JP2645925B2 - 冷却貯蔵庫の扉用フレーム装置 - Google Patents

冷却貯蔵庫の扉用フレーム装置

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JP2645925B2 JP3186369A JP18636991A JP2645925B2 JP 2645925 B2 JP2645925 B2 JP 2645925B2 JP 3186369 A JP3186369 A JP 3186369A JP 18636991 A JP18636991 A JP 18636991A JP 2645925 B2 JP2645925 B2 JP 2645925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却貯蔵庫の開口を開閉
自在に閉塞する扉を枢支するためのフレーム装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、食品を冷蔵、若しくは冷凍保存す
る冷却貯蔵庫は、家庭用の他、スーパーマーケットやコ
ンビニエンスストアにおける冷蔵庫、冷凍庫、冷凍冷蔵
ショーケース等として広く用いられている。この種冷却
貯蔵庫の開口は用途に応じて複層ガラス製若しくは断熱
材からなる扉によって開閉自在に閉塞されるが、これら
扉を回動自在に枢支するため、例えば特開昭47−97
88号公報に示される如く、冷却貯蔵庫の開口縁には金
属性のフレーム(該公報ではわく部材25と称してい
る。)が取り付けられる。
【0003】わく部材25の庫外側には、扉の磁気ガス
ケット47が密着する被覆板65が取り付けられると共
に、この被覆板65の裏側のわく部材25の溝78内に
は被覆板65への結露を防止するためのヒーター線18
0等を収納している。
【0004】係るわく部材25は所定の強度を要するた
めに通常アルミニウムの押し出し成形にて構成される。
その為、わく部材25の熱伝導は良好である。一方でわ
く部材25の庫内側は庫内の冷気に晒されて冷却される
ので、前記良好な熱伝導によって庫外側の温度も低下す
る。
【0005】即ち、被覆板65は扉開放時の庫内冷気と
わく部材25の熱伝導とによって冷却され、ヒーター線
180等はこれらの冷却に対抗するように70乃至80
W等の比較的大容量のものが採用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来構造では以下に述べる欠点がある。即ち、ヒーター線
180は被覆板65を加熱する一方で、わく部材25を
も加熱する作用を成しているものであるから、前述の如
くヒーター線180の容量を大なるものにしなければな
らず、電力消費が大きくならざるを得ない。また、この
ヒーター線180の発熱は、わく部材25を伝達し、わ
く部材25の庫内側で庫内に放射されるので、冷却貯蔵
庫の冷却作用に悪影響を与える問題もあった。
【0007】本発明は、係る従来構造の課題を解決し、
結露防止用のヒーター容量を削減しながら庫外側の結露
を良好に防止できる冷却貯蔵庫の扉用フレーム装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却貯蔵庫
(冷蔵庫1)の開口縁に取り付けられ、その開口を開閉
自在に閉塞する扉7を枢支するためのフレーム装置Fで
あって、このフレーム装置Fは、金属製の枠状フレーム
6と、このフレーム6の庫内側を被覆する断熱性カバー
44と、フレーム6の庫外側に設けられて扉7のガスケ
ットGが密接する金属性当たり板59と、この当たり板
59の裏面に当接するヒーター(第1のヒーター61)
と、この第1のヒーター61とフレーム6間に介設され
て当たり板59を保持すると共に第1のヒーター61に
当接する断熱性支持板55とを具備した構造としたもの
である。
【0009】
【作用】金属製フレーム6の庫内側は断熱性のカバー4
4によって被覆されているので、庫内の冷気から良好に
断熱され、フレーム6自体の熱伝導によるフレーム6庫
外側の冷却作用は小さくなる。また、当たり板59は断
熱性の支持板55にて支持されているのでフレーム6か
らの冷却は受け難い。更に、第1のヒーター61は当た
り板59のみを加熱するようになる。
【0010】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明を適用する冷却貯蔵庫としての
冷蔵庫1の斜視図、図2は扉装置2の一部切欠斜視図、
図3は図2のA−A線断面図、図4はフレーム装置Fの
