答して、排気量と給気量との比率が所定比率となるよ
うに、かつ、上記圧力差が実質上零となるように、給気
量を調整する。
このような第2の実施例の構成によれば、給・排気量
を常に一定比率で制御することができ、かつ、給気量を
圧力差が実質上零となるように微調整することができ
る。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、給・
排気量を常に一定比率で制御することができるので、特
に、新聞紙用抄紙機のような、抄速、坪量とも余り変化
しない抄紙機に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による抄紙機用ドライヤ
ーフードにおける給・排気量制御装置の構成を示すブロ
ック図、第2図は本発明の第2の実施例による抄紙機用
ドライヤーフードにおける給・排気量制御装置の構成を
示すブロック図、第3図は従来の抄紙機用ドライヤーフ
ードにおける給・排気量制御装置の構成を示すブロック
図、第4図は第2図及び第3図に使用される0レベルセ
ンサの構成を示す断面図である。 10……ドライヤーフード、11……排気ファン、12……排
気口、16……湿度センサ、17……湿度設定器、18……排
気量指示発生器、19……排気量調整回路、20……給気フ
ァン、23……給気口、24……0レベルセンサ、25……給
気量調整回路、27……比率設定器、28……乗算器、30…
…演算器、31……微調整回路。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を抄くために、漉網部で形成され、圧搾
    部で圧搾された湿紙を、乾燥して乾紙を得るための抄紙
    機用ドライヤーフードにおける、該ドライヤーフードの
    外部から内部へ供給される低湿・高温の供給空気の給気
    量と、前記ドライヤーフードの内部から外部へ排出され
    る高湿な排出空気の排気量とを制御する方法において、 前記排出空気の湿度を所望湿度に設定し、 前記排出空気の湿度を検出し、 該検出された湿度と前記設定された所望湿度との差に対
    応した排気量指示信号を発生し、 該排気量指示信号に応答して、前記排出空気の湿度が前
    記設定された所望湿度になるように、前記排気量を調整
    し、 前記排気量指示信号に対して所定の比率をもつ給気量指
    示信号を発生し、 該給気量指示信号に応答して、前記排気量に比例するよ
    うに、前記給気量を調整するステップを有する抄紙機用
    ドライヤーフードにおける給・排気量制御方法。
  2. 【請求項2】更に、 前記ドライヤーフードの内部圧力と外部圧力との圧力差
    を検出し、 該検出された圧力差に応じて、前記圧力差が実質上零と
    なるように、前記給気量指示信号を微調整するステップ
    を有する請求項1記載の抄紙機用ドライヤーフードにお
    ける給・排気量制御方法。
  3. 【請求項3】紙を抄くために、漉網部で形成され、圧搾
    部で圧搾された湿紙を、乾燥して乾紙を得るための抄紙
    機用ドライヤーフードにおける、該ドライヤーフードの
    外部から内部へ供給される低湿・高温の供給空気の給気
    量と、前記ドライヤーフードの内部から外部へ排出され
    る高湿な排出空気の排気量とを制御する装置において、 前記排出空気の湿度を所望湿度に設定し、設定された湿
    度信号を発生するための湿度設定手段と、 前記排出空気の湿度を検出し、検出された湿度信号を発
    生するための湿度検出手段と、 前記湿度設定手段と前記湿度検出手段に結合され、前記
    検出された湿度信号と前記設定された湿度信号との差に
    対応した排気量指示信号を発生する排気量指示発生手段
    と、 該排気量指示発生手段に結合され、前記排気量指示信号
    に応答して、前記検出された湿度と前記設定された湿度
    とが等しくなるように、前記排気量を調整する排気量調
    整手段と、 前記排気量と前記給気量との比率を所定比率に設定し、
    該所定比率を表す設定された比率信号を発生する比率設
    定手段と、 前記排気量指示発生手段と前記比率設定手段に結合さ
    れ、前記排気量指示信号と前記設定された比率信号とを
    演算し、演算された結果を表す演算結果信号を給気量指
    示信号として発生する演算手段と、 該演算手段に結合され、前記給気量指示信号に応答し
    て、前記排気量と前記給気量との比率が前記所定の比率
    となるように、前記給気量を調整する給気量調整手段と を有する抄紙機用ドライヤーフードにおける給・排気量
    制御装置。
  4. 【請求項4】前記演算手段は乗算手段であって、前記排
    気量指示信号と前記設定された比率信号とを乗算し、乗
    算された結果を表す乗算結果信号を前記給気量指示信号
    として発生する請求項3記載の抄紙機用ドライヤーフー
    ドにおける給・排気量制御装置。
  5. 【請求項5】前記給・排気量制御装置は、更に、前記ド
    ライヤーフードの壁に設けられ、前記演算手段に結合さ
    れ、前記ドライヤーフードの内部圧力と外部圧力との圧
    力差を検出し、検出された圧力差信号を前記演算手段に
    供給するための圧力差検出手段を有し、 前記演算手段は、 前記排気量指示発生手段と前記比率設定手段に結合さ
    れ、前記排気量指示信号と前記設定された比率信号とを
    乗算し、乗算された結果を表す乗算結果信号を乗算手段
    と、 該乗算手段と前記圧力差検出手段に結合され、前記検出
    された圧力差信号に応じて、前記圧力差が実質上零にな
    るように、前記乗算結果信号を微調整し、微調整された
    結果を表す微調整結果信号を前記給気量指示信号として
    発生する微調整手段と を有する請求項3記載の抄紙機用ドライヤーフードにお
    ける給・排気量制御装置。
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