上部縦断面の斜視図、図5は扉7の上部縦断面の斜視図
をそれぞれ示している。
【0011】冷蔵庫1は前方に開放する断熱箱体4の内
部に庫内としての貯蔵室5を構成しており、この貯蔵室
5内に図示しない冷凍装置から冷気を供給し、所定の低
温に維持するよう構成されている。扉装置2は、基本的
には断熱箱体4の開口縁に取り付けられた本発明のフレ
ーム装置Fと、このフレーム装置Fに垂直方向一側を回
動自在に枢支された2枚の扉7、7とから構成される。
図2で両扉7、7はそれぞれ上ヒンジ装置8、及び下ヒ
ンジ装置9によって所謂観音開き式に枢支されている
が、これら上下ヒンジ装置8、9のフレーム装置Fに対
する取り付け位置を扉7の他方の一側上下に変更し、扉
7の上下を反転することによってそれぞれ開放方向を変
更可能とされている。
【0012】この扉7は図2、図3及び図5に示すよう
に、アルミニウム製の枠状サッシュ11と、スペーサ2
0、20によって相互に間隔を存して保持された内ガラ
ス12A、中ガラス12B及び外ガラス12Cから成る
三重ガラスと、軟質樹脂製のガラスパッキン14と、亜
鉛ダイキャストから成り扉7の四隅に挿入された補強部
材としてのL字状コーナー補強金具15及び把手16に
て構成されている。サッシュ11の後面には複数の溝2
1、22、23及び24が形成されており、これらの溝
21、22、23及び24にシール用のガスケットGが
係合取付される。ガスケットGは硬質合成樹脂と軟質合
成樹脂の一体押し出し成形にて構成され、硬質の基部2
6及びそこから下方に突出した楔部27、基部26両側
の係合部28及び29と、軟質の袋状部30及びそこか
ら内方に延在する蛇複部31及び係合部29から内側へ
延在するヒレ32とを有している。袋状部30内にはフ
ェライトマグネットから成る磁石33が内蔵されてお
り、楔部27を溝23内に嵌合し、係合部28及び29
をそれぞれ溝21及び24に係合することによってガス
ケットGをサッシュ11に着脱可能に取り付ける。
【0013】サッシュ11の溝22内には扉7への結露
防止用の扉ヒーター35が収納されており、この扉ヒー
ター35をガスケットGの基部26から下方に突出する
ヒレ36にてサッシュ11側に押さえ付け、サッシュ1
1への熱伝導性を向上させている。また、係る構成によ
り、扉ヒーター35が断線した時でもガスケットGを外
せば扉ヒーター35は容易に交換できるようになってい
る。また、ヒレ32はサッシュ11後面を覆って内ガラ
ス12Aまで到達しており、これによってサッシュ11
を庫内冷気から遮断し、断熱効果を向上させている。
【0014】フレーム装置Fは、アルミニウムの押し出
し成形にて枠状に構成されたフレーム6を主体としてお
り、このフレーム6の外周縁に前方の庫外側に延在する
フランジ40が一体に形成されている。フレーム6の後
面外端、後端及び内端には被嵌合部41、42及び43
が形成されており、これら被嵌合部41、42及び43
に後方からカバー44の嵌合部45、46及び47がそ
れぞれ嵌合され、それによってフレーム6はカバー44
により被覆される。カバー44は塩化ビニル等の断熱性
合成樹脂から成り、枠状に構成されてフレーム6の後側
及び内側周囲全面、即ち庫内側面を被覆して取り付けら
れることにより貯蔵室5内の冷気からフレーム6を断熱
している。
【0015】フレーム6のフランジ40内方に位置する
前面にも複数の溝50、51及び52が形成され、更
に、フランジ40の基部内側にも溝53が形成されてい
る。この溝51、52に塩化ビニル等の断熱性合成樹脂
から成る支持板55の脚部56及び57を係合して、支
持板55をフレーム6前面に取り付ける。この支持板5
5の内端は外側へ折り返されて保持部58が構成されて
おり、この保持部58にステンレス製の当たり板59の
一端を挿入保持させて当たり板59を支持板55前面側
に保持する。この当たり板59裏側の支持板55前面に
は例えば容量20W等の低容量の第1のヒーター61が
介挿支持される。また、フランジ40基部の溝53には
例えば容量40W等の第2のヒーター62が挿入される
と共に、合成樹脂製の抑え具63を、その脚部64を溝
50に着脱自在に挿入係合してフレーム6に取り付け
る。抑え具63は、その外面によって第2のヒーター6
2を溝53内に押さえ付けると共に、内方に延在するヒ
レ66によって当たり板59の他端をフレーム6側に押
さえ付ける。これによって当たり板59を安定的に保持
すると共に、第2のヒーター62の断線時の交換を容易
にしている。
【0016】扉7が閉じられると、図3の如くガスケッ
トGの袋状部30は磁石33の磁力によって当たり板5
9に密着し、断熱箱体4の開口を封止する。また、この
時ガスケットGの蛇腹部31は支持板55に当接し、そ
このシール性を更に向上させている。
【0017】前記第1のヒーター61は当たり板59に
当接しているので、発熱すると当たり板59を直接加熱
し、これによって庫内冷気による当たり板59への結露
は防止される。この時、第1のヒーター61とフレーム
6間は第1のヒーター61に当接している支持板55に
よって断熱されているので、第1のヒーター61の発熱
によるフレーム6への熱影響は小さい。このように第1
のヒーター61は当たり板59のみを加熱するように構
成されているので、第1のヒーター61の容量を前述の
如く小さくしても当たり板59への結露を有効に解消す
ることが可能となると共に、第1のヒーター61に起因
する貯蔵室5の冷却作用に対する悪影響も少なくなる。
【0018】また、第2のヒーター62の発熱はフラン
ジ40へ伝導して行くが、一方で、フレーム6はカバー
44により庫内冷気から断熱されているので、フランジ
40への冷却作用も極めて小さくなっている。従って、
従来より小さい容量のヒーター(第2のヒーター62)
でもフランジ40への結露を解消することが可能とな
る。
【0019】ここで、前述の公報の如き従来の構造で
は、一つのヒーターがフレーム全体を加熱し、更にフレ
ームは庫内からの冷却にも晒されていたので約70乃至
80Wの大容量を必要としていたが、本発明によれば第
1及び第2のヒーター61、62を合わせてもこれより
小さい容量とすることができる。
【0020】更に、カバー44によるフレーム6の断熱
及び両ヒーター61及び62の配置によって、逆にこれ
らヒーター61、62の発熱及び庫外の温度による貯蔵
室5への悪影響も少なくなるので、冷蔵庫1の冷却能力
の向上も図ることができることになる。
【0021】尚、実施例ではガラスを有した扉を採用し
たが、それに限らず通常の鋼板製扉等であっても良く、
また、冷蔵庫に限らず冷凍庫、冷凍ショーケース等にお
いても本発明のフレーム装置は有効である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、金属製フレームの庫内
側を断熱性のカバーによって被覆しているので、フレー
ムは庫内の冷気から良好に断熱され、フレーム自体の熱
伝導によるフレーム庫外側部分の冷却作用及び庫外温度
による庫内への悪影響を抑制することができる。それに
よってフレームの庫外側を結露し難くすることができる
と共に、庫内の冷却作用の向上をも図ることができる。
【0023】ガスケットの当たり板は断熱性の支持板に
て支持されてフレームとの間は支持板によって断熱され
ているので、フレームからの冷却を受け難くなり、更
に、ヒーターは当たり板及び支持板に当接すると共に、
ヒータとフレームとの間は断熱性支持板によって断熱さ
れ、ヒーターは当たり板のみを直接加熱するので、当た
り板加熱用のヒーター容量の低減と当たり板への結露防
止の双方を同時に達成することができるものである。ま
た、支持板は当たり板の保持及びヒーターとフレームと
の断熱に兼用されているので、フレーム装置の構造の簡
略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の斜視図である。
【図2】扉装置の一部切欠斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】フレーム装置の上部縦断面の斜視図である。
【図5】扉の上部縦断面の斜視図である。
【符号の説明】
2 扉装置 6 フレーム 7 扉 44 カバー 55 支持板 59 当たり板 61 第1のヒーター F フレーム装置 G ガスケット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却貯蔵庫の開口縁に取り付けられ、前
    記開口を開閉自在に閉塞する扉を枢支するためのフレー
    ム装置において、金属製の枠状フレームと、該フレーム
    の庫内側を被覆する断熱性カバーと、前記フレームの庫
    外側に設けられ前記扉のガスケットが密接する金属性当
    たり板と、該当たり板の裏面に当接するヒーターと、該
    ヒーターと前記フレーム間に介設されて前記当たり板を
    保持すると共にヒーターに当接する断熱性支持板とを具
    備して成る冷却貯蔵庫の扉用フレーム装置。
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